内容●[1]浪費の日々[2]戦いの日々[3]目つきの悪い労働者の記録[4]見つけた方はどうか見逃してください
ああ。なぜにあなたはわたしの想像もつかない方向に進んでいきますか。久しぶりに電線屋から連絡があったと思ったら、なんだか裁判で係争中らしい。飲みに誘ったがそれどころじゃないという。なんのことだかさっぱり分からないけれど、昔からそういうやつだ。結婚の話はどうなったのかとか、仕事はまだ続けているのかだとか、気になることがたくさんあったのに。なんでもわたしより先に手をつけてわたしより先に離れてしまう。
ちいとも仕事が進まない。新しく買った計算機たちの管理者になってしまったのでがさごそといじる。へー。Windows 2000ってこんなんなのかー。
暑っ。暑っ。暑ううう。ぼへーっと歩いて帰ってくる。空気が重くなってわたしの身体が軽くなっている。泳げる泳げる。泳いでますよわたしは。ううう。今日はうっかり缶コーヒーを2本飲んでしまったので感覚がおかしい。職場に人が少なくなってからぐったりと計算機たちの前に座って、Microsoft Windows 2000とOfficeの修正パッチを当てる作業を始めるとさらにおかしくなれる。
最近感じる胃の圧迫感が、職場にいるときにも出た。あるとき、圧力がだんだん高くなってきて痛みに変わった。この圧力は胃の痛みだったのか。胃の痛む症状がかくも高い頻度で出ていたのか。平日に休めれば病院に行きたい。
母が倒れた。別にすってんころりんしたわけではなくて、静かに、ただ動けなくなったらしい。わたしが家に帰ってきたときには、すでに母は病院の住人になっていた。今朝にはなんの前兆も見せなかったのだからすごい。
わたしが倒れるときには前兆が欲しい。来週は試作の板がやってくるし、新しく買った計算機たちにごはんをあげないといけないし、ちびうさのセル画を2枚入札したままだし、「Pigeon Blood」の発売がまだだし、せらみゅの公演がまだだし、まんが大会がまだだし、アレだしナニだし。
いつもの職場から出ると生き返る。出張だったおかげで早く帰ってくる。
えろいゲーム「少女人形」(ぷちDEVIL)がやばそうだと聞きおよび紹介記事を読んでみる。
おお。おおおお。公園で砂遊びをする年端いかぬ娘が一人。砂山にかかる不穏な人影。これはまずい。かなりまずい。彩夏さんは幼稚園児のような行動のわりには結構育っている。胸とか。胸とか。事故で記憶を失ってから幼児退行が起こっているらしい。そうかそうか。心細くなって主人公について行ってしまったらしい。そして同居というか監禁というか、すごい日々が始まるのだった。どれぐらいすごいかというと。
「エッチで絶頂に達すると記憶が少し回復する」
ぶはははは。すげー。「少し回復する」だなんて。これを考えた人はえらい。こうなったら記憶が全部戻るまでお父さんがんばっちゃうぞー。これであとほんの少し背が低くてか細い身体に描かれていたら完璧だったのに。やばいけれど、惜しい。
久しぶりに「AZの烙印」の続き。エレナ姫さまにたくさんいじめられる。そりゃもうたくさん。まだ終わらない。
胃はよくならない。おとなしく早く寝るのがよかろう。
銀行で送金。そのあとふらふらと梅田まで出かけていく。会社に行く予定にしていたけれど行かない。胃が痛くなるほどに仕事したくない病が進行しているのだから、可能な限り逃げる。
いつか行ってみようと思っていた、人体標本の展示会を見に行く。「人体の不思議展」である。土曜なので人が結構多い。人が多いとあまり時間をかけて見ることができないし、いつもわたしのそばで誰かがしゃべっているもんだからうるさくてかなわない。それでも、こうやってたくさんの人が見に来ているおかげで、わたしはこんな珍しいものをたった1,400円で見ることができるのだから、新しい物好きの若者や夫婦や恋人たちに感謝せねばなるまい。
人体の一部や全部を樹脂で固めて標本を作る。樹脂で固めた標本は加工が容易で、輪切りになっていたり筋肉組織だけを引きはがして内部を見せてみたりする。大昔に中学校の保健体育の教科書で見た図版はこんなんだったなあと思い出す。筋肉の薄い帯の端が骨に張りつき、何枚も折り重なっている。肝臓が腹部に居座っていて、胃は胸のあたりにある。そうだ、こいつが痛むのだ。
人間の身体の機能について読んだり見たり聞いたりしてきた知識を復習した。この展示を見たことでわたしの知識がとくに増えるというでもなく、見かたや感じかたに影響をおよぼしたりというわけでもない。
それでも、脳の重さや筋肉組織の帯の凹凸ををわたしの手で感じることができてよかった。なんせわたしが生きているうちは自分の脳に触れることなんてできないのだ。自分の脳の重さを自分の脳で感じることができたらそれはそれですごい。再帰的な思考の輪の中に入ったらなにかすんごい悟りが見えるのやもしれない。それはあきらめるとして、見知らぬ誰かの脳の重さを、わたしの脳で感じてみた。あと、自分の筋肉組織があらわになっているところはできれば見たくない。地雷でも踏まないかぎりは見たくはない。まあとにかく、珍しいものが見られてよかった。
わたしが人体の標本を見ている間に母上が帰宅して、また病院に戻っていた。母上の症状は原因がよく分からない。発作的に血圧の上昇が起こり、発作的に身体のむくみを生じるらしい。んで、歩けなくなるらしい。
父上と焼肉を食べにいく。日本の製造はもうあきまへんなあという話をする。父上の会社にせよわたしの会社にせよ、中国の工場にかなわないのでこれから先は作るものがない。
じゃあ日本ならではの品質の高いものを作るべきのだけれど、いまは安いものしか売れない。しかも簡単な軽作業しかできない人ばかり育っていて職人が育たない。わたしもうちの事業部の製造技術の低さには情けなくなる。簡単な作業で誰でも組み立てられる設計を求められるが、その一方で作業の技術を向上させようとしない。派遣社員ばかりで人がすぐに入れ代わってしまう。とにかく早く安く作るのが使命なのでより困難な仕事に立ち向かうことができないのだろうけれど、簡単な軽作業なんかいくらがんばっても中国には絶対にかなわない。
これからこの人たちはどこへ行くのか、と言おうと思ったけれど恐くてやめた。目の前の利益にしか興味のない経営者に雇われたことを悔いるしかない。ああそうか。いつでも切り捨てられるように派遣社員を工場に山ほど入れていたのか。
病院に行ってみる。母上はぜんぜん元気なのであった。急に浮腫ができるのはあいかわらずで、とにかく原因が分からない。
7/20-21のキャラクターショーとキャラクターフェスティバルの進行がなかなか分からない。ミュウファイヴはどこに出るのか。わしのいちごさんとざくろたんはどこに来るですかー。「東京ミュウミュウ」のwebで現在分かっているのは以下のとおり。
東京キャラクターショー(幕張)
[1]7/20の13:00、15:00。講談社のブースにて。小松里賀が歌う。いちごさんの声の中島沙樹がきてしゃべる。
[2]7/20の11:30。ぴえろのブースにて。中島沙樹サイン会。
ぎゃふん。7/20は大阪で友人たちと飲みなので無理ではないか。いやいやいや。声の人と歌の人じゃなくて。ミュウファイヴはどこに来るんですかーッ。かーッ。
[3]7/20、21。タカラのブースにて。キャラクターショー。
こいつに賭けていいのだろうか。着ぐるみだったりしたらたまげるにゃん。時間が分からないのも困る。この日は14:00に埼玉にいなければならない。池袋の方はというと。
スーパーキャラクターフェスティバル(池袋)
[1]7/20。まんがを描いている征海未亜のサイン会。
がふん。これも7/20で無理ではないか。ミュウファイヴはどうなっているのか。
[2]キャラクターショーもあるよ!
