紅麹コレステヘルプの安全性は最も危険(スイス売買は違法)
2024.03.27
紅麹とは 「紅麹コレステヘルプの安全性は最も危険(スイス売買は違法)」

Monascus属の糸状菌である紅麹菌を使って米などの穀類を発酵させたものです。

この発酵食品は赤色をしており、中国や台湾では古くから漢方薬として利用されてきました。また、紅酒や豆腐ようなどの製造にも用いられ、天然着色料や食品用防腐剤としても使われています。

紅麹には健康効果があるとされ、血行促進や内臓を温める効果があると伝えられています。しかし、摂取には注意が必要で、胃や肝臓に負担がかかる可能性もあるため、専門家の助言を求めることが推奨されます。

紅麹コレステヘルプの安全性(スイス売買は違法)

欧州の注意喚起

欧州では、紅麹を由来とするサプリメントの摂取が原因と疑われる健康被害が報告されています。

EUは、紅麹菌株が生産する有毒物質シトリニンの基準値を設定しました。フランスでは摂取前に医師に相談するよう注意喚起しており、スイスでは紅麹を成分とする製品の売買は違法です。

消費者庁の自主回収情報

消費者庁は、紅麹を含む3製品の自主回収情報を公表しました。紅麹コレステヘルプに関連する健康被害が13件報告されており、入院症例6名、通院症例7名があります。

症状には尿の泡立ち・混濁、倦怠感、腹痛、腰痛、食欲不振、腎機能数値の異常などが含まれています。

安全性評価(一般的な安全性を保証するものではありません)

ある検査では、紅麹100mg/日、200mg/日の摂取において安全性が確認されたと報告されていますが、これは特定の条件下での結果であり、一般的な安全性を保証するものではありません。

小林製薬の安全性確認試験(一般では試験してない)

小林製薬は、紅麹配合食品(紅麹500mg:有効用量の5倍)を4週間摂取した場合においても副作用は認められなかったと報告していますが、これも特定の条件下での結果です。

紅麹の「有害物質含む」

紅麹はMonascus属のカビから作られ、シトリニンなどの「有害物質を含む」可能性があります。日本の伝統的な発酵食品に使用される麹は、その安全性が確認されていますが、紅麹コレステヘルプサプリメントによる健康被害は、消費者の安全と信頼を大きく揺るがす問題です。

以上の情報から、紅麹コレステヘルプの摂取には慎重さが求められます。サプリメントを含む健康食品を選ぶ際には成分や安全性に注意し、不安や異常を感じた場合はすぐに使用を中止し専門家に相談することが重要です。また、摂取前に医師に相談することをお勧めします。🔍





小林製薬の紅麹サプリメント摂取による健康被害の要点は以下の通りです:

2人の死亡事例が報告されました。

紅麹コレステヘルプを摂取した106人が入院しました。

相談件数は約3000件に上ります。

厚生労働省はこの問題に対応するための連絡会議を開く方向で検討しています。

小林製薬は、紅麹コレステヘルプを含む8種類の商品について機能性表示食品の届け出を撤回しました。

この問題に関する最新情報は、引き続き注意深く追跡していく必要があります。安全性に関する懸念がある場合は、専門家の助言を求めることをお勧めします。




小林製薬が製造した紅麹原料のサプリメント摂取による健康被害について、厚生労働省は2人の死亡事例を報告しました。この問題で、入院したのは106人、相談件数は約3000件に上るとの報告があります。

亡くなった2人はどちらも「紅麹コレステヘルプ」を摂取していたとされています。厚労省は、この問題に対応するための連絡会議を開く方向で検討しており、健康被害が発生していないか一斉に点検する方針を示しています。










紅こうじサプリで腎疾患6人入院 小林製薬、想定と異なる成分か

小林製薬は22日、米こうじの一種「紅こうじ」成分を配合した機能性表示食品のサプリメントを摂取した40~70代の男女13人から、腎疾患などの報告が出ていると発表した。6人が入院し、うち5人は既に退院したが、人工透析が一時必要になった人もいたという。この他、7人が通院した。紅こうじ原料に想定とは異なる成分が含まれていた恐れがある。

 小林製薬は自主回収を実施、製品を使用しないよう呼びかけている。小林章浩社長は大阪市で記者会見し「製品設計や品質管理体制で不足と言わざるを得ない。多大なるご迷惑をおかけし、深くおわび申し上げる」と謝罪した。約30万袋の自主回収などに約18億円を充て、補償を含めた対応も検討する。

自主回収の対象は「紅麹コレステヘルプ」3種類と「ナイシヘルプ+コレステロール」「ナットウキナーゼさらさら粒GOLD」の計5製品。紅麹コレステヘルプは通信販売や店頭で2021年2月から販売し、今年2月末までに約106万袋を販売した。昨年夏から秋ごろ販売した製品が主な原因となった可能性がある。








