内容●セル画とせらみゅに燃えつきそうなあずまさんの日記
またも昼寝生活。
11時ごろに起きだす。昼ごろからやっこらせと出かけようとかと思っていたけれど、うっかり布団に入ってしまった。夕方ごろになって、空腹に耐えられずに動きだす。
時計の電池を換えたりとか、カレーを食べたりだとか、ああそういえば、人がいないときに会社に行ってやっつけておきたい仕事なんかもあったのだった。まあいいや。昼寝の魅力には勝てないのだ。
京都とか福井のあたりの日本海岸を走る小浜線が電化するらしい。電化するってことはいまは電気を動力源としない車両が走っているわけである。なくなってしまう前に汽動車が見たくなってしまったのである。なんだかよくわからない義務感のようなものに誘われて、最近汽動車が気になってしょうがない。キハ萌え〜。こうなったら春の青春18きっぷな時期に山陰線まで非電化区間を制覇ですよ奧さん。
十数年前に片町線の木津側に汽動車が走っていたのに、少年時代のあたくしがちいとも興味を示さなかったということをいまでもたいへん悔やんでいる。ちょっと前まで蒸気機関車が貨物列車を引っぱっていたりとすさまじい田舎路線っぷりだったのだけれど、それは珍しいとかそういうことではなくて、ただ田舎の不便そうな路線としか思えなかった。
小学生のころ友人たちが青春18きっぷで遊びに行こうといったときに、わたしは別に興味も持たなかったんである。そのままついて行けば、路線の途中から電車から汽動車に替わるという異世界が見られたのにー。鉄分ひかえめなわたしにはそそられなかったんである。いちおう機械とか科学とか好きな子供だったのだけれど。
なもんだから小浜線が電化すると聞くと、いてもたってもいられないのだった。でも、山陰線まで乗るとなると、ゆっくりとしか走れない汽動車に揺られながら、なにもすることがないのでちょっと困る。ただ乗るだけなのである。他にすることはないのか。わしは。
こんどのカレーは辛かった。
ぼへーっと出かける。
時計。梅田の地下街でキティさんの時計の電池を換える。新しい電池を棚から出して手際よく交換してくれたので、迷うような電池ではなかったのだろう。
カレー。心斎橋でカレーの店を探す。行きたかった店が見つからない。そのあたりにカレーの店はあるのだけれど名前が違う。しばらく探しても分からなかったので、見つけたほうに入ってみた。「スリランカカレー」って書いてあるからきっと辛いに違いないのである。いい感じに辛かったので世は満足じゃ。1勝1敗。
本。日本橋まで歩く。わんだーらんどに寄ってなにかまんがを買って行こうと考える。えろい本の積んであるあたりで、たまたま月野定規「おませなプティ♥アンジュ」[1]を手に取ってみたらいい感じに馬鹿なまんがだったので買ってみた。[2]がないので信長書店まで買いに行く。
DVD。上新電機からはがきが来ていた。これを持っていくと割引きの特典が500円分もらえるのである。ディスクピアに持っていって、DVD「鋼鉄天使くるみpure」[7]特典付限定版を買ってくる。
そこからわざと遠回りして帰ってくる。
月野定規「おませなプティ♥アンジュ」の1巻から2巻まで一気に読んでしまう。うー。アホだなあ。
あらすじ。プティ・アンジュは失われた天使の羽根を手に入れるために、人間のナニをアレして集めている。そんなわけでたまたま主人公の名もなき青年もナニをアレされる。すっかり魅入られてしまった主人公はこれまた偶然に再会した天使の少女と街中でコトに及ぼうとするのだけれど、そこを拳銃を持った警官に見られてしまう。主人公はなぜか返り血と拳銃を手にして、すたこらさっさとアンジュの住まう山中の小屋に転がり込むのであった。ここから始まる不思議とアレとナニな日々。さらに悪魔の魔耶、アンジュの実家の使用人のラヴィアンローズが加わってそりゃもう大変。……そんな話。
感想。もう滅茶苦茶。さすがえろまんが雑誌連載。全編くだらなくて、ただれててえろくて実によい。話は1話完結で、なんの脈絡もない話がぽんぽこ出てくるお手軽設計で夜も安心。天使のお嬢さんがやってきてまた去っていくというありがちな話で、また、ちいとも感動させようなんて意図が見えない。最後にはアンジュではなく魔耶たんと主人公がいい感じになって子供ができたりするんだけれども、魔耶の胎内からなぜかアンジュとラヴィアンローズが出てきたりと、うはうはな小屋の物語が連鎖するという示唆までギャグにしてしまう。
