自由ロシア軍団4000名ウ軍共闘
2023.05.24

■打倒プーチン〟ロシア人義勇兵が反乱! 祖国と戦う4000人がウクライナ軍と共闘「ウクライナの勝利とロシアの自由のため戦う」

自由ロシア軍orロシア義勇軍は、ベルゴロドとブリャンスク、クルスクの攻撃を決定。

自由ロシア軍「シーザー」orロシア義勇軍「ホワイトレックス」は、国境近くで西側メディアと会見。我らは、プーチン独裁からロシアを開放するまで徹底的に戦うと宣言。

ロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対し、ロシア人義勇兵による「反乱」が起きている。プーチン政権の打倒を掲げ、ウクライナ側でロシア軍と戦うロシア人義勇兵団体が22日、通信アプリに、ウクライナと国境を接するロシア西部ベルゴロド州の一部を「解放した」と投稿したのだ。報道によると、ロシア人義勇兵は約4000人で、3つの部隊が存在している。ロシア人のプーチンへの抵抗はついに、「戦闘」という形にまで発展した。

ロシア主要メディアは、ベルゴロド州に22日、ウクライナの破壊工作グループが侵入し、国境付近の町で住宅や工場など数カ所を銃撃したと伝えた。これに対し、ロシア軍や連邦保安局(FSB)が合同で掃討作戦を実施したとされている。

一方、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の創設者プリゴジン氏は23日、SNS「テレグラム」でのインタビューで、ロシア反体制派が同国南西部ベルゴロド州に侵入したとされる攻撃については、ロシア軍の防衛部隊は全く抵抗できる態勢にないと断じた。

英国防省の分析によると、19日から22日にかけて、ベルゴロド州内の少なくとも3カ所でロシアの治安部隊と破壊工作グループが衝突した可能性が非常に高いという。グループについては「正体は確認されていないが、ロシアの反体制派が実行を主張している」と説明した。

ベルゴロド州での交戦について、ウクライナ政府は「状況を注視しているが、ウクライナは関係ない」と関与を否定している。ただ、「解放した」と宣言したのは、ウクライナサイドに立ってロシア軍と戦うロシア人義勇兵団体「自由ロシア軍」と「ロシア義勇軍」だった。

ウォロディミル・ゼレンスキー大統領率いるウクライナが今後、ロシアへの大規模反攻に出る見込みのなか、祖国との戦闘という形で「反プーチン」の姿勢を示す義勇兵団体はどんな存在なのか。

24日付の産経新聞は、義勇兵らの取りまとめ役とされるロシアの元下院議員、イリヤ・ポノマリョフ氏への取材をもとにロシア人義勇兵団体の詳細を伝えている。

ポノマリョフ氏によると、義勇兵は約4000人おり、「自由ロシア軍」「ロシア義勇軍」「国民共和国軍」の3団体が存在する。3団体は昨年8月末、キーウ近郊のイルピンで、ウクライナ軍と共闘するとの宣言に署名。宣言では「ウクライナは勝たなければならない。プーチン政権を崩壊させる」とうたった。

ロシア軍兵士が自軍の略奪や性犯罪といった戦争犯罪に嫌気がさしたり、もともとウクライナにいたロシア人が義憤にかられたりして、義勇兵になるケースが多いという。ポノマリョフ氏は「ウクライナの勝利とロシアの自由のため、ロシア人部隊は全力で戦う」と語っており、今後さらに義勇兵団体の動向が注目されそうだ。

■ロシア義勇兵西部越境攻撃、死者2人に 国境警備の脆弱ぶり露呈

ウクライナ領から侵入した武装集団の攻撃を受けたロシア西部ベルゴロド州のグラトコフ知事は23日、攻撃で男性1人が死亡、計13人が負傷したと通信アプリで明らかにした。ほかに80歳代の女性1人も避難の途中に死亡しており、死者は2人になった。

ロシア西部の各州はウクライナ側からの砲撃やドローン攻撃をたびたび受け死傷者が出ている。今回の攻撃で国境警備の脆弱ぶりが改めて露呈し、プーチン政権は一層の対応を迫られる。

 ロシア内務省などによると、武装集団は22日早朝に国境付近に集中的な銃撃や砲撃を行い、昼過ぎに米国製の装甲車やトラックなどで車列を組んでロシア領内に侵入。住宅や工場に銃撃を続けた。

■自由ロシア軍団とは何か、「ロシアを自由にする」ため自国と戦うロシア人志願兵たち

ロシア南西部ベルゴロド州で起きた攻撃事案で実行を主張する集団「自由ロシア軍団」は一つの野心を抱いている。「シーザー」と呼ばれるメンバーの男性は祖国への越境攻撃に参加する前、仲間と共に動画に残した声明で「ロシアを自由にする」と語った。

