あずまの日記。

内容●筆者のありがちな日常。嘘多し 注意●副題のそばについているナカグロさんからURLを吸い出せます。ときどき間違ってますがそれなりにご活用ください まめちしき●SFC版「グラディウス3」で上上下下左右左右BAと入力すると泣けます

1 jun(thu)

きょうもいつもの。

ねーむーいー。5時間寝ても駄目か。

3年目の浮気。

まなちゃのログを検索して読んでいると、ネタ投稿私見を書いててよかったなあと思うこともしばしば。参加者は少ないけれどもわたしの書いたものがそれなりの評価を受けてきたのだなと確認できる。で、去年あたりからちょっと人が減ったりなんかして寒くなってきた。

去年の一騒動を思い起こすとちょっとナニな気分になる。あれから1年経ってわたしにもお迎えがきた。少し前に死神が迎えにきたときは、ちょうど久遠さんが帰ってきて投稿が増えたおかげでなんとか振り切ったのだけど、また死神がやってきた。書けない病は重症だ。

わたしの不勉強が悪いのだけれど、かといっていままでと違う切り口を探すのはすぐにはできない。ネタ投稿の成長と成熟を観察してきた身としては、このまま縮小再生産を続けるのは辛い。それでも3歳の誕生日までなんとか続ければ状況が変わるかもしれない。あと1月。

3 jun(sat)

日記。

通信なんちゃら講座を受講。そのあと大学のころのおともだちに会うことになっていたが時間が余ったので難波の地下街のダジュールという店でまたピザを食べる。そのあと日本橋の電器店街へ。

お買いもの。

ソフマップのゲーム売り場へ。うっかり「少女サーカス」とか「メイド地獄」とかへんてこなタイトルに心奪われそうになりながら探すこと数分。「Kanon」をやっと発見する。紙の箱に入っているのと、ふつーのCDのケースに入っているのとがある。前者がふつーの18歳未満が買ってはいけない方で、後者が全年齢版だった。後者を買う。紙箱はない方がいい。値段も少し安い。

レジにて。足もとに無造作に置かれている段ボールの箱の、上面にすき間から中身が見えた。黒い箱が縦に入っていて、その側面に「めいどいんばにー」と書いてある。あの黒い箱は売り物なのか販促用の小道具なのか。発売日をそそくさと確認すると9日らしいのだけど。

で、おともだち四人組は車の渋滞だとかで遅れているらしく、わたしはさらに電器店街をさまよう。ゲーマーズにてまた人形に心奪われる。なーんーとー。でじこに引き続きうさださんのソフトビニールで着色済みな人形が出ているではないか。これも直立した形状で、重量がないからきっと自立しないだろう。そのままでは机の上にちょこんと置けなさそうなのでぐっとこらえてみる。

上から見ている。

そのあと、おともだちと遭遇。ゲーム屋(がん患者)、わたしが東京に行くときの宿主(いまの職業はなんだかよく分からない)、電機屋(胃潰瘍患者)、ペットボトル屋(残業100時間)の四人。

計測機器屋の結婚祝いにと家電製品を探しにいって、そのあとご飯を食べにいく。もう夏に向かおうかというこの6月に、わたしと東京宿主の二人はちゃんこ鍋を食べる。汗を流しながら。

その場で、どれみさんを観ているのがわたしだけと知り驚愕。

店を出る前に、ゲーム屋に3月の旅行のときの借金12,685円を返す。ペットボトル屋の部屋に行く。ファミコンのディスクシステム用「謎の村雨城」をゲーム屋が淡々と進めるのを眺める。飛び道具で敵を倒しながら、別の方角から次々に飛んでくる手裏剣を剣で弾き飛ばす。そのさまはさながら、

「『後ろにも目がある』とはこのことやな」

というほどのものであった。しかして、ペットボトル屋いわく、このゲームは、

「上から見てるんやがな」

なのである。ふむ、確かに操作者から見れば画面上のできごとに前も後ろもない。それでも、きっとわたしの真意は分かってくれたと思う。このやりとりは、ゲームのうまい人とへっぽこなわたしとの間に、画面上での空間認識にえらい差があることを示している。敵を倒すために自分で投げた飛び道具を、目で追うのは当然のことである。しかし、ゲーム屋は自分の投げた飛び道具も見てはいるが、もっと大切なものに注目している。それは自分自身の安全なんである。ここからはわたしの推測だけども、ゲーム屋は確実にしとめなければならない獲物として、目の前の敵ではなく遠くから飛んでくる手裏剣だということが分かっている。なぜなら、手裏剣がすぐそばまで飛んできたところで剣を振らなければ、手裏剣を弾き返すことができずに死んでしまうからだ。目の前の敵には、手裏剣を何枚か投げておけば数撃ちゃ当たってくれるだろう。

このような判断をゲーム屋は行って、しかも高速にくり返している。わたしはこの点をもって、後ろにも目があると言ったのだ。この古いビデオゲームの仮想の世界においては、操作者が高所から見下ろすという画面構成を取っているために、従来の人間の常識を覆すような行動が可能となった。この十数年の間にゲーム屋はそれを身に付け、わたしは身に付けられなかった。わたしとゲーム屋との空間認識の違いはここにある。

4 jun(sun)

あずまさんチケットを買いに行く。

うさぎしゃんのミュージカルのチケットを買いに行く。有名どころと発売が重なると行列ができたりなんかして大変なんで、客の少ない穴場を見つけておくかなと。チケットぴあのありそうなところをバイクで走って探したけども見つからず。時間がなくなってきたので、確実にあるとあてにしていた店に行ったのだけど、いつのまにかチケットぴあの窓口がなくなっていた。で、発売10時のところを20分遅れて最後の頼みの綱へ。

お客の多いところには行きたくなかったんだよう。果たして本日、有名どころの発売がいくつか重なったらしく、えらく行列で待たされた。買うまでにさらに20分かかった。

それでも8/9の新神戸オリエンタル劇場の、前から3列めの席が取れた。ただ、一番右端の席だったので、これを嫌って4列めのど真ん中の席に変えてもらった。6,000円。昨日シアター・ドラマシティのチケットを買いに行ったペットボトル屋は1列目のこれまた一番右端だったらしいが、端の席を避けると19列目になったらしい。8/12の大阪公演は休みの関係で人気があったのだろう。

あずまさん本と菓子を買いに行く。

あずまさんの今年の必修単位が増えてしまい、コゲどんぼ「ぴたテン」1巻を買う。のりぽんさんいわく「おとこの子マニア必読」らしいので、おとなしくわなに掛かってみるかと。のりぽんお兄ちゃんってば痛くしないで。

あと、別の書店で福永令三「クレヨン王国幽霊村へ三泊四日」、さらにまた別の店で「クレヨン王国白いなぎさ」、「クレヨン王国月のたまご」1巻、「クレヨン王国森のクリスマス物語」、「クレヨン王国からきたおよめさん」を買う。

で、最後の店で、どういうわけか「ぷよぷよ」のイベントをやっていた。どこからともなくやってきた少年少女がゼッケン番号をつけて「ぷよぷよ〜ん」の対戦をしている。コンパイルの人がきていて「ぷよまん」とぬいぐるみだとかを売っている。「ぷよまん」のクリーム味を買ってみた。

最後に近所のスーパーで、こないだの「きぶどうのジュース」を割るための炭酸水を買う。栓を開けてからえらく遅れたけど、ぷよまんもあることだし今日飲むかと。以上、きょうも散財。

おぼえがき。

ゲーム屋は明日から入院。ペットボトル屋は今日も出勤。

Kanon日記。

弟からPCを返してもらって「Kanon」を始める。

2時間ほど進める。最初のあゆとの遭遇ではかなり、こう、くるものが。なんやねんなこいつは(訳:何者なのだこいつは)。これはボケなのか素なのか芝居なのか。つっこんでほしいんか。えー、どついてほしいんか。言うてみいっ。どこやどこや、どこに突っ込んでほしいんや、ここがええのんかー。……という調子だったのだが、次の日にまた会って、あゆこそ夢の中の少女なのだと分かると途端に好きになってしまうからわたしも勝手なものである。

すでに語りつくされているのだろうけども、カノンという題名だけに、少しずつ違うエピソードが重ねられていくのだろう。いまのところ、あゆとの再会の印象はこんな感じ。

夢の中で7年前の名雪とあゆが出てくる。小学生である。ゲーム開始後1時間余。思い出したくもない高校生活ではなく、わたしの求めていたのはこれなんだよう。

5 jun(mon)

6年生。

コゲどんぼ「ぴたテン」1巻を読んでみた。

はは……。湖太郎くんのキャラが。こう、ぶっきらぼうで、その、6年生で、制服がかわいかったりなんかして。わたしの趣味からするといかにもそのままお持ち帰りしたくなりそうな子なんだけれども、読んでいるうちに、湖太郎くんは持って帰りたくなるほどではないと感じた。

持って帰りたいのは小星さんですよう。小星さんといっしょになってわたしのアイドル湖太郎くんを追っかけたいというか。ゆがんでますか。ああゆがんでるさ。

……ごほん。わたしのお気に入りはここ。紫音さんのなんだかよく分からない力で美紗が倒れてしまったときに、湖太郎くんが保健室に連れていく。しばらく横になっていたら雨が降ってくる。美紗が突如外へ駆け出すところがとてもお気に入り。ページをめくるとびっくり。目がさめる。

まだ登場人物の謎が多い。まだわたしには美紗が恐い人に映る。話がまだよく分からないので2巻も読まねばなるまい。

先週のユイさん。

「太陽を追いかけろ!」の巻。

アイさんがしばらく出てこなかった原因は母の見舞いか。アイさんのコムコンの使用を犬養博士が認めたので、これからはユイさんの味方の一人ということになる。

太陽の役者ロボットをイニシャライズしたあと、フリーズがレスキューを泣かせてしまうところがみどころ。海に落っこちてしまったフリーズを助けようとしてレスキューが手を差しのべたら、フリーズはまたフォローが化けているのだと勘違いして海の水をばしゃばしゃっとはねかける。助けようとした相手に水をかけられたレスキューは泣いてしまってフリーズはあたふた。しかしフリーズは泣きやませるような台詞を知らない。

この関係を二人のふだんの生活に反映させると、なんだかものすごく甘々な話になりそうだなんてそんなそんな。迷子の少女(推定4歳)を二人の子供ということにしてしまって一件落着。反論不可。出前迅速。原付免許。

