中国の感染者渡航欧米へ揺さぶり「WHOも暗に非難」
2022.12.31

中国の新型コロナ感染急増 WHOは各国の水際対策に「理解」暗に非難も

WHO=世界保健機関は中国での新型コロナウイルスの感染急拡大を受け、一部の国が水際対策などを強化している動きに理解を示しました。

 WHOのテドロス事務局長は29日、「中国からの包括的な情報がないなか、世界の国々が自国民を守れると信じる方法で行動していることは理解できる」とSNSに投稿しました。

 30日から中国からの渡航者に検査を義務付けた日本のほか、アメリカなどでも進む水際対策強化の動きを指しているとみられます。

 テドロス事務局長は改めて中国での感染拡大に懸念を示し、中国に対し総合的なリスク評価のために症状の重さなどより詳細な情報を提供するよう呼び掛けました。
2022.12.31 07:31 | 固定リンク | 国際
国内不安定で米へ威嚇=習近平
2022.12.31

中国との軍事協力強化を表明 プーチン氏、習氏訪問に期待 国内不安定米へ威嚇 コロナ解除で欧米へ揺さぶり=習近平

 ロシアのプーチン大統領は30日に中国の習近平国家主席とオンライン形式で会談、ウクライナ侵攻などを巡る欧米の圧力に対抗し両国間で軍事協力を強化していく考えを示した。来春に習氏のモスクワ公式訪問を期待していると述べ、エネルギーや貿易など経済分野を含めた今後の連携強化に強い期待感を表明した。国営テレビが一部を中継した。

 会談冒頭でプーチン氏は、厳しい対ロ制裁を科し続ける欧米が「不法に露骨な圧力をかけている」と非難。中ロの戦略的パートナー関係は国際秩序安定にとって重要性を増しているとし、中ロの軍事的協力が「両国の安全保障と地域の安定を確実なものにする」と述べた。

2022.12.31 07:21 | 固定リンク | 国際
再使用ロケット実験か?
2022.12.31

各地で「謎の光」目撃情報…上空に突然、地上へ降り注ぐような光

 30日午後6時過ぎ、国内の各地で夜空に浮かぶ円すい状の光が目撃され、「謎の光を見た」との情報がツイッターに相次いで投稿された。ロケットの噴煙が光って見えた可能性がある。

 目撃情報は九州地方のほか、近畿や四国、関東からも投稿された。いずれも、上空に突然、地上へ降り注ぐような光が現れて、ゆっくりと消えていったという。

 動画を投稿した宮崎県延岡市の女性会社員(31)は「驚いてすぐに撮影した。福岡県や兵庫県からも『見た』と返信があった」と話した。

 投稿された動画について、たちばな天文台(宮崎県都城市)の蓑部樹生台長は、「下に広がる形の特徴から、ロケットの噴煙に日光が当たって光ったのではないか」と話した。
2022.12.31 07:12 | 固定リンク | 化学
最凶ヒグマが返り討ちに!
2022.12.31

65頭を襲った最凶ヒグマが返り討ちにあい逃走…!北海道厚岸町に「OSO18」に勝った牛がいた!

19年7月に北海道標茶町(しべちゃちょう)オソツベツの牧場で初めての被害が確認されて以来、この4年半の間にOSO18は少なくとも65頭の牛を襲ってきた。被害総額は2000万円を超え、各地の牧場では電気柵などの対策のために多額の費用が投じられている。地元では捕獲作戦が進められているが、OSO18は知能が高く警戒心も強いため、なかなかその姿が捉えられない状況が続いている。

その被害の多さと神出鬼没ぶりから”最凶のヒグマ”とも呼ばれるOSO18だが、実は必ず牛の襲撃に成功しているわけではない。標茶町の隣町である厚岸町上尾幌では、乳牛を襲撃しようとして逆に返り討ちにあっていたことが本誌の取材で明らかになった。

