あずまの日記。

1 jun(tue)

少女。

これだけは付け足しておかねばなるまい。わたしが大阪へ戻ったときに事態に気付いた。先日、母上がわたしの読んでいたナボコフの「ロリータ」という小説に興味を持って読みたがったとここに書いた。書店のカバーで隠されて本を開くまで題がわからないその本が、その後母上の部屋に置かれていたことを報告したい。わたしが異国の地へ旅立っている間に母上はそのカバー付きの本の中身を確かめてしまったのだ。そして部屋にはもう一冊、河井りつこの「ドラキュラっ娘マドンナ ちーくれまっか!伝説」2巻が一緒に置かれていた。少女性愛の小説と少女まんがが一冊ずつという不釣り合いな組み合わせ。大阪に二日間滞在したが、母上からは別段本についての意見はなかった。

道具。

今日、Meta Creationsのベクター絵描きツールExpression日本語版を注文した。定価35,000円のところ通販なら29,400円。高いんだか安いんだかよくわからないが、日本橋になかったので発売元のウィニングラン・ソフトウェアに直接注文するしかないと思い昼休みに会社を飛び出した。昼食も食べずに郵便局へ送金に走った。

これは世界で唯一のまともなベクター絵描きツールだ。作図ツールではなく絵描きツールなのだ。ベクターで筆のタッチが付けられるのなんてExpressionぐらいのものだ。こりゃすごい。すごいのだが、この二年間で一回もExpressionが店で売られているのを見たことがない。

2 jun(wed)

画材。

今日、例のかっこわるい青と白のMacがマイナーチェンジされてちょっと速くなった。一回目のマイナーチェンジまでは買うまいと思っていたのだ。これで購入時期決定。7月頭に注文して大阪に帰るころに実家に届くようにするつもり。

Mac OS Xの画面出力がDisplay Postscriptを使うことについて以前ここで触れた。最近の発表によるとこれを拡張してPDFベースにするそうじゃないですか。これを機にベクター絵描きが流行るといいなあ。面倒くさいから流行らないないだろうなあ。ベクターアニメーションなんか面白そうだけど。

ここのデザインも、もうちょっとなんとかしないといかんと思ってまして。全部PDFにしたいけどそれじゃ誰も見なくなるしなあ。

8 jun(tue)

昼飯。

最近は土曜と日曜はかならず外出している。土曜はうさぎしゃんのミュージカルのチケットを大垣駅のチケットセゾンまで買いに行った。10時40分に取れた席はM列だった。もうそろそろ客入りも冷めてるんじゃないかと思ったがそうでもないらしい。やはり10時ジャストに取らないとだめだ。でもここ四年ぐらいは客は同じ人が通いつめているんだろうなあ。

日曜はあてもなく名古屋の栄のあたりをうろうろ。こうなると食事も外でしてしまう。それもえらく高い食事を取っている。日曜日はいわしの活け造りを食べてしまった。あずまさん昼食史上最高記録を更新し1,800円を投じた。この遠方の地まで来て吉野屋の牛丼やマクドナルドのハンバーガーでは我慢ならないらしいのだ。この二か月の滞在は旅行の一種であると思い続けるにはちと刺激が必要なのだ。昼間の活け造りは青臭くなく透明だった。

放送。

今日は所長との面談があった。そこで7月からのわたしの仕事を言い渡される。7月から放送うんたらかんたら研究部所属となる。2次元の絵、それも動画をごにょごにょする仕事だと思う。所長によれば忙しい部署だという話じゃないですか。残業はしたくないのに。

11 jun(fri)

賞与。

ああ。なんということでしょう。ボーナスは10日だと聞いていたのにまだ出ないじゃないですか。18日に出るといううわさじゃないですか。A社(仮名)は10日に出たみたいじゃないですか。

Expressionを注文してから十日経ったがまだ届かない。発売元によると三週間程度かかるという話だが、本当に三週間かかるんだろうか。どうやったら三週間もかかるんだ。

13 jun(sun)

