「あれで負けないのすごい」元大関・朝乃山
2023.05.28



朝乃山が剣翔を寄り切り白星締め 9場所ぶり再入幕の土俵は12勝…夏場所千秋楽

◆大相撲 ▽夏場所千秋楽(28日、東京・両国国技館)

 大関で東前頭14枚目の朝乃山(高砂)が、西同15枚目・剣翔(追手風)を寄り切って白星で締めた。立ってすぐ得意の右を差して左上手もつかんだ。1度は上手が切れたが、再び取って万全の形で勝負を決めた。

 9場所ぶりに再入幕を果たした朝乃山は序盤から白星を重ね、11日目終了時点で1敗をキープ。堂々トップ争いを演じていた。だが12日目に関脇・大栄翔(追手風)、13日目には横綱・照ノ富士(伊勢ケ浜)と三役以上の力士に連敗するなどして賜杯は逃したが、元大関の意地を十分に見せた。

■幕内復帰場所を12勝3敗で終える

 大相撲夏場所千秋楽(28日、両国国技館)元大関で東前頭14枚目の朝乃山(29)は西前頭15枚目の剣翔(31)を寄り切って12勝目。白星で幕内復帰の場所を締めた。

 朝乃山は約2年ぶりとなる幕内の土俵で初日から白星を積み重ねていた。中日は東前頭11枚目の北青鵬(21)に下手投げを食らって初黒星を喫したが、9日目から3連勝。12日目に関脇大栄翔に、13日目は横綱照ノ富士に連敗したが、14日目は小結正代(31)との元大関対決を制していた。

■【夏場所】朝乃山が12勝目 優勝争いにも「上位では全く通用しない」と反省

 自らに〝ダメ出し〟だ。大相撲夏場所千秋楽(28日、東京・両国国技館)、元大関の幕内朝乃山(29=高砂)が幕内剣翔(31=追手風)を力強く寄り切って快勝。12勝3敗で15日間を終えた。

 今場所は幕内力士として2年ぶりに相撲を取り、連日大入りとなったファンから多くの声援を受けた。「負けたくないプレッシャーはあったけど、土俵に上がったら声援が力になった。楽しくというか、思い切って相撲が取れた」と充実感を口にする一方で「自分は幕内で(過去最高は)12番しかないので。もう1番、2番は勝ちたかった」と悔しさものぞかせた。

 幕内下位ながら星を伸ばし、後半は上位力士とも対戦。しかし、横綱照ノ富士(伊勢ヶ浜)や関脇大栄翔(追手風)には完敗を喫した。大幅な番付上昇が予想される来場所へ向けて「課題はいっぱいあるので、言ったらキリがない。来場所が勝負。(今のままでは)上位では全く通用しないと思うので」とさらなる成長を誓った。

■朝乃山は三賞受賞ならず 佐渡ヶ嶽審判部長「元大関なので13勝はほしい」

 大相撲夏場所千秋楽の28日、東京・両国国技館で三賞選考委員会が開かれた。幕内明生(27=立浪)は殊勲賞(初)、関脇霧馬山(27=陸奥)は技能賞(3回目)、関脇若元春(29=荒汐)は同じく技能賞(初)を受賞した。敢闘賞は対象者がいなかった。

 一方で、1年半ぶりに幕内復帰を果たした朝乃山(29=高砂)の三賞受賞はならなかった。今場所は終盤まで優勝争いに絡み、14日目終了時点で11勝3敗。敢闘賞の候補に挙がったものの「元大関ということもあるので、13勝はほしい。力のある力士」(佐渡ヶ嶽審判部長)などの理由で見送られた。

 三賞は関脇以下で優秀な成績を残した幕内力士が対象。受賞者には賞金200万円が贈られる。

■「あれで負けないのすごい」元大関・朝乃山、土俵際の逆転劇に館内騒然 元関脇・琴勇輝の北陣親方「よく残して これも大相撲の一つの面白さ」朝乃山の逆転劇

◇十一日目◇24日◇東京・両国国技館

 元大関の前頭十四枚目・朝乃山(高砂)が前頭六枚目・明生(立浪)に逆転の突き落としを決め、今場所2桁勝利となる10勝目を挙げた。白熱した一番に、ファンも「あれで負けないのすごい」「最後 バックドロップ」と大興奮した。

 立ち合い左上手を取って両手で抱え込んだ朝乃山。対する明生はもろ差しになると、一気に寄って攻めていった。押された朝乃山は土俵際でピンチを迎えるが、粘って残すと突き落としを決め、10勝目の勝ち星を挙げた。惜しくも敗れた明生は3敗目を喫した

 取組を受けて、元関脇・琴勇輝の北陣親方は「真っ向勝負できましたね。しっかり立ち合い踏み込んで。いいところに入れましたから、これで明生は一気に出ようと頭の中で描いたんだと思います」と指摘。続けて「朝乃山もよく残して、いい相撲でしたね」と勝った朝乃山を称賛すると、「タイミングが合うとこういう風に逆転が起きる。これも大相撲の一つの面白さ」と語った。

 朝乃山の逆転劇に、ABEMAを視聴していたファンからも「やはり強し」「あれで負けないのすごい」「よく勝てたな」「最後 バックドロップ」と興奮気味のコメントが相次いで寄せられた。
2023.05.28 18:30 | 固定リンク | スポーツ
ベラルーシのルカシェンコ大統領「危篤」
2023.05.28



露同盟国ベラルーシのルカシェンコ大統領が「危篤」、入院情報も…10日以降姿を見せず

 ロシア議会下院の幹部は14日、ロシアのウクライナ侵略を支援する同盟国ベラルーシのアレクサンドル・ルカシェンコ大統領(68)が「病気を患っている」と露独立系ニュースサイトの取材に対して認めた。病名は明らかにしなかった。ベラルーシの複数の独立系メディアは13日、ルカシェンコ氏が入院したとの情報を詳細に伝えた。

 ルカシェンコ氏は14日に首都ミンスクで開かれた式典を欠席した。9日にはモスクワで旧ソ連の対独戦勝記念日の式典に出席したものの、プーチン露大統領との食事会を欠席して帰国していた。10日以降、公の場に姿を見せていない。
2023.05.28 06:11 | 固定リンク | 戦争
ロシアの情報収集艦攻撃
2023.05.28
ロシアの情報収集艦「イワン・フルス」

ロシア艦に無人ボート攻撃か

 ロシア国防省は24日、黒海艦隊の情報収集艦「イワン・フルス」に対し、ウクライナ軍が無人ボート3隻で攻撃を試みたと主張した。

 その様子とされる動画も公表した。無人ボートは火器で破壊されたという。現場はボスポラス海峡の北東140キロの黒海上。
2023.05.28 06:05 | 固定リンク | 戦争

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