内容●2005年の特殊な思い出たち。夏休みに台湾に行けるのかどうかの記録。
08/06 | Voice in the Live(新宿/Live Gate Tokyo)――ぴちぴちなメンバーでライブスタート |
08/07 | 永井真衣/喜多村英梨(渋谷/7th Floor) |
08/12-16 | 漫畫博覽會2005(台北) |
08/12-14 | 同人誌即売会「コミックマーケット」68(有明/国際展示場)――日本にいない |
週末が迫る。
「銀盤カレイドスコープ」(集英社)がアニメ化されるというから、こりゃあエラいことになったなあと思った。一日経って、わたしは「銀盤プリンセス」(フランス書院)と勘違いしていたことに気がついた。なんだ。
8/6に渋谷の「Club Asia」にて泉見洋平とANZAとマルシアがライブをやる。なんだこの組み合わせは。どうも「レ・ミゼラブル」の芝居に出た3人らしい。ああ濃いな。濃いよ。久しぶりに大山アンザを目撃する機会なわけだけれど、その日はアレがナニして無理なわけだ。
8/6-7に桜館の面々でボーリング大会をやるっていうのだけれど、どっちも大阪にいない。やっぱりアレがナニして無理なわけだ。
アレしてナニする日が迫る。
渋谷から日本橋へ。
ああ、もう時間がないじゃないか。「ぴちぴちピッチ」業界で起こる事件まであと4日。台湾には行ける目処がついた。
小暮英麻「オーロラの風に乗って」を聴いてみる。26話「かれんの唄」で目撃したような、自信満々なのに歌唱が下手という事件を思わせるじゃないか。やはり自信満々な声の張りっぷりで、26話の「Legend of Mermaid」のように派手に外してもいないけれど、聴いていてくすぐったい。
小柄な人でもでっかい声を響かせることができるのはどんな機構によるものなのかはさっぱり分からないけれど、彼女は本当は歌える人だって思っている。でも、でもでも、ドリーマーなぼくは、かれん様のあの派手な外しっぷりでもって、死にそうな水妖たちの気分を再現してほしいのです。
どうも某所のボーリング大会は、ホンマにメイドさんのかっこうのままボーリング場に集合っぽいと聞きおよぶ。
これはやばい。正気の沙汰じゃない。なにかが起こるに違いないとあたくしのセンサーが反応しておる。この情報の真偽は、前日までにお帰りして確認するしかない。でもって、8/7にキタエリとまいにゃんのライブのあと飛行機で帰ってきて間に合うのかどうかも確認しないといけない。
で、間に合わない場合にどっちを取るかなのだけれど、ぼくの大事件センサーの反応の示すところでは、キタエリとまいにゃんにはごめんなさい、ということになりそうだ。さあ、みんなでさらし者の刑Death!!
全部行く。
動く。動いているよママン。テスト信号に選んだ、松谷祐子「ラムのラブソング」(1981)がデコードされてアレしてナニして空気を振動させている。
なんだかもう、予想外に順調にファームウェアが動作してくれている。もう、ぼくが台湾に行けるようにがんばってくれているとしか思えないじゃないか。回路もこれでいいでしょ。あとは筐体設計が固まれば、めでたく台湾行きである。
これから問題が起こるというのなら、わたしが台湾から帰ってきてからにしてほしいもんである。なんせ台湾ではわたしの携帯電話は通じないのである。こう順調だとあとが恐い。
そこいらへんの事情を確かめるべく、さっそくお帰りする。「愛・桜館」5回め。
今日はそら嬢だったのが途中で交替になって百合嬢になった。
で、メイドさんがメイドさんのままで例のアレに参加するというのは本当らしい。うわー。もう行くしか。行ってさらし者になるしか。時間を確かめてみたらば、15:30の羽田発で間に合いそうだと分かったので、キタエリとまいにゃんのライブは観てから行けそうだ。途中になるかもしれないけれど、14:10に会場を出たら間に合いそうだ。だから行く。どっちも行く。
今日は桜館の暗黒面を知る。館長と執事のせらみゅ好きは半端じゃなかった。
自宅に帰ってから、祖母が倒れたと知った。
台湾と日本橋の両方には行けない。
そんなになるまで放っておいたなんて。胃に穴が開いて貫通していたようだ。
会場の中の地図があったのだけれど、縮尺が分からない。そんなにでかいステージでもないように見えるので、135mmもあれば足りるかなあ。下手したら50mmでもいいような気が。撮らせてくれなかったら、誰かをつかまえて自分を撮るさ。なんせ、カメラを持った日本の観光客という役を得たのである。
8/11に出発、8/15に帰国。これに合わせてホテルと飛行機を手配。いったい何時に出発する便になるのかはまだ分からない。確保できたのかどうかもまだ分からない。
とりあえず旅に出られること自体がめでたい。3人そろってミルクで乾杯。
昨日聞いた話では、桜館では次なるイベントがあるらしい。メイドカラオケと聞いては黙ってはおれないのだが、わたしは台湾に行っておるのである。
前夜祭。
筐体のほうはホンマに終わるのか。大丈夫なのか。でも、東京には行くし、台湾にも行く。
うわー。飛行機の切符を取るのに旅券の写しがいるのか。カメラのレンズを借りるのに運転免許証の写しがいるのか。あと、明後日帰ってくるための飛行機の切符もまだ取ってない。こういうのをやっつけないといけないので、明日は家を出てからものんびりさせてくれない。
あと、東京に行くさいにはどこでもいいからカレーの店に入らないといけない。
銀の星羅水を小さいびんに移す。明後日まで残ってるだろうか。ほしい人には飲ませます。
ラヴ、かれん様。
なんだかもう事務処理に忙しい。
