あずまの日記。

内容ぴちぴちピッチ」のせいで思考回路はショート寸前いますぐママのようにステキな恋見つかるかしら6つのどきどきハートが放課後待ちきれないご奉仕ご奉仕選び抜かれたスペシャリスト歌いだしたら止まらないあずまさんの崩壊の記録

1 may(thu)

あらまし。

「ぴちぴちピッチ」は最高ですかー。

日記。

きっと行くことはあるまいと思っていた労働者の祭典、メーデーに行ってみる。ひととおり話を聞いておく。あと、三味線漫談の人が来ていた。ホンマもんが見られるとは。メーデーに来てよかった。

ぴちぴち。

ついに「ぴちぴちピッチ」を観てしまった。題名は正確には「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」という。

冒頭のテーマ曲に入る前にまず主人公るちあがマーメイドプリンセスの説明をする。サーファーの少年はマーメイドのあたしのことが好きなんだそうである。でもあたしは正体を明かすと泡になってしまう。だからあたしに気づいてほしいの。

開始10秒。わたしはもう、ここでおかしくなってしまう。涙で画面が見えなくなる。自分の叫び声で台詞が聞こえなくなる。下手すぎて、とっても下手すぎて、そこへこのこっ恥ずかしい台詞が混じりあって、ぼくはもう。限界ぎりぎりまでこっ恥ずかしくて、るちあちゃん!! 新感覚すぎてぼくはもう我慢できなくなってブラウン管の前でアレがナニしそうです!!

マーメイドメロディーぴちぴちピッチ第4話「孤独な王女」の巻。

はあはあはあはあ。なんと刺激的な作品なのだろう、否、なんと刺激的な主人公でありましょう。声がね、声が。声がーッ。「ファンシーララ」がふつーに見えるほど。「ミラクルガールズ」がふつーに見えるほどに。あ。そうそう、波音(はのん)さんの声の人は「鋼鉄天使くるみpure」のカリンカさんの人だけれども、ここでもおんなじ調子である。しかし、るちあちゃんを前にすると波音さんさえもふつーに見えてしまう。コスプレもののえろビデオでおねいさんが棒読みの台詞を読んでいるのを聞くのに近い。

いやいやいや。言葉は悪いがほめているのである。冒頭にるちあちゃんの入浴の場面がある。入浴ですよ入浴。裸体さえも、湯煙の魅力さえもどうでもよくなってしまう。もうわたしは浅瀬のマーメイドに魅入られた船長であるとしか!! 「どれみ」でさえも「ナージャ」でさえもわたしはエロティックななにかを見いだしてしまうのだけれど、るちあちゃんでは無理だった。船長が歌声に導かれて船を海底に進めるのは、思考がおかしくなるまで萌えさせられたその先の話なのだ。ああ、あああ。ごめんなさい。ぜんぜんちっともほめるところが見つかりません!!

副題の「孤独な王女」とは、3人目のマーメイドプリンセス、リナだった。海の底からやってきた水妖は人の心をあやつる。マーメイドプリンセスは3人そろって、歌って戦っちゃいます。うーわー。歌のほうは別に刺激的ではなかった。ぼくの行き場のない感情はどこへぶつければいいのでしょうか。とりあえず、あたしおどるわ!! 笑いすぎておなかが痛い。

ぴちぴち。

……と、ここまで書いてみたが、まるでわたしは頭がおかしくなったみたいだ。「アンコールはいかが」とマーメイドプリンセスのお三方もおっしゃっているので、もう一度観ることにした。

やっぱりるちあちゃんの声は下手だ。超下手だ。あと波音さんもやっぱり変だ。演奏会の客席で、ピアノの演奏中にどうしてあんなにでっかい声でしゃべるのか。台本通りなのか、演技の誤りなのか、下手すぎてはっきりしない。そこへ来ると、リナはちょっとした台詞でも引きしまってていい。

さっきはほめるところがないと書いた。リナがどうしてサーファーの少年を恐い顔してつけ回しているのか。どうして楽天的なるちあを小馬鹿にするのか。リナは口には出さないけれども、国を追われたばかりなのだ。リナは人間にまぎれて祖国再興のときをうかがっているのである。そこでアナタ、悪者の首領にそっくりの少年を見つけたっていうわけじゃないですか。描きかたが軽いものでちいとも伝わってこなかったけれども、あらためて観てみたらば続きがものすごく気になるのである。そうだ、ぼくは姫さまってやつが好きで好きでしょうがないのである。

そしたらば。るちあちゃんや波音さんの制服なんかも可愛く見えてくるわけですよ。変身後の長い髪もステキなんですよ。ぼくもしゃもじ持って歌いたくなるわけですよ。ぱっぱっぱぱっぱ、パールライス。

この盛り上がりのないお話。ペットボトル屋が貸してくれたテープにはこの1話しか入っていなかった。それはそれでよかったのかもしれないけれど、この行き場のない感情はどこへぶつけたらいいのか。下手な台詞を吐くのは姫さまのこの口か、この口なのかーうらうらうらー。姫さまにお仕置きをすることができないぼくは、客席に向かって、しゃもじを持って「アンコールはいかが」って叫ぶしかない。あと二人、仲間が必要だ。

2 may(fri)

あらまし。

今日は何もしなかった。レマン湖。

日記。

うむ。驚くほど何もしなかった。近年まれにみる何もしないっぷり。

今週のナージャ。

第13話「朝陽の中のフランシス」の巻。

ナージャの衣装がかわいくてお父さんは困ってしまう。あらまあ。フランシスとナージャはすっかりできてますわよ。

ところで、今回訪れた孤児院の「レマン院」という名前に居心地の悪さを感じるわけであるよ。スイスでレマンと言えばレマン湖である。やっぱりアレですか。レマン湖とかレマン孤児院とかって言葉を使いたくなかったんじゃないかとか考えてしまう。レマン湖レマン湖あたしのレマン湖おおッ。はあはあ。わしは、これだけを言い遺したかったんじゃ。じゃあ、東京へ行くかのう。

3 may(sat)

あらまし。

東京にバスで行く。

バス。

午前5時すぎに動き出す。6時前に家を出てバス乗り場を目指す。階段を登って銀白色の大きな扉をがらがらと開けると、そこは高速道路だった。高速バスは高速道路を走るのである。こんなに間近に高速道路の道を見たのははじめてだ。