あと主人公は2巻にしてようやくタイスケという名前だと分かる。いやはや、わんだーらんどで1巻をてきとーに手に取ったらば、これが当たりだった。魔耶たんがえろくてたいへんよろしい。
風邪。
午後9時ごろ、仕事中にやってきた。某社の製品を2人でばらして解析していたら、なんだかわたしの頭が熱っぽくなってきた。仲むつまじく信号線を追っかけているうちに、もう一人の風邪がわたしにうつってしまった。
はうあ。家に帰ってくるとますますひどくなってきた。
通院。
昨日の夜、帰ってきて布団に転がりこんではみたけれど、そんなに楽になるわけではなかった。腰が痛いから何度も寝返りをうっていると、もっと痛くなってくる。なんだか寝ているのか起きているのかよく分からなくなってくる。いろんな方向にぐるんぐるん回っているみたいだった。右旋回左旋回宙返り。
いやはやこういうのを悪夢というのではないか。もうぐるんぐるん。寝ていたのか起きていたのかよく分からないまま朝になった。こりゃあ会社には行けない。
というわけで病院である。ちびバイクにまたがってえんやこら。医師の見立てによると、熱がそれほど高くないのでインフルエンザではないという。医師がわたしの腹部をぽにょぽにょ押すのが気持ち悪い。おなかが張っているので感冒性腸炎と診断された。
待ち時間の間、ずうっとおねいさんの白衣の構造を観察していた。
帰ってきてからまた布団に入る。やっぱり腰が痛いし頭が痛いし以下略。
手加減しなくってよ。
朝になるとかなり楽になったので会社に行ってみる。ちょっと頭がふわふわする。薬は飲まなかったけれどふわふわする。
女性の美容と健康をサポートする機能性果汁飲料、その名も「お腸夫人」(ダイドードリンコ)である。きたきたきたー。「漢汁」以来のすごい名前が来たー。
パッケージキャラクターには山本鈴美香原作の少女マンガとして、アニメ放映でも大ブームを引き起こした「エースをねらえ!」でダントツ人気のキャラクター「お蝶夫人」を起用。「蝶」と「腸」をかけ機能性を強烈なインパクトでターゲットに訴求しました。
ぶはははは。「蝶」と「腸」がかかっていることを説明しちゃってます。説明しちゃってます。ああ。貴女の丁寧なお仕事ぶり、とてもよろしくってよ。もう飲むしか。いま飲むしか。もう手加減しなくってよ。
そして紫色である。竜崎麗華さまの髪の黄色の補色っぽい感じで紫色である。紫色の妖しさ。この高貴な感じ。こりゃあもう買うしか。でも発売は3月3日なんである。そのころまで覚えている自信がまったくないので、とりあえずカレンダーに書いておこう。
それにしてもまあ、お蝶夫人にはびっくりですわな。高校生なのに夫人と呼ばれてしまうことにびっくりなのと同時に、竜崎麗華をプッチーニの歌劇に出てくる女性にあてはめてしまうという周りのお嬢さまたちの感覚に二度びっくりである。そんな人はいないと思えるから、きっとお嬢さまはお嬢さまなのである。まさしくお嬢さまの中のお嬢さまでありましょう。そして、これほどまでにすんごいお嬢さまなのに、いまや「お腸夫人」だなんて。うううっ。こ、このあずまさん、涙を禁じ得ませんぞう。
だいたい治った。
風邪っぽい症状はだいたい治ってしまった。インフルエンザではなかったのだ。なので薬は飲まない。明日の麻酔の効きに影響すると困る。6種類の薬を5日分ぐらいもらったけれど、飲んだのは3種類の薬を2回だけだった。
うむ。久留里線のキハ30がかなりいい感じで古い。扉が外に飛び出ている構造は、大昔に片町線で走っていたのとかなり似ているではないか。これまた形状の似ているキハ35は和田岬線を走っていたけれど2001年に電化されてしまったことだとか、webから大量に情報が出てくる。
こうやって調べられるのは世の中にはものすごく詳しい人がいるからである。いやはやすごい。いやはや、扉だとか前照灯の形で大喜びしていると、なんだか「鋼鉄天使くるみpure」に出てくる、バスに詳しい少年のようだ。
掘り出しもの。
昼までで会社から帰ってくる。ラーメン屋さんで辛いのを食べてから病院に行く。
病院で少し待たされる。小学2年生向けの素朴な疑問に答えてくれる本を読んでいた。平仮名ばかりで解読するのがけっこうたいへんな本だった。
さて。手術の方はなにも恐れることなどない。表面のちょっとした突起を削り落とすだけなのである。傷口はずっと浅いから縫合だってそんなに難しくはない。痛みもたいしたことはないのである。