家を出る時間が遅くなって、このままでは新幹線に間に合わない。「ひかり早得」をあきらめて「のぞみ」に変更する。かえって新宿には早く着いてしまった。
新幹線を降りてすぐに大阪の旅行代理店に電話する。飛行機は確保できそう。
新宿をうろうろして見つけた旅行代理店で、翌日の飛行機の切符を取る。
次。新宿西口の「マップカメラ」で会員申し込みの続き。郵送では間に合わないかもしれないので直接出向いた。135mm/F2は台湾の日程で借りられそう。気に入ったら買っちゃうかもしれないという罠もある。
パスポートの写しを用意してきたのだけれど、旅行代理店にFAXで送るのを忘れてしまう。
思っていたより時間があるので、下北沢の「マジックスパイス」に行ってみた。
もうさっそく人だかりができている。待たされるのを覚悟したが、どうも11時半が開店らしく、まだ開いていなかったのだ。5分ほどして店が開いたが、これぐらいの人数だったら全員入ることができる。で、前回は「虚空150」でちょっと無理を感じたので、「虚空100」に戻してみた。やっぱり辛い。とても辛い。40分ぐらいかけて食べた。
「アクエリアス」への道は遠いなあ。下北沢の写真を少しだけ撮る[1][2]。時間があったら撮りたい建物がいっぱいある。
四ツ谷の「Live Gate Tokyo」に向かう。
「ぴちぴちピッチ」の面々、それも主力のお嬢さん3人組じゃなくてマイナーな6人で集まって歌を演ろうという「Voice in th Live 真夏のライブはいかが?」を観に行くためである。あとで読み返したときに分からないかもしれないので確認しておくけれど、これはけっこうな大事件である。まず、14時の公演。
6人並んだときの立ち位置は左から山門久美、小島めぐみ、小暮英麻、下屋則子、土屋実紀、石塚さよりの順。
曲目はいろんな人が書いているに違いないのでもう省略。
書かねばならないのはもう決まっている。ブラックビューティーシスターズのラヴっぷりと、かれん様がついに持ち歌を公衆の面前で披露してしまったという事件についてである。
ブラックビューティーシスターズは、当時すでに引き潮ぎみだったような気がする「t.A.T.u.」(露語)のパロディっぽかったのだが、2005年にもなって下屋則子と土屋実紀の二人でべたべたと「闇のBaroque」と「黒の協奏曲」をやってくれてよかった。背中合わせに立ったり、腕を交差させてマイクを相手に差し出して歌ったりだとか、作中であったようなことをやってくれた。最初の必殺技であると同時に、お笑いキャラ転落への第一歩でもあったところの「深海フラッシュ」までやってくれるとは。
問題のかれん様。「オーロラの風に乗って」がとても、かれん様の声だ。そりゃそうなんだが、小暮英麻嬢の声を意識したのがこの曲だった。CDでは細くてくすぐったかったのに、ライブになってえらく力強くなった。こっちのほうが、よりかれん様の声だと思っている。ライブ初披露なのに、客席では「あっさひが、うれしくてー」のあとに「うっれしくてー」なんて叫ぶ。これをやれる日が来るのを2年間待っていたのだ。でも「L・O・V・E、ラブ! かれん様ー」なんていう悪乗りまでも浸透しているのはすごい話じゃないか、2ちゃんねるの「アニメ板」を見ている人は相当多かったのであろうか。
曲の合間に、シュークリームをみんなで食べて「しょうがの入ったシュークリーム」を食べてしまった人が指定の罰ゲームをするというゲームがあった。罰は、指定の衣装を着て、舞台でターンして、指定の恥ずかしい台詞を読むというものだった。で、エマ嬢がもう神がかり的にしょうがで悶絶するのを目撃し、神がかり的にロリータなドレスを着て、神がかり的に「待ってー、お兄ちゃーん」と言ってくれたので、神がかり的にハアハアする。さより嬢やこじまめやのりちゃんではなく、妙齢のエマ嬢がやったところが神がかっておるわけである。
地下の横に長くて奥行きのない会場に、客入りは100人ほど。50人ぶんはいすがあって、その後ろは立ち見客だった。これで充分な盛りあがりだと思っていたが、夕方の公演はこんなもんじゃなかった。
ちのにすさんとペタさんとみさきさんと、近所の居酒屋に昼食を食べにいく。ぼくは芋焼酎を飲む。さっきの公演の前後に飲んでいた持参の黒糖焼酎「星羅」のすっきりした味に慣れてしまうと、においの強さがちょっと辛い。
会場でヒッポの格好で過ごす強者、みさきさんもわたしと同い年。まだまだ三十路は長いのである。
会場のそばにあった「解脱会」の看板。「解説」と「解脱」は見間違えやすいという意見を、わたし以外からはじめて聞いた。
18時の公演に合わせて「Live Gate Tokyo」にまた戻ってくる。いすはなくなって150人ぐらいが入っただろうか。あの狭い空間に150人だったらもう大入りも大入り、満員である。そこに酒が効いてきてふらふらしてきた。
小暮英麻「オーロラの風に乗って」がもっとエラいことになった。昼と同じく、曲の冒頭に英麻嬢が「この曲をみんなの前で歌うことになるなんて思いませんでした」と言った。自分の歌についていろいろと噂になっていて、ちょっとへこんだという。「かれん様は歌が下手」だという風評について遠回しに触れたものである。
そして「聴いてください、いや、心して聴きなさい」と、客の興奮をあおった。昼に客が学習したのか、はたまた「練習用動画」が普及していたのか、もうすんごい「うっれしくてー」率なのであった。地下のライブハウスに、暑苦しい夏が来たぜ。ぼくは焼酎と熱気で前後不覚になりつつ、かれん様と大合唱である。曲が終わってからも会場が騒然としていた。客の前に姿を現すことがほとんどない地味な声優の小暮英麻を、よってたかっていじることができたのがうれしい。