6時59分のバスがなかなか来ないので困る。いきなり30分遅れである。名古屋のあたりですっかり高速道路は低速道路に替わって、さらに直列型立体駐車場に替わって、あっという間に予定から3時間遅れなのである。静岡のあたりでこのバスに乗った人はずっと待っていたのだなあ。そして、そのころ池袋では幕が上がっていたのであった。うーわー。

1時間遅れまでなら間に合う。2時間遅れでも「質問コーナー」には間に合うんじゃないか、ぐらいに思っていたけれど、東京についたときには公演は終わる時間なのであった。ぎゃふん。でもまあ、神戸公演に行けたのでよしとする。

値段に釣られてこの時期にバスを使ったのは無謀なことだったということがわかった。

東京。

秋葉原。あやしい本を買って夕食を食べる。そのあと秋月電子の店鋪を見つける。しまった。いままでの数年間、そばの階段を上がってあやしい本を買いに行ってばかりで素通りしていたのである。しかし、わたしが夕食のカレーとステーキを食べている間に店は閉まってのである。

渋谷。駅前をうろうろする。楽器を鳴らしたり歌ったり絵を描いたりする人がたくさんいた。写真を撮る。

午後11時ごろぽんさんの部屋に邪魔をする。ここで起こる惨劇のことなどわれわれは知るよしもなかった。この日の朝に放送された「ぴちぴちピッチ」を見せてもらう。

ぴちぴち。

マーメイドメロディーぴちぴちピッチ第5話「冷たいキス」の巻。

川に迷いこんできたいるかの親子が水族館にかくまわれる話。話の筋にとくに見るべきところはない。

マーメイドのるちあちゃんがもう、すごい積極的なのでまいってしまう。もう汗とか涙とか各種分泌液のにおいがただよってくるでのまいってしまう。海斗(かいと)少年は水槽の分厚いガラスの向こう側のマーメイドにすっかり魅入られて、唇を許してしまう。むっはー。

記憶がもうあやふやだ。

ぴちぴち。

マーメイドメロディーぴちぴちピッチ第1話「真珠の涙」の巻。

衝撃の第1話である。「ぴちぴちピッチ」はもうすごい駄作と大評判である。たくさんのおっきいお友だちががっかりしたに違いない衝撃の第1話なのである。でも、駄作だ駄作だと聞かされてきたので、いまこうやって第1話を見ても驚くことができない。

まず衝撃のちびるちあ。ちょっとばかしの昔に、少年を海難事故から救った幼いマーメイドである。まあこれが。危険なほどかわいいので困る。ちびるちあが海面に現れて少年と出会う。マーメイドが歌いはじめると少年は魅入られ、そしてとってつけたように高い波が船を襲う。大きな客船はひっくり返ってしまうのである。ここはむしろ、マーメイドが歌を歌うと船が沈むのだと考えようではないか。ぼくを襲ってくれたまえ。沈めてくれたまえ。

るちあちゃんはいま海の底で起こっている異変のことを知らない。第1話を説明くさくしなかった点をわたしは買いたい。だってホラこんなに面白いじゃないか。抱腹絶倒ではないか。

4 may(sun)

あらまし。

ぷにケット。

日記。

居候しているぽんさんの部屋で、朝起きる。ぽんさんを廊下に追い出してわたしが部屋で寝ていた。ううう。申しわけないことに。そして、イカした隣人氏から味のしないカレーを分けてもらう。でも食べられなかった。きっとわたしは辛さの感覚が平均的日本人の1/32ぐらいしかないのだ。ううう。申しわけないことに。

最初に遭遇してから3年ぐらい経つけれど、氏はあいかわらずのようだった。わたしには、いやわたしでさえも、脳の半分がギャグでできているようなイカした人物が、どうやって東京の地で平穏に暮らしていけるのかを想像しがたい。わたしは、十何年も前にしたであろうギャグや会話を大事にしまっているような人物を他人とは思えないのである。いったい南の島でなにがあったんだ。かれらは何者なのだ。どうしてこの人の写真はどれも裸体なんだー。

今日のナージャ。

第14話「アルプス花祭りのウソ」の巻。

あらすじ。ケンノスケがおとこの子と勘違いをしていた子は実は少女だった。ケンノスケはうそが嫌いだなんていうものだから、少女はいまさら言い出せなくなってしまう。そんな話。

感想。大変だ。われわれはダンデライオン一座の秘密を知ってしまった。世にも珍しいライオン、黒いショコラと白いクリーム。ショコラは水にぬれると白くなってしまうのである。団長がはけで着色しているとは知らなんだ。

ザビーのこっ恥ずかしさがもうばっちり。最後にはおんなの子の格好であらわれるのだけれど、こんなときにナージャはとてもお姉さんしていて、エロいのである。スイスに入ってからはナージャの脚が。脚がー。

ぷにケット。

ぷにケットに出かけていく。11時ごろに浜松町の会場に入る。ナージャの本を見つけると買っておく。

キサキチさんが来ていたので、1時ごろ3人で食事。なんだかわたしはすっかりピンクの真珠に冒されたようで、ぴちぴちピッチの話ばかりしていた。こういう大人にはなりたくないものである。

ぴちぴち。

マーメイドメロディーぴちぴちピッチ第2話「言えない心」の巻。

少しずつ海の異変とマーメイドのことが明らかになっていく。マーメイドは人間に告白すると泡になってしまうのである。ここでは告白とはマーメイドであることを知らせることと同義だと理解する。

さて。海斗は幼少に出会ったマーメイドが好きなんだそうである。いや困った。まいった。たぶんいまは中学1年生ぐらいなんだと思う。少なくともわたしなんかよりは、幼少の記憶が色濃いのだろう。そう聞かされてるちあちゃんは突然歌いだした。マーメイドは、歌わねばならぬ生きものなのだ。きっとそうだ。海斗に気づいてほしかったのに違いない。でも、人間の姿のときはうまく歌えないのである。同じ曲を歌っても気づいてもらえないなんて。あたくし素直に涙するところ。

カラオケ。

渋谷でカラオケである。

大昔のゲーム「ドラゴンクエスト2」の「ふっかつのじゅもんを入れるときのあの曲」があった。牧野アンナ「Love Song探して」が。いまさら。いまさらカラオケの機械から奏でられるのである。こりゃびっくり。あとで調べたところ「フラワーポップス」[2]というCDに入ったらしく、その流れではないだろうか。

