FSB・鈴木宗男氏「不利な停戦案」プーチン激怒!
2023.10.06
維新、FSB鈴木宗男氏「除名」を検討 ロシア「勝利」期待発言が問題に

日本維新の会が、党に無断でウクライナを侵略中のロシアを訪問した国会議員団副代表の鈴木宗男参院議員の処分をめぐり、「除名」も検討していることが6日、分かった。同日の国会議員団の党紀委員会で出た意見や鈴木氏の主張などを踏まえ、持ち回りの党常任役員会を開いた上で10日に最終判断する方針だ。党内では無断の訪露にとどまらず、露メディアの動画でロシアの勝利を期待するとの趣旨の発言をしていたことが問題視されているという。

鈴木氏は国会内で、記者団に対して動画は切り取られたものだと主張した。一方、「私はロシアが勝つと思っている。皆さん、ウクライナが勝つと思うか? 政治経験のない人たちはどうしても印象論や感情論で判断する」と持論を展開。「政治家としての信念を持って、ぶれずに発言・行動していけば分かってくれる」とも訴えた。

藤田文武幹事長は6日の記者会見で、動画に関して「映像を取り寄せて精査する」と説明した。その上で「非常に厳しい対応をせざるを得なくなるかなと思う。だからこそしっかりとした手続き論と論理的正当性を担保する方針だ」と語った。

鈴木氏は党が海外渡航のルールとして定めていた申請書を事前に出さないまま、日本を1日に出発してロシアに向かった。届け出は2日だった。鈴木氏はロシア滞在中、ルデンコ外務次官らと会談し、5日に帰国していた。

当初は無断訪露以外の責任を問うことは難しいと目されていた。しかし、インターネット上で動画が拡散されたこともあり、「党員資格停止や除名なども検討すべきだ」(関係者)との声が高まった。吉村洋文共同代表(大阪府知事)も6日、鈴木氏への「厳しい処分」を求めた。

■訪露批判に反論「こんな時だから対話必要」

日本維新の会の鈴木宗男参院議員は3日夜、自身のフェイスブックを更新し、政府が、ウクライナに軍事侵攻したロシアへの渡航中止勧告を出す中でロシアに単独で渡航し、批判を浴びていることについて反論した。

「私のモスクワ訪問について日本国内ではいろいろな発言があるようだが、私は国益の観点から日露関係の重要性を誰よりも考えてきた政治家と自負しており、特にこんな時だからこそ対話が必要と考えている」と持論を展開した。

鈴木氏はロシア外務省で日本担当のルデンコ外務次官らとの面会を重ねており、5日に帰国する。

維新は鈴木氏が海外渡航前に党側に渡航届け出をしていなかったことから、帰国後の処分を検討している。

■処分受け入れる意向

露から帰国の鈴木宗男議員 日本維新の会代表らと会談 手続き経ず渡航したことにつき処分受け入れる意向

訪問先のロシアから帰国した鈴木宗男参議院議員が日本維新の会の馬場代表らと会談し党内の手続きを経ずに渡航したことについて処分を受け入れる意向を示しました。

鈴木宗男参議院議員)
「党としては手続きの問題は問えますが「行く」「行かない」その評価については党としては言及しませんという話でした」。

鈴木宗男参議院議員は今月1日から、日本政府が渡航中止を求めているロシアを訪れました。ロシアでは政府高官らと会談し北方墓参の再開などを求めたということです。
鈴木議員は日本維新の会が海外渡航の際に求める党への届けを出さず、党幹部は処分を検討していました。5日に帰国した鈴木議員は党の馬場代表らと会談し、処分を受け入れる意向を示しました。
鈴木議員は「出発の2日前にセミナーがあり秘書の手が回らなかった」と説明しています。

鈴木宗男参議院議員)

「29日金曜日の私の会合も大きな会合ですから、ウチの秘書もてんてこ舞い。維新の事務局も夕方にはいないわけですから、だから月曜日の9時に持っていっているのか、朝一番で持っていっているんです。
郵便で出しておけばよかったと思ってるんですが」。
日本維新の会は6日に役員会を開催し、鈴木議員への処分の内容を検討するということです。

■「ロシアの勝利信じる」と現地で発言

今月1~5日の日程でロシアを訪問した日本維新の会の鈴木宗男参院議員が、「ロシアの勝利、ウクライナに対して屈することがない」などと現地で発言していたことがわかった。維新は6日の役員会で、除名を含む重い処分とする方針を固め、馬場伸幸代表らに一任した。

ロシア国営通信社「スプートニク」が4日未明、鈴木氏のインタビュー動画を配信した。この動画で、鈴木氏は「特別軍事作戦が継続されているが、ロシアの勝利、ロシアがウクライナに対して屈することがない。ここは何の懸念もなく、100%確信を持って、私はロシアの未来、ロシアの明日を私は信じており、理解をしている」と発言している。

 スプートニクの報道によると、同社の読者へのビデオメッセージとして、動画が撮影されたという。
2023.10.06 22:44 | 固定リンク | 速報
株価・なぜこんなに下がるのか?
2023.10.06
株価急落は投資家のリバランス、正反対の動きに転じる時を待て

足元、東京株式市場は波乱の様相を呈しています。とくに9月28日の3月期決算企業中間配当落ち日以降、「なぜこんなに下がるのか?」と多くの投資家が感じるほどの急な下げです。

10月2日は買い先行で始まり、日経平均は一時500円超上昇したものの、後場に入り急に売られ、大引けでは97円安となりました。その幅はなんと約600円でした。特筆すべきは、とくに売られる材料が見当たらなかったことです。