ずいぶん経ってから、メンバーが全員浴衣を着ていることに気がついた。見えてなかったのである。
登場人物のまとめ。
石塚さよりは司会役がよかった。途中の寸劇は彼女が書いたらしかった(うろ覚え)。昼間の「罰ゲーム」でやけにリアルなスチュワーデスに扮したのだけれど、隣のロリータと並ぶといたってふつうであった。
土屋は歌では本気を出してくる。歌では遊ばないので、下屋とのからみが見どころだった。腰が痛いせいか、あまり動かない。下屋はお姉さまの間合いに自然に入っていけるところがよかった。
小暮は4月に観たときに増して、いいものを食べてないのか不安になってくる。昼のコンビニの寸劇で、彼女が賞味期限を問いただす台詞があって、妙に生々しいものを感じた。いつかオレンジ色のメイドさんの格好で「三色の秘密」を歌ってくれる日がこないだろうか。
小島めぐみは、蘭花の曲「花と蝶のセレナーデ」に合わせて赤のドレスであらわれたのだけれど、羽根の扇子の使いかたが考えられていてよかった。
山門久美はまあこれが大立ち回りで、女王アクアレジーナさまになったり、タキさんのかぶりものを載っけたり、台詞には遊びがいっぱいだった。おもろい。こんな地味な役どころの人を連れてくるなんてすごい。
会場を出てから、しばらく387円で買ってきたらしい「アワピッチャ」でぐるぐるあわあわ遊んでいた。写真に出てくるふしぎな柄のシャツは、作品中に出てきた謎の「P3」Tシャツを模してペタさんが作ったもの。
そこいらへんにいた見ず知らずの人たちが勝手に集まって飲みにいく。一日中飲んでばかりだ。携帯用ゲーム機用の「ぴちぴちピッチ」のゲームで、かれん様のあえぎ声を聴く。うはは。
店を出て、しばらく進むと不動産屋の扉に貼ってある手描きのプリキュアの絵に心奪われる。目が恐い。この写真を撮ったあと、車道から歩道に入るところで段差が思いのほか大きくてずっこけた。カメラは無事だった。
さらにカラオケになだれこむ覚悟はできず、四ッ谷の駅で別れた。
キタエリ、いじられる。
人のいない朝の秋葉原を見てみたかった。
駅前が、なんだか見覚えのない光景に変わっている。ずいぶん長い間工事をしていた、新しい鉄道の駅が姿を見せている。相変わらずの「アキハバラデパート」や、萌え萌えな路地裏を撮りながら歩く。
路地を進むとどどんと「コスメイト」という衣装かなにかのお店があるのだけれど、これがまた木造二階建ての民家である。裏側から見ると「メイドスク水激安」という看板がある。メイドさんのドレスやスクール水着というものは、「激安」という看板を見て買いたくなるものなのであろうか。衝動的に買うものではなく、もっと計画的に入手するものではないだろうか。ぼくはドリーマーなので、こっそり買うものであってほしい。
たまたま「九州じゃんがら」が開店するところだったので、朝っぱらからラーメンをすする。
表通りに出ると、ぼくに撮ってくれといわんばかりに萌え萌えな自転車があった。そして、通りの向い側に目をやると、どえらいものが見えた。秋葉原にはメイドパチンコ屋まであるのか。「アイランド」というパチンコ屋がちょうど開店するところで、ぞろぞろと行列が進んでいる最中だった。
最後に駅のそばで一枚。路面が濡れているのは、もしかして「打ち水っ娘」のしわざですか。
浅草の写真を撮りに行こうと思っていたのに、どこでどう間違えたか秋葉原に行ってしまった。残念ながら、メイド喫茶を訪れるような余裕はなかった。
かような回り道をしながら、渋谷の「7th Floor」に行く。永井真衣が不定期にやっているライブ「Sweet Time」Vol.9を観に行くためである。で、ゲストが喜多村英梨なのである。
まいにゃんのえらいのは、ゲストを立てるところである。もう、キタエリをいじりまくる。星羅という役についてだとか、まんがが好きなことだとかを聞いていく。キタエリは本屋さんで平積みになっている本の中からどうやって美しい1冊を選ぶか、なんていうことを勝手に熱く語ってくれる。まいにゃんはああ見えて毒を吐くのだが「じゃ、ひきこもりですかー」なんて言っちゃうのも、悪気がない。おそらく「ひきこもり」程度では嫌悪なんか覚えなさそうな勢いである。
曲については誰かが書いてるに違いないので省略。えっらい面白かった。
今回も気をよくして、まいにゃんのCDで、持っていない4枚を全部買ってくる。ここから羽田空港に急ぐ。
あと、すぐそばのハコに大山アンザが来ていた。
(まだ続く)
いちご味。
日本橋にさらにメイド喫茶が増えるらしい。
「Candy Panicいちご味店」がソフマップなんば店のあたりに開業するという。はうわ。「らずべりードリーム」に対抗して「いちごみるく」を開業するのが目標(口から出まかせ)だったのに、ネタがかぶってしまったじゃないか。
らずべりードリームには、どことも似ていないものを作ろうという意志を暑苦しいほどに感じた。内装や衣装もそうなのだけれど、それだけじゃない。お嬢さんをらずドリっ娘と呼び、日本橋をバシーと呼ぶ。お嬢さんは本当にそんなふしぎ言語を発する。客がまた来たくなるように、お嬢さんはしきりに話しかけたり、ノートを書かせたり、名刺を持たせたりと忙しい。
この勢いに、まだ日本橋では伸びる余地があると感じる向きもあるかも知れない。でも、一度らずべりードリームのようなものを見せられちゃうと、もうこれから先はよっぽどいい企画を持ってこないとかすんでしまう。今度のいちご味は大丈夫なんだろうか。
あさチャン定食。
台湾旅行のために、あるいはぴちぴちピッチ者の間でしか通用しない話のタネのために、休みを作ったのである。
