タイトルホルダー競走中止=「バラけたみたい」
2023.04.30


【天皇賞・春】「本命」タイトルホルダーまさかの競走中止 2周目4コーナー付近で横山和が下馬

 ◇G1天皇賞・春(2023年4月30日 京都芝3200メートル)

 新装なった京都で最初のG1となった天皇賞・連覇を狙ったタイトルホルダー(牡5=栗田)は早々に手応えをなくし、2周目4コーナー付近で横山和が下馬し、まさかの競走中止となった。

 栗田師は「下り坂で(フォームが)バラけたみたい。馬は大丈夫そうです。(症状としては)右が硬いですね。これから検査します」と話した。

 人気の中心と目されるタイトルホルダーを本命に挙げたのはAI予想エンジンKAIBAや東大ホースメンクラブなど5名。東大HCは、斤量59キロを背負って逃げ、メンバー中最速の上がりで8馬身差をつけた日経賞の内容を「圧巻」と評し、調教からは仕上がりも問題なしと述べる。GⅠ・3勝馬に相応しい、鉄板級の高評価を集めていた。

■タイトルホルダー連覇は確定的だった

 2023年4月30日に京都競馬場で行われる天皇賞(春)。このレースについて過去10年のデータを分析しながらSPAIA編集部が予想していた。

 4歳で天皇賞(春)を制した馬は直近3頭がいずれも翌年で連覇を達成している。今年はこれに該当するタイトルホルダーが日経賞圧勝から駒を進め、もちろん最有力だ。相手を考える上でのポイントは枠順。内枠と外枠とでは回収率が雲泥の差だ。

【天皇賞(春) 2023予想】タイトルホルダー連覇は確定的? 相手探しのカギは枠順にあり

 新装なった京都で最初のG1となった天皇賞・春は、ジャスティンパレス(牡4=杉山晴)が制し、G1初制覇を飾った。

 連覇を狙ったタイトルホルダー(牡5=栗田)は早々に手応えをなくし、2周目4コーナー付近で横山和が下馬し、まさかの競走中止となった。

 ▼天皇賞・春 1905年に創設された「エンペラーズカップ」が前身で、戦後の47年秋から現在の「天皇賞」に改称。春は京都、秋は東京で実施されることになった。81年に勝ち抜き制が廃止され、過去の勝ち馬が出走可能となった。21、22年は阪神で行われたが、改修工事が終わった京都で3年ぶり実施。
2023.04.30 16:47 | 固定リンク | スポーツ

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