この集団は頑強に抵抗する、戦闘に強いロシア人志願兵数百人からなり、ウクライナ軍と共に自国民と戦っている。

シーザーは元教師で、子どもがいて、ウクライナ首都キーウに妻が住んでいる。昨年のCNNのインタビューでは、ロシアのプーチン大統領を倒し、赤の広場とクレムリンに行進するために人生をささげてきたと述べていた。

正教会の熱心な信者のシーザーは、旧ソ連以前の皇帝時代に郷愁を感じている。自身の部隊は近代的な装甲車両、照準器、最新の自動兵器を備えている。

自由ロシア軍団は以前、東部の激戦地バフムート南部の厳しい戦いに参加した。今回はロシア領内に侵入し、22日午後の時点で前線付近でロシア軍に対する戦闘作戦を継続中だと主張している。SNS「テレグラム」への投稿では、ベルゴロド州の集落を「解放した」とも述べた。

ウクライナの当局者は、この集団がロシア領内に入ったことを認めつつ、メンバーは「ロシア国民」として独立した行動をとっていると主張した。

自由ロシア軍団は自分たちがウクライナ兵からよく疑いの目を向けられていると認めている。一方、戦場での勇敢さを示すことでウクライナ側の信頼を勝ち取れるとも期待している。

今回ロシア側に侵入したとみられる国境地帯は、ロシア軍の迫撃砲チームや大砲の発射地点として利用される場所で、自由ロシア軍団に対するウクライナ国内の評価をさらに高める結果につながるとみられる。

今回の事案は継続中の心理作戦の一部にもなっている。これによりロシア国内での戦争への支持を減らすとともに、ロシア兵に対していつ何時自国民から攻撃を受けるかわからないと示すことで戦意をそぐ狙いがある。

ロシア大統領府のペスコフ報道官は記者団に「ロシア軍はウクライナの妨害工作、偵察集団をロシア連邦領内から駆逐し、壊滅させる。十分な部隊と手段がある」と語った。

■ウクライナ軍総司令官が負傷か ロシア通信社「任務継続困難」


国営ロシア通信は24日、ウクライナ軍のザルジニー総司令官が今月初めに前線で負傷して開頭手術を受け、今後の任務継続が困難な見通しだとのロシア治安当局筋の話を報じた。一方、ザルジニー氏のフェイスブックには23日、北大西洋条約機構(NATO)の欧州連合軍最高司令官を兼務する米国のカボリ欧州軍司令官と電話会談を行ったと投稿があった。

報道によると、ザルジニー氏は5月初め、ロシア軍との交戦が続いているウクライナ南部ヘルソン州内の陣地でロシア軍のミサイル攻撃を受け、破片で頭蓋骨に多数の傷を負ったため首都キーウ(キエフ)の病院で手術を受けた。ウクライナ軍内の複数の消息筋から得た情報という。

■モスクワ大学の上に反体制旗か、自由ロシア軍団が映像を投稿

ロシア南西部ベルゴロド州で起きた攻撃事案で実行を主張する集団「自由ロシア軍団」は22日夜、SNS「テレグラム」に、モスクワ大学の上空に反体制旗が掲げられている様子を映したものとみられる映像を投稿した。

映像では、風船に持ち上げられる形で、自由ロシアの旗とよばれる青色と白色のストライプからなる旗が大学の主要建物の上に掲げられているように見える。自由ロシア軍団はこれを実行したと直接認めてはいない。

テレグラムへの投稿には「我々を支持し、待っていた人々のおかげだ!」「ロシア、自由のための軍団!」との記述があった。

同集団が投稿した他の映像には、モスクワのさまざまな場所で反体制旗が掲げられているように見える様子も収められている。

CNNはこうした事案の真偽を独自に検証できていない。

この旗は反プーチンのロシア反体制グループの一部で使用され、ウクライナ侵攻以降は使用が広がっている。
2023.05.24 18:11 | 固定リンク | 戦争
カンヌ映画祭「首」
2023.05.24

カンヌで北野武監督の6年ぶり新作「首」公式上映…観客総立ち、西島秀俊さん「胸がいっぱい」

南仏カンヌで開催中の第76回カンヌ国際映画祭で23日夜(現地時間)、「カンヌ・プレミア」部門に出品されている北野武監督の6年ぶりの新作「首」が公式上映された。

 「首」は、本能寺の変を北野監督の独自視点で描いた作品で、日本では今秋に公開予定。この日の上映には、出演した西島秀俊さん、加瀬亮さん、中村獅童さん、浅野忠信さん、大森南朋さんも出席した。