夏休みを2日間延長するかわりに、5年に一度しか使えない長期休暇をいまここで使うことにした。何人かの人と話をつけて、もう、ここでこの切り札を使うしかないという事態に持っていった。なので、あたくしの夏休みは2週間であるよ。すごい。なんとかなってしまった。
代行業者より例のサイン会に必要な情報をMicrosoft Wordのファイルで届いたのだが、どうやって印刷したものか悩む。
すっかりバカンスなので、ふだんやらないことをやる。日本橋の定食屋「あさチャン」についに入ってしまう。
ここは料理の量がとても多いことで知られる。「あさチャン定食」の「ごはん小」を頼んでみたらば、サラダも小にしておこうと勧められた。なので、それに従った。
料理はすぐに出てきた。この写真では大きさが伝わらないかもしれないけれど、まずキャベツとごはんの山の高さに注目したい。これで「小」なのか。鶏の唐揚げが3切れ載っているのだけれど、この1切れがまたでかい。
揚げたてで熱いし、唐揚げは香ばしいしで、けっこうおいしい。おいしいのだけれど、ごはんはなかなか減らない。キャベツもなかなか減らない。できたてのおいしい料理もすぐに冷めてしまった。残り3分の1ほどのあたりで苦しくなってくる。
40分ほどを要して、全部食べた。あとにして写真を見てみたらば、キャベツだとかごはん粒だとかが残っている。すでに、そんなことを考える余裕もなくなっていた。
CCOちゃ、e-maid、Cafe Doll、メイドインカフェ、Melcafe、愛・桜館、らずべりードリームと、日本橋のメイド喫茶にさらに「キャンディパニック」が加わることになった。昨日書いたのは「キャンディパニック」が雑誌に求人広告を載せている、という情報を得たものである。今日は場所を調べてきた。
ソフマップなんば店の隣にこんな感じの、えろビデオ屋さんっぷりが炸裂した建物がある。入り口に貼り紙があり、たしかにここにキャンディパニックができるようだ。これは入りにくそう。
ボーリングの結果報告を見に行きたく、今日は「愛・桜館」へ。6回め。
今日はそら嬢だった。「ツインテール」という語をこんなにも発した日はほかにない。途中で時間切れになってラメ嬢に代わった。
お出かけするときになって、ボーリングの結果の掲示が完成したらしい。ぎゃふん。
50mmと135mmはエラい違いだった。
朝にレンズが届いた。135mm/F2が1本。
まず部屋の中で練習する。135mmぐらいだったらたいしたことはないと思っていたら、これがけっこう難しい。35mmや50mmではどうということはなくても、135mmだとカメラを持つ手が視野を揺らしているのが分かる。望遠になればなるほど小さな揺れを大きく拡大してしまう。こりゃあ300mmなんかを手持ちで使う人はたいへんだ。
で、外に出る。昼間の梅田へ。貨物駅のクレーン。「松商学園」が仕立てた臨時列車。からす。走る電車の側面。特急「はまかぜ」のキハ181系気動車の屋根の上にある熱交換機。望遠レンズなのでなにを撮ってもでっかく写してしまう。望遠レンズが必要になる局面というものをなかなか思いあたらず困った。
あと、鶴見緑地まで行って撮った花。わたしの腕前では手ぶれが抑えられなかったが、背景の点光源が派手にボケているのが面白かった一枚。最後に月。月を撮ろうと思ったらさすがに50mmじゃ無理である。
ふだん使っているのは35mmか50mmで、しかもF1.4なもんで、手ぶれの心配なんかまずすることがなかった。100枚ばかし撮ってみて、85mmぐらいにしておけばよかったと怖じけづく。
これから先、キヤノンのデジタル一眼レフの中級機種が、35mmフィルムに対して1.6倍画角のまま進むのか、1.3倍になるのか、はたまた35mmになっていくのか。ここいらへんの方針によって、これからどのレンズを買うかがきっと左右される。
もうないだろう。
「ぴちぴちピッチ」がこんなに注目される機会は、もうないだろう。これから台北にまで見届けてくる。
「セーラームーン」のころにこんなふうに派手に動き回りたかった。でも、東京に行くにも不自由する貧乏っぷりだったので、そうもいかない。わたしの財力とか、せらみゅが終わったこととか、超脚本とか、かれんの唄だとかが一点に集まって、エラいことになってしまった。ここまで狂うことも、もうないだろう。
8/11から15まで漫畫博覽會を観に行った記録を以下に記す。
撮った写真を観ながら、そのときになにが起こったのを思い出しながら書いていく。「ぴちぴちピッチ」関係で知り合いになってしまった3人は、予算の関係と偶然によって行き帰りの飛行機が同じになったのだが、飛行機での移動以外には実際には会場で会ったぐらいであることをつけ加えておく。「台北の吉野家で殺伐としたオフ会」みたいなことにはなっていない。
難波でカレーの食べおさめ。
そして時間はあるのだけれど特急に乗ってみたかったので南海のラピートに乗る。客入りは相当悪い。夕方の関西空港で、東京でのライブ以来数日ぶりに3人で再会する。
離陸が10分早まったので注意せよと言われたのだが、実際には5分ほど遅れていた。夜の機内でこっそり写真を撮るのがけっこう難しい。
空港からバスに乗って移動する。道中、ものすんごい数の「コンビニ」を見た。日本にもある「全家便利商店」(ファミリーマート)、「OK便利店」(サークルK)、「7-Eleven」、あと 「爾富便利商店」というのもあった。バスを降りて、まず台湾に着いてはじめてのごみ袋を撮る。ホテルの部屋に着いて、扉の裏側にこういう札がかかってある。
Please Do Not Disturb.
