内容●「ぴちぴちピッチ」の曲が頭から離れないあずまさんの日記。または、一年遅れで暑苦しい海辺の夏がやってきたあずまさんの日記。
07/19 | 自主制作映画上映会「魂のアソコ祭」――「少女椿」を観に |
07/27 | 雑誌「百合姉妹」Vol.4 |
07/28 | ミュージカル「美少女戦士セーラームーン〜新かぐや島伝説〜」(神戸) |
07/30 | 画集 海藍「トリコロプレミアム」 |
12人の領主の親分。
某メールサーバを全社的に導入します、とウチのえらい人が語っている広告が、OSで有名な某M社のwebサイトに載っている。スピードの要求される時代では標準化が大事だ、とよく分からないことを言っている3年ぐらい前の広告である。レッドモンドに本社がある某M社の宣伝にこうやって付き合っているということは、きっと格安で提供されたのであろう。そんなの、よくある広告のひとつにすぎないのである。
で、そんな広告があると知って見に行ったらば、もう見られなくなっている。こうなると気になってしまって、よくある広告のひとつじゃなくなってしまった。いやいや。まさかまさか。昨日の時点で、メールサーバがなんらかのトラブルで止まったままになっていたのだけれど、その途端に自信満々の広告が削除されてしまうなんて。だからわたしはGoogleのキャッシュで問題の記事を見つけた。1週間もメールが使えなくなったことの責任を感じて、ウチのえらい人がExchangeサーバで有名な某M社に隠させたんだろうか。
わたしのいるところでは問題の「全社システム」とは別のサーバを使っているので、被害がおよばずにすんだ。メールが使えない期間に株主総会の準備をするなんて、中の人は大変そうですわねえ。おほほ。
少し前に、近鉄が親会社であるプロ野球団「バファローズ」が、球団の命名権を売りに出そうとしたことがあった。このときは、プロ野球の12人の「オーナー」の中に賛成する人と反対する人がいて、まあ結局この話は流れたのである。で、読売新聞はオーナー会議で話し合う前に話を進めたことを取り上げて、「プロ野球協約の精神を踏みにじるもの」だという、ものものしい解説を載せたのでわたしは驚いた。
で、いま近鉄球団がなくなるという危機に瀕している。すでに球団を持つオリックスが買収して、さらに合併して選手を半分クビにしようという話になっている。球団が一つ減ることになりそうだ。ライブドアという会社が買収して、球団を存続させようという提案をしているけれど無視されている。
このとき、読売新聞のえらい人で巨人のオーナーでもある渡辺恒雄はすごいことを言った。わたしの知らないような人をオーナーにするわけにはいかない、と。ライブドアの社長があなたに会いたがっていると記者が言えば、会う必要はないと答える。プロ野球が渡辺の私物であることはよく分かったけれど、こういう支配のしかたは気に食わない。観客のほうを見ていないにもほどがある。
で、一つの球団がなくなるという一大事に、プロ野球界を精神で語る読売新聞ともあろうことが、なにも記事にしていないのは残念なことだ。このあたりのごたごたを見て、またプロ野球のファンが減ったなと思うわけである。わたし自身としては、近鉄もオリックスもたいしてTV番組の邪魔をするにはいたっていないので、別にどちらでもかまわない。
かれんの唄。
モノレールが好きで好きでたまらない人は、自宅にモノレールを建設する(Hotwired)。総延長90メートルっていうから、結構な広さが必要だ。
ここまできたら、人形好きの人が勢いあまって等身大の少女の人形を買っちゃったりするぐらい、どうということはないように思える。4畳半の部屋に無理やりでっかいスピーカーを置くぐらい、たいしたことはないじゃないか。ふははは。
子猫を拾ったので飼わないかと言われた。ろくに世話なんかできないので、危なっかしくて飼えやしない。だから断った。
1週間経って写真を見てしまった。ぐはあああ。やべえ。超ヤベヱ。ちっちゃい黒猫がかくも愛らしいとは。駄目だ駄目だ。あんまり愛らしいと、ぼくのサディスティックな部分とかもいっしょに刺激しそうで怖い怖い。ああああ。なんて可愛らしい。
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」第26話「かれんの唄」の巻。
あらすじ。海斗がサーフィンの大会に出場するために南の島へ旅立った。どういうわけか商店街の福引きで南の島への旅行を当ててしまった3人組は、南の島に来てしまうのであった。海斗は足のけがにもかかわらず優勝してしまう。そして例によって例のごとく3人組は水妖に襲われる。珍しく息の合ったダークラヴァーズの攻撃に押されるが、そこへ4人目のマーメイドプリンセスがあらわれる。
感想。商店街の福引き!! 商店街の福引きですって。あっという間に南の島についてしまう。このへっぽこさがあってこその「ぴちぴちピッチ」である。ところが、このあとのつまらないこと。リナがかれん(小暮英麻)のことを生き別れになったノエルではないかと思って探しに行ったり、るちあのキスをかけて海斗と崎谷が勝負したりと、気になる場面を詰め込んだために結局見どころがなくなってしまった。
ダークラヴァーズとのからみでは、なんと3人の歌が通じない。これからどうするんだろう。さて。わたしは「ぴちぴちピッチ」を甘く見ておりました。たかが25話を観たぐらいで分かったつもりになっていた。CDをちょっといい音で鳴らしたぐらいで、楽しみかたを分かった気になっていた。なんということだろう。4人目のマーメイドプリンセス、かれんの「Legend of Mermaid」がものすごい。悪者たちといっしょに「やめてくれええ」と叫んでしまう歌がついにできた。イズールの苦悶の表情が、かれんの歌唱と合わさることで活きたのである。CDに入らないものだろうか。あらためて「かれんの唄」という副題はすばらしいと感じる。
あと、場面によっては作画が珍しく悪かった。
台詞。るちあ「いくわよ」のあとに3人の変身シーン。3人「ぴちぴちボイスでライブスタート」 「Super Love Songs!」の前奏の途中で、ダークラヴァーズの攻撃で中断される。そこへかれんの変身シーンとともに「Legend of Mermaid」の前奏。台詞なしでかれんの歌唱に入る。
ブラックビューティーシスターズがエロい。
このまま部屋で寝転がっていたら干からびそうだ。暑い空気が扇風機によって吹きつけられる。このまま寝たら死んでしまう。
だから今日も日本橋である。
ディスクプラザ。DVD「マーメイドメロディぴちぴちピッチ」[9]と[11]を買う。
ディスクピア。送られてきた引換券を持っていくと300円ぶんの点数をもらえるというので、欲しいものがないのに買いものにやってきた。「ぴちぴちピッチ」のるちあと波音とリナがそれぞれ1枚ずつ出したシングルCDを買っちゃおうか迷った。こっちは、3人それぞれのソロバージョンが入っているので、わたしが持っている音源とは違う。だから気になるのである。でも買わずに、V.A.「アニメフィーバー!!」[2]というカヴァーものを、40年ぐらい前のディスコを思わせるようなジャケット写真と、あからさまな安っぽさにひかれて買ってしまう。ひょっとしたら、ひょっとするのかもしれない。
タワーレコード。ここのカードは100ポイントたまると3,000円ぶんの買いものに使うことができる。カードの有効期限が1年間で、あと2週間しかないことに気がついた。100ポイントたまったまま無効にしてしまうところであった。で、François Hardy「Best Selection」、France Gallの同名のCDを買う。
ぴちぴちの薄くて高い本を探すつもりだったのに忘れていた。
「アニメフィーバー!!」[2]を聴いた。2曲めの「キューティーハニー」の音が、一度だけ遊んだ「ポップンミュージック」で使われているものに似ている。ストリングスっぽい音の使いかたが同じだ。アレンジは10曲でばらばらで、後半あたりから思いもよらない音になってくる。でもやっぱり、看板に偽りありだ。40年前みたいな音を期待したのに。
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」第27話「信じる心」の巻。
あらすじ。かれんは3人の仲間になりたくない。リナのことを裏切り者だと言った。リナは自らの身代わりとなってノエルが囚われの身になったことをいまでも悔いている。かれんはノエルの妹だったのだ。リナはるちあや波音にも過去を打ち明けられなかった。
感想。とても重要な話とみられる。リナはノエルがさらわれるところを悪夢のように思い出すのだけれど、るちあと波音に言いだせなかった。自分の責任だと思っていたからだろう。リナが国を追われてからの深刻さはるちあや波音とは大違いで、それはこの番組を観ている人しか知らないのである。それがついにるちあと波音に理解されたという点で重要な話である。それでもやっぱりかれんを救うことはできず、リナはかれんを犠牲にして逃げのびることとなった。
さてさて。ブラックビューティーシスターズの出番がきた。シェシェ(土屋実紀)が声楽の人みたいにエエ声してはるんですわ。「シスターシェシェ」に「シスターミミ」ですってよ奥さん。これでミミ(下屋則子)がシェシェのことを「お姉さま」と呼んでくれたらっ。ハアハア。はしたなくってよ!! ぼくの百合センサーは5,000回転のレッドゾーンを振りきって大変Death!! スカートのプリーツは乱さないように、白いセーラーカラーは翻さないように、おやつは二十円(兌換紙幣)まで、中庭の温室の中でコトにおよばないこと!! ハアハアハア。
はうわああ。もうあたくし「黒の協奏曲」を聴いているだけでしやわせー。ここだけ16回ぐらい観た。黒姉妹の二人は戦闘シーンでいちいちくっついたり、チューしそうになったりするんである。くねくねするんである。かれんの目の前で、シェシェがミミのあごに触れてやるとミミは赤面したりするですよ。もうやりすぎやっちゅうねん!! でももっとやってください!! マーメイドプリンセスの3人が歌を聴いて苦しんでいるのがなんだか新鮮で、うら若き少女がエロいあえぎ声を出すのでもう大変です。なんだかもう全編にわたって大変なんです。誰かぼくを止めてください。一晩だけでも泊めてください!! ぼくを弟にしてください!!
