少子化対策で「出産保険適用」へ
2023.03.25
出産費 将来的に保険適用へ調整
出産費に健康保険 将来適用方針で調整 少子化対策で
出産費用について、政府が、3月中にまとめる少子化対策で、将来的に保険を適用する方針を打ち出す方向で最終調整していることがわかった。
現在、正常分娩(ぶんべん)で出産した場合の費用は、健康保険が適用されず、自己負担となるため、菅前首相などが保険適用を求めていた。
自民党も22日、適用を求める提言をまとめており、複数の政府関係者によると、政府は、3月中にまとめる異次元の少子化対策のたたき台で、出産費用を将来的に保険適用とする方針を打ち出す方向で最終調整しているという。
具体的な実施時期などは、今後、さらに調整を進める見通し。
出産費に健康保険 将来適用方針で調整 少子化対策で
出産費用について、政府が、3月中にまとめる少子化対策で、将来的に保険を適用する方針を打ち出す方向で最終調整していることがわかった。
現在、正常分娩(ぶんべん)で出産した場合の費用は、健康保険が適用されず、自己負担となるため、菅前首相などが保険適用を求めていた。
自民党も22日、適用を求める提言をまとめており、複数の政府関係者によると、政府は、3月中にまとめる異次元の少子化対策のたたき台で、出産費用を将来的に保険適用とする方針を打ち出す方向で最終調整しているという。
具体的な実施時期などは、今後、さらに調整を進める見通し。
「ヘルメット着用」どうする?
2023.02.19
髪が乱れる?どこに置く?努力義務化する「ヘルメット着用」 もうすぐ変わる 自転車 新ルール
コロナ禍で利用者が増えている自転車。街中で以前より見かける台数も増えてきました。広島県の条例にも自転車の活用促進が盛り込まれています。
「安全性にも気をつけながらエコで健康にも役立つ自転車をしっかり活用していただきたい」
そんな中、この春、自転車の交通ルールが変わるのをご存じですか? 大きな柱は2つ。「自転車保険加入の義務化」と「ヘルメット着用の努力義務化」です。
自転車の利用者たち
「義務化になるんですね。初めて知りました」
「ヘルメットを置いておく場所が用意されるんだったら、ありかもしれないです」
「手間が増えるので時間かかるし、髪型も崩れる」
■今回のテーマは、「ご存じですか? もうすぐ変わる! 自転車のルール」
「自転車に乗る人が増えてきている中、4月に交通ルールが変わります。大きく2つの柱があって、1つ目は、『自転車保険加入の義務化』。これは広島県の条例として施行されます。そして、もう1つが、『ヘルメット着用の努力義務化』。これは道路交通法の改正で全国一斉に始まるものです」
自転車の利用者たち
「ヘルメットをどうするのか。預かってもらうシステムとかあったらいい。変化することに対応したいけど、できることと、できないことがあるので」
「安全の面ではいいと思いますけど、大人はやるかどうかですね。学生はやるかもしれないですけど」
「今は着用していないが、ヘルメットがあった方が事故にあったときに大切なのではと感じます」
「自転車でのヘルメット着用」…。現状、街での着用率は決して高いとは言えませんが、ヘルメットは命を守るキーアイテムとも言えそうです。
おととしに起きた全国の自転車事故でヘルメットを着用していなかった死者のうち、約6割の致命傷が「頭部」への損傷でした。
また、ヘルメットを着用していたかどうかで致死率も1.6倍ほど違っています。
これは、自転車同士の正面衝突で破損したヘルメット。持ち主は、ろっ骨を損傷しましたが、医師には「着用していなかったら死亡事故につながっていたかもしれない」と言われたそうです。
「種類はさまざまありますが、SGマークのような安全基準をクリアした安全性の高いヘルメットを選んで使用していただければと思います」
全国で34店舗を展開するスポーツサイクル専門店の「ワイズロード・フジグラン広島店」です。
常時、20種類以上のヘルメットを扱っていますが、今回の着用義務化を受け、これまでの2倍のペースで売れているといいます。
「ことしに入って、ヘルメットご購入の方が増えていまして、メーカーさんの方でも欠品が増えている状態です」
一番人気は、スポーツバイク用の軽くて通気性の良い「レクト」。強化発泡スチロール製で日本自転車競技連盟の安全基準も満たしています。