起こさないで下さい。
部屋を掃除しないでいいから、部屋に入ってこないでほしいというときの札である。で、これをひっくり返すとこうなる。
MAID
部屋を掃除して下さい。
「MAID」とでかでかと書いてあるのが不意打ちだった。
深夜の街に出てみたが、どこになにがあるのかさっぱり分からない。近所の便利商店にてビールを買ってきて引き返した。台風が来ているので、風が強い。大粒の雨も降ってきた。
ビールを飲みながらTVを見ていたら、「小魔女DoReMi」(おジャ魔女どれみ)を放送していた。なんと、日本で放送されていない「おジャ魔女どれみナイショ」じゃないか。別告訴別人〜。
ヒッポ、でかっ。
窓からの光で肌が熱せられていくので目が覚めた。
「漫畫博覽會」の会場である「世界貿易中心」に向かう。世界貿易中心まで一本で行けるバスがあると知り、それに乗る。バスはずんずん進むのだけれど、橋を渡ったりしながらバスはだんだんさびれた街に向かっていくじゃありませんの。いつものお約束「逆方向に乗る」をやってしまったらしい。
「World Trade Center」にはどうやって行くのかと運転手に聞いても通じない。英語で聞いても中国語で返ってくるのである。窓に貼ってある道順の「世貿中心」という文字を指し示して聞いてみると、あっちのほうに行けと言われる。降ろされた場所は、なんだか町工場の集まったようなところだった。少し歩いてバスを待つ。
で、また乗ったバスで料金を入れろと言われる。さっき乗ったときとは違って、両端区間では先に料金を払うのである。困ったことに、硬貨をほとんど持っておらず11元ぐらいしかない。15元の料金を払えない。そばにいたおばさんがわたしに硬貨を何個か持たせてくれた。100元札を差し出そうとしても彼女は受け取らない。10元硬貨を4個、もらってしまった。
そんなこんなで大遅刻しながら会場にたどり着いた。
「漫畫博覽會」は、台湾の漫画やアニメーション作品の版元が販売促進のためにやっていると思われる。扱っているのはほとんどが日本の作品を翻訳したもので、日本から作家や声優を招いて壇上に上げたりもする。
で、あんましふつうの本屋さんに置いていない漫画の本だとかアニメのDVDがいっぱい売られていて、年端いかぬ客がわんさと買っていくのである。「真珠美人魚」(マーメイドメロディぴちぴちピッチ)のDVDがたくさんあったので証拠写真。3枚買って960元だったから、日本円では1枚1,200円ぐらいである。日本にくらべてめちゃくちゃ安い。
アニメ番組をたくさん扱っている台湾のTV局「東森幼幼台」が「真珠美人魚」のイベントをするっていうのでステージに行ってみた。お姉さんが出てきて、中国語で会場のちいさい子供たちに呼びかけているのだがわたしにはなんと言っているのか分からない。
小波(シャボと読む)の名前をみんなで呼ぶ。出ました、着ぐるみヒッポが。でかっ。お兄さんとお姉さんの5人組が出てきて、中国語の「太陽の楽園」を踊りながら歌っている。ヒッポ、とにかくでかい。
お姉さんが呼びかけると、挙手をして小さな女の子が「Legend of Mermaid」を中国語で歌って、なにか賞品をもらっていた。まだ放送の始まったばかりの作品なのに、もう歌えるのか。
ひょっとしたらこの5人組は台湾版アニメの声優の人なんじゃないかと思ったが、のちに東森幼幼台によく出てくる歌のお兄さんとお姉さんのようなものらしいと分かった。とても表情が豊かなのが楽しく、写真を撮っていた。135mmのレンズが役に立った。
あと、これまたアニメ番組を放送している「Animax」という局も、ステージにコスプレ客を上げて歌わせたり、司会の人が景品をばらまいたりしている。CD「パラパラMax」の1枚めの1曲め「残酷な天使のテーゼ」に合わせてパラパラを踊るおねいさん2人組の図。衣装と曲がちいとも合っていないのはご愛敬。曲とか覚えていないけれど別のおねいさんの図。司会やコスプレおねいさんたちが、CDだの、透明な書類ケースだの、DVDだのをすんごい量を壇上からばらまいていく。本当に投げてよこすので驚いた。これとは別に、3人組のおねいさんが壇上でしゃべっていた。えらい人気であるらしく、うち1人がTVの取材に囲まれていた。
あと「これが私の御主人様」のかっこうのおねいさん二人組がいた。早っ。
漫画家の北川美幸「赤裸的果實」(おそらく北川みゆき「ヌードな果実たち」のこと)のサイン会があった。台湾の人はみんな写真撮りまくりである。途中から撮影禁止になった。
あれこれと写真を撮ったけれど、仕事でやっているのでなく、かつ壇上に上がっていない人の写真は載せないことにする。
今日の落書き帳。
腐女天下
BL至上
と書いてある。年端行かぬお嬢さんが腐女子になりつつありますよ、お母さん。あと「2ちゃんねる語」を見かけた。
まんが。森繁「花右京女侍隊」(もりしげ「花右京メイド隊」)の1-10巻のセットを480元で。花森小桃「真珠美人魚」(花森ぴんく「ぴちぴちピッチ」)の1、2、5巻。以上13冊。
風と雨の中、またホテルに戻る。
近所の安い食堂で安い夕食。
電源ケーブルを探しにいく。
エラいことである。カメラの電池を充電する機械の、電源ケーブルが見あたらない。
なので、前日の夜の間に充電しておきたかったのに、できないのである。電池は3個用意してあるのだけれど、使える電池がもう1個しか残っていない。これじゃあ足りないのである。前日にホテルの人に聞いていた、南京東路の家電量販店に向かう。
花森ぴんくのサイン会の参加のために、券をもらいに行かねばならない。しかしそれをあきらめて南京東路まで歩く歩く。高架橋の草の巻きつき具合に萌え萌えしながら歩く。はりきって9時に店に着いたのだけれど、開店は10時からである。
