中国の宇宙開発クラウドの時代へ!
2022.12.20
ロケットクラウド実験中


中国の次世代宇宙ロケットは再利用型に?計画を軌道修正か

2016年に中国の国有ロケット開発会社である中国運載火箭技術研究院(CALT)は「長征9号」の設計開発をスタートした。この次世代大型ロケットはNASAのSpace Launch System(SLS)に似通ったデザインで、コアステージの脇をブースターが固める完全な使い捨て型のロケットになることを想定していた。

長征9号は推進剤にケロシンを用いるなど、SLSとはまったく違うところもあるが、基本的な考え方は共通するように見える。宇宙飛行士を月へ送り届けるための端末の超重量級ロケットとして、2030年までに完成、打ち上げを目指していた。

ところが、米国では民間のSpaceXが、完全に再利用可能なコンセプトのもとでStarshipの開発を押し進めて完成に近づきつつあるのを見て、中国も再利用可能ロケットの可能性に関する計画を立ち上げているようだ。

CALTの総設計部長Liu Bing氏は、中国南部で開催中の珠海航空ショーで中国中央電視台(CCTV)のインタビューに応え、最新のロケットの計画について、使い捨てを想定した長征9号に対し、新しい方向性の計画があることを確認した。

そのうえで次世代ロケットがサイドブースターを持たない、高さ108m、直径10m、重量4180トンの3段式ロケットになり、地球低軌道には150トン、月遷移軌道(LTO)で50トン、火星遷移軌道には35トンの物資を輸送する能力を持つと説明した。またその最初の試験飛行は2030年ごろを予定しているという。

ただ、次世代ロケットはまだ最終的な設計を確定していないとも述べ、最適な開発パスを追求する中で設計に変更を生じる可能性も高いとした。また非公式ながらケロシン燃料でなくメタン燃料を採用したバージョンの計画もあり、こちらは2035年までに完成する可能性があるとした。

中国当局は最近、ケロシン燃料を使用する非常に強力なロケットエンジン「TF-130」の燃焼テストを実施した。これは当初、長征9号に搭載されると考えられていたものだが、再利用可能な方向に進路を変えたロケット開発の流れのなか、このエンジンが適用されるかどうかは不透明になりつつある。

珠海航空ショーでは、長征5号Dengyue(月面着陸)または長征5号Gなどと呼ばれる新しいロケットも展示されている。こちらは27トンのペイロードを月面に着陸させる能力を持ち、有人宇宙船と着陸用スタックを別々に月軌道に送り込む能力を持つという。これによって2人の宇宙飛行士が月面着陸できるようになるとのことだ。

ちなみに、NASAやその他の宇宙機関は通常、打ち上げたロケットが大気圏に再突入する際、再突入で燃え残った残骸が都市部に落ちたりするなどの被害をおよぼさないよう制御している。

しかし中国は現行の使い捨て型ロケット長征5号Bの運用において、これまでに複数回、軌道からロケットを無制御で大気圏に落下させている。先日も落下ルートの下にあたる欧州諸国が、万が一に備えて空域閉鎖などの対応を余儀なくされている。
2022.12.20 23:01 | 固定リンク | 化学
バーチャル・ガールズ・グループ
2022.12.20

K-popはここ数十年で世界のメインストリームに躍り出た。いまや韓国で最も収益性の高い、影響力のある輸出項目の1つとなっている。

こうした中、K-pop業界は未来を見据えて動き出している。

K-popエンターテイメント企業のうち4社がバーチャル事業に多額の投資を行っており、2022年に最も稼いだK-popグループのうち少なくとも5組はバーチャル・キャラクターやデジタル空間のメタバース・プラットフォームを持っている。

非の打ちどころがないバーチャル・ガールズ・グループの誕生は今後、人間のファンやスターにどんな影響を与えるのだろうか。
2022.12.20 21:09 | 固定リンク | エンタメ
サンタが街にやってきた!世界各地から目撃情報寄せられる
2022.12.20

クリスマスを週末に控え、各地でサンタクロースの目撃情報が相次いでいる。はたして今週サンタはどこに現れたのだろうか。東京からも情報が寄せられた。
2022.12.20 20:03 | 固定リンク | 国際
熱狂から一夜、W杯優勝のアルゼンチン
2022.12.20
熱狂から一夜、首都に大量のごみ W杯優勝のアルゼンチン

サッカーのワールドカップ(W杯)カタール大会でアルゼンチン代表が優勝し、国民が歓喜に沸いた翌日、ブエノスアイレスでは、通りに残された大量のごみを片付ける清掃員の姿が見られた。

2022.12.20 19:48 | 固定リンク | スポーツ
キーウでツリー点灯 「子どもからクリスマス奪わせない」
2022.12.20

 ウクライナの首都キーウで19日、高さ12メートルの人工のクリスマスツリーの除幕式が行われた。ビタリ・クリチコ(Vitali Klitschko)市長はお披露目に際して、「子どもたちからクリスマスを奪わせない」と力を込めた。

 キーウではこの日も重要インフラ施設を狙った攻撃があったが、氷点下の寒さの中、数十人の市民が聖ソフィア大聖堂(Saint Sophia Cathedral)の隣に設置されたツリーを見に集まった。

 ツリーは、ウクライナ国旗に使われている黄と青のライトで照らされ、てっぺんには国章の三つまたのほこが飾られた。

 ウクライナでは正教会の伝統で1月7日がクリスマスとされるが、世論調査では12月25日に祝うことに賛同する割合が増えている。

 市はロシア軍の攻撃で電力網が破壊されていることから、当初はツリーの設置は中止する予定だった。しかし、使い古しの装飾を再利用し、ディーゼル発電機で豆電球を点灯させることにした。

 クリチコ市長は「ロシア人は市民から普通の生活を奪おうとしているが、クリスマスと新年という一年で最も大事な祝日を子どもたちから奪わせるわけにはいかない」と強調。これは「不屈のウクライナを象徴するクリスマスツリーだ」と述べた。
2022.12.20 15:55 | 固定リンク | 戦争

- -