先週のマシュランボー。

「弱点なし!? 悪魔の発明エッグカード」の巻。過去が明らかになるのでかなり重要な話。

あらすじ。ロボットの王ニッパーは、最後の人間ヤクモを守るために、自分を偽り味方をだまし鳥類のマトリクサーに協力してきたのだった。鳥類の目をあざむいて、ロボットにとらわれたことになっているヤクモは、父であるシンドウ博士が残した300年前の記録を見てしまう。

記録によると、300年前の隕石衝突をきっかけにした地球環境の変化により人間の大半が死滅した。残った人間も元はといえば人間に生み出された新生物マトリクサーによって狩られてしまう。気候が安定したころに目を覚まし「センター」という地を目指せと父は言い、保存装置の中のまだ幼いヤクモに別れを告げた。個体の300年間の保存など、自分の娘以外には頼めないことだった。

感想。ちびヤクモさんはおそらく6歳ぐらいだと思うのだけど、保存装置の中でゆっくりいまの外見になるまで成長したらしい。前に、ジャングルの中の学校の建物の中で、学校に通っていた頃の記憶がよみがえってくるシーンがあった。そのときの印象で、学校に通っていたころもいまの外見だと思っていたので、300年間の眠りにつく前は中学生ぐらいなのかと思っていたが、そうでもなかった。あの幼い身になんという責務を。

前回サーゴとクータルがカードにされてしまって、今回マシュラまで殺されてカードにされてしまった。なんとかマシュラのカードは犬型ロボットが持ち出したけれども、ロボットたちがどうやってマトリクサーを蘇生させるのかが注目される。あと、ちびっこ3人組が、クータルとサーゴがカードにされてしまったことを知って、以前ほど悲しそうにしなくなったことが気になる。同一の形質がコピーされていく無性生殖を行う生物の個体の死が、人間の死生感と相容れないように、マトリクサーの世界では必ずしも身体の死が「死」を表さないのだろう。遺伝情報や記憶の破壊が「死」を表しているのではないだろうか。

ロボットの国の王が当時の博士の助手であったことを考えると、おそらくはその頭脳を使って荒廃した世界のロボットを集めてうまくやってきたのだろう。あと、シンドウとは神童、ヤクモは八雲という漢字で書くことが判明。日本の人であるらしい。

恐怖の読書週間。

わたしの部屋のステレオのスピーカーの上に読んだ本が無造作に6冊ほど積み上げられているのだけども、母上が一冊実に異彩を放つ本を見つけてしまった。はたして「ぴたテン」1巻は持ち去られてしまった。母上は最後まで読むのだろうか。

昨日のこと。

「ぷよまん」はぷよの形状をしたまんじゅうなのであって、決して半透明の赤や緑の物体ではない。弟は半透明の赤や緑の菓子だと思っていたらしい。昨日の晩、この甘いまんじゅうを食べた。カスタードクリームがとても甘い。

それと一緒に、家族に侵略され残り少なくなった「きぶどうのジュース」を炭酸水で割って飲んでみる。少し酸っぱく、口の中に糖分のねばねばが残らない。そこがいい。炭酸水割りはめいみさんに教わった。

可能性。

  1. もともと組織内部でも邪魔者扱いで、首相に担ぎ上げて即退陣という体のいい左遷。
  2. 国家挙げての愛国キャンペーンの一環として、顔の恐いイメージキャラクターに起用された。
  3. 自民党の内部に漫才作家がいる。

6 jun(tue)

日記のこと。

いままで会社で書いた文章はメールでおうちに送っていたのだけど、なにやら会社でのメールの使用にきな臭い雰囲気を感じとってしまっため、フロッピーで持って帰ることにした。で、フロッピーにファイルをコピーして帰る。ところが家でかばんの中をいくら探してもフロッピーが出てこない。

今朝になって会社のPCを起動しようとすると「このフロッピーは起動ディスクじゃないぞこんちくしょう」といっておこられた。日記が入ったフロッピーが一晩挿さったままだった。

Kanon日記。

昨夜は力尽きて一日しか進められなかった。

栞さん雪の中庭にあらわるの巻。栞さんふつーにかわいいなあ。いや困った。このわけわかんない登場人物の中で「ふつーに」かわいいというのが困った。その境遇はまったくふつーではないのだけど。

家出少女を拾うの巻。ある日突然父親が野犬を拾ってきたような気分。商店街で突然襲いかかってくるような人をなんで連れて帰ったんだよう、あずま(主人公の名前)〜。警察か救急車を呼ぶのが先だろう。

昨夜。

「Kanon」で力尽きたあと、寝る前に「クレヨン王国茶色の学校」1巻を最後まで読む。紙媒体だからなのか、平仮名が多いからなのか、とても読みやすい。そりゃあ児童書なのに文章が読みにくかったら誰も読まないだろうけど。主人公が病気だったり土地開発にまつわる悪事など扱う問題は重いのだけど、その隙間に山のことや伝承のこと、言葉遊びとあれこれたくさん入っていて息苦しくない。午前3時に倒れる。

無題。

ぐは。「めるふぇんメイド地獄」買ってたんすか。いやいや。アナタが買わねば誰が買う。

7 jun(wed)

Kanon日記。

2日進める。ゲームは1日1時間ということで。

舞さん魔物を討つの巻。こ、こわー。この娘がというよりも、この学校が。こわー。早よ帰って寝なはれ。翌日、佐祐理さんも加わって一緒にお弁当を食べた。もの言わぬ舞さんに「タコさんウィンナー」と言わせたのは大きな収穫である。ナイスだあずま(主人公の名前)っ。おそらくは舞さんには「タコさんウィンナー」を音読したときの語感のおかしさは分かるまい。

各登場人物を見るためにあえて無節操に進めてるんで、イヤな終わり方をするような気がする。

風邪の子。

つい暑くて毛布を端へ押しのけて寝てしまう。寝ている間に気温がどんどん下がっていって、寒さで目が覚める。のどは痛いわ鼻は詰まるわ。こんなことが4日ほど続いているがまだ反省していないらしい。吐く息が熱く感じるのは、鼻の粘膜が炎症を起こしているからだろう。鼻の奥にたまった粘液の濃度の高さからして、風邪の上陸作戦がもう始まっている。対細菌防衛部隊がなんとかくい止めている状態。

ああ。

先日持ち去られた「ぴたテン」を読んだかどうか母上に聞いてみたところ二、三ページしか読んでいないというつれない返事。「あんなの読むのは根性がいるわ」と言われた。ひどいわひどいわ母上。

「だからいい歳して読むようなもんやないって言うたやんか」と言ったら「アンタもいい歳してこんなの読むのやめたら」と返ってきた。

おそらく、冒頭の美紗の台詞「わたしとつきあってください」のところで倒れたのだろう。母上は「わたしが読むような」少女まんがなら耐えられるようなのだけど「ぴたテン」は少女が描かれているまんがなのであって少女が読むまんがなのではなく、往々にしておっきなおともだちの愛読書になっていることが想像される代物なので、母上には耐えられないだろう。だから言ったのに。

なかなか本が返ってこないところを見ると、読む気はあるのかもしれない。

無題。

もっと重大なことがあるでしょう。自分が見えてないんでしょうけど。

8 jun(thu)

口腔第八軍細菌戦史。

なんだか永久に風邪気味のまま生きていけそうな気がする。相変わらず夜間に対細菌戦が続いている。昼間も吐く息が少し熱い。ほんの少し頭がぼーっとする。のどにとくに粘度の高い異物がくっついていて、それを追い出そうとしてせきが出る。うまく風邪気味のままの状態で長く過ごしていれば、各種の細菌への抗体が体内にできるかもしれない。そうして風邪を制覇するのだ。世界を目指すさ。

ゲームで遊ぶのを一日一時間に抑えているといっても、やはり寝る時間は削らん方がいいらしい。

Kanon日記。

3日進める。

夢の中の少女二人に増えるの巻。あゆと、名雪だった。名雪にわたしへの好意があったというのなら、こんな浮気者ですまない感じ。ところで、あゆは探し物をしているというのだけど、いつも商店街にいる。どうも浮世離れしている。「携帯電話」がなかった頃の人なのだろうか。

今日の舞さん情報。どういうわけか、わたしは毎夜学校に忍び込んで舞さんに会いに行くようになってしまった。どの分岐が影響しているのかは分からないけれど、わたしは舞さんへの道を突き進んでいるような気がする。昼食時、お茶を飲もうとしていると舞さんの手が伸びてくる。飲みたいらしい。もの言わぬ舞さんだけど不器用さがかわいいと思ってしまった。この感覚は、ブラウン巻のこちら側の世界ではまれなことだろう。

特選いたずら情報。家出少女の名は真琴と判明。日に日にどえらいいたずらを仕掛けてくれる。いまのところの最高記録は「浴槽で味噌汁」であった。母上にさとされてその場では反省しても、次の日にはまたやらかしてしまう。この娘はかなり幼児退行してしまっている感じ。そんな悪い子ちゃんには、わたしもいたずらしちゃうよ?