台詞。(1回め)台詞なしで3人組が変身。「Super Love Songs!」前奏。3人「ぴちぴちボイスでライブスタート」 (2回め)シェシェ「そちらのステージはもう終わったのかしら」 ミミ「だったらこんどはこっちのライブね」 「黒の協奏曲」前奏 シェシェとミミ「イッツショーターイム」
ぴちぴち尽くし。
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」第28話「KIZUNA」の巻。
あらすじ。3人組はかれんを探すがなかなか見つからない。いったんホテルに引き返してカードで占ってみれば、近くのさんご礁にいるらしいと知る。そんなわけでガイトの城までやってきた3人は、ブラックビューティーシスターズの幻影を破ってかれんを助け出す。
感想。もしやアクアレジーナさまはタカラの営業の人なんだろうか。マーメイドの女王の力を得て、新しい曲と衣装をもらうのである。ああ、これって。おジャ魔女の女王さまといっしょじゃないかー。ぱいぱいパトレーヌ!! そしてセーラームーンみたいな二段変身が。
たまに、こうやってるちあが海斗にもう会えなくなるかもしれないという覚悟が描かれる。海斗はるちあの正体に気づいているんだかないんだかよく分からない。「ぴちぴちピッチ」はいつまで続くか分からないままに作られたということなのかもしれない。リナのことをかれんに分かってもらえて、しばらく続いたお話は一段落である。
今回はブラックビューティーシスターズの歌がなかった。でも細かなところでエロいので満足。囚われのかれんの目の前で、シェシェがミミのあごに手をやって顔を近づけるんである。むはー。かれんを眠らせたあとなにするつもりなんだー。どうしてここでミミが赤面なんだー。で、3人組の歌で城が壊れてしまうのだけれど、まったく、海のお魚さんにとって歌とはいったいなんなのだ。でもこんどの曲は歌いにくいなあ。
台詞。(1回め)台詞なしで3人組が変身。歌ではなく変身シーン用の曲。(2回め)るちあ「大丈夫。わたしたちにはアクアレジーナさまがくださった新しい歌があるわ」 「Kizuna」伴奏のみに合わせて3人組の2段変身。シェシェ「な、なに」 ミミ「なんなの」 かれん「あれは」 3人「ぴちぴちボイスでライブスタート」 「Kizuna」冒頭に戻って歌唱。
干物になってしまう前にまた家を出る。また日本橋である。
薄くて高い本をあちこち探して回る。ぴちぴちの本なんか、ありやしないのである。マリみての本がたくさんあるのだけれど、そういえば夏のまんが大会が近いんだから別に今日買わなくもよいではないか。
あとボークスで人形を見てまったりする。
帰りに、ピザとうどんとラーメンとで迷って、とんかつを食べて帰る。もう揚げたてのさくさくである。これはうまい。油っこいけどうまくてしょうがない。
ちょっと前に買ってきた「ぴちぴちピッチ」のまんがの単行本を読みはじめる。2巻から4巻の途中まですぐに読んでしまう。アニメ版の28話まで追いついてしまった。まんが版もけっこうエロいんだなあ。
ユーリの水着姿と浮き輪が。くはー。
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」第29話「仮面の告白」の巻。
あらすじ。学校の学園祭で「人魚姫」の芝居をすることになった。るちあが人魚の姫さまに決まる。王子さまには海斗をと思っていたら、海斗はやる気がないので他の人を推薦してそれで決まってしまう。公演のことを知った水妖のエリルとイズールは、ここにマーメイドプリンセスがあらわれるかもしれないと考えて、公演を観に訪れた。舞台の上に人魚役が揃ったところで水妖が襲いかかる。
感想。「ぴちぴちピッチ」はいろんな意味で期待を裏切らない。だから劇中劇も王道として押さえておくと考えられる。それにしても人前でなにかをやるイベントが多くて、3話に1回ぐらいはなんちゃらコンテストのたぐいが入るので、そんなに深く考えてはいけないのかもしれない。るちあは人魚の役柄と、水妖に滅茶苦茶にされてしまった舞台を借りて、海斗に自分の思いを伝える。海斗にはどうやら伝わっちゃったみたいなので実にめでたい。
さて。いつものことながら、水妖とマーメイドプリンセスが戦っていても観客が喜んで観ているってのがまたすごい。「アンコールはいかが」と言われて、続きを期待する客もすごいが、本当にもう一曲歌うのがまたすごい。二段変身に入ってしまうのがまたすごい。まだこのシーンは新しいので、3人同時にそそくさと変身して前奏部分だけで終わってくれはしないのである。「夢のその先へ」の冒頭から次の間奏まで1分以上かけて3人分の変身シーンを入れてしまうし、歌も全部歌う。劇中劇の話がどこまで進んだか忘れてしまうじゃないか。いやはや、まったく期待を裏切らないのである。
台詞1。
リナ「さあみんな。わたしたち人魚の美しい声で、悪い魔法使いをやっつけるのよ」
変身テーマ曲と3人の変身 (「Super Love Songs!」前奏)
イズール「あらわれたわね」
エリル「あたしのにらんだ通りだったわね」
客1「アイドルコンサートか」 客2「かわいー」 客3「いいぞ」
るちあ「ぴちぴちボイスでライブスタート」 (歌唱開始)
台詞2。
3人「アンコールはいかが」
客「アンコール」×3
(「夢のその先へ」伴奏のみ。台詞なしで3人の二段変身)
(曲の冒頭に戻って歌唱開始)
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」第30話「氷の瞳」の巻。
あらすじ。たび重なる作戦の失敗により、ダークラヴァーズの4人はブラックビューティーシスターズの部下にされてしまう。しかし、なんとしてもガイトの心を取り戻したいマリアは抜け駆けしてしまう。一方、ガイトはヴェールの女(仮称)にそそのかされて、海斗に興味を持つ。海斗の姿に化けてるちあを誘い出そうとする。そんなややこしい話。
感想。ブラックビューティーシスターズはまたイヤな子なのである。ダークラヴァーズの4人組をいたぶって楽しんでいる。まったく、ガイトの趣味はよく分からない。ハーレムを作りたいのだとばかり思っていたけれど、シェシェとミミは百合な姉妹なのでガイトさまといちゃいちゃしてくれないじゃないか。
で、海斗の姿に化けたガイトとるちあがいっしょに帰ってしまって、海斗をえらく怒らせてしまう。ありえないことが起こっちゃった場合は、絶対に誤解が解かれることがない。でも、るちあの素直さの前にどうでもよくなっちゃう。ああ、エロいよお前らは。
ところで、マリアはダークラヴァーズの中では最後に出てきて、わりとガイトさまのお気に入りだったはずである。ほかの3人のアホっぷりに嫌気がさしていたように見えたのだけれど、なんだかすっかりマリアもダークラヴァーズの一員になっちゃった感じである。海斗を怒らせると額から謎の光線が出てきて、マリアは消されてしまう。いやはや海の藻屑に還ったのかと思ったら、また出てきているので安心した。
台詞。
波音「それでおぼれちゃってるわけ。どうする」
るちあ「どうするって、とりあえず片づけときますか」
波音「だよね」
(「夢のその先へ」伴奏のみ。3人の二段めの変身から)
3人「ぴちぴちボイスでライブスタート」
(1番終了後、冒頭に戻り歌唱開始)
ついに、3人組が戦闘のやっつけ仕事っぽさに自覚的になった。
水妖のおねえさんが好きすぎる。
2005年の1月1日からはレコード輸入権創設に基づき、日本が輸入することができない音楽レコードというものを、レコード会社は決めることができる。そこで、さっそく「対日本輸出禁止」と英語で明記されたレコードが登場した(Benli)。
わざわざこんなことをやるからには、きっと日本市場向けには値段が高かったり品質が悪かったりするものが提供されることとなる。あるいは、レコード会社の気が変われば永久に日本向け商品は提供されないかもしれない。
現地の発売元に問い合わせても日本には売ってくれないんだそうである。日本に対して輸出するかしないかというのは、レコード輸入権以前から、レコード会社が自分の意思なり契約なりに基づいて決めることはできたのである。しかし、実際にはそんなことはされなかったし、もしされたとしてもレコード会社以外にも輸出入を行う業者がたくさんあるので問題になることはなかった。これからは、値段や品質についてレコード会社が悪さをしたり、売ったり売らなかったりするということに法律の保護がかぶさるのである。
ちなみに、このような悪さは無駄だからレコード会社が行うはずがない、というのが文化庁やレコード業界のえらい人の主張であった。そんな口約束は信用できないと抗議しても主張は変わらず、法案は通ってしまった。
ああやばい。るちあちゃん萌えだけにとどまらず、水妖のおねえさんが好きすぎる。黒の姉妹もエリルちゃんもユーリも好きすぎる。少年ヒッポも海斗も好きすぎる。このまま病が進行すると、夏のまんが大会のころにはおかしくなっていそうだ。
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」第31話「危険な罠」の巻。
あらすじ。ガイトの城を見つけるために水妖たちのあとをつけたい。海岸でリナがおとりになって唄を歌ってみたが、ブラックビューティーシスターズに警戒されてしまって効果がない。あくる日、海斗たちは仮装サーフィン大会に出ると話していた。こうやって人の集まるところには例によって例のごとく水妖ダークラヴァーズの4人組がやってくるに違いない。
感想。うははは。ダークラヴァーズがアホだということが既知のことになりつつある。マーメイドプリンセスにはかれんが加わり、水妖には黒の姉妹が加わったものだから、仕掛けはちょっとだけひねったものになった。おとり作戦の最中にるちあが海斗といっしょになってしまって、作戦はエラいことになる。るちあを守るために海斗の額から例の光線が出ちゃったりなんかして、さらにひとひねり。もうこんなの「ぴちぴちピッチ」じゃない。面白いじゃないか。
かれんの唄がもう「オーロラの風に乗って」になってしまった。ああ残念。あのエラいことになっている「Legend of Mermaid」はもう聴かれることはないのか。イヤな子だったかれんがだんだん可愛くなってきた。リナとキャラクターがかぶりそうなのが心配だったけれど、かれんは素直じゃないとんがった子という位置になりそうだ。
今回は曲がやたらめったら多かったのだけれど、曲を聴かせながら場面を切り替えたり台詞をかぶせたりと大変かっこいい。「黒の協奏曲」のときのシェシェとミミのエロい絵は増えないんだろうか。波音とリナの苦しむときの声のエロさは27話よりも抑えられた。
台詞1。
イズール「おのれー」
(「Ever Blue」前奏、波音とリナ変身シーン)
波音とリナ「ぴちぴちボイスでライブスタート」
(歌唱開始)
台詞2。
シェシェ「よくまあここまでたどり着いたわね」
ミミ「ほんとだよね」
(「黒の協奏曲」前奏) シェシェとミミ「イッツ、ショーターイム」
(歌唱開始)
台詞3。
(「黒の協奏曲」間奏)
るちあ「ピンクパールボイス」 (黒の協奏曲打ち切り、るちあ短い変身シーン)
ミミ「ああっ」
(るちあ変身シーン完了)
リナ「るちあ」 波音「遅い、なにやってたの」
(「Kizuna」伴奏のみ。3人の二段目の変身)
シェシェ「しまった」 ミミ「いやーん」
るちあ「いくわよ」
3人「ぴちぴちボイスでライブスタート」
(冒頭に戻り歌唱開始)
泉の精霊と商店街の福引き。
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」第32話「恋は夢色」の巻。
あらすじ。るちあは不思議な夢を見る。「泉の精霊」が金の球と銀の球を差し出す。金の球を選ぶと、るちあが以前から欲しがっていたくつに化けた。どういうわけかこれが正夢で、リナが商店街の福引きで金賞のくつを当てて、るちあにくれるのだった。海岸で拾った「夢見石」の作用だという。次の夢は、海斗といい雰囲気になったあとに、こんどは険悪になってしまう。これを正夢にするまいと、夢で見た風景を避けて過ごすことにした。
感想。なんだか久々にどうでもいい話である。「ぴちぴちピッチ」はこうでなくては。まずリナの「2等賞品の高画質超薄型最新モデルのプラズマTV」である。リナは漫才とプラズマTVに狂っている。「おジャ魔女」のどれみさんがステーキに傾ける情熱に比して、512分の1ぐらいは狂っているのである。で、商店街の福引きで銀賞の大型TVをもらいたかったのに、金賞のとても珍しいらしいくつを当てちゃってがっかりなわけだけれど、まあこのくだりのリナの可愛いことといったらない。もう最終回までにこれほどまでにリナが可愛いことがあるのであろうか。
るちあが海斗とラヴいことになったり険悪になったり、という部分もちゃんと正夢になってしまう。ここも、どうってことのない仕掛けなのに、実にいい。好きな人が夢に出てくるってな、平安時代だかの歌が冒頭の授業中に出てきたところが思い出されて、こっ恥ずかしい。
で、マリアはいまでもダークラヴァーズから距離を置いていたらしくて、一人だけブラックビューティーシスターズの二人に近づいている。そんなわけで、今回もマーメイドプリンセスの4人とのからみにひとひねり入るのだけれど、たいしたことはなかった。あと、今回は波音とリナの前に、お姉さまが後ろから抱きついてミミの乳を触りながら出てきたのでまいった。
台詞1。
ミミ「掃き溜めには鶴。深海にはブラックビューティーシスターズ。……うふふっ」
シェシェ「黒い情熱、受け取ってくださる」
波音「ああん」
リナ「波音、ここは逃げるぞ」
波音「ええ」
(「黒の協奏曲」前奏) 黒姉妹「イッツ、ショーターイム」
(歌唱開始)
台詞2。
るちあ「あなたたちの勝手にはさせないわ」
シェシェ「お前はピンク真珠の」 ミミ「マーメイドプリンセス」
波音とリナ「るちあ」
るちあ「波音、リナ。二人とも行くわよ」
(「Kizuna」伴奏のみ、3人の二段変身)
るちあ「主役を乗っとる不埒な姉妹には、ぴちぴちボイスでお清めよ」
(歌唱開始)
台詞3。
(「Kizuna」間奏)
かれん「まったく、世話の焼ける子たちね」
るちあ「よし、みんな。もう一度行くわよ」
3人「ぴちぴちボイスでライブスタート」
(歌唱開始)
「黒の協奏曲」の演奏を聴かせたまま、るちあと海斗のやりとりを見せて不安な予兆を描いているのがもうたまらん。もう死ぬ。もうなんか出ちゃう。曲がたくさんあるってすごくいい。もっと、もっとだ。
頭痛の中で「少女椿」を見つけた。
早く帰ってるちあちゃんが観たいのに、「ぴちぴちピッチ」の10巻が観たいのに、今日は職場の飲み会ですってよ。わたしの異動の歓迎会も兼ねているから、行くしかないじゃないか。
ぴちぴちのDVDは、いま出ているのが11巻までだ。9巻まで観終ったので、来週あたりには枯渇する。その次の週あたりに12巻が出て、来月が13巻だ。
今年こそはと待っているのである。まんが大会でぴちぴち人気がやってくるに違いないと待ちつづけて、もう1年経った。「東京ミュウミュウ」は興行としてはいまひとつだったようだけれど、二次創作ではそこそこ人気があった。ただしエロい方面の。
「ぴちぴちピッチ」ではこれがまったく逆になっている。やっぱり主人公の声が低いとおっきいおともだちはハアハアできないんだろうか。こんなにエロいのに。でも、おもちゃが売れているから番組が続いている。わたしはもうおもちゃを買うことはなくなってしまったけれど、るちあちゃんが歌うゲームで遊びたくて、任天堂の「ゲームボーイアドバンス」を買うべきかどうかで悩むのである。どうしたものか。
あなたのことが好きな人が誰か分かるらしいぞ。
あずまさんさんは【隣のクラスのデブ】に想われて好かれています!