背中を上にしてぼへーっと横になっていたらそのまま眠ってしまいそうになる。そこへ医師は麻酔の注射を突き刺した。かなり細い針のようで鋭く痛む。高さ4ミリメートル、全長20ミリメートルのケロイド山脈のまわりを8回ほど突き刺して、液体を押し出していく。液体は細い管を通らねばならないからどうしても圧力が高くなる。その鋭い液体が肉の中に入ってくる。針が刺しこまれる痛みは一瞬だけれども、液体が入ってくる痛みはけっこう長く続く。これは新発見だった。
さて。背中にこれまた鋭い痛みが走りだす。刃物で背中を切りはじめたらしい。何度も何度も切っている。高さ4ミリメートルの山脈を切りくずすという作業は、素人であるわたしが想像するところでは、刃を水平にあててざくっと切ってしまいそうなもんである。しかし医師は何度も何度もわたしの背中を切っている。背中のできごとはわたしの眼では見えないし、また麻酔で感覚もにぶくなっているから、強い力で押されていることと、ときどき鋭い痛みが走ることから想像するしかない。
いつしか、はさみでぱちんぱちん切る音が聞こえてくる。何度も引っぱったり押されたりするのも感じる。おやおや。なんだか前回の手術に近いような感じがするではないか。そして縫合がはじまる。針が背中を通るたびに走る痛みがだんだん強くなってきた。麻酔が切れてきたようだ。患部の周辺が化膿して麻酔が効きにくくなっていた前回ほどの痛みではないけれど、痛みが強くなってくるのが分かる。
糸を結んだり切ったりするのがまた痛い。分厚いガーゼのようなものでふたをして、手術はやっと終わった。ちょっとずつ力が入るのを確認して身体を起こすと、背中から摘出されたものを見せてもらった。アルミニウム合金製の、ゆがんだ楕円形の浅い容器に血と肉の色をしたものが2個転がっていた。大きいほうはわたしの血を吸った脱脂綿だと思っていた。でもよく見るとそれは肉だった。500円玉を厚さ20ミリメートルにふくらませたような肉のかたまりだ。小さいほうは自動拳銃の弾頭ぐらいの大きさの肉のかたまりだった。いやはや。まさか前回のパチンコ玉よりでっかいのを掘り出してしまうとは思わなかったのである。
前回の手術の傷口はかなり深いのだけれど、その傷口はあまりきれいにはふさがってはくれなかった。表面も内部もきれいにはふさがらなかった。傷口を埋めたのはこのでっかいタンパク質のかたまりであるケロイドだった。高さ4ミリほどの山頂部分だけが地表に出ていたけれど、掘ってはじめて地下のでっかい炭坑があるのが分かって医師もびっくりである。これがなぜできてしまったのかは分からない。これからはケロイドの発生を抑える薬を飲みながら、またこの大きな穴がふさがるのを待つことになる。
手術が終わって家に帰ってきても、まだ背中が痛む。
カレーの味がしない。
寝て起きたら背中の痛みはおさまっていた。少しだけ痛い。
病院に行く。背中をふさいでいる分厚いガーゼのようなものをもうちょっと薄いものに交換する。
せらみゅ1。新神戸オリエンタル劇場とチケットぴあに電話をかける。何度も何度もかける。10時からはじめてちいともつながらないのであきらめて、10時30分にチケットぴあのwebでせらみゅの神戸のイベントの切符を予約する。
カレー。昼ごろにカレーを食べに行く。いままでよく行っていた店で味を確認しておこうと思い立つ。んで、食べてみると味がしないので困った。カレーの味が変わったのか、はたまた痛み止めの薬は味覚まで変えてしまうのか。
新幹線。明日、東京からの帰路のためにひかり号のグリーン車の切符を買っておく。東京に行くほうは明日になってから道中で買うことにする。
えろゲー。発作的に「Blood Royal」(ちぇりーそふと)を買ってしまう。なんたってキャンペーン価格2,800円である。ソフマップで2,480円だった。
せらみゅ2。さっき予約したせらみゅの切符をチケットぴあの店鋪で手に入れようとした。……のだけれど、webで予約した切符は店鋪で買うのではなく、自宅まで郵送されてくるのである。こいつは恥ずかしい。
海賊の長である主人公が、遠い国の姫さまであるミルテと咲夜の2人を、もうアレしてナニするゲーム。50日間で売りものとして完成させるもよし、やっぱり気に入って買い戻すもよし、ラヴなことになるもよしというゲーム。50日間はすぐ終わる。
よーしお父さん姫さまをアレしちゃうぞーというわけで、はりきってナニしはじめる。すぐ終わる。アレもコレもやり残したのにい。しかも咲夜さん自害。ぎゃふん。ずっと前に遊んだ「Brightia」みたいに簡単お手軽と思っていたら、案外うまくいかない。あと、ミルテさんの声がちょっと腰砕けでこっちもへなへなーっとなってしまう。姫さまー。
