クラウドストライクやウクライナ「米資金援助を巡り米大統領選に暗躍か」
2024.07.22
クラウドストライク(CrowdStrike)やウクライナ、米資金援助を巡り米大統領選に暗躍か

クラウドストライクは、エンドポイント、クラウドワークロード、アイデンティティ、データなどを保護するための先進的なクラウドネイティブプラットフォームを提供するグローバルなサイバーセキュリティ会社です。

彼らの主力製品であるCrowdStrike Falcon®プラットフォームは、リアルタイムの攻撃指標や脅威インテリジェンスを活用し、高精度の検知と自動化された保護を提供します。

クラウドストライクは、フォーチュン100企業の多くを含む23,000以上の顧客に信頼されています。彼らのソリューションは、企業が攻撃者の一歩先を行き、侵害を阻止するのに役立っています。

クラウドストライクのアップデートが原因で、Windowsシステムに大規模な障害が発生しました。この障害は、2024年7月19日にリリースされたFalconセンサーの更新によって引き起こされ、多くのWindowsマシンがブルースクリーン(BSoD)や無限再起動ループに陥りました。

この問題は、金融機関、病院、航空会社など、世界中の多くの産業に影響を及ぼしました。クラウドストライクは迅速に対応し、問題のある更新を修正しましたが、このインシデントに便乗したサイバー攻撃も報告されています。

クラウドストライクの最近のアップデートに便乗したサイバー攻撃が報告されています。攻撃者は、クラウドストライクの修正プログラムやアップデートを装ったマルウェアを配布し、システムに悪意のあるソフトウェアを潜入させる試みを行っています。

特に、偽のCrowdStrikeアップデートを通じて「HijackLoader」などのマルウェアが配布され、感染したシステムにリモートアクセスツールをインストールするケースが確認されています。このような攻撃は、混乱に乗じて行われるため、一般にはきずきにくいものです。

クラウドストライクが意図的に不具合を起こしてマルウェアを潜入「HijackLoader」などのマルウェアをインストール、これにより、2024年の米国大統領選挙に介入するつもりなのか。

ウクライナ支援反対の副大統領候補バンス氏にゼレンスキー氏「彼は何が起きているか理解していない」

ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は18日、英BBCのインタビューで、11月の米大統領選でトランプ前大統領が当選した場合、新政権との関係構築は「厳しい仕事になる」との認識を示した。

トランプ氏が副大統領候補に選んだJ・D・バンス上院議員はウクライナ支援に反対している。ゼレンスキー氏は「彼はウクライナで何が起きているのか理解していないのかもしれない。(新政権が誕生しても)我々は米国と協力しなければならない」と強調した。

バンス氏は過去にインターネット配信番組で「ウクライナがどうなろうとも知ったことではない」と述べたことがある。

米副大統領候補バンス氏、ウクライナ巡りトランプ氏より「過激」との声 欧州で警戒感

11月の米大統領選に向け、ウクライナ支援に反対姿勢を示すJ・D・バンス上院議員が共和党の副大統領候補に選ばれたことで、欧州当局者の間で警戒感が強まっている。

選挙戦でトランプ前大統領が返り咲きを果たせば、トランプ・バンス政権の下、米国がウクライナ支援を打ち切るか縮小し、ウクライナが和平交渉に追い込まれることが懸念されている。

ドイツのショルツ政権の一端を担う「緑の党」のラング共同党首は、バンス氏の副大統領候補への指名について「欧州にとり憂慮すべきこと」と述べた。

バンス氏は今年2月のミュンヘン安全保障会議で、ロシアのプーチン大統領は欧州にとり実存的な脅威ではなく、欧米がウクライナの勝利のために十分な軍事支援を供与することできないと主張。米国の戦略的優先事項はアジアと中東にあると示唆していた。

緑の党のラング氏はこうしたバンス氏の見解について、トランプ、バンス両氏がいかに早く「ウクライナをプーチン氏に引き渡す」かを浮き彫りにしていると述べた。

ドイツ社会民主党(SPD)のシュミット外交問題報道官もロイターに対し、「バンス氏はウクライナ問題でトランプ氏よりも過激な立場を取っており、軍事支援の終了を望んでいる。外交政策の点では、トランプ氏よりも孤立主義的だ」という認識を示した。

バンス氏は今年4月に米国で成立したウクライナ支援法の採決で反対票を投じた。2022年には「ウクライナで何が起ころうと、あまり気にしていない」と述べていた。

しかし、ラストベルト(さびた工業地帯)と呼ばれるオハイオ州の貧しい労働者階級出身のバンス氏について、性急に結論を出すことを警告する声もある。

ウクライナ支援を訴える米国拠点の慈善団体「ラゾム・フォー・ウクライナ」の幹部は、バンス氏の生い立ちを考えれば「米国のウクライナ支援が唯一の選択肢と結論付けるのではないか」とし、「副大統領としてバンス氏の見解が進化していくことを期待している」と述べた。

フランスの外交官も、米大統領選はまだ終わっていないと強調。「自己達成的な予言を作り出すのをやめる必要がある。トランプ氏はまだ勝ってはいないし、バイデン氏は負けてない」とくぎを刺した。

ゼレンスキー大統領トランプ氏と和平方策の直接会談で合意

ウクライナのゼレンスキー大統領が11月の米大統領選でトランプ前大統領が勝利するシナリオへの備えを始めた。19日にはトランプ氏と電話協議し、ウクライナ和平の方策を話し合うため直接会談することで合意した。

トランプ氏は自身が立ち上げたソーシャルメディアで「とても良い」協議ができたと発信した。「次の米大統領として平和をもたらし、戦争を終わらせる」と強調。ロシアとウクライナが「暴力を終わらせ、繁栄への道を邁進することになろう。
2024.07.22 10:26 | 固定リンク | 国際

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