ははは。誰やねんっ。
●隣のクラスのデブに想われているあなたは、勤勉、実直なタイプ。大胆な行動はほとんど取らず、基本をはずさず、一歩一歩進んでいきます。浮ついたことが嫌いでまじめなので、周りからは信頼できる人と思われています。つまずくと、考えすぎてしまうところがあります。そういう時は気分転換をして、一度問題から離れてみると、妙案がわくでしょう。
勤勉じゃないなあ。でも、本当はもっと踏み外したいのである。
●あずまさんさんにもうすぐ出来るのは…弟です!
ぎゃはは。ホンマですかっ。ホンマですかっ。ぼくもついにグランスール(お姉さま)と呼ばれる日がっ。はー。少年少年ー。
ああ。いまごろ酒が回ってきたようで頭が痛い。
なんだかエラいものを見つけてしまって気が気ではない。10年ばかし前に丸尾末広のまんが「少女椿」がひっそりとアニメーション作品になって公開されていた。それはきっとおどろおどろしいものであったに違いない。観るだけでもひと苦労だったに違いない。わたしがこの作品のことを知った(Tinamix)とき、もうひとつの事実を知った。
2002年9月25日に、また上映されていたのであった。うわああ。わたしは、さっきのTinamixの記事を読みながら筆者にメールを書きはじめていた。どうやったらこの作品を観ることがかなうのかが知りたかった。そして、並行してwebで「少女椿」について調べていて、見つけてしまった。「秘密結社少女椿団」ができるかぎり秘密を守る方法で再演していて、もう二度とは演らないんだそうである。こりゃ驚いた。書きかけのメールもゴミ箱行きである。
ところがアナタ。フィルムをどこから掘り出してきたのか、また演るという人が出てきた。「魂のアソコ祭」というすごい名前の自主製作映画の会合で演っちゃうらしい。こりゃあ行くしかない。そして切符を手に入れるため、電話で「魂のアソコ祭」の名を叫ぶしかない。
万策尽きる。
まだ頭が重い。昨日はおとなしく早く寝るべきだった。水をたくさん飲むべきだった。
先日の、日本に輸出できない音楽レコードの件についての分析(owner's log by Kentaro Takahashi)がある。
Parasol Recordが日本には輸出できないと回答したのは、もちろん「レコード輸入権」の施行前に勝手に行使したのではなくて、会社間の契約上の話である。でも、「日本に対して輸出させたくない」という意思がこの世のどこかにあることと、本当に「日本に輸出してはならない」と明記したレコードが世に出たという事実は変えようもない。
お。読売新聞がプロ野球団再編について大きな記事を載せた。6ページにまたがってパ・リーグの経営難だとか1リーグ制だとかについて書いている。いやあ、ここまでできるなんてさすが読売新聞だ。珍しくほめている。本当です信じてください。渡辺会長。
なんだかパ・リーグの球団をさらに減らして、セ・リーグとパ・リーグを統合するしかないように持っていきたいようだ。だから大騒ぎなのである。わたし自身は1リーグ制でいいんじゃないかと思っていた。そんなにパ・リーグが人気がないというのならば。
で、6ページにまたがった気合いの入った記事を読んでみた。したらば、パ・リーグに人気がないなんてとんでもない。1994年以降、パ・リーグの集客数は年間860万人から1,010万人の間を推移していたという。で、セ・リーグはというと、年間1,220万人から1,350万人の間だと書いてある。これのどこが大きな差なのか。わたしは、パ・リーグというのはセ・リーグに対してひと桁(1/10)、いやそれは大げさだ、半桁(1/3)ぐらいの差をつけられているのだと思っていた。
なんでこれをもって、
万策尽きた「パ」
とか、
球界再編待ったなし
だとかいう大げさな見出しにつながるのだろう。
プロ野球興行というのは、たかが3割ほど客入りが悪くなっただけで経営が極端に悪化するのであろうか。これが致命傷になるほど薄利多売な商売にはとても見えない。粗利は大きいのである。客が入らないなら給料を減らすなり、家賃の安いところへ引っ越すなりすればいいじゃないか。それに、セ・リーグにも人気の球団とそうでない球団があるだろうから、あやうい球団がありそうだ。
いやいや。分かってますよ。問題は観客の数じゃなくて、TVに映る回数がパ・リーグは少ないってのが経営難の原因なんでしょ。あと、粗利益率は高くとも、大きな球場を抱えて固定費が大きくなりそうなのが問題っぽい。なんだかこうなってくると、観客の数なんか問題じゃないような気がしてきた。経費を削りに削って、草ぼうぼうの球場では駄目なんだろうか。人工芝より楽しそうでしょ。
まあ、儲からないのは事実なので、経営から去りたいというのなら去ればよろしかろう。プロ野球団が儲からないのは周知のことで、高価な看板としての価値があるのだ。ところが、買収したいという会社があらわれても無視をするし、球団の命名権を売りに出したいと提案をすると他の球団の「オーナー」たちがつぶしてしまう。こんなので「万策尽きた」なんて書くほうも書くほうだし、経営のやりかたもどうかしている。
さて、1リーグ制自体はやりゃいいのである。やればよろしい。観たことのない試合が見られるのはいいじゃないか。ただ、わたしは外野だからそれでもいいけれど、どの球団がなくなるのかも明らかにしないのはまずいように思われる。自分の好きだった球団が突然なくなってしまっては、これからもプロ野球を見てくれるとは限らない。経営者は自身たっぷりなだけのアホなんじゃないかと思われてしまう。
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」第33話「遊園地騒動(パニック)」の巻。
あらすじ。近所に遊園地ができた。その名も「シーパーク」が、ある日突然どかんとできた。チラシを持参すると無料でご招待である。るちあは海斗と行きたくてしょうがない。波音は海月と行きたいわけである。シーパークは水妖の罠なんじゃないかと渋るリナであったが、二人がものすごく楽しみにしているので言いだせない。
感想。ぶ、ぶはー。ダブルデートとはまたこっ恥ずかしい。ずうっとあたりを警戒しているリナに、るちあは自分のせいなんじゃないかと心配するのだけれど、そのるちあを見て海斗がリナに言ってやるんであるよ。るちあを心配させるんじゃないと言うんであるよ。ああもう。おまいさんたちのラヴさ加減はもうたまらん。最後に「もっとあたしのこと怒って、うーんと心配して」なんて言う。ああ。るちあは馬鹿だ。もう、そこから飛び下りたくなる。2階から飛び下りてポリカーボネイトの屋根を突きやぶって乗用車の車体に激突したくなる。そして車の上で一晩を明かして、明日はまた仕事です。さわやかな夏の朝です。
黒姉妹。ブラックビューティーシスターズが早くもアホの病にかかっている。「楽しいことが大好きなマーメイドプリンセスは必ずシーパークにくる」んだそうである。ダークラヴァーズとやってることが変わりやしない。でも、遊園地を作ってしまうなんてすごいのである。意味もなくヘリコプターで姉妹が登場したりするからすごいに決まってる。シェシェがミミのあごに手をやると、ミミが赤面するからすごい。無防備に身を任せるからエロい。このときのミミの息遣いが聴こえてきて、戦いを前にした高揚感と合わさってエロい。ちゃんとシェシェの指先が動くからエロいに決まってる。なんだか見覚えのある絵で、こんな絵までバンクになっているなんて、やっぱり「ぴちぴちピッチ」は期待を裏切りません!! はー。好きすぎるー。
台詞。
シェシェとミミ「あはははは」
(3人変身シーン。変身シーンの曲)
シェシェとミミ「あはははは」
シェシェ「このシーパークごと、マーメイドプリンセスを飲み込んで、ガイトさまのもとへ運んであげるわ」
ミミ「ほんとだよねー。はーん、ゾクゾクしちゃう」
るちあ「そんなことはさせないわ」
(「Kizuna」伴奏のみ)
るちあ「みんなが楽しむシーパークを卑怯な罠に使うなんて、ぜったいに許せない」
シェシェ「マーメイドプリンセス」
るちあ「あなたたちの思いどおりになんかさせないわ」
3人「ぴちぴちボイスでライブスタート」
(「Kizuna」のまま二段変身。そのあと冒頭より歌唱開始)
あいかわらず変身シーンが長い。バンクの絵の多さはただものではない。「セーラームーン」や「おジャ魔女」でこんなことをやったら、冗談としか思えなかっただろう。なのになのに。ぴちぴちではこれが平気なのである。バンクも種類をたくさん揃えたらそれっぽく見えるんじゃないか。絵に合わせて音をいちいちいじっているのもよい。
あわびの妖精。
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」第34話「アウリの日」の巻。
あらすじ。あわびの妖精のアウリス・マリス、人呼んでアウリがタキを訪ねてパールピアリまでやってきた。アウリは占い師を目指していて、先輩のタキに教えを乞うているのである。前にるちあの居城まで訪ねてきたときに城を破壊されそうになったことがあり、るちあとヒッポは大変に恐れている。タキはアウリの修行のために課題を出す。ちょうど通りがかった水妖のエリルとユーリは、課題につき合ってやる。
感想。これまた話の筋にとってはどうでもいい話。もう全編にわたってこの破壊少女のお話なのである。あやしげな魔法のアクセサリーを売り込むときに、「願いがかなう、かもしれない」なんて何度も言っちゃうのがすごい。台詞がしつこくなろうとも、嘘をつかないからすごい。なんだかよい子ちゃん向けなのか、わざとへんてこにしているのか微妙なところだけれど、かわいいので許す。声はなんだか「ぷにぷにぽえみぃ」の小林由美子もかくやというへんてこっぷり。
うははは。冒頭でアウリが「太陽の楽園」の鼻歌を歌っていると思ったら、声が神戸みゆきだー。で、最後には「大きな旅に出る」と言い残して去っていく。ぴちぴちのくせにこんな仕掛けを入れるとは。
さて、どうでもいい話なのでもう遊びまくりである。倒れている人間形態のヒッポにユーリが抱きついちゃう。そして無防備な少年を押し倒しちゃう。押し倒される少年の、立てたひざがエロい。ここでハアハアするなんて、ぼくはなんて罪深いのでしょう。で、ユーリとエリルはアウリといっしょになって黒真珠を探すのだけれど、エリルはあっさりと、
「幸せを呼ぶ黒真珠が見つかったら、どんな恋でもかなうんだって。ユーリはアンタのためにそれを探してんのよ」
なんてヒッポに向かって言っちゃうからすごい。もうすっかり周知の事実である。これのどこが許されざる恋なんだー。で、ちいとも戦いの予兆なんか感じさせないのに、ちゃんとブラックビューティーシスターズは歌いにやってくるし、マーメイドプリンセスも歌で応戦する。本当にどうでもいい話だった。こういうどうでもいい話でこそ馬鹿さ加減が活かされる。
台詞1。
シェシェ「あら、ユーリとエリルのあとをつけて張っていたら、マーメイドプリンセスがあらわれたわ」 ミミ「ほんとだよねー」
るちあ「ブラックビューティーシスターズ」
(変身のテーマ曲。3人の変身シーン)
シェシェとミミ「イッツ、ショーターイム」
(「黒の協奏曲」前奏省略。すぐに歌唱)
台詞2。
アウリ「やばっ。ちょっと長く煮すぎたか」 (爆発音)
ミミ「ああああ」
シェシェ「なに、地震」
るちあ「いまよ、波音、リナ」
(「Kizuna」伴奏のみ。3人の2段変身開始)
シェシェ「しまった」
ミミ「いやああ」
3人「ぴちぴちボイスでライブスタート」
(「Kizuna」冒頭より歌唱開始)
戦いのあと、シェシェの「覚えていなさい」という捨て台詞に感情が強く入った。もっと冷酷非情じゃなきゃやだやだー。
「黒の協奏曲〜Concerto〜」を歌える日がくるとは。
ぼくは歌いたくて歌いたくてしょうがないのであった。カラオケ屋さんの「JOYSOUND」端末でぴちぴちピッチの曲が多数歌えるのだという。もうたまらねえ気分で梅田に行く。ハアハア。
で、はじめて一人で店に入る。土曜の昼間はなんだか静かな店内である。店の外にJOYSOUNDののぼりが立っていたのに、入ってみたら「DAM」だった。ぎゃふん。ぴちぴちの曲は神戸みゆきの「太陽の楽園〜Promised Land〜」しかないじゃないか。そのまま1時間。案外すぐに過ぎる。あと、オレンジジュースがおいしかった。
2軒め。こんどは店員さんに「JOYSOUND」であることを確認した。ハアハア。すごいです。リモコンがすごいです。「マーメ」ぐらいまで入力すると「マーメイドメロディぴちぴちピッチ」が勝手に検索されて出てくる。これを選んでやると、その下の階層を走査してどばどばと曲が出てくるのである。10曲ぐらい出てくる。こいつを上から下まで片っぱしから歌う。そんなこんなで1時間半はすぐに過ぎる。あと、オレンジジュースはおいしくなかった。
で。あらためて「ぴちぴちピッチ」の曲は難しいと感じる。
「太陽の楽園〜Promised Land〜」(神戸みゆき)は、「祝福の鐘がなった」とか「Dear my songs」といった、音が低くなっていく部分の歌いかたがよく分からない。「Rainbow Notes♪」(神戸みゆき)は歌詞の切りかたが自然じゃなくて難しい。
「Legend of Mermaid」や「Super Love Songs!」(中田あすみ、寺門仁美、浅野まゆみ)といった、戦闘時のマーメイドプリンセスの曲は、何度も何度も聞かされるうちに覚えてしまっているから簡単なように思いたくなるが、そんなことはない。お嬢さんたちは声が高いのである。
