マスク氏スターリンクで「無線送電システム」
2023.04.12


多相交流送電システム 高周波/高電圧を発生させる共振変圧器「テスラコイル」 無線送信システム実用化へ

これは高周波振動の電気的共鳴を利用して、巨大な電圧を発生させる「拡大送信機」を用い、地球が電気を帯びている、つまり「帯電体(カミナリ)」を利用し、前述の「拡大送信システム」を用い、送信中継器(増幅)を配置、全世界へ送電。

その際、自家用車の燃料もEVを用い、クリーンな社会の実現を目指す。これを夢見ての発想だったが、しかし石油メジャーに邪魔され計画は頓挫、失意のうちに亡くなってしまった。

ニコラ・テスラは最も偉大な発明家の1人であり、19世紀中期から20世紀中期に活躍しました。

テスラは27か国で270を超える特許を保持し、有名な発明家トーマス・エジソンとも並び立つ存在として歴史に名を刻んだのです。

一方、イーロンマスクは、地球規模のクリーンエネルギーを目指す。そのためにはあらゆる形態の可能性を求める。

■スターリンク「無線送電システム」

すでに打ち上げられた数万基の小型人工衛星に電力を蓄電。それを無線で世界中へ送電できるシステムだ。マスク氏は、クリーンエネルギーを目指す。地球上すべてをクリーンエネルギーで覆う。

いずれはスマホからドローンまで、また自動車orジェット機まで、EV可能なものすべてを覆うつもりだ。地球の危機から救うのはEV「クリーンエネルギー」しかないと、信じるのだろう。

テスラでも持続可能な移動手段の構築に取り組んでいるが、エネルギーの生産においても持続可能性を追及しており、太陽光発電にその可能性を見出だしている。マスクは太陽を自然の核融合炉に例えて、地球に降り注ぐ太陽光を人類が利用できれば地球全体を賄うだけの持続可能なエネルギー源になると考えている。

■移動手段では、真空チューブ交通の提唱「ハイパーループ」

2013年には真空チューブ列車のハイパーループのアイデアを提唱している。

ハイパーループは減圧チューブ内を乗用ポッドが浮上して走行することで、旅客機や日本のリニアモーターカーを越える時速1223kmで移動することができ、サンフランシスコとLAを30分で結ぶことができる。

■超音速eVTOLジェット機の構想

2015年10月、マスクは電動で垂直離着陸できる超音速ジェット機のアイデアがあると明かした。2016年のHyperloop Pod Award Ceremonyでもこの構想について話した。2010年に公開された映画「アイアンマン2」にマスクがカメオ出演した際にもこの構想に言及している。

マスクは、この構想の実現について積極的な態度を見せているが、多忙のため開発に着手できずにいる。

■ニューラリンクの設立

2016年、マスクは1億ドルを出資してニューロテクノロジーのベンチャー企業であるニューラリンクを共同設立した。

ニューラリンクは、脳に埋め込む装置ブレイン・マシン・インタフェース (BMI) を作ることで、人間の脳と人工知能(AI)を統合し、機械との融合を促進することを目指している (人間拡張) 。このような技術は、記憶を強化したり、デバイスがソフトウェアと通信することを可能にしたりする。

また、アルツハイマー病や認知症、脊髄損傷などの神経疾患の治療用デバイスの開発も目指している。

■ロシア・ウクライナ戦争「停戦を主張」

マスクはツイートで、和平合意として以下を提案した。

1、ロシアが併合を宣言したウクライナ4州での住民投票を国連の監視下でやり直す。
2、2014年にロシアが併合したクリミア半島を正式にロシア領とする。
3、クリミア半島への水の供給を保証する。
4、ウクライナは中立を維持する。

■習近平との連携

マスクは台湾を中国の特別行政区にすることを提唱し、台湾の議員から党派を超えた批判を浴びた。

新疆ウイグル自治区のウルムチにテスラのショールームを開設。
2023.04.12 14:48 | 固定リンク | 経済

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