名雪の母上、オトナやなあ。

すてきな夜に乾杯。

今日、どういうわけかバイクの鍵をどこかへ置いてきたらしく、駅からバイクに乗ってこられなかった。仕方なく、あの遅くて高くて不便なバスという乗り物に乗った。バス乗り場の前は円形の通りになっていてバスが容易に転回できるようになっている。この場所は夜な夜な殺意を身にまとって歩いているような連中が集まる。例によって格別にやかましく改造された車なんかがやってくる。

なかなか動き出さないバスのそばをバイクが走り抜けていく。ああ。まただ。殺意を呼吸して生きているやつらが。二人乗りの原動機付き自転車、変な色のライト付きが三台も通り抜けやがった。わたしの家のそばを車やバイクのやかましい音をたてて、ときに叫び声を上げながら通り過ぎていくのと同じ手合いだ。聞こえるか聞こえないかの小さな声で「ひき殺せ」とつぶやいてしまった。

時を同じくして、わたしのとなりに立っていたお嬢さん三人組のうちの一人が「ひいてしまえばいいのに」と言ったのが聞こえた。連中のせいで動きが取れなくなったタクシーの運転手に向けて言ったらしかった。ただでさえくだらないバスに乗って帰らねばならないというのに、あんな手合いと今後も共に生きていかねばならないことを思い出していたたまれない気分になった。

バナナの皮でも踏んづけて自ら遠くへ旅立ってくれぬものか。そしたらご両親には、彼らは実によい行いをしてくれましたと挨拶しに行ってやる。

9 jun(fri)

おでかけ。

いまから本社に出張。雨が降っている。

今日はバイクに乗れないもんでバスで駅まできたのだけど、雨が降っているので余計に時間が掛かった。10時40分出社で、いま12時10分。あと10分で出発する。きょうはユイさんの日なので、出張先から直接自宅に帰る予定。効率悪っ。

続・おでかけ。

目が回るほど忙しい職場にあって、比較的手の空いているわたしが本社に送り込まれた。業務の効率を上げるための試みについての成果発表だった。こっちは聴くだけだから気楽なもんである。

前の方の席は髪の白い人がわんさか陣取っていて、その後ろは事業部長クラスと関係会社の役員だった。仕方なくその招待席の真後ろに座る。冒頭社長が講演をしたのだけども、一年前の入社式で見たような強い社長の印象はもうどこかへいっていた。台詞はたくましい言葉の並びだけども、なんと声の弱々しい。もう駄目だ。

創業者の息子が会長でまだ上に居座っているし、下からも創業者一族が正当な後継者の顔をして待っているのだからなんともご愁傷さまである。経営再建が一通りすんだら用済みだろう。

Kanon日記。

3日進める。

特選いたずら情報。しばらく真琴出ずっぱり。いつのまにか真琴空間の住人になってしまったらしく、いつもと違って朝の登校は名雪と一緒でなかった。

歩道橋から子猫落っことし事件のあと、一晩の「家出」をはさんで、真琴は帰ってくる。子猫を取り戻して真琴は少し変わったようだ。とても弱い子猫に接して現実を取り戻したように見える。風呂場で味噌汁を炊こうが、わたしの部屋でねずみ花火を爆発させようが真琴の生活にたいして影響はないが、子猫にはミルクをやる時間や温度にまで気を使わないと死んでしまう。記憶喪失が、なにか危険なことから身を守るための本能的な行動であったとすれば、子猫とのつきあいの中で生命の根幹の低いレベルの部分からなにか本能的に知を取り戻していくのは自然といえる。

10 jun(sat)

茶色の茶色による茶色のための。

「クレヨン王国茶色の学校」全2巻を読み終わる。

あらすじ。玉絵は6年生である。突如としてあらわれた内部の敵と戦っている。原因不明の大病、アトピー性皮膚炎である。カオルという子が同じ病気だったのだけど温泉療養ですっかり皮膚のでこぼこは治ってしまったと聞く。玉絵はこの肌の機嫌をなおすためにならなんでもやってきた。カオルが行ったのと同じ温泉に浸かろうと決めるのはたやすいことだった。医師に診断書を書かせて学校を休み、一月の旅に出た。父はおらず、母はTV局の仕事が休めずついてこれない。叔父の桂(けい)が一緒にきてくれた。

カオルがかつて泊った「百歳おば」の家を紹介してもらい、そこに泊ることにした。温泉のあるホテルに一月泊るのは経済的に無理だからだ。百歳おばはこのあたりの山の所有者で、そのために山の上の小学校の廃校に関する町を二分する争いに巻き込まれていた。

感想。茶色。以上。

それではあんまりなのでもう少し書く。茶色なんである。印刷は白黒だけども、その向こうに広がるのは秋の色の世界。もうこれでもかと茶色と赤と黄土色とオレンジなんである。

この話の主たる筋は、山の上の小学校の処分にまつわるもので、全国各地でありそうな話である。とくに、最後の最後で明らかになる部分は、あえて詳しくは書かないけれど、日本の組織においては実にありそうな話ではないか。玉絵の病気も昔はなかったもので、いつの間にかよくあるものになってしまった。

そんな中で、学校の処分に関する悪事も実にありそうで恐いのである。鉄道がなければ陸の孤島と言われたこの松吉山一帯でのしがらみのない、都会からの旅人である玉絵が義憤に駆られて悪事をあばこうというのも、ありそうな話に思えてくる。飛び回る桂の活躍もあいまって、火曜九時あたりにやっている愛川欽也の鉄道もののサスペンスのような、いやかなり違うけれどそんな、ややうさんくさい生々しさがある。

玉絵の台詞にたまに見られる生意気さ加減が実に刺激的。おんなの子の手書き文字が伝わってきそうな母への手紙も刺激的。なんだか見るところを間違っている気がしないでもない。

百歳おばはその昔のオチバクライ神との約束を守るために廃校を防ごうとした。建物はまだしっかりしていて玉絵の目にも廃校が不自然なのは明らかだった。思い起こせば地震で壊れるのは古い建物ではなく、手抜き工事の建物なのであり、最高の技術で作られているはずの新幹線の設備がたかが三十年かそこらで崩れ落ちたことも記憶に新しい。

この小説が単に古いものはよくて新しいものはろくなもんじゃない、というような安いメッセージとなって読者に伝わらないことを願う。

クレヨン王国史研究家のための情報1。

わたしにとって長らく謎であった事項が明らかになる。クレヨンの大きさについてである。クレヨンたちは、まさにクレヨンなんである。では、なぜ人間と同じぐらいのサイズとなって接することができるのか、という疑問がおこる。

「茶色の学校」2巻192ページを参照のこと。どうも、人間にはクレヨンは人間サイズに見えてしまうんである。そのそばに生えているススキの穂はススキの大きさに見えるのに、クレヨンが視界に入ったときのみそのクレヨンは人間の大きさに見えるのだと記述されている。同様のスケーリング変換則(勝手に命名)は、ホルトダヌキやオチバクライと接したときにも起こっている。

スケーリング変換則を視覚以外にも拡張すれば「12妖怪の結婚式」でクレヨン大臣のルカとモニカさんが人間界へ入っていって人間同様の生活をしたのも不思議はない。ただ、ルカとモニカさんがクレヨンなのかどうかは定かではない。クレヨン王国で、人間っぽい姿をしているのは「クレヨン王国に住んでいる人間」なのか「クレヨン」なのかはっきりしない謎がまだ解けていない。

クレヨン王国史研究家のための情報2。

「茶色の学校」1巻226ページを参照。クレヨン王国からは季節ごとにクレヨンの特使が人間界にやってきていることがわかった。たとえば、秋の紅葉は赤や茶色のクレヨンの働きによるものである。カメレオン総理の命令で、人間への警告のために「色」を本国に引き上げることもできる。これが色そのものがなくなって白黒の世界になるという意味なのか、色のついた自然の物質をすべて奪うという意味なのかははっきりしない。

お買いもの。

「めいどいんばにー」をどうするか迷いながら日本橋へ。ソフマップで発見。6,000円ほど。悩んだが、やはり「Kanon」の話を最低一つは終わらせるまでは浮気はするまいと思い断念。

そのまま帰るのもナニなんで、ジャングルをのぞく。いつの間にか自主製作映画のビデオカセットの売り場ができていた。こ、濃いっ。

学生のころにペットボトル屋に観せられた舞映の人形特撮「DREAM ANGELジェニーV」はないらしい。古すぎたか。最近は西田特撮研究所というところが大量に恥ずかしい作品を作っているらしく、あまりの刺激に倒れそうになる。魔法少女が変身してなぜか怪人と戦うんだよう。んま。どうしてくれよう。本当に買いそうになるのをなんとかこらえる。

なんとなく「ネクストキング」と「あすか120%」のドラマCDなんか買ってしまい、その足で帰る。

11 jun(sun)

先週のユイさん。

「ユイちゃんアイドルになる!?」の巻。

コムネットの時間は現実世界の256倍で進む。ユイさんはアニメの声を演ってアイドルになってモーニングなんちゃらのパチもんみたいな曲を歌って踊ってアレしてナニする遠大な夢を、現実世界の時間で8時間、コムネットの時間で3か月も見つづけていたのだった。途中で誰かつっこめよ、と思うのだけれど、コムコンの通信で夢の世界の外側と通信したことでその幻覚が破られるという話。

アイさんは出動時に、ユイさんの部屋の明かりがつくことを確認していたことからして、アイさんはコレクター・ユイの正体にもう気付いている。翌朝、ユイさんがアイさんにあんまり寝てないから眠いというようなことを言ったときに「誰のせいだと思っているのよ」とこぼしているので、正体が分かっているのはもう確実だろう。それにしても、アイさんもまた現実世界の時間で8時間、コムネットの時間で3か月間夢の殻の外側でユイさんを捜しまわっていた、ということの方が興味深い。

Kanon日記。

ああ。今日のわたしは悪い子ちゃん。10日ほど一気に進め、話をひとつ終わらせてしまった。

特選いたずら情報。どっちつかずでふらふらしていたのだけど、前回遊んだときから真琴の道に入り込んでいたらしく、後半部分を一気に駆け抜けてしまった。もう止めらなくなってしまい勢いにまかせて進めたため、わたしの記憶力ではとても感想が書きづらい。

夜の丘に登って考えごとをしているときに実は真琴は後をつけてきていて背後から顔を出すところだとか、最後の最後、真琴の腕がわたしの腕から落ちて鈴が最後の一音を立てるところだとか、いくつか好きな場面はある。ただ、真琴の人間らしさが崩壊していくさまを見るのはそれ以上に辛い。漢字が読めなくなるのからはじまって、はしが持てない表情が変わらない。わたしも、いつかは、退行が進んでああなるのだと思ってしまう。邪念といえば邪念だけども。

真琴は舞さんの普通でない生活に少なからず影響を与えているのではないかと予想されるので、舞さんの話を見ておかねばなるまい。……が、わたしは栞さんの道を歩めというぽんさんからの指令を過去に受けてしまっているため、次はこっちを目指す。

12 jun(mon)

先週のどれみさん。

「ドドが家出しちゃった!!」の巻。

あらすじ。どれみはどうも人使いならぬ妖精使いが荒い。ドドに重いじょうろを持ってこさせてしまったために、育てている魔法玉の木に水のたくさん入ったじょうろをひっくり返してしまった。どれみはドドをしかりつけるのだが、主人に無理に重いものを持たされたもので納得がいかない。そのあとドドは置き手紙をして消えてしまった。