 上映中には時折、笑いが起き、終演後にはスタンディングオベーションがわき起こった。マイクを手渡された北野監督は、「どうもありがとう。今度はもうちょっといい映画で来ますのでよろしくお願いします」とおどけつつ、歓声に応えていた。

 別会場で日本メディアの取材に応じた北野監督は「細かいところがウケていたので、次回作はお笑いをやらないといけないな、と思いました」と笑いを誘いながら、「カンヌが温かく受け止めてくれたので、日本のお客さんも同じように喜んで見てくれたら幸いです」と呼びかけた。

 西島さんは「何度か映画祭で上映に立ち会っていますが、今までの中で一番、素晴らしい上映だったのかなと、感動している。胸がいっぱいです」と感慨深げに語った。

■マリオ・ポケモン・星矢、海外映画でも活躍…制作陣が「作品育ち」続々公開

日本で作られたゲームや漫画、小説などが、海外で相次いで映画化されている。海外でも世代を超えて親しまれているキャラクターや、これらの作品で育った世代が映画の制作陣に増えてきたことが背景にあるとみられる。

 任天堂の家庭用ゲームソフト「スーパーマリオ」シリーズを題材に、米アニメ制作会社などが手がけたアニメ映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー」が4月下旬、国内で公開された。ゲームと同じ主人公のマリオとルイージという双子の兄弟が、魔法に満ちた世界で危機に立ち向かう冒険映画だ。配給元の東宝東和によると、米国や欧州などでも公開されており、全世界での興行収入は既に約1700億円と、アニメ映画史上の歴代4位を記録しているという。

 ゲームは1985年発売の「スーパーマリオブラザーズ」以降、全世界の累計販売本数が2022年3月末時点で約4・1億本に上る。任天堂の古川俊太郎社長は「映画をきっかけに、任天堂ファンになっていただく強力な接点になる」と述べた。マリオの生みの親として知られる宮本茂・代表取締役フェローも「家族みんなに面白かったと言ってもらうのが目標」と意気込む。
2023.05.24 10:38 | 固定リンク | エンタメ
市川猿之助さん「両親の死因判明」
2023.05.24

■市川猿之助両親の死因とされる“向精神薬”中毒は「医療の抜け道」「致死量の入手も」専門家が警鐘

 18日朝、救急搬送された歌舞伎俳優・市川猿之助さん(47)が歩けるまでに回復し、すでに退院していることがわかった。警視庁は19日、自宅で見つかった両親の死因は司法解剖の結果、「向精神薬中毒の疑い」と発表した。

 猿之助さんは発見時「意識障害があり、会話ができない」状態だったとされるが、本人も向精神薬を服用したのかどうかはわかっていない。

 ネット上には「向精神薬が大量にある状況ってどういうものなんだろう」「いったい何錠のんだんだ?」「死んじゃうほどの向精神薬ってなに?」といった声があふれた。

■「睡眠薬」「抗うつ剤」高齢者に行われる多剤併用

「向精神薬とは、脳などに作用して、いわゆる精神活動に影響を与える物質全般を指します。例えばお酒に含まれるアルコールは、飲むと一時的に気分が高揚したり、急に眠くなったりするなど脳の働きに影響するので、広い意味では向精神薬に含まれます。

 ただ医療現場で「向精神薬」といった場合は、不眠や気分の落ち込みなど精神的な症状を訴える人に対して医師が処方する、睡眠薬や抗うつ薬などを指すのが一般的です」

 と話すのは医療ジャーナリストの市川衛さん。

 脳は、睡眠や食欲、呼吸など生命の維持に関わる働きをコントロールしていており、さらには、感情や認知、痛みの知覚など非常に多様な働きを担っているが、こうした働きのバランスが崩れて生活に支障が出た時などに向精神薬が処方される。具体的には不眠、不安、うつ、認知症など様々なケースが存在する。

「向精神薬の乱用が社会問題化している代表例が、アメリカ。アメリカでは、麻薬系鎮痛薬であるオピオイドの乱用が問題となり、“オピオイド・クライシス”と呼ばれています。過剰摂取による死亡者は、2004年には年間9千人ほどでしたが、2021年には年間8万人が亡くなっているとされます。オピオイド鎮痛薬を安易に処方する医療施設の存在や、地方都市における経済格差、近年ではコロナ禍による社会不安の増大などが背景にあると指摘されています」