厚岸町で久松牧場を営む久松昭治さんが明かす。

「あれは今年の8月20日のことです。朝6時頃、うちのお母ちゃん(久松さんの妻)がいつものように牧場に出ると、搾乳の時間になっても戻ってこない牛がいることに気づいたんです。放牧地を探すと、1頭の乳牛が立ちすくんでいた。生後24ヵ月、体重500kg程度のリオンという牛です。リオンの両肩には、鋭い牙の痕が刻まれていて、また、ぬかるみを引きずられたのか全身泥だらけでした。襲われた時間は正確にはわかりませんが、リオンの体についた血や泥の乾き具合から見て、夜中だと思います」

久松さんの牧場では基本的に乳牛の角を切り落とさないため、リオンには先端が鋭く尖った角が生えている。その角に、ゴワゴワとした茶色の毛が残っていたという。

「鬼の角のようなイメージですね。その左の角に3本、毛が残っていたんです。DNA鑑定の結果、OSO18の毛だと特定されました。おそらく、リオンは横からオソに噛まれた拍子に首を振って抵抗したんだと思います。リオンはもともと気の強い牛ですからね。あの太い首と鋭い角で反撃されたら、いかにオソといえどアバラくらい折れているはずです。

実際、例年は9月頃まではOSO18による被害が出ますが、今年はリオンを襲撃して以降、ぱったりと姿を現さなくなった。オソにとって反撃されたのは初めてだったんでしょう。これに懲りて牛を襲うのは諦めてくれればいいんだけどね……」

久松さんは牧場主でありながら、その道30年のベテランハンターでもある。これまでにヒグマを仕留めた経験もある久松さんは、OSO18への思いをこう語る。

「オソが目の前に出てきたら撃ちたい。うちの牛が襲われた今、その気持ちは強くなっています。ただ、クマは夜中に行動するのでなかなか見つけられないのが現実です。そもそも、夜中だと真っ黒なクマはどこにいるかわからず、非常に危険ですからね。

道内各地からハンターが派遣されていますが、よそ者にオソを獲られたくないという思いはありません。むしろ、誰でもいいから獲ってほしい。個人的には、本気で駆除したいのであれば、オソには懸賞金をかけるべきだと考えています。そうして全国からクマ撃ちの猛者を集めるしかない。それくらいのことをしないと、オソほどの賢いクマを獲ることはできない」

このまま時間が経てば経つほど、OSO18の子供の出現など、危険性は増すと語る久松さん。牧場の牛たちは襲撃以来、OSO18に怯えながら暮らしているという。

「リオンは元気ですが、いまだに傷は完治していません。他の牛たちも、放牧しても群れで体を寄せ合って離れないことが続きました。おそらく、リオンがオソに襲われたことを知っているので、怖がっているのでしょう。恐怖を抱いているのは、私たち家族も同じです。お母ちゃんも息子も、オソが現れたとみられる場所には一切行こうとしません。どうしても行かなければいけない場合は、大声を出しながら向かっています」

当然のことながら、強いストレスは乳牛に様々な悪影響を及ぼす。襲われた65頭だけでなく、見えない被害は確実に広がっているのだ。地元の人々が安心して酪農を営むためにも、一刻も早い問題解決が待たれる。
2022.12.31 07:04 | 固定リンク | 国内
コインロッカーで「生首発見」
2022.12.31

東京駅コインロッカーで「生首発見」 犯人どころか、被害者の身元すら不明の“未解決事件”になった理由とは

 2015年5月31日、「東京駅で生首発見」という一報が流れた。

 ところが、この時発見されたのは首だけではなかった。JR東京駅丸の内南口改札付近のコインロッカーに無施錠の状態で放置されていたキャリーバッグから、高齢女性の遺体が発見されたのだ。「東京駅コインロッカー内死体遺棄事件」である。

 東京駅という大都市の中心で起きた事件だけに、当時、捜査に当たった捜査員らは、被害者の身元はすぐに判明して、犯人も割り出されると思っていたという。だが未だに犯人の影が掴めないどころか、被害者の身元すらわかっていない。なぜこの事件は未解決事件となっているのか。「遺棄された場所が“無施錠のコインロッカー”と“東京駅”だったことが、その謎を深めた」と、元捜査関係者T氏は語る。

