曽我容疑者「2人の女性殺害・胸には包丁が刺さったまま」
2023.12.29
曽我容疑者は、なぜ2人の女性を殺害したのか動機を探ってみます まず気性が荒い男だった 「胸には包丁が刺さったまま」

2023年12月26日の、名古屋市中村区のカラオケ店で、20代の女性が自称曽我春暉(はるき)容疑者(25歳)によって刺殺されるという事件が発生しました。この事件は、曽我容疑者が同居していたとみられる別の女性もマンションの浴槽で殺害したと自供したことで、さらに衝撃を与えました。曽我容疑者は、なぜ2人の女性を殺害したのでしょうか。その動機と経緯について、現在のところ判明している事実をもとに考察してみましょう。

まず、カラオケ店で刺殺された女性と曽我容疑者の関係は、現時点では不明です。警察の調べによると、女性は複数回刺されており、胸には包丁が刺さったままだったということです。このことから、曽我容疑者には強い殺意があったと推測できます。しかし、曽我容疑者が女性を刺した直後に通報したことや、自身もけがをしていたことから、計画的な犯行ではなく、現場でのトラブルや感情的な衝動による犯行である可能性もあります。曽我容疑者が女性とどのような関係にあったのか、また、事件当日に何があったのか、詳細な事情を明らかにする必要があります。

次に、マンションで殺害されたとみられる女性と曽我容疑者の関係は、同居人であったと見られています。曽我容疑者は、この女性を「風呂場に沈めた」と自供しており、浴槽の中で遺体で発見されました。この女性の死亡時期や殺害方法はまだ特定されていませんが、曽我容疑者がカラオケ店での事件よりも前に女性を殺害したとすると、恋愛感情が絡んだ犯行である可能性が高まります。

曽我容疑者と同じフロアに住む住民によると、曽我容疑者は女性と一緒にいる時の様子が良好だったという証言もある一方で、女性はいつも替わっている気がしたという証言もあります。このことから、曽我容疑者と女性の関係には何らかの問題があったのではないかと推測できます。曽我容疑者が女性を殺害した動機や経緯について、詳細な事情を明らかにする必要があります。

以上のことから、曽我容疑者が2人の女性を殺害した動機については、現在のところ不明な点が多いことがわかります。警察は、曽我容疑者の供述や現場の証拠などをもとに、事件の全容を解明するために捜査を進めています。被害者の冥福を祈りつつ、真相が早く明らかになることを願っています。

■半日内に女性2人殺害か 逮捕の男、両事件への関与認める 名古屋

名古屋市中心街で女性2人が刺されるなどして死亡した事件で、殺人未遂容疑で逮捕された男(25)が26日午前11時半ごろにカラオケ店で女性(20)を襲う前、同居女性(30)の遺体が見つかったマンションに滞在していたことがわかった。遺体の状況などから、同居女性は25日夜以降に殺害されたとみられる。男は両事件への関与を認めており、愛知県警は男が約半日の間に相次いで殺害したとみて調べている。

男は自称・風俗店員の曽我春暉(はるき)容疑者。20歳の女性を刺殺したとして28日に殺人容疑で送検された。死因は心臓を刺されたことによる失血死だった。現場で見つかった凶器とみられる包丁1本は曽我容疑者が持ち込んだとみられる。

一方、同居女性は職業不詳の長野汐里(しおり)さん。逮捕時の曽我容疑者の供述にもとづき、26日正午前にカラオケ店から約2キロ離れたマンションで遺体で見つかった。

■同居女性の殺害ほのめかす 直後にカラオケ店で刺殺か

名古屋市のカラオケ店で女性が刺殺され、マンションで住人の女性遺体が見つかった事件で、自称風俗店店員曽我春暉容疑者(25)=カラオケ店での殺人容疑で送検=が同居する住人女性(30)の殺害をほのめかす供述をしていることが28日、捜査関係者への取材で分かった。女性は25~26日に浴槽内で溺死させられた可能性が高く、その後、26日の刺殺事件を起こしたとみられる。

捜査関係者によると、マンションの防犯カメラ映像などの捜査から、女性は24日まで生存が確認されていることも判明。26日に浴槽内で発見された際、衣服を身に着けていなかったという。

■カラオケ店で刺殺された女性の腕の傷は骨まで達する…男に強い殺意か 小中学校の同級生「気性が荒かった」

名古屋市中村区のカラオケ店で20歳の女性が男に刺されて死亡した事件で、女性は襲われた際 抵抗したとみられ、腕の傷は骨まで達していたことが新たに分かりました。

警察は男に強い殺意があったとみて調べています。

28日朝、殺人の疑いで送検されたのは自称・名古屋市中区の風俗店店員 曾我春暉(そが・はるき)容疑者25歳です。

警察によりますと、曾我容疑者は26日、名古屋駅近くのカラオケ店で、職業不詳の20歳の女性を包丁で刺して殺害した疑いがもたれています。

曾我容疑者は、女性を刺したことは認めていますが、動機については黙秘しています。

女性の頭や胸には複数の傷があり捜査関係者によりますと、腕の傷の一部は骨まで達していたということです。

この傷は女性が抵抗した際に負ったものとみられ、警察は曾我容疑者に強い殺意があったとみて調べています。

また犯行の際、曾我容疑者自身も手にけがをしたということです。

一方、曾我容疑者の小中学校の同級生は、校舎のガラスを割るなど気性が荒かったと話します。

(蘇我容疑者の小中学校の同級生)
「もう学校1、2の問題児。抑えのきかない感じの子になっちゃった。(柔道部で)礼儀正しかったとは思う。パワーを間違った方向に、そういう年齢というのもあるが使ってしまっていた」

曾我容疑者はこのほか、名古屋市中区大須のマンションで同居する、長野汐里(ながの・しおり)さん30歳を殺害したこともほのめかしていて、警察が調べています。
2023.12.29 06:24 | 固定リンク | 事件/事故

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