(7/20のみ。7/21もミュウイチゴが登場予定!)
……と書かれてあるのでキャラクターショーというのがミュウファイヴの舞台なのかもしれない。でもー。7/21はざくろたんが来ないんじゃなあ。がっくし。困ったので東京ミュウミュウのメールマガジンを読むことにする。もうちょっと詳しい進行が分かるやもしれない。
朝っぱらから、思い出したようにどれみさんの薄くて高い本を読んでみる。そしてまた寝る。今日は一日をほぼ寝て過ごす。
夕食に鍋を用意した。鶏がらを60円で買ってきてぐつぐつ煮た。60円っすよ60円。あと野菜とかなんとか。冷凍のうどんも買ってきたので入れてみた。もう汗だくになって食べる。はふー。はふー。ウォッカも飲んでみた。かーっ。たまりませんな。暑さを通りこして、もはや涼しい。
あーつーいー。もうちょっと仕事できそう。
某2ちゃんねるのえろゲー板のWintersスレッドで、択捉島の知名にやたらと「萌」という文字が登場することが話題になった。萌(モイ)は入り江を意味するらしい。そうなのかー。んで、内(ナイ)はアイヌの言葉で川を意味らしい。
昨日買ってきた桃をかじる。うはあ。やばい。やばいっすよこの味はこの香りはこのやわらかさは。さすが高いだけのことはある。はにゃーん。
Mac World New York 2002ではMac OS X 10.2が発表されるとみられる。ってことできっと新型のPowerMacも発表されるような気がする。うん。たぶんきっとそんな気がする。Steveの基調講演はJuly 17 at 9am ETに行われるそうなので、わたしはいまからクレジットカードの引き落とし日と給料日を気にしないといけない。
雨。しかし涼しくもなく。
ははは。寝る前になにを書いてるんだわたしは。はははは。はあ。
でゅわー、しゅーびどぅばー。あくーびむすめはステキなコ。ほわー。ああ胃が胃が胃が胃が。痛いけれど早く帰ったけれど病院に行きたいけれど母上が退院する日なので行かなかった。
母上が帰ってきた記念のようでいて、家に食べ物がないために家族で近所のぐるぐる回るほうのすし屋に行く。夕方に行くと若者がいっぱいだ。子供と若い親たち。遊んでいる最中の若い人たち。胃の痛いわたしと原因不明の病人とその家族。閉店寸前に疲れた労働者がふらっと立ち寄る回転すし屋と、夕方に若者が集まって、注文したすしが来るのが遅いと文句を言ってわれ先にすしを食べるけたたましい回転すし屋とはまったくの別物だ。
これは疲れる。しかし、ごはんを食べたら胃が痛いのは治まっていた。
エントリーナンバー56番。元素記号Ba、バリウムーっ。
もういまからどきどきですわよ。「昨日バリウム飲んできてん」(日本語訳「昨日バリウムを飲んできたんだ」)なんてオトナの話ができる日はもうすぐそこですヨ。でもバリウムは本体ではない。胃カメラのおかずに過ぎない。おかずおかずおかずー。おかずを食べるとー。あたまあたまあたまー。あたまがよくなるー。
ドロレスは、フランス語で言うところの「スフレ(吹く)」なんていういかがわしい言葉を使ってこう言うのです。「こんなのじゃイヤ。クレア、あたしはあなたと『したい』の」 ……ああああ。ロリータ! わたしの胃の中まで手玉に取るのかロリータ。ああああ。もう自分でもなに言ってんだかさっぱり分からないぐらい恐いDeath!! 胃カメラちゃんが恐いDeath!! なんだかもう医師の診断を受ける前から恐いDeath!! 感嘆符9個、原稿用紙1枚分恐いDeath!! 恐いからなにかと理由を付けて医者に行く日は延びる一方だ。
セル画の包装に古いゲームのポスターを使う人がいる。それもお子さまが買えない方面の。まっ白の包装をばりばりとひっぺがしてみると、その裏側が「上海侍女物語」のポスターだったことがある。んで、同じ人から今日届いた包装が「殻の中の小鳥」のポスターだった。あたしがメイドさん好き(初期症状)となぜ分かりますかアナタは。眼鏡のメイドさんの絵と一緒に「そんな恥ずかしい事出来ません…」なんて書いてある。
バリウムの元素番号は何番だったかとwebで調べようとして、当然のように元素の周期表に行きあたる。よく教科書には103番のローレンシウムまで載っている。そしてわたしは、もっと大きい元素が核実験によって生まれていることぐらいは知っている。んで、webで探したおかげでわたしは104番がラザホージウムで、105番がドブニウムだと知る。ふむふむ。ちゃんと名前がついていたのか。知っていたような忘れていたような。まあ、知らなかったことにしておこう。
そして。これもはじめて知った。110から先はひとつひとつに名前を考えることをせずに、自動的に名前が生まれるらしい。3桁の数字に独特の読みかたをして、最後に元素っぽい語尾をつけ加えて呼ぶ。元素番号110番の名は、1が「ウン」で0が「ニル」なので「ウンウンニリウム」という具合。ぶははは。変な名前ー。116はウンウンヘキシウム。名前を考えていくことが無意味だというなら、1番の水素はウニウムで、26番の鉄はビヘクシウムなんてことにしたっていいのか。学校で元素の名前をわんさか覚えなくてもよくなるけれど、なんだか味気ないなあ。ヒトとか人間とか呼ばれる生き物をふだんから「学名」でホモサピエンスと呼ぶようなもので、ちょっと変だ。
そんなわけで、核実験でしか見つからないような物質にはなじみがないから、名前なんかなくても困らないというのは分かる。大昔に核実験を繰り返した科学者たちは未知の世界を進むたびに秘密の新しい物質を見つけていたのだろうけれども、いまとなっては名前などどうでもいいのだなあと思うのだった。ウンウンウニウムっ。
台風がいつの間にかやってきて、いつの間にか去っていた。
今日も食事は鍋だった。
なんだか、こう、まったり忙しい。ただ忙しいのではなくて、まったりと忙しい。期限は細かく決まっているけれども、そんなに予定が狂うわけでもない。かといって時間に余裕があるわけでもない。すばらしい思いつきによって仕事がすごい速さで片づいたりするような事件は起こらない。わたしのはんだ付けの早さと精度と、あと、回路をさわった経験の量で所要時間が決まる。すぐに早くはならないし遅くもならない。職場で過ごすのはまったりと退屈だ。