ちょっと裏の通りに入って、うす汚れた建物や路地で、もうたまらん気分になる。そして犬。建物があまりに魅力的なので夢中でシャッターを切る。ハアハア。しばらく経って、自分の撮った写真をカメラ内蔵の液晶画面で確認してがっかりした。ぜんぜん、ちいとも、さっぱり魅力を切り取ることができていないじゃないか。こんな写真をあとで見てもつまらないと思い、写真を撮るのをやめる。映画やまんがでしか見たことのないような光景に囲まれて、感覚が麻痺してしまっていた。いまにして思えば、もっと撮っておくべきだった。
ホテルの人に紹介された店では、目的のケーブルを見つけることはできなかった。似たものはあるのだが、セット側の端子が「めがね形」になっているものが見つからない。店の人に英語で聞いてみたら、例によって中国語で返ってくる。「没」(メイ)の一語だけ聞き取れた。「没?」と聞き返すと、やっと通じたかという笑顔で「没」と言われた。そうか、ないのか。向い側の店を紹介されて行ってみた。また店の人に聞いてみたらば、すぐに見つかった。30元。安っ。
ホテルに戻って電池を一本充電してから、部屋を出る。
会場でペタさんに会って、やっぱり花森小桃(花森ぴんく)のサイン会の券は手遅れであったと知る。彼は朝から並んで手に入れたのだという。
この日は「真珠美人魚」関係のイベントはないので、うろうろしておねいさんの写真を集めていた。
まったりしていると、不意に小桃姐さんが現われた。一緒にいた人と写真を撮っていた。会場に来ていたのか。「真珠美人魚」のDVDを扱っている博英社の大きな看板にサインが残されていた。
今日のAnimax。この日は司会の人も派手になった。参加者の人たち[1][2][3]。気合入ってるなあ。
35mmと135mmのレンズしかなくて中間がないことが悔やまれる。85mmとか100mmぐらいのものがあればもうちょっと衣装を写すことができたのに。
あと、東立という販売会社でこれまたなにかの司会をやっていたおねいさん。ううう。135mmじゃ長すぎる。せめて50mmも持っていくべきだったと後悔。
この日は土曜日とあってすんごい客入りだった。その中で、立ったままレンズ交換ができるようになった。こうやって10日から135mmのレンズをさわってきたが、あすみ嬢を撮ることができるのかが気掛かりだった。
帰りの地下鉄。MRTと略されるが案内の看板には「捷運」と書いてあることがあって、これがMRTのことだと分からずに困った。
台北駅のそばの歩道橋から見下ろした道路。二輪車の数がすごい。そして今日の夕食。肉が入ると高くなる。
台湾は英語が通じるって聞いていたのに、話が違うじゃないかー。「Can I ...」とか「I wanna ...」だとかの簡単な英語が通じない。ただでさえつたないのに、だんだん自信がなくなってくる。
バスのひみつ。
今日も世界貿易中心に行くわけだけれど、やっとホテルのそばから一本で行けるバスの秘密が分かった。行きと帰りとで経路が違っていて、帰りはホテルのそばまで来るのだけれど、行きはちょっと離れたところを通るのである。バスの停留所の名前が通りの名前になっているところじゃないとわたしは歩いて行けなくて、ずいぶん遠くまで歩いてやっとバスに乗る。
まず、台湾の輸入代行をやってくれる業者の人に頼んでいた、DVDとTシャツのセットを引き取りに行く。ここで中田あすみと岸尾大輔のサイン会の券をもらう。商品を予約した順番でサインがもらえるらしく、わたしは19番であった。ペタさんと同じ業者の人に頼んでしまい、本当にもらえるかどうか不安だった。
花森ぴんくのサイン会である。結局サイン会の券をもらえたのはペタさんだけであった。で、ペタさんではなくちのにすさんがサイン会に臨んだらしかった。
もう、めちゃくちゃ注目されている。「ぴちぴちピッチ」がこんなに注目された日がほかにあっただろうか。前日に「網球王子」(テニスの王子様)の日本版の声優である、皆川純子と甲斐田ゆきのサイン会ではここまで報道陣は集まらなかったとペタさんから聞く。ただ、ファンの注目は「網球王子」の方が圧倒的で、その場にいなかったわたしにもそのときの騒ぎは聞こえていた。文字どおり「キャー」って聞こえた。「キャー」って。なれば報道陣は声優よりも、原作者に注目しているのだろう。
小桃老師から中国語の挨拶があって、壇上からサイン色紙を示すと、ものすごい数のカメラが追う。そしてサイン会がはじまる。どんどんサインする。
そして終わる。どうも途中で時間切れになり、あとの方の人たちは別室で色紙を渡されることになっているようだった。最後に背景のでっかい絵に花森ぴんくがサインする。ここで壁に貼ってある絵がはがれて落ちてしまった。なんとかおじさん二人組に押さえてもらって、ささっと署名する。そのあとすぐに丸められてしまった。まん中に「小桃」の文字が見える。
サイン色紙はずいぶん手の込んだ絵の印刷入りであった。
続いて同じ場所で、るちあ役の中田あすみと海斗役の岸尾大輔のサイン会である。報道陣の数はめっきり減ってしまったが、ここに集まった人たちの注目はけっこうなものである。
中学生かそこらの女の子でもみんなデジタルの小さなカメラを持っていて、もう撮りまくりである。でも、暗くてシャッター速度が遅かったり、ストロボを光らせても役に立たなかったり、ズームの望遠側が足りなかったりと、彼女たちがしでかしているであろう失敗は全部分かる。わたしも通ってきた道である。
まず、いつぞやの幼幼台のお兄さんとお姉さんが出てきて「太陽の楽園」を中国語で歌っていた。続いて、あすみ嬢と岸尾さん、あと作者の小桃姐が登場する。わたしは岸尾さんの他の出演作品のことはさっぱり知らないけれど、台湾の若い女子たちから声援が飛んでいた。台湾版の「真珠美人魚」は中国語吹き替えだからかれらの声は登場しないのである。なれば、他の吹き替えじゃない作品で知っているとか、日本版を入手して観ているとか、まあなにかあるんだろう。
まず司会と記者から質問される。以下うろ覚え。
台湾で行ってみたいところは?