嘘、大げさ、紛らわしい。

銀行の経営者が少しずつ拘置所に入りだした。あの程度の能力で銀行の経営はできるんである。景気のいいときは土地の暴騰に加担しておいて、地価が下がったら税金で損失を埋めるなんて。銀行とは悪そのものだ。銀行から消えた金がヤクザを育てているんだから、これは社会全体への罪じゃないか。こんな調子だから大きな会社でも、経営の能力がある者が会社の経営をしているとは限らない。

うちだって赤字を出している。ちょっと前にわたしが行っていたコンプレッサを開発している部署では、社員は有給休暇を取っているふりをして出社していた。この事態に関してわたしは口止めされている。会社は把握していないのだろう。職場の雰囲気も変だが社員も変だ。社員は働けば働くほど損をする。こんなことしたって会社は赤字を出している。仕事に比例して損をする。さっきみたいな職場に入ってしまったら間違いなく訴える。わたしは社会の悪には加担しない。

14 jun(mon)

忠誠心の試験。

うちの会社から日経新聞だか日経産業新聞だかがやっているなんちゃら産業論文コンテストというのに投稿することになっている。二十一世紀の会社だかなんだかんのために、何か新しいネタを考えないといけない。で、わたしも原稿用紙に十枚も書かないといけない。自分の業務と関係ないどころか、自分の勤務時間内にやるわけでもない。こんなの書きたくない。何か月も前から予告されていたが書いていない。今日が締め切りなのだが提出せずに帰ってきた。壁にわざわざ「全員提出です」と貼ってあったが、そんなたわ言は無視だ。

今週中に会社から何か言われるだろうが、とりあえず会社とはやりあってみるつもりではいる。投稿の意味だとか自己啓発だとかそんなことには興味はないので、会社のために無報酬で文章を書くことはできない、という論調で戦うつもりでいる。でもなんだか真の締め切りがずっと先だという噂なので、これからずうっと会社から原稿を書け書けと言われる痛手から逃れるために、結局書いてしまうだろうとは思っている。それも社内のごみ箱行きになることが確実なひどい内容のものを提出してしまって、二重に嫌な思いをすることまで予想がついている。

16 jun(wed)

続・忠誠心の試験。

でかい口たたきましたが結局二日遅れで提出しました。ああああ。昨日、担当者に逆らってみたらばこれは業務命令だと言われたんだもの。明日の朝イチに出さないようならば業務を遂行できなかったという事実を上に伝えると言われたんですもの。てっきりわたしの任務は投稿のための原稿を書くのだと思っていた。だから自分の意志で投稿はしないと決めた。しかし会社の要求は原稿を提出すること、なのであって投稿することなんかじゃなかったのだ。結局恥ずかし気もなくまとまりのない文章を提出してしまった。

あたしゃ久しぶりに夜中に起きていやいや書いた。流通の教科書を読んで書いた。本読みと合わせて7時間半で書いた。250人の新入社員の中には何か月もの調査をつぎこんだ論文で、社会に訴えかけるようなつわものもいるんだろうなあ。わかりましたわかりました。あなたのような人がえらくなるにふさわしいのです。わたしは一介の要注意社員でいいです。

ベクター絵描きの布教。

Expressionを注文してから15日経過。まだ届かない。ところで、二年間も経ったのにバージョン番号が1.0.5でしかないという事実から以下のことを想像する。こいつは売れてないぞ、と。「ExpressionはPainterに吸収されるんじゃないか」という想像は楽観的な観測だ。このまま消えてなくなるんじゃないだろうか。

最近になってやっとExpressionを使った絵をwwwで見かけるようになった。製品が届いたらベクター絵描き普及のためExpressionの使い方でも書くかなあ。

17 jun(thu)

おわん型に作るんだ。

今日は会社をあちこちのぞいた。HDTV用のレーザーディスクを手作りで一枚一枚作っているおっちゃんがいた。宣伝用だとか試作のために数枚だけ受注したものは、でかい工場ではなくここで作られる。

