内容●セル画とセル画とセル画を買うあずまさんの日記
正月にやること。
今日の午前1時にセル画を1件競り落とした。銀行がなかなか開かないので入金ができず、入手までもうしばらくかかる。
今年はイベントの出費を減らしたい。せらみゅを1公演だけ観て夜行で帰ってくるという酔狂な遊びをやめて、泊りがけでわんさか観て帰ってくることにしよう。年間70万円かかっていたのを50万円ぐらいにまで減らしたい。
CD。「ランジェリー戦士パピヨンローゼオリジナルサウンドトラック」を聴いてみる。ぶははは。Rだ。変身シーンの曲のセーラームーンR劇場版の「ムーンプリンセスハレーション」っぽいのでちょっと涙する。分かる人には分かろう。わしが知らないだけで、他にもいろいろ混じってるんだろうなあ。いやはやこんなパロディの形態もあるのか。歌も新しそうなのと古そうなのがそれぞれ用意してあって堂々としたもの。DVD版では使われるんだろうか。
本。「パピヨンローゼRアニメアーカイブ」はいかにもうさんくさい話と解説で架空の作品をのぞかせるもの。架空のスタッフへのインタビュー記事に至るまで、セーラームーンとかウテナだとかを茶化していてたいへんよろしい。ふざけ過ぎているのでDVDが春に出てもこの本の通りにはなるまい。でも、ちびうさがブラックレディになるくだりのパロディは残しといて欲しいもんである。業界団体の規制であんましエロくできないかも知れないけれど。
昨日と同じようにぼへーっと薄くて高い本をながめて過ごす。今回はもう鼻息荒くしてナニな本を集めましたわよ。買わなかったどれみさんの本が2月に手に入るといいなあ。
明日からまた出ていく。行き先は親不知に決定。いまさっき決定。
朝っぱらから鈍行に揺られて東京に行く。池袋でせらみゅの初日を観る。初日の抽選会でなにも当たらずに傷心のあずまさんは海が見たいと言って夜行に乗る。夜行で早朝の新潟に着いてもなにもすることがない。列車でずんずん進むとあの有名な親不知があるではないか。厳寒の断崖絶壁の写真を撮ったら、また列車で柏崎まで戻る。雪の道をえんやこらと歩いて温泉に入ったら、そろそろ時間がない。また列車に乗って高崎まで来て泊まる。翌朝に高崎を出て、池袋に着いたらあとの3人と合流して、またせらみゅを観る。夕方にサクラ大戦を観たら、すたこらさっさと車で帰ってくるという流れ。
うむ。わしにしては珍しくイベントもりだくさんの冬休みである。そして青春18きっぷで移動するのでものすごく低予算だ。鈍行に乗り続けるのがものすごくつらそうだけれど。
貧乏旅行。
朝5時50分に出発。久々にえんやこらと鈍行列車で東京を目指す。
というわけで午後3時40分ごろに到着。秋葉原の「肉の万世」に入る。ものすごく高いステーキを食べてやろうともうどきどきである。ちょっと待たされてテーブルに着く。あ、もう時間がないや。というわけで注文も聞きにくる前に店を去る。さようならー。
午後4時半ごろに池袋のサンシャイン劇場に入る。5時開演。7時半ごろ終了。
「美少女戦士セーラームーン無限学園〜ミストレス・ラビリンス〜改訂版」の巻。
席は前列右側。初日だからなのかなんなのかテンポが悪いのが目立つ。台詞の読み方に疑問を持つところがあり、台本の意図が若い演者に伝わっていなさそうな不安がある。
そして公演終了後の抽選会は。豪華商品はどれもはずれて、最後にシールがもらえた。
この日は缶に入った飲み物とパン2個しか食べていない。再起を誓い秋葉原へ。しかし午後9時ともなればどこの店も閉まっている。「じゃんがら」でぼんしゃんラーメンの辛いのを頼む。ことごとく貧乏旅行になってしまった。
午後11時09分新宿発の「ムーンライトえちご」に乗る。椅子がリクライニングシートなもんで、ここまで乗ってきた転換クロスシートだとか固定のクロスシートだとか通勤電車のロングシートだとかよりもずうっと楽である。眠ったという記憶はないのだけれど、午前5時前に新潟に着くまでに疲れることはなかった。
新潟の朝は寒い。
おお寒い。こいつぁ期待どおりに寒いではないか。次の列車が駅で待っていてくれてよかった。こういう青春18きっぷな時期には鉄分多めなお仲間が大量にいらっしゃるので、写真を撮る人がわたし以外に何人もいる。もうすんげえ寒い。こんなに寒いのに駅のホームではアイスクリームを売っているんである。食べたいけれど、わたしはまだ倒れるわけにはいかない。ここから列車を乗り継いで親不知に向かう。細長い新潟県を、右上のほうから左下のほうまでえんやこらである。
うむ。雪である。非のうちどころのないぐらいの雪っぷりである。それにしても走る列車の中から写真を撮るのはなかなか難しくて、露光時間を短くしないと絵がぶれてしまう。露光時間を短くすると今度は画質が落ちてざらざらになる。こういうおもちゃみたいなカメラではなかなかうまくいかなくて、もう夢中でシャッターを押しまくりである。
日がのぼってくると飛騨山脈が見える。どこに行っても、田んぼと雪と飛騨山脈である。列車に乗って降りてまた乗って。列車は海のそばを走っているので日本海の荒波がよく見える。もうすんばらしく列車の乗り継ぎ時間が短くて、9時ごろに親不知の駅に着いた。
海のそばにぽつんと一人。この駅で降りる不安ときたらもう。雪の中の無人駅に一人である。こんな駅。もう昼間なんか2時間に1本ぐらいしか止まらないので線路の中にも入りたい放題である。うわーい。だれがどう見ても疑うことのないほどの親不知っぷり。なんですかこの恐い字体は。
駅から海のほうを見るとそりゃもう荒波が押し寄せてくる。高速道路に。ああ。なんと不粋な。このあたりは山の崖が海のそばまで迫っていて、ものすごく狭い部分に道を作ってきたわけだけれども、線路と狭い道路を作っただけでは足りずに海の上に道路を作ってしまったんである。ただ単に新潟県に行ったことがないからという理由で訪れたのだけれども、伝説を生んできた親不知がちいとも子供をさらう荒波の恐怖を感じさせないのはちょっとがっかりである。
もう、すごい音がする。コンクリートの柱を荒波がたたく音が、高速道路の裏側の平面で反射して爆発音がする。うむむ。この静けさと恐ろしい音をどうやって記録にとどめたものか。
んじゃま、海の方に出てみるかいなと。雪の上をざくざく進んでいくと。すごい家に出くわす。落武者の亡霊がただよっていそうなほど。線路のそばを歩いているのだけれど、線路の柵には「充電中」と書いてある。うむむむ。なにを充電しているんだろうか。(筆者註:通電状態であることを示す)
このあたりでは道路標識に傘がついている。雪で標識が隠れないように覆いをつけて、さらにその屋根に雪がつもりにくいように勾配がつけてある。こういうのをはじめて見た。いやはや勉強になるもんである。あまり役には立たない知識だけれど。