さて。神戸みゆき「太陽の楽園〜Promised Land〜」が載っているではないか。こりゃもうお父さんハアハアしながら番号を入れるわけですよ。でも曲が出ない。出てこない。もう13回ぐらい入力したけれど出てこない。きっと店の中にいる客が総出でこの曲を歌っているに違いない。ああそうさそうだとも。「配信予定」の日はすぎているのだけれど、きっと作業が間に合わないまま連休に入ってしまったのだろう。

5 may(mon)

あらまし。

ショタケット。

日記。

とっても濃厚なイベントの日々もこれで終わりである。「明日のナージャ」しか観ていなかったわたしが「ぴちぴちピッチ」に転んでしまい、あとぽんさんの部屋で「シスター・プリンセスリピュア」を観てしまったり、「カレイドスター」がかっこよくて涙したりと、まあたくさんの絵を観た。「デ・ジ・キャラットにょ」はあいかわらず脱力していて面白かった。

「リピュア」では問題作と名高い第7話前半の「魔法の言葉」の亞里亞さんが観られたので満足ですわい。6歳ぐらいの子ならこんなんじゃないかなあと。そのあとに観た第8話後半「四葉」の四葉たんはふつーにかわいかったのでとくに印象に残ることはなかった。

ショタケット。

この日は、いつか行ってみたかった「ショタケット」なのである。1995年から続いているらしくもう8回目なのである。

道を往かんとする者を止めることはできない。わたしはぽんさんを引っぱっていくつもりはなかったのだけれど、ぽんさんはいっしょに来てしまった。行けば分かるさとアントニオも言っている。止めはしないのである。

浅草の駅を降りて、えんやこらと不安な道を歩いていく。背後にいたそれっぽいおねいさん二人組の話し声が交差点を過ぎたあたりで遠ざかっていく。おねいさんたちが交差点で曲がったと分かる。交差点まで戻ってからおねいさんたちについて進むと浜松町じゃないほうの産業と貿易を振興していそうな建物にたどりつく。さて。建物の中のどこでショタケットが行われているのかさっぱり分からず困る。エレベーターの中に答えが書いてあった。

んで。話に聞いていたとおり、参加者の8割は男性である。あんな少年やこんな少年の本を買っていくわけである。うーん。すごい。会場に入ってからしばらく、わたしはどうしたらいいのか分からなかった。端から端まで見て回って、どのへんからどのへんまでがわたしの守備範囲なのかを考えた。その結果が、猫耳だったりメイドさんだったりアレだったりナニだったりの十数冊なのである。

道を往かんとした者は、わたしと違ってそれ以上進めなかったようだった。

浅草。

東京都の産業と貿易を振興していそうな建物を出る。ここは浅草である。わたしたちは少しあやしい本を持った観光客となって浅草の神社を見にいく。猿回しも見た。ポケットの小銭をつかんでおひねりを渡した。

寺院の外観は派手だ。きんきらきんである。梵字とインドな感じの絵もある。わたしは建物には詳しくなくて、神社は奈良とか京都のよくあるものしか見たことがないので新鮮だ。

びんに入ったラムネを飲む。一度食べてみたかった「あんず」のあめを食べる。手も口のまわりも水飴でべたべたになった。いまあたくしは、観光しています。

秋葉原。

秋葉原で昼食。then-dさんと碧さんがいた。わたしはやっぱり「ぴちぴちピッチ」の駄目っぷりを嬉々として話し続ける。こういう大人にはなりたくないものである。そのあと買いものに行く。またしても秋月電子は閉まっていたのである。月曜は休みだった。

then-dさんとぽんさんとわしとでカラオケ。したらば。パセラ秋葉原店では「太陽の楽園」があったのである。鳴ったのである。こりゃCDを買わねばと決意する。あと「すいーとそんぐABC」があった。

わたしの帰りのバスが来るまでまったりとマクドナルドでうだうだ話をする。「デジモンアドベンチャー02」のやおい萌えポイントを嬉々として話していた。

東京駅でバスを待つ。バスはわんさかやってきて、去っていく。さすが東京なのである。やっぱりわたしは、バスの道のりを全部見届けてしまう。外が明るくなって大阪駅に着くまで、意識がなくなることはなかった。

6 may(tue)

あらまし。

帰還。

帰還。

道路が混んでも午前8時ぐらいに大阪駅に着いてくれればと思っていた。バスの運行はまこと順調に進み、5時40分に着いてしまった。

どうにも早すぎるので、直接会社には行かずに家に帰った。

しばしショタケットで買った本をながめる。むはー。すぐにいつも朝起きる時間になったので勤め人の生活に戻る。

お買いもの。

ちょっと早めに会社を抜け出して「ぴちぴちピッチ」のまんがとCDを買いに行く。

花森ぴんく「ぴちぴちピッチ」[1]は近所の店ですぐに見つかった。しかしCDがない。2件回って見つからない。ひょっとしたらまだ発売されていないのかとも思い、その真偽が分かりそうな本をまた探す。CDの発売日が分かるような雑誌が見つからないので、次はアニメ雑誌だ。

3冊ほど表紙をながめてみるが「マーメイドメロディぴちぴちピッチ」という文字列が見つからないのである。なんですとー。4冊めの「アニメディア」の表紙で見つかった。うー。久しぶりにアニメ雑誌を買うのは恥ずかしいのである。より確実な「なかよし」を買ってみる。

店の外ですぐに本を開く。がばっ。「太陽の楽園〜Promised Land〜」(神戸みゆき/ポニーキャニオン)は4月16日に発売と書いてあるではないか。うううう。すぐに引き返してまたCDを探しに行く。やっぱり見つからない。ああ。ひょっとして売れてしまってますか。それともなにか大人の事情で仕入れられませんか。

小計。

連休中の支出。交通費16,000円、食費4,000円、劇場入場料3,500円、本代15,000円。合計38,500円。劇場入場料はせらみゅファン感謝イベントのものだが、遅刻したため観ることはできなかった。

7 may(wed)

あらまし。

CDが見つかった。

日記。

今月は働かんといかんなあ。

お買いもの。

ぴちぴちピッチのCDをいつものところに探しにいく。ディスクプラザで見つからなかったので本当に手に入らないのではないかと心配した。しかしディスクピアで見つけた。神戸みゆき「太陽の楽園〜Promised Land〜」が3枚置いてあった。

