内容●あずまの日常および書物や映像作品の感想文 注意●死語、だじゃれが不用意に混入されており危険です。ナウい方は読むのをお控えください まめちしき●ムカムカの好物は瓶入りのブルーベリージャムです
「その効果や、いかに」と書いたままずいぶん報告が遅れたけれども、やはり「フリーズリムーバー」の効果はあるようでMac OS 9Eは安定してくれている。で、気がつくとどういうわけかMac OS 8.6Jの方がとんでもなく不安定になっている。まあ、しばらくろくに面倒を見てこなかったのでまあ仕方ないといえば仕方ない。あやしいのはレーザープリンタのドライバかATMかUSB機器か。キーボードを打っている最中と、タブレットで作業しているときにフリーズさんがやってくることがとても多いので、USB周りが悪いのではないかとにらんでいる。
とは言うもののなにから手をつけたらいいのかさっぱり分からないので、こっちにもフリーズリムーバーを使ってみるかと。最新版はシェアウェアになっていた。「もしあなたのMacがとても安定して嬉しいのならシェアウエア料金を払って下さい」ということなので、またしばらく評価することにする。送金してもらえる鍵を使えば、機能が増えるらしい。
とにもかくにも、こういう小手先の調整よりもMac OS Xの登場が待たれる。
「愛の個人レッスン」の巻。
あらすじ。ユイさんはキーボードを打つのが遅い。コムネットの銀行の壁に向こうにいるバグルスを退治するために、暗号を解かないといけない。そんなわけで難しいアルゴリズムの実装と計算を、コレクターズ総出でするはめになりユイさんはしばらくついていけない。
学校ではキーボードを打つのが遅すぎて授業の課題を終わらせることができなかった。このままだと補習を受けるはめになってしまう。そこでキーボードを打つ練習を手伝ってもらおうと頼むが、友人たちは用事があり両親は旅行にいってしまう。犬養博士は手伝うと約束してくれるが、急用ができてヘリコプターに乗ってさっさと去ってしまった。最後に会ったのはアイさんだった。
感想。コレクターたちがどこからともなく取り出したキーボードをかたかた打っているのは、セガの「タイピング・オブ・ザ・デッド」のような、妙な光景である。計算機の内部のソフトウェアであるコレクターたちが、自分以外のソフトウェアやメモリ空間との通信に、入力にはキーボードを使い、画面に出力される文字を見ながら行うというのはまた妙な感じ。全身の感覚器官が計算機に取り込まれる「甲殻機動隊」みたいな表現とは違って、コレクターたちはちゃんと独立して保護されたメモリ空間の中に意志を持って生きている。そんな印象。
で、犬養博士とユイさんが一緒に篠塚博士の墓参りをするところがある。アイさんの父上は死んだらしい。犬養博士がヘリコプターで去ったあと、喪服姿のアイさんが墓参りにやってくる。くはー。ア・イ・さああああんっ。かあああっ。いいっ。黒のドレスと顔を塞ぐ薄いヴェールが、そこだけを灰色の空間を作っている。かっこいー。で、まあ、墓参りで偶然会ったのでアイさんがキーボードを打つ練習につきあってくれることになった。
で、アイさんの住んでいるいとこの瞬兄さんの家におじゃまする。アイさんがろくに口も聞かなくなったことは瞬兄さんの母も気にしているようで、アイさんの過去を少し話す。瞬兄さんの母は篠崎博士の姉である。篠崎博士が死んでからアイさんは笑わなくなった、という。そして母も、と言いかけたところでアイさんがさえぎってしまう。母まで死んでしまうなんて考えるだけで耐えられないのだろう。
練習中にユイさんのコムコンにIRから通信が入った。また銀行で事件である。他のコレクターたちはなんとか鍵を解くのだが防衛システムのおりに閉じ込められてしまう。唯一おりから抜けだせたユイさんは練習の甲斐あって、時間ぎりぎりのところで46文字の鍵をキーボードから入力することができた。
ユイさんは休み明けに、キーボードを打つテストに合格したとアイさんに報告する。アイさんは「おりの中で練習したからね」と言ってしまう。ユイさんがコレクターの一員であることを確信している証拠だろう。
さて。犬養博士と篠崎博士、フリーズと迷子の少女、ユイさんとアイさん。ちょっとずつ話がつながってきた。前シリーズよりずっと面白い。
ちょっと前に買った「ネクストキング」のCDを最初の方しか聞いていなかったので、続きを聴いてみる。……うぐ。またむちで打たれるのか。ディル姐さあああん。ディルさまっ。わんわんっ。
それぞれの登場人物につけられた音楽を聴くだけで、ぐっとくるものがある。
ピンクで中身が透けて見えるA4の書類ケース一点。ピンクのサングラス二点。岡本慶子「コレクター・ユイVer.2」2巻。
今日行った本屋さんは、児童書の売り場に「クレヨン王国」の本がほぼ全部あった。これからはここで買おう。でも現在未読の本が4冊もあるので買えず。
ぐほはあっ。ま、またしても女装なエコがあああっ。はあはあはあ。落ちつけ、落ちつくんだあずまっ。はあはあ、はあ。
「コレクター・ユイVer.2」2巻に「フリーズの学園日記」が載っているんだな。フリーズを追いかけて、ユイさんやレスキューもコムネットの学校に入学してしまうという話なのだけど、岡本版ユイではフォローとエコも追い掛けてくる。で、岡本版ではこの学校は女子校なんである。フォローは教師に化け、エコはおんなの子の生徒に化けて入りこむ。
このエコがっ。エコがっ。反則なのじゃよう。この背の低さも黒の髪も、ふだんはとんがってるのにここぞとおんなの子らしくしようとするのも全部反則なのじゃよう。作られた少女は、少女以上に少女らしい。エコともう一人のおんなの子がひまわり畑で水をやっている場面がある。そこでバグルスに冒された太陽の塔のせいで暑さでおんなの子が倒れてしまう。そこで、エコが「キャッ」と叫ぶんである。動揺しても女言葉。ああ。もうどうしてくれよう。一つください。
前シリーズの「コレクター・ユイ」1巻でもエコはなぜかおんなの子の姿をしている。いま読み返してみても、女装をする意味が全然ないんである。コレクターたちの目をあざむくための変装、といえなくもないけどなぜに女装。ああ。もうどうしてくれよう。一つください。
で、岡本版のいいところは、学校生活にあこがれているのはフリーズだけではなく、コレクターたちもその境遇はフリーズと似たようなものだという点に目をつけているところである。フリーズは、フォローとエコの気持ちが分かると言った。そのあとピースとコントロルとシンクロとIRも学生服を着て、兄弟校の男子生徒に化けて構内に立ち入ろうとする。この3人は別にそんな気はなく事件の解決しか考えていなかったのだろうけど、学校に集まってくるという行動がフリーズの気持ちから遠くないので、妙に微笑ましいように見えてしまう。
で、ピースとコントロルとシンクロとIRは「学生服ダウンロード」と叫んで黒い学生服を身につける。「男の変身シーンは削除」と書き文字が入っているのはご愛嬌である。そこまでしたのに4人はおんなの子たちに不法侵入の変質者扱いされてしまい、警察に連れ去られてしまう。うーん。
4人は変質者にされてしまったが、エコの女装はなぜ許されるのか。それは。それは。作者の趣味なのだろう。だったらエコの変身シーンはぜひとも入れなければっ。男の変身シーンはどうでもいいけど、おとこの子の変身シーンは大許可っ。ああ。もうどうしてくれよう。一つください。
昨日はおジャ魔女どれみ中心ぷにキャラ専門同人誌即売会、と銘打たれた「ぷにケット」に行ってきた。
おジャ魔女な本を20冊以上も買ったのだけど、年末の大まんが大会でも19冊しか買っていない。夏冬の大まんが大会で買えないものがいくつか買えただろうから戦果はあった、のだろう。さて、大筋において戦果はあったのだけど局所的には敗北した。クレヨン王国な本を求めに行ったらなにもなかった。売りきれ、もしくは落ちた。なにも置かれていない机には人もおらず。ないモンはないので、確めようがない。
で、悔やまれるのが、開場1時間後に入ったことだ。150サークルぐらいなら端から端まですぐに見終わってしまうだろう。だから急いで行くこともないやと、わざと遅れて行ったのだ。そしたら、もう売りきれの本がいくつもある。お客が予想以上に多かったのか、用意した本が少なかったかのどちらか。机の上になにもなくて人もいないというところはもう帰っちゃったんだろうか。
浜松町の駅から降りてあさっての方向に歩き出してしまったために遅れを取ってしまったのも、あとにして思えば痛かった。浜松町の駅から90度違う方向に歩き出してしまい、歩道のわきの地図を見てやっと誤りに気がついた。さらに、ゆりかもめの竹芝駅のあたりでも迷ってうろうろしたのも痛い。この迷子で30分は遅れた。来年の2/12に「ぷにケット」を同じ場所でまたやるそうなので、それに向けての反省点とする。ぷにの市場はでかかった。
スペースは広々と取ってあって机も大きい。夏冬の大まんが大会のせせこましくて息苦しい会場と違って、しばらくだべっていたくなる空間である。座りこみ禁止、ごみ捨て禁止、集団でたむろするの禁止、といろいろ徹底されている。即売会は11時から3時まで。わたしは12時に入って、さらに2時ごろに外出してご飯を食べに行ったのだけど、それでも時間が余る。それでも帰らない理由がある。
3時から始まる抽選会まで待たねばならない。参加した作家の人に描かせた絵入りの色紙が、抽選でもらえるというではございやせんか、姐さん。あと、遊園地かどっかで撮ったらしい着ぐるみショーのビデオを会場の端っこで黙々と観るという手もある。最初に見たのは、着ぐるみに加えて声の人たち4人がステージの上で話したり歌ったりしてくれるという、会場は貧相だけど内容は豪華なものだった。
そのあと「ぷにケット」当日の朝に放送された「おジャ魔女どれみ」の録画したものが流された。わたしは家でじっくり観たかったのでその場では観なかったのだけど、参加した人は観られなかった人が多いだろうから、こういう配慮は面白い。……のだけど、ふと、録画したものを流すには、その場によってはそれなりの手続きがいるような気がしたりしなかったりするけど、とりあえず考えないでおこう。
ビデオは延々回っていて、そのあと流された別の着ぐるみショーはなんだかえらく観にくい妙な角度から撮られていて、どうも盗撮っぽく見えるのだけどどうなんでしょ。小児科医のマジョハートさんがハナちゃんの健康診断でおジャ魔女たちを試す、という話だった。登場人物は多くて看護婦さんの人も出ていてわりと豪華。
一方では「どれみドンジャラ」で遊ぶ人たちがいる。牌の表面にどれみさんキャラが張りつけられているのだな。人形を飾っているところもある。体長80センチほどの関節可動なさくらさんもあった。そしてでっかいはづきさんが歩いている。ほんとうにでかい。着ぐるみのはづきさんである。
壁に張ってある紙に自由に描いていいことになっていて、ここを観ているだけでも飽きない。意外にシルバー王女の絵が多い。ちょっとしあわせ。じゃりン子風あいちゃんだとか、パーマン風おジャ魔女だとか、こういうへんなものを落書きとしてさくっと描けてしまう人が何人もいるというのもまたすごい。あと「日本はどれみを中心にしたぷにの国である」とか「ぷにハ神聖ニシテ犯スヘカラス」とかなんだか不穏なことが書いてあったりもする。