いちいち寄り道しながら海にたどり着く。ぼんやりした灰色のくもり空の向こうに佐渡島っぽいものが見える。ズームレンズじゃないので荒波にぐぐっと寄れないので、写真があんまし恐くないけれど、けっこうな波なんである。そして音がすごい、音が。無数の砂利をたたく音がする。
なんだか向こうのほうの岩場がおもしろそうなので行ってみる。岩で高くなっているのでもっとカメラとわたしが波に寄れるんである。目の前まで波のしぶきが飛んでくる。うははは。こわー。ああもっと寄りたい。寄ると足元まで波がくるので、思わず飛びのいてしまう。きゃあきゃあ。こんな運動を何往復かくり返して、写真を撮るのをいいかげんあきらめた。
いやはや何がすごいったら、音であるよ。夏と冬に東京湾のそばに行っているのをのぞけば、海を見たのは何年ぶりでありましょう。グアムに行ったときでさえも、わたし一人だけは海に行かずに、背の高い草の平原を突っ切る道路をぺたぺたと歩いていたのだ。いやホンマに。何年ぶりか思い出せない。
もっとこのあたりを歩きたいところだけれど、わたしの貧乏旅行は金もないが時間もないというありさまなのである。
というわけで、このあたりで魚を食べたかったのだけれど、海の音を聞いているうちに時間がなくなった。逆方向の列車に乗って次は柏崎まで行くんである。駅から歩いて行けそうなところに温泉があるからである。途中の直江津で乗り換えの時間のうちに昼食を食べた。駅前のホテルでステーキのセットなんぞ食べているうちに次の列車が出ていったのであった。ぐふ。そのあとの特急であとを追う。貧乏旅行終了。
柏崎からえんやこら歩いて30分ほど。奇跡的に迷わず温泉に着く。なんだかきれいな建物でスーパー銭湯みたいなところだった。打たせ湯を頭上からかぶると口の中に入って辛い。んぐ。
いやはやまったり。このまま眠ってしまいそう。うはー。
さあ次。鈍行列車は移動に時間がかかるので遊んでいる時間はないのである。ここからは柏崎よりも東柏崎という駅の方が近い。しかし東柏崎に行く列車はものすごく少なくて柏崎で2時間ぐらい待たねばならないので、それならばと柏崎から歩いてきたのである。帰りはいい感じで東柏崎に列車が来てくれるというので駅に向かう。見まごうことなき無人駅である。複線のように見えるけれど片方は使っていない単線の駅だった。
めったに人がこないのか、ホームの端の方で野生動物の痕跡を見つけた。草食動物のふんの山だった。いやはや珍しいものを見た。
またまた列車を乗り継いで、東柏崎、柏崎、長岡、水上、高崎と進む。進むほどに雪が深くなってくる。事前に調べたところでは水上でえらく待たされるはずだったのだけれど、列車が待っていた。水上駅で雪を浴びながら転ばないように歩いて、やっこらせと車両に乗り込む。車両に乗っけた右足がぬれた床ですべって、続く左足が車両とホームとの間に入りこんだ。う。ううう。痛い。
予定より早く高崎に着いたので、もっと先に進むだけの時間がある。のだけれど、もう宿を取ってあるので進むわけにはいかない。高崎もすごい雪で、茶色のコートもピンクの帽子も真っ白になってしまう。駅前の焼き肉屋さんで肉を食らう。ああ肉。肉。
せらみゅとサクラ大戦を両方観た日。
どわー。朝起きたらば雪はやんでいたけれど積もっている。TVによれば高崎線も埼京線も止まっているらしいではないか。はあこりゃこりゃ。急いで駅に向かって7時半ごろ。やっぱり高崎線が止まっている。なので、ちゃんと走っている新幹線で大宮まで乗っていいという。そんなこんなで青春18きっぷで新幹線に乗ってしまった。大宮で埼京線に乗ってしばらく待っていたら動きだした。待ってみるもんである。
10時ごろに池袋に着く。あとの3人も集まるはずである。しかし1人は忘れていたらしく2人しか来なかった。あああ。無念すぎる。
またせらみゅ。席は後ろの方の列のどまん中というよく見える席。
次はサクラ大戦である。さっきせらみゅを忘れていた一人が加わって、その代わりに一人が抜ける。「サクラ大戦帝国歌劇団・花組2003年新春歌謡ショウ『初笑い七福神』の巻。長っ。
前半が喜劇で、後半が歌謡ショウだった。ん。ミュージカルじゃないのかー。
前半は肩の力の抜けまくった時代物の芝居。お話じたいは落語とかでよく出てきそうな長屋もの。最初っから最後まで実にくだらなくてよいぞ。台本通りなのか即興なのか小さいギャグ満載である。藤枝かえで(折笠愛)とマリア(高野麗)のお姐さんっぷりにめろめろ。むはー。
彼らは毎日毎日集まって稽古して演出家に怒られたりしなくてもちゃんと演じるんだろうなあ。この肩の力が抜けまくった舞台からはそう思われた。うんうん。実にめでたいではないか。ホンマもんの横山智佐とか西原久美子だとかを見られたのも実にめでたいではないか。マリアよりでかいアイリスにくらくらきても実にめでたいではないか。レニ(伊倉一恵)よりでかいアイリスに遠近感が狂っても実にめでたいではないか。
いやはや。アイリスを小さく見せようとする努力は涙ぐましい。ふわふわの黄色のかつらをかぶって、でっかいリボンをつけて。黄色いドレスにくまさん。ああくまさん。これで、遠くの方に立っていたらきっと小さく見えるのだろう。頭をでっかくしてドレスも広げて見せているもんだから、全体にでかいのである。レニなんかアイリスより背を高く見せようとしてでっかい靴なんかはいていて、かえって背の低さが目につくわけだけどもそれはそれで可愛いので許す。ああ許すとも。
で、わたしの注目していた音なんだけれども、ちいとも古くないじゃないですかー。ぎゃふん。
後半の歌謡ショウ。羽根つきの踊り子と電飾階段。うんうん。花組の目指すものは少女歌劇って感じでたいへん分かりやすい。歌は当然ながら上手いので安心していられる。どうでもいいところでもギャグを忘れない。電飾階段がちょっとうらやましい。せらみゅで出せないものか。
以前から聞いてはいたけれども、西原久美子のアイリスの破壊力は強い。くまさんであるよ。このこっ恥ずかしい感じはなかなか得がたいので、また観たいもんである。それにしても、わたしはお姐さんにくらくらしたり、くまさんにたまげたりしたかったんじゃなかった。ミュージカルを期待していたので、そのへんはまた夏に確かめることにする。田中公平が観たいじゃないですかー。
やたらと盛りだくさんなサクラ大戦歌謡ショウは5時半から始まって3時間ぐらい続いた。そこから東名高速の入り口のある用賀まで行くと、さっき別れた一人が車で待っている。ここから帰り道である。午前3時ぐらいに家にたどり着く。車を降りるととんでもなく寒い。かなり無茶な3日間であった。
