海外旅行おもしろ体験集(35)



グラナダへの小型機とグラナダ

バルセロナからグラナダへは60人乗り程の小型機で飛行した。

アビアコ航空の小型とはいえジェット機で、1時間弱で到着。

この飛行機胴体とお尻の所に後方出口があった。珍しい飛行機。

グラナダ空港はローカル空港で小さな平屋のターミナル。 出発と兼用の到着ロビーの待合所で立ったまま、目の前のバゲージのターンテーブル から荷物が出て来るのをまつ。

飛行機から荷物を降ろして、車で運んでくるとことが見える。 日本のローカル空港よりローカル。

荷物片手にバスへ乗り込みグラナダのホテルへ。

グラナダのホテルは街の中心街にあった。 夕食は楽器を奏でる3人組みの生演奏付き。(どちらかと言うとうるさい)

食事中楽器を鳴らし唄っていた。終わったら1000円のカセットの宣伝。 そういう事だったんだ。つきあいで買った人が2〜3人いた。

食後、夕暮れの街を散歩。何故かアイスクリームやさんが混んでいた。

朝このホテルを発つ時、ジプシー風の女性がホテル前でレースの生地販売。 旅行も前半なので買う人もいない。例により出発間際にどんどん値段が下がる。



イベリア航空での食事

飛行機に乗っていると楽しみは食事と映画、欲しいものがあればショッピング。

食事のお酒は、ワイン、シェリー酒、スパークリングワイン、ウイスキー、ビールなど。

オードブルはお寿司、メインは鶏肉の照り焼き、ご飯、チーズ、フルーツ、パン、コヒー。

メニューみるとお腹一杯になるんだが、運ばれて来る食事はトレー1枚。 でも食事はなかなか良く考えてあってコンパクトにまとまっている。

朝食は、オレンジジュース、サラダ、クロワッサン、コーヒー。

日本とバルセロナ線では日本語メニューがでる。

成田モスクワは9時間30分。モスクワ−バルセロナ間は4時間半。

帰りはこれの1時間弱の時間。機内サービスはまあまあ良かったが、 モスクワで積み込んだ食事は美味しくなかった。 味付けが薄く(これが世界の標準?)塩、胡椒で自分で調節するようになっている。 味付けしても何となく物足りなかった。



世界で見た有名な会社

ドイツでデュッセルからケルンへ行った時、 途中の駅の200m程離れた所にBASFの工場だかがあった。 周りには殆ど何も無く、駅もその工場だけのために在るような感じ。

あっ、有名な会社がこんなところにあるんだ、と妙な所に感心。

スペインのバルセロナからモンセラへバス旅行の時、途中にKAOの工場が在った。

欧州の拠点なんだろうね。

スイスの山間を走っている時もベンツの会社とやらが見えた。 地元の有名な会社といっても分からないから日本で名の通っている会社が目につく。

またマレーシア ペナンの飛行場の前の通りは、日本企業の工業団地だった。これには吃驚。

ペナンのホテルのお抱えタクシーの運ちゃん、「2週間前まで日本企業に勤めていたよ。」と話してくれた。

「なんで首になっちゃったの?」と聞く勇気はなかった。



マドリッドの生ハム

マドリッドのホテルの周りをぶらついた時のお話し。

近くにスーパーがあったので入って見た。物価は意外と安い。フランスパンが 200円くらい。1山を袋売りしたオレンジやトマトも似たもん。

スーパーは全世界共通で値段が書いて貼ってあるから買い物し易い。

生ハムは豚のモモ肉のまま塊で天井から30本ほどぶら下っている。

気に入った豚の足を注文すると、削ぐように切って秤売りしてくれる。 豚足によって値段が違う。豚足生ハム1本5〜10万円とか言ってたけど、 マドリッドでこの値段だから地方はもっと安いかも。

スーパーの肉屋のおじさん、我々を見て「○×△○・・」と売り込みしたが、 直ちに異国の民と理解して黙ってしまった。買ってあげれば良かった。

この生ハム、豚のモモアシごと薫製にしてハムにするとか。 この生ハムが時々食事にでたがなかなか美味しい。




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