キャリーバッグから発見されたのは腐敗した高齢女性の遺体
 キャリーバッグが発見されたのは、事件発覚より1か月以上も前にさかのぼる4月26日の午前9時40分頃。丸の内南口のコインロッカーの中に入れられていた黄色のキャリーバッグを、点検していた職員が発見。コインロッカーには鍵がかかっていなかったため、回収して駅構内にある一時保管庫に移した。

「通常、コインロッカーの利用期限は3日間。金を入れて鍵をかければ、3日間は開けられることはない。無施錠で荷物が置かれている場合、不正使用、不法投棄とみなされるため、中身を確認すべきだった。だが中身はチェックされなかった。それが犯人に幸いした」とT氏は語る。

 保管庫での保管期限は1か月。保管期限が過ぎ、中を確認するためバッグが開けられた。入っていたのは女性の遺体だった。身長140cmほどのやせ形。推定年齢70歳ほどの高齢女性が、縦73cm、横53cm、厚さ27cmの古いタイプのキャリーバッグに体を丸めた状態で押し込まれていた。遺体はカーディガンを羽織っていたが、すでに半分近くが腐敗していたという。

 だが腐敗臭はしなかった。

「本来あの臭いは独特で強烈だ。鼻についたら、鼻の穴に何度、石鹸を突っ込んで洗っても取れない。今でも何かの拍子に思い出すことがあるほどの臭いだが、この事件ではキャリーバッグがしっかり密閉されていたのか、保管庫が暗くて涼しかったのか……」(同前)

 司法解剖の結果、遺体に殺人と断定できる外傷はなかったが、殺人の可能性も否定できなかった。死因がわからなかったためだ。

「解剖の結果、刺されたり、殴られたり、首を絞められた痕跡は見つからなかった。毒物による殺害や、溺死でもない。ただ口を塞いだり、濡れたタオルを顔にかぶせて窒息させた可能性や餓死の可能性もある」(同前)

 キャリーバッグに押し込められたのがいつなのか、老女が健康だったのか寝たきりだったのか。

「寝たきりなら床ずれの痕などでわかるが、腐敗していたためそれもわからない。指紋すら採れなかった」(T氏)

 はっきり残っていたのは、一部が欠けているか入れ歯だった歯形だけだ。

最大の謎は「なぜコインロッカーに鍵を閉めなかったのか」
 なぜ犯人はコインロッカーに鍵を閉めなかったのか。「この事件の最大の謎はそこだ」とT氏はいう。

「犯人がずさんだったのか、無施錠ならすぐに回収されると知らなかったのか。そこに意図があったのかはわからない。遺体を早く見つけてほしかったのではと報じるメディアもあったが、東京駅とその周辺には数多くの防犯カメラが存在する。早く見つかればそれだけ自分が犯人だとバレてしまう。どこまでも足取りを追跡されるだけだ」(同前)

 実際には、事件発覚まで1か月というこの時間が、解決をさらに難しくした。理由は、東京駅とその周辺に山ほど設置されていた防犯カメラだ。捜査員たちは、その映像から犯人特定は時間の問題だと踏んでいた。捜査員らは片っ端から防犯カメラの映像を調べたという。だが、どのカメラにも事件当日の映像は何一つ残っていなかった。ビデオ映像はすでに上書きされていたのだ。

「当時、鮮明な映像なら残存期間は10日間ほど。荒い映像でも長くて3週間だった。東京駅近くのビルの防犯カメラがもっとも長く残っていたが、それも3週間足らず。1か月も前の映像は、どの防犯カメラのビデオにも残っていなかった」(同前)

 捜査員の中には「1回ぐらいの上書きなら再現できるのではないか」という者もいたが、上書きされた映像は戻せなかった。犯人の特定どころか、足取りすら掴めない。犯人が戻ってきて、コインロッカーを確認したかどうかすら不明だった。東京駅周辺では、遺棄された時間帯を含めて行き交う人々に聞き込み捜査を行い、情報提供を求めるチラシも配ったが、事件に結びつく有力な情報は得られなかった。