1枚を手に取る。これがばっちり恥ずかしい。マーメイドプリンセスのお三方がしゃもじを持って歌ってらっしゃる。3歩離れてひとしきり恥ずかしがっていると、さっきわたしがいた場所にもう一人がやってきた。きたきたきました。そのまま手に取れ。そして買え。おう。手に取ったぞこの人は。しかも3歩進んでお連れさんと話しているではないか。そのままこのCDを勧めるがよいぞ。二人はそのまま離れていった。

ぴちぴちヴォイスにとりつかれたのかなんなのか、そのCDを持った人がレジまで進んでお金を払う。わたしもその真後ろにくっついてCDを買う。どうだ。二人連続で「ぴちぴちピッチ」のCDを買ったのである。

そのあと別件で移動。カレー屋さんで売っているカレーパンは辛かった。

ぴちぴちヴォイス。

日付が替わるころ、えんやこらと計算機でCDを再生する。もしも、こっちの業界までもCDがコピーコントロールものに置き換わるとしたら、がっかりだ。

神戸みゆき「アニメ『マーメイドメロディぴちぴちピッチ』オープニングテーマ太陽の楽園〜Promised Land〜」というCDで、表題の曲が神戸みゆき、中田あすみ「大事な宝箱」、中田あすみ、寺門仁美、浅野まゆみ「Legend of Mermaid」と続く。

一昨日、秋葉原のカラオケ屋さんで見つけた「太陽の楽園」を心おきなく聴けるのである。最初にペットボトル屋に借りた録画を見たときには、もうちょっと歌いたくなるような曲にしておいてほしいと思っていたが、どんな曲も十回も聴いていればわたしの内部でいい曲に変わって熟成されて勝手にいい思い出になってしまう。

3曲しか入っていないからもうくり返して聴きまくりである。印象の薄い「大事な宝箱」も、いずれわたしの洗脳が進んで、ひとりでに歌い出すまでになるのだろう。それでいて、その過程に対しては自覚的で、ここに書きつけるに違いない。

「Legend of Mermaid」が問題の一曲。お前たちは敵に背を見せぬ子です。お嬢さんたちはなぜか水妖を前にして歌い出すのである。マーメイドの歌は人を惑わし、船を沈め、アレしたりナニしたりするのである。残念ながらこのCDでは、るちあちゃんの声の中田あすみだけではなく、冒頭から最後までずっと3人組で歌っている。これではちょっと破壊力が低い。

ななつの海のらーくえんー。あらしの夜のあーとにはー。あいをつーたーえるーためー。命がまたうーまれるー。ふはは。はははは。はーはははは。もう2時だ。

8 may(thu)

あらまし。

観たい。

日記。

ぐるぐるあわあわー。ぐるぐるあわあわー。

「太陽の楽園」は時速141キロで高速道路を走りながら聴く曲なんである。テンションが高いので疲れる。ううう。頭から離れない。

いかんいかん。これ以上洗脳が進む前に、またアニメを見て現実に帰らねばなるまい。「ぴちぴちピッチ」にはげんなり4に対して興奮が1の割合で配合されているのだ。曲だけを何十回も聴いていると、あたかもいい作品であるかのような気がしてくる。

9 may(fri)

あらまし。

プログラミング言語。

日記。

うううう。今週は全体的に眠かった。2日に1日は嘔吐感がある。ついでに頭の中でマーメイドのお嬢さんの曲がぐるんぐるんする。

信号処理の実験用にDelphiのObject Pascalでちょっと複雑な計算を書くと、とたんに動かなくなる。PC上で楽に絵を出せるDelphiを選んだ。C以外もさわっておきたいので、おとなしくC++Builderを使うというわけにはいかないのである。

開発環境の使い方には慣れても、言語の使いかたにまだまだ慣れない。Cで書いたらべつにどうってことのないコードなのである。んで、Cで書いたものをDelphiに移植したら、ちょっとした手直しで動いてしまった。

言語は論理を記述する「道具にすぎない」と思いたいところだけれど、むしろ道具は大事だ。Fortranで難しい計算を書いたりしている人はすごい。まあそれはそれとして、なにか決定的にCと違うものをさわってみたい。

10 may(sat)

あらまし。

チョメチョメしちゃう!!

日記。

起きたら9時半。用事1。会社に行く。用事2。

どうにも「ガンガン生射ち! 〜お兄ちゃん、ボク、××しちゃうっ!!〜」(Acme)の評判がよろしくない。なにかのネタとして買うつもりだったけれど、ここまで評判がアレだと恐くなった。自ら真のくそゲーかどうかを確かめるのは、値段が下がってからでもいいではないか。あと、題名の「ボク、妊娠しちゃう!!」というくだりにひかれたのに、いつの間にか「ボク、××しちゃう!!」に変わってしまったのもがっかりだ。

素直に「快感戦士バスティー」の続きをやるか。姉しよの発売日はまだまだ先だし。あと1か月と半分もある。高嶺姉貴がっ。つり目の高嶺姉貴がっ。

11 may(sun)

あらまし。

本を整理した。

ぴちぴち。

タカラからぴちぴち関係で出ている商品を調べてみた。

ぐるぐるあわあわするアレは「アワピッチャー」という名前ですでに発売されていた。しかし残念ながら湯舟を泡だらけにすることは我が家では許されないのである。

あと、人形がおっきいのとちっさいのが出ている。「ミニマーメイドプリンセス」はキーホルダーにしたり持ち運べる電話機にぶら下げておくとなかなか恥ずかしそうだ。んで、おっきいほうの人形は1/6のリカちゃんサイズのものが出ている。ううう。これは欲しくない。いちごさんのときのような気合の入ったものはもう出ないのかー。

先日買ってきた「ぴちぴちピッチ」のまんがを読んでみたら、TVで観たのと同じ話だった。まんがなので声の助けを得られず、ただふつーに恥ずかしい。歌もすぐ終わる。設定が微妙に違って、るちあちゃんの家は銭湯だ。この手のまんがでは珍しいことに、背景の建物がずいぶん細かく描かれている。あと、講談社は担当編集者を3人もよこしているらしい。どのへんに力が入っているのかよく分からないけれど、力の入れようが分かろうというものだ。

