ガーシーこと東谷義和「逮捕状」
2023.03.16


「除名」処分のガーシー前議員 警視庁が逮捕状を請求 著名人ら3人を常習的に脅迫などの疑い 今後「国際手配へ」 動画制作に関わったとみられる男性にも逮捕状請求

インターネットの動画投稿サイトで著名人らを脅迫、中傷したなどとして、警視庁捜査2課は16日、暴力行為法違反(常習的脅迫)や名誉毀損などの疑いで政治家女子48党のガーシー(本名・東谷義和)前参院議員(51)の逮捕状を請求した。警察当局は外務省に旅券返納命令を出すよう要請するとともに、国際刑事警察機構(ICPO)を通じて国際手配する方針。捜査関係者への取材で分かった。

国会に一度も出席せず、参議院で除名処分となったガーシー前議員について、警視庁は著名人らに対して脅迫を行ったなどとして逮捕状を請求しました。

前参議院議員のガーシーこと東谷義和(ひがしたに・よしかず)氏(51)について、警視庁はきょう動画配信サイト上で著名人ら3人を常習的に脅迫したなどとして、東京地裁に逮捕状を請求しました。

警視庁はこれまでにガーシー氏の関係先の家宅捜索を行ったほか、任意の聴取を要請してきましたがガーシー氏は応じてきませんでした。

逮捕状が発布されれば、今後、警察庁を通じて外務省に旅券返納命令を求めるとともに国際手配に向けた手続きを進める方針です。

警視庁はドバイで動画制作に関わったとみられる男性(40)についても、逮捕状を請求しました。

ガーシー前議員は15日の参院本会議で除名の懲罰を受け、議員資格を失った。

捜査関係者によると、昨年2~8月、動画投稿サイト「ユーチューブ」で著名人らを脅迫、中傷したほか、企業の業務を妨害した疑いが持たれている。

捜査2課は16日、動画編集に関与したとして、名誉毀損などの疑いで40代の会社経営者の逮捕状も請求した。

捜査2課は著名人らの告訴を受け、昨年12月以降、アラブ首長国連邦のドバイなどに滞在していたガーシー前議員に弁護士を通じて任意聴取を要請。今年1月には、動画投稿で得た広告収入を管理する会社の代表宅などを捜索した。

■経緯

参院は15日午前に開いた本会議で、政治家女子48党(旧NHK党)のガーシー参院議員(51、本名東谷義和)を除名とする懲罰案を出席議員3分の2以上の賛成で可決した。尾辻秀久参院議長(82)が除名を宣告。ガーシー氏は国会議員としての身分を失った。現行憲法下で3人目で、衆院で陳謝を拒否した1951年(昭和26)の川上貫一氏以来72年ぶりの除名。国会欠席を理由にした初のケースとなった。

“クビ”が決まった日に「ガーシー」と記された本会議場の氏名標が、初めて立った。賛成235票。反対は1票のみ。本会議終了後、政治家女子48党の浜田聡参院議員(45)がずっと倒されたままだったガーシー氏の氏名標を起こし“出席”の意思を示した。その約10分後には、職員が氏名標を撤去。任期を約5年4カ月残したままの除名劇。結局、一度も国会に姿を見せなかった。

浜田氏は目を潤ませていた。記者団を前に「ガーシー議員は、28万7714票の負託を受けた。国会議員として今後も活躍できるよう努力したが、力及ばなかった。有権者に謝罪をしたいと思います。申し訳ありませんでした」と述べ、テレビカメラの前で頭を下げた。ガーシー氏の氏名標を立てた意図については「ご想像にお任せします」とした。

除名を受け、国会内で会見した同党の大津綾香党首(30)は「仕事してるし、おじいちゃん議員たちが寝ているよりも、余命ギリギリで存在しているよりもガーシーは役に立った。国会は古くさい。古くさいことを若い人たちがどんどん変えていくのに、ガーシーが必要だった。これからも協力して活動していきたい」と、ガーシー氏の再出馬へ向け連携すると強調した。

比例代表で選ばれたガーシー氏の除名にともない、堀江貴文氏の秘書で同党副党首の斉藤健一郎氏(42)が繰り上げ当選する見込み。国会登院するかどうかを記者団に問われた斉藤氏は「登院します」と答えた。初当選から248日。世間を騒がせまくったガーシー氏は「目立ったもの勝ち」という価値観を国会に持ち込んだ。

◆ガーシー氏を巡る主な経過

 2022年7月 参院選比例代表で約28万7千票を得てNHK党から初当選

 8月3~5日 臨時国会。海外滞在で欠席

 10月3日~12月10日

臨時国会。欠席

 12月24日 動画投稿サイトで著名人を脅迫するなどした疑いで警視庁が事情聴取を要請

 23年1月11日 警視庁が関係先を家宅捜索

 23日 通常国会開会。欠席続く

 2月22日 参院本会議で「議場での陳謝」の懲罰決定

 3月8日 陳謝が予定された参院本会議を欠席。N党の立花孝志党首が辞任と党名変更を表明

 14日 参院懲罰委員会が除名案を決定

 15日 参院本会議で除名
2023.03.16 14:56 | 固定リンク | 事件/事故
ウクライナ軍スナイパー 「英雄の称号」
2023.03.16
ロシア軍に処刑されたウクライナ軍狙撃手スナイパー ゼレンスキー氏「英雄の称号授ける」