休みの最後の日。
もう寝る。寝まくりである。観ないままおジャ魔女は終わりが近づいてくる。
買ってきたせらみゅのCDを聴く。むはー。ちびうさの「Pinky Typhoon」に中毒性があって頭の中をぐるんぐるん。
ある店の駐輪場にちびバイクを置いたので、なにか買うと駐車料金がただになる。というわけで何を買おうか買うまいかとても悩んだ。本屋さんで澤井啓夫「ボボボーボ・ボーボボ」[1]、「ボボボーボ・ボーボボ? 澤井啓夫短編集」を買うまでに1時間ほど悩んだ。
また借金が増えた。
久しぶりに会社に行く。昼に帰ってくる。
預金残高900円。ぶははは。カード会社にきっちりと19万円を持っていかれていた。財布の中には千円札が1枚。おお。無一文。さて、セル画代金の4,610円をどうやって支払えばよいのだろうか。いやはや。先日の旅行中にサクラ大戦歌謡ショウ大阪公演の切符の代金を回収するのを忘れていたんである。大失敗の巻。なので、またまた魔法のカードで借金が増えたのであった。ぎゃふん。
今月はあと2回せらみゅを観に池袋まで行くのと、来月浜松町までどれみさんのイベントに行くのとで、これまた結構な額をカードで払うことになる。こうやって債務の支払いを先延ばししつつ、3月までに借金をなくしてきれいな身体にならねばならんのである。5月の連休に「ぷにケット」とせらみゅのファン感謝イベントに行くためにはー。
せらみゅの復習。
明日は仕事を休んでせらみゅを観に行く。そういうわけで先日買ってきた夏公演のDVDで復習。もう仕事がなんぼのモンかと。
夏公演のミメットとのからみで、ヴィーナスのマイクは胸のリボンの裏側から出てくるということが判明する。そうか、そうだったのか。
来年の秋から新幹線のダイヤが変わって「のぞみ」が1時間に7本出るようになるらしい。現状では21時20分発が最終電車なんだけれども、これが22時ぐらいに延びてくれぬものだろうか。来年のいまごろ、きっとわたしはまた会社を休んでせらみゅの冬公演を観て、さらに客入りの悪い平日の特典としてお嬢さんと握手なんかしてると思われる。会場に最後までいると21時20分東京発に間にあわないのである。
またまた鈍行ですよ。
6時起床。布団から出られず。6時30分活動開始。シャワーを浴びていたらもう時間がない。6時55分に家を出る。ちびバイクのエンジンが回りはじめたところで眼鏡を持ってくるのを忘れたことに気がついて、取りに帰る。ええい。歯を磨いてなかったので磨いてしまおう。がしがしがし。
そんなわけで7分遅い電車に乗った。それからずうっと何分か遅い列車であとを追い掛け、京都、米原、大垣、豊橋、浜松、熱海とここまできて追いついた。
たいていの人は9時間も鈍行列車に揺られて移動するってな場合に、時間を取るかお金を取るか迷うはずだ。わたしも時間が惜しいと思っていたからいままで特急だとか飛行機だとかに乗ってきた。でもね、あたしはね、特急料金を払ってまで作り出した貴重な時間になすべき貴重な仕事ってのがてんで思いつかなくなったのだね。目の前の「青春18きっぷ」はたいへん魅力的な選択肢だった。いやいや。こんなことではいかんですよ。余裕がなくなってしまうと趣味が趣味でなくなってしまう。そんなことを考えだすとますます9時間は苦行のようになってくる。そして16時半ごろ東京につく。ぐふう。
また秋葉原で店を探す。いま探しておけばいずれ役に立つかと。「ペッパーランチ」でサーロインなステーキを頼む。焼けた鉄板の上に生の肉が置いてある。ときどきひっくり返しながら適当な焼け具合なところで食べるのである。しかしである。食べている間にも残りの肉はどんどこ焼けていくのである。最後にはえらく肉がかたくなってしまってこいつぁ大失敗だ。焼けないところに逃がしておかねばならんのである。
18時会場入り。ああ。なんだかにおうと思ったら、あたくしのコートのにおいが肉まみれなんですが。ぎゃふん。電車に遅れても歯磨きを欠かさなかった、あたくしのいつになく身だしなみに気を使ってみた努力はいずこへ。
ひいい。コートと、あとそのまた下に着ていた服をコインロッカーに隠しにいく。だって今日は瑞貴たんと握手ですよー。むはー。そして開演。席は中程の列中央。
なんだかどうも瑞貴たんが出るのはこれで最後っぽい。本人のwebサイトに最後っぽいと書いてあった。ああ残念っぽい。握手会でなんか言おうと思っても瑞貴たんを前にすると言えぬもので。じいっと見つめられてさぞ気味悪かろう。握手会は客入りの悪い平日だけの特典で木金火水月天海土冥の順だったと思う。自信なし。瑠璃亜たんおっきくなったなあ。お父さんうれしいぞ。あとウラヌスの人がかわいいのう。こういうのに慣れてそうで、こちらからからなにか投げると反応がいい。司会は例の姐さんだった。
ああやばい。ほんとにやばい。あたくし、むっちゃしやわせー。
終演の時点でもう21時になっていた。もうだめである。新幹線の終電に乗り込むためには、会場を20時半に出ないと間に合わないのだ。握手会のあとアンケートに「おジャ魔女Kidsをやめないでほしい」などと書いている間にもう22時前である。東京駅に向かって、入浴の時間もなく23時の急行「銀河」に乗りこむ。
今日の報告を某でっかい掲示板群の演劇板に書こうとしたら、ピンクの携帯電話の電池が切れてしまった。東京に来るまでの長い道のりで801板のログを読み続けていたのがまずかった。
それにしてもアレですよ。せらみゅのために2週連続で鈍行の旅をしでかすとは。ここまで堕ちるとは。さて来週も観に行って夜行で帰ってくるのだ。
帰還。
帰りに「ムーンライトながら」という選択肢はあまりにも危険だったのでやめた。だんだん夜行列車に慣れてきて、寝台でも少しは眠れるようになってきた。でも、3時ごろに名古屋駅に止まるのを見てしまった。
それにしても揺れすぎである。ばねが軟らかくてふわふわ揺れる。寝台もなんだかふわふわする。車体がよくないのか軌道がよくないのか。まあ両方なんだろう。いやもうホントに新幹線の軌道に寝台列車を走らせてほしい。時速100キロぐらいで。廃車になる100系の車両に寝台を乗っけて。無理ですか。じゃあ、3列の座席にごろんと横になりたい。
んで、なにごともなかったかのように定時に出社する。やっぱり仕事する気がない。
年次計画策定。
そっち方面のイベントの予定。
たぶん夏公演はちびうさに力を入れてくると勝手に期待しているので今年もせらみゅ漬けである。遠出の回数を削減して13回ぐらい。もう可能な限り安い切符を使ったり車に載っけてもらったりして旅費30万円、観劇代10万円、本代10万円の合計50万円に抑えたい。去年は旅費を使いすぎただけでなく、調子に乗って計算機を作りすぎてしまった。カードを集めるのに本気を出してしまったのもよくなかった。なんだかもう全力投球という感じでわれながら恐ろしい。あれこれ手を出しすぎたのを反省して、今年はセル画の収集に支障をきたさないようにしたい。