それにしても、どうしてアニメはああなんだろう。アニメ版は数々のへんてこさが偶然の一致をみてしまい、すばらしく抱腹絶倒な作品になってしまった。でもそのおかげで、わたしはマーメイドの歌に溺れることとなった。るちあちゃんのピンク真珠はここかー。ここなんかー。

日記。

本がたまる一方だ。「ぷにケット」と「ショタケット」で買った本を整理する。あと「もう一つの卒業」の本が未整理のままだ。

12 may(mon)

あらまし。

るちあちゃんのことを話したくてしょうがない。

日記。

まずい。仕事中に急に顔がにやけてくる。誰かにるちあちゃんのことを話したくてしょうがない。でも、あたしは自分からるちあちゃんのことを話すと泡になってしまうの。わたしはどこにでもいる程度にあやしい人なので、その一線が超えられない。いつの間にか鼻歌を歌っているので危険だ。あとは「みずいろパールボイスっ」だとか一人でつぶやきそうで恐い。

13 may(tue)

あらまし。

今日も禁断症状が。

日記。

なないろのーかぜにふかーれてー。ううう。眠い。とおいーみさきーをめーざしてーたー。うううう。油断するとるちあちゃんの歌声が脳の入江から上陸してくる。眠くなるとだめだ。仕事中に眠くなったり、夜遅くまで起きていたり、会社中心の生活に慣れてしまったところへ会社以外の用事ができて忙しさが重なったり、仕事がうまく行かなかったり、アレしたりナニしたりしているところに、マーメイドの歌声はわたしの内部に入りこんでくる。そりゃあ何十回も聴いていたらおかしくもなる。

7月にぴちぴちの次のCDが出るらしい。あと2か月とは長すぎる。長すぎて忘れそうだ。いやいや、7月までアニメが続いているのかが不安だ。るちあちゃんだけで歌ってる曲がもっとあるといい。1枚目のCDに入っている「Legend of Mermaid」はリナの声がかっこいいのだけれど、ぼくはもっと強い脱力を求めている。いつも、すごい、脱力!! 8月のまんが大会ではぴちぴち仲間が揃うといいなあ。

14 may(wed)

あらまし。

眠い、痛い。

日記。

はわわわ。眠い。

どうにも最近ひざが痛む。ゆっくりしゃがむという動作にひざが耐えられない。だからいすにゆっくり座れないので困る。

横になって腕を高く上げたら腕がほかほかしてきて力が抜けてくる。腕を保持できなくなる。見てみたら腕の血色が悪くなって緑色になってきた。なんだか新発見である。

15 may(thu)

あらまし。

眠い。

日記。

休みはまだかー。眠いー。きっと春だからだ。

なんだかキティさんの電話を新しいのにしたくなった。ソニー製のほうにはwebブラウザはもうちょっといいのが入ってるといいなあ。


16 may(fri)

あらまし。

また第4話。

ぴちぴち。

ペットボトル屋はぴちぴちを録画してくれてるんだろうか。返事がないのである。

また4話を観てしまった。ビデオテープを回しはじめるといきなりるちあちゃんのお出迎えだ。次回予告のあとの数秒間。「またみてね」と低い声で、いや失礼、ぴちぴちボイスで誘われてしまう。これはこれは。見たいような見たくないような、魅力的なような魅力的でないような、ふしぎな気分になる。テープを最初まで巻き戻して、眠いけれどがんばって観てみた。やっぱり途中で寝そうになる。寝そうになるけれど、ここで数分間こらえるとるちあちゃんの台詞と笑いの波がやってくる。

海斗の部屋にるちあちゃんが入るくだりで、[1]るちあちゃんの裁縫の場面が入りそうなものなのに、意外にも海斗がシャワーを浴びている場面に変わって「そっちなのかー」と心の中でつっこみを入れてみたり、[2]はたまた海斗の裸体がしっかり上から下までなめるように写しだされるのをしっかり観てしまったり、[3]るちあちゃんが海斗の部屋でひとりどきどきしているときにカメラの視点が下がっていって短いスカートからのぞく脚が大写しになるのは、その直後にリモコンを踏んずけてしまうことの予兆というよりも、むしろここはわたしたちもいっしょになってどきどきするべき場面なんだと思ってみたり、[4]海斗の家の前の階段で腰かけて待っているるちあちゃんがえろかったりと、ひとしきり忙しくもだえていた。寝不足にるちあちゃんは刺激が強い。

8時18分からはじまるいつもの変身シーンがかっこよく見えてきた。回転して短いスカートがひらひらするところでどきどきする。リナがしゃもじを持ってもう片方の手を頭のうしろにやってこっちを見ている絵でまたどきどきする。寝不足だからどきどきする。ああもうどうしてくれよう。何度も観ているうちに第4話がわたしの脳内で名作になってきた。るちあちゃんがリナに緑色の指輪を渡すところで、リナが「能天気っ」と吐き捨てるように言うので、るちあちゃんがマーメイドプリンセスであることをリナは知っていたのかもしれない、と思った。

17 may(sat)

あらまし。

会社に行きたくない。

日記。

うー。会社に行きたくない。行きたくない行きたくない。

行きたくないから行かないでおこう。うはははは。もう寝よう。あとまんがとか探しに行こう。なんでもいい。買いものがしたい。

……そのあと昼寝をしてしまい、買いものは台なしである。夕方からえんやこらと歩き出して、買いもの以外の用事はすませた。外に出るのには一大決意がいるので、映画なんか観にいけるのがいつになるか分からない。

ぴちぴち。

うー。どんどんわたしはおかしくなってくる。第4話のるちあちゃんが海斗の部屋に行くところで、るちあちゃんが裁縫で指に針を刺してしまったときに、シャワーから出てきて半裸の海斗がるちあちゃんの指をぱくっとする。ここでるちあちゃんはびっくりする。わたしもびっくりする。はあはあはあ。海斗のッ。口元がエロいですッ。