とはいえ、今後、多くの人が必要となるのは、街乗り用のヘルメットです。この「リベロ」というモデルはSG基準を満たしていながら、カジュアル感覚で着用できるということで品薄状態だそうです。
ワイズロード・フジグラン広島 木谷洋美 副店長
「今までの一般的なヘルメットは、丸い通学用のヘルメットだと思いますが、帽子のカバーをつけて一般的な帽子風のヘルメットになるよう作られています」
さらに、女性の髪型に配慮したモデルもありました。
ワイズロード・フジグラン広島 木谷洋美 副店長
「わたしも髪が長いので結んでいるんですけど、このモデルは後ろが空いているので、高い位置にポニーテールをしていただくこともできます」
そして、もう1つ義務化されるのは、「自転車保険への加入」。これは、県の条例によるものです。
自転車の利用者たち
「義務化ですか? 義務までは知りませんでした」
「仕方ないんじゃないですか」
「保険には入っています。そんなに高くないので」
15年前、兵庫県内で起きた自転車が関係する事故で、歩行者の女性が意識不明の重体に…。
その後、自転車を運転していた少年の母親には、神戸地裁でおよそ9500万円の損害賠償が命じられました。
このことがきっかけとなり、兵庫県をはじめ全国の条例で保険加入の義務化が進み、このたびの広島県は全国で40番目の導入です。
「広島県では自転車の安全利用だけでなく、活用の推進も条例に入れて進めています。全国で4例目になります。罰則などはないんですが、県として、国としてしっかり取り組んでいただきたいということから規定をしていますので、みなさまにはルールを守って安全に自転車に乗っていただければと思います」
「自転車保険の値段については、自転車単体の保険なら対人補償が1億円で、月額140円から200円台のものが多い。そのほか、自動車保険の特約やクレジットカードの特約など、別の保険の特約によるものもありますし、児童や生徒などを対象にした、学校ごとにまとめて入れるものもあります」
「ヘルメットの方ですが、ワイズロード・フジグラン広島の木谷副店長が個人所有する『イザナギ』は空気抵抗も考慮されていて、なんと4万円近くするそうです」
「とにかく軽い! 通気性もいい」
「保険加入は義務化、ヘルメット着用は努力義務化となっていますが、どちらも罰則規定はありません。とはいえ、わたしたちの安全を守るものですので、ぜひ、自分に合ったものを選びたいものです」
『年末ジャンボ宝くじ』当せん番号決定
2022.12.31
『年末ジャンボ宝くじ』当せん番号決定 1等前後賞は10億円 【1等~7等の全結果掲載】
毎年恒例の『年末ジャンボ宝くじ』(第945回全国自治宝くじ)、『年末ジャンボミニ』(第946回全国自治宝くじ)の抽せん会が12月31日、東京オペラシティで行われ、当せん番号が決まった。
1等賞金が7億円。1等の前後賞が各1億5000万円で、1等・前後賞合わせて10億円となる。支払期間は2023年1月6日から2024年1月5日まで。
今回の『年末ジャンボ宝くじ』は、1等7億円が23本、前後賞1億5000万円が46本、2等1000万円92本、3等100万円が920本。『年末ジャンボミニ』では、1等3000万円が60本、1等前後賞1000万円が120本となっている。
◇年末ジャンボ宝くじ
当せん番号は以下の通り。
【1等 7億円】81組128387
【前後賞 1億5000万円】1等の前後の番号
【組違い賞 10万円】1等の組違いの同番号
【2等 1000万円】128組191810/148組192747/11組138467/74組171110
【3等 100万円】組下1ケタ7組141254/3組161307
【4等 5万円】下4ケタ1810
【5等 1万円】下3ケタ489/325/460
【6等 3000円】下2ケタ96
【7等 300円】下1ケタ1
◇年末ジャンボミニ
当せん番号は以下の通り。
【1等 3000万円】48組135321/75組152282/95組168376/70組102379
【前後賞 1000万円】1等の前後の番号
【2等 100万円】各組共通138564/126430/165050/198532/118876/138012/106634
【3等 3000円】下2ケタ77
【4等 300円】下1ケ6
「ワンタッチウインカー」違反の可能性も?
2022.12.22
違反の可能性も? 定番化する「ワンタッチウインカー」 SNSでは「使いにくい!」という声も
「ワンタッチウインカー」のメリット・デメリットは?