朝5時ごろに落雷の音で目が覚めた。もうばんばん雷が落ちた。ものすごく大きな音がする。強い光が見えたら身をすくめて耳をふさぐ。窓が開いているからものすごく大きな音がする。そんなことを繰り返しているから寝られない。なので窓を閉めて寝た。今度は暑さで目が覚める。午前10時になっていた。
はたらくひとに、なりたーいーなー。いまのうちに働いて、45歳ぐらいで「はたらかないおじさん」になりたい。そして南の島で過ごそう。62歳にして酒と塩分のとりすぎで早死にする計画。なりたいな、なれるかな。なりたいけれど足りないな。ちえもお金も足りないな。でもいまなりたーい。しかし、そのためにはわたしの仕事は歩みが遅すぎる。
今日は昼ごろに出勤して暗くなる前に帰る。
朝5時ごろに落雷の音で目が覚めた。もうばんばん雷が落ちた。ものすごく大きな音がする。強い光が見えたら身をすくめて耳をふさぐ。窓が開いているからものすごく大きな音がする。そんなことを繰り返しているから寝られない。なので窓を閉めて寝た。今度は暑さで目が覚める。午前10時になっていた。
はたらくひとに、なりたーいーなー。いまのうちに働いて、45歳ぐらいで「はたらかないおじさん」になりたい。そして南の島で過ごそう。62歳にして酒と塩分のとりすぎで早死にする計画。なりたいな、なれるかな。なりたいけれど足りないな。ちえもお金も足りないな。でもいまなりたーい。しかし、そのためにはわたしの仕事は歩みが遅すぎる。
今日は昼ごろに出勤して暗くなる前に帰る。
ゆっくり起き出しておジャ魔女ちゃんを観ていた。10分も進まないうちに父上と母上が帰ってきたので観るのをやめる。
歩かないと脚が動かなくなりそうな気がした。気がしたのでよろよろと日本橋へと。
とらのあな。まんが大会のカタログ。おジャ魔女な本を2冊。のぶちゃん話な本と、お母んがたくさん出てくる本と。
ちっさいマザーボードと箱の両方を見つけたマザーボードにはC3の800MHzぐらいCPUが載っているはず。冷却ファンのあるものとないものがあった。もうちょっと箱を小さくできなかったんだろうか。わたしだったら、もうちょっと箱の高さが増してもいいから幅と奥行きを縮めたい。あと、マザーボードにあるPCIの口はないほうがよかった。
戻ってきて、キディランドでおどうぐばこを探した。私物の工具をまとめて入れておく箱が欲しかった。「ポストペット」の絵柄の箱があった。激しくピンク色。化粧品なんかを入れておくのが本来の用途だと思われる。しばらく考えて買わずに店を出た。文房具の店に入ってまた探してみたけれど、使えそうなものが見つからない。またキディランドに戻ってきて激しいピンク色を買うか買わないかを考えた。世の中にはもっといい箱があるやもしれない。結局買わなかった。
ちびうさのセル画を整理した。忘れたころにまた撮影。
ちびうさのセル画その37。うさぎとにらみ合っている。
ちびうさのセル画その38。ちびうさ目がうつろ。
ちびうさのセル画その39。エリオスと一緒に立っている。
ちびうさのセル画その40。ぼんやりとした表情。なにかあったらしい。
ちびうさのセル画その41。ウェイトレスのおねいさんの後ろ姿と。
ちびうさのセル画その42。号泣。
ちびうさのセル画その43。白のドレス。振り向く。
ちびうさのセル画その44。お着替え中。うさぎに服を脱がされる。
ちびうさのセル画その45。傷ついたセーラームーンを助けようとする。セーラームーンのセル画の裏側にトレーシングペーパーが貼りついているため、さらに後ろ側に重ねられたちびムーンのセル画が白っぽく見えている。
第20話「ももこの夢さがし」の巻。
あらすじ。菊池はじめは将来の夢はわからないと言った。ももこはなりたい仕事がたくさんありすぎて選べない。ももこは植木職人の手伝いをしているところではじめに会った。はじめも、ももこと一緒にやりたい仕事を探すことになった。
感想。きっと学校に行っている人の9割ぐらいは賃金労働者になるんだと思う。だから、たいして特技がない自分はたぶん「サラリーマン」になるんだという答えはそんなに間違ってはいないのだろう。
わたしは小学校の時からなにかしらものを作る人になるんだと思っていて、あとは流されるままに大学から製造業に勤める賃金労働者へとかなり楽ちんな道のりを進んでしまった。戦車だとか戦闘機が好きだったから機械屋になると思っていたのが、絵も好きなので電気映像に惹かれていつの間にか電子工学科に入ってしまう。絵を描くのがいいのか図面を引くほうがいいのかってのを中学校の時に迷ったぐらいで、あんまり迷いがなかった。勉強もあまりしなかったし、夢というには気恥ずかしい道のりなので、もうちょっと考えたほうがよかったような気もする。
んで。ももこみたいに、看護婦になりたかったり教師になりたかったり客室乗務員になりたかったりしたことがないので、ちょっとうらやましい。菊池少年はというと、結構いろいろ知っていて、あの仕事は難しいとかなかなかプロにはなれる人は少ないだとか言って自分で選択肢を消していく。将来について全然考えていないわけではなくて、ただ漠然とでっかい不安があって、考えるほどにどんどん不安になっていく。あこがれの職業はたくさんあるけどどうせなれやしない。そこまで考えているのはたいしたもんである。いやホンマに。上空を飛ぶ飛行機の機種を言い当てたり、どんな国家資格があるのか知っていたりと、やたらと物知りな人なので、勉強さえすればなんとかなりそうなもんである。だから、作文に将来の夢をあいまいなままに書いていたのも、まあ、いいかと思う。
髪を脱色したり染めたりしてからもう2か月経ってしまった。そんなわけで新たに生えてきた髪の根元部分を脱色するの巻。根元用は作用が強いのか、肌に付着すると鋭く痛む。根元部分に薬剤を塗ったくって、その間におジャ魔女をもう一話見る。
第21話「大好き! オヤジーデ」の巻。
オヤジーデが夏の賞与欲しさに幼稚園の先生の試験を受ける話。魔法使いと魔女たちの争いにハナちゃんを巻き込んだ当事者の一人なので、他のおジャ魔女たちには嫌われているけれど、ハナちゃんにとっては大事な育ての親の一人なんである。いわば父親。ハナちゃんは赤ちゃんがそのまんま少女の身体を手に入れてしまったようなものなので、愛情表現も強烈で、まあオヤジーデは愛されてるんだなあと。