感想。仲たがいに関してはどう考えてもどれみさんが悪い。でも観ていてそんなにいやな印象はなかった。久しぶりにドドがたくさんしゃべった回で、憤慨するドドの声がまたかわいいのだな。最後にドドを雨にさらすまいとどれみさんが魔法で雨をやませるところで、ドドのいるブランコの真上から晴れていく効果がみどころ。

先週のマシュランボー。

「7大将軍の秘密!」の巻。

あらすじ。カードにされてしまったマシュラ、サーゴ、クータルの三人はロボットたちの技術で蘇生することができるのだが、時間がかかる。極秘裏に建てられた地下施設で蘇生を待つが、地上ではデスクロウがヤクモを出せと言って暴れている。

主人の娘であるヤクモと蘇生中の三人を守ろうとニッパーが出向くがまったく歯が立たない。全身を破砕されロボットの頭脳にあたる部分にも損傷を受ける。そこへヤクモが人型ロボットのダイゴを操縦してあらわれる。ダイゴはヤクモが操縦すると相当な能力を発揮する。しかし、それでもかなう相手ではなかった。

感想。遺伝情報からの身体の再構成の過程は秘密らしい。とほほ。で、三人がかりでいつものようにデスクロウを倒すのだけど、ここでまた強くなっているということに注目。蘇生に使ったエッグカードは、デスクロウも使って強くなったのだけど、このカードは「選ばれた者」に対して絶大な効果を発揮することになっている。また、ニッパーが最期に言い残した第七の将軍のシルエットがマシュランボーのように見えることから、マシュラ、サーゴ、クータルの三人組は特別なマトリクサーであることがわかる。

以前に説明されたように、マシュランボーは白にも黒にも染まる可能性がある。先の対戦では黒の方に染まったのだろう。そして、ここからは推測だけれども、マシュランボーはあまりに危険な存在であるためになんらかの力で三人に分離されて記憶も失ったのではないだろうか。

最後に、ヤクモさんが鉄人28号みたいなでっかいロボットに乗って戦うところはみどころでありましょう。毎週毎週さらわれているだけではないぞと。

ぷにを中心にした紙の国。

とりあえず7/2(sun)の「ぷにケット」は飛行機で行くかなと。なんでもこの期間は運賃が新幹線よりも安いんだそうで。せっかく飛行機を使うなら早朝に出て夜には帰ろうかなと。

13 jun(tue)

Kanon日記。

ぼへーっと台詞の早送りなんかしつつ選択肢を変えて見直し。いろいろ試すうちにうっかり名雪の筋に入ってしまったっぽいので中断。とくに収穫はなし。

たまにはそれらしいことを書いておく。

100兆円も使っておいて零点何パーセントかの統計数値を上げるってのが、アンタ方の誇る実績だとは。つぶれゆく産業を助けることが、これから伸びようとする産業の芽を摘むことになるとも気付かずに。我々は自由主義の使者でござい、共産主義の脅威から日本を守ってやっているんだという夢見がちな態度はいかがなものか。パパ。ここはもうベトナムじゃないんだ。

民主党は嫌いだけどいまだけは勝たせてやってもいい。変えていかねばならんという足がかりにはなる。選挙でも現政権が支持されるとなると本当にまずい。根幹からまずい。本格サイコミステリファンタジーバイオレンス官能小説級にまずい。

自作自演。

会社の健康診断だというから今日は朝はなにも食べずに出てきた。健康診断の風物詩と申しましょうか。古来より健康診断といえば検尿。検尿といえば健康診断。ちゃんと検尿の容器に検体も入れてきた。もう小学校の遠足にでも行くような気分で。るんるん。るるるるんるん。会社に着いてからメールを見直してみると、わたしの職種と年代だと血液検査は行わないので食事制限もなかったのだった。がっかり。

そして健康診断界の横綱といえば心電図である。覚悟を決めていた心電図撮影もまた行われないのだった。冷たい電極が白いクリームを塗ったわき腹に吸いつく。吸盤は敏感な部位を探すようにわき腹から胸へ。乳首のそばをかすめてみぞおちへ。あのくすぐったい刺激に耐えられない人がたまにいる。わたしだ。前の健康診断のとき、声が出そうになるのをどれだけこらえたか。いや、こらえ切れていないやも。

前日からのこの覚悟はどこへ向ければいいのだろう。

14 jun(wed)

白黒。

夏の某所のスペースが取れたらしい。わたしも下請けといえどももう後に引けない。まずは原稿がほぼできているらしい紙モノの検討に入るかと。

久しぶりにPageMakerを使おうとするとえらくご機嫌ナナメで動いてくれない。インストールし直さないといかんかも。でもよく考えてみたら部屋にはPostScriptなプリンタがないので、Illustratorでやるしかない。そんなわけでIllustratorで段組と行数の検討。

相変わらずIllustratorから出力しようとすると300dpiで出てしまう病気が治らないのでプレビューにしか使えない。Photoshopで600dpiでラスタライズしてから印刷する。力技で時間が掛かるけど網点の密度を細かく変えられるのが利点。

600dpiだとジャギは見えないのだけど、小さい文字の太さがいびつになってしまう。プリンタのメモリを足して1,200dpiで出せるようにしたら改善されるだろうか。はたまたATMフォントの質はこの程度なのだろうか。大局的なことはそっちのけでマイクロメーター単位の反省をしつつ3:30AMに寝る。

日記。

ねーむーいー。職場の机で、首ががくんと下がって目が覚めた。

15 jun(thu)

Kanon日記(2)。

二回めは栞さんの道ということで。

特選いたずら情報。一回めで読んだはずの真琴の台詞を読み返してみると重い。軽いはずの話が二度めに読むと重くなる。まんがを借りに来たときのぎこちない会話が、このあとに起こるであろう真琴の変化を思い出させる。台詞が日々少しずつ変化をもって重ねられていく工夫があって、あとで読み返すと断片的な記憶たちがつながって一度に記憶がよみがえるように思える。このあたりが「Kanon」のカノンたるゆえんであろうか。深夜のバルサン事件の翌朝に「人間には苦しいものだと思ってた」なんて軽く言い放つ台詞が重く響く。

アイスクリームとわたし。選択肢の部分を何度もやり直して栞さんと毎日学校で会うようにしむける。いかんなあ。まずいなあ。このお嬢ちゃんは。寒さと病に対するこの現実感のなさ。雪の中庭でアイスクリームを食べるというへんてこさ。よく言えば洒落の利いた、悪く言えば核心に入っていけない会話。けっこうこの子はわたしに近いのかもしれない。姉の香里との確執めいたものに触れてよいものか否かが気になる。

気候。

深夜も暑くなってきた。ゲームで遊んでいるだけでもじわりと暑い。

16 jun(fri)

日記。

自分の研究の新しいネタが一つもないのに、他人の研究計画を批判するというのはあまりいい気がしない。でも、あれは言わねばならん局面だった。ただ、できれば部長のいる今日の会議ではなく、昨日のグループ内の打ち合わせの時点で気付くべきだった。

無題。

桂枝雀の落語を本当に面白いと思って爆笑と評するならば、自らのどうってことのない記述について爆笑だなんて書けないだろうに。

今週のどれみさん。

「どれみとはづきの大げんか」の巻。

あらすじ。ハナちゃんの世話のことでどれみとはづきで意見が分かれた。はづきはどれみのことを大ざっぱ過ぎるといい、どれみははづきのことを神経質すぎるという。どれみは、はづきの言いたいことを言えない性質にまで言及してしまい、はづきは怒って店から飛び出してしまった。

マジョリカやあいこにさとされて、どれみははづきの家まで謝りに行くのだが、はづきとばあやの会話を聞いてしまいどれみは怒って帰ってしまう。翌日から二人の関係はますます悪くなる。仲直りの鍵は二人が幼稚園に通っていた頃に一度だけけんかをしたことにある、とななこは言う。

感想。まず、学校ではづきさんが、どれみさんのとなりの席はいやだと言って席替えを要求するところで、関せんせいが矢田くんと席を替わらせたところはすごいなと。わかってらっしゃる。めんどくさい、なんて最初は言うのだけど、矢田くんははづきさんの言うことには逆らえないというあたりがもう。

魔法で仲直りさせようと企むあいちゃんとおんぷさんに対してマジョリカがやめておけと言う。あれぐらいのけんかで壊れるような友情など最初からなかったのと同じだ。この台詞がとても重要なように思う。カエルの姿にされてもどっこい生きているマジョリカがそう言うのだから説得力がある。そもそも友達なんているのかどうかは気になるところだけど。

結局おんぷさんとあいちゃんが姿を変えて謝りに行く作戦はすぐに正体を見破られて失敗に終わる。「謝りたいんなら自分で来て」というどれみさんの台詞はまったくその通りなのだけど、正体を見破られる過程がおもしろいので許そう。

幼稚園のころの回想シーンで、かなこ先生が眼鏡をかけていたり、ちび矢田くんが相変わらずの性格だったりするところがみどころ。なのだけど。うさぎさんが野犬にかみ殺されたことをはづきさんに隠しておこうというどれみさんの提案に、あっさりかなこ先生がうなずくのはどうかなと。はづきさんを悲しませるまいと思ったとしても、ちょっと違うだろう。どうも筋書き通りで面白くない。小学4年生だとはいえ、もう記憶は遠い過去のものになっているのか、回想シーンは散漫で淡々としている。

あっけなくうさぎさんの墓の存在に気付かれて、はづきさんを怒らせてしまう。けんか別れしてから、どれみさんが一人で教室のピアノの鍵盤をわけもなく叩いているところで、とんでもなく調律のずれた音がする。うさぎさんの死に関する嘘の意図を知らされてから、はづきさんがどれみさんに謝りに来るところで、ピアノの音が澄んだ音に変わる。ここはちょっと演出が過剰かなと。

でも。でも。どれみさんとはづきさんのセッションがとてもかわいいので許そう。二人はピアノとヴァイオリンができるということを久しぶりに思い出した。「赤とんぼ」の演奏で、どれみさんのたどたどしい手元が映し出されるところで、音と指の動きが合っているのはすごいなと。

はああ。ちびどれみさんをお持ち帰りしたいなあ。

切符。

つうわけで、7/2の飛行機の切符を確保。片道12,000円。

17 jun(sat)