近年のクルマで採用されることが増えた装備のひとつに「ワンタッチウインカー(ワンタッチターンシグナルなどメーカーにより異なる)」があります。
一度レバーを倒せば数回ウインカーが点滅する機能ですが、一体どのような場面で役に立つのでしょうか。
クルマを運転する場合、交差点などを曲がる際や車線変更をする際など、進路を変えるときにはクルマの前後と中央にある橙色のウインカー(方向指示器)を出し、周囲の交通に対し自車の進行方向を伝えます。
ウインカー操作は、国産の右ハンドル車の場合、ハンドル付け根の右についているレバーを上に倒すと固定され左ウインカーが、下に倒すと固定され右ウインカーが点灯します。
ウインカーレバーを軽く倒すと固定されず、倒している間だけウインカー点灯が可能なほか、ウインカーレバーが倒れて固定された状態でハンドルを一定角度以上回転させ、まっすぐに戻すとすぐに固定が解除され、ウインカーは消灯します。
一方で、近年の新型車に採用されることが増えてきたいわゆる「ワンタッチウインカー」は、レバー操作は同様ですが、一度点灯させる動作をすると、すぐに戻しても3回から5回などしばらく点灯を続ける仕組みになっています。
これにより、車線変更などで大きなハンドル操作を伴わない場面で、レバーの戻し忘れによるウインカー消し忘れに有効であるとされています。
たとえばトヨタ「ヤリス」の説明書では、「左側へ車線変更(レバーを途中まで動かして離す)左側方向指示灯が5回点滅します」、「右側へ車線変更(レバーを途中まで動かして離す)右側方向指示灯が5回点滅します」と記載。
日産「ノート」の説明書では、「コンフォートフラッシャー機能」として「スイッチを2(中間位置と固定位置の真ん中)の位置まで上または下に押さえたあと、すぐに手を離したときは3回点滅し消灯します」と記載されています。
そのほか、マツダでは「スリーフラッシュターンシグナル」として、三菱も3回点灯させる機能を設けています。
そんなワンタッチウインカーですが、SNSでは評判がよろしくないようです。
「合図としては3回じゃ不十分では?」「BMWだとディーラーで5回にできた!」「たった3回の点滅しかしないワンタッチウィンカーをありがたがるやつは交通ルール見直せよ」「間違って(ウインカーを)出したら3回点灯をキャンセルできないから不便」など、点滅回数や使い勝手に疑問を抱くユーザーが多く見受けられました。
道路交通法施行令第21条では、ウインカーの点灯するケースについて「交差点30メートル手前」「進路変更する3秒前」とされており、進路変更をする場合は3秒前にウインカーを出したあと、完了するまで合図を継続しなければなりません。
また、ウインカーの使用については、道路交通法第53条にて「車両の運転者は、左折、右折、転回、徐行、停止、後退、または同一方向に進行しながら進路を変える時は、方向指示器または灯火により合図をし、かつこれらの行為が終わるまで当該合図を継続しなければならない」と定められています。
一方、SNSの意見のひとつにあった「合図として不十分ではないか」という点について、3回点灯する場合のワンタッチウインカーの場合、点灯時間と法律を照らし合わせると、場合によっては合図不履行になる可能性も考えられます。
警察署交通安全課の担当者は、ワンタッチウインカーでの進路変更について以下のように話します。
「ワンタッチウインカーの点滅時間が約3秒だと仮定すると、3秒前にウインカーを出さなければならないので進路変更する直前、もしくは進路変更中に点滅が消えてしまう可能性があります。
当然ながら、進路変更する際にウインカーが出ていない場合は、合図不履行違反にあたる可能性があります」
仮にウインカーを正しく使用しなかった場合には、「合図不履行違反」として、違反点数1点、反則金は普通車の場合6000円が科せられます。
※ ※ ※
ワンタッチウインカーはメーカーにより5回の場合や3回の場合があります。また、車種によりメーターから設定できるものや、ディーラーで変更できることもあるようです。
しかし、ワンタッチでウインカーを点灯させられるという便利さはありますが、周囲のクルマや人などに対して、確実な合図としては不十分ともいえます。
ワンタッチウインカーだけに頼るのではなく、周囲の交通状況に合わせた適切なタイミングでウインカーを点灯させることが大切です。
冬は夏に比べ燃費が30%も減少!
2022.12.22
なぜ冬はガソリンの減りが早い? 「燃費悪化」を防ぐために気をつけたいこととは 「つい無意識…」な行為が影響も?