ああやばい。天真楼亮一が「月が笑っテル8」の中で「どれみ以前」には戻れないって言ったけれど、あずまさんはもう「るちあちゃん以前」には戻れないっぽい。ぽいぽい。

今週のナージャ。

第15話「嵐の中の家族」の巻。

ぴちぴちばかり観たあとにナージャを観ると、ナージャはちゃんと作ってあるので感動してしまう。

おやおや。ここはウィーンのでっかい屋敷である。コレットさんの父まであらわれた。コレットはナージャを死んだと思っているらしく、その一方で父はナージャがいれば自分の家督を継がせられるかもしれないと考えており、探偵を使ってナージャを探させている。さらにそのまた一方で、名前は忘れたけれどコレットの兄弟の一人もおそらく例の黒服たちにナージャを探させている。彼はあまり品のいい人間ではなく、ナージャを探させていることに関しては不安を誘うようになっている。これでここまでナージャが追われる身であったことの理由がわかった。

「明日のナージャ」はしょっちゅう次にどうなるのかが気になる事件が起きる。でも、ナージャの家族がこれだけそろうにいたり、もういつ終わってもおかしくないなと覚悟した。こんなに壮大っぽい話は、わたしのほうが先に離れてしまうかもしれない。壮大な妄想は楽しいけれど、本当に壮大な話はわたしの悪い病のせいで耐えられないことがある。

さて。スイスの山脈を越えてイタリア北部に入る。あのでっかい車は蒸気機関で動いているようなのだけれど、故障時にあんなに簡単にいじれるようなものではないと思うのである。もうとにかく団長の力持ちっぷりはすごくて、このでっかい車を引くのである。当時、鋼板の一体成形で車体を作っていたはずはなく、鍛造部品が多そうでものすごく重そうなのである。道をふさぐ岩も投げ飛ばす。やっぱり団長はすごい。

あらいやですわ。なんて理屈っぽい。こういう手合いには「ぴちぴちピッチ」はたまらなく楽しいのである。

18 may(sun)

あらまし。

腰が痛い。ぴちぴち中毒はさらに進む。

日記。

うう。疲れた。腰が痛い。

お買いもの。

昼間っから抜け出してお買いもの。

本。内村かなめ「メイドさんは女王様」、水野透子「エレとタカラ」、水野透子「苺ましゅまろ」の3冊を買う。ショタだらけ。

ぴちぴち。

マーメイドメロディーぴちぴちピッチ第3話「揺れる想い」の巻。

あらすじ。学校の屋上で海斗とリナが二人でいるのをるちあは見た。なんだかあやしい関係に見えたが、るちあは本当のところを聞きだせない。

感想。わたしは最初にぴちぴちピッチを観たとき、わたしは冒頭のマーメイドプリンセスの説明のところで、いきなり大笑いしてしまった。いまのわたしは、もう大笑いできなくなってしまった。るちあちゃんが「よし、今日もぴちぴちボイスでライブスタート」という台詞とともに前奏のギターが入ってくるところなんかかっこいいではないか。もう神戸みゆきの「太陽の楽園」に合わせて叫びそうな勢い。なんだか、ここで合いの手を入れるのだと分かる。アイドルのお嬢さんが歌っているときの観客なのだ、いまのわたしは。

いままで笑いものにしてきたけれど、変身シーンから歌う戦闘シーンにかけてのこの高揚感ときたらアナタ。わたしも「Legend of Mermaid」をしゃもじを持って歌いたい。もう思い入れが強すぎて、きっと歌いながら泣いてしまう。きっと脳の中でいけない伝達物質が出ているに違いない。もうぜんぜん駄作じゃない。ときどき変な間があったり台詞が変だったりするのも、ぜんぜんちいともへいちゃらである。

あと、るちあちゃんとはのんさんが水妖を撃退するところをリナは見ていた。第4話で、リナはるちあちゃんがマーメイドプリンセスだと知っていたのではないかと思ったのは間違いではなさそうだ。

19 may(mon)

あらまし。

今日もぴちぴち。

お買いもの。

腰とか痛いので早く帰ってくる。

雑誌「アニメディア」の6月号にるちあちゃんとはのんさんの声の人のインタヴューがあるそうではないか。本屋さんに探しに行く。2軒めで見つかった。

ぴちぴち。

マーメイドメロディーぴちぴちピッチ第6話「愛の灯火」の巻。

まあアレですよ。「海斗を怒らせちゃったこと」とか「海斗にひどいこと言っちゃったこと」を気に病んでも、海斗に無理矢理、ええ無理矢理に壁に押しつけられて唇をふさがれたことには触れないわけですよ。もう来月あたりにはるちあちゃんはブラウン管には映らないすごいことにおよんでいるに違いないと確信するのである。ああするさ。するともさ。もうね、わたしなんかね、笑いながらね、なぜだか涙流してるんですよ。

あらすじ。海辺の洞窟は人魚の伝説で有名だ。昔むかし、あるマーメイドにひそかに思いを寄せた人間の男性がいた。そしてどういうわけかまたまた嵐が起こっちゃうのである。小舟に乗った彼にはなすすべがない。水面にあらわれたマーメイドは正体を知られるやもしれぬことをいとわず、ろうそくの火で洞窟に小舟を導いた。そのあと洞窟の中でどうなったかは知らないけれど、ロマンチックですね、そうですね。るちあとはのんは恋のご利益があるという、伝説の洞窟にろうそく持ってレッツらゴーですよ。

感想。るちあちゃんを押し倒し……いやいや、壁に押しつけてナニするというのはたいへん刺激的だ。かつて出会った幼いマーメイドの姿をるちあちゃんに見てしまっても、それでもまだ気づかない「超鈍感」な海斗にいらいらして、焦って、つい自分のことなのにマーメイドの幻影を追う海斗を攻撃してしまう。

マーメイドの事情なんか海斗少年はご存じないので、こんな意地悪を言うるちあちゃんにお仕置きの一つもしたくなるわけですよ。こんな台詞を吐くのはこの口かー。急に嵐に吹かれて廃屋に駆けこみ、ぬれた服を脱いで裸体にタオル一枚巻いたきりのるちあちゃんをとっ捕まえて、意地悪言うのはこの口かこの口かー。薄暗い建物の中でたきぎを焼く炎だけが二人の影を作ってうりうりうりうりーッ。

……はあはあはあはあ。るちあちゃんが愛らしいので、とっても愛らしいので、もうわたしはどう書いたらいいのか分からなくて困ってしまう。困ったときは暴走である。感情移入を通りこして、もはや劣情移入Death!!

