バルト3国一斉ツイート「レオパルト2」供与へ
2023.01.22
「命が欲しかったら金を出せ」
2023.01.22
“3人組の強盗“同一グループの可能性は 「命が欲しかったら金を出せ」 情報は通帳漏洩
14日未明、茨城県で連続して起きた3人組の男による強盗事件。
実は3人組の強盗は関東各地で相次いでいます。
番組は事件の被害者を独自取材。犯行手口の共通点が見えてきました。
▽3人組で手口も類似…関東で相次ぐ強盗
犯行は、同一犯によるものなのか―
「きのう深夜2時ごろ、茨城県つくば市のあちらの住宅に強盗が入ったと110番通報がありました。犯人は黒っぽい服を着た3人の男だといいます。」
きのう14日、つくば市で起きた強盗事件―。
ハンマーのようなものを持った3人の男が住宅に押し入り、71歳の夫と妻の手足を粘着テープなどで縛り、現金およそ80万円や預金通帳を奪って逃走しました。
(周辺の住民)「(通報した)息子さんが『強盗に入られて、お父さんがハンマーか何かで殴られて倒れちゃって血だらけになっていた』と言っていた」
警察によると、侵入したのは身長170cmぐらいの若い男たち。寝ていた夫妻に対し、「命が欲しかったら金を出せ」などと脅したと言います
「つくば市の事件から3時間ほど前、手口や犯人像が酷似した事件が、ここから30km程の場所で起きていました」
類似した強盗事件が起きたのは、つくば市から車で1時間足らずの茨城県・龍ヶ崎市。
きのう14日午前1時ごろ。金づちや包丁を持った3人の男が、70代の夫婦宅に窓のカギを壊して侵入。寝ていた夫婦を粘着テープで縛り、現金およそ2万5000円を奪い逃走しました。
14日の未明から早朝にかけて起きた、2つの事件。そこには、いくつかの共通点がありました。
犯行に及んだのは、若い男の三人組。全員が黒っぽい服を着用。犯行にはハンマーのようなものと粘着テープが使用されていたのです。
3人の男たちによる粘着テープなどを使った強盗事件は、今年には入り立て続けに起きています。9日には神奈川県川崎市で、翌10日には栃木県足利市、さらに12日には、さいたま市でも発生していました。
(被害者が助けを求めた隣家住民)「(被害者は)手を粘着テープで縛られたので、それも後ろじゃなくて前だったんですね。で、なんとかとって、足も目隠しもとってうちに来たみたい」
こう話すのは、足利市で襲われた被害者が助けを求めた家の住人です。
10日午前1時ごろ、53歳の男性宅に3人の男が侵入―。男性の頭を鈍器などで殴り、現金300万円などを奪って逃走したと言います。
(被害者が助けを求めた隣家住民)「(3人のうち1人が)携帯電話で指示を受けながら犯人が色々行動していたらしいです。だからきっと組織ぐるみでやってるんじゃないかって」
一連の事件に、関連性はあるのか。元・警視庁刑事の吉川氏はこう推測します。
(元警視庁刑事 吉川祐二氏)「これだけ限られた期間のなかで発生するというのは同一犯である可能性も捨てきれない。同一犯と言いますか同一のグループですね。組織化されていて同じ組織がやっている可能性が高いと思われます」
▽「家に引きずり込まれ」被害者語る手口
浮上した組織犯罪の可能性。番組は3カ月前に起きた類似する事件の被害者に話を聞くことができました。
「実は3カ月前、同様の手口の事件がここ茨城県坂東市で起きていました。現場は畑が広がり住宅が点在している場所の一角です。」
去年10月8日、茨城県坂東市の住宅に若い3人組の男が押し入り現金20万円などを奪い逃走…現場は茨城県で相次いだ強盗事件に近い場所です。被害男性は事件の一部始終を語りました。
(被害男性)「寝てたんですよ、そしたら0時ごろにインターホンがピンポン鳴ったので夜中だから怖いなと思ったんで出なかったんですよ。少し時間経ってから窓ガラスが“ガッシャーン“て音がした、慌てて跳び起きて玄関まで行ったら犯人の1人が入ってきてたんです。」
犯人の1人から逃れ玄関を出るとさらに2人の男がいたといいます。Aさんは捕まり、粘着テープで手首を縛られ口も塞がれ、再び家に引きずり込まれたといいます。
(被害男性)「(家の)中に引きずり込まれて『金どこだ』『金庫どこだ』『時計どこだ』とか『正直に言ったら殺さねえから大人しくしろ』とか言われて…怖かったです。殺されると思いましたね。こんなところで人生終わっちゃうのかと思って…」