「黒の協奏曲〜Concerto〜」(土屋実紀、下屋則子)は、ぴちぴちで最強に難しい曲。歌ってから分かった。声の高い部分ではシェシェが、低い部分ではミミの声が映えるようになっているのだ。こういうのが交互に入っているので音は高くなったり低くなったりするのだけれど、一人のあたくしは姉妹となり得ず、誰も助けてくれない。
あと「早送り」機能があり、早口で歌って遊ぶ。
歌いに出ていく前に、京都の「Art Complex 1928」に電話する。「魂のアソコ祭」の「少女椿」の上映があるほうの公演を予約する。券の引き渡しは当日に受付で名前をいえばいいらしい。こういうのは小さいイベントではよくある。過去に上映されたときに比してえらく素直なのが気になる。罠はどこにあるんだ。
あと、セーラームーンの薄くて高い本「ちびうさ桃尻調教」(Daisy Rabbit/香原果林)が届いていた。
一人歌会の場所を探し求めて歩き回る。狭義でいうところの「風俗店」がたくさんあるあたりに迷いこんで、なかなか出られない。まだ昼間なのでこういう場所には人がいない。いつまで経っても風俗店。ぐるぐる回って風俗店。派手な看板を見たり、崩れ落ちそうな古びた建物のを通りぬけていくと心が洗われるよう。カメラを持ってこなかったのが残念。
「コスプレ焼肉」の店の前を3回ぐらい通ったり、途中でラーメン屋さんで食事したりする。
ゲームセンターで「太鼓の達人6」で遊ぶ。
昨日から、パワーアンプの前段の古いアンプを通さないようにした。入力切り替え機とアナログレコードの信号増幅用なのだけれど、CDを使うときは入力切り替えだけを使うことになる。
で、これをすっ飛ばしてCDの音を直接パワーアンプに入れてみたら、さらに音が分厚くなった。いままで聴いていたのはすき間だらけの音に思える。入力切り替えがないのは不便だけれど、これじゃあもう戻れないなあ。
来週は幕張である。
さて。さてさて。わたしのるちあちゃん熱が高まってきたところで、見つけてしまった。「ぴちぴちピッチ」の3人組の声の人たちが幕張にやってくるわけである。「講談社スーパーキャラクターフェスティバル2004」に行くしかない。ほかの選択肢なんかない。
だって、だって。マーメイドプリンセスの中の人が大変なこと(eg)になってるんですよ。もう母と娘のような3人が恥ずかしい格好をしているのである。きっと今回も大変なことになっているに違いないのであるよ。ハアハア。
「東京ミュウミュウ」のお嬢さん5人組「ミュウファイヴ」を3年前に観に行ったときは、せらみゅを観るという用事もあった。今回はマーメイドプリンセスの人を拝むだけのために大冒険である。今年は出費がずいぶん減ったと思っていたけれど、そうでもなかった。
ファミリーマート。7/28と9/05のせらみゅの券と、8/14のサクラ大戦の券を引き取ってくる。やっぱり操作で迷う。
みどりの窓口。7/17の東京行き夜行バスの券。
エクスプレス予約。7/18の帰りの新幹線の予約。
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」第35話「悲しみの曲(メロディー)」の巻。
あらすじ。波音は海月が過去に出会ったマーメイドがかれんのことだと思っていた。波音はかれんに向かって海月から手を引けと言い放つ。しかしかれんはインド洋に行ったことはないし海月のことも知らない。海月に直接聞いてみたところ、問題のマーメイドとは8年前にインドを旅していたときに何度も出会ったインド洋のプリンセスなのだという。
感想。インド洋の姫さまは沙羅(植田佳奈)という。ついに名前が出た。さて、CD「ジュエルボックス2」に入っている沙羅の歌「Return To The Sea」が気になっていたのだけれど、こんなふうに使われるとは。いかにも劇伴音楽という感じで、後半で曲の調子が大きく変わる。このときの彼女の絶頂っぽいもの(たとえば、「セーラームーン」の変身シーンで見せるエロい表情のような)に合わせてすごいことが起こる。もう海斗の額からビームどころの騒ぎじゃない。大津波を打ち砕いてしまう。津波は海辺の演奏会場だけをよけて、街が全部飲まれそうな気もするけれど、「ぴちぴちピッチ」でそんなことを気にしちゃ駄目だ。
「海でちょっと見かけた」ぐらいのものだと思っていたのだけれど、海月と沙羅の関係はかなり進んじゃってるっぽい。いやはや、海の住人にとって音楽の効果はすごいのである。沙羅は、日本に帰ってしまった海月に捨てられたと思っているらしくて、大変に怒っておるのである。そうかそうか、それでガイトさまに走っちゃったのか。最近ガイトのそばにいるヴェールの女と、海月の言うマーメイドが同じ人物だと分かったのだから、今回はものすごく重要な話だ。
台詞。
シェシェ「来たわ。見事な大津波」
ミミ「ほんとだよねー。ゾクゾクしちゃう」
(変身シーンの曲。3人の変身シーン)
シェシェとミミ「ああっ」
ミミ「マーメイドプリンセス」
波音「太郎ちゃんのコンサートを邪魔するなんてぜーったいに許さないんだから」
(「Kizuna」伴奏のみ。3人の2段変身)
シェシェ「し、しまった」
ミミ「どうしてここにマーメイドプリンセスが」
3人「ぴちぴちボイスでライブスタート」
(「Kizuna」歌唱開始)
今週の黒姉妹。ぐわあああ。マーメイドプリンセスの歌に悶絶するところが今回かなりエロい。シェシェとミミの抱きつき加減がまた。そのときの動きと声が、もう、えろアニメ作品みたいだ。顔のアップになったときの表情もいい。朝8時のアニメでどこまでやれるんだろう。
体外受精説。
なんとなんと、今回の健康診断は心電図があるのである。あの乳首がくすぐったくて心拍数がきっと変わってしまうアレが、久しぶりにやってきた。
さらに検便もある。採血もある。なんだか聞いたこともないような検査項目もある。ああすごい。30歳に近づいてくるとすっかり成人病予備軍扱いで、かなりのサービスなのである。次にこんな豪華版の健康診断を受けるのは5年後なので書きとめておくことにする。
いやいやいやいや。検便なんてはじめてであるよ。直径8ミリメートルぐらいの筒の中に、細い棒が挿しこまれている。棒の先端には小さなブラシがあり、この部分は無色透明な液体の中に沈むようになっている。棒をいったん引き抜いて、先端のブラシに検体を付着させる。また筒の中に入れて、ねじ回しの要領でしっかりと固定する。これで保存液の中に検体が採取できるという寸法である。
こんなわずかな量の検体を、しかも保存液の中に溶けちゃっている状態で検査するのか。うーん。こりゃあハイテクだ。これ1本で2,000円ぐらいしそうだ。これが、なんともう1本ついてくる。明日も採取するのである。だから今日の検体はどこかに置いておくことになる。うーん。こっそり職場に置いておこう。
「1.0mmピッチ」(いちみりピッチ)と「ぴちぴちピッチ」って似ている。
「1.0mmピッチのソケット」とか「1.0mmピッチのIC」とか、そんな言葉が聞こえてくるたびにわたしは必ず「ぴちぴちピッチのソケット」とか「ぴちぴちピッチのIC」という具合に聞き間違えて、さらに本来の意味に翻訳せねばならないのである。最近は「ピッチ」って聞こえてくるだけでなんだかおかしな気分になる。「1.27mmピッチ」(いってんにーななミリピッチ)とか「ピッチ調節機能」とか「硫酸ピッチ」とか書いてあるのを見ただけで、ぼくはもう。ああっ。
昨日は参議院の議員の半数を改選する選挙であった。
自民党と公明党は現状維持、民主党は議席を増やして逆転、その他大勢ははなかく消えていった。さて、比例代表については民主党はすでに自民党に3割ほどの差をつけている。でも、小選挙区では逆転して、合計するとたいした差ではなくなっている。読売新聞の「出口調査」が年齢別に調べてくれているのだけれど、大雑把に見るとすでに民主党は自民党に3割ぐらいの差をつけている。比例代表の結果に近いものと思われる。
それでも、自民党が小選挙区の強さで追いつくことができるのは、田舎で強い自民党の議員をたくさん送り出せるような選挙制度になっているからだ。それがはっきり分かったと思う。だから民主党が自民党に圧倒的な差をつけて勝つことは今後もないであろう。しかし、ちょっとだけ上回ることならできることが分かった。これをあと何回か続けることができれば民主党は与党になるはずである。
民主党の当面の使命は、与党となって選挙制度を自民党に不利なように、そして自分たちに有利なように変えてしまうことである。「定数是正」だけはやらねばならない。自民党が勝てない体制を作ったあとにどうするかは、これから考えていけばよろしい。わたしは民主党はあんまし支持しないのだけれど、だからといって「投票したい政党がない」なんて馬鹿なことを言っちゃいけない。
わたしは共産党にも民主党にも投票する浮気もので、こだわりはない。
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」第36話「愛(いとし)のベイビー」の巻。
あらすじ。るちあが家事をしていると、パールピアリの庭を赤ちゃんが這っているのを見つけた。近所の人に聞いても赤ちゃんの身元が分からない。これは一大事と、買いもの中のにこらとタキに電話で聞いてみると、すぐに戻るからそれまで面倒を見ているようにという。3人で面倒を見ていたが、波音もリナも用事があると言って出かけてしまう。
感想。赤ちゃんの話もあるのか。もう、なんでもありである。誰も赤ちゃんの扱いを知らないというのが珍しい。もう危なっかしいったらありゃしない。この赤ちゃんは、人間の目をあざむく仮の姿で本当はさんごの妖精なのだけれど、本当に赤ちゃんだったらエラいことである。もうすごい。水妖の4人組も赤ちゃんのあやし方が分からなくて、イズールのでっかい水の龍に乗せてぐるんぐるん空を飛ばしたりする。実に下らなくてよいのである。
さて。さてさて。るちあちゃんの「あたし、海斗の赤ちゃん産もうかなー」という台詞のためにこの話があったといっても過言ではありますまい。驚いた海斗が飲みかけたジュースを口からぶはーっと吹き出してしまうのだけれど、もうナニかあったのでありましょうか。で、なにごともなかったように「あらら、赤ちゃん眠っちゃってる」と、話題を打ち切ってしまうあたりの軽々しさも面白おかしいところだけれど、同時にるちあちゃんはそこいらへんの機構を分かっていないらしいことが分かる。
あと、水妖は「赤ちゃん」を知らない。赤んぼうとは産まれたての人間である、という知識しかない。やっぱり、マーメイドの姫さまも水妖のみなさんも、魚だから人間とはそこいらへんのしくみが違うんじゃないかと思うんである。前々から思っていたけれど、やっぱり、すでに指摘されているように「体外受精」なんじゃないだろうか。だから、るちあちゃんはあんまし深く考えないんじゃないか。で、子供は卵からたくさん生まれてきて、大多数が捕食者の餌となり、残りのわずかの個体が運よく大人になる。……みたいなことを考える。
するってえと、姫さまもにこらお姉ちゃんもダークラヴァーズも、子が親の多大な援助を必要とする人間のように「母親の愛情」みたいなことを論じている余裕なんかなくて、まだ若い彼女らは自分が食っていったり、つがいの相手を探したり、上官の命令で戦いに出たりするのに精一杯なんじゃないか。
そう納得しかけたけれど、タキさんは唯一、るちあちゃんに「子育て」というものに触れさせようとしている。「あこや貝」の妖精が子供を育てるんだろうか。「一国をあずかるプリンセスなのだから、それぐらいのことはできないとね」と言っているのは、どう解釈したものか。子育てが一般的なのかもしれないし、ただ単に困難を切り抜けよという意味なのかもしれない。この前はアワビの妖精の面倒を見ていたけれど、アウリはそこそこ育っているので、勝手にやってきて勝手に大きな旅に出てしまった。
それにしても家族というものがまったく描かれない作品である。ここまで徹底しているのは珍しい。だから、1話だけこういう話を入れたのかもしれない。これだけ「ぴちぴちピッチ」にはえろえろ要素満載なのに、ぜんっぜん薄くて高い本に描いてくれないのはなぜなんだ。
台詞1。
(「黒の協奏曲」伴奏)
シェシェ「これはこれはピンク真珠のマーメイドプリンセスさま」
ミミ「ほんとだよねー。探す手間が省けたわね、シスターシェシェ」
るちあ「ブラックビューティーシスターズ。まさかあんたたちが赤ちゃんを」
ミミ「赤ちゃん?」
シェシェ「さあ、いったいなんのことかしら」
ミミ「そんなことより、さっさとこいつをガイトさまのところへつれて帰りましょうよ」
シェシェ「そうね、シスターミミ」
るちあ「……っ」
シェシェとミミ「イッツ、ショーターイム」
(「黒の協奏曲」歌唱開始)
台詞2。
(「黒の協奏曲」歌唱)
るちあ「ここでやられるわけにはいかない。赤ちゃんを探さなくちゃ」
るちあ「ああっ」
リナ「そこまでだ」
るちあ「あっ」
波音「こんどはわたしたちが相手よ」
るちあ「波音、リナ」
(「Kizuna」伴奏。3人の2段変身開始)
3人「ぴちぴちボイスでライブスタート」
(「Kizuna」歌唱開始)
今週の黒姉妹。去りぎわに「あの3人、ペンダントで呼び合っているようだね」というミミの台詞があった。まったく意味もなく登場したわけではなさそうだ。しかし「ぴちぴちピッチ」なので、やっぱり意味はないのかもしれない。
幕張は遠い。