あと、今回の話は前回までの5話に比べて、倍ほどの密度があったように思われた。また、リナのキャラクターが弱い。洞窟の中で注意深くあたりを観察するあたりがリナらしい行動なのであろう。

20 may(tue)

あらまし。

予約券をもらいそこねる。

日記。

午前7時55分に駐車場に着く。予約券は10分前にもう出払っていた。これは困った。

ひさしぶりにIllustratorで遊ぶ。ぴちぴちのロゴのパチもんを作ってみる。文字を描いてレンダリングしたり縮小したり切り抜いたり、最後まで作業してwebブラウザで見てから配置や曲線の粗さに気づいて、もう手遅れ。6時間かかった。ぎゃふん。

21 may(wed)

あらまし。

久しぶりにぴちぴちが出てこなかった。

お買いもの。

また日本橋へ。PCカードスロットをPCIスロットに挿すアレを買う。あとCD。小清水亜美「けせら・せら」を買う。

日記。

まあ、たとえばですよ。えろゲーに出てくるおねいさんといっしょの名前の人がいたとしましょう。これが妙にくすぐったい。なんとか名前で呼んでみようと考えるわけですよ。めずらしい名前なもんだから同じことを考える人はいるもので、お嬢さんたちはその人を名前で呼んでたりするわけですよ。うううう。あたくしも呼びてえ呼びてえ。でも本当に呼ぶのは恥ずかしいから、本人がいない間に、名前で呼ぶ運動を画策するわけですよ。よしよし。どんどん呼びやがれ皆の衆。

いや待てよ。そもそも名前で人を呼ぶことってあまりないではないか。苗字でさえも。それをあえて集団で寄ってたかって呼ぼうというのだからヤバイ。いやヤバくない。むしろかなりヤバイ。もうね、呼び捨てとか「ちゃん」付けとか「さん」付けとか、本人のいない間にいろいろ練習してるからすごくヤバイ。あえてなれなれしく呼んだら無視されてこっちから言いなおす羽目になる場面まで想定しているから超ヤバイ。本人がいない間に勝手に盛り上がって楽しいのが悪意に満ちていてヤバイ。

でも本当はあずまさんが「篠たん」とか「詩乃たん」だとか書いてたせいで、その人の前でうっかり「××たん」って言ってしまいそうなのがえろゲーマーのカミンナウトな感じで超絶ヤバイ。いまさら伏せ字にしたって手遅れで凄い。ヤバイ。もうとにかく貴様らはこの年上のお嬢さんのいじり方をもっと知るべきだと思います。このキャラクターを保持してきたお嬢さんは超偉い。

22 may(thu)

あらまし。

がっかりするゲーム。

ゲームレヴュー1998。

うわああああ。面白いと聞かされていたゲームが面白くなかったら。面白いと聞かされていた本が面白くなかったら。面白いふりをしないといけないのか考えてみたり、自分の見識の狭さにがっかりしたり、我慢する強さが足りないのだとまたがっかりしたり、面白くないのはわたし自身が面白くないからだとがっかりしたり、考えるそばからものを忘れていくせいで考えを積み上げていくことができなくて渡河問題が解けなかったことを思い出してがっかりしたり、そういえば小学校のころ将棋をはじめたときも全く勝てなかったことを思い出してまたがっかりしたりだとか、数々のがっかり感を味わうことになる。

いやまいった。Windows 98に付属する地雷を探す例のアレの初級を越せない。遊べば遊ぶほどに後悔がたまっていく。敗北感もまたゲームの醍醐味といえよう。しかし、がんばって2回勝ったけれどちっともうれしくない。まず、この数字の並びをぷちぷちつぶしていくことが楽しくないのだけれど、楽しい人には楽しいらしいのである。

父上がその昔、子供向けの読みものをわんさと買ってきてわたしに読めといった。でもわたしはその本のかたまりを見ただけでいやだった。そんな字ばっかりの本は、わたしから見れば大人には理解できて、わたしには興味がないものなのである。興味がないといいながら、わたしはその本のかたまりが財産の無駄遣いになっていることが罪深く感じられる。なんせわたしはミルクを買う金もないときに生まれたので、貧乏性とか嫉妬心だとかが幼くしてすっかり身についていたのである。

でも、ためになるだとか面白いだとかいわれるものには近づきたくない。大人と勝負しても勝てるわけがないのである。いまにして思えばわたしの両親の学力は別にたいしたことはなかったのだけれど、両親の支配下にいる子供にはすべてにおいて勝ち目はない。父上が買ってきた本がもしもわたしにとって面白くなかったらわたしのせいなのである。面白いに決まっている、とてもためになる本たちを、読めと言われても読むことはなかった。めずらしくわたしは抵抗し、泣いてでも拒んだ。いや、50冊中の3冊ぐらいは読んだような気がする。

さて。地雷を探す例のアレのゲームは、論理的に考えていけば解けて面白いんだそうである。でもわたしは集中力が持たないし、すぐにどうしたらいいのか分からなくなる。いいかげんな操作をして、あっけなく主人公のわたしは死んでしまう。そうだ。こんなことだからわたしは現実の街の中でもすぐに迷子になるのだ。そしてまたがっかりする。楽しくないゲームはやりたくない。でも、ここであきらめたらわたしはますます駄目になってしまう。かといって、がっかり感に耐えて勝負を続けて、ついに勝つにいたっても楽しくない。じゃあ最初から勝負を挑まなければいいのである。

なんだか、この国語辞典と計算ドリルはとても面白いとでもいわれたような感じで、返事に困ってしまう。なんだかわたしには高級すぎてどう接したらいいのかが分からない。怒りだとか悲しみは押しとどめて、やっぱり地雷を探すアレは面白くなかったと答えておくとしよう。本当は、面白くないなんてものではすまないのだけれど、そこはがまんだ。

23 may(fri)

あらまし。

しゃもじを買うのか。

ぴちぴち。

はわわわ。るちあちゃんのしゃもじ、いや正確には「e-pitch」が紹介されているではないか。マイクの形をした機械の中に絵と音を出す機能が入っていて、TVにつなげばカラオケができるというタカラの「e-kara」のぴちぴち版なのである。歌だけでなくゲームで遊ぶというもの。CDに入っていない「恋はなんだろう」を歌うために買うのかわたしは。買わないのかあなたは。

うううう。一線を越えてよいものか。家族がいないときを見計らって、居間のTVの前で歌うことになるのである。でも、わたしがそれぐらいまめな人間だったら、まだ見ぬおジャ魔女のビデオテープを積み上げてがっかりすることなんかなかった。