ふははは。またセル画に入札してしまった。
お金のない人の過ごしかた。一番いいのは昼寝である。昼に見る夢はお金がかからない最高のエンターテインメント。その次が鈍行列車で旅行。列車に揺られている間は運賃以外にお金が減らない。んで、その次が本読みである。わたしは字を読むのがたいへん遅いので長持ちする。
というわけで、経済の本なんか買ってきて読みはじめたのが、いつの間にかまんがに変わっていた。これからしばらくは澤井啓夫「ボボボーボ・ボーボボ」を教科書にしていきたい気分。
webブラウザが動く機械。
あさきちんがブツを取りにきた。
んで、そのとき持ってきてらしたシャープのZaurusがかなりイカした感じである。ちっさいのに640x480画素が表示ができるんだけれども、この画素の密度ときたら。Linuxベースで、webブラウザだとかメーラだとかが付属する。細かいことはよく知らないけれどかなりイカした感じである。やばい。まずい。これを買ってしまったら6万円ほど借金が増えてしまうではないか。
んで、これを買ったらなにをするか。新幹線の中からでもセル画の入札がしたい。ただそれだけである。Yahoo Auctionsのページはものすごく重くて自分のピンクの携帯電話のwebブラウザではとても使いものにならないだろう。明後日が入札期限の物件があって、そのときわたしは東京にいる。いや困った。そこへ、このイカした計算機がやってきたのである。こりゃあ欲しくなるではないか。ひとしきり画面の精細さに感動する。見れば見るほどいい感じで困る。ああ困った。
ほ、ほたるの脚がああああ(挨拶)
うっかり恐いもの見たさでペットボトル屋と劇場に行ってからはや8年。ブラックレディを見に東京だの名古屋だのに行ったりきたりしたのが2001年で、何回も同じものを見てはじめて自分の目の節穴さ加減に気づいたもんである。カメラが登場人物に寄ってくれる映像作品と違って自分で見たいところを勝手に見ることができるおかげで、ますます節穴っぷりが炸裂なんである。調子に乗って2002年も破産しそうなほど観に行ったら今度は瑞貴たんと瑠璃亜たんにはまってしまい、いままでいかにちびうさとうさぎしか見ていなかったかに気づいた。
わしゃセーラームーンのことならたいてい知ってると思っていたのに、見かたも知らないじゃないか。もう大反省である。なので今年も死ぬほど観ては、ほめたりけなしたり笑ったりハアハアしたりする覚悟なんである。んで、ちょっとずつ他の作品に手を出していきたい。今年は借金なしでやっていきたいもんである。
千秋楽まで観たら仕事しよう。ああ仕事するとも。するともさ。
客人が帰ったあとでピンクの携帯電話でYahoo Auctionsを見に行ってみると、携帯電話用に別の軽いページが用意されているではないか。手間はかかるけれども携帯電話から入札できるのである。これで6万円の借金を増やさずにすみそうである。入札期限がくる日は携帯電話の電池が切れないように大事に使わねば。
……と思っていたらこれまたエラい勢いで値段が上がってしまい、いまのわたしには買えないっぽい。ぐはあ。
歌謡ショウ2回目。
サクラ大戦2回目。大阪厚生年金会館大ホール。3階席なもんで音が遠い。ついでに眼鏡を忘れたもんで絵も遠い。
はふん。マリアさんますます麗しく。初夢に見たとおりに七福神に扮して寺社めぐりをするわけだけれども、もうこのまっすぐっぷりに萌えじゃないですか。しまいに拳銃まで取り出して。たいへん馬鹿でよろしい。
千秋楽なもんで客の反応がよかった。なもんで横山智佐いわく、こういうことは珍しいらしいのだけれど、最後の「檄! 帝国歌劇団」は2回歌った。「走れ光速の帝国歌劇団」のくだりの振りつけを覚えそうな勢い。
帰りの路上でセガの店鋪「太正浪漫堂」のチラシをもらってしまう。うむ。いままで池袋で看板を見るばかりで通りすぎていたけれど、これは話のネタに行くしかあるまい。ペットボトル屋と電機屋(不健康)とわたしと3人。アメリカ村まで歩いて、途中の中華料理屋でどこにふかひれが入っているのかよく分からないふかひれラーメンをすすって、心斎橋の商店街の中にあるセガのゲームセンターに入る。
その4階にあった。のだけれど。わたしたちと同じようにここまできてしまうおともだちがわんさといるであろうことは想像できた。店鋪もたいして広くないことも想像できた。でも、入場制限までかかるとは思っていなかった。行列して店に入って、何分かたったら客を入れ替えるという。おおすごい。
いやいやいや。サクラ大戦関連商品がこんなにたくさんあったとは思いもよらず。まあ買わないんだけれども。全集もののCDなんかあるのかー。こりゃ夏までの予習用にいいなあなんて思ったのだけれど売り切れ。ぎゃふん。福袋は恐ろしくて買えない。
そのあと、ゲームセンターの前の屋台でクレープなんぞを買い、若者らしく心斎橋の街をもそもそ歩く。日本橋でまたサクラ大戦のCDを探すが見つからず。
つい勢いで武田恵子のDVDを買って帰る。ものすごく前にセーラーサターンを演った人。今日は債権を11,000円ぶん回収した。これで最後。
あと澤井啓夫「ボボボーボ・ボーボボ」[2]-[5]を買ってくる。少年まんがはほとんど買わないのだけれど、こういうどうしようもないギャグまんがは読んでいきたい。
というわけで。もそもそとDVDの封を開ける。「永久保存版! 20世紀グラビアSEXYギャル大全アイドル黄金伝説 武田恵子」っ。はあはあはあ。長っ。
7年ぐらい前に出たビデオをDVDにして再発売したものらしい。もうパッケージの箱の写真からしてもう不安大爆発で、ビデオの絵から取りこんでいるんである。ああ。写真が残ってないのか。ああ。なんだかもうコンポジット信号(専門用語)にありがちなクロスカラー(専門用語)とか見えるんですがー。さすが2,800円。
さて。中身である。おうおおう。重い。7年という月日はこうも空気を変えるのか。わたしが買ってくるようなのはオトナの事情でたいてい安っぽいつくりなのばっかりなんだけれど、これはわりとちゃんとしている。だけれども重いんである。なにが重いんだろう。カメラ機材が重いのか、止まってるんである。
視点は止まっていて、彼女が動いている。カメラの焦点がときどきわざと外される。あれこれていねいに作ってあるんだけれども、なんだかもう深夜の「NHKアーカイブス」を見せられるような重さ。これじゃあハアハアできないですよあたくしは。あたくし自身も武田恵子のことをあんまし覚えてなかった。敗北。わたしの罪深いせらみゅ関連資料がまた1枚。