きっと「おジャ魔女どれみドッカーン!」の大きな話の流れには全然関係ない。オヤジーデのためだけにあるような話。亡くなった松尾銀三への贈りものなんだろう。
髪を洗浄。思っていたよりちゃんと茶色くなっている。でも、根元にだけ薬剤を塗ることは難しいので、よく見ると色がまだらになっていそうな気もする。
ここで製品設計をあと何年もやっていこうと思うんなら、もうちょっとこの職場の環境をよくするために力を貸してもいいと思うかもしれない。ボスが約束を守るのならわたしはあと数か月しかここにいない。だからくだらない教育をわたしがやる気はしない。
元素番号118のウンウンオクチウムは1999年に発表されてから最も重い元素とされてきた。が。追試験で生成を再現できず、科学者による捏造ということで元素周期表からしばし姿を消すことになった。いやー、つい1週間前にうんうん言ってたもんだから、新聞の小さな記事にウンウンオクチウムなんて書いてあると気になるんである。
またいずれ誰かがウンウンオクチウムを実験で作り出すのだろう。捏造であってもこれから先に誰かが作り出しても、原子量が同じ元素なら同じ名前。この手の不安定な物質は生まれてもいずれ消えてなくなってしまう。重たい元素は大昔にはあったのだけれど、いまここにはないと考えることになっているのだろう。
さて。なんの発表があるのか。新機種はいつ発売になるのか。Mac OS X 10.2へのupdaterはどうやって手に入れたらいいのか。
大雨。うまい棒の歌を歌いながらちびバイクで駅まで疾走。ちと反省。シルバー王女(仮称)は見つからない。
今日から日記の短いまとめを加えることにする。
朝家を出たら大雨が降っていた。もう土と砂が降ってくる勢いで。バケツをひっくり返すほどの雨ではなかった。視界が悪い中をちびバイクで走る。駐車場で雨にぬれながら雨がっぱを脱いで傘を差して、駅まで歩く。電車に乗って、降りるころには雨はやんでいた。ぎゃふん。そうかそうか。これが夏なのか。
ふははは。だいぶ前に出したのが載ってしまった。勢いにまかせて書いてしまったのに大人の対応をしてくれた。ちと反省。でも、匿名じゃなくてもよかったのにい。
今日は朝から「うまい棒の歌」が頭から離れず困った。サラミ、サラミ、サラミ。チーズ、キャラメル、ココア味。少年少女の合唱つきで豪華に作れないか。夕日を背にして熱唱できないものか。そんなことはできないので、とりあえず一人で熱唱する。小声で。雨の中。
いま久しぶりに聞いたらあまりのアレさに笑いが止まらなかった。
早く帰ったのでSteveの基調講演を見るの巻。
[1]かなり強力っぽい検索ツールSherlock 3。
[2]夏の終わりに出ると予告されていたMac OS X 10.2の発売日は8/24。
[3]iMac 17"が新発売。
う。ううう。PowerMac G4の新しいのが出るという予想は外れた。シルバー王女おおおおっ。
勤労意欲低下に加えて疲労感。ゲームもしたくない。
今日は久しぶりに忙しいと感じた。1.41倍ぐらい疲れた。いやだいやだと思いながら過ごすと余計に疲れる。さらに1.41倍ぐらい疲れた。
んゴ。気がつけば「たんぽぽ」発売間近ではないか。うー。いまは重たいゲームをしたくないなあ。うっかり日本橋に出かけて、つい手がすべって「終わりなきメイド達の夜」(クラウド)とか「出張♪しろがね学園メイド部」(アクアハウス)なんかを買ってしまわないことを祈っておくのであった。
忙しかったが休みが取れた。せらみゅも観に行ける。
業務用と違って試作台数がえらく多いわ、まだ現行の板がまともに動いてもないのにその次の試作の設計に入っているわ、時間はないわでママはもうたいっへん。嵐の夜に突然現われたのは15年後の未来からきたわたしの赤ちゃん、ガラスエポキシ8層基板ちゃんなの。
どうしてどうしておしえてー。右も左もおしごとー。どんどこ仕事がたまっていくとまわりの話し声でいらいらする。追いつめられて最終防衛線が後退をはじめる。ある一線を越えると、こんどは話しかけられてほっとする。仕事仲間がいとおしく思えるほど。そんなこんなで、明日は会社に行かなくてもよくなった。もう休むさ休みとも。むしろ休め休みやがれ皆の衆。
そんなわけでもうすぐ初演に観に行ける。たった2時間でほたるちゃんを描けるとも思えないけれど、できるだけ萌えなところを覚えて帰ってくる方針で。
「ぷらっとこだま」は京都-東京間9,800円。飲んで帰って頭痛。
えろいゲーム「妹ブルマ〜放課後のくいこみレッスン〜」(萌。)のへんてこな主題歌がとてもへんてこだったのでちとゲームについて調べてみる。
お兄ちゃん、兄ぃ、お兄たん。この呼称には行き着くところまで来た感が。「お兄たん」ってアナタ。もう奈々留ちゃんのことななるたんって呼んじゃうぞー。うひー。体操服の布地っぽさがもう一つなのが残念。
明日と明後日の切符を買いに行く。JR東海ツアーズの「ぷらっとこだま」をはじめて買ってみる。指定されている列車名と席の番号が書いてあるけれど、新幹線の切符の体裁ではない。京都から東京までで9,800円。こだま号はちと遅いが、正規運賃よりも3,000円ほど安くなる。
安くなる一方で、指定された列車以外に乗ることはできない。そして区間の途中で降りることはできないし、途中から乗ることもできない。残りの区間を捨てるのだとしても許されない。約束に逆らうとすべての区間を捨てることになる上に、さらに乗車した区間の正規運賃が必要となるというからこりゃたまげた。こんなに不便なのに9,800円ってのはちょっとアレだ。こだま号はかなり空席が多いと思っているのだけれど、もうちょっと安くならないものか。
あと、何回も走ったり止まったりする列車の中でわたしは疲れずに過ごすことはできるのか。3,000円ほど高いグリーン車にすると効果があるのか、あるいは、高いが所要時間が短いのぞみ号のほうが疲れは少ないのか。いずれ検証していきたい。