家に帰ると夕食がカレーだった。母上も風邪をひいて倒れてしまった。
卒業にいたらぬまま。
今日はどれみさんの本を求めてえんやこら。
午前6時起床。7時の電車に乗ってお出かけ。8時ごろにのぞみ号に乗る。秋に編成が変わってのぞみ号が増えてくれればこのあたりの待ち時間は減りそう。10時20分ごろに東京に着く。10時45分ごろ浜松町の会場前に着く。そういや財布の中に1万円札と5千円札しかないので、近所のハンバーガーの店で食事をして1万円を崩す。
11時すぎに会場入り。行ったりきたりして本を探す。あんましたくさん持って帰れないので、行ったりきたりしながら欲しいと思った本から手に入れていく。
いやはや。ちょっと目を離しているうちにまだ見ぬ描き手がわんさと現れるのである。どれみ同人界奥深し。今回は大発見はなかったけれど、ボーボボ風のギャグまんがを見つけたのが収穫だった。買ったのが20冊ほど。
主催者が売っているカードの「おまけ」に肉がついていた。いままでこんな無茶なおまけがあったでありましょうか。商品ではなくあくまでおまけであることと、看板に「自己責任でお召し上がりください」と書いてあるあたりに大人の事情を垣間見るのである。そこまでして、われわれはどれみさんになり代わって肉を食わんとする。そういうイベントなのである。
これがなかなか生産に時間がかかって、消費に追いつかない。少し並んで手に入れることができた。ぽんさんを電話で呼んでみる。うむ。つながらないではないか。つながらないので食べてしまおう。むふ。ステーキ肉である。やわらかかった。どれみさんが夢見たステーキを、わたしは食べてしまう。わたしの何人かうしろで売り切れになった。
並んでいたら、わたしのそばにやってきた人がわたしのうしろの人に話しかけた。おいおい肉食ってる場合じゃねえぞ、とおっしゃる。スケッチブックを開くと、それを見てわたしのうしろの人が「……馬越さんか」と言った。どわああああ。馬越さんが会場にきてたのか。どわあああ。
午後1時ごろ、ぽんさんを発見した。昼食に外に出る。新橋です。肉です。だって今日は2月9日、肉の日なんですもの。また食べ放題の焼肉屋さんに入ろうとするところで、すぐそばにステーキの店を見つけてしまいそこに吸い寄せられてみる。ここででっかい肉を食らってみた。ぽんさんは300グラム、わしは250グラム。途中の図。作戦終了の図。
あとチョコバナナをキムチで巻いて食べてみる。ううう。なぜわたしがこんな目に。でも唐辛子はわりと果実っぽい風味がするのでバナナと合うのであった。意外と。
「エイケン」というまんがを勧められたので丁重にお断りしておく。あと映画「ハリー・ポッター」の新作も断る。最近勧められたものを観たためしがない。せめてチョコバナナのキムチ巻きでも食っておこうという勢いなのである。
ぽんさんと別れてわたしは会場に戻る。本の販売はちょうど終わる。じゃんけん大会はちいとも勝てず。ぎゃふん。
最後にたいへんこっ恥ずかしい、わたしたちの卒業式がとり行われる。脚本の「栗山緑こと山田隆司」から長文のお祝いのメッセージがきていた。公然の秘密の名前を明かすとは。あとキャラクターデザインの馬越嘉彦からも色紙をふんだくっていたようだった。あとおんぷっちの声の宍戸留美が「わたしは瀬川おんぷを愛し続けます」という手紙をよこしていた。
どこからやってきたのかコスプレな5人組を卒業生代表に仕立てて、主催者が卒業証書を渡す。全員で「わたしのつばさ」を斉唱する。ピアノ伴奏つき。歌までやるとはすごい。楽しいなあ。たいへんこっ恥ずかしい休日であった。
わたしもかなり取得単位が足りていないっぽいのだけれど卒業証書をもらって、5時半ごろに会場から出る。6時半ごろの新幹線に乗って帰ってきた。帰りはグリーン車なのでいすがやわらかい。背中の穴ぼこの痛みは少なかった。
病院が休みの日の前後は混んでいる。
背中のふたを交換するのに3分ほど。そして待ち時間が2時間ほどかかる。休みの日の前後は、継続的な処置が必要な人が多く集まる。わたしと似たような境遇の人がたくさん集まって2時間待つ。安静にしているともう痛くはないけれど、身体をよじったりして傷口が引っぱられると痛む。
ああそういえば、今日は抗生物質を飲むのを忘れていた。3回全部忘れていた。これは新記録だ。
卒業式支出。交通費30,000円。本代12,000円。食費2,000円。合計44,000円。バスのほうがずっと安価だが時間がかかるので、今回は使えなかった。背中がアレだし。