この動きの背景には「機関投資家によるリバランス売り(調整/銘柄入れ替え)」があると考えられます。機関投資家は保有している銘柄の中で、含み益が出ている銘柄を売るときがあります。年金資金などについては決められた株式保有比率を(株価の値上がりによって)超えると、超過分を売ることになります。

これらの売りは株式市場や個別銘柄の先行きを考えたうえで実行するものではなく、それぞれの運用方針を維持するための調整です(それを株式市場では「リバランス」と表現します)。いわば問答無用で出てくる売りで、当然のように株式市場の上値は強く抑えられ、その様子を見て他の投資家も含み益が出ている銘柄を売る動きに傾きます(追随売り)。

今年9月以降、大きく上昇していた「日本郵船(9101)」などの海運株、「日本製鉄(5401)」などの鉄鋼株、さらには「日立製作所(6501)」、「三菱重工業(7011)」など大型バリュー株が値を崩しているのはそのためです。

ただ、機関投資家によるリバランス売りはあくまでも「運用の都合」によるものです。それによって株式市場内の需給関係が歪み株価が下げたのです。保有銘柄を整理した後、再び買いに動くことは十分に想定されています。

過去においても、リバランス売りによって株価のトレンドが変化した例は思い当たりません。リバランスは保有銘柄調整/入れ替えであり、売り切りというわけではないのです。少しの時間が経過すると、今度は「なぜ反発するのかよくわからない」という、これまでとは正反対のときが到来するでしょう。

この夏低迷していた「アドバンテスト(6857)」、「レーザーテック(6920)」、「ディスコ(6146)」などの半導体製造装置関連株が底打ち気配を見せていることからも、やはり上げていた銘柄が売られていることがわかります。足元の波乱は、どのみち安値買いのチャンスとなる公算です。日経平均の動きを凝視しましょう。
2023.10.06 22:37 | 固定リンク | 経済
プーチン「戦争終結日本に依頼」
2023.10.06
「制裁解除について日本と対話する用意がある」プーチン大統領 ソチで開かれた国際会議で発言

ロシアのプーチン大統領は南部ソチで開かれた国際会議で、日本との関係正常化について「対話する用意はあるが、日本側がイニシアチブを取る必要がある」などと主張しました。

ロシア・プーチン大統領

「ウクライナでのいわゆる戦争を始めたのは我々ではないと私は何度も述べてきた。逆に我々は終わらせようとしている」

プーチン大統領は5日、国内外のロシア専門家を集めて毎年開かれるバルダイ会議で演説し、ウクライナ侵攻をめぐり「ロシアは2014年からウクライナ東部のドンバスで続く紛争を終わらせるために特別軍事作戦を開始した」と改めて持論を展開しました。

「さらなる領土に興味はない」とも述べ、領土拡大のための戦争ではないと主張しました。

プーチン氏は、「射程が数千キロに及ぶ原子力推進式巡航ミサイル『ブレベスニク』の発射実験に初めて成功した」と述べ、「ロシアがもし核攻撃を受ければ敵に生き残る可能性はない」と威嚇しました。

さらに、「だれもロシアの言うことに耳を貸そうとせず、西側諸国の傲慢さは完全に常軌を逸していた」などと冷戦終結以降の西側諸国のロシアへの対応を批判しました。

ウクライナへの侵攻が長期化するなか、プーチン政権は、戦争が西側に起因するものだとするイメージを国民にアピールしています。

また、日本との関係をめぐってプーチン氏は、「我々が日本に制裁を科したわけではなく、窓を閉ざしたのは日本だ」と主張しました。

そのうえで、「制裁解除についてロシアは日本と対話する用意があるが、そのためには日本側がイニシアチブを取る必要がある」などと述べました。

■原子力ミサイル実験成功 プーチン大統領、米国けん制

ロシアのプーチン大統領は5日、南部ソチで開かれた国際討論フォーラム「ワルダイ会議」で、核弾頭を搭載できる原子力推進式巡航ミサイル「ブレベスニク」の実験に成功したとし、開発がほぼ完了したと述べた。多弾頭の新型大陸間弾道ミサイル(ICBM)「サルマト」も近く本格生産に入るとしたほか、核実験の再開も示唆し、米国をけん制した。

日ロ関係について、ウクライナ侵攻後に日本が対ロ制裁を科し「扉を閉ざした」と指摘。「日本が対話する時期だと考えるなら、応じる準備がある」と述べた。笹川平和財団の畔蒜泰助主任研究員の質問に答えた。

プーチン氏は、ロシア国内で核実験の再開を求める声があるとし、ロシアが批准し、米国は批准していない包括的核実験禁止条約(CTBT)の「批准撤回は可能だ」と語った。核を報復にのみ使用できるとするロシアの軍事ドクトリンは「変更不要」とも述べた。

ブレベスニクは、プーチン氏が18年の演説で開発中だと公表した新型兵器。

■ウクライナ東部ハルキウにミサイル攻撃 51人死亡

ウクライナ政府は、東部ハルキウ州でロシア軍の攻撃により51人が死亡したと明らかにしました。

 ウクライナ東部ハルキウ州の村で5日午後1時ごろ、ロシア軍の短距離弾道ミサイルがカフェと食料品店に着弾しました。

 この攻撃で6歳の少年を含む51人が死亡し、少なくとも6人がけがをしたということです。

 ウクライナへの侵攻が始まって以降、民間人の犠牲者が最も多かった攻撃だとみられています。

 地元メディアは当時、カフェにはおよそ60人が集まり追悼式を兼ねた会食をしていたと伝えています。

 ゼレンスキー大統領は今回の攻撃について、「完全に意図的なテロ行為だ」と非難しています。
2023.10.06 08:56 | 固定リンク | 戦争

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