 日本では、特に高齢者に対して、不眠や不安などへの対処として睡眠薬や抗うつ薬などの「多剤併用」が行われ、依存症や転倒、寝たきりなどを引き起こしているとたびたび指摘されている。

■重複処方とためこみで「相当量」の可能性

「例えば、脳の働きを抑える作用のある向精神薬を飲みすぎれば、呼吸などの活動まで抑えられてしまい、命に関わる危険があります。医療機関で医師が処方する場合には、そうした副作用が起きないよう用法や用量が決められており、ただちに命に関わるような量が処方されることは考えにくいと言えます。

 ただし、例えば2008年に発表された調査では、向精神薬を過量服用して救急外来に搬送された人(273件)のうち、薬剤の入手経路の8割以上(229件)は“患者本人に対する医療機関からの処方”。医療機関による安易な処方が疑われるケースのほか、患者側が過去に処方された薬を使わずにためておいたり、複数の医療機関を受診して重複処方を受ける場合もあると指摘されています」

 猿之助さんの父と母に持病があり、向精神薬をためていたのか、それともーー。

 入手経路や入手時期など詳しい捜査が行われる見込みだ。

■市川猿之助 両親は向精神薬中毒死の疑い 医師の見解は「無理やり飲ませるということは難しい」

 18日に東京・目黒区の自宅から救急搬送された歌舞伎俳優・市川猿之助(47)が、死亡が確認された父の市川段四郎(本名・喜熨斗弘之=きのし・ひろゆき)さん(享年76)、母の延子(のぶこ)さん(享年75)は向精神薬中毒で亡くなった疑いがあることが分かった。この日、猿之助は搬送先の病院を退院した。

 猿之助の両親、市川段四郎さんと延子さんは司法解剖の結果、向精神薬中毒死の疑いがあることが判明した。

 向精神薬とは、抗うつ剤や睡眠導入剤などの総称。脳の中枢神経に作用し、思考や感情、意欲などに影響するもので、睡眠障害やパニック障害の治療などに用いられる。そうした薬はドラッグストアなどでは購入できず、一般的には医師に処方されるケースが多いとされている。

 司法解剖によると、2人は睡眠導入剤のようなものを大量摂取したとみられる。外傷や注射痕は体からは見つかっていない。両親がどのような経緯で、どの程度の薬を服用したのかも分かっておらず、今後警視庁は両親の血液を調べるなどして、薬物の特定を急ぐ。

 医療ガバナンス研究所の上昌広理事長(医師)は死因について「中毒死するほどの薬物を大量に摂取するとなると、自分で(意思を持って)飲まないと難しいでしょう」と指摘する。「錠剤では(致死量は)何十錠にもなるので、誰かが物理的に無理やり飲ませる、ということは難しいと思います。どんな薬でも大量に飲めば死に至りますが、ドラッグストアなどで手に入る一般的な薬を大量に飲んで、中毒死するということも考えにくいと思います」と述べた。

■市川猿之助、一家心中か 「家族会議をした」 向精神薬中毒の疑い 両親の死因判明

 歌舞伎俳優の市川猿之助(47)が都内の自宅で倒れている状態で発見され、父で歌舞伎俳優の市川段四郎さん(76)と母の喜熨斗(きのし)延子さん(75)の死亡が判明してから一夜明けた19日、3人が一家心中を図った可能性があることが分かった。猿之助が警視庁の聴取に両親と「家族会議をした」と説明していたことも明らかになった。両親は司法解剖の結果、向精神薬中毒で亡くなった疑いがある。

 18日に病院に搬送された猿之助。同日中に警視庁の事情聴取に対し「(死亡した両親と)家族会議をした」と話していたことが捜査関係者への取材で判明した。一家心中を図った疑いがあり、警視庁は猿之助からさらに詳しく事情を聴くなどし経緯を調べる。マネジャーは猿之助について、搬送の前日まで「変わった様子はなかった」と話しているという。猿之助は19日午後、退院した。

 一方、両親2人の遺体は、この日午前7時半ごろ、安置されていた目黒署を出て、都内の司法解剖を行う施設に運び込まれた。夕方、向精神薬中毒で亡くなった疑いがあると公表された。2人に外傷や注射痕はなく、17日から18日にかけて死亡したとみられる。

 発見時の3人は嘔吐(おうと)した状態だったことも判明。捜査関係者によると、いずれも吐いたような跡や口から泡が出ていた状態だったという。警視庁は口から睡眠導入剤のようなものを大量に摂取したとみているが、19日に猿之助宅の現場検証と家宅捜索を実施した結果、関連する薬物や容器は見つからなかった。家には土足痕など、一家以外の第三者が関与した形跡もなかった。家宅捜索ではスマートフォン複数台などを押収した。