あと画質。ノイズ感はそんなにない。ノイズを目立たなくさせたかったのか、なぜか白が飛んでいる。色もへん。場面によって解像度が荒い。うー。もしかすると、もしかしなくてもベータカムとかじゃなくて8ミリカメラですか。製品のVHSテープのコピーではない、と思う。思う。
2回公演。ステーキとうどん。
午前6時に出発。できることならばもっと早く出たかったのだけれど駅前の駐車場は朝6時からしか開かないので、どうにも難しい。10時に池袋に着けるのぞみ号には絶妙に間にあわず。んで、その34分後の列車を待たねばならなかった。ぎゃふん。秋にはのぞみ号は増えるんだな。ああ増えるんだな。10時25分ごろに池袋に着く。10時40分ごろ会場に着く。
S席の当日券はまだ余っていた。切符売り場で空席を見せてもらったらばうしろの方が3列ぐらい余っていた。それでもB席は売り切れらしい。このへんがふしぎ。席は1階後列中央を選ぶ。なんだか今回はまん中ばっかしである。
なんだか。瑞貴たんが今回の公演で最後っぽいというのはそれなりに広まっているっぽく、結構な数のお兄さんたちがカーテンコールで「みーずーきー」なんて叫ぶんである。でもねでもね。あたくしには。隣近所の年端行かぬ婦女子と母上を前にして大声なんか出せませんのことよ。よよよ。
昔からそうなんである。ひとたびオレンジジュースと決めたらずうっとオレンジジュースを飲み続けて最近やっと収まったぐらいの保守的っぷりなのだけれども、どうもここ数年はステーキがマイブームであるらしくこの日の昼食はステーキだった。サンシャインの建物の中でなんだか安い店を見つけてしまったので、その店の前で待っていたら中国語なまりの店員さんにでっかいのをすすめられた。でっかいのを食べることにした。
げふう。肉汁を堪能しすぎてしまった。早朝に大急ぎでインスタントラーメンをすすってきただけのわたしの胃にはちょっとつらいのである。ううう。ミディアムと頼んだはずなのに、果てしなくレアに近いように見えたのは気のせいだろう。ああ気のせいだろうとも。その生々しい肉の味のおかげでこれがステーキなんだって思いましたもの。ものもの。あとオレンジジュースを頼んだはずが、オレンジ色の甘ったるいエステル化合物溶液だったのはかなり痛いのである。
相変わらずのせらみゅっぷり。みずきたーん。席は前列右端。
おやおや。なんだかちょっと違うのである。公演は残すところあと2回である。ここへきてなんだか空気が違うんである。わたしが勝手にそう感じているのか、客席の空気が違うのか、舞台の上でなにか起こったのか、それらの相互作用なのかなんなのかよく分からないけれども、気迫が違うんである。部分ごとに見るとどうってことはないはずなんだけれども。へんな間も。涙も。もうちょっと前の席だったらばきっとその表情を見ることができたであろうに。
やっぱりご近所の幼な子と母親を恐がらせるわけにはいかず、おとなしくしているのであった。でも。幕が降りる前に一度だけ「みずきっ」て叫んでみた。たちの悪い大人の客でいっぱいだと思われたくないでしょ。もう手遅れですかそうですか。
立ち食いの店でうどんを食べる。これが大失敗。うううう。久しぶりにまずいものが出てきた。
カプセルホテルで入浴して倒れる。寝る前に、持ってきた「ボボボーボ・ボーボボ」を2冊ほど読む。うー。アホだなあ。
路線図の端っこ。
うむ。青春18きっぷの最後の1日分はここで使ってしまおう。どこにいったらいいのか分からないので、とりあえず端っこを目指すことにした。もうとにかく列車の路線図に描かれた線分の端っこというものは幼少よりわたしをひきつけてやまないのである。
祖父母の家まではじめて一人で遊びに行くはずが、勝手に電車の終点まで行ってしまい、しかもそこから逆方向の終点まで行って地の果てを確かめていたら家族が心配して駅の放送で呼ばれたほど。その放送には気づかず、さらにそこからなにごともなかったかのように祖父母の家まで行ってみたらばえらく怒られたってなぐらいで、もう端っこを確認したいお年頃なのである。
路線図の左端の方で燦然と輝く「奥多摩」という文字列にあたくしはすっかり心奪われてしまう。多摩の奥ですよ、奧。なのに多摩市とぜんぜん違うところにあるですよ奧さん奥多摩ってやつは。奥多摩奥多摩、奥多摩うどん。
東京から中央線で新宿まで行って、ここで奥多摩まで行くことに決めた。急に決まった。さらに青梅まで走って乗り換えである。こりゃもうすんげえ列車で奥多摩を目指そうかともうどきどきではないか。もう茶色の2両編成でががーがーと歯車を鳴らしながら走ってこないかと思うではないか。
なのに、どうしてあなたはオレンジ色の201系4両編成ですか東日本旅客鉄道株式会社御中!! めっちゃふつうですやんかー。さっきまで乗ってきた中央快速線の車両を短くしただけですやんかー。もう電気で走らない列車が進む秘境を想像していたのに。ああーあー。想像しすぎである。
青梅から駅が12個。単線の線路がどんどこ山の中を進んでいく。線路わきには雪が残る。もうね、奥多摩ですよ。奥多摩なんですよ。奥っ。はるか下に流れる川は渓流である。こんなところまでよくもまあ電線を引いたもんである。山賊に襲われることもなく、いのししが電車をとめることもなくあっさりと終点の奥多摩駅に着いてしまった。
さて。駅で降りる。びゅうううう。な、なにをすればよいのでしょうかあたくしは。とりあえず歩いてみると橋があった。その下は真っ白だった。橋をずんずん進むと白いのが水の流れに代わった。ここにも渓流があった。こ、こ、こわー。すぐに引き返してくる。こんどは、温泉への道を示す看板を見つけた。うーうー。どないしよ。やっぱりあきらめた。
まったく味気ないことにさっき乗ってきた電車にまた乗って、また青梅から特別快速ですたこらさっさと新宿まで戻ってきた。池袋でこんどはスリランカのカレーといううたい文句の「ココットカレー」を食べて辛さに満足する。まだ時間があったのでいままで見向きもしなかった「古代オリエント博物館」に入ってみる。1時間で閉館になってしまいまた出てくる。うーうー。
今度はマクドナルドでもうちょっと果汁の味がするオレンジジュースをすすりながら「ボボボーボ・ボーボボ」を読みはじめる。ああもう、なにも遠出までしてまんがを読まずとも。でも。ああ。止まらないんである。もうね、いまなら、電車の中でまんがを読む大人を笑えまい。ああ。午後5時45分、開場の時間になったので劇場に向かう。