岸尾「台北101」(世界一高いという高層ビル)
中田の答えは失念したが、学校かなにか。「高校2年生なので勉強のことが気になる」とつけ加えた。
声優の仕事で大変なことは?
岸尾「体調管理ですね。声を出せないんじゃ、話にならないですから」
中田「声の仕事ははじめてなんですが、先輩がたに助けてもらいました。みんな面白い人ばっかりなので、笑いをこらえるのが大変でした」
(海斗のように)サーフィンはしますか?
岸尾「やります! ……嘘です。やってはみたいんですけど。冬はスキーをします」
この役をやってよかったことは?
岸尾「さわやかな少年の役が増えたのがありがたいかなあ」
食べたいものは?
中田「小龍包」
ここで「包」の発音が悪くて、「ポウ」ではなく「パオ」だと司会に何度も直されていた。岸尾も同じ答え。こんな質疑応答がしばらく続く。
司会があすみ嬢に曲を歌わせようという。なんと。「Legend of Mermaid」を伴奏なしで、ささやくように歌ってくれた。音源がマイク一本しかないのがまたいいんだ。1年間見ないうちに大きくなったんだなあ。大きな声じゃないのに、なんと豊かだろう。
そしてサイン会に続く。サイン色紙を示す二人の図。あすみたんかわいいよあすみたん。でっかいTVカメラのすき間をぬって、つま先で立ってひざをぷるぷるさせながら撮っているので写真がぶれて困る。サイン会が始まってすぐにあらわれた、岸尾大輔に抱きついた最初の人。それを見て行列から悲鳴が上がる。そしてるちあの格好で訪れたおねいさんが報道陣に注目されまくる。たびたびここでも写真を使ったるちあのぬいぐるみの持ち主も、やっぱり取材されていた。
今日の落書き帳。
BL原罪
ボーイズラブは原罪だったのか。
BL萬歳!
腐女無罪!
ここまでくると政治運動みたいだ。そのそばに「DG好萌!!」と書いてある。DGってなんだ。
あと、るちあさんの絵。しかもアイドル形態だ。
全体をながめているといたるところに腐女子パワーが炸裂していて、こっちの言葉でいうところの「×」の前とかうしろとかみたいなことがそこかしこに書いてあってくすぐったい。
まだなにかイベントがあるかもしれないと「長鴻出版」のステージのそばで待っていたら、TV局の取材がきた。「日本から来たのか」と、ここではじめて英語で話しかけられた。「ぴちぴちピッチ」はもう最高のアニメーションで、DVDもCDも全部持ってるけど中国語のは持ってないのでここで買った、みたいなことを言った。その日の夜にTVBSという局の夕方のニュース番組にちょこっとだけわたしらが映っちゃったらしいのだが、わたしは見ていなかった。
ちなみに「真珠美人魚」のDVDとシャツとサイン会参加権のセットは200個限定なのだが、サイン会が終わったあともまだ残っていた。鼻息荒くして予約したのだが、現地での注目はこんなもんである。ぎゃふん。
台湾の秋葉原とでも称されよう、光華商場に行ってみた。安いDVDプレーヤを探しにきたのだが、どうにもこうにもPCとデジタルカメラしか見つからない。とくにPC関連の店の密度ときたらすんごいのである。
「美少女」「同人誌」という看板にひかれて、奥まったところにあるあやしい店に入ってみた。18歳未満は入るなというようなことが書かれた扉を開ける。入り口でかばんを置いて入らないといけないのだけれど、かばんの中にはカメラのレンズが2本と大事な写真データが入っているので、怖くなって引き返した。
萌え萌えな路地[1][2]をうろうろしてみたが、欲しいものは見つからないのであきらめた。
前日に電源ケーブルを探した店も訪ねてみたが、小さくて安いDVDプレーヤがない。液晶画面付きにもひかれたが、いまそんなに現金を持っていない。迷いつつあきらめる。
台北駅のそばの、セガのゲームセンターに入ってみた。まずナムコの「太鼓の達人」にそっくりな筐体があった。20元で遊んでみた。聴いたことのない中国語の曲に合わせて、太鼓を叩いていく。絵は本家のものより派手で3Dグラフィクスのキャラクターが動き回る。
コインが30元ぶん余ったので、あと10元加えて「プリクラ」で自分を写すか、30元で「ムシキング」で遊ぶかで迷ったが、後者を選んだ。ルールを説明されるのだが、さっぱり分からない。説明が全部中国語だからである。そばにいた4歳ぐらいの少女が見かねて、親切にもカードを示しながら説明してくれたのだが、やっぱり分からない。全部中国語だからである。あっけなく戦いに敗れてしまった。
帰ってきた。
エラいことである。先日、カメラの電池の充電器で使う電源ケーブルが見つからなくて苦労したのだが、帰国の日の朝になって出てきた。はわわ。小桃姐さんのサイン会をあきらめて探したのに。
朝5時前に起きて荷物をまとめる。タクシーに3人乗って空港に向かう。助手席に座って、高速道路の景色に一人で萌え萌えする。
空港で売っていた新聞「蘋果日報」に花森小桃のサイン会が写真入りで取り上げられていると聞かされた。ここ数日はホテルの部屋でケーブルTVを見ることができたので、日本にいるときより受け取る情報は多かった。ガザの占領地域の「入植者」の撤退のことだとか、キプロスの飛行機が墜落したことも、ヒースロー空港のストライキで飛行機が止まってエラいことになっていることも知っていた。