近郊区間あなどりがたし。
昼ごろから汽動車を求めて旅立つ。
大阪の近郊区間には非電化区間が2つある。加古川線と、関西本線の加茂-柘植間である。んで、同じ駅を通らないかぎりは近郊区間内ならばどんな経路で乗車してもいいっていう決まりがあるから、ものすごい遠回りをしてこの2つを安い切符で乗れるんである。
宝塚線の塚口-東西線の加島の180円の区間の切符を買って650キロの大移動をした人がいるので、これを参考にさせてもらった。ああなるほど、尼崎をはさんで塚口と加島の切符を買って、あとから尼崎を通過するのか。ここから大幅に縮小して、伊丹-篠山口-谷川-西脇市-加古川-草津-柘植-加茂-木津-京橋-加島ってな感じで乗ることにする。
宝塚線をどんどこ進むとだんだん大自然のまっただ中に入っていく。篠山口-谷川間はなんだかものすごい電車だった。2両編成の片方の顔が真っ平らなのである。もともと中間車両であったであろう車両の端に運転台を無理矢理取り付けてあった。これに乗って谷川で降りる。
なにも考えずに出かけたのでどんな罠が隠れているか分からない。谷川で加古川線の列車がないので困った。駅員さんに2時間待ちだと言われた。ぐは。待合室でNHKの日本美術の特集をやっているのを見てすごす。駅の外に出ると、加古川線の複線化を訴える看板がある。昼間に列車がこない時間が3時間もある路線で、わざわざ複線にするのは無理だと素人でも分かりそうなものである。
さて。きたきた来ました。キハが来ました。加古川線の谷川-西脇市間はキハ40の1両編成で、ゆっくりまったり走る。時速50キロまで液体変速で加速して、そこから回転数が落ちて直結に変わる。今日はディーゼル機関の予習をしてきたのですっかりマニア気分である。以前から路線図で気になっていた「日本へそ公園駅」に通りがかる。写真失敗。あまり繁盛していなさそうだということだけ分かった。そこから60キロまで加速して楕行に入る。
西脇市で一旦降りて次の列車を待つ。ちなみに現在「鉄道線路内立入防止キャンペーン」中である。都心部だけではなかった。ここでは電化を訴えている看板があった。
加古川線は近いうちに電化されるらしいのだけれど、かくも本数が少ない路線で電化のコストに見合う効果が得られるとは思えない。軌道があまりよくないのと駅間が短いのとで、おそらく電化しても速度はあまり出せそうにない。震災で神戸線が止まってしまったときの反省で、代替路線として使えるようにしたいらしいのだけれど、このまま電化してもあまりにも貧弱なのである。
西脇市-加古川間はキハ47の2両編成で、速度は同じぐらいだった。
加古川から草津まで新快速で大移動。223系の新快速はとても速いがそれでも1時間40分ほどかかる。そして草津から柘植までが45分ほど。さて谷川で2時間も待ってしまうと、もう30分ぐらいの待ち時間がいたるところにあっても、もはやなんとも思わないのである。もう夜の9時で、そろそろ帰れるのかどうか心配になってくる。次なる獲物のキハ120がやってきた。これで加茂まで走る。この車両はさすがに新しいだけあって速い。時速90キロぐらいまで出してくれる。昔からの幹線なので軌道もいい。外が真っ暗なので渓谷だの渓流だのがさっぱり見えない。
加茂で奈良行きに乗りかえる。なぜかオレンジ色の103系の8両編成。大阪環状線からやってきたらしい。木津に着いたのがもう10時45分。このまま奈良と天王寺を通っていくと本当に帰れなくなるので、木津で降りてみた。ここで30分待って終電に乗る。10時40分に着いてくれていれば1本前の電車に乗れたのに無念。
うう。まさか終電で帰るはめになるとは。最後の加島まではたどり着けず、ちょっとだけ高くついた。キハを求めて300キロの旅。こりゃ疲れる。電化前に小浜線に乗りに行くのはちょっと気が引けてきた。
久しぶりに夢をみた。
Athlon XP 2400+というCPUを買ってきて、自宅のPCに載せて試験していた。PCを何度も動かしたり止めたりしているうちに目が覚めた。ありそうな筋書きだったので、しばらくはどっちが夢なのか分からなかった。どうも自分の知らないことを想像して夢の世界を作ることはできないみたいで、いかにもありそうな夢ばかりみている。ずいぶん前には、わたしの身体の一部分が崩れ落ちたりだとか、集団で学校の校舎の中で逃げ回ったりだとか、楽しい夢をみせてくれたじゃないか。できればもっとウハウハなやつを頼む。