会場ではいっつもなにかの曲がかかっている。同じ曲の繰り返しではなく、それはそれは大量の曲をかき集めてある。どれもぷにキャラにゆかりのものばかりのようで、魔法少女関係が多い。しばらく聴いてみると疑問も出てくる。「ウェディングピーチ」の主人公は中学一年だけどぷになんだろうか、というようなこともある。なぜここで「サザエさん」なのか、というようなこともある。ワカメちゃんならまだしもタラちゃんだったら深いよなあ、などと考えてしまう。
(追記)現在確認中につき一部を伏せています。
で、3時になる。しばらくの準備を経て大抽選会である。サークル参加者も一般参加者も交えて、抽選でなにかもらえる。まずは、参加した作家たちに頼んでその場で描かせたらしい92枚の色紙である。つくえに這いつくばってなにか描いている人がたくさんいたのはこれのせいである。でも、モノがモノだけに欲しいのもあるけどそうでないのもある。抽選会の時点で会場に残っていたのはざっと見渡したところだいたい400人ぐらいだろうか。
運のいい92人の中にもわたしが入ることはなかった。でっかいはづきさんは運がよかったらしく、色紙をもらっていた。さらに、そのあとのじゃんけん大会でも幸運とは縁がなかった。玩具屋さんで使う、販促用のどれみさん看板が欲しかったよう。じゃんけんの参加者は立ちあがり、負けると座る。これを繰り返したので、だんだん脚が疲れてくる。じゃんけんの司会の人はよく慣れた感じ。ここのスタッフは総じて仕切りが手馴れている。
一通りすんで、代表の挨拶もあって解散。あと40分で撤収しなければいけないらしいので、邪魔せずその場を出た。こういう場では片付けを手伝いたくなるところだけど、部屋を返す40分前にまだ人がたくさん溜まっているのはもっと問題だ。
エレベーターの前で、ちびうさちゃんとエリオスを見た。正確には、ちびムーンとエリオスが印刷されたシャツを着たど迫力のおにいさんを目撃した。うむむむ。この人は、この格好でこの建物まで歩いて来たんだろうか。す、すばらしい。東京は都会だからどうだか知らないけど、少なくともわたしにとってはすごい。「ちびうさがお好きなんですかっ」とか「もうそろそろ、うさぎの胎内にちびうさが宿るころですよねっ」とか「ちびうさちゃんはその形状そのものが一点の曇りもなく美しいですよねっ」とか「この程度の恥ずかしさでは動じませんかっ」とか聞いてみたい。しかし、どうもお近づきになってはいけないような気がしてしまい、話しかけられなかった。いまにして思えば惜しいことをした。
梅雨どきの晴れ間だったのだけど、夕方になるとだんだん空があやしくなってきた。山手線の東京駅で降りて八重洲南口から出ようとすると夕立が降っている。走って横断歩道を渡って郵便局に向かったのだけど、渡ってから地下通路があるのに気がついた。
ぽんさんに頼まれていた本がまったく買えなかったので、それとは別に一冊だけ選んで買った本を送ることにした。あまのしづくさんのおジャ魔女の新刊。去年の「みるくぷりん。」のようなラヴラヴなものではないけれど気に入ってくれるだろう。月曜には着くかなと。
そんなこんなでぷにの国からはしだいに離れ、羽田空港に向かう。6時に空港に着いて、7時の飛行機に乗って帰った。家に着いたのが10時。一日で往復するのはやはり疲れる。これが会社の出張だったら、このあとにまた職場に向かったりすることもあるだろう。それを思うと寒気がするが、さすがに会社の出張でじゃんけん大会はないだろう。週が明けていま月曜日。これを書いているいまも足が筋肉痛で痛い。
もの | 点数 | うちナニな点数 | ナニな率(%) |
どれみさん | 24 | 7 | 29 |
ぽぷりさん | 2 | 0 | 0 |
他 | 1 | 0 | 0 |
計 | 27 | 7 | 26 |
上の表に示すように、購入したものはおジャ魔女本とファンファンファーマシィーの本のみである。ぷには大量にあったがピンクは買えなかったという結果になった。購入金額は推定13,000ぽぷり、交通費に27,000ぽぷりを要した。
さて。ぷにとは一体なんなのか。ぷにの国から帰ってきたいまも実はよく分かっていない。いまのことろわたしは「子供のほおのやわらかいさまを指した擬態語で、転じて幼い子供の愛らしさそのものを一語に凝縮したもの」と解釈している。「ぷにケット」の準備会が原稿を募った「ぷに本」という本がある。絵にせよ文にせよ、図らずも寄稿した人たちなりの解釈が見えておもしろい。
「少女性愛の意味が強いロリータという語感を嫌って、単に愛らしい幼な子を指すのに使われる」というような方向のものもあれば、むしろぷにという語感から「肉体的な幼児性愛そのものを指す」という正反対の解釈もある。かといって統一的な意味が定義されるわけではなく、今後も一部の人たちの間で勝手にこの妙な語は使われていくのだろう。
ぷにという語に惹かれて何百人もの人が集まったということが、なかなか愉快である。
「戦いの果てに…」の巻。
ヤクモさんはかつて、飛んできた隕石に宿っていた能力を継承していて、めちゃんこ強いんである。セーラーサターン覚醒の時なんである。毎週のようにさらわれたり逆さづりにされたりしたけど、実は強いんである。
見どころは一点。ちびっこ3人組をハクバーに載せて逃がそうとしたところ。マシュランボーがちびっこたちを襲おうとするが、放たれた光線をヤクモさんが曲げてしまう。このあとの「許さない」という台詞がとてもとても恐いのが見どころ。わたしは震えた。ヤクモ姐さんはとてもとても恐い顔になり、マシュラたち三人の犠牲もあってマシュランボーを殺ってしまう。マシュラたち三人は死んだ。カードに戻るのではなく、マシュランボーの力を宿した三つの石の姿に戻された。マトリクサーとしては完全に消滅したことになる。
ところですっかり忘れていたけども、マシュランボーを倒したときにいた空間はルシフェーヌさんが作り出した300年前の世界なので、ここでの行動は歴史を変えるんである。マシュランボーが消えたことでまず戦争がなくなった。ヤクモお姉ちゃんは西を目指した。「センター」がなんなのか分からないけど、とにかく西を目指す。ちょっと前にマシュランボーが最後の人間たちの砦「センター」を破壊する場面があったけれど、これも歴史が変わって復元されたのだろうか。
大規模な気候変動に乗じてマトリクサーたちが人間を襲った戦争がなくなり、それどころか協力して生きてきたらしい。地球は、どこまでも続く沙漠や飛行機と高層建築の墓場にではなく、もう少し豊かな生物のすみかになったのだった。めでたしめでたし。
うう。なんという急展開。そうかそうか視聴率が取れずに打ち切りか……と思いますわな。ところが、歴史は繰り返すのである。ヤクモの西を目指す旅からから数年という時が流れ、マシュラはまたも滝の上の崖から鎖で吊るされる。ただ、そのマシュラを助け出そうとしたのは、ヤクモさんではないのだ。もちょっと背が低くて愛想のいいおんなの子だ。主人公を変えて、もう一度同じ空間の違う歴史をたどるのだろうか。
なぜ無理な急展開を経てまでして、再びマシュラが崖から吊るされる歴史を繰り返さねばならないのか。[1]1年続くはずが低視聴率で打ち切りが決まったけど、裏でまたなにかあってやっぱり番組が続行になった。[2]視聴者を驚かせる斬新な仕掛け、のどちらかだとしたら、どうも[1]のような気がしてならない。[3]ヤクモさんがあまりにも地味な主人公だったので、ちっちゃくてかわいい主人公に交代して、おねいさんだけでなくおにいさんの心もつかむという作戦、という線も捨て難い。
脚が痛いのはおさまったけど、まだ腕が痛い。薄い箱に本を入れて運んだのがよくなかった。どうも持ちにくくていけない。
ぷにの国にて「おジャ魔女どれみ」がDVDで出るという話をうさ耳にはさんだ。否。猫耳にはさんだ。否。小耳にはさんだ。確認は取ってないんだけど。
さてDVDプレーヤを買うや買わざるや。いまの安いMPEGデコーダ回路ってまだアレだと思うのだね。全部が全部そうではないと思うけど、DCTの係数の右半分はごにょごにょって感じなのね。まあ、店頭でたかが5万円かそこらの機械に載せようってんだから、たぶん石は数百円で作らんといけませんわな。それじゃあ、たいしたものは作れませんわな。だからちょっとごにょごにょなのですな。それで数千円とか数万円の高価なCPUを使ってソフトウェアでデコードしたら結構画質がよかったりするのですな。
じゃあ、いつになったら安いチップでいい絵が得られるようになるか、というと微細加工技術だけでなくデコーダ設計のノウハウの蓄積なんかもからんでくるんでよく分からんのですな。まあ、文句ばかり言ってないで電器屋さんで絵を見とかんといかんとは思うのだけど。
で、迷う本当の理由は、セーラームーンがDVDで出てくれないことには、プレーヤを買うふんぎりがつかないということだな。クレヨン王国もすでにLDで出てしまったから、DVDで出るまでにあと何年かかるやら。
ある地方で。薄いカミソリ刃をくちびるでくわえて即興で唄を歌うという古い芸がありまして。
うっかりしていると、刃がくちびるへとさくっと入ってしまう。使える音だけで唄を歌えばいい。「b」とか「p」とか「v」とか「f」といった音を出すとくちびるから刃へ向かって圧力がかかり、血まみれである。これをやろうと思ったら、そりゃあもう言葉を知っている必要がある。即興で使ってよい語を選び出いつつ歌う。
ところでわたしはあるキーを使わずこれを書いている。とある人──ここでは「P」氏と呼ばせていただこう──が、あるキーが打ちづらくて困っているとおっしゃる。わたしも苦労を味わってみようというわけだ。それは「b」と「m」双方ではさまれたキーである。やってはじめて分かることだが、キーをたった一個ふさいでしまうだけでまこと書きづらい。
ああ。いかんいかん。締め切りまでの予定表を横目に、薄い本たちを3時まで読みふけってしまった。どれみさんの本でしばらくほえほえ〜っとした時間を過ごす。は〜。しわよせ〜。否。ひやあせ〜。否。しあわせ〜。現実逃避用および眠り病対策として余裕を取ってあるから大丈夫だとは思うけど。すいません明日からやりますー。
で、一方ほえほえ〜っとはしていないけれど「5分でわかるおジャ魔女どれみ」というヘヴィ級の本が二冊ある。A5版で90ページほどもある本が2冊あって、中に「おジャ魔女どれみ」の第1シリーズに関する問題と解説が延々続く労作。「どこが5分で分かんねんなっ」てな代物。マークシート用紙および400字詰め原稿用紙が付属。これで魔女試験はばっちりという具合。
「ヤな宿題は全部ごみ箱に捨てちゃえ」の歌詞に入るところで最初にアップになる人物は誰か。……これは覚えていたから分かった。答えは玉木さん。音符記号がわらわら出てきて「おジャ魔女どれみ」のロゴに変形するところで、音符記号は何個出てくるか。……そんなん分かるかーっ。わたしが録画したものはもう残っていないので確められない。問題はかくのごとく難しいものからそうでないものまで、OP、ED、各話それぞれについて10問ずつ。
OPと1-2話まで解答した。先は長い。ところで次の9級魔女見習いの試験はいつなんでしょ。
昨日の夕方から大雨が降った。でっかい音と空気の振動が何回も何回も何回もしたんで、会社の敷地内のどっかに雷が何回も何回も落ちているはず。地球の元気をオラにちょっとだけ分けてくれ!!!(3個)ってな具合にそりゃもう遠慮なく雷が集まる。この遠慮のなさがとても面白い。雨が納まってきたので帰ることにした。帰りに空で起こる放電を久しぶりに見た。むらさき色の空に複雑な形の白い図形がじわっと浮き出てくる。電車の中でもずうっと空を見ていた。