いつもの店でいつもの人たちと再会する。今日はいい感じにピンクなカクテルには出くわさなかった。既婚率33%。飲んだあと、カラオケ屋さんまでの道のりで「新春新人歌手シャンソンショー」という早口言葉を言い続ける。うー。あたしはまだ酔うてませんよ。飲んで歌って帰宅すると頭が痛くなってきた。うー。
せらみゅを観に埼玉までえんやこら。ひとしきり悶えたあと横浜で泊めてもらう。飲む。
ミュウファイヴを観るのはあきらめてまったり出発。それでも朝7時に出る。8時の新幹線に乗って東京駅まで所要時間4時間。寄り道してごはんを食べているうちに時間がなくなる。んゴ。現金が底をついた。1,250円しかないのでカタログも買えない。戸田についてから銀行の機械で現金を引きだす。
もう慣れたもので戸田市文化会館まで迷わずにたどりつく。変身した幼い娘っ子と母親を見て、今日は公演があるんだとやっと実感する。席は11列め、中央左寄り。
「ミュージカル美少女戦士セーラームーン無限学園〜ミストレス・ラビリンス〜」の巻。初演。
うろ覚えなあらすじ。東京湾岸の天王洲とかビッグサイトとかあるっぽいあたりにどかんと出現したでっかい学校、無限学園。ここの生徒が先祖返りした怪人に姿を変えて人を襲うという。まあこわい。そんなわけで事件に首をつっこみはじめたうさぎたちは土萠教授の遺伝子工学の研究の成果をまのあたりにする。
土萌教授の娘、ほたるの身体の具合が思わしくない。ほたるの内部に閉じ込められた意思が外に出ようとする。ちびうさの銀水晶を手にしたほたるは、まず大人の女の身体を手に入れた。誰が呼んだかミストレス9(ナイン)……「9」ってなんだ。ミストレス9は土萌教授の生みだした魔女たちよりもすげえ力を持っている。これで教授の信奉するファラオ90(ナインティ)の復活も間近で、世界の支配も楽勝だってなもんである。土萠教授とほたるとの関係を知ってしまったミストレス9は、父との訣別と勢い余って世界の消滅を選択する。ああなんてこと。ウラヌスやネプチューンがあれだけ止めようとしたのに、セーラーサターンに変身されてしまってもうたいへん。そんなお話、だったと思う。
感想。うく。うくくく。病弱なほたるちゃんを久しぶりに見たわい。黒ずくめの衣装で、せき込んでぺたんと倒れる。これほどまでに最前列のどまん中で観たいと思ったことがありましょうか。もうね、ちっさいの。ちっさいんDeath!! ……はあはあはあ。もっともっと愛で倒したいのに。土萠教授にはもう仕事なんかほったらかしにしてでもほたるを大事にしてほしかった。ほたるの身体が実験台のひとつなんだったとしたら、もうなおさら大事にしてほしかった。もうね、あの娘を大事にしない父親がいるわけがないというか、むしろわたしにください。
部屋をぬいぐるみとガラス細工で満たしてもちいともほたるは笑顔を見せないけれど(妄想)、もうね、父の溺愛があってこそほたるの「さよなら」なんじゃないですかー。父の肉体が10年前の実験室での事故で滅んでいた事実を知ることが、セーラーサターン覚醒のスイッチになっているっていうのがちょっと。もうちょっとあるだろう。ほたるのイヤさエネルギーが最高潮に高まるにいたるアレやコレが。
あと、ファラオ90と立ち向かうグリーム星人の一家のみなさんがすごくいい味を出しているのだけれど、話をややこしくするだけのような気もする。母だと思っていた人が、実は姿を悟られないように女装していた父だったり、だとかここまで描きこんでいるのに話にからんでいないような、いるような。ここまでされたら、ほたるちゃんの秘密が気になるのと同様に、なんだか土萠教授やほたるの心に巣くうファラオ90がなにものなのか気になるところだけれど、そこまで描かれることはない。
演者。ミストレス9が残念ながらあんまし恐くない。5人もいるウィッチーズ5やカオリナイトや教授を前にして迫力が足りない。もっと恐くするか頭のいいところを見せるか言葉も出ないほど美しくするか。前作のブラックレディ同様これまたとても絵に忠実な衣装や、ものすごく長い髪だとかに感心するのだけれど、もう一歩なんとかしてほしい。あと、ウィッチーズ5はアニメ版ではかなり遊びのある人たちだったのだけれど、舞台にその余裕はなかった。ただ、ミメットにはわずかにミメットらしさが見られる。この方向でもうちょっと押したい。
構成。「恋の戦士じゃいられない」でわざと歌わない部分を残してある。したらばだんだん小さい声が聞こえてくる。客席から。うう。すごいなあ。小さい観客たちは歌詞を覚えてるのかー。10周年イベントで、プリンスデマンドの名を呼ばせようとしたのはこの前振りだったのかー。
パンフレット、CD「ミュージカル美少女戦士セーラームーンメモリアルアルバム11無限学園〜ミストレス・ラビリンス〜」、DVD「ミュージカル美少女戦士セーラームーン10th Anniversary Festival愛のサンクチュアリ」の3点。いきなり1万円ぐらい使ってしまう。きっとDVDはこれからどんどこ出てくるのだろう。
横浜の方角へと移動する。新婚のご主人とViewさんの家にお祝いを述べに、あるいは、飯を食いに、というか、邪魔をしに行く。迎えにきてもらったりなんかして。
チーズの入った揚げもの。なんとチュニジアの料理らしい。あといろいろ。バナナとか。
合言葉はアントシアニジン。まったりTVを見る機会なんてそうそうない。ぶどうの種に含まれるアントシアニジンが身体にいいとか、商品説明で活躍するキャンペーンガールの収入はかなり厳しいとか、ユングフラウヨッホの郵便ポストは富士山から贈られたものであるとか、競艇選手は想像以上に危険にさらされているとか、京阪乗るならおけいはん、だとかどうでもいいようなよくないような知識がばんばん目から入ってくる。ああ。まったり。
口からは「月のうさぎ」という米の酒。あともう一本ピンク色の酒。米の酒なのに甘くて果実のような味がする。うう。あたしはまだ酔うてませんよ。
薄くて高い本を少し検閲。結婚式の写真を見たり。お。旦那がきれい。ぶどうのジュースのびんについてきた小さな熊の人形で遊んだり。Viewさんの3,500円の東急バスの模型にバスマニヤっぷりを確認したり。身体をいじられたり。
ひとしきりまったり過ごしたあと、おとなしく寝る。休日ってこんなにまったりできるのかー。
