悪名高き傭兵「ワグネル」半数が死亡
2022.12.12
ワグネル拠点の攻撃に成功、傭兵の半数が死亡──ルハンシク州知事
ロシアの悪名高い民間軍事会社がウクライナの攻撃で破壊され、傭兵の半数が死亡したと、ロシアが支配するルハンシク州の知事。プーチンにさらなる打撃を与えた。
12月11日にウクライナから発信された情報によると、ロシアの著名な傭兵集団の本部が攻撃によって壊滅的な被害を受けた。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はウクライナ侵攻によって窮地に陥っているが、この事件はさらなる打撃になりそうだ。
攻撃されたのは、ルハンシク州カディフカ市に本部を置く民間軍事会社ワグネル・グループ。この情報を発表したルハンシク州のセルヒイ・ハイダイ知事によると、ワグネルが拠点にしているホテルがウクライナ軍に攻撃され、グループに属する民間軍事請負業者(PMC)の被害は大きく、半数が死亡する見込みだという。
BBCの報道によると、ワグネルはロシア政府の命令で動く国家支援の傭兵組織であり、数々の戦争犯罪や虐待で告発されたことがある。ワグネル所属の傭兵は長年にわたり、クリミア、シリア、リビア、マリ、中央アフリカ共和国など内戦の渦中に派遣されている。
プーチンの側近で、ワグネルの責任者であるロシアのオリガルヒ、エフゲニー・プリゴジンは、攻撃の後、自分も息子のパベルはホテルにいなかったことを確認した。
本誌は独自に情報の詳細を確認することができなかったため、ロシア当局にコメントを求めた。
オデーサ周辺に猛攻
ウクライナの最東端に位置するルハンシク州は、ロシアと長い国境を接しており、ドネツク州とともにドンバス地域を構成している。ロシア政府は怪しげな証拠に基づいて、この地域でロシア民族が迫害されていると主張し、ウクライナ侵攻の根拠としてきた。
9月末にロシアはドンバス地域と他の2地域を正式に併合したが、国際的にはほとんど認められていない。
ここ数週間、ウクライナ戦争は激化している。オデーサなどの南部の都市はロシアのインフラ攻撃にさらされ、住民は冬の始まりの時期に、長時間にわたる停電を耐え忍ぶことになった。
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は11日に声明を発表し、ロシア軍による夜間のインフラ攻撃のせいで、オデーサ周辺が停電し、住民およそ150万が影響を受けていると非難した。その一方で、攻撃に使用されたイラン製無人機の大半を撃墜したとも報告した。
「ロシアのテロリストはオデーサに対して、(イラン製の)シャヘド無人機を全部で15機を使用した」と、ゼレンスキーは説明した。「10日の夜、一挙に攻撃した。これがオデーサおよびその住民に対するロシアの真のやり口だ。住民に対する意図的ないじめであり、街に災いをもたらそうとする計画的な試みでもある。だがわが国の空の守り手は、ドローン15機のうち10機を撃墜することができた。よくやった!」
復旧の見通しについて、ゼレンスキーや他のウクライナ政府高官からの予測はまちまちだが、ロシアの攻撃が激しいため、この地域の電力網の修復には通常より時間がかかると一般に予想されている。
読売テレビ諸國沙代子アナ
2022.12.12
読売テレビスタッフがカバン紛失 「大阪ほんわかテレビ」「ベストヒット歌謡祭」などの素材紛失
読売テレビは12日、スタッフが番組編集用の映像素材が入った記録媒体を10日に紛失したことを発表した。
10日早朝に番組スタッフが電車内で記録媒体が入ったカバンを紛失し、警察に遺失物届を提出。「電車内で居眠りをしていたところ盗難された可能性が高い状況です」と説明した。
記録媒体は個人所有のもので、「大阪ほんわかテレビ」のロケ素材とスタジオ収録素材、「ベストヒット歌謡祭直前バズリ動画で徹底解剖SP」のスタジオ収録素材とMV素材、「カミオト-上方音祭-2022」のロケ素材が保存されていた。記録媒体にはロックがかかっていなかったという。
同社では番組映像素材を社外に持ち出す際、個人所有の記録媒体の使用は禁止されていたが、今回ルールが守られていなかった。現在、番組出演者など関係先に事情を説明し、謝罪を行っている。
同社は「番組制作にご協力いただいた皆様、関係者の皆様に深くお詫びいたします。番組映像素材に関する社内ルールの徹底や管理の適正化を図り、再発防止に努めてまいります」とコメントした。
月面着陸船打ち上げ成功「ispace」
2022.12.12
月面着陸船打ち上げ成功 東京のベンチャー、民間初の月を目指す
宇宙ベンチャー「ispace(アイスペース)」(東京都)は11日、独自開発した月着陸船を米フロリダ州のケープカナベラル宇宙軍基地から米スペースXのファルコン9ロケットで打ち上げた。着陸船は予定の軌道に投入され、打ち上げは成功した。