ガラス板の表面にレーザー光で信号を刻みつける。刻んだ表面に金属の膜を作ってガラス板を捨てる。この膜が原盤になる。これをハンコにして樹脂に押し付けると信号の溝が樹脂の板に転写される。このハンコがあればがちゃんこがちゃんこ同じものが作られる。ハンコを外してそこへ金属の膜を作る。この膜が再生時にレーザー光を反射する。その上に樹脂で保護膜を作る。これを二枚張り合わせてレーザーディスクができあがる。

レーザーディスクは面積が広いので成形時に板が反りやすい。しかし信号の読み取りや回転に悪影響が出るので板の反りは抑えなければいけない。しかしどうやっても曲がってしまう。こうなったら積極的に曲げるのだ。おわん型に反るように仕向ければ回転は安定する。また信号は円周に沿う方向に刻まれるので、おわん型だと読み取りにも影響が出にくい。

一枚一枚作られた板には、板の反りが何マイクロメーターである、だとか信号の欠落部分が何箇所、だとかの評価をした報告書といっしょに納品される。この手作りのHDTVのレーザーディスク、二枚注文すると六十万円だそうだ。

はあ。こういうのを見てしまうと、ねじ一本減らすのに頭をひねるような製品開発をますますもってやりたくなくなる。

18 jun(fri)

予算。

賞与の支給がある。わたしが新入社員だということと、会社のアレな業績をばっちり反映して、手にした額は107,894円。150,000円ぐらいくれる予定で年間の予算を組んでいたので、やや動揺。で、夜中にまた実家へ帰る。

19 jun(sat)

焼き入れ処理。

髪が伸びてきた。最近の湿度の高さもあって髪が言うことを聞かなくなってきたので切ることにした。実家のそばのいつもの美容室へ行く。今回はちょいと思い切ってパーマネントな処理を施すことにした。ここは梅雨どきもばっちりのストレートパーマなんである。

六年ぶりにこの長くて辛い加工に耐えた。わたしが以前に、この時おり女性が体験する苦痛を知ったのは大学の一年生の頃だった。巻き巻きの髪を作るために何百回も髪を引っ張られたあの作業が、いま二倍の苦痛になって現れたのだ。

工程。

  1. 液Aを髪に塗布。数百本の髪の束を手に取っては指で液を塗ったくる。液の粘性のために髪は束ごとに固まったまま。
  2. プラスチックのかぶりものの中で髪に高温の水蒸気を浴びせる。
  3. 湯で洗浄。
  4. 泡立つ液Bを髪に塗布。また髪の束に塗ったくるが、最後に固まった髪をコームでとかす。
  5. タオルで巻いて放置。
  6. ドライヤーで乾燥処理。
  7. 液Cを髪に塗布。また数百本の髪を手に取っては塗ったくる。手にとった髪の束をコームで解かして薄い層状に加工してからアイロンで過熱処理。アイロンで髪の束をはさんで、根元附近でアイロンを一度往復させてから根元から毛先へとすべらせる。これをすべての髪でくり返す。
  8. 湯で洗浄。

ちなみに処理6と7は別のスレッドになっており、二人でパイプラインな処理をする。このあと髪を切る行程に入る。ここまでで5時間。この間4人の客が入っては出ていった。

よく知られているように、美容室では髪を洗うときに客は上を向いたまま背中を後ろに倒す。この無防備な状態で髪を洗う。髪が長い場合、後頭部の髪が首の方にまで達する。客は上を向いて寝ている状態なので、その髪は首と椅子の間に挟まれる。さて、この状態でどうやって後頭部を洗浄するか。

首を持ち上げるのだ。わたしは店員さんの腕に首の重さを任せることを拒否して自力で首を持ち上げる。これが数十秒続くとわたしの身体は震えがくる。まず腹筋に震えがくる。こんなことが5時間の間に2回。あと、最大の苦行は行程1と4と7でそれぞれ数百回ずつ髪を引っ張られることだ。引っ張られると首は自然とその力に逆らおうとして反作用力を生じさせる。これは首の相当な鍛練になるのは間違いない。とにかく首が痛い。