Q. 実際の被害は?
「現金20万円、財布丸ごと入っていた物全部と時計…」
強盗犯についてAさんはある特徴があったといいます。
Q. 犯人の顔は?
「暗くてマスクしてたし帽子も被っていたのではっきりと覚えていない」
Q. だいたい何十代?
「20〜30代だと思います、若かったです」
Q. 言葉は片言?
「いや日本人ですよね、完全に日本人。(犯行は)手慣れているというかそういう感じ…ポシェットみたいなのを3人とも、黒い服着てポシェット付けて道具など入れていたのかな」
侵入から逃走するまで十数分の犯行。Aさんは辛うじて動く指を使い携帯から110番通報しました。
▽犯罪組織が持つ“標的リスト”の存在
関東各地で相次ぐ強盗事件。犯行グループはどの様な基準で押し入る家を決めているのでしょうか?
(元警視庁刑事 吉川祐二氏)「以前特殊詐欺の時にですね、データが出回っていました。独身、一人暮らしか、高齢者であるとか、貯蓄がどれくらいあるかというデータを入手して被害者を特定していった、選別していった、ということは十分考えられます。」
吉川氏が指摘するデータとはどの様なものなのでしょうか?詐欺組織の内情に詳し人物はこう語ります。
(詐欺組織の内情に詳しい人物)「(名簿の)ジャンルで言ったら「高齢者」「アポ電用」「貸し金用」「投資詐欺用」、それから前職付きのリスト、3000万とか5000万とかありますね。これが資産付きですね。
それからこれ『通』というのは実は通帳なんですよ。銀行口座ですよ。」
以前番組が入手した名簿には住所氏名はもとより勤務先や年収、中には銀行口座の情報まで記載されたリストが存在していました。この様な名簿の多くは犯罪組織の手に渡っているといいます。
(詐欺組織の内情に詳しい人物)「犯罪組織自身のしのぎ(収入)が段々無くなってきていて今までアポ電(強盗)なりいろんな形でやってきたが、(犯罪)グループのリーダー連中は自分たちで直接やっていく考え方が多く暴力的な強盗とかやる連中が増えている。“手っ取り早く”という考え方が多い」
手術を受けて「植物人間化した」…?
2023.01.20
金正恩は「植物状態」に…? 関係者らが明かした「重病説」最新情報
北朝鮮の最高指導者、金正恩朝鮮労働党委員長が手術を受けて重篤な状態にあるという情報があり、米政府が状況を注視している。この情報を直接的に知る立場の米当局者が明らかにした
世界中が新型コロナウイルスの惨禍に右往左往する中で、この突然のアメリカ発のニュースに端を発した情報戦が始まった。
韓国政府は「地方視察中のようだ」とコメントし、中国政府は「報道は知っている」と述べるにとどまった。ドナルド・トランプ大統領は、「確定した情報はない」とコメントした。当の北朝鮮は数日間、沈黙したままだ。
だが、「爆弾証言」が入ってきた。金正恩委員長は、手術を受けて「植物人間化した」というのだ。
ある中国の医療関係者は、私に次のような詳細な経緯を明かした。
金正恩委員長は、地方視察に出かけている最中、突然心臓に手を当てて倒れた。同行していた医師団は、慌てて心臓マッサージを施しながら、近くの救急病院に搬送した。
同時に、中国に、『すぐに医療団を北京から派遣してほしい』と緊急要請した。中国は、北京にある中国医学院阜外医院国家心血管病中心と人民解放軍301医院の医師らを中心に、器材なども含めて50人近い派遣団を組み、特別機で平壌へ向かった。
ところが、中国の医師団を待っていては助からないと見た北朝鮮の医師団は、緊急の心臓ステント手術を行うことにした。執刀に当たったのは、中国で長年研修を積んだ北朝鮮の心臓外科医だった。
心臓ステント手術は、それほど難易度の高い手術ではない。最も重要な血管にステントを入れる施術自体は、1分くらいの時間で済ませられる。
ところが、執刀した外科医は、ものすごく緊張して、手が震えてしまった。かつ、金正恩ほどの肥満体を執刀した経験がなかった。それで、ステントを入れるのに、8分ほどもかかってしまったのだ。
その間に、金正恩委員長は、植物人間と化してしまった。中国の医師団が到着して診察したが、もはや手の施しようがなかった」
にわかには信じがたい話だが、この中国の医療関係者の証言が事実だとするなら、独裁者の「政治的生命」の最期は、かくもあっけないものだったのだ。
博多駅前「刺殺事件」犯人逮捕!