近鉄の保有するプロ野球団は毎年30億円の赤字を計上しているという。で、例のライブドアの社長が「身の丈にあった経営をしていれば、そんな数字が出ることの方がおかしい」と言いきった。すげー。彼なら「2年間で黒字化させる」そうである。
検査の前は食事をとることができない。検査は夕方なので昼食を食べられないのである。うううう。
血液検査があった。血を抜くのである。注射器を腕に射して、その尾部から無色透明な容器を挿しこむ。すると、容器の先端の弁のようなところから赤い液体が吸いこまれていく。で、また容器を引き抜いて、次の容器を挿しこむ。すると、また赤い液体が勝手に容器に溜まっていく。先端の弁にすごい仕掛けがあるんだろう。気密を保つために容器をしっかりと固定する、というような操作はみられない。容器を挿しこんで、血が溜まったら簡単に引き抜いてしまう。
久しぶりの心電図である。クリームを胸部につけるときにちょっと笑いそうになった。あと、電極がくっついている自分の胸がどんなことになっているのかをのぞこうとして首を起こすと、動かないようにと注意された。前回に検査したときよりずいぶん時間が短くなっている。もう、わたしは心電図では動じなくなったということだろう。まことに残念なことだ。
眼球の写真も撮った。眼球の奥の血管を調べるといろいろ分かるらしい。
あと、ここ数週間ぐらいで体重が3Kgぐらい減っていた。寝ているあいだに干からびている。
7/24-25の「東京キャラクターショー2004」の2日めに「花右京メイド隊」の人たちが来るのか。はわわわ。見なかったことにー。
10時に幕張の会場に入るのって大変なのである。3年前に行ったときは7時半の飛行機に乗っても、会場に入る前の行列が長くてちょこっと遅刻してしまった。もう、こうなったら幕張とお台場と浜松町のうちのどれかに住むしかない。見なかったことにー。
薄くて高い本。ぴちぴちの本「ドンブリガホウNo.01」(丼部屋/Donkey)が届いた。
あと、中田あすみの写真集「あすみ」も届いていた。さすがに新品は手に入らず、古本。
パンダパンだー。
プリキュアの中の人が来るといえば電線屋は飛びつくと思ったのだけれど、講談社のイベントには仕事で行けないらしい。(訂正2004/07/19。プリキュアの中の人が来るというのは筆者の誤解。出演はプリキュアKids、五條真由美、着ぐるみのプリキュア、着ぐるみのピーサードとケーキのザケンナー、司会のおねいさんであった)
帰ってくるとAmazonから荷物が届いていた。
DVDが「マーメイドメロディぴちぴちピッチ」[12]、寺門仁美「まんぼう。」の2点。あと、寺門仁美のDVDと同じ題名の写真集。
ぴちぴちの12巻はちゃんと発売日に届いた。Amazonで予約すると2割引きなのである。あと、中田あすみの昔の写真集に引き続き、寺門仁美のDVDと写真集を買ってしまう。「鋼鉄天使くるみpure」から、もう2年経った。それはそうと、くるみpureの8巻だけ持っていないという、思い出さなくてもいいことを思い出してしまった。どうしよう。
「マーメイドメロディーぴちぴちピッチ」第37話「噂の二人」の巻。
あらすじ。愛の奇跡が起こっちゃうという伝説の腕輪「マーメイドビーズ」があるという。そんな話をしていた矢先、おばあさんが大昔にマーメイドから借りたという腕輪を、街で落としてしまった。腕輪は水妖のユーリから、学校の先生、野良猫と次々と持ち主が代わり、えらい騒ぎになる。
感想。マーメイドビーズを手に入れようとするあまり、結局るちあは海斗の機嫌を損ねてしまう。おばあさんも、腕輪を手に入れたときに1つめの奇跡は起こしたものの、恋のほうは上手く行かなかった。わざとらしいほどの事件を重ねて、奇跡を起こすには努力がいるんじゃないかと問いかける。
だがしかし、そんな文部省検定済教科書みたいな感想を書いている場合じゃないのである。この話の最も大事な部分は「パンダパン」である。調理実習でパンを焼く。ここで、リナ姐さんがパンダをかたどったパンを見せて「パンダパンだー」と言う。すごくうれしそうに「パンダパンだ」である。ここ数回のリナ姐さんがかわいくてしかたがない。
ユーリがるちあの学校の制服を着て潜入している。これって結構すごいことである。もう水妖はすぐそばまで迫っているのである。そして、学校なんか行ったことのない水妖は、最終回に向かってすげえ勢いで人並みの青春を送ったりなんかするわけであるよ。なんて暑苦しい冬でありましょう。でも「ぴちぴちピッチ」なので、あんまし意味はないのだろう。ユーリはヒッポさまにラヴすぎて潜入調査どころではないのである。
台詞。
ユーリ「ゴリラに追いかけられるわ、腕輪は落とすわ、まったくむかつきますわ」
るちあ「そこまでよ、ユーリ」
ユーリ「あっ。……げげっ。マーメイドプリンセス」
るちあ「けがらわしい旋律はノンノン。ぴちぴちボイスでお清めよ」
(「夢のその先へ」伴奏のみ。3人の2段変身)
3人「ぴちぴちボイスでライブスタート」
(「夢のその先へ」歌唱開始)
1リッターあたり11Km。
いつもの電車にいる2人組はいつもしゃべっている。その片方がほとんどしゃべっている。
いつも無理に出しているような濁った声をしていて、ときどき声が裏返るのでいらいらする。「みんみんみん」とか「ここに骨盤があるから、目を合わせてはいけない」だとか、なにを話しているのかさっぱり分からなかった。しかし、今日の会話はわけが分からなさすぎて、もっと知りたくなった。常時話すことがあるってすごい。
最近流行のでっかい車は燃費が悪くて、フォードの2004年モデルの平均の燃費は1リッターあたり9Km強だという。
燃費の悪い大型の乗用車を、蓄電池を積んだハイブリッドカーにしたものをフォードが作った(Hotwired)わけである。ハイブリッドの効果のほどは書かれていないのだけれど、この記事の最後の、同社初の乗用車「モデルT」は燃料1リッターで11Kmを走ったという記述にたいへん驚いた。モデルTっていったらアナタ、教科書とかにも載っている「T型フォード」じゃないか。
わたしは、わたしはですよ、マチコ先生の本名が「麻衣マチコ」だということに衝撃を隠せないのである。そうか苗字があったのか。
胸囲94cm、好きな食べものは「カレーうどん」、持っている下着は60枚。なんだか微妙にリアルである。「マチコ先生のまいっちんぐ出席簿」で調べてみたらば、最近にもマチコ先生は連載されているらしい。知らなかった。長谷川町子〜イェーイェーイ。
本が1冊。「中田あすみ写真集Fairy Blue」が届いていた。やっぱり新品は手に入らず「未開封品」であった。
流通上の大人の事情で生まれた新古品で、新品と区別するために、下部の裁断面に赤い線が引かれている。これを人呼んで「赤本」という。どうして素直に新品として売らないのか。再販制度があるせいで在庫の処分が難しくなっているのだろうという想像はつく。わざと本を劣化させて、中古品として安く売るのであろう。
まあそれはそうと、寺門仁美のDVDがかなりやばい。かわえー。
コンパイラのバグだ。
わたしは、こういうときになんと言えばいいのかを知っている。「これはコンパイラのバグだ」と。今日だけで体重が2Kgぐらい減ったんじゃないだろうか。もう暑いわ遠いわで。こんなあやしげな部分が残っているからこそ、われわれはまだ食っていけるのである。
ああしまった。体重を測る前に晩ごはんを食べてしまった。鍋で煮込んだうどんを汗だくになって食べる。
ぎゃあああ。「マリア様がみている」だって。TMAから8/20に出るらしいえろビデオの題名がエラいことになっているわけだけれど、その写真もエラいことになっていた。
最近「ぴちぴちピッチ」のDVDを観ているか、そうでないときは「ぴちぴちピッチ」のCDを聴いている。もうこれ以外やっていないということに気がつき、2週間前に買ったまま聴いていなかったFrançois HardyのCDをいまごろになって聴く。
もう、いますごいテンションである。中田あすみと寺門仁美の写真集まで買っちゃうほど。ハアハア。明後日は幕張まで追っかけていく。それから3週間ほどしたら、こんどは有明でまんが大会だ。もう今年こそ、このすんばらしく抱腹絶倒なアニメ作品の薄くて高い本が持って帰れないほどたくさん出ているに違いない。ああ違いないさ。
20倍は甘くて辛い。
何日か前に辛いカレーが食べたくなり「LEE」(江崎グリコ)の「辛さ20倍」を買ったのであった。で、食べてみたらばあんまし辛くない。
ずいぶん前の「激辛ブーム」のとき、まだ小学校に通っていたころのわたしは、「LEE」の10倍を辛いのを通りこして苦いのだと思った。それでも、辛いものを食べたということがうれしくて、とても辛いという感想を触れて回った。しかししかし、こんど食べてみたらばあの衝撃はどこへやら、甘いのである。年を経てわたしの好みが大変なことになってしまったのか、「LEE」がだれでも食べられる商品に変わってしまったのかは、もう分からない。甘くて辛い、ありがちな辛口カレーとしか感じられない。
とてもがっかりしたので、今日は「30倍」を買ってきた。もう牛肉の角切りも買ってくる。これを炒めて入れてみよう。さて、家に帰ってくるとごはんがない。じゃあ炊かねばなるまい。米びつを見ると米がない。うわあああ。30倍は延期である。
半年ぐらい前に修理したビデオデッキがまた動かなくなってしまった。そんなわけでビクターの人が来た。
動かしてはいけない部品はゴムの板をはさんで固定して、動かしてもいい部品はさっさか外していく。こりゃあ素人には真似できない。回転ヘッドの角度を調整する機構が動かなくなっていて、これを起動時に検出してすぐに電源を落としてしまっていたらしい。どういうわけか歯車がずれて動かなくなっていた。そこを組みなおしたらまた動きだしたのであった。
部品の精度が悪いのか、そもそも設計が危険なのか。早送り再生でノイズの帯が出ないようするための、回転ヘッド制御の複雑な機構を使っているのだそうである。無料でいいものを見せてもらった。
これから幕張までお出かけである。ああ。カレーが食いてえ。
マーメイドプリンセスが最高すぎてたまらないので、カレーを食べます。
8時48分。
東京駅から京葉線に乗る。降りて、改札を出てから気がつく。海浜幕張駅はこんなに小さな駅ではない。ここは南船橋という駅だった。次に乗った電車は逆向きに走り出す。見覚えのない橋を渡りはじめる。西船橋で降りる。困った。海浜幕張に行く方法がわからない。
あった、あった。海浜幕張行きがあった。もう間違わないぞ。
9時14分。
ここまでずいぶん時間がかかってしまって、結局9時を過ぎて会場に着く。行列があったものの、風があるし日陰なので涼しく3年前のキャラクターショーに比べりゃ天国のよう。「ポイントカード」をもらう方法がよく分からない。なにか買うともらえるようなのだけれど、販売の行列は一般入場とは別なのである。なので「アリーナ席」はあきらめて、ふつうの席で待つ。
あっちでゲームで遊び、こっちでなにか買い、っていうのが正しい遊びかたなのだろうけれど、わたしはこの席を離れることができないのである。「アリーナ席」をあきらめた以上、このいすを手放さないで待つしかない。「るちあのマーメイドビーチパーティ」まで、あと2時間ぐらいある。
9時30分。なんと、ささきいさお(佐々木功)が歌いながら出てきたー。ホンマもんだー。かっこえー。しばらく特撮戦隊もののショーが続く。デカレンジャーとかウルトラマンだとか仮面ライダーだとかが出てくる。もう、縮尺の違いもなんのその。
10時。ああ。これがうわさの「超星神グランセイザー」か。残念ながら12人は出てこなかった。
11時。なんだかまわりの空気が変わってくる。五條真由美が「ふたりはプリキュア」の主題歌を歌いながら出てくると、歌の合間に手拍子とかかん高い声だとかが入るようになる。ああ。おっきいお友だちはぼくだけじゃなかったんだ。どこに隠れていたんだ。
着ぐるみのプリキュアと悪者の寸劇がある。なんだかこのあたりは大昔から変わらない。そして、プリキュアKidsが出てくる。ああ、これはかわいい。ぴょんこぴょんこ動く。小学5年生のキュアブラックと、中学2年生のキュアホワイトが「ゲッチュウ! らぶらぶぅ?!」の振りつけを教えてくれる。ふははは。恥ずかしくてできません。
五條真由美は「おジャ魔女」では、どんなにへんてこな曲でも正確に歌ってしまうすごい人という印象がある。今回聞いた話では最近「ひとりでできるもん」の主題歌を歌っているんだそうで、コロムビアにおける数年前の山野さと子の位置に近いと思われる。プリキュアのへんてこな歌を高い声で歌っちゃうからすごい。プリキュアKidsの動きを見ながら歌う。しかも正確。ごまかさないし遊ばない。
プリキュアの中の人が来るというのはわたしの勘違いだった。
ハアハア。このときが来た。来てしもうた。わたしはこれを観るために、夜行バスのがたんごとんという揺れに耐えてきたのである。もう1分45秒前から出てくるカウントダウンの合図であたくし、心臓が止まりそうである。やっぱり、リナ姐さん(浅野まゆみ)は大変なことになっているのでありましょうか。どきどき。
マーメイドプリンセスの3人(の中の人)が出てきた。くはあああ。やっぱり、ちゃんとマーメイドプリンセスの戦闘時のこっ恥ずかしい出でたちでやってきたのである。ああ。大変なことに。大変なことに。司会のおねいさんにそそのかされて、浅野まゆみがちらっと横を向く。長いドレスの右側面に切れ込んだスリットから脚がのぞく。くはああ。司会のおねいさん最高!! 浅野まゆみ最高!! くはああ。もう、ぼくが大変なことに!!