一部抜糸。
今日は病院は空いていた。背中の縫合部分の抜糸を行う。5本中の4本を引っこ抜いた。これがまた、一瞬だけするどく痛む。思いのほか病院が空いていたので、病院を出てから会社に早く着いてしまう。
借金を返す。
なんだか眠い。一日じゅう眠い。
社内預金が引き出せたので、おジャ魔女イベントの旅費に借りていた4万円を返した。これでやっと借金がなくなった。来月の頭にカード会社からの請求分を払ってしまえば、年末から続く自転車操業が終わる。いやー長かった。このままおとなしく過ごせば、1年間で大穴を開けてしまった貯金も穴埋めできるんである。もう100万円ぐらいすぐ貯まるはずである。でも、いままでそれができなかった。
抜糸できず。
病院に行く。これで最後かと思っていたのだけれど、背中の最後の1本の糸はまだ抜糸できなかった。そろそろ風呂に入りたい。背中がぬれないようにシャワーを浴びたり髪を洗ったりするのは、なかなか難しかったり寒かったり大変なのである。
会社に寄って休暇の届けを出してくる。また日本橋に行く。
CPU。うむ。AMDの速い石はまだ店頭にはなくて3月に入るらしい。既存の石の値段は下がっていた。
えろいビデオ。信長書店にまたすごいのが入ってないかと探検に行く。なんだか来るたびに「コスプレもの」の棚の数が増えているではないか。黒いふりひら服の写真にひかれ、愛原莉央「幼恥」[1]を思わず買ってしまう。
難波の地下街でうどんを食べて帰る。
真夜中にけたたましい音を出す車が家のそばまでやってきた。いつものことながら、もうげんなりする。けたたましい排気音を何度も何度も吐き出してから止まった。去りぎわに、この深夜にもかかわらずクラクションを鳴らしていったのでまたげんなりした。少し経ってからわたしの家の玄関の扉が開いた。これには本当にがっかりした。そのけたたましい車にわたしの弟が乗ってきたのだ。
夜中にけたたましい音を立てて住宅街をぐるんぐるんと走り回る連中といっしょにされてはかなわない。もう近寄らせない。
パズルゲームが難しい。
「赤いくつ」のカーレンたんファンサイトはいまも動いている。んで、そこにあったパズルゲーム「カーレンに迫れ!」を昨日からはじめた。
2面が難しい。マウスの操作に慣れていないので、タブレットでぱかぱかやっているけど難しい。昨日は人物の絵をそろえるところまできた。今日は窓枠とシーツのしわのどちらかがそろうところまできた。時間がないので、思考と同じ速度でぱかぱかするしかない。戦略のようなものはなくて、本当に何十回も遊ぶしかない。3面は難しすぎて神の領域が見えるらしい。
新聞の投書欄を何年も読み続けているとけっこう面白い。最近はこの不況をなんとかしてくださいみたいな文章をしょっちゅう見る。何週間か前にすごいのを見つけた。ある人が「経済のことはよく分からない」と自分でことわりを入れながら、自分の家の家計は苦しいので、物価が下がるデフレは万々歳で、インフレ誘導なんてとんでもない、みたいなことが書いてあった。もしこの人の家計が、借金よりも資産の方がずうっと多くて働かなくてもいいぐらい裕福なものならば、デフレ万々歳に違いない。
でもこの人がいうように、スーパーマーケットの食料品の特価品に注目している、どこにでもいる平均的な主婦の人の家計だったら、きっと借金の方が多いんじゃないかと思う。住宅ローンがあるかないかが分かれ目であろう。借金の方が多い場合にデフレーションになったら、給料は下がるのに借金は減らなくてどえらいことになるではないか。たとえ住宅ローンがなかったとしても給料が減る。自分の給料は下がらないという自信はまあいいとして、給料が下がらなければ自分自身か同僚が職を失うことになる。
経済のことはよく分からないといいながら、デフレとインフレの話をわざわざ新聞の誌上でやろうなんて。いったい誰に言わされているのかちょっと心配になってくる。こういう人たちが、決まって低金利が家計を圧迫しているなんて書くのも、平均的な主婦をよそおう別人を思わせる。こういう投書を載っけてしまう新聞にもちょっと困ってしまう。毎日新聞社御中。
はんだの煙。
やっと背中の抜糸が終わった。
ううう。久しぶりにはんだの煙をたくさん吸ったらのどがおかしくなった。のどがやられると熱っぽくなってくる。
ああ。
ああ。ぜんぜん仕事してない。気がつけば夜の10時。
血だまりが残る。