2023.01.19
容疑者はバー勤務「普段はまじめ」 博多駅前女性刺殺
福岡市の博多駅前で会社員、川野美樹さん=当時(38)=が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された元交際相手の寺内進容疑者(31)は昨年から歓楽街・中洲のバーで働いていた。明るく真面目な勤務態度だったといい、寺内容疑者を知るバー店主の男性は「事件を起こすような兆候はなかった。大変なことになった」と動揺した表情で語った。
男性によると、約1年前に福岡に転居し、昨年4月からアルバイトとして勤め始めた。客としてよく訪れていた川野さんと店で知り合ったとみられる。寺内容疑者は将来、独立して自分の店を持ちたいと話していた。
昨年11月、川野さんへのストーカーの件で警察から連絡があり、男性は2人が交際していたことを初めて知ったという。「川野さんに子供がいることも知っていた。残念だ」と声を落とした。
ウクライナでの新たな展開「ロシアの敗北しかない」
2023.01.18
【解説】 ウクライナでの戦争、2023年に予想される5つの展開 「ロシアの敗北しかない」
「ロシアの春季攻勢が鍵」
マイケル・クラーク(英戦略研究所アソシエイト・ディレクター)
ユーラシア大陸の大草原を越えて他国を侵略しようとする者は、いずれその草原で冬を越さざるを得なくなる。
ナポレオンもヒトラーもスターリンも、大草原に冬が訪れると軍隊を動かし続けた。そして今、侵略が後退しているウラジーミル・プーチンは、軍隊を冬ごもりさせ、春に新たな攻勢を仕掛けようとしている。
双方が小休止を必要としているが、ウクライナのほうが優れた装備と戦意を持っている。そして、少なくともドンバス地方では、ウクライナが圧力をかけ続けると予想される。
クレミンナとスヴァトヴェの周辺では、ウクライナが大きな進展をみせようとしている。ロシア軍を約65キロメートル後退させるもので、ほぼ侵攻を始めた場所まで押し戻すことになる。
ウクライナは、大きな戦果が目前にあれば、停戦には消極的になるだろう。しかし、ヘルソンを奪還したウクライナが、南西部での攻撃を一時停止させる可能性はある。
ドニプロ川の東側に渡り、クリミアへと続くロシアの脆弱な道路や鉄道網に圧力をかけるというのは、ウクライナにとっては過大なシナリオかもしれない。しかし、ウクライナが奇襲攻撃を仕掛ける可能性は排除できない。
2023年は、ロシアの春の攻勢が鍵を握るだろう。プーチンは、新たに動員された兵士のうち約5万人はすでに前線におり、25万人は来年に向けて訓練中だと認めている。
これらロシアの新たな部隊の命運が戦場で決するまでは、戦争は続くだけだ。
それ以外に考えられるのは、短期間の不安定な停戦だけだ。プーチンは侵攻をやめないと明言している。そしてウクライナは、生存をかけてなお戦っていると表明している。
「ウクライナが国土を奪還」
アンドレイ・ピオントコフスキー(米首都ワシントン在住の科学者・アナリスト)
ウクライナは遅くとも2023年春までに、領土の一体性を完全に回復して勝利する。2つの要因から、この結論に至っている。
ひとつは、ウクライナ軍とウクライナ国民全体の意欲、決意、勇気だ。これらは近代の戦争史上、類を見ないものだ。
もうひとつは、長年にわたってロシアの独裁者をなだめてきた西側諸国が、ようやく目の前の歴史的課題の重大さを認識するに至ったという事実だ。これは、北大西洋条約機構(NATO)のイェンス・ストルテンベルグ事務総長による、最近の次の発言によく表れている。
「私たちが払う代償はお金だ。一方、ウクライナ人が支払う代償は血だ。もし権威主義の政権が、武力は報われると考えるようになれば、私たちはもっと高い代償を払うことになる。そして世界は、全員にとってさらに危険な世界になる」
ウクライナの必然的な勝利が実現する正確な時期は、NATOがどれだけ早く、形勢を一転させる新たな兵器(戦車、航空機、長距離ミサイル)のパッケージを提供できるかで決まるだろう。
私は今後数カ月(もしかすると数週間)以内にメリトポリが重要な戦地になるとみている。ウクライナはメリトポリを制圧した後、難なくアゾフ海へと移動し、ロシアのクリミアへの補給線と通信線を実質的に断つだろう。
ウクライナの壊滅的な前進を受け、ロシアは形式的な協議の場で、正式に降伏することになる。