あとの二人の倍ぐらい生きちゃってるもんだから、浅野が大変なことになっているという風評があるけれど、そんなことはなかった。ほんとうに「美しき」マーメイドがやってきちゃったじゃないか。いつぞやの記事の写真を見たときは記者は嘘をついているのだと思っていた。いやいや申しわけない。
こういうイベントでは、浅野がいなければ、残る中田あすみと寺門仁美ではぐだぐだになっちゃうに違いない。あすみ嬢は写真で見たとおり、でかかった。歌いかたはけっこう遊びがある。比べてはないけれど、レコードでは聴けないだろう。仁美たんは歌が不安だった。台詞も、なにを言いだすのか分からなくてどきどきする。このあやしさも含めて仁美たんなんだと思う。
歌は、最後の最後に司会のおねいさんの求めに応じてアンコールをくれた「Legend of Mermaid」以外は、「ぴちぴちピッチピュア」の曲ばかりでさっぱり分からなった。でもまあ、ホンマもんのぴちぴちボイスでライブを聴けたのでよかった。また来たい。絶対来たい。歌で倒されるまで来たい。
「なかよし」の原画の展示を見てから、帰る。あと、迷子の人用の掲示板の写真を撮る。[1]ぬるぽ。[2]1h30m待たせた貴女へ。「先に飯食ってる(絶対に)」というあたりがかわいくてしょうがない。
カレーである。カレーが食いてえ。
どうしてももう一度「マジックスパイス」で食べたくなり、えんやこらと海浜幕張から東京を通って、新宿を経て下北沢までやってきた。本当に遠い。店に着いたらこんどは入れない。30分ほど待ってから入る。
前に食べたのと同じように「チキン」の「虚空」を頼む。うん、たしかに辛い。やっぱり辛い。わたしの味覚が急におかしくなったわけじゃなくて、やっぱり「LEE」が甘いんだと思う。食べはじめ。食べおわり。香りもいい。
もう3時になってしまった。また新宿から秋葉原へ移動する。秋月電子で1.27mmピッチのちっさいユニバーサル基板を仕入れる。
あと、メッセサンオーでぴちぴちピッチの薄くて高い本を見つけてしまった。「Voice in the Dark」(スタジオきゃうん/村上雅貴)が一冊。
ここで帰るべきか悩む。もう一軒行くべきか。
新幹線の時間を遅らせて、神保町の「エチオピア」にまた来てしまう。前回と同じように「チキン」の10倍である。やっぱりすっぱくて辛い。香りが強い。
カレーは量が多いので、2皿も食べると苦しい。1皿めが3時で、2皿めが7時である。「マジックスパイス」で早く食べたかった。
さらに一晩滞在してカレーの旅を続けたりしたい気もしたけれど、翌日の昼に京都まで行かねばならないのはなかなかつらい。だからおとなしく帰る。
8時半の新幹線に乗って帰ってくる。夜行バスよりもはるかに揺れは少ないし静かなのに、ワインの小瓶を空けてもなおやっぱり眠れない。日付が変わるころに家に戻ってくる。自分のふとんと枕の上で横になる。止まっているってすばらしい。
オカマ歌謡と幻覚映画。あと少女椿。
朝からカレーである。「Lee」の30倍を食べる。やっぱり甘くて辛い。付属の、辛さ40倍相当になるというソースを入れると、すこし苦くなった。
京都のArt Complex 1928に迷いながらたどり着く。「魂のアソコ祭」を観るためである。ジーコ内山という人が自作の映画を持って全国を渡り歩いていて、この日は京都に来ていたのである。
さて、わたしは舞台に突然あらわれた、黒ずくめの暑苦しい女装の人、舵芽衣子がジーコ内山本人だなんて知らなんだのである。そうじゃないかとは思っていたのだけれど、帰ってきてから調べてしまった。もう、すごい。なかなか映画を見せてくれない。
舵芽衣子というのは梶芽衣子のパチもんであって、本物は「女囚さそり」シリーズの主題歌を歌っていた。だから内山はこの暑苦しい歌謡ショーを「女囚さそりショー」と名付けておるのである。調べてやっと分かった。
いやあ、オカマの歌謡は面白い。ホンマもんの人には申しわけないけれど、オカマというのはなぜか本能的に面白おかしいのである。観客は若い婦女子ばっかしで、いやがるお嬢さんをいじるのがまたおかしい。選曲は古い歌謡曲ばっかりで、あと「ベルサイユのばら」だとか「キューティーハニー」だとか「魔女っ子メグちゃん」だとかも入る。わたしにとってオカマ歌謡といえばこの3曲なのだ。ぼくは、たとえ暑苦しくても、歳をとっても歌い続けようと思うのであった。
で。舵芽衣子が自分で機材を操作して、あやしい映像を流しはじめる。まず、昔のオウム真理教の麻原彰晃の歌に乗せて教祖が空を飛んだりするアニメーション作品だった。もう笑いが止まらないすごい作品。まだ元気だったころのオウム真理教が広報か教育用に作っていたものなんだろう。
次がArashyの「特攻伝説」という白黒のアニメーション作品。くははは。歌がたまらん。作者の、今までに観た映画ベスト1が「セーラームーンR」の劇場版って、冗談なのかホンマなのか。
なにわ天閣の「銭湯一番星」は銭湯の中で全裸のおっさん4人組がぐるんぐるん駆けまわる、コマ撮りアニメーション作品。裸のおっさんが滑る、回る、ぶつかる。全力投球でくだらない。いいものを観た。
ジーコ内山の「魂のアソコ」は山田花子の同名のまんがを映像化したもの。吉本新喜劇の山田花子が小説でも書いたのかと思っていたら、同姓同名の別人だった。まんが家の山田花子は10年も前に死んだのだ。
あらすじ。ルリ子(立島夕子)は売れない漫画家である。いや、本当に売れていないのか。ルリ子はケンジ(鳥肌実)という男性とつき合っている。いや、ケンジは本当にいるのか。ルリ子は小物売りの仕事で失敗してクビになる。次にはスナックで夜のお仕事を始めるが、人と話すことが極端に下手なルリ子はうまくやっていけない。彼女の幻覚は次第にひどくなる。
感想。どわああ。オラ、見てはいけないものを見てしまっただー。まったく、わたしはそんなに多彩な作品に触れてきたわけではないので、どう書いたものか困ってしまう。あとで読み返して理解できるように書かねばならないのに、どう書いたものか分からない。あと、先に書いておく。「魂のアソコ」がなんなのか、どこなのかは分からなかった。
わたしは、登場人物がスカートの中をのぞかせたり乳を出したりするたびに、なにか不安になったり演じる人のことを心配したりすることに慣れすぎてしまった。立島夕子の芝居があまりにもとんでもないことになっているので、もう不安を通りこしてすんばらしいと思うようになった。立島は乳を出すし、下の毛だって見せちゃう。だからえらいと思う。自分でパンツを脱いでスカートをぱたぱたやって、気狂いを演じて強姦魔を追い返す場面があるのだけれど、こんな必然性があるのかないのかよくわからない場面のためにパンツを脱いだのでえらいと思う。
まったく狂っているのである。ルリ子のまんがの原稿を編集者に見せるくだりでは、まんがの体をなしていないとまったく評価されない。なのに、数分後にはなぜか掲載が決まっている。この数分の間に、実は数か月の時間が流れていて、何度も原稿を持ち込んで上達したという表現なのかもしれないと最初は思った。でも、そのあとルリ子は雑誌を調べても自作のまんがは乗っていない。編集部に電話しても担当者はいない。街で見かけた編集者を問いつめると狂人になっている、というあたりでわけが分からなくなってしまう。彼女の作品を見た者は頭がおかしくなるのかもしれないし、このあたりも含めてルリ子の幻覚なのかもしれない。
ところどころはまあ、分かるのである。薬が切れてくると眼球運動が激しくなってくるあたりなんかは、わたしが仕事中に眠くなって覚醒と睡眠の境界をさまようのに近い気がする。ルリ子は自作の登場人物と思われる女子学生に生きかたを教わり、スナックの冴えない客とつき合ったりなんかして、幸せの頂点まできたところで話は終わる。最後まで見てもさっぱり分からなくて、やっぱり、立島の芝居を見る映画だった。あと、原作もこんなエラいことになっていたんだろうか。いままでに観た映像作品という枠で考えるからへんてこなのだ、とも言えるけれど、まんがでだって舞台でだってやっぱりぎこちない作品であったに違いない。
ああ。急に思い出したのだけれど、架空の女子学生をルリ子が抱いたり揉んだりするわけだけれど、この、ルリ子の指が入ったり出たりしているそこが、「魂のアソコ」なんじゃないかー。どうなんだー。
立島のことばかり書いたけれど、鳥肌実の活動が気になってしょうがない。あと、最後に流れた歌謡曲が頭から離れない。原なんとかという人の歌で、男女なんとか、みたいな題名。「悪いのは世の中」というすごい歌詞。
丸尾末広のまんがを映像化したもの。まんがについてはすでに触れた[1][2]。
絵は原作にものすごく忠実で、たとえば、みどりちゃんが熱にうなされて見た夢の場面で、父がなぜかいもを食べていてみどりちゃんはなぜか身体がねじ曲がっていくというところの、絵柄が突然昔の少女まんがみたいになってしまうところまで描かれている。
おぞましい描写は増えていて、まんががひとコマですませるところを動画で描いてしまう。みどりちゃんがこっそり飼っていた犬をカナブンが殺してしまう場面では犬の内臓や脳が吹き出してくる。ワンダー正光が客の態度が悪いと怒りだして、客たちの身体をゆがめてしまう場面でもやっぱり内臓が出てきたり、身体の変型を規則正しい繰り返しとして描いたりする。
わたしは「少女椿」はみどりちゃんを愛でる話だと思っているので、本作でもみどりちゃんが愛らしくて不幸で嫌がってくれるので満足なのである。惜しまれるのは、画質がものすごく悪くなってしまったことだ。「少女椿」のフィルムは税関で没収されているわけだけれど、今回またフランスから取り寄せたそうである。ただ、これがVHSのテープなのだ。ぎゃふん。
寝て過ごす。
やってしまった。駐車場の予約券をもらいに行くのを忘れていた。
どういうわけか今日は休み。休みなので休む。松平健「マツケンサンバ2」とか、伊集院光の「おバ歌謡」を探しに行きたかったけれど、暑いので外に出たくない。部屋の中で熱風に吹かれながら少しずつ朽ちていく。昨日の日記を書いたあとは寝るだけ。
マリみての同人誌即売会がまた増えていた。
[1]2004/02/08 都立産業貿易センター(浜松町) 「薔薇色革命II」
[2]2004/02/11 都立産業貿易センター(浜松町) 「セント・ヴァレンティーヌ〜紅薔薇からの贈り物〜」(紅薔薇中心)
[3]2004/02/11 都立産業貿易センター(浜松町) 「花寺祭〜お釈迦様もみてる?!〜」(花寺学院オンリー)
[4]2004/02/29 都立産業貿易センター(台東) 「いとしき歳月2」(蓉子・聖・江利子中心)
[5]2004/02/29 都立産業貿易センター(台東) 「マリア様の御心」(蔦子+サブキャラオンリー)
[6]2004/03/28 サンライフ名古屋 「お姉さまと一緒」
[7]2004/03/28 中之島中央公会堂 「薔薇のお茶会」
[8]2004/06/27 ももちパレス 「6月の薔薇」
[9]2004/09/05 都立産業貿易センター(浜松町) 「白薔薇協奏曲」(白薔薇属性)
[10]2004/09/05 都立産業貿易センター(浜松町) 「紅の絆」
[11]2004/09/23 都立産業貿易センター(浜松町) 「いとしき歳月3」
[12]2004/09/23 都立産業貿易センター(浜松町) 「マリア様の御心?! 2」
[13]2004/10/10 大田区産業プラザPiO 「十月のロザリオ」
[14]2004/10/31 足利市民会館 「子羊たちの祭典」
[15]2004/11/07 神奈川中小企業センター 「薔薇の園」
[16]2005/02/11 都立産業貿易センター(浜松町) 「わたしの十字架(ロザリオ)」
[17]2005/02/13 ゆめっせ(新大阪) 「ひみつの薔薇園」