Kanon日記(2)。

アイスクリームとわたし。うーん。困った。なんでこの子は祝日にまで学校に来ちまうんだよう。そこへ出かけていくわたしもどうかと思うけども。こりゃ医者のいうことを聞かない悪い子ちゃんを自称するだけのことはある。さらにその翌日、土曜で学校は昼までしかないのに、昼休みにわたしに会いに来ようとするんだよう。

これは盲点でした、なんて栞さんはさらっと言う。こういうあたりが、二人がなんとなくひかれていくさまを感じさせて好きだ。

お買いもの。

雨の中日本橋へゴー。

ソフマップにてレーザープリンタ用のとても高価なメモリを買う。32MBで26,799円。あとゲーム売り場にて「Close 2U」を、買うか否かかなり迷って結局買う。5,480円。登場人物が小学生と聞くと、その、あの。避けられないのでして。販促用ポスターが付いてきたが、あんまりうれしくない。売り場で探していてなかなか見つからず、見つけたと思ったら「Treating 2U」だったのは内緒である。

病気。

で、帰ってプリンタにご飯をあげる。32MB。すると、Illustratorから出力する時になぜか解像度が300dpiになってしまう病気は一部だけ治る。文字しか入っていないと1,200dpiで出力できるようになった。おー。拍手。なんて美しい。細い線の太さが正確に出るようになった。

で、文字だけだといいのだけど、図形が入っているととたんに300dpiに戻ってしまう。1枚全部まるまる300dpiになる。うう。やっぱり自前でラスタライズする作業からは逃れられぬか。いや案外Illustratorの代わりにFreeHandあたりを使ってみるときれいに出力できたりするのかも知れない。以前、Illustratorでは300dpiでしか出力できなかったのが、Expressionだと600dpiで出せたことがあったので、ひょっとしたら可能かもしれない。

2U。

続いて「Close 2U」を開ける。昨日発売の初版なのにいきなり修正FDが付いてくるという、どう考えても地雷っぽいゲームなのだけど、二年前に出た同人版からどう変わったのかが見たくて買った。罠にはこちらからはまりにいくのだ。

ありゃ。同人版にはあった歌がなくなってる。うーん。どんなものすごいのが出てくるのかが楽しみだったのに。あと、配色のせいで文字が読みにくいのはいただけない。主人公はなにかと軽い性格の毅とぶっきらぼうな涼から選べる。ぶっきらぼうな方を選んじまいましたよ。

画面の構成が変わっていて、背が高い人物の絵が出ると頭の上の方が切れてしまう。不思議に思ったのだけど、たぶん小学生の視線の高さにこだわってるんだろう。さわりだけ遊んで今日はおしまい。

18 jun(sun)

2U。

お。確かに「小学」6年生とはどこにも書いてない。オトナの世界よのう。

先週のユイさん。

「消えたネッティー」の巻。

仮想世界で人に飼われていた仮想のペットが、大勢捨てられているという話。形質をとても写実的にモデル化した仮想のペットに対して飼い主は本物と同等の愛情を注がねばならない、という考えもあるし、そもそもペットが犬であろうと電子データであろうと扱いは変わるべきではないとも感じとれる。

さて、わたしの本棚を見渡すと罪深くも積み上げられたCD-ROMがたくさん。この子たちには仮想のペットのような「設定された寿命」すらない。現実にポリカーボネイト盤とアルミ皮膜の間に刻み込まれた凹凸の集まりだからだ。この離散情報にもちゃんと愛情を注いだだろうか。

話がそれた。コレクター・ユイがライオンにのしかかられて、けが一つないというのはいかがなものか。仮想世界の中で彼らは精緻なモデル化と計算によって生きているという印象が薄れるように思う。

来週はフリーズが若作りで登場。悪の女幹部好きは卒倒必至。

先週のマシュランボー。

「倒せ! 最強の鳥獣王ルシフェーヌ」の巻。

鳥獣王ルシフェーヌさん登場。この人はマシュランボーの過去を知っているらしい。例によって例のごとく戦いが始まって、マシュラたち三人がかりでも歯が立たない。三人合体したマシュランボーの強さは認めているようだが、三人ばらばらではその強さはかけらも見られないらしい。

ルシフェーヌさんもがっかりしたとみえて、三人を異次元空間にすっ飛ばしてしまう。300年ばかし前の東京である。そこで三人は絶滅寸前の人間の哀れな姿を目撃する。そこへマシュランボーがやってきて残酷な狩りが始まる。マシュラがそれを止めようとしたことからして、少なくともマシュラはヤクモさん以外の人間もまた殺してはいけない存在であると認識しているようだ。

鳥獣王はまた難しいことを話した。ヤクモはかつてマシュランボーを殺したのだと。うう。ややこしい話。

19 jun(mon)

高速主記憶用素子。

うむむ。DRDRAMでもDDR-SDRAMでもRambusに特許料を払うのかいな。だったら、どっちもいらない。ふつーのSDRAMを速く動かせばいい。

2U。

のおおっ。難しい。同人版よりえらく難しくなってますがな。マップのほんの一部しか見渡せなくなったのが痛いなあ。重要イベントと思われる花火大会を逃してしまい、そのあと同人版同様に優子が引越してしまう。なんもないまま終わってしまった。のおおっ。

まあ最大の問題は、幼なじみの優子とあずささんのピンク髪の間でふらふらしてしまったことなのだけど。

マップ上で、一度だけ再描画がおかしくなって、キャラクタの絵が動くたびにどんどこ上書きされて画面がぐちゃぐちゃになる症状に遭遇した。わりとしょぼいバグだと思うので、すぐに直るだろう。

……と思っていたら、赤ちゃん倶楽部の掲示板に同様の報告があった。このあたりの対応はなかなか早くて、一人で脚本を書いてコードも書いて、修正までしてるのがよく分かる。

日記。

ありゃ。なんだか書くことが感想文ばかりになってきた。日記ってなにを書くところなのか忘れちまったい。

Kanon日記(2)。

アイスクリームとわたし。うう。だんだんと。少しずつ。近づいてくる。なんででしょね。

土曜の中庭で待ち合わせて、栞さんの知ってる場所に行こうって言ったらば、わたしの知ってるところはまた今度に、なんて言うんだよう。かーっ。

計算ずくのはかなさである。栞さんとのやりとりは実にきわどいところをひた走る。他愛のない話しかしていないのに、栞さんの抱く焦りが伝わってくる。こういう感情を、世の中ではせつなさと表現するのかもしれない。次の誕生日2月1日までに病気はよくなる、と宣言してはいるけどおそらくはなんの根拠もないのだろう。こういうへんなところに共感してしまって、だんだんと。少しずつ、好きになっちゃうんだよう。

のろけ話を書き続けるのは客観的に見るとずいぶん恥ずかしいのだけど、いまに始まったことではない。

20 jun(tue)

日本で二番目。

うむむ。2nd Level Domainに登録名を入れられるようにするのか。いままでの.acとか.orとかはなんだったんだよう。

2U_2。

おふろのこと。

二周目。一周目では中止になった温泉旅行に参加することができた。で、温泉といえば女湯のぞきと古来より決まっているらしい。で、今回は潤子姉さんを追っかけるつもりだったのだけど、涼(主人公の名前)の奥ゆかしい小学生の心理を察するにですな。一緒に好きな子とかわいい子が来ている。好きな子の入浴を覗きたいのを罪悪感からぐっとこらえて、あえてかわいい方の子を覗いてしまうという仮説を立ててみる。覗かないという選択肢は当然ない。

よってわが狙撃小隊は、あえて潤子姉さんではなくあずささんに目標を定めるのであります。天候良なるも障害物多し。視界確保のため敵兵に察知されぬよう移動を開始する。

ところが、どうも風呂場覗きはかなりの重要イベントだったらしい。……う。あらー。えええっ。あずささん、そんなこと。以下略っ。

うー。えろい。えろすぎる。小学生なのに。小学生なのにいっ。このへんは同人版から相変わらず。書き手によほど温泉への思い入れがあるのか、1時間ぐらいずっと温泉旅行が終わらない。午前3時になったので途中でやめて寝た。

あずささん。

自分で書いててアレだけど「あずささん」と「あずまさん」は紛らわしい。

Kanon日記(2)。

作中に流れる音楽の評判がよいらしい。最初はべつにどうとも思わず、だいたい文章を読ませる作品なのに音楽が必要かなのだろうかぐらいにしか思わなかった。計算機の冷却ファンの音があんまりやかましいので、それから逃れるために仕方なくごついヘッドフォンで聴いていた。それが、最近になってやっと音楽が好きになってきた。曲の題名は知らないけれど、夜のシーンで多用されるピアノの曲と、栞さんの登場時に流れるフルートのほんわかした曲がちょっとお気に入り。

アイスクリームとわたし。やっと栞さんの口から、体が弱くて入学式の日に倒れてしまったことが語られる。それでもわたしは会い続ける。それでも彼女は食べ続ける。誰もいない学校を訪れて、栞さんは自分のもといた机を懐かしがる。階の違うはずのわたしの教室の机と同じ位置に立って、外の風景をじっと見る。真琴が、さっきまで人が群がっていたプリクラの機械で、一人で写真を撮ったのと同じだ。

半期に一度の大売出し。

前年度より業績はかなり持ちなおしたはずなのに、賞与は裏で何があったのか社員平均2.355か月分。わたしのは2.18か月分。あれこれ引かれて手取額283,176円。

20 jun(tue)

紫色と青紫色はちょっと違う。

ふむ。半導体レーザで波長405nmまできたか。これ以上短波長化して、金属皮膜で反射しなくなったらどうしましょ。

つっこみ。

総理大臣に投票に来るなと言われたら、ちゃんとおとなしく家で寝ているだろう。この国の人は。現実感はないけど、なんだかえらいことになっているということだけは分かる。とても刺激的で面白おかしい台本を誰かが書いている。現実世界が冒されていく。

二年目の浮気。

Macromedia FreeHand8Jのトライアル版を落っことしてくる。先日Illustratorでうまく印刷できなかったファイルを読みこんで、ちゃんと1,200dpiで印刷できることがわかった。それはいいのだけど、文字列を縦書きで組む方法が見つからない。ヘルプを検索しても出てこない。