今日で通院は終わりと思っていたけれど、そうもいかなかった。ここ数回は針を患部のそばに刺しこんで、たまった血液を取り出していた。つまり手術痕はあまりきれいになっていないらしい。背中のふたを外してまで自分で患部を見ることはないので、分からなかった。
昼から出社。
先日上京したときの旅費が4,000円余っていた。それをかき集めても、いま5,000円しかない。駐車場の来月分の定期券が3,000円だけれど、支払いは給料日まで遅らせることにする。さて5,000円しかない。なのにちびうさのセル画に入札してしまう。安いの2点。
頭痛が痛い。
午前7時50分ごろ、駐車場の予約券を手に入れる。まだたくさんあった。
ときどき頭が痛む。頭のてっぺんからちょっと左寄りのところで痛む。急にごりごりと痛んで、またおさまる。これが何分か経つたびにくりかえされる。偏頭痛のまえぶれだったらちょっと困る。ああ、あああ。突然ごりごりとやってくる。うう。なんだこりゃ。血栓かなにかがあるみたいに、たまっていた血流がどくっと押し出されるかのような感じで痛みがやってくる。ううなんだこれは。今日のわたしはさぞかし挙動不振だったことだろう。
ドーターメーカー。
今日になって頭痛はましになったが、治りはしなかった。
3月のえろいゲーム。
「ドーターメーカー」(ふぉ〜ちゅん♪)。うはー。娘かー。そして旧型スクール水着。しかしそれでも、きっと18歳なのだ。
この題名はたぶん「プリンセスメーカー」にならったんだと思う。しかしなんだか語呂が悪い。音引きが4個もあるですよ、オンビキが。
治療終わる。
やっと背中の治療が終わる。
病院から帰ってきて、いまはじめて背中の手術痕を見た。赤黒い線が縦にのびている。前回の手術のときよりかなり大きく切ったらしい。
雨が降ってきたので、病院から出るとすぐに家に帰ってくる。
寝っころがって経済の本を読んでいたらすぐに寝てしまう。昼寝をしていたら夢をみた。カレーを食べていた。ハウス食品の「ジャワカレー」辛口で作ったはずが、どうもあのすっきりとした味とは違う。辛いスパイスが強く効いていた。うーん。これはいったいなんだろう。
目がさめると、晩ごはんはお好み焼きだった。固くておいしくない。生地に水を加えてよくかき混ぜて、自分で焼いたらやわらかくなった。
「カーレンに迫れ!」の2面がやっと終わった。シーツのしわの絵をそろえることができた。
3面はどれもこれも似たような絵柄のコマなものでさっぱり進めない。時間もない。そして、また1面と2面からやりなおしである。
「腹巻プレイ」という単語で検索エンジンから飛んできた人にここがリンクされていた。
googleで探してみると1件だけ見つかった。それはそれで驚きだが、そんな誰も思いつかぬ単語をわたし以外に思いつく人がここにたどり着いていたこともまた驚きではないか。世の中は狭くて広い。さっそく、自分で書いた文章を読み返すと、あまりの短さとくだらなさに泣けてきた。ネタはちゃんと繰らないとあとで恥ずかしい。とりあえず「腹巻プレイ」というへんてこな言葉を思いついたあなたとわたしに乾杯である。
たぶん、3年前にこの単語を思いついたときに考えた意味は、
……といった、ドキドキワクワクは年中無休な遊びではなかったかと思われる。でもあんまし具体的に書いちゃうと読む人がつまらないかなあと思ったのだろう。そういうことにしておこう。なっ。
3面は難しい。
「明日のナージャ」の第4話を観る。先週は第3話を後半だけ観た。
先週は最後に流れる「けせら・せら」の「ロンドンどんより晴れたらパリ〜」が頭から離れなくなった。カルメン麺よりパエリア好き。世界カエル飛びコンクール。もうなにがなんだか。今週は最初から観てみたらば主題歌の「ナージャ!!」がアナタ。むっちゃいいじゃないですか本田美奈子御中!! なーあーじゃー。こりゃもう聴くしか歌うしか。「なーあーじゃー」の母音が伸びるところと、あちこちで出てくる語尾が高くなるところを練習ですよ。
よしよし、こいつはCDを買いに行かねばなりませんぞう。シーディーをー。倫敦がどんよりで、晴れたら巴里ですぞう。でも日本橋まで行く交通費が惜しくなり、家から出るのをやめた。
3面がとても難しいので完成予想図を作ることにする。画面写真を撮って、25分割に切り抜いて、絵柄がつながるように配置しなおす。この図を見ながら遊んでいるけれどやっぱり終わらない。あるコマを見た瞬間にどこにあてはまるべきであるかを判断して、同時に指が動くようでなければだめだ。まだ動きに迷いがある。
セル画を買う。もっと買う。