3組のふとんを用意して、川の字になってばたんと。隣から音が全然聞こえてこない。もう寝たんですかー。わたしは暑くてなかなか寝つけない、ような気がしたけれどいつの間にか寝ていた。
新宿を歩いてから帰る。来週はのぞみ号に乗る。
朝ごはんもごちそうになる。いろいろ。バナナとか。
朝に出発。駅まで送ってもらう。世話になりまくり。新幹線の時間までまだ時間があるのでうろうろする。
新宿をぺたぺた歩く。よく分からない道をぺたぺた歩く。商店の立ち並ぶ繁華街も歩いた。うっかりカラオケ屋の前でも通ろうものなら一人でなにか歌おうかとも考えたけれど、うっかり通ることはなかった。かわりにゲームセンターに入って、音楽に合わせてぽこぽこ叩くようなのを遊んですぐに終わる。むやみに背の高い建物が突きささっているあたりも歩いた。横浜は風が心地よかったけれど、ここはだんだん暑くなってくる。まったりじっとり暑い。
寄り道を経てから新幹線に乗る。また4時間かけて京都に向かう。1泊しているのでそんなに疲れない。疲れていないつもりだったけれど、家にたどり着いてから腰に違和感を覚える。いすに座ったまま4時間も経つと関節が変な方向に曲がっているのだろう。これを改善するには時間を短くするのがいいのか、高級ないすに替えるのがいいのか。
来週の日曜は朝っぱらから池袋に行って、朝と昼の2公演観てからそのまんま帰ってくるというつめ込んだ1日なので、いずれかの対策を取りたい。
と思ったけれどそうはいかないらしい。京都から東京までこだま号で4時間かかるってことは6時の便に乗らなければならないのだけれど、その時間には「ぷらっとこだま」で使えるこだま号はない。んで、帰りはというと「ぷらっとこだま」で使える便が夕方ごろにはとても少なくて、乗れるのは最終の7時13分発だけになってしまう。日付の変わったころに家に着くのでは、いくらグリーン車のやわらかいいすに座っても身体によろしくない。てなわけで結局予算削減大作戦は失敗となり、いつものように高価なのぞみ号となるのであった。
新幹線の切符を買ってせらみゅのDVDを鑑賞。ぱんつ。
なんだか会社が今日も休みなので昼までごろごろと過ごす。なんだか昼ごろに会社に行って、30分で出てくる。金券ショップに行って新大阪から東京までの新幹線の切符を買ってくる。むふ。はじめてのひかり号グリーン席ですよ。14,000円ぐらいだったから、のぞみ号の普通席の正規運賃とそんなに変わらない。
てなわけで病院にも行かず、ぼへーっと買ってきた10周年記念イベントのDVDを観てみるかと。歴代の曲を混ぜながら、観たことのない人にもせらみゅとはこういうモンだと説明できるような作り。セーラームーンが守っているのはなんなのか。悪者はどこから来てどこへ行くのか。そういや毎回こんな作りである。ビデオではたびたびカメラが登場人物に寄るもんで、いきなり画面の外側から人が出てきたりしてふしぎな感じがする。
うー。でかい画面で観たいもんである。あと、どうやっても舞台の白いかがやきはビデオでは出せまい。画質は悪いってほどでもないけどよくもない。映像部分が90分に対して2層ディスクを使っているのだけれど、5.5GBしかファイル容量がなかったり、そのわりに特典映像の画質が驚くほど悪かったり、なんというか不安を覚える。あと、歌詞の字幕を出すことができるので、聴き取れなくてもあいまいなままに理解することはない。
いまどき骨のある自治体があった。住民基本台帳ネットワークというのを国が作っていて、福島県の矢祭町はそれに参加しないという。矢祭町の住民課はこう説明した。
「住基ネットは個人情報保護法とセットで運用されるべきだ。全国で個人情報の悪用が続々と表面化する中、保護法が成立しない現状では、個人情報が守られる保証がない」
おおおお。こういう人たちもいたのか。町が国に逆らおうというのだ。まだまだわたしたちはあきらめてはいけないし、選挙にだってちゃんと行くべきだという希望になってくれるといい。わたし自身は、なんでもかんでも紙と印鑑が必要ないまの体制はさっさと電子化されるべきだと考えているけれども、紙と印鑑が必要だったおかげで情報が奥深くに守られてきたという側面も無視できない。
なんで無視できないかというと、紙と印鑑に慣れ親しんだ、膨大な個人情報が電子化されることの意味を理解できない連中が、膨大な個人情報を握ってしまうからだ。いままで警察のえらい人が裏金をもらって細々とやっていたようなことを、市役所の誰でもできてしまうとなっては大変である。そのうえWindowsが大好きなこの国ではセキュリティなんてどうせないようなものだろう。あと何十年かかけて教育が進んでから電子化すればいいとも思う。そんな住民基本台帳ネットワークは来月から稼働する。あっという間にハイテク国家ですわい。
少し前にルータがうまく動かなくなってそのまんま放ったらかしにして使わなかったのだけれど、久しぶりにいじってみた。Windows 98から外に出ようとするとルータからDSLで外につなぎにいって、Windows 98もルータを通って外に出ていくことができる。だけれどもMac OS Xからその接続の中に入っていけない。ルータの内側は見えている。ルータをまた外してMacから直接DSLで外に出ようとするとこれもだめだ。事態がますます悪化してしまった。
音楽のファイルが何百個もごっそり消えてしまうわ、外にはつながらないわ、動作は驚くほど遅いわとMac OS Xを使っていると胃が痛い。どうやったらここまでひどくなるのか。
……と思っていたらいつの間にか直接外に出られるようになっていた。ううう。原因がよく分からないので困る。
「たんぽぽ」をメーカー通販で買うと特典がもらえるらしい。その特典が「みそおでん描きおろし女児プリントパンツ」 ……うわああ。そこまでやられるとかえって欲しくないよう。
食欲がない。新しい林檎さんはまだか。
昼に食欲がない。夕方になって腹が減ってくる。夜に胃が痛くなってきた。
次にAppleが新製品を発表しそうなのが9/10の「Apple Expo 2002」だってわけで、なにか出るのは間違いない。いまのPowerMac G4は冬に出てからもう半年経っているので、きっと新しいものが出るはずだ。んで、サーバ向けの製品Xserveに合わせて大幅な仕様変更をしてくるに違いない。大幅な仕様の変更がなされた直後に買うのはとても恐いのだけれど、もういいかげん青と白の林檎さんでMac OS Xを動かすことにぐったりげんなりしてきた。