そして、戦勝国のウクライナ、イギリス、アメリカが、新たな国際安全保障を構築する。
「終わりが見えない」
バーバラ・ザンチェタ(英キングス・コレッジ・ロンドン戦争研究学部)
ウラジーミル・プーチンは、ウクライナが強力な隣国ロシアの行動を消極的ながら受け入れ、他の国々は大した関与はしないだろうと予想していた。この深刻な誤算により、紛争は長期化し、終わりが見えない状況となっている。
この冬は厳しいものとなるだろう。ロシアはウクライナのインフラを攻撃し、すでに粉々になったウクライナ国民の士気と忍耐をくじこうとする。だが、ウクライナの回復力が驚異的なことは明らかになっている。人々は断固、立ち向かうだろう。そして戦争は、どんどん長引く。
交渉の見通しは暗い。和平交渉を可能にするには、少なくとも一方の側が核心的な要求を変える必要がある。そうしたことが起きたことを示す証拠も、今後すぐに起こることを示す証拠もない。
では、どのように終わるのか。
物的および人的な戦争の代償が、ロシアの政治エリートのやる気をそぐかもしれない。鍵はロシアの国内情勢にある。
アメリカのヴェトナム戦争や、ソビエト連邦のアフガニスタン侵攻など、誤算が決定的となった過去の戦争は、そうした流れでしか終わっていない。誤算をした国で政治状況が変化し、撤退が唯一の現実的な選択肢となった。撤退は「名誉ある」ものの場合もあれば、そうでない場合もある。
ただしこれは、西側諸国がウクライナ支援を堅持した時だけ実現可能となる。戦争の代償をめぐる圧力は、各国で高まっている。
悲しいことに、この戦いは政治的、経済的、軍事的な決意の戦いとして長期化し続けるだろう。そして、2023年の終わりになっても、おそらくまだ続いているだろう。
「ロシアの敗北しかない」
ベン・ホッジス(元米陸軍駐欧州司令官)
キーウでの勝利パレードを計画するには時期尚早だが、現在はすべての勢いがウクライナ側にあり、この戦争にウクライナが勝つと確信している。おそらく2023年内に勝利するだろう。
冬の間は動きが鈍くなる。だが、ウクライナ軍にはイギリス、カナダ、ドイツが提供した防寒装備があり、ロシア軍より対応力があるのは間違いない。
来年1月までに、ウクライナがクリミア解放作戦の最終段階に入ることもあり得る。
歴史から、戦争で試されるのは意志と兵たんだとわかっている。ウクライナ国民と兵士の決意、そしてウクライナの物流状況の急速な改善を見れば、ロシアの敗北以外の結末は考えられない。
この結論は、ロシアがヘルソンから撤退したことも根拠の一部となっている。ロシアの撤退はまず、ウクライナ国民を心理的に後押しした。第二に、ロシア政府にとって大きな失態となった。そして第三に、ウクライナ軍に戦略上重要な優位性をもたらした。クリミアに入るすべての道が、ウクライナの兵器システムの射程内に収まった。
2023年末には、ウクライナはクリミアに対する主権を完全に回復しているだろう。ただ、ロシアがセヴァストポリ駐留の海軍の一部を段階的に撤退させるといった、何らかの合意はなされるかもしれない。撤退が完了するのはおそらく、ロシアがクリミアを不法併合する前の条約で定められていた時期(2025年ごろ)の終わりごろになるのではないか。
マリウポリやベルディヤンスクなどアゾフ海沿岸の重要な港で、ウクライナによるインフラの復興が進むだろう。ドニプロ川からクリミアに水を送る北クリミア運河の再開も、重要プロジェクトとして注目される。
「同じことの繰り返し」
デイヴィッド・ゲンデルマン(イスラエル・テルアビブ在住の軍事専門家)
「どのように終わるか」ではなく、双方が次の局面で何を成し遂げたいかを考えてみよう。
ロシアの動員兵士30万人のうち、すでに戦闘地域に入っているのは半数ほどでしかない。それ以外の兵士と、ヘルソン撤退で動けるようになった部隊が、ロシアの攻勢のチャンスをつくっている。
ロシアによるルハンスク州とドネツク州の占領は続くだろう。しかし、南部からパヴログラードまで制圧し、ドンバスのウクライナ軍を包囲するといったロシアの大躍進は、可能性が低いだろう。
それより現実的なのは、現在の戦術が続くことだ。ウクライナ軍は、バフムートやアヴディフカ地域でそうしたように、狭い範囲でゆっくり前進するかもしれない。スヴァトヴェ・クレミンナ地域でも同じ戦術をとる可能性がある。