某でっかい掲示板群の801板にてまったりとしていたら、わたしの投稿に反応があった。名無しのわたしが「姐さん」と呼ばれるにいたる。801板にいるのはみな女性というのが前提なのである。それが図らずも確認されてしまう。思い起こせばこの1年。日記がさらされたりだとかハアハアされたりだとか、激しく同意されたりお兄ちゃんって呼ばれたり、なんだか遠くへきてしまった感がある。
き、ききき、きたー。給料日を目前にして、もうちびうさのセル画に入札。また入札。
うむ。やはり買いものをするのは気分がいい。新幹線の切符に13,000円を投じるのとえらい違いだ。この勢いを持続させるには、イベントの旅費を減らすしかない。5月の連休に東京に行くときはバスにしよう。連休できっとすぐ売り切れてしまうので、もう1か月前から切符を買いに行かねば。
給料日がきた。
まあ、合衆国とべったりくっつくしか道はないんだというのは分かっているけれども。なぜこうするのが最善なのかとか、どういう考えでやっているのかとか、これからどうするつもりなのかってな議論もなければ説明もない。ただ合衆国が正しいと信じていることを根拠にして、こうするのが最善なんだというだけでは、中身のない話だ。
長い冬が終わって銀行口座に日が差した。残業手当76,865円、アレしてナニして170,511円。
3面はまだ超えられない。
まだ3面。脚の部分の絵柄は判別が難しくまだそろえられない。こうやって何十回も遊んでいると25枚の絵を少しずつ覚えていく。ちょっと前に作った完成予想図はなくてもよかったような気がしてきた。
うーん。読んでいる途中でいすからずり落ちそうになる、この文才。思考の過程で論理が壊れていくのか、思考を文章に置き換える過程でずれていくのか、あるいはもっと単純に文章が雑なだけなのか、はたまた相手をからかっているのか、宇宙からの電波を受信しているのか、そのあたりは分からない。見たまんまを書きつらねることしかできないわたしとしては、そんなわけの分からなさがうらやましい。
残すところ0.5秒。
給料が出たもんだから調子に乗って買っていたら、もうお金がなくなった。来週のカード会社からの請求に対して4,000円足りなくなっていた。うーん。ぎりぎりアウト。また魔法のカードの世話になるのかー。1月に乗った新幹線と夜行の切符の代金にいまさら苦しむとは。
迷いなくうまくやっているつもりでも時間が足りない。もっと手が速く動くようにしたいところだが、むしろ無駄のない動きを目指したい。
はあはあはあ。お、終わった。残り時間0.5秒。このあとにやってくる結末はここには書くまい。ああ。これって「エロゲー」だったんだ。いろんな意味で脱力。カーレンたんは別の意味でハアハア。
残り時間3秒。
以前わたしがいた課の、そのまた一部の人たちが、今日はずいぶん荒れていた。ちょっとアレな人がいる。まわりの人たちはふだんはがまんしていても、追いつめられたりするとナニさ加減が露呈する。がまんするからいかんのである。わたしは、がまんしなさすぎてもう自由の身なのである。怒号の飛び交う中でごそごそとあやしい工作にはげむ。こう書くと、なんだかすごい職場みたいだ。
また遊んでみるとやっぱり3面が越せない。でも、しばらく遊んでいると越せた。残り時間3秒。
無駄のない動きが大事だ。あるコマを移動させるために、別のコマが左上すみに追い出される。この次に自分のよく知っている絵柄のコマを探すことが多い。しかし、ここで次のコマを探して、さらにそのコマの行き先を探すという手順ではなく、次に動かすコマは左上すみに追い出されたコマと決めておいて、このコマをどこに移動させるかを考えるという方法を使うと探索が減らせるし、また手の動きが少なくすむ。
この期におよんでも、やっぱり得意なコマとそうでないコマとに分かれてしまう。たとえば顔の部分の絵柄はもっとも識別がしやすく、このようなコマがわたしにとって好ましいコマになってしまう。どんなコマであってもどれがどこの位置に収まるべきかが分っていれば、次に動かすべきコマを探し出す必要などないのだ。それでもやっぱり、わたしの手は自然と好ましいコマから先にやっつけようとする。これをくり返すと、ますます得意なコマとそうでないコマとの差が開いていく。これはよくない。
無駄な動きを減らせば、けっこうゆっくりとした手の動きでも時間内に終えられることが分かった。そして、神の領域は見えなかった。
お金がなくても入札が止まらない。今日また2点落札した。だってちびうさのセル画なんですもの。