で、稲妻の形状ってばとても不安定でとても面白いのね。そんな不安定なものなのに、どうしてわたしの視覚は夜空の中から稲妻を抽出できるのだろう、と考えてみる。そんなモンは自明で、稲妻の部分はそこだけ明るいからだな。うん。そんな自明な仕組みが分かっているおかげで、画像処理ツールを使えば、稲妻とむらさき色の空との間の輪郭を抽出するなんてことができるわけですな。
詳しく書くとナニかとアレなので伏せるとしてですな。あたしゃ人生流れ流されて、いま音声信号処理のアルゴリズム屋見習い9級になってしまった。一次元の情報である音声信号の不便さときたらない。二次元以上の画像処理とえらい違いなんである。音の輪郭を見つけて、輪郭の内側を外側の音色で塗りつぶす、なんていうわけ分かんないことを考えるんである。早い話が雑音除去。特定条件下の雑音除去なんで、簡単といえば簡単だが失敗は許されない。あのいまいましい特許も書かんといかん。
で、雑音という魔物は目に見えないので、フーリエ変換をはじめとする異世界の魔法で探し出すのだけど、どうも抵抗がある。魔法に慣れるには時間がかかりそうな気がする。大学のころ算数の成績がとてもとても悪かったせいで近寄りがたいというのもある。まあ、これから数か月は音声信号処理がメシの種になるのでなんだってやるけれども、どうも絵のように直接目で見ることができないものをこねくり回すのは抵抗がある。
いっそのことわたし自身をフーリエ変換して周波数の世界に入っていきたいものだ。そしたら桃色雑音が本当にピンク色かどうか確かめようじゃないか。出たわね魔物。ぴんくしゅがーはーとあたっくー。
倒すか倒されるかの答えはまた数か月後に。
はははは。もしうさぎしゃんシリーズが60枚組30万円とか恐ろしい装丁で出されようともそりゃ買いますよ。借金してでも。買っても観るのは第4シリーズばっかりだったりして、なんだかなってな感じですが。
とりあえず、5つの箱に分かれたクレヨン王国のLDをどうしてくれようって感じですわ。いやね、4番目と5番目の天使さま編だけでもいいからげほっごほっ。ああいい天気ですわね。そうだねえオパール。
「人間ぎらいのマジョドンと約束のハーブ」の巻。
あらすじ。こんどのハナちゃんの健康診断は優秀な成績で合格した。小児科医のマジョハートは口は悪いがどれみたちの子育てを高く評価している。この子たちなら人間を嫌うマジョドンを折れさせることができるかもしれない、と考える。
マジョドンは魔女界の商人の元締めである。取引を独占していて価格をすべて支配しているという、泣く子も黙る元締めである。マジョハートの使いでどれみたちはマジョドンの屋敷に魔法のハーブをもらいにくる。まずどれみさんたちが人間という種族なのが気に入らない。強欲なマジョドンはハーブについて、買えるはずもない法外な金額を要求する。そのうえ出したお茶の高額な代金を巻き上げて追い返してしまう。
マジョドンは人間が嫌いである。あのとき約束をやぶった人間が嫌いである。その昔、サルバトーレという人間の男に求婚されたことがあった。魔女と人間は寿命の長さが違う。結婚するなら魔女をやめなければいけない。しばらく考えさせて欲しいといってマジョドンはその場を去った。
マジョドンは悩んだ。結婚するという決断をして会いに行ったときにはサルバトーレには妻がいた。マジョドンが魔女をやめる決断をするまでに十年という月日が経っていたのだ。マジョドンはそれ以来、人間界と魔女界との断絶を主張しはじめたのだった。
感想。マジョハートとマジョドンがとても渋い。魔女さんたちのかっこよさにまた打たれた。マジョハートとマジョドンはどうも結構えらい人のようで、女王と一つのテーブルを囲んで会議に出る。二人とも人間界と魔女界との断絶を女王に進言した強硬派のようなのだけど、サルバトーレの裏切りが断絶のきっかけの一つというのは、なかなか魔女界の政治もいい加減なものである。
マジョハートはマジョドンと賭けをする。ここがかっこいいところだな。追い返されたどれみさんがまたマジョドンの館に戻ってくるか、それっきりか。マジョハートは戻ってくる方に賭け、育ての親の形見である髪飾りを置いていく。どれみさんたちが戻ってこなければ髪飾りはマジョドンの物になり、戻ってきた場合は魔法のハーブをどれみさんたちに渡してやるという賭けである。
果たしてどれみさんたちは戻ってくる。そのあとハーブの代金の代わりにと家事一式をやるのだけど、そのあとハーブ園の鍵と髪飾りを乱暴によこしながら言ったマジョドンの台詞がもう泣かすではないか。そんな形見なんぞマジョハート以外が持っていてもなんの価値もない、と。その品自体はたいした価値はないのだけど、それだけにマジョハートが賭けたものの大切さが目立ってくる。そこまでしてマジョドンの心を動かそうとしたのだから、マジョハートのどれみさんたちに寄せる信頼はかなりのものである。
最後の最後で、魔女界から魔法使いの世界へとつながる扉の封印をハナちゃんが開けてしまうシーンがある。来週は大泥棒オヤジーデの出番らしい。
オーディオ帯域のパルス性雑音をウェーブレット変換で除去できた、という先人の書物を発見。うむむむ。うまくアレしてナニすればぷちぷちノイズはかなり取れるらしい。わたしは実験はしていないけど、とにかく取れると書いてある。これがざーざーノイズにも効くかだな。効いてしまったらわたしのメシの種の危機。いやまあ、一筋縄に行くほど甘くはないのだけど。
たーなーぼーたー、ぼーたぼたー。今日はたなぼたの日である。だれだか存じ上げないけれどわたしの願いを聞いてくれる神がいるのなら、わたしの願いは一つ。ちびうさが公園に降ってくるときに、真下にわたしがいますように。あ、もう一つあった。来年はどれみちゃんたちといっしょのクラスになれますように。そうそうもうひとつ。忘れものが減りますように。えーと、それから。
ネットライフ度71点。モバイラー級。
ぐふ。ぐふふふふ。なんだこりゃー。めちゃくちゃ面白いじゃないかー。仕事するふりをして遊んでいるようなもんだ。Matlabで音声信号処理ってなわけで、使い方を覚えるためにあれこれフィルタを作っては動かしてみる。困ったことにへんな音しか出てこない。わたしの向かい側と後ろ側の人たちが修羅場に入っていて、わたし一人ヘッドフォンの音を聴きながら笑いをこらえるのに困る。
そんなわけで今日はろくに前進せず。メシの種をウェーブレットにするか、倍音成分を使った楽音推定にするか。いつになったら検討に入れるやら。
それにしてもナニだな。かく強力な処理ができる計算機が、数万円だとか数十万円で買うことができるとは。
先人のいない研究はゴールのないマラソンである。……わたしはいまの会社にいたって永久に基礎研究なんかできやするまい。来年から商品開発だしなあ。やだなあ。
「ピース大ぼうそう!?」の巻。
先週、アイさんがコレクターユイの正体を知っていることを示唆することを言ってしまったため、ユイはアイさんのことが気になってしょうがない。コレクターたちの間でもアイさんがコレクターアイなのではないかという疑いが出てきた。ブラウン管の前のわたしには誰がどう見てもコレクターアイとアイさんは同一人物だと思えるのだが、コレクターに関する映像は間引きサンプリングしたようになって誰だか分からないようになっているのだ。モザイク状になったところで、並べて見れば一目瞭然だと思うのだけど、とにかく分からないといっているから分からないらしいのだ。
偽者が出てくることを防ぐために、コレクターたちの情報は記録できないようになっているらしい。ふつーに考えれば、複製を防ぎたいのならコレクターたちに関する情報は全て関係者以外見えないようにするべきだ。が、コムネットに入りこむたくさんの人たちがコレクターたちの姿を見ている。コレクターたちの姿がモザイク状になっているという話は聞いたことがないし、コレクターアイが登場するゲームだってあった。だから、記録はできないが見ることはできるという複雑な暗号化処理でもされているのだろう、とお茶を濁しておく。
最後の最後でユイはアイさんにコレクターアイのことを聞くのだが、答えをはぐらかされてしまう。正体が知れることが二人が近付くきっかけになると思っていたのに、これがかなわなかったのは残念。
で、今週のユイさんは、以上のような特別なプログラムであるコレクターの一員であるピースの偽者が登場するという由々しき事態なお話。来週は湯けむりウォッチゃー待望の温泉の話。
ぐふ。本文のだいたいの配置完了。それぞれの文章の必要ページ数のおおまかな見立てができないまま作業に突入してしまったため、えらい時間がかかった。試行錯誤による作業量の爆発が起こってとんでもない作業量になるというソフトウェアかなんかの教科書に載ってそうな悪い例を実践してしまう。
経過報告ってことで速達で東京に送るかと夕方から旅路へ。目指すは大阪中央郵便局。駅前にバイクを止めて駅まですたすたと歩く。ああ。なぜわたしは手ぶらですか。駐車場まで封筒を取りに戻る。忘れものぐせ。電車を乗り継いで京橋から環状線に乗る。目指すは大阪駅。花の大都会大大阪へ向かうはずがどうも逆方向の電車に乗ってしまったらしく、また引き返す。迷子ぐせ。
もう7時。いまから日本橋に向かっても開いている店は少ないだろうから、そのまま引き返す。これだけなのにとても疲れた。
今回は観逃してしまったのでお休み。
今日はなにをしよう。ぼへーっと。夕方から出かける予定。
「魔法使いのワナ帰ってきたオヤジーデ!」の巻。
あらすじ。ハナちゃんの魔法で魔法使いの国と魔女の国とを隔てる封印が解けてしまった。オジジーデという人物がすぐにこのことを魔法使いの王に報告する。王は魔女たちへの積年の恨みを晴らすときだと考える。
先代の魔法使いの王と、先代の魔女の女王は賭けをした。魔法使いの王は賭ける私財を失い、あろうことか領土まで渡してしまった。残された土地は花咲かぬ荒地で、魔法使いの数は減りつづけている。王の一計とは、魔女の赤子ハナちゃんを誘拐し、領土と引き換えにしようというのだ。
ハナちゃんは魔法の能力が高く、また女王の庭で産まれた赤子だ。人質としての価値は高いに違いない。誘拐の任には魔女の国でバッドカードを盗み出したことのあるオヤジーデが選ばれた。貴族の称号を得るためにオヤジーデはこの仕事を引き受けた。
感想。どうもわたしは魔女さんたちに妙に肩入れしてしまうところがあって、魔女さんが出ているというだけで話を好きになってしまう。それは魔法使いに対しても同様かもしれない。いままでバッドカードの話はあんまり面白くなかったけどわたしはオヤジーデという人物は好きで、今週の話は結構期待していたし、もちろん好きである。
オヤジーデのあの腰の妙な動きもいいのだけど、魔法を使うときの仕草がいちいち凝っていてかっこいい。木の枝に立っていて、そこから倒れて落ちそうになりながら、身体が少しずつ消えていくところがお気に入り。
みどころはあと二点あって、女装したオヤジーデがハナちゃんを合唱コンクールの客席であやすところで、ゆきせんせいがあやしむところ。珍しくとても恐い顔をする。もう一点はレストランでのオヤジーデの裏切りに気付いたどれみさんとあいちゃんが、これまた恐い顔をするところ。
レストランで、どれみさんが注文したぶあついステーキをナイフで切って、肉片をフォークで刺して口に入れようというところまできたのにやっぱり食べられない。わたしも食べたい食べたいと思いながら見ていたので、どれみさんがナイフとフォークの持ち方で迷うところがもどかしかった。
どれみさん一行はオヤジーデに裏切られ石に変えられてしまう。オヤジーデはふだんはふざけているように見えても、人間、あるいは魔女に対してはたとえ顔見知りであっても冷酷になれるという点をわたしは結構気に入っている。
