第17回
●2001年宇宙の旅●

●1968年/アメリカ/スタンリー・キューブリック監督/アーサー・C・クラーク原作●

●★★★★★ もろネタばれです。ご注意下さい。 ★★★★★

2001年、有人宇宙探査機ディスカバリーは、5人の乗組員(内3人はコールドスリープ中)と、
6人目の乗組員とも言えるコンピューター『HAL9000(=HAL)』を乗せ、
木星を目指しつつあった。

ある日、HALは宇宙船のアンテナの故障を乗組員 = ボーマン船長と副船長に警告するが、
その部品を調べても何の異常も発見されなかった。

ボーマン船長等はHALに話を聞かれない場所で相談する。
『完全無欠のコンピューターとされるHAL9000だが、
もしもHALが間違いをおこしたのなら、
HALの回路を宇宙船から切り離さなければならない』と、

しかし、その会話をHALは船長等の唇の動きを読むことで捉えていた。

任務を妨げる存在を排除する為か、或いは己の存在を守るためか、
HALは反乱を起こす
副船長を宇宙に放り出し、回収に向かったボーマン船長も宇宙船から閉め出し、
更にコールドスリープ中の3人の乗組員の生命をも絶ってしまう。

HALは何故おかしくなったのか?
辛くもHALの反乱を鎮めたボーマン船長が木星で見た物の意味は?
モノリスとは?
様々な謎を残しつつ物語は幕を閉じる。

人類が月に降りるより前に創られた、SFの古典作品です。
当時描かれた未来像は独自の説得力を持っており、興味深いです。



でんでんがこの映画を初めて見たのは、小学生の時でした。
恥ずかしながら、当時はさっぱり話が理解できず、途中で寝てしまったので、
私にとっては永らく『トラウマ映画』となっていたのでした。
こういう話だったんですねえ。(おいおい)●

 2001年

★映画の感想を読む★

前に行く   もくじにもどる   次に行く

ホームページに戻る