海外旅行おもしろ体験集(28)



海外ツアーの女性客

オフの海外ツアーは女性客が多い。若い人も居るが圧倒的にお年寄りが多い。

男性10人に女性30人位の比率。そこで困るのがトイレ。

スイスのインターラーケンのホテルでの朝。身仕度して部屋を出ての朝食後。

ロビー脇の女性用トイレが一杯。隣の男性用トイレはガラガラ。

「いくら空いているからといってもね男性用トイレに入るのは恥ずかしいわ。」と お年寄りの女性。

そりゃ、そうでしょう。

ドイツからオーストリーに入る国境の検問所にもトイレがあった。

バスが止まるや女性軍は老いも若きも脱兎の如くトイレへ。 体力が無いとついていけない。



女性ドライバーへのチップ

ドイツからスイスまでバスで移動。

スイスのインターラーケンの街へ 着いた時日本から一緒のH急旅行の日本から同行の添乗員さんから一言。

「皆さん、バスの女性ドライバーの方にお世話になりました。 お給料が安いので皆さんお気持ちがあったら降りる時にチップを差し上げて下さい。 スイス、ドイツ、ドル、円何でも結構です。5〜10スイスFR位お願いしま〜す。」

H急旅行さん、お給料ちゃんとあげてね。

年末助け合い運動じゃあないんだから、 運転手さんが日本語いくら分からないとは言えもう少し気の効いた言いかた無いの。

え〜、私は2人ぶんで10スイスFR差し上げた。

「アウフビーダ ゼーン」(またね。)と言って握手して別れた。

おばあちゃんも日本語で、「じゃあ、どうも。」と言って握手した。



サンフランシスコの市電

サンフランシスコで市電に乗った。

とりあえず終点まで行った。料金はいくらだったか忘れたが周りの街並が印象的。

なにしろ坂が多くて。座ると景色が見えないので立ちんぼう。

でも晩の4時くらいだったか電車は結構混んでいた。

終点で降りると車掌が電車をターンテーブルの上で方向転換した。 終点の近くには公園が在ったが閑散としていた。

ホテルへタクシーで帰るか市電で帰るか迷った。

そういえばニューヨークへ新婚旅行へ出かけ、市内観光の後ホテルへの帰りに タクシーで帰るか地下鉄で帰るかもめた夫婦の話しを思い出した。 あまり揉めれば成田離婚。まあこの夫婦まだ大丈夫だけどね。

海外旅行は言葉も不自由だし習慣も異なるのでふだん揉めない事でもめる、特に 老夫婦、姉妹はもめるかな。

まあ、おおらかな気持ちでネ。 サンフランシスコの道端の露天で木製のオルゴール付き市電を買ったけど 40$位したかな。少し大らかすぎたかな。



フランスのシャンゼリゼ

フランスのシャンゼリゼのレストランで食事をした。

ツアーの添乗員はイブニングドレスを着て下さい、といったので女性軍は着飾った。

ふ〜ん、皆結構衣装を持って来ているんだ、と妙に感心。

シャンゼリゼの歩道は広くとても歩き易い。カフェが道にまでテーブルを 出している。

パリのカフェはあちらこちらで道路を占有している。

シャンゼリゼのとあるレストランで夕食。この食事はまた良かった。

オードブル、スープから始まりステーキまで楽しかった。

ツアー客の一人、元郵政省のお役人のお年寄りが足元ふらつきウエイターにドスン。

ウエイターあいにくお酒を載せたトレーを持っていたもので、 座っていたツアー客のご婦人の背中に祝杯をあげてしまった。

でもそこは流石にフランス人。くだんの女性は別室に案内されて着替え、 何事も無かったかのようにディナーが続いた。

さすがフランス人、何事にも動じない。




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