 現場で死亡が確認された延子さんが、発見時、死後数時間が経過していたとみられることも分かった。死後硬直が始まっていたという。夫妻は2階リビングで1枚の布団が掛けられた状態で横たわっていたが、段四郎さんは搬送先の病院で死亡が確認された。延子さんは発見される前日に死亡していた可能性もあり、2人の死亡時間の差についても捜査を進める。

 3人は18日午前、マネジャーが猿之助宅を訪れた際に返答がなかったため室内を確認した際に見つかった。段四郎さんと延子さんは目立った外傷は確認されず、検視では死因は不詳だった。

 猿之助を巡っては、雑誌「女性セブン」(小学館)が性加害やハラスメント疑惑を報じていた。

■市川猿之助さん両親、向精神薬中毒が死因か…警視庁が発表

 歌舞伎俳優・市川猿之助さん(47)の東京都目黒区にある自宅で倒れているのが見つかり、死亡が確認された両親について、警視庁は19日、司法解剖の結果、向精神薬中毒が死因とみられると発表した。猿之助さんは19日に都内の病院を退院しており、警視庁は回復状況を見て事情を聞き、詳しい経緯を調べる。

 死亡したのは、猿之助さんの父親で、歌舞伎俳優の市川段四郎さん(76)と、母親(75)。ともに死後1~2日経過していた。19日の現場検証で室内から薬物などは見つからなかった。

■向精神薬とは

 向精神薬は、医師から処方され、調剤薬局でのみもらえる睡眠導入剤や抗不安薬などの精神安定を目的とした薬。元麻薬取締官の高濱良次氏は「近年、幸福感や快楽を目的として薬を服用する若者が増えている」と指摘した。「今回は死を目的として、一度に規定量以上を服用した可能性が高い」と推測。また、死後硬直の時間のずれについては「順番に服用し、最後に猿之助氏が飲んだのではないか」とした。高濱氏は今後について「向精神薬を普段から服用していたのか、今回偽って処方してもらい使用に至ったのかについて捜査するのではないか」とした。

■所属事務所「情報把握に努めている」

 猿之助が退院したことを受け所属事務所は19日、公式サイトで「引き続き各方面からの情報把握に努めているところ」と説明。「現時点で、弊社として報道を超えた情報を把握いたしておりません」とコメントを発表した。
2023.05.24 06:49 | 固定リンク | エンタメ
ロシア国防省認める
2023.05.24

■ロシア国防省、領内の攻撃認め「粉砕した」 国境警備隊など狙ったか

 ロシア国防省は23日、「ウクライナの組織」が22日、国境地帯のベルゴロド州グライボロンスキー地区を攻撃したと発表した。国防省は国境検問所が砲撃を受け、領土に侵入されたが、ロシア軍が「粉砕した」としている。

 ウクライナを拠点とするロシア人の軍事組織とされる「自由ロシア軍団」が22日にSNSで攻撃を認めていた。現地の国境警備隊などが攻撃対象となったとみられるが、詳細は不明だ。

 自由ロシア軍団はロシア人に向けたSNSに「我々はあなた方と同じくロシア人だ。クレムリンの独裁を終わらせるときが来た。軍団は母国に戻る」などと投稿。国境検問所があるコジニカ村を「解放した」ともしている。

■「ウクライナ側の破壊工作グループを撃退」ロシア国防省 国境近くで掃討作戦続く「70人以上を殺害」

ロシア国防省は、ウクライナと国境を接する西部ベルゴロド州でウクライナ側から侵入したとする破壊工作グループを撃退したと発表しました。「70人以上を殺害した」としています。

 ロシア西部ベルゴロド州の知事は、22日にウクライナ側から破壊工作グループが侵入したとし、これまでに女性1人が死亡、12人が負傷したとしています。

ロシア国防省は翌23日、軍の空爆や砲撃により破壊工作グループを撃破したとし、「テロリスト70人以上を殺害、装甲車4台、トラック5台を破壊した」と発表しました。そのうえで「ウクライナ側が要衝バフムトで敗北したためテロ行為に及んだ」と主張しています。

 独立系メディア「ノーバヤ・ガゼータ・ヨーロッパ」は、掃討作戦にはロシア軍およそ4200人と軍事車両60台が投入されたとし、いまも続いていると報じています。

 侵入については、ウクライナ側として戦うロシア人部隊とされる複数のグループが関与を主張する一方、ウクライナのポドリャク大統領府長官顧問は「直接の関係はない」とコメントしています。
2023.05.24 05:54 | 固定リンク | 戦争

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