月面への到着は約5カ月先で、成功すれば日本初かつ世界初の民間による月面着陸になる可能性がある。
着陸船が目指すのは、月の表側にある「氷の海」と呼ばれる場所だ。宇宙航空研究開発機構(JAXA)とタカラトミーが開発した探査ロボット「SORA―Q」や、アラブ首長国連邦の月面探査車などを搭載。探査ロボは大ヒットしたタカラトミーの変形ロボ「トランスフォーマー」から着想しており、月面に降りて撮影し、画像データを地球に送る。
アイスペースは、宇宙で採取した物質の所有権を民間企業などに認める「宇宙資源法」に基づく初の許可を11月に受けた。着陸船が撮影した月の砂の所有権を米航空宇宙局(NASA)に移転し、世界初の月資源の商取引を目指すという。
当初は11月28日に打ち上げる予定だったが、ロケットの点検で延期していた。
日本の月面探査では、国際月探査「アルテミス計画」の第1弾で同16日に打ち上げた米国の大型ロケットに搭載されたJAXAの探査機「オモテナシ」が、日本初の月面着陸を目指したが断念した。JAXAは2023年度にも月面のピンポイント着陸を目指す探査機「SLIM(スリム)」の打ち上げを予定しているが、アイスペースの着陸が先になる可能性がある。
民間の月着陸を巡っては、19年にイスラエルの探査機が世界初を目指すも失敗。米企業も今後、月着陸船の打ち上げを予定しており、どちらが先になるかは「わからない」(アイスペース)という。
司法試験合格の「小室夫妻年内帰国」
2022.12.12
「小室さん夫妻」一時帰国でも里帰りは「針のむしろ」となるか
米ニューヨーク州の司法試験に3回目で合格した小室圭さん。妻の眞子さんと共に、年内に一時帰国する可能性が“少しだけ”高まっていることはすでにお伝えした通り。帰国となれば、眞子さんは両親である秋篠宮さまご夫妻に報告を兼ねて面会することになるわけだが、その際に圭さんは同席を許されるのか――。後編では、宮内庁が警戒する一時帰国プランについてレポートする。
「小室さん夫妻は去年の11月に渡米しました。当時は1回目の試験に不合格となり、2回目の司法試験を前にしており、年末に一時帰国するというのは現実的ではありませんでした。しかし今回は見事に合格を果たし、来年から弁護士としての業務がスタートするということで、クリスマス休暇のあたりはリラックスするにはちょうど良い頃合いだと見られてきました」
と、担当記者。
「1年余の異国での生活を報告するために里帰り帰国するという風に取り沙汰されてきたのですが、その可能性が少しだけ高まってきたと宮内庁は受け止めているようです」(同)
仮に帰国した際に一番の焦点となるのは、眞子さまと秋篠宮ご夫妻との面会だという。
圭さんが同席できるか
「もう少し踏み込んで言うと、そこに圭さんが同席できるかという点が注目されますね。去年の結婚のあいさつでは面会が叶いましたが、その後に、秋篠宮さまの肉声を収めた書籍『秋篠宮』(小学館)が長年取材してきたジャーナリスト・江森敬治氏によって発表されました。そこには圭さんや母・佳代さんにとって耳が痛いことも記されていましたね」(同)
具体的には、佳代さんと元婚約者との間の借金トラブルはあくまでも小室家の問題であるとか、2人の結婚について国民の理解が得られていないことについて丁寧な説明をすべきではないかと圭さん側に幾度となく話をした……などといったことだ。
「秋篠宮さまがあそこまで肉声を明かされた背景には、圭さん側が早い段階でわかりやすく丁寧に疑問を持たれていることについて説明していれば、ここまで国民の反感を買うこともなかったのではないかというお気持ちがあるからだと拝察されます」(同)
これに加えて、
「一連の小室さん問題で、皇室への国民の信頼も失われたという意識をお持ちなのでしょう。その一方で、圭さん側があの書籍を読んだのかはわかりませんが、書かれている内容が耳に入っていないはずはないと思います」(同)
気まずい間柄に
つまり、その後に何らかの調整や歩み寄りのようなものがないならば、かなり気まずい間柄になってしまっているということになる。
小室さんからすれば、自分を好ましく思っていない義父母のところに顔を出すのはなかなか辛いことかもしれない。しかも気の毒ながらその行動は逐一報道される可能性が極めて高い。そうなると余計に針のむしろである。
「そうですね。しかし圭さんが同席しない・できないとなるとそれはそれで物議を醸す可能性はありますが……。11月30日の誕生日に際しての会見でも、圭さんへの質問は一般人ということで設定されず、眞子さんに関する質問について秋篠宮さまは回答を避けられました。眞子さんからの要望があり、それに従ったと説明されていましたが、圭さんや小室家側につながりそうな話題についてはご自身としても避けようとされているようにうかがえました」(同)
パートナーの実家に行くと肩身が狭い。そんな立場の人は世間にも少なくない。果たして小室さん夫妻はどのような行動を取るのだろうか。