ストレートパーマにも高いのと安いのがあって、わたしは調子に乗って高い方を選んだ。高い方だと髪が痛まないんだそうだ。そして。高い方は時間が二倍かかるのだ。この高い方は、他の店だと15,000円だとか20,000円だとか取るところもあるんだそうで。ところがうちは7,500円。化粧品業界というか、さっき三種類出てきた不思議な液体の元売りから店に対して価格の指示がくるのだが、内緒で安い値段でやっているのだ。若い人に来て欲しいから安くする。5時間の作業に対して7,500円はたしかに安い。安すぎる。

髪は女の命というやつなのか。何百万の人がこの苦痛に耐えているなんて。髪の長さと本数に比例する苦痛があるというのに。美しくなるための犠牲は快感につながるのかもしれない。ストレートパーマは予想以上に髪の体積を小さくしてしまって頭が寂しい。これで顔がもちょっと小さかったらバランスがとれるんだけどなあ。

20 jun(sun)

元祖心霊写真。

先月「ロリータ」を観たときにポスターで見つけた「フェアリーテイル」を観ようと思っていた。あっという間に上映が終わってしまった「ロリータ」のごとく、これももう上映が終わっているんじゃないかと思ったが、まだやっていた。せっかく大阪に帰ったのだからと観に行った。

1917年、コティングリー妖精事件と呼ばれた騒動があったんだそうな。イングランドの田舎に住むエルシーとフランシスという少女が仕組んだ、解決に数十年を要した心霊写真騒動があったんだそうな。なんといううさんくさい題材。これは観ねばと思うじゃないですか。

当時13歳だったエルシーは映画では12歳に、10歳のフランシスは8歳という設定になっている。うはー。わたしとしてはフランシスの方が好きなのだが、それはこっちへ置いといて。「ロリータ」が見せたような、一面に広がる美しい草と木の大地。そしてせせらぎにはフランシスが。この、脱いだ黒の長靴下を片方ずつ手に持って川を渡る姿がげほごほん。ああ何を言っているんだわたしは。

妖精写真とはなんといかがわしい話かと思っていたが、妖精さんの秘密を話さないという約束を守るために、おんなの子がパチもんの妖精写真を作るだなんていい話じゃないですか。何だかんだ言って知識人も二人の少女に振り回されるんですから。この、いまどき誰も着てないようなふりふりひらひらの衣装がまたなんとも。着替えも入浴もげほんごほん。ああああ。そうです。検察官のおっしゃるとおりです。推定8歳の二人のおんなの子を観るために映画館に行きました。フランシス好きです。どきどきです。はあうっとり。そしてそこはかとなく漂うへろへろ感。わたしの心をつかんで離さないのはこの、大爆発もなければ沈没も恋愛も殺人も緊張感もないへろへろさ加減。ただ美しい。

客は8割が女性。皆成人。150人ほど入る客席に客は4割ほど。帰りに、映画館のある梅田ロフトのそばの雑貨屋で980円のピンクのサングラスを買って遠い寮に戻る。やはし大垣や名古屋では、ピンクでかつ新しいデザインのものは手に入らない。こっちで見つかるものは、どれもこれももう持っているものばかりなのだ。

次は何を観ようかなと。「天井桟敷のみだらな人々」ってまだやってたかなあ。いやいや。いつ始まるのか知らないけど「アキハバラ電脳組」という手もある。ただこれだけは言える。「スターウォーズ」を観に行くことはないと。

21 jun(mon)

部屋。

枕元に鉛筆画がたまってきた。床に本がたまってきた。なんだかよくわからない紙だのプラスチックだののごみもたまってきた。部屋を人に見られるとかなりいやーんな感じ。特に枕元の鉛筆画はちょっとお子さまには見せられない感じ。

実は雑誌の付録に付いていたPainterの試用版を使っていて、すでに三年が経過。かなり。そりゃもうかなり機能が制限されるのだが、紙を使わないらくがきにはぴったりな画材なもんでえらく長く使ってしまった。製品版を買ったらもちっとまともなのを描く、予定。その前にExpressionが届くはずだがまだ届かない。明日の昼12時30分に、注文してからついに三週間を迎える。いくらなんでも三週間は遅すぎる。ひょっとしたら注文がそこそこたまってからCDをプレスしたり本を印刷したりしているのだろうか。