おぼえがき。マジョリカが観ているテレビ番組は「サンバでナイトフィーバー」であった。「サタデーナイトフィーバー」の駄洒落と思われる。レストランの名前は「男爵」で、どれみさんは「おとこ」まできて後が読めず、「おとこ……まえ?」と読んでしまう。男といえば男前。どれみさん、その調子だ。
土曜の夕方に速達で出して日曜のうちに届いていたか。土曜日曜もちゃんと運んでくれているのだな。
うむむ。電子レンジで茶碗蒸しを作った人がいる。電子レンジでいろいろ試されているとのこと。わたしも何回か茶碗蒸しは鍋で蒸して作ったことがあるけれど、卵と水の割合がまずいらしくて失敗が多かった。電子レンジでできるなら結果がすぐに分かるので、制作への敷居が下がるというものだ。
この人のところをいろいろ見てみると、すんごい面白い。目からなにかが落ちる。ある思いつきに対して、それなりの知識の裏付けがあった上で危険な実験をしているところに、この人のイカした生き方がある。わたしなんかだと口だけの人間なもんで、変なことばかり言ってはいるけどなかなか実行なんかしない。食パンに電子レンジから照射されるマイクロ波の四分の一の長さのアンテナを突き刺してこれでパンを焼こうという人と、口だけの人間とは根本的に違うのだ。まあ、どちらが優れているという話ではないのだけど。
いまおなかが空いていたら茶碗蒸しあたりから試したかったのだけど、残念ながらおなかはいっぱいだ。また今度ということで。などと言ってはみても、また口だけになりそうな予感。
金曜は会社を休むことにした。おジャ魔女の映画はぽっぷ大活躍なんだそうで。ちびうさ大活躍のうさぎしゃんスーパーズの映画を見逃した過去のあるわたしとしては見逃せない。1996年1月。図書館で後期試験の勉強をしているときに、今日が上映の最終日だと気付いたのだ。あのとき、後期試験の一つや二つほっぽり出して映画館に走るべきだった。シリーズ最後の映画だったのに。だからわたしは、仕事をほっぽり出して映画を観に行く。
Illustratorで、A5用紙32ページの印刷物を1枚のでっかい用紙に32面付で作るというのは、かなり使い方を間違っている。よくこんな重いデータを楽に動かせるなと計算機の能力に感心しさえする。それでも全体を見渡すのが大変なので、使い勝手からするとA5でも8ページぐらいが限界っぽい。一方FreeHandは8Jの試用版を使っている限りでは、1つの書類に複数のページを持たせることができるのでこんな無茶なことはしなくてもいいし、スタイルシートも使えてとっても楽なはず。でも、あのごちゃごちゃした操作感が好きになれそうにない。
先日古い日記も参照できるようにと1999年の日記の書式をうりうりっと書きなおした。で、いまになって1998年も書き換え中。いちいちネタごとに題名を付けないといけない現行の書式のせいでえらく時間がかかる。いつか七夕とか誰かの誕生日とかなんかの記念日だとかにあわせて、わたしがかつて何を書いたのか気になることがかもしれない。だからそうなる前に先手を打っておくかと。古い日記を読んでしまうと、消したり書きなおしたりしたい衝動を抑えるのが大変だ。
ハンバーガーを売っているマクドナルドという店がある。マクドナルドの店舗がつぶれて閉店するところを見たことがあるか、という話になった。その場にいた五人は見たことがないと言った。ドムドムやモスバーガーはつぶれてもマクドナルドはつぶれないんである。どなたかつぶれたマクドナルドを見たことのある方、お教えください。なぜマクドナルドに客が入るのか、日本人はマクドナルドに支配されていくのか。そこが気になっている。
うむむむ。雪印の食中毒事件はすごいねこりゃ。台本なしでここまで面白くできたら大したもんさね。小説より奇なり。
ここで発見。「インターネットにおける自発的コミュニティの形成,特に Web 日記に関して」という論文を読んでみた。
そうかー。いろんな情報をいろんな場所に書くのが面倒だから、一か所に全部書いてしまったのがweb日記になるのか。ウチの場合だと、昨日観たテレビ番組もわたしの健康状態も計算機のことも全部ここに書いてしまうから、あとにして思えば日記しか書くものがなくなるのだな。
実はゆき先生が魔女の女王さまだったりせんかなあ。
明日会社を休むことにしてはみたものの、おジャ魔女の映画を観に行っている場合ではないような気がしてきた。
今日は明治製菓の「カール」について調査した。調査内容は、あの、閉じていない円状の菓子が一袋に何個入っているかを数えるというものである。試料に用いたのは「うすあじ」のカールである。
わけあって写真をここで公開できないので、数の報告にとどめる。計測は「うすあじ」3袋について行った。計測の結果は3袋それぞれ、99個、101個、101個であった。最大値と最小値で2個の差が生じたことから、十分信頼できる統計値を得るには3袋では足りず、相当数の標本を取る必要があることがわかった。反省点としては、重量のばらつきについても調査すべきであるにもかかわらず計測しなかったことが挙げられる。
そのあと4人で3袋のカールうすあじを食した。
会社は休んだのだが、別の用件が三個重なってしまいおジャ魔女の映画はあきらめた。げふ。その代わりと言っちゃあナンだがこの前のどれみさんをもう一回観た。
とりあえず部屋の模様替えの前半戦終了。移動させた計算機たちも使えるようになった。あとに残った残骸の山をどうしてくれよう。
遅くなったけど校正その2を送る。今度は郵便局まで迷わなかったさ。
以前からわりと言いますけどね。力を入れるときに「にゃっ」とか。最近はなんの因果か「にょっ」と言ってしまうことがあるので要注意。
どういうわけか来週の金曜も会社が休みなので、おジャ魔女の映画はその日に行くことにする。平日に行くと空いているんだな。いや、映画館は母上とお子たちという組み合わせで平日休日関係なくわんさか入るのだろうけども、街全体が平日は空いているからいいのだな。
昨晩夜中にテレビで「鷲は舞いおりた」という映画を途中から観た。うっかり午前4時まで観続けてしまった。
こんな話。連合王国のどっかの街にチャーチル首相が来るらしい。それを聞きつけたドイツ軍の将軍がチャーチル暗殺を目論んでスパイを送り込む。連合王国っぽく偽装した輸送機から、ポーランド自由軍っぽい軍服を着た将校と兵隊がパラシュートで「舞い降り」た。街の神父の協力を得て、また土地のドイツ系住民とこっそり連絡を取りながら情報を集め続ける。いまから思えばなんとものんびりした戦争の話である。
彼らはこの危険な任務に命をかけていた。いや、むしろ生きて帰れないことは明らかだった。だから偽装の軍服の下にはドイツ軍の軍服を着ていた。なんだかドイツ陸軍の将校の正装っぽい、ホレ、色は違うけれどもジオン軍のシャア少佐の制服みたいな、軍隊の主力が戦車ではなく騎馬兵だった頃の、装飾の多い、アレだ。最期の時には偽装の軍服を脱いで、ドイツ軍の一員として戦うという決意の現れだった。おそらく彼らは英語だろうとポーランド語だろうとばっちりなんだろう。街では友好的に過ごしてこれた。ある日、水路に落ちた少女を助けようと飛びこんだ兵隊が、水車に巻き込まれて死んでしまった。そのときドイツ軍の軍服と勲章が見つかってしまった。ちょうどそこへチャーチルが街に近付いてきたという情報が入る。同時に駐留米軍とスパイたちとの戦闘が始まった。
なんというか、この手の映画に出てくるドイツ軍は、悪者で、たいてい冷淡で、殺しても死なない軍人の鑑みたいな連中なんである。なんせスパイなのでろくな装備がなく、細長いサブマシンガンとルガー拳銃しかない。教会に立てこもって戦うのだけどやたらとサブマシンガンの弾が当たりまくり、戦闘経験のない米軍部隊は一時劣勢になる。一度米軍部隊から和平交渉(?)の申し出があって、白旗の使者が教会を訪れる。隊長は実に紳士的に振るまい人質を解放した。使者は降伏しなさいと告げる。チャーチルはすでに米軍が保護しており、補給のないドイツ軍はこのままでは犬死にであると、これまた紳士的に教えてやる。だが、これまた軍人の鑑みたいなドイツ将校は、死に場所は自分で決めるといって教会に戻ってしまう。
米軍の増援にロケット砲と装甲車がやってきて、10人ばかしいた兵隊は次々死んでいく。このへんがすごいところで、実は死んでいった兵隊たちはおとりで、隊長と部下一人は逃げ出してチャーチルを殺しに向かっていたのだ。
死体を数えてみても計算が合わない。隊長は米兵の軍服を奪ってチャーチルの泊まるホテルに忍び込んでいた。部下は大怪我をしていたため、川を上ってきた味方の艦に載って帰された。この部下が唯一の生き残りとなる。バルコニーに出たチャーチルが、鉄十字勲章を付けた男がルガー拳銃を向けているのに気づいたときにはもう遅かった。正確に胸に一撃。3秒後、チャーチルが倒れる前に米兵の全自動ライフルで、隊長は穴だらけになって死んだ。
「犬死にだと言ってやったのに」
「どうしてです。こいつはチャーチルを殺ったじゃないですか」
「だから犬死になんだよ」
実はバルコニーで倒れた紳士はチャーチルではなかった。全てはおとりを使った陽動作戦だったのだ。かくして街はめちゃくちゃになり、ドイツ軍の協力者はここで生きていくこともできなくなった。この無茶な作戦は失敗だった。本国では責任を取らされて将軍が処刑された。
……後味悪っ。古い映画なのだけど観ていると楽しい。M1カービンはそないに弾は入ってへんぞ、とか、そないにサブマシンガンで長い時間撃たれへんぞ、とか気になるところはあるのだけども、楽しい。きっとこれがドイツ軍ではなく日本軍だったらば、かように紳士的には描かれないのだろう。いやそもそも日本軍は情報戦では負けまくっていたので、かような話が書かれることはなかっただろうけども。
こういう、妙に紳士的に描かれた映画を以前にも夜中にテレビで観たことがある。題名は忘れたけども、オランダのドイツ占領下の街で住人が時計台の鉛細工を命がけで守るという話だった。物資窮乏のおり、住人に金属製品と毛皮を拠出せよという命令が出る。数百年の歴史のある街の誇り、時計台の鉛細工も例外ではない。占領軍の中尉はその時計職人の家に寝泊まりしていたから居心地が悪い。鉛細工を隠そうとするのを見てしまうのだが、見逃してやる。
最後には米軍の攻撃がこの街にも及ぶ。鉛細工を拠出しなかったかどで時計職人を中尉が処刑することになった。米軍はすぐそこまで来ている。中尉は職人にそっと耳打ちしてから拳銃を撃つ。職人は崩れ落ちる。占領軍は撤退する。街にいた協力者はもうこの街では生きてはいけないというのに占領軍はさっさと去ってしまう。
中尉に処刑されたはずの時計職人は、死んでいなかった。街に平和が戻った。撤退する占領軍の車は米軍の戦闘機の攻撃を受けていた。中尉は機銃で撃たれて死んでいた。おしまい。……後味悪っ。という話。
後味悪さでは「Uボート」もなかなかのものだが、それはこっちへ置いといて。なんとも、ドイツ人は悪者にされる一方で、ヨーロッパ人の騎士道精神のようなものが見えかくれする。これが北ベトナムや日本の兵隊だったらそうはいかない。
「温泉旅行だよユイちゃん」の巻。
フリーズは、シンクロのことをグロッサー四天王の頃の名前でウォーウルフと呼ぶ。フリーズは温泉旅館の雇われ女将で、ユイさんたち一行はフリーズに誘われて温泉旅館に泊まることになった。まあこれがどういうわけかフリーズいるところに迷子の少女あり、少女あるところにバグルスどかんなわけで、温泉の湯にバグルスが感染して、バグルスの副作用でウォーウルフが一時的にシンクロの姿に戻るというお話。
