「首を刺した理由は確実に殺すため」=府中ホテル殺人
2023.02.03

殺害された平林さなさん(24)

府中ホテル24歳女性変死 現場から立ち去った54歳男を殺人容疑で逮捕「確実に殺すため首刺した」警視庁

東京・府中市のホテルで、きょう未明、24歳の女性が死亡しているのが見つかった事件で、警視庁は、さきほど、現場の部屋から立ち去っていた男を、殺人の疑いで逮捕した。

逮捕されたのは、府中市の職業不詳・石川晃容疑者(54)。

この事件は、午前1時半ごろ、府中市のホテルで、従業員から「宿泊客と連絡が取れない」と110番通報があり、駆けつけた警察官が、2階の部屋のベッドの上で、女性が死亡しているのが見つかったもの。チェックアウトの予定時間になっても退室してこないことを不審に思い、ホテル側が通報していた。

死亡していたのは、府中市に住む平林さなさん(24)。首から血を流して倒れていて、衣服を身に着けていなった。刃物のようなもので刺されたとみられていた。

平林さんと石川容疑者は、2日午前2時ごろホテルの部屋に入り、石川容疑者が、午前6時すぎに、ひとりで部屋を出たことが分かっている。警視庁が、殺人事件として、行方を捜していたところ、3日午前5時半ごろ、府中市内の自宅で、石川容疑者を発見、身柄を確保した。

調べに対して石川容疑者は、「2月2日の夜中に、府中市のホテルで、私が持っていたナイフを使って、ベッド上で寝ている被害者の首を3回刺して殺しました。首を刺した理由は確実に殺すためです」と供述。

身柄を確保された際、石川容疑者は、サバイバルナイフのようなものを2本所持していた。1本には血液のようなものが付着していたという。2人の関係は分かっていないが、複数回、会ったことがあるとのこと。

2日午後6時半ごろ、石川容疑者が、自宅マンションの敷地内で寝込んでいるとの通報があり、警察官が、不審者として話を聴いていた。その際、平林さんの身分証を所持していたが、石川容疑者は「友人が忘れた身分証で、次に返す」と説明していたとのこと。このやり取りから、警視庁が、石川容疑者の自宅を張り込み、帰宅したところを身柄確保したという。
2023.02.03 19:21 | 固定リンク | 事件/事故
ロシア兵「殺人光線」で殲滅される!
2023.02.03
【動画】ロシア軍兵士を殲滅した「殺人光線」の正体は?



「ウクライナが未知の新兵器を投入か」とネットをざわつかせた動画を専門家に分析してもらった結果は

ウクライナの原野を移動中のロシア兵がどこからともなく発射された謎のビームで一瞬にして殲滅される。そんな動画がネット上で拡散され、DEATH RAY(殺人光線)のキーワードが検索上位に浮上している。

この動画は今週、ツイッターに投稿され、2月1日午後までに250万回再生された。

動画の冒頭では、遮蔽物のない広大な原野をロシア兵の一行が歩いている。と突然、激しい爆発が起きて、標的エリアはもうもうたる煙に包まれ、尾を引くように帯状の砂塵の雲が形成される。

先頭グループを襲った最初の爆発の後、後方にいて命拾いした兵士たちがパニックになる様子もはっきりと見てとれる。逃げ惑う者もいれば、負傷した仲間を助けようとする者もいたようだ。

だが続く2回の爆発が彼らを直撃。動画の最後では、動けなくなった兵士たちが辺り一面に散らばり、どう見ても生存者がいるとは思えない。

動画には「殺人光線によるロシア兵の破壊」というキャプションが付いている。

国産の対戦車ミサイルか

昨年2月24日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領の命令で、ロシア軍がウクライナに侵攻を開始してから、もうじき1年になる。ウクライナ国防省の推定によれば、ロシア軍の死者は12万8000人を上回るとみられ、未確認ながらこの動画の攻撃が最近起きたとすれば、さらにこれらの兵士が加わることになる。

問題の動画のコメント欄には、この攻撃に使用された兵器がいったい何かという質問が多数寄せられている。動画を投稿した@bayraktar_1loveは、その1つに返信し、ウクライナ国産の対戦車誘導ミサイルシステム「ステューフナP」による攻撃とみられると答えている。

2月1日午後の時点では、この動画が撮影された状況はよく分かっていない。いつ、どこで撮影されたかも不明で、肝心の兵器についても、明確に特定するには情報があまりに乏しい。

本誌はウクライナ国防省に動画の攻撃について問い合わせ、使用兵器を確認中だが、回答を待つ間、複数の専門家に動画を見せて見解を求めた。

「殺人光線でないことは確かだ」と言い切ったのは、軍事情報サイト「特殊作戦部隊リポート」を運営している米海軍の退役兵ショーン・スプーンツだ。「対戦車用の弾丸が地面すれすれを飛び、その通り道に砂塵の雲ができたのではないか」

スプーンツによれば、地面の近くを弾丸が飛べば、その振動が波のように空気中を伝わり、砂塵が巻き上げられて、地面を這う細長い帯状の雲ができるという。

コーネル大学の歴史学の准教授で、軍事史・国防政策に詳しいデービッド・シルビーの見立ては、HEATと呼ばれる成形炸薬弾が使用されたというもの。HEATはhigh-explosive anti-tank(対戦車榴弾)の頭文字を取った略称だ。

高い貫通力と破壊力を持たせるために特殊な成形を施した炸薬弾をステューフナから飛ばすことは可能だろうか。これについては、軍事技術専門家のデービッド・ハンブリングが「十分可能だ」と教えてくれた。

ただし、匿名を条件に本誌の取材に応じた米陸軍の元大佐は違う見方をしている。アメリカ製の軍用ドローン「スイッチブレード」が使われた可能性があるというのだ。これは弾頭を搭載して自爆攻撃を行えるドローンで、「神風ドローン」の名で知られ、米政府は昨年、少なくとも700機をウクライナに提供すると発表している。
2023.02.03 09:13 | 固定リンク | 戦争

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