昨夜はあきらめたのだけど、今日会社でWindows用のトライアル版を触ってみてやっと見つけた。Windowsのツールバーに毒された、どこになにがあるのか分かりにくい構造に慣れれば使えそう。2万円出してIllustratorを9Jにアップグレードをするのがいいのか、4万円出してFreeHand 9Jを買うのがいいのか。迷う。

22 jun(thu)

萌学研究者の集い。

お。「ぷにケット」のカタログが届いてるよう。ぽんさんありがとー。

しばらくカタログを読みながら悶絶。

ああ、知らなかったよ姉さん。世の中にこんなにたくさんおジャ魔女な人がいたとは。それにしてもクレヨン王国が少ない。

カタログの中にあった、ぷにキャラクロスワードパズルにはまってしまい二時間ぐらいかかった。早く寝ようと思っていたのに、やっぱり寝るのは3時。

準備。

小まんが大会を甘く見ておりました。いままで予定していた以上の出費をしてしまいそうなので、朝から銀行でお金を引き出してくる。うう。危険だ。

スケール。

Scalable Vector GraphicsはXMLで書かれているらしい。それよりも、先行のflashとすみ分けられるだろうか。おもしろそうではあるけど、見られなければどうしようもないしなあ。うーん。

23 jun(fri)

運悪く。

なにか書くときの資料としてはwebはとっても有用で、もう一日に何十回も検索エンジンとその向こう側の未知のコンテンツにお世話になっている。……のだけど、わたしと同じ趣味の人を見つけてやろう、とかそういう使い方はしてこなかった。もっとイカした日記を探したり絵を探したりもしなかった。すんげーうまい人の作ったものに出会うのが恐いのかも。

この日記を訪れる人がどっから来たのかをおおざっぱに調べていて、最近ちょっと異変がある。検索エンジンからこの日記に運悪く来ちゃう人がたまにいるのだけど、その運の悪い人が最近えらく増えてきた。一月ほど前から「マシュランボー」という検索語で飛んでくる人が結構いる。一番力を入れているはずの「どれみ」でもなく「ユイ」でもなくマシュランボー。もしかしてマシュランボーは人気があるのだろうか。

……てなところから興味が出てしまい、世のwebな方々のマシュランボーっぷりを調べてみるかと情報の大海に駆け出したのだった。見渡してみると、アニメの感想文を日記に書き残している人がずいぶん多いのがわかる。マシュランボーに関する記述をあれこれ見ているうちに、ちっちゃくてかわいくてとんがったマシュラに壊れてしまったり、ヤクモの行水姿にあらぬ妄想をしてしまったりと、わたしと同じようなことを考えている人は結構いるのだなと思うに至る。

誰かに見てもらうという考えで感想文を書くのなら日記の中にまぜこぜにしておかないで、どれみさんならどれみさん、マシュラならマシュラで独立したものを作るべきなのだけど、わたしはそこまで他人の目を意識して書いているわけではない。もっと短い時間で質を落とさずに文章が書けるようになったら、読んでもらう前提で書くことも考えるけども。運悪く検索エンジンでここにすっ飛んできた方々には読みにくくて申し訳ないというよりない。

お買いもの。

Illustratorで使える飾り罫データでも買おうかなと会社帰りに日本橋に行ってみる。

で、ソフマップに着いてから、IllustratorのCDの中にその手の素材が山ほど入ってたのを思い出した。あぶないところだった。

そのまま帰るのもナニなんで、ゲーマーズに寄ってAX BOOK「おジャ魔女どれみ」1-2を買う。1,200円と1,600円。全51話のあらすじの資料として買うには高すぎる。話を思いだすのには有用な資料なのだけど、カラーページが多く豪華すぎる。絵の資料は絵の資料として別に出してほしい。あらすじが読みたいならwebを探せばたぶん出てくる。いい解説を書ける人もきっとたくさんいる。薄くて高い本でも資料として使えそうなのがあるし、放送から出版までの時間差は商業出版よりもずっと短い。webだともっと早い。そして、薄くて高い本はいくらなんでもこんなに高くない。

買うかどうか悩んだのだけど、それでも買ってしまった。

月例経済報告書。

残業手当66,471円。今月から住民税の天引きが始まる。4,600円。いろいろ引かれたり足されたりして振りこまれたのが214,763円。

24 jun(sat)

自然な、または薬物を使用しないで生じる高揚感。

くかーっ。感動だあ。会社が休みである。いやまあ、土曜はおおむね休みだけども。いや、ほぼ例外なく休みだけども。正確には、出社することになってても休む勢いだけども。どういうわけか、今週ずうっと午前3時に寝るというのが続いていて、ほんとうにこの休みが待ち遠しかった。どうも6時間寝ないとだめなようで、4時間だととても辛い。

で、夜中まで起きて何をしてたかというと。ゲームしたりその横で印刷のテストしたり日記書いたり。うーん。記憶が散漫で、この日はコレをした、あの日にアレをしたという明確な意志が残っていない。うーん。いかん。いかん過ぎる。お肌の曲がり角も過ぎてるってのに、身を削るリスクに対して得られる対価の計算もできんとは。

で、昨晩は深夜にユイさんのビデオを観てしまい、またもや寝たのが午前3時。うーん。いかん過ぎる。

あずまさん一家あずまやを目指す。

昨晩は雨が降っていた。だからわたしは油断して昨晩は3時まで起きてしまった。翌朝にあずまさん一家総出の一大イヴェントが起ころうとは。

今朝は少しだけ遅く起きて午前8時。雨はやんでいた。よって、あずまさん一家総出で肉を求めて地をさすらう旅のはじまりである。別名、野外バーベキュー大会。何年か前にわたしが、家族でバーベキューでもしようよう、と言っていたのがいまごろ急に実現してしまった。雨はやんでいるがいつでも降り出しそうな空気。でも、せっかくだから前進しようという「デスクリムゾン」の教えに従い、わたしは出発を主張した。「行く行かない」と「降る降らない」でいい歳をした家族4人がてんやわんやの大騒ぎである。

琵琶湖畔に本作戦の遂行にあたっておおいに有用な「あずまや」の点在する区域があるという情報を得る。屋根さえあれば雨が降ってもばっちりBANBANである。しかし、そのあずまやが誰かに使われていたら一巻の終わりである。わたしは、こんなあやしい天気の中、野外で肉を焼こうという酔狂な連中は滅多にいないから平気だといって、あずまさん一家あずまやへの旅を強硬に推した。で、結局行くことになった。

二時間ほどかけて到着。あずまやを一棟確保。天気がよければ、わたしたちと同じことをする人たちで一帯があふれかえっただろう。久しぶりに起こす炭火には時間がかかってしまったが、なんとか焼く。4人で食う。炭が無駄に多かったためか、ずいぶんすす臭くなった肉を食べて食べて食べ続ける。すす臭いけどいいのだ。家の電気で熱する鉄板で焼いた肉のいやなにおいに比べたら、まだましなのだ。網で焼くと鉄板で焼いたものより油分が落ちるので油っこくないのもいい。

結局雨は降らなかった。家族総出で遊びに行くことは、もうないだろう。いや、あるかも。

今週のユイさん。

「フリーズの学園日記」の巻。

あらすじ。フリーズがまた仕事でへまをしてクビになった。まわりを見渡せばうら若き女性は学校に行っているではないか。生まれてすぐにグロッサー四天王として戦いの日々が始まった過去のあるフリーズは学校にあこがれてしまう。

コレクターたちと相談してみると、仕事をするならまず学校に行くのがいいと後押しされ学校を探しはじめる。しかしフリーズの選んだのは専門知識を得るための学校ではなくふつーの学校、おそらくは中学校、であった。選んだ理由は、制服がかわいいから。

感想。くはー。フリーズの制服がーっ。胸と腰にあしらわれた大きなリボンはまさしく。まさしくセーラームーンのそれではないか。いまとなってはアニメではたいして珍しくもなくなったが、この制服の極端に短いスカートもまた、セーラームーンのそれだ。あれから4年経って、いいモン見せてもらった。

あとで読みかえして意味不明になるといけないので解説を。「美少女戦士セーラームーン」の主人公月野うさぎとフリーズの声はどちらも三石琴乃だということと関係がある。そのことを思いださせるような衣装をフリーズが喜んで着たということにわたしは勝手に感動している。

この間に変わったことといえば靴下がルーズソックスになるぐらいのものだった。で、フリーズにとっては苦手なレスキューも追っかけて入学してくる。レスキューは看護婦をやっているぐらいだから学力はあるだろう。レスキューの曰く、フリーズさんは放っておくと学校をさぼったり授業を抜け出したりしそうで心配なので、なんて言うんだよう。あああ。わたしの内部で少しずつ熟成されてきた、淫らな想像が。もう押さえきれなくなって明確な形になってくる。やっぱそうなんだよう。レスキューはフリーズのことが好きなんだよう。ああ。公共放送万歳。教育テレビに栄光あれ。

で、フリーズは自分の想像していた楽しい学園生活を送る。番長と闘うわ、テストは散々だわ。学校の屋上で女友だち3人とちっさい弁当箱を突っつく。もちろんとなりに座るのはレスキューだ。レスキューとフリーズがはじめて仲よくなった話である。

で、気になることがある。他のグロッサーの人たち、ジャギーとウィルスは研究機関でなんかの研究だか開発だかに携わっているのに、フリーズだけがその生活についていけず飛び出してしまった、という話があった。たぶん新シリーズ1話だと思う。で、どうもフリーズは勉強はからきしであるらしく、退学になってしまう。いくら学校に行ってないからといって、同様に学校に行っていないだろうし、また戦いに明け暮れていた研究所の二人との差が気になる。たしかフリーズもなんかの研究をしていたはずなのだけど。

で、例によって例のごとく、フリーズのいるところに謎の少女あり。謎の少女あるところにバグルスどかんなのであり、例によって例のごとく戦いが始まる。校舎の中の、扉の向こう側とこちら側の接続が滅茶苦茶になってしまう、という3D-CGだとかゲームだとかに携わったことのある人なら悪夢に思えるようなことが起こって、これはこれで面白いのだけどまあいいや。とりあえずわたしが書き残さねばならないのは、レスキュー×フリーズはいいなということで。

今日のマシュランボー。

「大激突! マシュラVSマシュランボー」の巻。

ああ。マシュランボーもう駄目だ。話がもう滅茶苦茶だ。もう再来週あたりに終わるんじゃないだろうか。

いままでにヤクモ一行に倒された将軍は昆虫王ドッカクと爬虫王リュウマのみ。目の前の鳥獣王ルシフェーヌを倒してなお、4人の将軍を倒さねばならない、はずだった。なのに、その4人はカードの姿になって部下のガブリエラからルシフェーヌに手渡される。なんでやねーん。