バグルスの湯にとっつかまって身動きがとれなくなって、頭にかぶってしまったバケツのせいでシンクロの顔をユイさんに見せることができない、というのは、その前の、元の姿に戻ったらユイにまっ先に見せてやる、という台詞とつながっている。だが、ユイさんはシンクロの顔を以前に見たことがあるので、やや冗長である。むしろ注目すべきは、迷子の少女が、家族連れで温泉に来ている三人組を見て寂しさを感じてしまったことと、バグルスの発生との間になにか関係があるらしいことだ。以前に出てきた人探しネットでも、少女が迷子を探す看板を見て同じようなことが起こっている。
珍しくシンクロとフリーズの仲がいいのが分かる話。ウォーウルフはバグルスの湯の影響でシンクロの姿に戻ったところを見せようと、作品中で三回もすっぱだかでユイさんのところまで走ってくる。ところがユイさんの前まで来た頃にはもう毛むくじゃらワンちゃんの姿に戻っている。ユイさんとレスキューにはもうわけがわからず、皿だの化粧水だのが飛んでくる。ただ一人フリーズだけが、すっぱだかで走り回るウォーウルフを落ちついてたしなめることができる。わたしだからいいようなモンだけど、他のお客さんの前だったら訴えられるわよ、なんて言える関係なんである。
そして裏の最重要注目点。うむむむ。温泉なのにっ。温泉なのにいいいっ。ユイさんとレスキューの入浴シーンが短いじゃないかあ。はあはあはあ。いや、そうではない。根本的な問題がある。どうしてもっと奥の方に入らないんだよう。身体が見えないじゃないかあああっ。かくして、ウォーウルフの裸体を何度も何度も拝む話なのであった。ああ。神さま。
不具合の修正、見本の印刷、MOへのコピー、めちゃめちゃ簡単なドキュメント書き、発送まで完了。火曜日中にぽんさん宅に着いてくれれば。
1ページずつ別ファイルにしないといけないらしいので、1ページごとに分割するというしち面倒くさい作業を最後にした。ここでなにかやらかしていそうなので心配だ。ファイル名に付けたページ数と中身が違っているとか、テキストブロックが1つごっそり抜けているだとかの、超大型新人級間違いをやらかしてないかが心配だ。あと文字のアウトラインが全部取れているかどうかも心配。
わたしの手を離れてからというもの気になってしょうがないので、部屋に帰ったら心ゆくまで確認しないと。なにかあったらたぶん印刷屋さんから確認の電話がかかってくると思う。たぶん。きっと。手が空いていれば。
今回はかなり青と白の林檎さんには働いてもらった。CPUを端から端までずずずいっと使って重い処理をしつづけたけど、Mac OS 8.6Jはよく耐えてくれた。ついでにIllustratorもPhotoshopもプリンタもがんばってくれた。えらいぞう。
ぱやっさんが気管支炎になった。やべー。
そうか。おジャ魔女の映画は25分しかないのか。まあ、デジモンアドベンチャーがメインでおジャ魔女はおまけであろうというのは、広告の作り方から察しがついていたんで驚きはしないけども、それでも40分ぐらいは取れると思っていたのでがっかりだ。
何週間か前から映画のための予習として「デジモンアドベンチャー」の放送を観るようにしている。デジモンも楽しまないと。
「勇者復活のハイパーフォーム!」の巻。
ふむ。マシュラがビンカの尻に敷かれている。うーん。もうちょっと、あと3歳ぐらいピンカが歳を取ってくれるとうれしいなあ、みたいな。みたいな。ペンチとバズーカ砲とはツッコミのきつい子である。カードリアンに対してはバズーカ砲もサブマシンガンも無力だと思われるので、おそらくツッコミ専用の小道具なのだろう。
……いやそんなことはどうでもよくて、ヤクモさんとビンカの関係が気になる気になる。ヤクモさんのことを「ヤクモさん」と呼んでいるので親子ではなさそうだ。
サーゴの職業は「プロのギャンブラー」らしい。なんと妖しい。
大まんが大会に行く手段を飛行機にしようか新幹線にしようか。そんなことを考えていると9/17の「MAHO堂大バザール♯」にも行かねばならん気がしてきた。夜行の鉄道の席で寝られる技術があればもっと安上がりになるのだけど。
IBMが「紙が不要になるぐらいに」高解像度の液晶表示パネルを開発しているという話を聞いたことがあるのだけど、一方シャープはでっかいものを作っているらしい。ピクセル数は2560x2048で先のIBMの発表と同じだが解像度はあまり高くはない。かわりにサイズがでかく対角線長28.3インチ。20インチのパネル2枚分。2000年末から量産を開始するという話。価格は分からないけど、PC用ディスプレイとして製品化するとしたら200万円ぐらいするんじゃないだろうか。
28インチとはこれまた21世紀級でかさなので、もうちょっと妥協してピクセル数を2048x1536程度に下げて23インチぐらいに詰めこんだのが出れば買っちゃうやも。
ぴーぽーぴーぽーぴーぽー。
ぶううううん、がおん、ぶううん。
ぱー、ぷー。
がたんごとん、がたんごとん、がたんごとん、がたん。
どんなピンチのときもぜったいあきらめない
そうよそれがカレンなオトメのポリシー
いーつかーホントに出会う、だいじなひとのたーめーにー。あああ。なんでえなんでえ。やってらんねえよ、な。おまいさんもそう思うだろ。やってらんねえんだよ。
健康診断の結果が帰ってきた。まあ、それはいいのだ。問題は、入社前に受けた健康診断の結果と比較すると、ある一点における恐ろしい変化が明らかになったことである。この一年と五か月の間に。
いやたしかに、おかしいおかしいとは思っていたのだ。外見が変わるほどの恐ろしい変化があったのは分かっていたのだ。それを数字にして見せられるとやってらんねえってんだよおやっさん、タコの足とビール追加ー。
おお、いままで死なずに戦ってきた防衛隊の諸君。十四パーセントである。二桁である。ここ一年と五か月の間に十四パーセントである。分かるかね。インフレーション! パンの価格は一マルクから二マルク。四マルク十五マルク千マルク二万マルク。十万マルク百万マルク、二兆マルクだ。共和国の諸君。十四パーセントの意味をお教えしようじゃないか。
一年五か月の間に、だ。体重が十四パーセント増えてしまったということを、ここに報告せねばならない。わたしの体重は一ポンドから二ポンド。四ポンド十五ポンド千ポンド二万ポンド。十万ポンド百万ポンド、二兆ポンド! ああ神よ! 二兆ポンドのわたしは宇宙と一つになるのだ。
ああ。ああああ。
追伸。健康診断から1か月。14パーセント増しの体重は11パーセント増しまで戻しました。だからそう悲観しないでください。お母さんも早くよくなって、退院してください。お母さんさま。さつきより。
「となりのトトロ」をたまたま5分だけ観てしまったのだけど、さつきさんがストライクゾーンのど真ん中なので困ってしまった。
うむむ。新しい林檎さんは、現行のでかいのとは別に7x7x10インチの箱で出るといううわさ。わたしはさほどの拡張性は求めないので、こっちの方がよさそうだなあ。今後でかいのとちっさいのとの差異を出そうとするなら、でっかい方のPCIバスの端子の数を増やさんといかんと思う。
そんなこと言ってもあたしゃどうせ買いはしないので、1GHzぐらいで動くPowerPC G3かG4が出るのをじっと待つ。1,200dpiの解像度を扱うようになってからラスタライズがが遅くてかなわん。
職場で漏水。冷房装置から出てくる水がうまく排出されずに天井からぽたぽたと。つぎはぎを重ねた断熱管はもろい。朝から工事。
ぽんさんには原稿は届いていたらしい。
あかつき印刷のwebに、原稿は1ページずつ作成してください、とあったので1ページずつ別ファイルにしたのだけどこの解釈は合ってたんだろうか。中心が分かればトンボは不要です、とあるのけど、中心ってなにさ中心ってー。見開きのノドのことなのかページの中心のことなのか。いや、そういう問題じゃないな。紙面における相対的な位置がわかるように、A5のアートボードの上に原稿を配置したけどちゃんと面付けしてくれるんかなあ。トンボ付けた方がよかったんかなあ。うう。不安。自分の本じゃないからまた心配。まだ印刷屋さんは修羅場期間じゃないだろうから、少々面倒なことがあっても大目に見てくれるとは思うんだけど。たぶん。きっと。
その後、入稿はすんだという連絡。
次の段階を目前にしながら、コスト削減の指令が下ったらしい。いままではコストは高くなってもいいから高機能なものを目指していたのに、大幅な方向転換になった。なぜいまごろ。なぜいまごろになって。
今日は早く帰って、夏休み大まんが大会の電話帳を買いに行こう。それにしてもアレだな。お金のなかった学生の頃のほうがわんさと本を買っていたのだ。あと二年早く、勇気を出して踏み出していればよかった。お金は本当になかったし借金までしていたけど。
……8時間後。買ってきた。荒っぽく目を通してみた。どれみさんがいよいよえらいコトになってきた気がする。
昨日の報告は誤りで、新しい林檎さんの形状はAppleの発表では一辺8インチの立方体であった。一辺8インチはちょっとでかいなあ。
「新たな力でハナちゃんを取り戻せ」の巻。
あらすじ。オヤジーデに裏切られたどれみたちは石にされてしまった。レストランからの帰りが遅いのを心配したマジョリカはどれみたちを元の姿に戻してやる。どれみはハナがさらわれたのは自分がレストランへの招待への話に乗ったせいだと責任を感じている。あいこは暗い雰囲気になってしまったことに怒りを隠さない。嘆いている暇があるのなら救出の作戦を考えるべきだと。
最初の作戦はオヤジーデの弱点を突こうというものだった。翌朝9時の瀬川おんぷのラジオの生放送をオヤジーデはこの世界のどこかで聴いているはずである。オヤジーデが魔法使いの世界に帰ることができるのは「月が笑っている」日の晩だけだからだ。おんぷはこれから秘密のコンサートを行うとラジオで告げた。秘密の集まりに招かれるのはファンクラブの会員番号の下三桁が007の者だけ。アレクサンドル・T・オヤジーデは当然のようにファンクラブに入っておりその番号は7なのだ。
かくして会場にオヤジーデは変装して現れる。ハナを連れているのですぐ分かる。おジャ魔女たちが魔法で変装してオヤジーデに近づくのだが、前回同様に、ハナの気まぐれな魔法でおジャ魔女たちの変装が解けてしまう。逃げるオヤジーデを追うがオヤジーデとは魔力が違うのですぐに逃げられてしまう。オヤジーデはあの長い呪文を唱えなくてもよいため、追うおジャ魔女たちよりも圧倒的に有利なのだ。
おジャ魔女たちのもとに女王と馭者のマジョリンが訪れた。女王の命令でマジョリンは魔法使いの世界に忍び込んで誘拐事件のことを調べていた。おジャ魔女たちは、ハナの誘拐にいたった領土問題についてこのときはじめて知る。この件については手出ししないように言って女王はその場を去ろうとするが、どれみは呼び止めた。ハナの母親である自分たちが助け出すのだ、と。他のおジャ魔女たちもマジョリカも同じ意見だった。女王はおジャ魔女たちに新しい能力を授けて、ハナの奪還を任せることにした。女王はおジャ魔女たちをパトレーヌという王室の捜査官に任命し、新たな衣装と魔力の高い魔法の実を二個ずつ与えた。
感想。強力な魔法でオヤジーデの全身をくすぐるという世にも恐ろしい私刑の末ハナちゃんを取り戻すのだけど、魔法使いたちへの確執は残ったままだ。