既存のMac OS Xを使う人は、10.1までのように無料で10.2に更新することはできない。10.2を割安で買うこともできない。なんてこったい。なんてこったいなのだけれど、もうこの機会なので10.2が最初から入ったPowerMacを買ってしまおう。ああ買うともさ。胃が痛くなるようなユーザ体験を、評価版も含めて2年間。
なんだか7/26ってメイドさんものが3つも発売されるんですけどー。ひー。
「教えてご主人様ぁ!」(Studio Tako)
「終わりなきメイド達の夜」(クラウド)
「出張♪しろがね学園メイド部」(Aquahouse)
とくにぐぐっとくるものはなかった、はずだった。でもひとつひとつ調べてみたらば「教えてご主人様ぁ!」のメイドロイドさんの声が4通りから選べるとかで、そのうちの一つが大阪弁らしいのだね。……そんなの欲しい人っているのかー。わたしはちょっと惹かれるけれど。こんなところに力を入れている場合ではないような気が。
眠い。しわ寄せ。なーむー。
ううう。早く起きて早く会社に行ったので眠い。眠いから何を書くべきだったか思い出せない。
営業用のサンプルを山ほど作らないといけないというのに、まだ部品がぜんぜんできてこない。そしてそのしわ寄せは製造工程から電気屋におよび、電気屋からソフト屋さんに伝わっていく。なーむー。
残業手当124,248円。休日出勤手当28,187円。アレしてナニして261,269円。
休みが近づくとうれしい。
なんかもう金曜ってやつは休みが楽しみでしかたがない。日曜はまたせらみゅですよ。おほほ。そして明日は出勤ですよ。明後日に仕事が残すわけにはいかないわけだけれど、ソフト屋さんはきっと日曜もやってくるので遊びに行くのはなんとも後ろめたい。
中途半端に仕事。夜中にせらみゅの復習。
そろそろ期限なので特許の資料を書かねばならない。昼ごろから出社してキーボードを叩いてみたけれど終わらない。終わらないけれどいやになったので帰る。ああ帰るとも。こんなに仕事の足を引っ張られているのにMS Officeを使っている。
明日は池袋公演である。水曜の仙台公演をはさんで明日が3番めと4番めの舞台なので、まだほとんど書き変わっていないと思われる。夜中までかかってCDの聴きとりにくい所を探す。辞書とかwebで調べつつ。
河崎のカオリナイトはずいぶん若くなったんだなあと。教授も。
笛吹きのくだりはなんのために入ってるんだろう。「スーパーズ」の映画版を思い出させるところだけれど、ぜんぜん関係ない。いつか女王さまに捕らえられる少年を描いてほしいんであるよ。エリオスかペルルたんで。ああ、ぜんぜん関係ない。
ううまずい。明日は午前6時25分に家を出ねばならんというのに。ああまずい。どれみさんの録画が溜まっているというのに。ああ、もう午前2時ですよ。2時ですヨ! 全員集合ーっ。
せらみゅだけ。
朝5時45分起床。うがああ。朝11時の公演はやめとけばよかった。6時30分出発。超特急のぞみ号には間にあった。
10時に東京駅に着いたので来週の「ぷらっとこだま」の席を押さえに行く。したらば「ぷらっとこだま」用の座席数の枠でもあるのか、現時点では取れないと言われた。あらためてこだま号の指定席を押さえるのだけれどそれが11時からでないとできないらしい。そんなわけで夕方に取りにくると言って、お金も払ってその場を離れる。うがー。もう10時20分ではないか。
10時55分に池袋のサンシャイン劇場に着く。汗が出た。18列めの左のほう。
「ミュージカル美少女戦士セーラームーン無限学園〜ミストレス・ラビリンス〜」の巻。あずまさん地獄の行脚8回シリーズの2回目。おぼえ書きをずらずらと。
ミストレス9。前回観たとき、ほたるが苦しそうにしているときに、教授とカオリナイトが「目覚めるときまで」とかなんとか言いながら高笑いするのがさっぱり意味不明だった。その一方で、デスバスターズは「破滅」を導くことを嫌っている。教授が研究所の事故で瀕死となったほたるの身体に卵を植えつけたのは、教授の超生物の研究の成果であると同時に、かつファラオ90の従者に身体を与えるためのものだった。この時点でほたるはミストレス9を目覚めさせるための「器」だというのはすでにデスバスターズの計画に入っていたのだな。やっと分かってきた。
タウ星系。デスバスターズはかつてグリームという星を滅ぼした、という話だったので、てっきり地球も滅ぼそうとしているのかと思いそうになるけれど、そうでもなかった。彼らは「聖体」というなんだかよく分からないものを集めるのが目的であって滅ぶかどうかには興味はなかった。んで今回は、教授は「ちょっとした遺伝子操作と薬物投与とサイボーグ化」によってなんかもうすんごい生物を作る機会が欲しかった所に、うっかりデスバスターズに取り入られてしまったんであって、別に地球を滅ぼすつもりがあったわけではない。きっと、彼にしてみれば地球にとってよいこととして計画を進めたのだと思われる。んでファラオ90の「われわれの星」タウ星系が滅んでしまったのは、プルート言うところの「運命の歯車」をへんな方向に回そうとしたからなんだそうで、つまり今回の教授の怪しい計画は星の運命を狂わせて結局はセーラーサターンを目覚めさせてしまって、世界を滅ぼす原因になることを、プルートとかウラヌスとかネプチューンは危惧していたのだね。「世界」というのは、タウ星系のときがそうであったように、宇宙のなにもかも全部などではなくて、銀河系とかこのあたり一帯を指すのだと思われる。
土星ちゃん。運命の歯車を修正するためになにもかもをやり直すという誰の意志だかわからないすごい機能によってセーラーサターンが目覚めてしまう。のだけれど、プルートが言うには、すでにほたるの身体はぼろぼろになっていて、生き続けるにはセーラーサターンの力を手にするしかない、みたいなことを言っていたので、ほたる自身の本能がそうさせたと理解するのもなんだか楽しいではないか。