おそらくは、ガブリエラが世界中を飛び回ってせっせか4人を殺して帰り血を浴びて帰ってきたということなんだろうけど、どう考えても不自然。あと半年必要なものを数秒のシーンに置き換えてしまっただけだ。1年続く予定が、半年で打ち切りになった。そう考えるのが自然だろう。

ヤクモとマシュランボーの過去がここで明らかになるのだけど唐突に過ぎる。300年前、宇宙から飛んできた隕石が持つ不思議な力が、ヤクモともう一つマシュランボーに宿った。ヤクモはその能力を父の神童大吾博士に認められ、地球の気候が安定するまでの間その身を保存されることになった。そしてマシュランボーは世界の人間狩りを指揮し最後の人間たちの砦「センター」も焼き尽くしてしまう。ついにヤクモに手をかけようとした時、目覚めたヤクモの不思議な力によって殺された。ヤクモはその後の長い眠りの中で記憶を失い、マシュランボーは3つの宝石に力を分けて残し、その後マシュラ、サーゴ、クータルの3人に宿ったのだった。

ヤクモはそんな話は信じない。西にあるという「センター」を目指して、3人で旅を続けようという。……そうかそうか。西にあるのか。いまいるのが日本だから、そのうちインドにでも着くだろう。突然思いだしたのだけど「マシュランボー」の冒頭に流れる曲の冒頭がギターソロになっているのは、「西遊記」で使われた「ガンダーラ」の冒頭に似ていると思うのだがどうか。

もう終わるとは無念。さようならマシュラ。この続きはきっとどこかのおねいさんが作るであろう薄くて高い本ででも。

2U_2。

続・おふろのこと。

お風呂覗きの目標を潤子姉さんに変えてやりなおしてみる。……う。またえらい展開に。で、そこから涼は潤子姉さんを好きになってしまうのだけど、そこから先がまったくうまく行かず。潤子姉さんと武人との関係を明かしていくべきなのだろうとは分かるのだけど、セーブが一ケ所でしかできないので難しすぎる。同人版同様に潤子姉さんは難しいらしい。

とりあえずはあきらめて、別の話を見ようかなと。

無題。

あや。心の師匠にされてしまった。

25 jun(sun)

日記。

今日は衆議院の選挙と最高裁裁判官の国民審査の日なので、昼ごろからやっこらせと近くの中学校まで行って投票。裁判官の方は、国政選挙の「一票の重み」の格差における違憲訴訟に対して、合憲判断をした人たち全員に罷免要求を出した。決して罷免されることはないだろうけど。

薬液まみれ。

7か月ぶりに髪にパーマネントな処理を施す。またもやストレートパーマ。によって予備洗浄1回と3種の薬液塗布と2回の洗浄、また2回の水蒸気処理、1回の熱処理を加えて髪をまっすぐにする。そこから髪を7cmほど切って所要時間5時間。8,000円。

えぷろんどれす〜。

近所のゲーム屋で中古品を40%引きで売っているという話なのでDC版「ぷよぷよ〜ん」を買ってくる。2,800円ぐらい。

3人めのキキーモラさんまで進むが、そこから進まず。それにしても。ドレスの色はえんじではなく紺色の方がいいなと。

えぷろんどれす〜。

寝る。

んー。21:30現在。やっぱ、寝てましたか。従順な国民よのう。その上小選挙区でさらに自民と公明がぶつからないようになっててこりゃ与党が負けるわけがないというところへ、そこへ重ねて雨が降ったら投票率が下がるってんだから。都市部でも与党が勝ってしまうとはなあ。なんと危機感のない。くだらない国。

そんなこと言ってもわたしもちょっと前までは、なにがなんでも選挙になぞ行ってやるものかと思っていた。でも投票するようになってしまった。恥ずかしながら、現状に関してこりゃあいかんと思うこと半分、あまのじゃく半分だった。

なんせ無投票者は有権者の3割もいる。入れる価値のある候補者がいない、なんてのはもはや無投票者の言い訳にはならないだろう。政治家に日本をよくしてもらおうという甘い考えがまだ残っている。これから先、経済においても福祉においても政治においても一旦壊して作りなおすような相当の痛みを伴わないと改革なんぞできないのだから、まず連中に痛い一撃を喰らわせてやるぐらいのことができないんだろうか。いまさらイデオロギーがどうのこうのなんて言う連中は無視して、民主党も共産党もその他大勢も、われわれの第一撃のための踏み台ぐらいに考えて、利用してやればいいのに。

26 jun(mon)

お茶の間でできる趣味の選挙。

議席の半分が自民党、四分の一が民主党。自民党が第二党に大差を付け圧勝。それでも無投票率38%にしてはまあよくやった方か。比例代表と小選挙区のうち、比例代表の結果を見てみたらば自民党が支持されていないのがよく分かった。小選挙区ではほとんど自民党に持って行かれたが、以前の中選挙区制の頃なら間違いなくひっくり返せた。

つい、恐いもの見たさで夜中まで選挙速報と討論を見てしまった。テレビ朝日の田原総一郎が司会の番組で[1]説明ができない[2]他人の話を聴かない[3]他人の話をさえぎるくせに分かりきったことしか言えない、と三拍子揃った素晴らしい自民党の人が出ていて微笑ましい。民主党の管さんを前にみっともない姿をさらしていた。じつに素晴らしい人選。こんな愚かしい人物でも土地の人は、ああこの人やっぱりいいコト言うたはるわ、と思うのだろう。自民党からは小泉さんも来ていたが、愚か者のせいで議論にならなくてずいぶん静かになってしまっていたのが泣かせる。

議論にならないといえば、少し前に四国の堤防工事の住民投票の件で、「ニュースステーション」に招かれた中山なんとかという建設大臣が同様の情けない姿を見せてくれたのを思い出す。

今週のどれみさん。

「お母ちゃんに会える! あいこ涙の再会」の巻。

あらすじ。あいこから母へ手紙が来た。母は勤め先の庭でこの手紙を読んでいた。母はついうれしくなって、そばにいたおばあさんにあいこの幼いころの写真を見せた。おばあさんはこの子に最近見覚えがあるという。母はあいこが大阪をこっそり訪れていたと知って、あいこのいる街まで会いに行こうと決意した。

一方、美空町ではあいこに別の事件が起こっていた。今日は父が会社から賞与を持って帰ってきた。父は現金の入った封筒をあいこに手渡し、あいこは父にだっこしてもらって封筒を神棚に供える。今日の夕食は残り物のカレーだけど、あしたの夕食はごちそうを作って待っていると約束してしまう。その後届いた母からの手紙には、明日の夕方あいこに会いにくると書いてあった。明日は父との約束があるというのに。

感想。9か月ぶりの母娘の再会。かなり重要な話。感想がえらく長くなったので以下に分ける。

手紙のこと。

家から出ていったお母ちゃんが娘を呼び出して会う話といえば「じゃりン子チエ」である。関西では何度も何度も何度も何度も再放送されているので、誰でも知っている。

あいちゃんは通天閣のある天下茶屋から引っ越してきたという設定もあるので、作り手は分かっていて「じゃりン子チエ」に合わせてあるのだろう。チエちゃん(アクセントは「エ」に置く)の家は通天閣のあたりのごちゃごちゃした町にあった。高度成長の時代である。チエちゃんの家には電話がなかったので、お母はんは玄関に合図の花をそっと置いてチエちゃんを次の日曜日に呼び出していた。チエちゃんはその日だけは、いつもは着ないワンピースのスカートを着る。下駄を脱いで靴をはく。

ところ変わって美空町。時は流れて30年だか40年だか。魔法の携帯電話を簡単に使い、10円玉を入れる赤電話を知らないというほどのいまどきの子が、なぜ手紙で連絡を取るのかが気になる。そういやお母ちゃんはあいちゃんとの夕食を取る店をインターネットで探したと言っていたではないか。ついでに言うとピュアレーヌパソコンはいずこへ。ほんの少し前までは、待ち合わせで人と会えない、ということは結構あった。でも、あいちゃんはそんな世代ではない。なぜ、こんなに大事な用事を、返事を書いても間に合わない一方通行の手紙で送ってくるのかが気になる。新幹線で移動するほどに遠く離れて住んでいるのに。

お母ちゃんのこと。

そんなことは言っていてもかなり好きな話。最初の10分間でもうどれみさん世界に引き込まれていた。教室で、あいちゃんがお父ちゃんの賞与が出たのでごちそうを作る、と打ち明けたところでどれみさんが例によってステーキのことで頭がいっぱいになってしまう。はづきさんがそれを制してあいちゃんの悩みを聞こうとしたところは、前回の「どれみとはづきの大げんか」を思い出させてうまくいっている。

いつもは着ないワンピースのスカートを着て、肩までの髪を小さく束ねたあいちゃんが。まあこれが。かわいいんである。微妙にわたしのいけない部分を刺激するかわいさなんである。どことなくあか抜けないけどそこがまた生々しい。こんな子が教室に何人もいたように思う。これを父のために着たのではなく、内緒で会う母のために着たのだから実に罪なことである。

旧シリーズの「お母ちゃんに逢いたい!」から経つこと9か月。自分の足で駅まで歩いて、もう逃げも隠れもせずお母ちゃんの胸に飛び込む。お父ちゃんには内緒で会いに来ていると知っても、娘を詮索しない。互いの苦労が分かっているからだろうか。ホテルでの食事で、うれしそうに話し続けるあいちゃんがとてもかわいい。ついでに言うと、なぜかメインディッシュがステーキだったりして、どれみさん以外は着実にステーキを食べているという妙なサービスも忘れてはいない。

ホテルの相当いい部屋なのだろう。大きな浴槽に二人で浸かる場面がある。あいちゃんは両親の離婚が自分のせいだったのかと問いただす場面がある。幼い頃の公園でけがをしてもお母ちゃんが仕事を辞めなかったことが離婚の原因だと思っていた。けがをする少し前、お母ちゃんの第二子の流産のあたりから関係がおかしくなったのだとここで知らされる。どちらにせよつらいことだが、お母ちゃんは浴槽から出てシャワーを浴びながら淡々と語る。ここがかっこいいので一番のみどころ。