月例経済報告。

昇給額7,000円。今年の標準額。

残業手当84,792円、休出手当14,487円、アレしてナニして208,027円。また、先月の昇給分9,204円が遅れて支給された。

24 may(sat)

あらまし。

えろゲーを買わなかった。

ぴちぴち。

マーメイドメロディーぴちぴちピッチ第7話「人魚の嫉妬」の巻。

ううう。涙が。涙が出ちゃう。るちあちゃんがうれしそうなのでわたしもうれしい。

あらすじ。海斗が歳上の女性といっしょにいるところが目撃された。るちあは海でいっしょにいる二人を見てしまったので気が気でない。

感想。ショタコンのおねいさんキター。もうこれでもかと海斗に迫る。るちあちゃんは本気なのか天然なのか、ふだんから抱きついたり倒れこんだりとなかなかすごいのだけれど、今回のおねいさんはホンマもんだ。べたべたっぷりをるちあちゃんに見せつけて、あきらめさせようとするのだから本気だ。自分には好きな人がいるのだと海斗が正直に言うと、おねいさんは海斗をひっぱたいて去っていく。いままで海斗のモテモテっぷりはさんざん描かれてきたのだけれど、今回はずいぶんな安売りである。

大変です。海斗のあとをつけ回しているときの、長いコートで身を隠するちあちゃんの胸が大変です。コートで隠しているのになんでこんなにぽよんぽよんしてますか。

検討。

「巫女みこナース」(PSYCHO)の馬鹿さ加減は期待ほどではないっぽい感じがしたので、買うのをやめた。巫女みこの代わりに第2候補の「キスなんてあとまわし」(Pochette)を買うことにする。だって。お嬢さんがつり目だから。あと「魔法戦士プリンセスティア」(Triangle)が第3候補。

梅田のソフマップでは、ゲームソフトの売り場の奥のほうは階段があって床が高くなっている。えろゲー売り場に入るのは勇気がいるのだ。こんな目立つお立ち台に上がる羞恥プレイに耐えながら「キスなんてあとまわし」を探してみたけれど、見つからない。ああ、またしても。時間がないので難波まで探しに行くことができない。今日はなにも買わなかった。

25 may(sun)

あらまし。

「キスあと」が見つからない。

お買いもの。

ぐわあ。寄り道して日本橋まで行ってみたけれど「キスあと」も「ティア」も見つからない。2軒回ったところで時間切れになった。視力だけでなく嗅覚も衰えてきたのか。いやいや。もしかして売れてるのか。

日記。

ううう。長い一週間が始まってしまった。

もう「ナージャ」が2本たまってしまった。まずいまずい。覚えることが増えるのは大変まずい。帰ってきてから刺身をつまみながらぼへーっとTVを観ていたら、深夜の「NHKアーカイブス」で20年前のドラマをやっていてしばらく観てしまう。高校生ぐらいのお嬢さんがちゃんと芝居をするんだ。野宿しながら四国の霊場をめぐっているわりになぜか髪がきっちり80年代ふうに整ってたりと、なんだか妙なところもあるけれど絵が美しいので観てしまう。

そして「ナージャ」は観れずじまい。どうにもいやな感じがするので一か月ぐらい観ないほうがいいのかも。

26 may(mon)

あらまし。

よい子なので10時になったら帰る。

日記。

新しいコンパイラがうまく動いてくれずにどんどこ時間が過ぎていく。やっと動きはじめる。コンパイラの限界がわからないので、生成されるアセンブラのコードを読む。Cでちょっと書いてはまた比較する。こんなのだからちっとも進まない。でも、よい子なので10時になったら帰るの巻。

27 may(tue)

あらまし。

ねーむーいー。

日記。

ねーむーいー。分解とか。書類とか。実験とか。ねーむーいー。あんまし眠いので書くべきことを忘れてしまう。あんなことをしたり、こんなことを話したり。いろいろ記録すべきことはあるはずなのに全部忘れてしまう。なないーろーのーかーぜにふかれーてー。もう仕事中に鼻歌をうっかり歌ってしまうほど眠い。

28 may(wed)

あらまし。

間に合わない。

日記。

やーばーいー。間に合わない。もういまさらどうやっても間に合わない。明日もなにごともなかったように、ぴちぴちボイスでライブスタートっ。

そんなときでも寄り道してえろゲー探索の旅。しかし見つからず。とらのあなでナージャな本を買って次の場所へ向かう。空腹で倒れそうになったので、遅刻を承知でカレーを食べる。

29 may(thu)

あらまし。

眠くて長い。

日記。

おしごと1。締め切りを延ばす。だって。こんな時期に仕事が重なったんですもの。ものもの。

おしごと2。明日試作品を送れなかったらどないしよ。

おしごと3。絵を見た。申しぶんない。眠くて長かった5月が終わる。

30 may(fri)

あらまし。

どんどん先延ばし。

日記。

ああ眠い。眠いよママン。固まってやってくる締め切りをまとめて先延ばし。

おしごと1。放置。

おしごと2。なんだか月曜に到着予定だったのが、月曜に発送すればいいっぽい話になっていた。朝から組み立ててはまた分解していたその手を止めて、ほかの仕事をする。

おしごと3。マスターROMを工場に持っていく前日になっても台詞を直している人の気分が、分かるような分からないような。この期におよんでまだあがいている。

31 may(sat)

あらまし。

言わんといてください。

日記。

うううう。疲れた。もう寝るぞ。ああ寝るともさ。全力で寝るともさ。

まだ会って1週間ぐらいしか経ってないのになれなれしい人がいる。ぐわあああ。そんなこと言わんといてください。ピンクが好きとか言わんといてください。ピンクに塗った爪やピンクの服を見せんといてください。これはすごい強敵だ。

苗字がいっしょやから結婚しても名前変わらへんなあ、とか言わんといてください。わたしを「ちゃん」付けで呼ばんといてください。この目の回るような日々にすごいことを言わんといてください。どこまでがボケでどこからがホンマなのかさっぱり分からない。わたしのピンク好きを見抜いた時点でアナタはものすんごい要注意人物であるのことよ。もうどきどきしちゃう。


あずまにおっしゃりたいことがありましたら お手紙ください

新しい日記
一番上にまいります