あの小さいほたるちゃんがかなり危険なので困る。演じるのは仲村瑠璃亜という人。どういうわけかせらみゅのCDと一緒にるりあたんのDVDとか売ってるんですけどー。アイドルものっぽいDVDなんですけどー。ああああ。こんな年端いかない子がいろんな姿態で映ってるなんて痛々しくてあたしには無理っす。はあはあはあ。買わないでおこう。
外に出て昼食を取る。たまたま入った中華料理屋でラーメンを食べたのだけれど、その間ずっと中国語しか聞こえてこないというすごい店だった。
というわけで午後3時から次の公演が始まるのでまた会場に戻る。本日2度め。6列めの右のほう。6列めといっても、せらみゅのときのサンシャイン劇場は3列目から席が始まるので、実質的には4列めである。もうかぶりつきでウハウハですよ。
ミメット。ミメットくんはかなり変だ。だいたいウィッチーズ5の中で一人だけ別の動きをしている。女性らしい動きの「型」ってのがあるわけだけれども、どうもミメットだけは型が違う。うさぎとかちびうさみたいな動きをする。TV版ではたしかミメットの表向きのお仕事はアイドルだったと思うのだけれど、今回のミメットくんは台詞もなんかすっとぼけていて実にいい。声はTV版のかないみかみたいにかわいくないけれど、それでもかわいくなろうとしていてむしろそこがっ。実にっ。
ミストレス9。前のほうで見ると、その長い長い長い髪を腕にからませていたりしてなんだか微妙にエロいんであるよ。歌がすごくきれいでうっとり。でも星ひとつを滅ぼした張本人にしては、女王さまっぷりがもう一歩二歩。
土星ちゃん。黒のワンピースとストッキングという例の黒ずくめの衣装。よろよろと歩いて、せき込むとぺたんと倒れてしまうほたるちゃんを間近で見るわけでありますよ。そんなぺたんと倒れられると、あたしなんかは不謹慎にも脚と脚の間に目が行ってしまってですね、行ってしまってですね。ああ。
……この拳王、人生に一片の悔い無し!! おおおおっ。カーテンコールでるーりーあーとか叫びそうな勢いDeath!! でも前の席に座っている兄貴に先を越されてがっかり。でも叫んださ。るーりーあー。
ああ。買わないと思っていたるりあたんのビデオをなぜ買ってますか。前のマーキュリーの河辺千恵子のときはこらえたのにっ。るりあたんへの応援ってことでひとつ。そしてなぜに吉田恵のもいっしょに買ってますか。ぐはあ。こっちは体操服とか水着姿とかサービス満点Death!! いやいやそれ以前に、なんでこんなあからさまな罠にかかってしまったのだろう。
帰る前に東京駅のJR東海ツアーズに寄る。7時まで開いていると思ったのだけれど、休日なので6時までらしい。なのだけれど人がいたので「ぷらっとこだま」の券を引き取りに来たと言って探してもらう。無事指定席は取れていたようで受け取ることができた。
帰りをひかり号のグリーン車にしてみた。いやはや。いすがいい。とてもいい。飛行機のビジネスクラスほどではないけれど、いい。腰が痛くならないんである。腰の部分をいすがちゃんと支えてくれるから腰が痛くならないし、足元には足を置く台があるから身体がずり落ちにくい。人が少ないし静かだし。かと言って眠れるわけではなかった。缶入りの水割りを飲んでいたら頭が痛くなってくる。午後7時10分の新幹線に乗って、日付の変わる少し前に家に着く。
眠い。
んがー。眠い。朝8時まで寝てしまう。もっと早く寝ないとだめだ。起きているときはだんだん禁断症状が脳を支配してくる。
試作が完成。
やっと全部の部品が組み上がった。試作ちゃんが2台完成。でもぜんぜん仕事が減らない。
事業部長はわたしのことを覚えていた。課長に言って、事業部長に言って、これでも部署を変えてもらえなかったらどうしようもない。
長崎は遠いので夜行列車を使ってはどうかと考えた。どれみさんを久しぶりに観る。同じCDを聴く。
まあ一寸お待ちよお前さん。気が付けば八月なのでありますよ。もうせらみゅの千秋楽に向けて全曲覚える勢いで。いまわたしが小学生だったら絵日記を書くのに苦慮したに違いない。
さて8/25の公演のある長崎までどうやって行ったものか。新幹線と特急「かもめ」を使って、家から長崎市公会堂まで6時間半。うう遠い。飛行機は速いけれど、あっちの空港もこっちの空港も遠いからあんまし時間は短くならない。夜行列車なら横になっていればいいのだから腰は痛くならずにすみそうだ。それにぶらぶら歩いたり食事したりする余裕もできるときたもんだ。長崎がこんなに遠いとは知らなんだ。
おぼえがき。タイオロンの水晶ってのはタウ星系の石ってことで合ってるんだろうか。
同じCDを何十回も聴く。同じところで笑って同じところで泣く。同じ歌を歌って同じ台詞を言って同じ文章を書いて同じ電車に乗って同じ飲み物を飲んで。こんなに楽しいのに、楽しければ楽しいほど不安だ。あと何年続くのだろう。ついでに仕事も不安なら年金と株価も不安だ。
一例を挙げると、セーラームーンと名の付くものをあと何年観つづけることができるのかってことですね。んゴ。空腹もー知らぬわれらー。
第22話「きみたか、行かないで!!」の巻。
あらすじ。幼稚園のころから一緒だったきみたかはいつもぽっぷに意地悪ばかりする。なんだか落ち込んでいるので声をかけると逆に怒りだす。母から聞いた話ではきみたかは家族で遠くへ引っ越すというではないか。クラスで幼稚園が一緒だったみんなは授業を抜け出し、転校を阻止するため「ソナチネ幼稚園」の教室に篭城を始めた。
感想。う、うわー。これは恥ずかっしい。久々のこっ恥ずかしさと久々の魔法少女ものっぷり。今年のどれみさんはおしまいへの暗示がいっぱいだ。きみたかがぽっぷのことが好きでしょうがねえことはどうも周知の事実だったらしく、みんなして身体を張って二人が逃げ出すのを手引きする。小学2年生にしてこりゃすごいぞ。学生運動も知らない世代のそのまた子供の世代が。学級崩壊も何のその。ぽっぷときみたかが神社の境内に逃げ込むところのエロさときたらアナタ。
公園まで来たところでどれみさんたちが待ち伏せしていたのには、わたしはがっかりしてしまう。お姉ちゃんらしいことをしてほしくなかった。
おぼえがき。きみたかの席は廊下側の最後列にある。いわば矢田くん席。んで、ぽっぷの席は窓側の後ろのほうっぽいのでどれみさん席。