25 jun(fri)

24日間。

会社から帰るとExpressionが届いていた。待つこと24日。早速インストールしてちょこっとだけ触ってみた。IllustratorとかFreeHandよりもずうっと楽に線を引けるような気がする。しかしもう実家へと向かわねばならない。さらば。

補足。

給与171,173円入手。昼食代と労働組合費が新たに引かれている。

27 jun(sun)

Expression。

また寮に戻ってきたので、Expressionをいじくり始める。タブレットであれこれ描いてみる。画材によって線の太さが違うので、予想外の太さの線を引いてしまっていやーんな感じ。使わない画材も多い。自分用にカスタマイズして、まともに使えるようになるまであと相当かかりそうだ。

29 jun(tue)

3次ベジエ曲線の活きのいいやつで一杯。

部屋ではExpressionで遊んでいる。おお愉快愉快。タブレットでへろへろっと線画が描けてよい感じ。それも、一度引いた線に対して画材を変えられるというハイテクぶり。それでいてPainterのごとくなーんも考えずに絵が書けるのはよいのだが、とてつもない欠点が発覚した。下絵が読み込めないじゃないかあああ。ラスターな画像をまったく読み込めないのだ。これで手の込んだ線画を描くのはかなり難しい感じ。手の込んだ絵なんて描かないけどそのうち困る気がする。あと絵描きツールだけあって文字を扱う機能も弱い。Expressionは絵しか描けないツールなのでこれだけでアレもコレもというわけにはいかない。うう。Painterも買わんといかんのにFreeHandも買っちゃうのか。

株主総会。

今日は示し合わせたように全国の会社で株主総会をやったんだそうで。わたしもね。なんだかどきどきしておりますです。幸い株主総会のある会社に勤めているので、総会になんとかして出席してやろうと考えとりますです。わたしは社内持株会に入っていて、あと何か月かしたら給与天引きで株をちょっとずつ買うことになる。これがいまの株価だと一年と数カ月で千株になるのだ。

約二年後。千株になったらすぐに自分の名義にして、株主総会には仕事を休んで出席したい。役員が腹を立てそうなことを言ってやろうかと。壇上に並んで座る取締役一同の中には初代社長の孫がいる。この孫を攻撃するのだ。ああ楽しみ楽しみ。二年後の株主総会が楽しみだ。

ここへ来て社長もばっちりばんばん首切りを進めていくとおっしゃる。不採算部門を切る決断をしたんだろうと思う。わたしも会社に十年いられるかどうか思案中。わたし自身の雲行きが怪しくなってきたら何かやります。ここで報告します。株主総会の一週間前に公開質問状を本社と新聞各社に送って、高級なスーツを着て黒塗りの車で会場に現れて役員とフレンドリーにお話しするぐらいのことはやります。帰りには待たせてあった黒塗りの車で日本橋のえるえるパレスに寄って恥ずかしいゲームを買うぐらいのことはやります。ついでに難波の地下街でピンクのサングラスを980円で買って、電車で帰っちゃいます。

30 jun(wed)

現在のわたしの姿勢。

  1. 日の丸は「日本」を表すにふさわしい国旗である。
  2. この国が天皇のものだとは思わないし「こけのむすまで」人間が繁栄して欲しいとも思わないが、慣習的に君が代は日本の国歌である
  3. が、法制化には反対

法案の内容や根拠が正しいかどうかが問題なのではない。政府の連中がこういうことを言い出すといやなにおいがする。右傾化のにおいがする。法案の中身を無視した主張は実に弱々しいのだが、思うことを書く。あの連中に日の丸と君が代を語らせるのは危険だ。従軍慰安婦だの南京大虐殺はなかったとテレビカメラの前でかわるがわる言ってのけるのを仕事にしている連中が、日の丸と君が代を語るなぞはなはだ許しがたい。行政は行政で学校で国旗を掲げなきゃいかんだとか教科書に天皇の写真を載せんといかん、などとやってくれている。現状のままで法制化はまずい。


あずまにおっしゃりたいことがありましたら お手紙ください
上にまいります