 キャリーバッグの中からは、他に黒いイヤホンと埼玉県内のパチンコ店のタオルが発見された。捜査員たちは、このタオルをもとにパチンコ店の客を中心に聞き込みを行ったが、キャリーバッグの目撃情報も不審人物の情報もなかった。

 犯人ではなく、被害者本人が客として利用していた可能性もある。年齢からすると、すでに年金受給者の可能性が高い。パチンコ店を中心に半径7キロほどの範囲を中心に行方不明の年金受給者がいないか。歯形についても埼玉県だけでなく、東京と埼玉の間の沿線にある歯医者に、被害者の歯形を照会したが、いずれも該当するような人物は見つからなかった。キャリーバッグや着用していた服の購入先を調べたが、こちらも不明のままだ。

「実は遺骨遺棄が多い」東京駅、犯人は近郊に住む身内説が濃厚か
 犯人の動機は何だったのか。T氏は「犯人が日本人という前提だが、未だに所在不明等の届け出が出ていないことから、老女がもらっていた年金を不正に受給しようとした家族や同居人等の身内の犯行ではないか、という線が濃厚だった」という。

「自宅で亡くなったのなら、そのまま放置するか、臭いが出ないように何らか処理を行うほうが見つかる可能性は低い。年金受給の継続が目的なら、遺棄するほうが発覚する確率は高くなる。遺体を手元に置いておきたくなかった、葬儀ができなかったとしても、なぜ発見されやすい東京駅のコインロッカーを選んだのか。遺棄するにしても場所は他にもあったはずだ」(同前)

 捜査員らにとって、そこが不思議だったのだ。

 わざわざキャリーバッグに入れ、東京駅まで移動させたことを考えると殺人ではないか。殺害したが遺体の処理に困り、東京駅のコインロッカーに遺棄。無施錠だったのは、鍵をかける金がなかったのではないかとも考えたが、鍵をかける金がなかったなら、電車賃はどうしたのか。そもそも犯人はどこからどうやって東京駅まで移動してきたのか。

 次々と疑問が出てきたという。

 そもそも犯人はなぜ東京駅に遺棄したのか。「実は東京駅は、遺骨を遺棄されるケースが他の駅より多い」とT氏は話す。T氏が知るだけで、1年に3件発生した年もあった。東京駅が日本の玄関口だからだ。

 ここには電車、新幹線、地下鉄、バス、タクシーとあらゆる交通手段があり、東京駅からどこへでも行ける。

「例えば、これが渋谷や新宿なら、その周辺に何らかの縁があったと考えて捜査するが、東京駅は別だ。もしかすると地方から、遺体を運んできたかもしれないし、旅行途中で亡くなった旅行者だったのかもしれない。日本人でないのかもしれない」(同前)

 捜査範囲が広がりこそすれ、狭まることはなかったとT氏は当時を振り返るが、「人間の心理として、遺体の入ったキャリーバッグを持ったまま長く歩きたくはないはずだ。東京駅にアクセスしやすい、そう遠くない所に住んでいる身内の犯行でないか」。

 捜査本部は2015年10月、被害者を知っている人が気づくのではないかと遺体の顔を復元した写真を公開した。専門家が遺体のデータをもとに頭蓋骨の模型を作成し、そこに樹脂で肉付けして顔を再現するという「復顔」を行ったのだ。この写真を用いて、情報提供を求めるポスターやチラシも作成された。チラシは東京駅周辺だけでなく、パチンコ店周辺にある市の町内会の回覧板でも回されたというが、残念ながら解決につながる情報は寄せられなかった。

 死体遺棄事件の公訴時効は3年。すでに時効は成立しているが、殺人の可能性は否定できない。警視庁では、現在も殺人事件として情報の提供を求めている。捜査の進展を願うばかりだ。
2022.12.31 06:47 | 固定リンク | 事件/事故

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