千秋楽。平日の午後だというのに、いい年をしたわたしみたいなのがわんさか集まる。大丈夫かきみたちは。仕事を休んでやってきて、しかも夜行で帰らねばならないという、みずからの大丈夫じゃないっぷりには自信があるぞ。むはは。それでもやっぱり幼い娘っ子と母親もいるにはいるのだけれど、数は少なくなっていまやむさ苦しいわたしみたいなのが多数になってしまう。まあとにかく、最後の公演ってのは気合の入った人たちの踏み絵なのである。でも、今回は直前まで切符が売れ残っていたから随分さびれたもんである。
席は1階後列左端。そばの席のお嬢さんがたくさん演者のサインを集めているらしく、秋山千夏とるりあたんのサインが見えた。うー。なんだかうらやましいような、出待ち入り待ちまでやりたくないような。
千秋楽で増えたおまけ。
んで。芝居の方は前日の午後の公演と同じぐらいかなあ。席が近かったらまた違って見えたかも。今回はじめて左側の席から見ることができた。カーテンコールで「みずきたーん」と叫んでみた。遠いけど。
いやはや疲れた。長い2週間だった。これぐらいの無茶が7年ぐらい前にできていれば。
午後9時30分会場を出る。会場前でたむろしているきみたちは何者ですか。ここは大人の社交場ですか。9時45分。池袋の路上で大道芸に見入ってしまう。
路上で横になる一人の客の上で2本の刃物を両手で投げては取る。ぐるんぐるんとお手玉のように。そこへ1個のりんごが加わる。刃物とりんごと刃物が順に手から離れてまたつかまれるのだけれど、りんごをつかんだときに口元へ持っていって一口かじってまた投げる。いやはや。こりゃすごいや。あと、ゴム手袋を頭からかぶって、鼻息でふくらませて割る。ここでおしまい。わたしはポケットの中の小銭を全部帽子の中に投げ入れて、あああああ、時間がないいいい。
午後10時ごろの列車に乗る。午後10時15分ごろ東京駅に着く。まだ時間はあると判断する。午後10時25分、駅前のカプセルホテルに入り湯につかる。午後10時50分に出てくる。ひいいい。午後10時55分お茶を1本買う。午後10時57分東海道線のホームに着く。間に合った。
せらみゅの観すぎでなにかと不安が。
朝7時半ごろに大阪に着く。寝たような寝なかったような。もう分からなくなってきた。
朝食に入った店でドーナツをかじりながら、またボーボボを読む。これで持ってきた4冊を全部読んでしまった。また買わねば。
そろそろ自分の席がなくなっていそうな不安がある。いやいやいや。そんなはずはないのに。会社にはなに食わぬ顏して行けばいいのだ。寝不足でちょっと頭がぼーっとする。今日もさっさと帰ってくる。
社内預金が引き出せたので借りていた10万円を返しておく。はあはあはあ。あとはクレジットカードの請求だけだ。次の給料日まであと10日。預金残高2万円。池袋でいいものを食べていたせいで、財布の中にはあと1,000円しかなかった。
冬公演ツアー支出。交通費61,000円。食費と宿泊費14,000円。劇場入場料51,000円。合計126,000円。せらみゅ6つにサクラ大戦歌謡ショウ2つ。上京を3回もやって12万円ならずいぶんがんばって抑えたほうである。鈍行で移動するのはつらかったけれど。
のどが痛い。
のどが痛い。頭が熱っぽい。ああこりゃいかん。早々と帰ってくる。
会社帰りに澤井啓夫「ボボボーボ・ボーボボ」[6][7]を買う。もう恥ずかし気もなく電車の中で読んでしまうほど。
ものを買わなければお金は減らない。または、お金がないからものが買えない。
セル画を買わないでいるとお金が減らない。おお。こいつはすごい。大発見だ。お金がないから買えないんじゃない。ちびうさのいいセル画がなかなか出てこないだけだ。
お金がないのにものを買ってしまうということが平気でできるようになってしまった。こりゃ危険だ。無理しているということに気がついていない。なにもそこまでしてせらみゅを観に行ったり薄くて高い本を買ったりすることはないと、ちょっと前ならば思っていたであろう。なんでこんなことになってしまったのか、自分でもよく分からない。がまんせずになんでもかんでも買ってしまうと、本当にがまんすることを忘れてしまうんだろうか。
ボーボボの単行本を全部読んでしまう。
朝7時。弟がどったんばったんしてるので目が覚めた。会社に行こうかなー。やめとこうかなー。ええい寝てしまえい。2時間おきに目がさめる。空が赤い。もう夕方。
ついにボーボボの単行本を7巻まで全部読んでしまう。はわわ。また読み返すしかない。もうラヴ。ヘッポコ丸×ビュティなところも好き。
ビュティってあんましかわいくないのだけれど、戦乱の世にあってボケの渦に巻き込まれても強く生きてる感じで好きだった。最近はどうもあたくしの趣味がへっくんの方に向かっていてまずい。ちょっとやばい。へっくんがビュティのことが好きみたいなんでわたしも流されてビュティも好きになっちゃってる感じで、どうにも消極的だ。でも、夏の海でビュティがシャツを脱ごうとしたところで、わたしもへっくんといっしょに土器土器(縄文式)したのは内緒である。
んで。いま話題のボーボボのゲーム。「ボボボーボ・ボーボボ奥義87.5爆裂鼻毛真拳」が発売されちゃっているわけである。うー。あたくし、ゲームを買っても遊ばなさそうだし、ゲームそのものに向いていない感じで、恐くて買えない。これ1本のために任天堂のゲームボーイアドバンスは買えない。そこまでわたしはハジけてないんだ首領パッチ(ドンパッチ)の兄ィ!! でも、スロットで単語を選んでおもしろい文章を作って敵と戦うのだと聞いて、ちょっとだけ買おうかなと思ってしまった。
Mac OS X用のwebブラウザが最近あれこれ新しくなった。
寝て起きてボーボボ。
京都劇場で演ってる「オペラ座の怪人」って3/2までだったのか。気づくの遅っ。劇団四季はなんだか永久に同じ演目を演ってそうなので、観ようと思いながらも先延ばしにしていたらもう手遅れ。がふん。「ライオンキング」とは違うんだなあ。
ものすごく久しぶりに「鋼鉄天使くるみpure」の続きを観る。
DVDの5巻からが第2期と呼ばれる。ここから主人公は部屋の外に出るようになるのかと思っていたけれど、また部屋に戻ってしまった。
第13話「ご主人様の再出発です」は、主人公がはじめて外に出たところが描かれる重要な話。「バスマニア博覧会」の入場券をネットオークションでも手に入れられず、くるみたちが副業までやってあやしい経路で手に入れる。なのに主人公が駅で偶然に問題のお嬢さんに出くわして倒れてしまって全部台なしになってしまうなんざ切ないではないか。その駅に近づかないで遠回りしようとしていたのに、くるみたちに引かれて駅にいったら偶然出くわしてしまうなんざ、なにもかもこと細かに安全な手順を経なければなにもできなくなってしまった主人公にはさらなる追い討ちだ。