先代の魔法使いの王がトランプの賭けで失った領土のためにハナちゃんが誘拐された、と女王から聞かされる。ここでどれみさんはそんなことのために、と怒る。ここではトランプの賭けの末のできごととして描かれているけれども、人間の世の中には、産まれたときからそこが戦場で、神の教えを叩き込まれて、国境の境界線を何百メートルだか前進させるために幼くして銃を抱いて死んでいく子供がたくさんいるのを思ってしまう。
いまおジャ魔女たちはドイツの機甲師団で、オヤジーデはポーランドの騎馬隊なのだ。へんな例えだけど。またしても悪事をはたらいてしまった魔法使いたちに将来はなさそうである。このまま確執が続くのはちょいと辛いのでなんとか和解させてほしい。
今日は自らの言語能力の退化をまの当たりにした。口から出る言葉を脳の中で組み立てる処理が、6年ぐらい前に比べて少し遅くなったということに気付く羽目になった。処理が遅いと文の断片の供給が発言に追いつかずすぐに尽きてしまう。ふつうはこんなことに気付くことはないのだけど、口から出任せを言おうとするとよく分かる。途中で言葉がなくなって固まってしまう。こういうのを口ごもると言うのだろう。どうりでわたしは随分静かな人間になってしまったわけだ。
大学の4年の頃からおかしくなったような気がする。口から出る言葉は減ったが、一方で文を書く機会が増えた。書く方は時間をかけることが許される。すると文の最適解を探すためにより多くの候補から探す癖がつく。どうもこのあたりに、わたしの口から出る方の言葉の退化と関係があるような気がする。
とても単純化したモデルを考えると、たとえば、ここにほうきとちりとりがあって、これらを使ってボケないといけない、という人生にまれに見る境遇に陥ったとする。で、脳の中の話し言葉担当さんは、やおらちりとりを地面に叩き付け、ほうきのふさふさの部分をちりとりに突っ込んで、ほうきで地面に「でっかい書き初め」をしろと提案する。で、書き言葉担当さんは「でっかい書き初め」は文字にすると全然面白くないといって別の案を出す。ほうきをまたいでどれみさん。横乗りしてはづきさん。ちりとりの上でしゃがんでマジョリカ……というのをやれというのだ。三段落ちだが見る方は辛い。
うーん。また例えがへんてこりんだ。書き言葉担当さんばかり鍛えると、予想外の事件が起こったときに支障をきたすよ、というおはなし。
「映画おジャ魔女どれみ♯」の巻。
あらすじ。ぽっぷはこっそりと家を抜け出していた。魔女見習い5級試験を受けるため、ぽっぷは夜遅くまで起きるのではなく早起きするという方法をとった。試験はうまくいったのだが、ぽっぷが店から魔女界への扉をくぐったとき、ハナが目を覚ましてあとをついてきてしまった。
ぽっぷが店に戻るとどれみたち4人がいた。ぽっぷとハナが姿を消したので探していたのだ。ぽっぷは5級の試験に合格したことを自信満々に報告するのだが、どれみたちの関心は試験などではなくハナを勝手に連れ出したことなのだ。どれみは、姉妹の確執を表に出してしまいぽっぷを強く責めたてる。
ちびのくせになまいき言うんじゃないわよ。
お姉ちゃんには妹の気持ちなど分からないのだ。ぽっぷは店を飛び出して公園で一人しゃがんでいた。
どれみこそねずみみたいにちっちゃくなって魔法が使えなくなればいいのよ。
その思いをかなえるものがあった。ぽっぷが魔女の女王の庭でつんできた花だった。そのころ店にいたどれみはねずみの姿に変えられていた。街の異変に気付いたぽっぷがマジョリカに花のことを報告して、はじめてこの花のことが分かった。この花は悪い願いもよい願いもかなえてしまう。欲深い人間たちの願いを次々かなえると大変なことになる。おジャ魔女たちの花の捜索が始まった。
感想。うむむむ。短い。速い。もっとも重要な、姉妹の和解はちゃんと描かれていたので話に破綻はないのだけど、確執のところが足りない。あと魔女界の花の影響の描き方も足りない。ここは玉木さんが街行く人を振り向かせたり、SOSトリオが人を笑わせたり、と小ギャグを詰め込めるところなのだけど、もっとめちゃくちゃにしてほしかった。それでいて、花が悪い欲望を溜め込んで種子をたくわえるにいたる過程も、もう観客を泣かせるぐらい恐くしてほしかった。
25分に2話ぶんぐらいをつめこんである。みどころは、どれみさんがピアノをやめた理由と、ステーキが好きな理由が描かれていたところ。
まあそんなわけで。TV版1話ぶんのどれみさんのあと、2話ぶんのデジモンを観る。こっちは始まってすぐに、映画なんだなという雰囲気に浸れる。時間の使い方がまるで違う。セーラームーンRの劇場版の、冒頭のバス旅行のところだけでいつもと空気が違うと分かる、ああいう雰囲気に浸れる。どれみさんよりもこっちの方が、残念ながら面白かったというしかない。
話は、去年観た、あのへんてこりん極まった「少女革命ウテナ」の劇場版よりはまだわかりやすい、と思う。7年前にウォレスの前から突如姿を消したチョコモンが、突然ニューヨークに現れた。チョコモンは「あのときの」ウォレスを探すが見つからない。ウォレスは、すでに「あのときの」チョコモンではない、目の前の怪物を殺す決断をする……という筋をあれやこれやとオトナへの旅という味付けで描いてみせたもの。
どうがんばってもさっぱり分からない部分がある。そもそもなぜ「選ばれし子供たち」がデジモンと一緒に暮らしているのか。デジタルワールドとはなんなのか。なぜチョコモンは現実世界の空間をゆがめるのか。TV版を前シリーズから観ていた人には分かるのだろうか。
それはさておき。幼かったころの友人たちにもう会うことができない、というあたりの描きかたがわたしのハートをざくざくと。わりと渋めの描きかたなので、いまどきのお子さまが最後までがまんして観ることができるのかどうか、心配だ。
で、なんというか職業柄というか趣味というか。見たくないものが見えてしまって困る。どれみさんもデジモンも、TV版と同程度の解像度で作っているらしく、黒い描線のピクセルが見えてしまう。NTSCのTV信号と、35ミリだか16ミリだかのフィルムでは解像度があまりに違う。うう。困ったねこれは。こないだ買ったどれみさんの資料の本も、絵はジャギだらけだった。印刷物の解像度の高さゆえに、また同様な問題が起こる。
おしごと2が終了。生まれてはじめて「アナウンサー志望なんですか」と言われた。なぜ。わたしは見てのとおりの会社員ですよう。いやそれ以前にもういい歳なんですから。
二回目はちょっと場が温かすぎたような気がする。どうも、すべて予定されていたようで気味悪い。これは最初の壁だろう。あの人にしてみりゃ、壁なんかもう何十枚も蹴り倒してきたのだろうけど。
なんですとー。幼児教育用ですとー。音楽に合わせたボタン操作で、楽しみながらリズム感が身につく、ですとー。うむむむ。いままでその手のゲームには手も足も出ず、いやな気分だけを残してきたけれども、どれみさんといっしょならリズム感もバッチリですか。プレイステーション用じゃなければ欲しいのだけど。
映画館でもらった、ヒミツの花が咲くという「魔法のタネ」をどうしたものか。どうしたものか。もう一回観に行って、「保存用」と「使う用」を確保すべきですか。
部屋にいると暑くてしょうがないので、ぼへーっとバイクにまたがって、いや世間には原動機付き自転車をバイクと呼ぶのを認めない向きもあってその権威主義に面食らうが、とにかく、バイクにまたがって久しぶりにお買いものに行ってみる。
古本屋2軒でぼへーっと涼む。かといってなにか買うでもなく。キティさんな店でもなにを買うでもなく。バイクにまたがっているとちょっと焦ってくる。
かといってCDのデザインをどないしよかなと考えるも、考えてわかるでもなく。ぼへーっと。
今日は久しぶりに腹が立った。同じ部の、ユーザインターフェイスの研究をしている人の研究の概要を聞かせてもらったのだけど、その発表に人を小馬鹿にしたような態度が見えて腹が立った。まず「人にやさしい」なんていう言いまわしが気にくわない。……なんてところから始まって、研究内容とは裏腹に見にくくてしょうがない資料を経て、わたしの腹がよっこいしょと立ち上がるにいたる長大な経緯を、概要を聴きながらずっと頭の中でまとめていたのだけど、結局言えなかった。まずいことを言いそうになったのでこらえた。勢いあまってわたしもその発表者を小馬鹿にしてしまったら、反論の意味がないのだ。
いくら腹が立ったとしても、口の悪さで論点がぼやけてしまってはまずい。こんなことで駄目さ加減の本質を見失うようではいけないと自戒。でも、わたしがもうちょっとオトナならば言っていたかも。
お。今日1日でわたしの毎月買っている株の値段が7%下がった。ここ1週間で16%下がっている。その前の4か月で株価が2倍になってしまったことを考えると、いままで先物で買って買って買いまくってきた人がそろそろ売って売って売り続けているのだろう。わたしも売れるものなら売ってみたいのだけど、これはあぶく銭ではなく老後の蓄えなのでそう簡単にはいかない。
さて。夏の賞与をほとんど使わなかったのでここに30万円残っている。いや、正確にはここにはなくて、たぶん住友銀行の本店の地下あたりにある、かもしれない。存在位置を時間軸に関して積分すればきっとその30万円はぼんやりとした薄い雲のようにこの地球上に広く存在しているのだ。量子科学っぽく書けば。
どうも最近思考がおっさん化してきて、ちょっと前まではいくらでもあったであろう散財の方法を思いつかない。これで非売品の「エクセレントだいすきシルバー」を探しちゃうぜっ、とか、買い逃した「クリスタルカリヨン」と赤外線に反応してしゃべってくれるちびうさちゃんの人形を探し出しちゃうぜっ、とか、立方体な林檎さんを買っちゃうぜっ、とか、バイクで日本一周しちゃうぜっ、とか、カンガルー募金に投じちゃうぜっ、とか、はらたいらさんに全部っ、とか……ああ駄目だ。保守的なものばかり。アホな使い方がまったく思いつかん。
なにか、革命的におもしろおかしい散財のしかたはないものか。なんてことを考えていると、せらちゃで恐怖の喫茶「マウンテン」(参考資料い、ろ)の話題がちらちらと見えてしまったので、思わず目をそらす。駄目だ。これは罠だっ。うーん。いまわたしが学生だったら30万円をどう使っただろうか。
1.その昔欲しくてしょうがなかった林檎さんを買う
2.当時ほとんど手を出せなかった薄くて高い本を収集
3.おもちゃ屋さんに走る
4.借金を返す
……だあああっ。駄目だ。いまとさほど変わらんではないか。若い人のほうが思考が柔軟だなんて嘘っぱちもいいところ。
どうも最近刺激がないのをなんとかしたいのだけど、刺激とはあまり所持金とは関係ないことだったのだな。あの頃にはお金に対する渇望があった。林檎さんを買えばさぞかし大事にしただろう。そもそも、お金なんかなくとも刺激は向こうからやってきたのだ。
がっこに行けばアホな人たちがいたし、本屋さんに行けば読みたいけど買えない本があったし、食堂には食べたいけど食べられない料理があった。いまは。会社の人たちにはわたしの内部は見せられないし、本屋さんに行っても時間を割いて読みたくなる本がないし、おいしいものを探しに出てもろくなものを食べたことがないからどれも同じに見える。すべからくわたしの内部の問題なんである。困ったねこりゃ。
30万円は利率零点零なんとか%で放っておいて、住友銀行を儲けさせるしかないのだろうか。なんせ、わたしはお金の使い方を知らないお子さまだから、ぼんやりと地球上に漂う30万円の雲はもうしばらくつかまえないで、眺めるにとどめる。
「8時間世界一周」の巻。
フリーズのエプロン姿が見られただけであたしゃ幸せじゃよー。見どころは、迷子の少女がバグルスを発生させる瞬間がはじめて描かれたところ。あと、レイコさんが結構とんがってて好きかも。一太郎とよい仲なようである。うーん。修学旅行カップルはいつまで持つのか。