でっかいベッドが二つもあるのに、あいちゃんはお母ちゃんのベッドに入る。お母ちゃんは、あいちゃんに一緒に大阪に来うへんかと途中まで言いかけるのだけど、あいちゃんは疲れて眠ってしまうのだった。またすれ違いだ。

お父ちゃんのこと。

あいちゃんがお母ちゃんと会っている間、家ではどれみさん扮するあいちゃんとはづきさんとおんぷさんが一緒に、父親とお食事会。どれみさんの妖しい大阪弁が父親に気付かれないかどうかを端で見ていてはらはらさせるという筋書きなのだけど、そもそも父親の声の人の大阪弁の発音がでたらめなのでその点は大失敗。あいちゃん一家は大阪南部のなまりの強い地域の人々という設定なので、発音ぐらいはなんとかして欲しい。あいちゃんの発音が本物なだけに惜しい。あとお母ちゃんの発音も無理していなくていい感じ。

お父ちゃんは、おんなの子3人組がハナちゃんの世話をするのを見て、子供の世話は大変なんやなとこぼす。翌朝になって、その昔お母ちゃんに次の子供を産めとせかしたのを悔いたことが、流産のあとの仲たがいに関して救いになっている。

最後の最後で、あいちゃんは両親がいつかよりを戻すという希望を持つ。お母ちゃんはあいちゃんを引き取りたいと考えているようだが、あいちゃんの気持ちは知らないのだろうか。

裏感想。

冒頭でどれみさんたち4人の入浴を真上から見たシーンが映る。このときがついに来た。この大きな湯船は温泉である。わたしはこのときを待っていた。「ハーブを探せ! MAHO堂バスの旅」の温泉旅行では期待を裏切られている。

……で、本編ではどれみさん扮するあいちゃんとはづきさんが銭湯に行くのだけど入浴シーンは映らない。こんなのって詐欺だよう。みんなでお風呂に入って、お湯をばしゃっと顔にぶっ掛けたり石鹸を借りたり胸の大きさを比べあったり。そういうのが重要なんじゃないかー。

27 jun(tue)

無題。

TIL問題をちょっとたどってみた。寒っ。一部のわめきちらすだけの人々が。

計画。

1つめと2つめの工程を計算。7/11発送予定。あるいは目標。

胃の消化。

昨日、会社からの帰り、歩き出すうちに胸のあたりが痛くなってきた。空腹のときの胃の締め付けられる感じをずっと強くしたようなもので、痛むのは心臓のあたりというよりも胃の上の方だろう。歩いていても電車に乗っても痛む。ずっと胸のあたりを押さえていた。

家にたどりついて、ごはんを食べ終わってしばらくしてやっと痛みがおさまってきた。おそらくは空腹に対して胃が耐えられなくなっているのだろうけど、こんなことははじめてだ。気付かぬ間に胃は痛んでいたのか。

28 jun(wed)

離散信号処理機械。

来月からDSPを使うかもしれないってんで、TIのDSPと開発環境の説明会を見にいく。梅田のスカイビル22階の会議室。すげー。都会ですよう。この、わたしには不釣合いっぽい20世紀のイカした場所を訪れたのは、一年前に「フェアリーテイル」という映画を観にきたとき以来である。その前は「ロリータ」だった。製品の説明は朝から夕方まで続いて、昼にはごはんが出るんだよう。すげー。

和風のお弁当の中身はまぐろと鯛の刺身、さといもとかぼちゃとなすびの煮物、なんだかよく分からない白身魚を揚げたあと甘く煮たもの、あと、これまたなんだかよく分からない魚の練りものとさやえんどうとにんじんを煮たもの。これにごはんとお吸い物が付く。全体に薄味でよい感じ。ウチには真似できません。決して。ええ。自信を持って。「いま話題のアイ・ティーってなんなんでしょうなあ」「さあ。冷たいコーヒーとちゃいますか」「それをいうならアイスティー……ってソレ冷たい紅茶ですやん」「そんなんどっちゃでもよろしいがな。ところで、ホレ。日曜の12レース荒れましたなあ」……ぐらいの位置でしかない大阪の一企業には真似できませんわ。

で、本題。この手のソフトウェア開発は「より速くより小さく」なものでわりと泥臭いもんである。100MIPSを5ドルで買う、なんていうけち臭い世界である。隙あらば計算量を減らしてあと50セント安いチップに置き換えようと考えている。

そんな泥臭い世界だけど、ウチのDSPを買えばコードがCで書けますよってのが、TIのウリなんである。まあ、そんなものは昔からある。TIはこの世界でシェアが一位なもので、チップのみならず開発ツールに対してものすごい投資をしているのだな。で、コンパイラがかしこいらしいぞ、ということを期待してわしも見にきたんである。

説明する人はもうなんの迷いもなく操作してみせるけど、統合開発環境なものでちょっと最初にまたぐしきいが高そう。TIの用意している最適化コンパイラは素人目に見てもかなりかしこい。あと数十バイトコードが大きくなってもいいからもうちょっと実行速度を速く、みたいな詰めを自動的な試行錯誤でもってやってくれる。このあたりは回路のゲートレベルの論理合成を思わせる。

あら。

あら。白いロリータをご存じなかったんですか。ずいぶん前から気になってたんですが。そんなにおいしいとも思いませんけどね。

29 jun(thu)

残務処理。

ううう。眠たさがたまっている。寝ても眠い。

長期見通し。

USB端子付きのメイド服、か。そんなアホなもんが作れる職場に来たかった。少なくとも、TCP/IPで通信する冷蔵庫よりは有意義かなと。

危機感のなさ。

わたしが通っていた高校の卒業生で、卒業生の名簿を作っているらしい。実にはた迷惑な話である。いままで通っていたいろんな学校のいろんな名簿のせいでいまも迷惑しているのに、まだ迷惑の元を増やすというのだ。

ときどき名簿を買わないかという手紙が来る。わたしはその迷惑なものに荷担するのはいやなので買わない。だいいち、高校の卒業生の名簿がいまになってなんの役に立つのだ。手紙には住所や勤務先が変わったら教えてくれなんて書いてある。こないだわたしの勤め先を聞き出そうとした電話はやはりこいつらの仕業か。電話をかけてきたのは名乗った同級生本人なのだろう。自分の所属も明らかにしないくせにわたしの勤務先を聞き出そうとするような悪人である。こちらから尋ねてやっと名前を白状するような同級生である。

その名簿は見たことがないけど、わたしの個人情報を同級生たちが読んでいるなんて絶え難い屈辱である。見ず知らずの人物ではなく、わたしのことをわずかにでも知るものの手にわたしの個人情報が握られているとは、とても危険である。よって、少なくとも配布される名簿からはわたしの情報を削除したいのだけど、そんなことをしようとすると名簿作成者と連絡を取らないといけない。連絡を取るとわたしの居場所が知れてしまう。だから、わたしが「ゆくえ知れず」と認識されるまで数年間の我慢と思って、いままでずっと無視を決め込んでいたのだ。

それなのに。それなのに。わたしはあの電話に出てしまった。あの時間にかかって来る電話は出てはいけないに決まっているというのに。あの失礼な人物とのやりとりの中で、わたしがいまの家に住んでいると示唆するようなことを言ってしまった。そんな人物はいないと言うべき局面だった。わたしは二重の失敗をおかしている。わたしはなんて甘いんだ。

30 jun(fri)

iCabのこと。

iCab日本語化が打ち切り。長らくおつかれさまでした。日本での普及に最も貢献した人だろう。

乳房のこと。

こういうのを見てしまうと、わたしに超えられない壁が世の中には存在するのだと感じる。乳房という古典的な小道具と古典的な物理学で、これだけ面白いネタが書けるというのがうらやましい。ここにホンマもんの乳房のデータが書かれていたら、もう面白くもなんともなくなるのだ。

お買いもの。

いやーん。買っちゃいましたよう。MOドライブってやつを買っちゃいましたよ。すっげーハイテクー。いやーん。

会社帰りに日本橋に寄って買っちゃたよう。ソフマップにて640MBのやつで38,000円ぐらい。中身は富士通製で3,600rpm。転送速度が遅そうだけどUSBでつなげるものを選んだ。SCSI接続のものでもよかったのだが、これからはSCSIは買いたくない。プリンタはEthernet、スキャナだのなんだのはUSBかIEEE1394を使うようにしていきたい。

話は変わってMOの使い方。ちょうど身近なところに印刷物を作る人がいらっしゃる。あたくしはこういう絶好の実験台は見逃しませんわよ。本人が見たら怒られそうですが。で、某あかつき印刷さんは、表紙も本文もディジタルデータから直接製版してくれるという話じゃあございませんか。ポストスクリプトのデータから直接1,500dpiで製版して、そのハンコで印刷してくれる。いままでは1,200dpiで出力した紙で入稿するつもりだったけど、直接製版の方がずっと画質はいいはず。こりゃあ一度画質を見てみたいわと。そんな実験台になってもらうべく、ディジタルデータで入稿してしまおうと。それだけの理由で買っちゃいました。

帰って早速使ってみる。FDドライブと違ってずしっと重い。なにが入ってんだってなぐらいに重い。青と白の林檎さんの上に寝かせてみる。その上にFDドライブを重ねる。

で、部屋に使われないまま転がっていた230MBのディスクがあったので、でっかいデータをMOにコピーしてみた。転送速度が毎秒0.5MB程度。読みこみだともちょっと速いはず。あと、640MBでオーバーライト対応のディスクを使えばもっと速いはず、なのだがたぶんUSBの転送速度の限界があるのでいまよりたいして速くはならないだろう。それでもフロッピーよりは格段に速いから、まあ、いいのだ。

お買わないもの。

で、ソフマップでMac用「でじこのこべや」を見つけたのだけど、また迷った。いま下手に林檎さんをいじるとエラい目に遭いそうな気がする。一段楽するまではいじらないでおこうと思って、買わずに帰った。それにしてもMacOS 8.6Jがやたらとフリーズさんを呼ぶのはどうにもならんのか。ふだんは9Eで安定しているのだけど、なぜかATMフォントのラスタライズができないのでそのときだけ8.6Jにしているのだな。



あずまにおっしゃりたいことがありましたら お手紙ください

新しい日記
一番上にまいります