ウクライナは12日、オンラインで拡散した戦争捕虜処刑映像の軍人が狙撃手オレクサンドル・イゴレビッチ・マツィエフスキー氏と明らかにした。

ウクライナが先週オンラインで拡散した戦争捕虜処刑映像の中の自国軍人の身元を公開した。

これに先立ちSNSで拡散した12秒の映像には、あるウクライナ兵が森の中で非武装状態でたばこを吸った後、数発の銃撃を受け死亡する場面が映され世界の人々の公憤を起こした。

彼がたばこを吸って「ウクライナに栄光を」と話すと画面の外側からロシア語の罵倒とともに銃弾が浴びせられた。

ウクライナと西側はロシア軍が戦争捕虜を銃撃殺害した戦争犯罪を犯したものと指摘したが、これまで銃殺された兵士の身元は明確に把握されていなかった。

AFP通信が12日に伝えたところによると、ウクライナ国家保安局(SBU)はこの軍人がウクライナ北東部チェルニヒウ地域の国土防衛旅団第163大隊所属の狙撃手オレクサンドル・イゴレビッチ・マツィエフスキー氏(42)と明らかにした。

SBUは「親戚との対話、写真と映像分析、法医学検査などを通じて身元を確認した」と説明した。

最近マツィエフスキー氏の母親は現地メディアで映像の人物が自分の息子だと確認したが、軍は他の人が映像の人物だとして混乱が起きた。

SBUの局長はマツィエフスキー氏を銃撃殺害したロシア兵の身元把握にも注力していると明らかにした。

北部地域を防衛中であるウクライナ軍によると、マツィエフスキー氏はモルドバ出身で、ドネツク地域で別のウクライナ兵士4人とともにロシア軍に捕まった。

この日ウクライナのゼレンスキー大統領は演説で、マツィエフスキー氏に「ウクライナの英雄」の称号を授けると明らかにした。

ゼレンスキー大統領は「(マツィエフスキー氏は)ウクライナ人に永遠に記憶される軍人であり国民」と強調した。
2023.03.16 09:09 | 固定リンク | 戦争
無人機攻撃「米国NATO厳戒態勢」へ
2023.03.16


ロシアのジェット機との遭遇後、米国のドローンが墜落 必要に接近一部破壊

ロシアの戦闘機が米国の無人機と衝突し、無人の米国の航空機が黒海に墜落したと米軍は述べています。

この事件は、ウクライナ戦争をめぐるロシアと米国の間の直接対立のリスクが高まっていることを浮き彫りにしています。

米国は、2機のロシアのジェット機がそれを迎撃しようとしたとき、無人機は国際空域で日常的な任務に就いていたと言います。

ロシアは、無人機は「鋭い操縦」の後に墜落したと述べ、2機の航空機が直接接触したことを否定した。

ロシア国防省はまた、MQ-9リーパードローンがトランスポンダーをオフにして飛行していたと述べた。トランスポンダは、航空機の追跡を可能にする通信デバイスです。

リーパードローンは、翼幅が20m(66フィート)の監視航空機です。

米軍によると、事件は火曜日の中央ヨーロッパ時間07:03(06:03 GMT)頃に発生しました。

「私たちのMQ-9航空機は、ロシアの航空機に迎撃されて攻撃されたとき、国際空域で日常業務を行っていたため、MQ-9が墜落し、完全に失われました」と声明は述べています。

衝突の前に数回、Su-27戦闘機は「無謀で、環境的に不健全で、専門的ではない方法」でドローンに燃料を投棄したとそれは言った。

米国は、この動きに抗議するために、ワシントンのロシア大使アナトリー・アントノフを召喚した。

会談後、ロシアの国営メディアは、モスクワが無人機事件を「挑発」と見なしたとアントノフが言ったと引用した。

2014年にロシアがクリミアを併合して以来、黒海をめぐる緊張が高まっています。

ロシアのウクライナへの本格的な侵攻以来、米国と英国は、常に国際空域で活動しているにもかかわらず、偵察と監視飛行を強化してきました。

重要な疑問は、火曜日の遭遇が、アメリカ無人機とその活動を妨害しようとするロシアによる試みだったのか、それとも、それを撃墜するための意図的な試みだったのかということだ。

米国によると、この地域の同盟国の航空機と相互作用する「ロシアのパイロットによる危険な行動のパターン」がありました。

したがって、これは単に、ドローンを「ブーン」と鳴らしたときに近づきすぎたロシアのパイロットによる間違いであった可能性があります。しかし、これがロシアの戦闘機による米国の航空機への意図的な攻撃である場合、それは巨大な挑発と実質的なエスカレーションに相当するでしょう。

その場合、攻撃はクレムリンによる米国の対応をテストする試みと見なされます。

西側の同盟国は、ウクライナでの戦争がロシアとの直接対決にエスカレートするのを止めるために一生懸命働いてきました。しかし、黒海をめぐるこの事件はまさにそれです。米国は今、その対応を評価する必要があります。

米軍司令官が声明で警告したように、これは「誤算と意図しないエスカレーションにつながる可能性のある」危険な行為でした。
2023.03.16 05:06 | 固定リンク | 戦争

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