海外旅行おもしろ体験集(7)



イギリスの交差点

イギリスロンドン近郊の交差点には信号が無い。

交差点は時計周りのロータリーになっていて、右側の車が優先という規則。

従って車が来なければどんどん進んで良い。

車が来なくても止まらなければ いけない信号と違って、渋滞しない極めて合理的な方法。

ちなみにロータリーの中央は花壇とかで飾ってある。

でもロンドンの中心部では信号が有り、なかなかこうもいかないようだ。



ロンドンのタクシー

ロンドンのタクシーは、乗り込む前に運転席の運ちゃんと車の窓越しに 行く先を交渉するとか。

聞いてはいたんだけど、いざタクシーに乗る段になったら すっかり忘れてしまって、乗ってから行き先を告げて「行ってもらえる?」 と聞いた始末。

料金はタクシーを降りてから払うそうでこれは守れたのだが、 世界でも珍しいシステム。

タクシーはカポネの時代の箱型で中は案外広い。

ただロンドンの街を右に左に一体どこを走っているのだか分からず、いささか不安になった。

でも後から考えると、運転手の態度とか物腰がいかにもイギリスだなと思った。



韓国のタクシー

韓国のタクシーはイエローとブルーがあり(車体の上の帽子で区別)、 イエローは乗り合い用、ブルーは専用。

イエローのタクシーはお客が乗っていても 運転手が同方向のお客を道端で拾って乗せてしまう。タクシー料金は安いので こうした方法が低料金を支えているようだ。ブルーのタクシーは英語が通じ、お客を 途中で乗せないが料金は3倍。

一度イエローのタクシーに乗ったら英語で話し かけられ、「日本円をウオンに換金するがどうか?」と聞かれた。要するに 闇金融なのだが、円は持ってないと断った。英語しゃべれるのなら ブルーを運転すればいいのにせこい。

空港などでは、ブルーとイエローの タクシー乗り場が違うので注意しよう。

イエロータクシー乗り場の方が だいたい混んでいて車待ち。ブルータクシ乗り場はタクシーが溢れお客待ち。

韓国の人でも同乗されるのが嫌な人はブルーに乗る。あまりいないが。

イエローのタクシーの運ちゃんが道端の客の行き先を聞く為に やや徐行して走るあの絶妙のタイミングがおもしろい。道端のお客も阿うんの 呼吸で行く先を告げる。



イスラム教のご夫婦

マレーシアのペナン、コムタワー(百貨店)近くからホテルのシャトル バス(9人乗り、有料前金性)でホテルへ帰る時の話し

予約制のそのバスは、我々家族が乗り場へ行った時すでに夫婦連れ2組みが乗車して おり、我が家のお母さんは2列め、お父さんと子供は3列目に座った。

あと1組みかな、と待っていると、若い夫婦がやって来て運転手と盛んに話している。

聞いているとこのご夫婦 イスラム教なので奥さんが他の男性のとなりに座ってはいけないのだとか。

でも座席は先着順で、先2組みは隣どうし、我々は別々に座っているのだから、 いくらなんでも最後の人が先の人を押しのけてとなりどうしは無いよね。

それに後部席の我々の隣なら男子と言えども子供だから、ここに座ればいいのに。

運転手と交渉していたが、運転手も先客に席を譲れとは言えないらしく交渉決裂。

そのイスラム教のご夫婦、タクシー乗り場からタクシーで帰った。




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