2度も起こったことはもはや偶然ではないのだと、カリンカはもういちど出かけようというけれど、こんなふうに観念が観念に重なって身動きできない人はどうするんだろう。家から出られない人とか、手を洗わずにはいられない人とかあんな人こんな人。とりあえずカリンカさんに萌えときますか。ハアハア。
あと、ときどき酔っぱらって押し掛けてくる姐御は主人公の学校の担任らしい。
たとえば。セーラームーンが好きなあまりに自分で勝手に小説とかまんがとか書いてしまう人がいるわけだけれども。あるいは、セーラームーンが好きなあまりに自ら変身してしまう人がいるわけだけれども。なんだかそういうのも通りこして、せらみゅが好きなあまりに自分たちで勝手に公演している人たちまでいるから目からなにかが落ちる。けっこう前からひっそりとそんな活動をしている人たちがいるのだけれど、さすがに観に行けなかった。
しかしなんなんだ。このおそろしいまでのオーラは。コスプレイベントが市民会館にやってきてしまったようなこのすさまじい絵図はなんなんだ。こんな暑苦しいまでの気合を観に行かねばなるまいと思う。あたくし自身も小さい劇場に立ったりしてたんで少々へんてこなものに出くわしても驚きはしない。それでもなお、超えてはいけない一線が見えるのである。遊園地の着ぐるみショーとは違うなにかが。
よほどのコスプレ好きとかよほどのせらみゅ好きの間でしか知られていないけれど、2月にある団体の公演が行われる。超えてはいけない一線を超えたとしても、そもそも東京は遠すぎて。最近は浪費をいたく反省しているので、さすがにこれだけのためには出て行けない。ちょっと時期が悪かった。
ぎゃふん。今日も家の外へ出ていかず。出ていくとなにか買ってしまいそうだし。布団で寝っ転がって、寝て起きてボーボボの単行本を読んで、のくり返し。
分解してまた組み立てるとねじが余る。
午前8時10分。駐車場の予約券には間に合った。
給料日はまだかー。しかも今週は飲み会Death!! お金がー。
今日届いたばかりの他社製品を分解する。あんまし深いところまで分解するのはまだ恐いので、ちょこっとだけ観察してまた組み立てる。ねじが3本余った。うううう。また分解して組み立てた。こんどはねじが1本余った。はわわわ。わたしはたいして気にしていなかったのだけれど、どうもこれはまずいことであるらしい。また分解して組み立てたらば、こんどは余らせずにすんだ。やっと帰ってこれた。
明日は背中のアレのために病院に行くことにした。
粉溜ではなかった。
朝から病院に行く。医師によれば、背中に粉溜ができたのと同じ場所に生まれた突起物は粉溜ではないらしい。手術痕がきれいにふさがらずにもり上がってしまったもので、これをケロイドという。そうかー。これがケロイドかー。
べつに実害はないし、これからさらに大きくなるものでもない。急いで切らねばならないものでもないので、また考えて出直してくることになった。やっぱり切ったほうがいいと思う。邪魔だし。
昼から会社に行く。
飲んで寝る。
ちょっと時間が余ったので梅田のヨドバシカメラであれこれ見ていた。
腕時計がたくさんあったので見ていた。めったに時計なんか身につけないのだけれど、たまにかわいいのがあって目をひく。いい感じでピンクなのが結構あるんである。数万円ぐらいで。数十万円するような時計でピンクなのが見つからないのが、やや救い。
飲む。
帰ってきて、この日の日記も書かずに寝てしまう。
たいそう痛い話を聞かされて、こいつは日記に書かねばなるまいと思ったけれど、いまとなっては書けなくなってしまった。酔っぱらってふらふらと駅まで歩きながら、また別のなにか面白いことについてこれを書かねば、これを忘れないようにせねばと念じ続けていたのだけれど、1日経って忘れてしまった。
イエロー。
特許庁の公開特許広報にこんなのが載っていた。冒頭部分を引用する。発明の名称だとか発明者は伏せておく。
【従来の技術】カラーの画像情報をデジタル的に処理して複写機等の出力を得るに際しては、カラー原稿をR(赤)G(緑)B(イエロー)に分解して読み取り、色補正が必要とされる。出力画像の色再現範囲と入力画像の色再現範囲が一致するとき、或いは、出力画像の色再現範囲が入力画像の色再現範囲よりも大きい時には、そのまま入力画像を出力することができるが、一般的に色補正では原稿画像を圧縮して出力している。
ああ。なんという文才でありましょう。「R(赤)、G(緑)」ときて最後に「B(イエロー)」だなんて。堅苦しいことこの上ないはずの公文書を読みながら職場で笑ってしまった。3段オチの特許なんてなかなか書けるものではない。
審査請求がなければこのまま特許庁の人に気づかれることもないのである。どきどき。
千尋はいつになったら出てくるのや。
おうちに帰ってくると、居間で家族3人がTVを観ていた。もう全国の大人から子供まで大人気の「千と千尋の神隠し」が放送されているらしくて、それを観ていた。そういや、ずいぶん前にあたしは職場で冒頭の30分ぐらいをDVDで見たことがあるだけだった。
一人で鍋をつっつきながら横目でTVを観ていたら、お話はもうすっかり最後の方らしい。くさい台詞がばんばん出てきて、途中から見たわたしには恥ずかしかった。全国の老いも若きもこれを見たのか。
もう映画が終わろうかというところで父上は、千さんと千尋さんは別の人物だと思っていたことが発覚する。「千尋はいつになったら出てくるのや」……って、そりゃあなたいま映っているおんなの子と同じ人Death!! ああ。およそ三十年間、わたしは父上をあなどっていた。母上に、千というのは千尋の別名なんだと教わっていた。
強いていえば少年がいい感じだった。職場で、ハクが少女ではなくて少年だと知ったときにはもうこりゃ見ねばと思って、がんばって見たのである。仕事なんで30分ぐらい。
対角21インチの液晶モニタ、ナナオFlexScan L985SXは33万円と予想される。UXGAで33万円かー。うーん。もう一声。
残業手当52,648円。アレしてナニして147,424円。家賃と奨学金の返済とカード会社の支払いをすませると7,000円しか残らないというからもうたまげた。
毎度おなじみの源泉徴収票。2002年の支払金額5,633,015円。源泉徴収税額239,500円。社会保険料584,129円。これだけもらっているのに、残るのは7,000円。この先に取るべき道は、給料を増やすか、あるいは出ていくお金を減らすか、なのである。
古い電話を手放す。
カレーの店の選択肢を広げるべく今日は梅田へカレーを食べに行く。