今年だけで15件。エラいことになった。
それはそうと、去年の8月にものすごい勢いでマリみてを読みはじめたものの、9月にはもう止まってしまった。10か月ぐらい読んでいない。もうどんな話で、どこまで読んだかも忘れてしまった。いったい、なにに惹かれて、とりつかれたように読んでいたのかも忘れてしまった。わたしは、いまでも本当に同人誌を探してまでも読みたいと思っているのか、分からない。たぶん、ぴちぴちボイスに脳を侵されてぜんぶ忘れてしまったのだ。でも、習慣としてまた買い集めて、読みふけって、床の上をごろんごろんするのだろう。
小休止。
来月から、JR西日本の「ICOCA」とJR東日本の「SUICA」の利用区間が統合されるのである。これで、ついに家から東京の国際展示場まで、ICOCAで入ってICOCAで出られるようになる。
……とはいっても最初と最後のちょびっとの区間だけなのだけれど、まあすごい進歩なのである。「ICOCA」と「スルッとKansai」と「SUICA」と「パスネット」の4枚のうちの1枚が減るのである。
でも、まだ課題が残っていて、「ICOCA」は磁気のきっぷといっしょに使うことができない。会社で支給される定期券が磁気なもんだから、乗りこしのときに2枚重ねて改札を通りたいのだけれど、ICOCAではこれができない。だから早いところ磁気カードの「Jスルーカード」を使わなくてもいいようにしてもらいたいもんである。新しい物好きなもので発売日にさっそく「ICOCA」の限定記念カードを買ったものの、不便でしょうがないのである。
ああそうだ。音楽を聴きながら、アニメを観ることはできないのだ。どうりで最近ぴちぴちのDVDを観ていないと思ったら、アラやだ奥さん。
すごい勢いでなにかを観ていても突然途切れてしまうのは、身の危険を感じて本能的に観るのをやめてしまうのだと思っていたけれど、そうじゃなかった。ほかにも観たり聴いたり読んだりするものがあるからだ。そうか、そうだったのか。
暑いらしい。
舵芽衣子からメールが来たー。うわーい。文面はテンプレートだー。うわーい。
駐車場の予約券がまだ残っていた。夏休みだから余るのである。で、自動販売機に予約券と2,500円を入れて駐車券を買うのである。ところがあたくしの全財産は2,400円しかなかった。千円札が2枚に銀白色の小銭が5枚である。2,400円まで入れて、最後の銀白色の一枚が50円玉であることに気がついた。10円玉をかき集めても50円には満たなかった。
これじゃあ買えないので「とりけし」のボタンを押す。したらばがっちゃんがっちゃんと小銭が出てくる。まだまだ出てくる。100円玉が24枚出てきた。育ちのいいお嬢さんならその場で泣き出すに決まってる。どうやって持ち歩くんだ、この重たい金属のかたまりを。ああそうか、育ちのいいお嬢さんは両手に何も持たずに家を出たりはしない。だから代わりにぼくが泣いてあげよう。うおおおおおん。
なんだか最近暑いらしいじゃないか。さっぱり実感がわかないけれど、東京は暑いらしい。もう大騒ぎだ。フジテレビの朝の番組では毎日毎日暑さを伝えている。深夜や明けがたでさえ気温が30度を下回ることがないという。人呼んで「超熱帯夜」である。超熱帯夜ー。
「東京湾岸の高層建築のせいで海からの風が入ってこなくなって、内陸がひどく暑くなった」というような主旨で、とにかく大変なことになったと訴えている。「汐留の日本テレビ」の建物を遠回しに批判していて、お台場のフジテレビはいいのかという疑問もある。それはそうとけっこうな力の入れようである。上空からサーモグラフィで建物や道路がたいへんな高温になっていることを図解して見せている。
そりゃまあ夏だから暑いに決まってるのだけれど、今年は去年よりも暑いというのがよく分からない。部屋で昼寝なんかしているとだんだん干からびてくるのだけれど、去年や一昨年は干からびなかったんだろうか。どうにも思い出せない。あと、来月はもっと暑いのだろうか。
カレーが2食。
家族がみんな出ていった。富士山に登るらしい。
朝食と夕食がカレーである。
残業手当73,476円。アレしてナニして198,987円。
エロまんがを2冊かかえて中華料理屋に入る。
今日は朝っぱらから「カリーHOTハバネロ大辛」(ハウス食品)を食べる。なんだか「暴君ハバネロ」以来、第2次激辛ブームが来たんじゃないかと思ってしまう。
味は甘すぎず、鋭く辛い。
昼ごろから会社。会社帰りに日本橋に行く。
ディスクピア。CD、松平健「マツケンサンバII」が1枚。「おバ歌謡」は見つからなかった。
とらのあな。エロまんが。Lazyclub「ちっちゃいラブらぶドール♥」、笹倉綾人「少女流幸福攫取論」の2冊。あやうく、八的暁「シミュラークルのアリス」も買いそうになって思いとどまる。今日はロリータの日だ。あと「コミックマーケット66 CD-ROMカタログ」を買う。会計のお兄さんも「こいつは夏コミでエロまんがを買い込んでハアハアするに決まってる。しかもロリだ。こっちは仕事で忙しいのに、こいつは小悪魔なロリータでハアハアしやがるんだぜコンチクショウめ」などと思っておるに違いない。だから、なぜかカタログにおまけでついてくるとらのあな謹製の特典は「男性用」を選ぶのであった。少女がビニールのプールで涼んでいる図。A4サイズかー。セル画の保管用には使えないし、持ち歩くにはこっ恥ずかしいし。
家族もいないことだし、今日はうまいものでも、またはカレー以外のものを食べようと夜の難波の街をうろうろする。焼肉にするか寿司にするか。なのに「餃子の王将」を見つけてしまった。「餃子セット」を食べる。餃子2人前に唐揚げ。これでごはんがついてなかったらビールも飲っちゃったに違いない。もう、おじさんは動脈硬化への道を一直線であるよ。
しまった。ちょっと前に「うなぎ」を食べようと思っていたまま忘れていた。
Mac OS Xをよいと思ったことが一度もない。
ずいぶん前からMac OS Xの挙動がおかしい。なので、2回めの再インストールである。
もう6時間ぐらいやっているけれど、まだ終わらない。アップデートにすんごい時間がかかる。あと、Classic環境を入れたいのに、「Software Restore」のCDでインストールしていると必ず「タイプ45のエラー」が出て止まってしまうので困った。最近はアップルもソニータイマーを内蔵するようになったのか。
iPodの「シャッフル再生」が楽しい(Hotwired)と聞きおよぶ。
CDプレーヤには以前から不規則な順で曲を再生するような機能があったけれど、そう注目されることはなかった。でも、何千という曲がHDDに溜めこまれた圧縮音源で、これをやると何が出てくるか分からないから楽しいんだそうである。で、iPodは持っていないので、林檎さんで動いているiTunesで試してみる。
2,367曲。さっきからちいとも終わらない再インストール作業をやりながら、「シャッフル再生」で鳴らしてみた。うはー。これは、これは変だ。まったく、持ち主がいままでどんなCDを買ってきたかということにかかっている。
再生履歴にはこんなのが延々とたまっていく。セーラームーン率高し。ここ2年ぐらいに買ったCDの音が多いので偏りが強い。中学校のころからいまにいたるまで、その偏りは変わっていくのだから、もっと古いCDの音も加えていけばもっとへんてこになるに違いない。
まんが大会66のCD-ROMのほうのカタログは、紙のカタログのように頭から読んで探すものではない。キーワードで検索して所望の情報を得るものである。CD-ROMのカタログだって、画面上にどどんと1ページもしくは2ページ分のサークルカットを表示させることができる。しかし、計算機の画面の解像度は紙よりもずっと低くて、なにが描いてあるのかよく分からないので、一覧性がよくない。
で。いままでコミックマーケットとかコミケと呼ばれるこのでっかい催しは、まんがに限らずなんでも取り込んでいくものであって、なんでもあるのだと思っていた。わたしはCD-ROM版カタログを使いはじめたのをきっかけに、いろんなキーワードで探すのである。
すると、ですよ。マイナージャンルというものは確かに存在するのだ。誰も手をつけていなさそうなものがあるのである。「丸尾末広」のパロディをやっている人なんてちいとも見つかりゃしないのである。ぜんぜんまったくない。「少女椿」をいじって遊ぼうという強者はいないのか。貴様らそれでも軍人かーッ!! こうなったら手当りしだいに入力である。
あと、いままでちゃんと読んだことがないのだけれど、あらためて眺めてみれば「芸能」の偏りはなかなかすさまじい。「邦楽・洋楽」というジャンルがあるわりには「洋楽」がない。「男性アイドル」があっても、女性アイドルが極端に少ない。3万サークルあってもなかなか配分というのは難しいもんである。
そして「花右京メイド隊」をやろうというところがまったくないということを知る。えー。
どうもプリンタドライバが入らない。また途中でエラーが出て止まってしまう。たぶんディスク関係のエラーなんだろう。思いあたることといえば、HDDをフォーマットしたときにファイルシステムをうっかり「UNIX File System」にしてしまったことぐらいだ。
これから2周めに入る。10時間ぐらいかかったのに。
再インストールできた。
やっぱり最初にUNIX File Systemを選んだのがまずかったのだろうか。Mac OS X 10.2の2周めのインストールでは、べらぼうな時間を要することはなかった。
iCalのカレンダー表示の「曜日」だけがなぜか文字化けする現象はなおったし、Software Restoreはすんなり入ってくれたし、実にめでたい。これで動作が速かったらMac OS Xはすばらしいと言えるのに。
印刷もできるようになった。印刷ができなかったら、まんが大会の地図を作れないので困るのである。
なんだか暑い暑いと言われているので暑いのだろう。そうだ暑いのだ。部屋の中で寝ていたら熱中症になっちゃう人がいるのだから暑いのだろう。強い冷房と、計算機やいろんな装置の放熱が絶妙につりあって、そんなに涼しくはないけれど暑くもない職場にいるのでなかなか暑さというものが分からない。
そういうわけで熱中症について調べてみたら、たいてい暑いときには水分を取れと書いてある。なんだ、こんなんでいいのか。じゃあ、熱中症で倒れる人というのは暑さにやられたんじゃなくて、水分の不足で倒れているのか。部屋の中で寝ながらにして干からびるというのは、冗談じゃないんだなあ。
1996年の夏に有明のまんが大会にはじめて顔を出したときは、ものすごい汗が出て不安になったり心配されたりした。これが、何度も参加するうちにだんだん慣れてくる。ときどき東館の外側の細長い駐車場の上に座りこんで、お茶なんか飲みながら本を読んで休憩する。直射日光もなんのその。暑さというものを理解せぬままに夏が過ぎていくわたしでも、ここ数年間はこうやって過ごしてきた。で、今年はいつもより特別に暑いというのは本当なんだろうか。
新聞とプロ野球。いかにも斜陽産業である。
なんなんだこの眠さは。冬眠にはまだ半年早い。
明日は会社を休んでせらみゅなのである。ああそうだ。心斎橋の「らくしゅみ」のカレーを食べに行きたい。ああそうだ。「百合姉妹」4号を買いに行かねば。
再販価格維持制度の廃止の話が出たときに、新聞は毎日毎日ものすごい勢いで反対意見を書きたてた。そのあたりの抵抗っぷりがまとまって書かれ(東京大学)ている。
これを書いたのは東京大学で経済学の教授をやっている三輪芳朗という人で、公正取引委員会の委員会に呼ばれて再販制度の見直しの主張をしたために、読売新聞の社長兼主筆である渡辺恒夫から悪人と名指しされる栄誉を得た。大新聞の「ブラックリスト」に載ってしまうなんて、まったくただものではない。ここまで権威ある勲章はなかなかもらえない。そんなすばらしい栄誉が、新聞の再販制度を批判したら頂戴できる。