冬は夏に比べて30%も燃費悪化!?
冬の時期はほかの季節に比べて燃費が悪化しやすいと感じている人がいるかもしれません。
実際にデータを見ても、夏に比べて冬のほうが燃費が悪化しやすいといわれています。これは一体なぜなのでしょうか。
また燃費悪化を防ぐために、どんなことに気をつけたら良いのでしょうか。
財団法人省エネルギーセンターが発表している「ReCoo 会員燃費データの季節変動」では、寒冷地(北海道)と温暖地(九州・沖縄)の燃費の変化と代表地の気温変化を比較グラフ化。
これによると、どちらの地域とも春と秋の燃費は比較的良いものの、12月から2月にかけて全体的に燃費の落ち込みが大きくなっており、とくにその差は寒冷地が目立っています。
月別燃費の差を比べても温暖地では10%強なのに対し、寒冷地では30%弱に達するといい、冬の寒い時期は燃費が悪化しやすいことが分かります。
ではなぜ冬は燃費が悪化しやすいのでしょうか。上記のデータから考えられる要因のひとつに「雪道走行による燃費の悪化」が挙げられます。
たとえば雪道など冬の時期は、冬用タイヤとしてスタッドレスタイヤを装着します。
雪道や凍結した路面に特化してつくられているスタッドレスタイヤは、タイヤに柔らかい特性があり、これによりタイヤが雪にしっかりとくいつくようになっています。
このため、通常のタイヤと比べると路面の接触面積が増える分、摩擦力も増えることから燃費が悪くなるといわれています。
このほか考えられる要因には、「冬の低気温での暖房のための暖機運転(アイドリング)の増加」「エンジンが温まるまでに使用する燃料の増加」が挙げられます。
では、燃費悪化を防ぐためにどんなことに気をつけると良いのでしょうか。
まずひとつに、冬の時期の「エアコンの使用の仕方」に気をつけるのがポイントです。
冬は気温が寒いことから、クルマに乗って無意識にエアコンスイッチである「A/Cボタン」を押しているという人もいるかもしれません。
カーエアコンには主に冷房・暖房・除湿の3つの機能が備わっていますが、じつは暖房はエンジンから大量に発する熱を利用する仕組みなので、エアコンスイッチをオフにしていても暖房の効果があります。
このため暖房のみ利用したい場合は、スイッチをオフにしておくと良いでしょう。
ただし、車内のガラスが湿気で曇った場合は、A/Cスイッチをオンにすることで除湿機能が働くため、適切に切り替えるのが良いといえます。
また「暖機運転をしない」ことも気をつけるポイントのひとつです。
暖機運転とは、機械が始動してから一定時間に渡り負荷のかからない動作で運転することを指します。
従来では、エンジンが暖まっていないとうまく走行できない傾向があり、エンジンをかけたまま停止している状態の「アイドリング」でしばらく暖機運転をおこなうことが一般的とされていました。とくに寒い季節には、エンジンをしっかりと暖める必要がありました。
このため、今でも暖機運転をしているという人はいるかもしれません。
しかし、近年では念入りに暖機運転をしなくてもスムーズに走行できるようになっています。
たとえば、トヨタ「クラウン」のハイブリッド車の説明書には、「エンジンが冷えているときは、エンジンの始動/停止を自動的におこないますので、暖機運転は必要ありません」と記載されており、従来のように念入りな暖機運転をする必要はないといえます。
また、暖機運転が必要な場合でも「アイドリング暖機」ではなく、エンジンを掛けたらすぐに走り出してスピードを抑えて走る「走行暖機」が推奨されています。
暖機運転は燃費に大きく関係しており、財団法人省エネルギーセンターがおこなった調査では、「(アイドリング)暖機運転を10分間おこなってから市街地4.2kmを走ると、暖機運転なしの場合に比べ、燃費が25%悪化する」という結果も出ています。
ガソリンを余分に消費することもあり、さらに排出ガスを浄化する触媒の活性化も遅れ、環境面からもアイドリング暖機は良くないとされているため、冷え込みの強い時期でも走行暖機運転を心がけるのが良いでしょう。
※ ※ ※
最近ではガソリンが高いことから、給油をする時は入れる量も気にしている人もいるでしょう。
少しでも燃費悪化を防ぐために、上記のようなポイントを普段から意識してみても良いかもしれません。