海外旅行おもしろ体験集(1)



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バルセロナ空港で迷子

オリンピックで大拡張したスペイン バルセロナ空港でのお話し。

 ’96スペインのバルセロナ空港へ到着した時、案内板の指示に従い 出口ゲートへ歩いて行くと出た所はEU(欧州地域)人専用のゲート。 そこは荷物を探す迷子の日本人でいっぱい。日本からの添乗員も一緒に迷子。

 係りの人の説明ではゲートから外へ出て一番反対側の建物まで行け、とのこと。 でも到着ゲートなんだから一回出たら入れないんじゃない?

  仕方なく指示通りぞろぞろ外へ出て、隣のまたその隣の建物まで移動。 案じたとおり到着ロビーは外側からは開かない自動扉で逆行できず。

 ところがそこはさすがにスペイン。 中から人が出て来て自動扉が空いた隙にぞろぞろ揃って滑り込みに成功。 ターンテーブルから無事に荷物をゲット。でも案内表示が不適切だよね。

 スペイン語ではいろいろ書いてあったのかもしれないが読めなくて。



デュッセルドルフのニッコーホテル前のタクシー

 デュッセルドルフのニッコーホテル前から一人でタクシーに乗り、 飛行場まで行く時のお話し。

 ホテル前のタクシー乗り場から屋根に標識のついたちゃんとしたタクシーに乗った にもかかわらず、タクシーの運ちゃんがメーターを倒さない。

 飛行場に着いてからボラレてもいやだなと思いつつ、なんて聞こうか考える事数分。 メーターじゃあ通じないだろうしな、と思い付いたのが料金をデジタル表示するん だからディスプレーと言えばいいかな。

 そこで運ちゃんに英語で 「運ちゃん、汝の車のディスプレーは壊れているのか?」と聞いた所、 「オー、ノー。飛行場までは均一料金なのね。22マルクよ。」とおっしゃる。

 まあバスじゃああるまいしそんなの聞いた事がないが、22マルクじゃ普通かなと 計算し、「オー、アイシー。」で決着。

飛行場へ着いてトランクから荷物を下ろしてもらい、10% のチップを込みで25マルク支払った。「ねえ、レシートくれる。」といったら、 小さな紙切れに25マルクと書いた紙をくれた。でもこのレシート正規に 通用するのかな?



ドイツで電車に乗った時のお話し

 デュッセルドルフからケルンの街へ電車で行った時のお話し。

 デュッセルドルフの電車の駅からケルンまで切符を買おうとしたが買い方がよく 分からない。 自動の券売機もあるがケルンとか名前が無いし。券売所へ行き長蛇の列の後ろに並び 待つ事5分。

 窓口のお姉さんに英語で話すと通じない。「ケルン、オーフク、 イットー」と言うと、お姉さん言語障害者だと思ったのか、紙に30と書いてくれた。 30マルク支払い切符をゲット。

 出発電車の行き先掲示板がこれまた良く分からない。 どうも到着電車も合せて表示されているみたい。駅には改札口がなく、そのまま ホームへ出て列車を待っていると、随分遠くへいく電車らしいが通過駅にケルン と表示されいる。やった、ラッキー、と思いつつその列車に飛び乗った。

 列車が発車して数分経つと車掌がきて、「英語分かるか」とドイツ語が通じない事 をお見通しの一言。

 「イエス」と答えると「この列車はスーパーエキスプレス(特急)であるぞ。 汝の切符では料金が不足しているので追加料金を頂きたい。」 えっ、大変、 高かったらどうしよう、と思いつつ「イクラデアルカ」と尋ねると、「9マルク」。 安くてよかった。

 この後日本へ帰って来てJRや新幹線の自動券売機に注意するようになったが、 外人にはとても使えそうもない。駅名表示が漢字だし、選択ボタンも外人には極めて 難解。

 JRの窓口の人も外国語は不案内だろうし、まあどこの国も似たようなものかな、 と納得。



シンガポールからの帰国のお話し

 シンガポールチャンギ空港からシンガポール航空に乗り、夏休みの 家族旅行も終わり、もう半分日本へ帰った気分。

 飛行機は満席で 席はあいにくジャンボの最後列。

 恒例のスチュワーデスさんのガイド 「本機は東京成田国際空港経由ロスアンゼルス行き○○便でございます。 東京成田国際空港到着予定時刻は現地時間午後2時を予定しております。 現地天候は雨、気温28度でございます。」

 約5時間のフライトのあと、「本機は徐々に高度を下げ、東京成田国際空港への 着陸体制に入ります。」。

 ここまでは良かったのだが高度6000フィート (2000m)に下がったあたりから、飛行機が猛烈に揺れだした。 窓の外の視界はゼロ。窓には相当量の雨。

 「なんで揺れてんだ?」 何の放送も無いまま、約5分、乗客は恐怖のひとときをすごした。

  ゴーッ・・・・・。ドスン

 「本機はただいま東京成田国際空港に着陸いたしました。」どこからともなく 拍手、拍手で大騒ぎ。「よかった、よかった。」の歓声。滑走路をターミナルへ タキシング中も大雨で視界ゼロ。

 成田へ到着してまず家へ電話すると、 「こんな台風の中、よく帰って来たね。東京の地下鉄なんか水浸しで動いてないよ。」 と、おばあちゃん。

 「・・・・」と絶句。好きで台風の中帰って来たのではないんだよ。

シンガポール航空さん、たしかにロスアンゼルスまでいくんでしょから休便には 出来ないでしょうが。それに現地天候はたしかに雨で、別に間違っていたわけでは ないんですが。台風のなかを降りると言えばお客が動揺するとの判断かもしれませ んが。機長さんの腕前もたいした物ですが。

 でも、でも、やはり事前に知らせておいてほしかったなー。




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