世の中にはたくさんの商売があるけれど、新聞屋はとにかくえらいのである。国に保護されているのだからえらいに決まっている。新聞が文化を語っちゃう。再販制度が新聞を保護してくれないと民主主義が崩壊するらしい。かれらの主張は声がでかいだけで中身がない。頭のおかしい人を演じているかのようなこういった主張が、その後「ゲームソフトの中古販売妨害」とか「レコード輸入権」に受け継がれていくのが見えてきた。遅ればせながら。
プロ野球興業がどうなろうとわたしは別段困りはしないのだけれど、プロ野球を見ていると日本の黒歴史が見えてくるような気がして目が離せない。
やっぱり読売新聞のプロ野球への力の入れようはたいしたもんである。特集記事を組んでいて、プロ野球団の多くが赤字であることを書いてくれている。巨人戦のTV放映権料が頼みの綱であることだけでなく、選手の給料が高すぎることにも触れられている。
でも、どうしてまともな経営をしないのか、ということが分からない。赤字でも経営を続けるのは宣伝効果を見積もっているからと考えるのが自然だけれど、いかにも経営が苦しくて困っているという視点でしか書かれていない。球団の財務状況が公表されるようになったのは最近のことだから、まだまだ闇の部分が残っているに違いない。なんだか分からないけれど、とにかく赤字があたりまえの業種なのだ。
せらみゅの日。
今日はせらみゅを観にお出かけである。
出る時間を間違えた。ふんぎゃああ。「らくしゅみ」までカレーを食べに行く時間がない。なので梅田の「ミラ」に入る。気合の入ったセットを食べてしまう。もう満腹。
快速は大阪駅を1時22分に出るとなぜか思い込んでいて、正解は1時20分であった。乗ろうと思っていた快速は、扉がもう閉まっていた。扉はこれから開くんじゃなくて、もう閉まったのである。カレーのせいで油断してもうたんやー。そんなわけで、1時30分の新快速に乗って、2時の開演ぎりぎりに会場に入る。
「美少女戦士セーラームーン〜新かぐや島伝説〜」の巻。
あらすじ。夏休みである。セーラー戦士の連中は毎度のことながら旅行に出かける。インドネシアの無人島に古い神殿があり、宝石が見つかるのだという。彼女たちを招いたのは銀水晶を奪わんとする、5,000年の眠りから覚めた古代の人類なのであった。さらにそこへ、なんだかよく分からない強敵が月の姫さまを襲いにやってきた。
感想。うははは。久しぶりに馬鹿な話だー。もういい。「暗黒水晶」のあたりがさっぱり分からないけれど、もう許す。女海賊のルーフメロウ(相沢真紀)が、豊かな表情を出してくれるのがいい。姫さまなのに馬鹿な台詞をばんばん言ってくれるのもいい。ああもう可愛いったらありゃしません。
インドネシアの海で海賊が出るっていうのが、おとぎ話にしちゃあまたリアルなのである。本物の海賊は言葉は通じないわ重火器を持っているわなので、第一幕でうさぎが死んじゃって話が続かないだろう。
みどころ。うさぎ(黒木マリナ)は抑えた台詞を言えるようになってきた。レイ(本間理沙)の胸がっ!! 胸がっ!! あと、ちびうさ(大崎望絵)が冬より背が高くなったし、歌もよかった。よい傾向なのである。はるか(中山旦子)とみちる(大山貴世)がエラい美形なのにあんまし目立ってなかったりするけれど、この本ではこれでいいのだ。悪役のダークミラー(河崎美貴)が最後まで非情に徹したのもよかった。そんなこんなで余計なものがないから、いっそう女海賊に萌え萌えするのである。
あと、予期していなかったのだけれど握手会があった。5人組とちびうさ。まこちゃん役の人(渡辺舞)はぎゅってしてくれた。ぎゅって。平日の昼間にお嬢さんと握手してるなんて、カタギの者じゃあございやせん。
予定していなかったけれど、8/07は福岡だ。もう行くしか。真紀た――ん。
会社に向かう途中に駅の本屋さんで「百合姉妹」Vol.4を買う。1軒めで見つかってよかった。
夕方から会社。あれ。あれれれ。ぼくはどこに行けばいいのでしょう。部屋の扉が閉まっている。だから帰る。「百合姉妹」を読みたいんですもの。
夜行快速の指定席を取れるのか。
「クイズマジックアカデミー情報」が伝えるところによれば、新作が11月に稼動するという。
それはそうと、あたくしは大魔導士と上級魔術士の間の単振動からいつになったら逃れられるのであろうか。
「語彙推定テスト」(NTTコミュニケーション科学基礎研究所)をやってみた。3回の試験で平均53,000語と推定された。うへー。大学生レベルですって。あんな大学生もいれば、こんな大学生もいるじゃないか。
「さしったり」ってなんだ。「ズルチン」ってなんだ。調べてはみたものの、別に知らなくてもよさそうな単語だった。
先月でっかいスピーカーを買っちゃったので旅費がない。いやまあ、かき集めれば出てくるのだけれど、引き出せないように隔離してある預金を引き出したり魔法のカードでお金を出したりするのはやめたのだ。
そういうわけだからアレである。「青春18きっぷ」で九州まで行って帰ってこれないかを考えているのである。「ムーンライト九州」と「ムーンライト山陽」の指定席はまだ間に合うんだろうか。もういい歳をして夜行の座席を、金のない若者どもと奪い合う。
指定席が取れてしまった。
Amazonからいろいろ届いていた。
本。三輪芳朗「誰にも知られずに大経済オンチが治る」、高坂文雄「笑う戦後史」の2冊。前者の一冊だけ朝に届いた。誰にも知られずに治せるんですよ。
CD。Gigliola Cinquetti「The Best of Gigliola Cinquetti」が1枚。大昔に聴いた覚えのある「La Pioggia(雨)」がチンクェッティの曲だとたまたま知り、すぐ注文したもの。
DVD。「花右京メイド隊La Verite」と「スペシャルミュージカル美少女戦士セーラームーン」大山アンザ編[下]という5枚組、合わせて6枚。
会社帰りにみどりの窓口へ行く。8/06と8/07の「ムーンライト九州」の指定席が取れてしまった。もう行くしか。意外にも「ムーンライト山陽」は満席で取れないという。あとはせらみゅの券だけれど、当日券でも入れるだろう。
何度も聴く曲とそうでない曲というのが確かにあって、たくさんの曲が埋もれている。「シャッフル再生」でてんでばらばらの曲が次々に再生されるというのは思いのほか楽しいもので、もっとCDをMacに食わせたくなる。こうやって楽しいと思うから、もっと聴こうと思うわけである。全部聴くのに1年かかるぐらいのCDがたんすの中に詰まっているのに、まだ買おうと思いもする。
なのに、どこぞのえらい人は、コピーは犯罪にも等しいことだからイカンという。もう口を開けば権利とか課金とか。
≠〃ャ儿字τ〃書レヽ千ゃっナニ★(日本語訳:ギャル字で書いちゃった。)
もう1年ぐらい前になるだろうか、文字を別の文字の集合に置き換えて、ものすごく見にくい暗号みたいな文字にしてしまう変換規則「ギャル字」を使う人がいることがちょっとだけ話題になった。気にはなっていたのだけれど、それっきりとくに調べることはなかった。
やっぱりあった。自動変換がすでに実装されているではないか。「ギャル文字変換」(A)や「Palmoji」(B)が任意の文字列をはてしなく読みにくい方法で変換してくれる。
例文1。
わんばんこ。デンジャラスメロディぴちぴち日記ピュアですよ。
変換結果1(A)。
ゎωレ£〃ω⊇★〒〃冫シ〃ャラス乂□〒〃ィひoちひoち日言己ヒoュ了τ〃£∋★
変換結果1(B)。
ゎωl£〃ω=★〒〃冫シ〃ャяаス乂□〒〃ィ七o千七o千日記七oュ了τ〃す∋★
だれもこれが「平文」だなんて思うまい。まさに暗号。日本海軍がギャル字文章に紫暗号を施していたら、かのブラックチェンバーだって平文に戻せたことに気がつかずに計算をやりなおしただろうて。でも、ちょっとがんばれば読めてくる。活字で印刷物を作っていたころの、台湾あたりの製品のぎこちない日本語マニュアルみたいなもんだと思えば、まあ読めなくもないじゃないか。
(A)の片仮名の全部、(B)の一部が半角カナになっていて、どうにもわたしの環境では保持できないので全角に置き換えた。携帯電話のメールで使われることを考えれば半角カナが使われるのはあたり前なのだろう。「ん」が「ω(オメガ)」、「こ」が「⊇(左辺は右辺の部分集合である)」になるらしい。こんなのを、本当に世の若き婦女子たちは携帯電話の入力ボタンをかっちんかっちんと押してメールに書いていたのだろうか。「冫(にすい)」という二画の漢字の読みかたが分からなくても、必要とあらば入力するんだろうか。それとも自動変換してくれるサイトがずいぶん前からあったんだろうか。
例文2。
日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、われらとわれらの子孫のために、諸国民との協和による成果と、わが国全土にわたつて自由のもたらす恵沢を確保し、政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、ここに主権が国民に存することを宣言し、この憲法を確定する。
変換結果2(A)。
日本国民レ£、正当レニ選挙±яёナニ国会レニぉレナゑ代表者を通U〃τ行動U、ゎяёら`⊂ゎяёらσ孑孫σナニめレニ、諸国民`⊂σ協和レニ∋ゑ成果`⊂、ゎヵゞ国全土レニゎナニ⊃τ自由σм○ナニら£恵沢を確保U、政府σ行為レニ∋⊃τ再ひ〃戦争σ惨禍ヵゞ起ゑ⊇`⊂σナょレヽゃぅレニ£ゑ⊇`⊂を決意U、⊇⊇レニ主権ヵゞ国民レニ存£ゑ⊇`⊂を宣言U、⊇σ憲法を確定£ゑ★
変換結果2(B)。
日本国民l£、正当(ニ選挙±яёナニ国会(ニぉ|+ゐ代表者を通ι〃τ行動ι、ゎяёζ├ゎяёζσ子孫σナニ乂(ニ、諸国民├σ協和(ニ∋ゐ成果├、ゎヵゞ国全土(ニゎナニ⊃τ自由σм○ナニζす恵沢を確保ι、政府σ行為(ニ∋⊃τ再七〃戦争σ惨禍ヵゞ起ゐ=├σナょレヽゃ宀(ニすゐ=├を決意ι、==(ニ主権ヵゞ国民(ニ存すゐ=├を宣言ι、=σ憲法を確定すゐ★
変換文字列をがんばってながめている。(B)でも半角カナも使っちゃうことがあった。また、例文1では「記」が「言己」になっていたので、漢字のでっかい変換表があるのかと思っていたがそうでもないらしい。
変換結果1(B)の「яа」(ラ)、変換結果2(A)と2(B)の「яё」(レ)から、「ラ行」には特別な規則があることが分かる。そう思いきや、変換結果1(A)に「ら」がそのまま使われていることもある。実際の使用上は、あんまし本気で文字を壊さないでおくものなのかもしれない。
ちょこっとさわってみたところでは、さほど複雑な規則でもなさそうだった。でも、いまどきこんなのを使っている人がいるのかどうか、知るよしもない。
ああそうか。きみはエラい。「週刊わたしのおねえちゃん」を出せばいいのだ。「わたおね」は「百合姉妹」が描かないようなちっちゃい姉妹を描くがいいのだ。
で、われらが百合界の総合雑誌であるところの「百合姉妹」Vol.4である。タカハシマコが切ないったらありゃしません。森永みるくは遊びの感じられる話で面白い。林家志弦はなんだかサービス過剰っぽいけれど、百合だからいいのだ。今回の「ユリム童話」は「人魚姫」で、これは無理があるにもほどがある。ほかにも姉妹ものがあるでしょー。「シンデレラ」とかー。あと、企画もののページがばっさり減って寂しい。馬鹿馬鹿しすぎて不評なんだろうか。さっぽろももこの濃いページがよかったのに。
藤枝雅はこの雑誌の中では異色に見える。「学園もの」から離れたファンタジーっぽいもの。注目されるのは、アンケートのはがきにこの作品の感想を求める項目が独立して設けられていることだ。もうどこもかしこも女子校の話だらけなのをなんとかしようとしているのであろう。