第21回
●小説家を見つけたら●

●2000年/アメリカ/ガス・ヴァン・サント監督●

● 思いっきり簡単なあらすじ●

偶然に元小説家の老人に出会った黒人少年は、老人から文章の書き方の指導を受けるようになる。
老人は指導する条件に『老人の部屋で書いた文章を外に持ち出さない』事を約束させる。

しかし、少年の才能を否定する学校の教授への反感から、少年は『持ち出してはいけない作品』を
学校の作文シンポジウムに提出してしまうのだった。

★★★漫画へどうぞ★★★

 

●もうちょっと内容に突っこんだあらすじ(ネタばれ注)●

ニューヨークのブロンクスで、黒人の少年;ジャマール・ウォレス(ロブ・ブラウン)
仲間とのバスケが日課だった。
しかし彼には仲間にも告げたことの無い秘密の趣味があった。

彼は文章を書くことを楽しみとしていたのだ。

彼らがバスケを楽しむ街のコートの側のアパートに、1人の老人がいた。
いつも窓から双眼鏡で外を見ている謎の老人、外出する姿を見た者は誰もいないという老人の正体は
ジャマール達の好奇の的だった。

やがてジャマールは、この世間との関わりを極力避けたがる老人;
ウィリアム・フォレスター(ショーン・コネリー)
の部屋に通い詰め、
文章の指導を受けるようになる。

フォレスターは指導の条件にあることをジャマールに約束させる。

『自分のことを口外しないこと、フォレスターの部屋で書いた文章を外に持ち出さないこと』

 

そんな折りジャマールは、テストの成績とバスケの才能を見込まれ、
東海岸一のエリート校に特待生として誘われる。

そこで彼は偶然にも、今は世捨て人のような生活を送っている偏屈な老人・フォレスターが、
かつて処女作でピューリッツア賞を受賞しながら、二度と作品を出版しなかった伝説的小説家だったことを知る。

 

日々の中、2人の間には確かな友情が生まれつつあった。
ジャマールは老人の心の傷を知る。
老人はジャマールによって過去の痛みへの癒しを得る。

 

フォレスターの指導を受け、みるみる文章の才能を伸ばしていくジャマールだったが、
偏見の強い学校の教授はジャマールの才能の目覚ましい伸び方を認められず、盗作の疑念を抱く。

詰問を受けても、ジャマールは約束によりフォレスターの指導のことを話すことは出来なかった。

教授への反感から、ジャマールは『外に持ち出してはならない』作品を、
学校の作文シンポジウムに提出してしまう。

しかしそのことはジャマールの退学の危機を招く。

 

ジャマールが救われる為には、
フォレスターが長年己の殻に閉じこもって避けていた表の世界に出てこなければならない。
ジャマールはフォレスターに助けを求めるが、心の傷を持つフォレスターにはそれは出来ない相談だった。

そして作文シンポジウムの日がやってくるが…。(以下は映画で)

 

少年と老人の友情を描いた実に爽やかな作品です。
2人がお互いに相手に何を与えたか、映画でお確かめ戴きたいと思います。

最近ここの文章が長くていかんですねぇ。次回は解説が少なくてすむ作品をやります。

小説家をみつけたら 

 

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