「地獄の使者その名はアイリス!!」の巻。
アイリスは「ターミネーター2」の不死身のロボットT-1000のように、形を自在に変える。ついでに形を変えるときは銀白色で液体金属な挙動をするから困ってしまう。
ヤクモさんは、宇宙からの侵略者カードリアンの侵攻が進まないよう日々祈っているという話。ただものではない。ビンカはマシュランボーを生成するのに必要な三人をヤクモの元へと連れていくのが使命らしい。なぜ、幼子にかような重責を。
うむむむ。NEC北米研究所の人曰く。光を質量のない電磁波なので、光は光の速さを越えることがあるらしい。
移転先の労働組合に、労働金庫の口座を作れといわれる。なんだかよく分からないけど、全員にお願いしているということらしい。お願いは一通り聴いた。でも口座なんかいらない。向こうの組合はいったい何者なのだ。会社に入ってからすでに3つも口座を作らされたのだ。この3つは労働組合とはまったく無関係で、会社の会計処理のへなちょこさからきているのだけど。一つでも減らしたいと思っているときになぜこうもわけの分からんことをさせるのだ。他人の言葉に流されて契約する者はいずれ身ぐるみはがされると古来より決まっている。で、結局口座を作らなかった。早速こっちの組合の人がわたしに理由を聞きにきた。
なんだ、話せば分かってくれるじゃないか。ちょっと恐い顔をして考えこまれてしまったけど、きっとこの人は考えてくれているのだ。この人は、わたしの代わりに向こうの組合を説得する台詞を考えてくれているのだ。そう思いたい。それにしても向こうの組合はいったい何者なのだ。この分だと選挙のたびにわたしは向こうの組合の人とけんかする羽目になるんじゃないだろうか。支持してもいない候補の応援をするぐらいなら、大阪駅前の歩道橋をおジャ魔女どれみのコスプレで渡るほうがマシです、むしろ希望っ、とか言えば分かってくれるだろうか。
ここまで書いたあと二人目の門番が登場。じゃじゃーん。慶弔見舞い金だとか特別闘争積立金の返還だとかに使うからどーおしても口座を作ってくださいといわれる。いやーん。こっちだと、一律に作らせることはないけれども、必要になってから口座を作ることになっていて、いずれは作らされる羽目になるのだという話。なんだか、この人にはやんわり頼まれると逆らえない雰囲気があっていやーん。何人のオンナを泣かしてきたんだこのこのー。結局そのいやーんな雰囲気にわたしが折れてしまった。ああ。身ぐるみはがされる第一歩。
でも。親が死んだり積立金の限度額を突破するときまで、わたしが会社にいるという保証はまったくないではないか。会社にいたとしてもまた転勤しているかもしれないではないか。お互いにとって幸せな契約とは思えないのだな。さすがに課長がいるすぐそばでそんなことは言えないけれども。どこかのだれかの営業成績に貢献しただけで、実のところなんの利益にもつながらない。金融っていう商売はそういうものなのだな。
いやホント。あたしゃ口だけだ。とぼとぼと書類を持っていく情けなさといったらない。次の選挙のときは、自分の家に届くハガキを書く以外のことは絶対にしないぞう。たぶん。きっと。
会社に来る途中でキティさんの腕時計が動かなくなった。たぶん電池切れだと思うのだけど、買って3か月で止まるというのはずいぶん早い。とてもとてもいやな予感がする。
残業手当43,681円。足されたり引かれたりして支給額192,644円。それにしても住民税が4,000円で組合費が4,200円というのはどうしたものか。組合費は半分にできると思うのだがどうか。
今日は定時で会社を出て、職場の人たちで新入社員歓迎会。梅田で地ビールを飲ませるという店「北野麦酒館」に行ってみる。そりゃあもう地ビールも地ビールで、梅田の駅前のその店の中で醸造しているのだ。で、各種ビールを飲みくらべるつもりが、飲み過ぎてしまって味なんかさっぱり分からなくなってしまった。そんなわけで一番最初に飲んだゴールデンエールはそこそこだったということしか覚えていない。
ふらふらになったので、わたしはそこで戦線離脱。歓迎されるべき彼は、ボスと主任に連れられて不思議な世界へと旅立っていった。ばにいさんのいる店(参考資料い、ろ)に行くといって旅立ってしまった。わたしもふらふらになっていなければついて行ったのに。行ったのに。
暑っ。弟からPCを取り戻したので今宵はゲームの続きをやろうと思ったのだけど30分と持たない。C2Uを最初からやり直してみた。潤子姉さんを追っかけてみたのだけど、うっかりしているとイベントを逃してしまう。要領を飲み込むまでは難しい。
少し前から計算機類一式をこの作業場兼物置部屋に移した。この部屋にも冷房装置を付けないと、今後の作業にものすごい支障をきたしそうだ。土曜か日曜に安いのをなんとかしたい。自分の部屋には冷房なんてないのだけど、自分の部屋なんてどうでもいいからとにかくこの部屋に冷房を付けないと作業中に倒れそうだ。
ウェーブレット縮退の効果を調べているのだけども、やる気がないので進まない。うむむ。……ウェーブレット縮退っ。なんか必殺技みたいでかっこいいな。ウェーブレット縮退っ。ある信号を基底関数の集合で近似する変換における非可逆性のことなんだけども、えーと「非可逆性」という記述はコンパクトに過ぎるので、歳をとってから読み返しても分かるように別の例えを挙げておこう。
情報圧縮のために、18歳の女性を9歳の少女で近似する、ということを考える。9歳の少女を縦横に引き伸ばして、なんとかほぼ近似できるところまで持ってきたと。でも、体積などの評価で誤差を最小にしたとしても、いくつかの部分、とくに胸部のあたりで重大な誤差を生じますわな。世界の女性をすべからく9歳の少女で近似してしまうと、情報はとてつもなく圧縮されてしまう。その副産物として胸部のふくらみがどっかへ行って、ついでに化粧で荒れたお肌のシミも消えてなくなるんである。これが画像だとか音声だとかのノイズ除去に使えるって寸法。実際にはもっと単純な関数を使って自然の形状を近似する。
で、どうもこのあたりの近似度の決め方がとてもとても難しくて、上の例だとノイズを除去するとかならず胸部に異変が起こってしまう。このへんのバランスが狂うと望まない結果になってしまうのだな。リアルタイムな音声処理はやり直しがきかないから、ウェーブレット変換の用途としては向いていない気がするのだけど、結論をどう出してよいものか。学習でどれぐらい自動的にバランスを取れるか、なんですわなあ。
修行というかなんというか。わたしが怖じ気づくのは「おジャ魔女」ってすごく発音しにくいことなのですよ。
「おジャ魔女どれみ1枚」
ほら、とても言いにくい。わたしの中の話し言葉担当さんはそうおっしゃる。誰もいないところで一度練習しておかないと子音を間違いそうだ。ここでおばちゃんに聞き返されたらちょっと痛いではないか。数年前に「セーラームーン1枚」と言って通じなかったことがあるのだ。
「お・ジャ・魔・女・どれみ、しゃーぷっ、いちまいっ」
と言い直す羽目になるとナニかとアレなので、わたしはとっさに、
「デジモン1枚」
って言ってしまいましたわさ。なんて発音の楽な音の並びだろう。第1話だったかのマジョリカの台詞、
「おじゃまな魔女でおジャ魔女じゃあっ」
ってなかなか言えんですよ。早口言葉のよう。
昨日キティさんの時計が止まってしまったのだけど、気がつくといつの間にか動き出している。うーん。うううん。妖しい。
米国のCGの学会SIGGRAPHでの発表によると、ソニーの子会社SCEIが並列型のグラフィクスエンジンを開発している。32MBのキャッシュメモリをダイに内蔵した計算ユニットが16個。規模は小さいが、スーパーコンピュータの組み方である。プレイステーション2が10台分の性能があると書いてある。
CGに特化した計算機の一つの節目をここに見るに至り、ハードウェアの時代は終わったんだなという思いをより強くする。1997年あたりの、SGIの凋落が始まったあたりですでに機器メーカたちは好き勝手できる研究開発屋さんではいられなくなってしまった。いまや高速なゲーム機が200ドルだとか400ドルで買える。冒頭の並列計算機は家庭用ではなくてまさにスーパーコンピュータなのだけれども、むしろそこが、CGの世界におけるゲーム屋の一人勝ちを象徴しているように見えて、寂しい気分になる。
やっぱ浪費はいかんということで、いま銀行の普通預金に置いているお金はどっか手の届かないところへ移そうと考えている。とりあえず外貨預金がよさそうだなと。いま米ドルで1,000ドル預けておくとだいたい1年で5%ぐらいの利率で運用してくれる。こうやって資産を作っとけば、いつでも会社を辞められる。それが5年後なのか10年後なのか20年後なのかは分からないけども。
C2Uを昨日からやり直している。潤子姉さんを追っかけて、何度も何度もやり直して風呂場のぞきのあとエライこと事件のとこまで来た。今度は赤ちゃん倶楽部の掲示板の投稿を見て、外してはならぬ要点を押さえながら遊ぶことにした。あまりに難しいので先人のあとを通るかと。お誕生日会のトランプの選択も何度もやり直して潤子姉さんと最後の勝負をするようにしむけた。肝試し大会もアレした。今度は大丈夫だと思う。
それにしても、潤子姉さんを追っかけ出すとあずささんがまた好きになってしまうのでたちが悪い。
Appleが作るCubeから発熱の多いPoperPC G4をとっぱらってG3に替えて、あと8インチの箱を6か7インチぐらいまで小さくできればものすごく魅力的になるのだけど。8インチなんてちいとも小さくない。いや、それでもなおわたしがこの箱に心動かされるのは、珍しい形だからだろう。
箱が8インチもあるんならHDDが2台ぐらい積めてもいい。2台積めないとサーバ用途にはなかなか売りこめない……ってわたしは根本的に勘違いしてるのか。
「あげパンパワーおそるべし!」の巻。
あらすじ。町内の子供相撲大会で優勝すると新しいゲームソフトがもらえるという。小竹と木村は腕に自身があるが、出場には三人一組になる必要があり、もう一人加えねばならない。相撲のできる子はいるだろうか。教室を見まわしてみると、いた。体格のいい柳田である。柳田は相撲などやる気がなくまったく取り合わない。だが好物の「あげパン」に弱いのだ。給食のあげパンと引き換えに出場しようと決めた。
しかし稽古をつけてみると柳田は外見のわりに弱かった。厳しい稽古にやる気も薄れていく。木村は止めさせようとするが小竹は厳しい稽古をやめようとしない。小竹はもはや勝ち負けではなく、柳田の見かけ倒しの弱さを麗香たちに馬鹿にされたことにこだわっているのだ。
感想。おー。久しぶりの小竹くんが活躍する話ではないか。厳しい稽古をのぞきながら、どれみさんが「もうだれも小竹を止められないよ」とつぶやくのだけど、どれみさんこそ小竹くんのことをよく知っていてなにか言ってやれるだろうに、ちょっとがっかり。
どれみさんたちが「本物の」力士に化けて、稽古につきあうのだけど、まあ、このときの声のへんてこさときたらない。とくにどれみさんの声のへんてこさが面白おかしい。あいちゃんの声はわりといい感じで男っぽくなっていたが、わたしはへんてこな小ギャグに弱いのでどれみさんの声でずいぶん笑ってしまった。
本番で、優勝賞品がゲームソフトと大量のあげパンであると見るや、柳田くんはとんでもなく強くなってしまい勝ち進む。決勝戦で、木村くんと小竹くんが敗れて準優勝になった。準優勝でもパンぐらいもらえやしないかと思っていたのだが、実は大量のあげパンが準優勝の賞品だったのだ。柳田くん一人幸せである。