う。うー。初戦にして敗北。あんまし辛くない。
そして日本橋へ。石の値段を見る。
えろビデオ。ナニなビデオの箱をながめてはほくそ笑む。いやこれがまた、けっこう勉強になるんであるよ。「本作品では疑似ウンコは使用していません!」だとか「11人の女王さまに踏まれる男」だとか、見たことがないような説明にたくさん出くわす。あれこれながめてなにも買わない。
アイドル。渡辺舞たんのビデオの、写真の水着がスクール水着なんである。しかも、いまや珍しい旧型ですよ旧型。でもVHSしかないので買えない。マイナーすぎて高いし。
本。とらのあなで、いまさらデジモン02な本を見つけたので買ってくる。アルケニモン姐さんに賢ちゃんが無理矢理ナニされる話。ずいぶん前にこんなのが見たいと思っていたけれど、はじめて見つけた。もう2年経っていた。
電話。いまさら。いまごろになって電話を解約する。ピンクの電話とやっと別れる。キティさん電話の衝動買いのために古い電話機を捨ててしまうのはなんだか罪悪感があって手放せないままになっていた。毎月2,400円ほどを支払い続けねばならない不良資産が消える。古い電話機は回収してもらうことにした。わたしが持っているよりは、材料として役に立ててもらいたい。
背中をナニする日を再来週の金曜と決める。これが東京行きの2日前。手術痕が痛むようならば無理かなあと。そういえば、粉溜の手術のときも2日後に浜松町に行っていたのだった。
寝る寝る。
朝起きてまた寝る。昼起きてまた寝る。
カレーを食べに行こうと思っていたけど動けず。あと、なにかいま演っている映画を見に行こうと思っていたけれど、思っていたこと自体を忘れてしまった。
webでいま演ってる映画の中から「シャーロット・グレイ」を選びだし、こいつを見ようと考える。さてどこで見たものか。んゴ。大阪ではもう終わっていて、2月から三宮で演るらしい。うう。三宮は遠いよ。
母上が新聞を別の新聞に変えたいとおっしゃる。新聞屋の人がおまけをくれないのが気にいらないらしい。いやもうまったく。説教する気にもなれないのでなにも言わない。
ああそういえば。毎日新聞夕刊に載っているまんが、森下裕美「ウチの場合は」が読めなくなるのは大問題ではないか。つり目の姉貴アサカたんと頼りない弟ユウヤがもう見られないのは痛いですよこれは。どうか単行本を出してください。あと朝刊の東海林さだお「アサッテ君」をやめてください廃止してください毎日新聞社御中。
5巻149ページの破天荒の台詞。
おやびん…
アナタはいつも
そうやって軽々とオレの
想像を超えるのですね…
むはー。なんで破天荒たんはこんなに正直なんでしょう。なんのひねりもない。このへんな空間の中にあって、たいていの登場人物はそのまま流されて過ごすか逆らうかのどちらかなのだけど、破天荒はちょっと違う。直接描かれているのは首領パッチへの愛情だけれども、破天荒の訴えはこの空間のへんてこさへの礼讃でもある。
へんな顔とかへんな文字列だけで笑わせようとする、どうしようもないまんがだけどむしろそこがいい。そこに破天荒たんみたいなのがいると、やおい萌えが加わっちゃって困りんぐ。
ほかほか。
朝起きるとこりゃまた身体が重い。最近は電気毛布というハイテク機器を使っているのだけれど、どうも温度が高すぎると起きにくいように思う。もう脳までほかほか。寝る前に布団に入ると、寒いのはいやだから欲張ってしまう。ちょこっとだけ暖めるというのができないでいる。
予定より少し遅れたが地球外生物のアレの順位が30,000位を切った。
対角23インチ。
Apple Cinema HD Display 23は1,920x1,200ピクセルを表示する液晶ディスプレイで、Apple Storeでの値段が249,800円。ここまできたかー。でも、横長って机の上の場所をやたらと取るのでいまいち。
額縁がもうちょっと狭くなって横長じゃない対角20インチ程度のディスプレイでQXGAが表示できるものが発売されて、しかもちょうどそこへ空から氷のかたまりが降ってきて屋根を突き破ってブラウン管が壊れたりなんかしたら、少々高くても買いましょうとも。
ものすごく久しぶりに3DなCADをさわる。ユーザインターフェイスはかなり進歩してたんだなあ。お父さんびっくりですよ。
寒くなった。
さーむーいー。
冬がきたー。きましたーしたーしたー(残響音含む)。気がつけば春の訪れとはすれ違い、朝と夜しか建物の外に出ない間に夏は過ぎた。そして秋は目立たないので気がつかなかった。でも、でも、わたしのところにも来たんである、冬が。
こりゃすごい。帰り道でちょっと風でも吹けば思わず笑ってしまうぐらいすごいぞ。きたきたきたーっ。まだ外は明るいけれどこいつぁすごい。空には雲がないから、今夜はもっと寒くなりそうだ。
最近の冷やしとうもろこし事情はどうなっているのか、急に気になったので久しぶりに調べていた。そのときたまたま見つかった「インパクト語録メモリアル」がおもしろおかしかった。この世に埋もれるイカした語句に正確なツッコミが加えられている。
著者の大林憲司は冷やしとうもろこしはお気に召さなかった(11個め)ようである。2個めの「いへがたおれませんように」がよい。
久しぶりのセル画。
今日も寒いけれど、昨日よりはおだやかになった。
久しぶりにセル画が届いた。最近は「まんだらけ」のオークションでクレジットカードが使えるので支払いは先送りである。
ちょっと前に大物を逃してから、ちびうさのセル画があんまし見つからなくなってしまった。そういや、ここのところ買いものをぜんぜんしていない。給料日はまだですかー。
キティさんの時計。3年いつも動いていたご自慢の時計さ。
最近「若造が古本屋の本を盗んだので店主が警察に通報して、その若造がそのあとやってきた警察官の質問に答えずに逃走して、その途中で鉄道の踏み切りを無理に渡ろうとして電車にひかれて死んでしまったらば、それからというものなぜか古本屋が電話やはり紙で人殺しだのなんだのという攻撃にさらされて店を閉めねばならなくなった」という事件があった。はじめて例のでっかい掲示板群のニュース速報板に行ってみたらば、この事件も当然のように話題になっている。
これがまたけっこう楽しくてえんえん読んだり書いたりしてしまい、気がつけば午前3時である。いまどきの馬鹿な大人たちはたいへん楽しい。
気がつけば、机の上に置きっぱなしになっていたキティさんの腕時計が止まっていた。そういや、この時計は買ってからもうすぐ3年経つのである。さて、電池の交換はできるのだろうか。そして、ハート形の時計は、池袋で1,000円で買ってから1年とちょっと経つのだけれど、このおもちゃっぽさはもっと不安を誘うのである。