小林製薬「紅麹」摂取した2人死亡 厚労省明らかに

小林製薬の紅麹原料を使ったサプリメントを摂取した人に健康被害が出ている問題で、厚生労働省は、会社から2人の死亡事例の報告を受けたことを明らかにした。

会社はこれまで1人の死亡を明らかにしていて、新たに1人の死亡が報告されたことになる。

紅こうじ摂取、2人死亡 機能性表示で初の健康被害

紅こうじ、1人が腎疾患で死亡 小林製薬サプリ、入院70人超に

小林製薬(大阪市)が製造販売した「紅こうじ」を使った機能性表示食品のサプリメントによる健康被害は26日、3年間摂取していた1人が腎疾患で死亡する事態に発展した。3年前からサプリを定期的に購入し、死亡する今年2月まで摂取を続けたとみられる。厚生労働省は同社へのヒアリングの結果、2人目の死亡事例が報告されたとして、大阪市に対し、食品衛生法に基づく製品の廃棄命令などの措置を取るよう通知を出した。

消費者庁によると、2015年の機能性表示食品の制度開始後、メーカーが健康被害を公表して自主回収するのは初めて。サプリ摂取後に入院した人も70人超に増える見通しとなった。国は届け出がある全ての機能性食品6千件超を緊急点検する方針を明らかにした。

 健康維持や増進に役立つことをうたいながら、摂取との因果関係が強く疑われる死亡事例が判明、最初の被害把握から使用停止の呼びかけまで2カ月超を要した。厚労省は食品衛生法上の対応が適切かどうかを確認するため、消費者庁と合同で同社担当者にヒアリングした。









紅こうじ商品、広がる不安 小林製薬以外の社に問い合わせ相次ぐ

小林製薬が販売する「紅こうじ」のサプリメントを摂取した人から腎疾患などの健康被害の報告が出ている問題で、同社以外の「紅こうじ」を使った商品についても、企業への問い合わせが相次ぎ、対応を強いられている。

「紅こうじ色素も不安」「しばらく紅こうじ食品は回避します」

小林製薬の問題が発覚して以来、SNS(ネット交流サービス)上ではこんな声が続いている。原材料名に「紅こうじ色素」と記されている商品はパンや菓子、ペットフードなどに及び、小林製薬以外の原料を使っているケースも多い。

 日清食品のカップ麺「日清のどん兵衛」も、原材料名に「ベニコウジ色素」と記載。同社には通常よりも多くの問い合わせが寄せられているといい、ホームページ上で「(同社の)グループが製造・販売する製品には小林製薬の紅麴原料は一切使用しておりません」と公表した。

 京都市東山区の食パン店は、ホームページ上で一部商品に着色料として紅こうじを使っていることを説明。その上で、小林製薬の紅こうじとは「まったく関係ございません。当店では国の規定を満たしている紅麴が使用されております」と強調した。

小林製薬の「紅こうじ」サプリに関する相談は、小林製薬の通信販売で購入した場合は0120・585090、店頭や他のネット通販サイトで購入した場合は0120・880220で、午前9時から午後5時まで受け付けている。










小林製薬、遅きに失した決断 「ブランドに悪影響」紅麹原材料の納入先企業からも批判

小林製薬が製造・販売した「紅麹」のサプリメントを摂取したとみられる1人が腎疾患で死亡していたことが分かった。因果関係は不明だが、健康被害への不安が急速に広がっている。最初の症例の報告から自主回収まで約2カ月かかった。同社の紅麹原料でつくった製品の回収を余儀なくされた企業からは「もっと早く教えてくれれば」と情報提供の遅さを指摘する声が上がる。

「食べてしまったが、大丈夫でしょうか」

食品を手がける福岡市の「ZERO PLUS(ゼロプラス)」には、自主回収を決めた同社の機能性表示食品「悪玉コレステロールを下げるのに役立つ 濃厚チーズせんべい」を購入した消費者から問い合わせが相次いでいる。今月15日に発売したばかり。小林製薬が開発した紅麹原料を使った商品だった。

22日夜に連絡を受けて急いで販売を止めたが、1週間で出荷した約700袋のうち約320袋が消費者に渡っていた。一方、小林製薬も1日に同製品を紹介するリリースを出していることから、社内でも安全性の情報が共有されていなかったことがうかがえる。

小林製薬は、健康被害の原因となる物質は特定できていないものの、サプリ以外で健康被害がでる可能性は低いとする。一方、企業52社に紅麹原料を販売しており、これらの企業に自主回収を呼びかける電話をかけ始めたのは22日午後5時の発表と同時だった。

ある関西の食品会社は「連絡があったのは、記者会見の後だった」と連絡の遅さを批判。「商品ブランドに悪い影響が広がらなければいいが」などと不安を募らせた。

小林製薬に最初の腎疾患の入院の症例報告が医師から入ったのは1月15日で、2月27日までに6人の入院事例を確認した。自主回収が3月22日にずれ込んだことについて、渡辺淳執行役員は「調査にかける人員が限られ、製品が原因で症状が起こったと特定できなかった」と説明するが、大阪市保健所と消費者庁に対しては22日の発表直前に相談。行政との情報共有も遅きに失した。

経団連の十倉雅和会長も26日の定例記者会見で、問題を巡り、「まずやるべきことは健康被害を広げないことだ」と述べ、自主回収までに約2カ月間を要したことについても「かなり時間がかかったのは確かだ」との認識を示した。

小林製薬は現在、原因の特定を急いでいるが、究明には「1~2カ月かかるかもしれない」と明かす。健康志向の高まりで関連商品の需要が拡大する中、消費者の不安払拭は急務だ。
2024.03.27 06:32 | 固定リンク | 事件/事故

- -