柳田くんのあげパン狂いは随所に現れるのだけど、こうも同じものをたくさん並べられるとなぜか面白くなってしまう。いつかは、この大量に食べると身体に悪そうな食品を好きになってしまった理由を描いて欲しい。どれみさんも、このあげパン狂いを他人事とは思っていない。
おしごとで、またはおしごとにかこつけて、音声圧縮時の音質の劣化を調べてみる。圧縮法はいろいろあるけどとりあえずMP3は避けて通れまい。そんなわけで、いままでさほど使うことのなかったMP3エンコーダを見つくろってくる。そんなわけで午後のこ〜だ。Windows、Towns、Be、OS/2、Linux/Red Hat、Linux/Debian……とこれだけのバイナリがあるらしい。ソースもある。
で、Windows用を使ってみた。計算機はPentiumIIIの500MHz。44.1KHz/16bit/1chで10秒ぐらいのテスト信号を0.9秒で圧縮する。78秒の信号を入力しても処理に5秒しかかからない。速っ。
で、わざと雑音だらけでへろへろな信号を入れたりしてみる。イヤな客である。
「クレヨン王国白いなぎさ」を読み終わる。
あらすじ。さつきと菅原少年は神社の洞窟からクレヨン王国に入り込んでしまった。人間は先へ進むことが許されない。しかし、人間以外の影を持つものは通ることができる。さつきは人魚の、菅原少年はゲンゴロウの影を買って先へ進む。かれらにはその影の性質が備わった。
この国に長居しているうちにかれらの本当の影が生命を宿そうとしていた。そうなると本当の影が本人になり、いまのかれら自身こそが幽霊になってしまう。主人のいない影が集まるという「白いなぎさ」を求めて、かれらは別々の旅に出る。
感想。さつきが生意気でかわいい。さつきの父親が南の島の大型工事の受注を取ろうとてんやわんや、さつき自身は歌手を目指しているのにひどい声の人魚にされてしまっててんやわんやという二つの動きがつながっていたりするのだけどこのあたりはわりとどうでもよくて、まったく一筋縄に行かないさつきの旅路そのものが見どころである。白いなぎさへいたる「いかり特急」の旅は駆け引きが面白い。
さつき大活躍の一方で、活躍のない菅原少年のてん末がまた意外。少年は自分を捨て、また、さつきに捨てられる。こりゃあアニメ化はできない。
「決めます! コレクター春菜」の巻。
春菜さんのためにあるようなおはなし。もう、それだけ。コレクターハルナがついに登場するのだけど、エレメントスーツを一度に四種類全部見せてしまう。今回のためにずいぶん変身バンクを描きためる羽目になったはず。番組の中間でいつもなら「ユイちゃんの4コマ劇場」が入るのだけど、バグルスに石にされてしまったユイさんの代役として「春菜の4コマ劇場」を用意してしまうあたり、作り手の春菜さんへの思い入れは尋常ではない。今週は迷子の少女の涙がバグルスを生みだすところが描かれていた。
まれに日常的でない事件に接したときに、まるでまんがみたい、とか、ゲームみたい、とか漫才の台本みたい、とか思ってしまうことがある。
大学の頃の先輩が土曜にお誕生日なので、本人に内緒のびっくりパーティをしよう、という話を聞かされた。内緒で花火をたくさん買って、ケーキも買って。で、夜になって本人を公園に引っ張っていくと、なぜかみんな集まっている。糸を引っ張ると破裂音がして紙のひもがへろへろ飛び出してくるあのクラッカーという玩具で歓迎される。花火を持っている連中もいる。はっぴばーすでーとぅゆー、はぴばーすでーとぅゆー。ここでケーキの登場……という台本は水曜の時点でできていたのだ。
が。聞いたところによると、現実は現実よりもまんがのようなのであった。ある一人への連絡で、これは本人には内緒であるということは分かってくれるという思い込みから、内緒であるということを伝えていなかったらしい。そこから本人に伝わってしまったんである。
花火大会、自分も来んねやろ?
え、そんなん聞いてませんよう
と、びっくりパーティの王道をいく展開を見せてしまう。言ってからここで本人に内緒にしていたことにはじめて気がついて、とっさに誕生日だからびっくりさせようとして内緒にしてたんだよう、と返したんである。誘われなかったことに気を悪くしてしまうというこれまた王道な反応に対していかにもありそうな答え。ここでケーキのことは隠し通してくれたのが幸いであった。
で、当日。本人は花火大会に来てくれた。花火大会といっても、10人しかいない公園の花火大会なんである。でっかい公園でもうひたすら硝煙にまみれて火薬を燃やした。もう一心不乱に燃やした。なぜか一人は蛇皮線を持ってきていて、ときどきざんかざんか弾いてみせたりする。三味線ではない。蛇皮線である。生まれて初めて実物を見た。
大量のロケット花火を打ち上げたあと、線香花火の、でっかい打ち上げ花火をそのまま小さくしたような、飛び散る火花の軌跡をじっと見つめた。そばに高層建築もあれば高速道路も走っている夜でも明るい公園の中にあって、この小さな火花を眺めている間だけは、夜の闇を感じることができる。
不意に何人かががさごそと、離れたところで準備を始める。やや遅れて花火が尽きた人たちも集まってくる。また蛇皮線の出番である。ぽろろん。はぴばすでいとぅゆー。クラッカー炸裂。ケーキも登場。はーぴ、ばーすでい、とぅー、ゆううう。お誕生日おめでとうっ。
……恥ずっ。
本人の反応は意外に淡白であった。五本のろうそくは、吹き消そうとしたと同時に火が消えてしまい、まんがのような台本に手を貸してくれる。
いやホンマ、ありがとうございます。わたしのために。わざわざ。
夜の公園のど真ん中。栗と酒の味のするケーキを小さく小さく切って、硝煙くさい顔を近付けて食べたのだった。
蛇皮線の音を聞きながら、わたしはずっと、いい歳をしてこんなことをやってのけるわたしたちの妙な感覚について考えていた。これは天然の感覚なのか「モノ書きの感覚」なのか。発案者の「おんなの子の感覚」なのか。生まれてこのかた、びっくりパーティなんてものに巻き込まれたことがないわたしは、これをネタになにか書けんかな、などという不粋なことを考えてしまう。わたしには、この珍しい現実がまんがに規定されているのか、まんがが現実を投影しているのかわからない。考えれば考えるほど恥ずかしいのであった。
「目覚めよ! マシュランボー」の巻。
うむむむ。これでもかというアイリスのターミネーターっぷり。ビンカがサブマシンガンでアイリスの頭部を撃つところなど、わざと似せようとしているとしか思えない。よほど新シリーズの設定を決めるのに時間がなかったんだろうか。あと、アイリスが口から吐き出した弾は、あの銃から出てくるであろう拳銃弾にしては長過ぎる。ビンカは歩く武器庫なんだから、武器の描きかたには今後気をつけてほしい。
ビンカはヤクモさんに直接会ったことがあるようだ。桜の木の下で、マシュランボーはこの世で一番強いのだとヤクモさんから聞いている。またヤクモさんの髪形が以前と少し変わっていて、前から見ると、横に少し広がっている。
アイリスは冷酷に見えるが、例によって饒舌で油断の多い敵だった。マシュラにとどめを刺さず、すでに肉体の死んだサーゴとクータルのカードとの融合を許してしまう。そのためにアイリスはこれまた冷酷無比なマシュランボーに殺されてしまうのだけど、それを見てビンカが素直に喜んでいるのはなんともすさんだ感じ。ヤクモさんの吊るされようと縛られようと敵を殺さずにすむ方法を考えていたのはそれはそれで不自然だったけれども、ビンカがここまですさんでいるのは、この平和の長く続いた地球の住人にしては無気味な感じがする。
「謎の美少年・暁くん登場!」の巻。
あらすじ。ハナの奪還のためにオヤジーデを差し向けた作戦は以前失敗に終わった。おジャ魔女たちは自分のことをよく知っているので近づきにくいとオヤジーデが申し出たので、助手を一人付けられることになった。
オヤジーデがMAHO堂に偵察に来るのだが、おんぷの姿につられてうっかり店まで入ってきてしまう。オヤジーデは姿を見られてしまいすぐさまおジャ魔女たちが騒ぎだす。誘拐犯がいるという声に一人の少年が駆けつけた。少年はなんなくオヤジーデを痛めつけて追っ払った。名を暁(あかつき)を名乗った。どれみは暁から名前で呼ばれて驚く。花束をどれみに作らせて、その場でどれみに贈った。その花はネリネ。花言葉は「また会うことを楽しみに」だとおんぷは言う。どれみの恋の病の始まりである。しかし、実のところ暁こそがオヤジーデの助手なのである。
感想。うはー。痛い。とても痛い。登場する「美少年」が魔法使いの国からの工作員なんだろうということは観る前から察しがついていたけれども、暁くんはとっても優秀な魔法使いなんだということが痛い。わたしはてっきりおジャ魔女級のたいしたことのない魔法使いだと思っていたのだけど、自称エリートの切れ者らしいのだ。オヤジーデのことは陰では使えない上司と呼んでいるのだ。どれみさんたちの前では好青年だけれども、その実オヤジーデよりもずっと冷酷である。
どれみさんに贈った花はネリネ。またはダイアモンドリリー。このあたりのうんちくからして、やはり魔法使いや魔女さんたちは花の知識は常識なんだろう。なんせ自分たちは花から産まれたのだ。誘拐に関しては、暁くんがどれみたちを油断させて近づいてその隙にハナちゃんをさらう算段なのだけど、暁くんばかりいいところを持っていって、手を汚すのはオヤジーデなんである。結局オヤジーデはハナちゃんをさらうのに失敗して、ロイヤルパトレーヌとなったどれみさんに痛い目に遭わされてしまう。わたしが痛いと思うのは、暁くんがハナちゃんの誘拐作戦になんの後ろめたさも感じていないところである。
ただ一つ、暁くんには隙がある。どれみさんとのデートで初めて観た「バトルレンジャー」のショーを観て、人間界にはかくも面白いものがあるのかと感心していた。じゃんけん大会でプレゼントをもらえなかった暁くんはひどくがっかりするのだけど、どれみさんが運よく手に入れた人形を譲ってもらいとても喜んでいた。暁くんの懐に入っていけるのはバトルレンジャーと、どれみさんだけだ。どれみさんの今度の恋はちょっとやそっとでは終わらない。
みどころは、オヤジーデが薔薇の花を投げ付けてどれみさんを木にはりつけにするところ。オヤジーデもただものではないけど、木の幹にくし刺しにされて体重を支えてしまうどれみさんのおだんごもただものではない。
うむむむ。土曜に気付いたのだけど、ピンクの帽子が行方不明になってしまった。冬用のふわふわの帽子はすぐに出てきたのだけど、夏用の方が見つからない。いや困ったね。
ああ。大事なことを忘れていた。「スーパードールリカちゃん」のテーマ曲「ねっ」が今回の課題曲だということを忘れていた。CDを探さないと。前回「おジャ魔女パラダイス」がなぜか消えていたのだけど、次回は大丈夫かのう。あと「おジャ魔女はココにいる」はちゃんと入っておるかのう。わしゃそれだけが心配ですじゃ。げほごほ。
会社から持って帰ってきたフロッピーをおうちの林檎さんにつながった外付けのフロッピードライブに入れて、フロッピーの中身を見ようとするとそのままMac OS 9Eがお亡くなりになってしまう。再起動してやりなおすとやっぱりお亡くなりになる。これを3回くり返した。Mac OS 8.6Jからだとうまくいった。林檎さんのフロッピードライブを取っぱらってしまったあとに、不安定なUSBの端子だけを残したことを返すがえすもうらむ。値段ばかり高くてこのていたらく。