日航機がエンジンに故障を起こして引き返したことを、20年前の墜落事故といっしょに報じられたのも見た。それでも、新聞を読んで今日が8月15日なんだと再確認した。前日に日本の閣僚が靖国神社に参拝したと一番目立つ場所に書いてある。小泉首相はどうするのかと書いてある。ちょっとまずいことになったな、と思った。思ったが、なにごともなく飛行機に乗って大阪まで帰ってきた。
関西空港に降り立つのは3回めだが、そのたびに天井の低さと狭さを感じる。出国のときには美しい建物だと思うのだけれど、帰国の際には狭さばかり目立ってしまう。このまま日本橋までDVDプレーヤを探しに行くかメイド喫茶にお帰りするかで悩んだが、おとなしく帰ることにした。帰りはJRの関空快速に乗った。
ペタさんはやっぱりあすみ嬢の歌に感動していて、もう「最高だったでしょ!!」といろんな表現でほめちぎっている。彼はかなり劇的な表現を投げてよこすめずらしい人で、環状線での数分だけの会話ではその興奮をわたしが理解することはできそうになかった。その話、環状線を一周するまで聞きましょかと問うたが、さすがに断られた。ぼくも「漫畫博覽會」でのあすみ嬢の歌は最高だと思うけれど、残念、証言できる人が少なすぎる。当面、彼は「好きすぎておかしくなった人」であり続けるよりないだろう。
帰って、メールを読んだりwebを見ていたりするのが終わらない。
借りていた135mm/F2のレンズを送り返す。いいレンズなのだろうけれど、最後のサイン会ではちいともそのよさを引き出せなかった。まったく考えに余裕がなくなっていて、シャッター速度が遅くなっていることに気がつかないまま撮っていた。こりゃ出直しだ。でも、もう望遠レンズは手元にない。のうしよう。
日記。
ものすごい勢いで日記を書く。家から一歩も出られなかった。
あすみ嬢と岸尾さんのサイン色紙。夢じゃない。
パニっ娘。
9/11にむけて、誰にでもできる投票。
第一案「なにも書かずに投票する」 票がまったく役に立たないので、薦められない。選挙に参加するのは義務であるから、選択肢がないと言っている場合ではない。いやいや、それでも白票を投じたいという強い意志があれば。
第二案「乱数表」 どうせ新聞なんか読んだって分かりやしないので、まったく先入観のない状態を作って投票する。投票所でさいころの目にしたがって投票する。固定票をもつ組織を相対的に弱らせる、かもしれない。
第三案「イベントとして楽しむ」 手間も時間もかかる方法。候補者の演説を聴きに小学校の体育館なんかに足を運ぶ。演説が上手いかどうか、客層はどうなっているかをつぶさに観察して、印象のいいところに投票する。政策は役人が考えるものなのでこの際無視して、説明が上手であることが大事と考える。
第四案「ネタ」 投票用紙に小さな字で原稿用紙30枚ぶんの小説を書く。もしくは、下のほうに「みかんの汁で書きました」と書いておく。自分だけは楽しい。
それはそうと、どうして内閣が(実態は首相が、というのに近い)衆議院を解散できたのかまだ分かっていない。
2005/08/20 先月あった「日本橋メイド喫茶対抗萌えバトル」の2回めが行われる。入場券は各店鋪で入手できるらしいけれど、しばらくお帰りしていないので詳細は分からない。
2005/08/21 例のソフマップのとなりの4階にできるという「キャンディパニックいちご味店」の開店日。ホンマに大丈夫なのか、という不安しかない。「パニッ娘」という呼称はどうなんだ。
読売新聞の伝えるところでは、先日のロシア海軍の潜水艦の事故での乗組員の救助に手間取ったのは理由があるのだという。「救助艇の説明書が英語で書かれていて読めなかったから」だそうである。うはははは。
将校の中に英語の読める人はいなかったんだろうかとか、訓練されていないものを配備するだろうかとか、ロシア海軍総指令部の考えた冗談なんじゃないかとか、気になるところは多い。まあとりあえず、無事でよかった。
とんかつとビール。400元ほど。
ここ1年ぐらいで少しずつ体重が減ってきたのだけれど、大台を割ってからもまだ減りつづけている。いま体内でなにが起こってるんだ。山手線の「マイクロダイエット」の広告に出演しそうな勢い。
難波の地下街でとんかつを食べる。とんかつ美味いよとんかつ。さらにビールも飲む。台北の裏通りで何十元だかの食事をとっていたのに比べると、なんという高級品だろう。
「愛・桜館」7回め。
今日はあんず嬢だった。で、その後ここ嬢に交替。さらに長居したためじゅじゅ姐さんに代わった。ずうっと旅行について考えてもらった。
あんず嬢に「ブログとか持ってたら教えてくださいー」と聞かれたが、残念、よほど我慢強くないとこんなの読む気が起こらないだろう。
ここ嬢と「カフェいちごみるく」を作るという、口から出まかせの話をまだ引っぱる。こういう下らない話をいちいち覚えてるってすごいなあ。
じゅじゅ先生の言語感覚にはさっぱり追いつかない。話題が「看板の誤字」だろうと「フランス・ギャル」だろうと「塹壕」だろうと、ちゃんと引き出しを持っているって何者なんだ、この姐さんは。
例の「萌えバトル」の入場券をもらえた。
難波のとらのあなで本を探す。
小説。山本沙姫「姫戦士ヴァイオレットラビィ」、葉原鉄「リトルプリンセス 幼貌の高飛車姫」の2冊。
昼寝と読書。
あんまり暑いので買いものに行く気にもなれず、昼寝と読書をくり返す。
葉原鉄「リトルプリンセス 幼貌の高飛車姫」を一気に読む。思えば昨年末に読んだ「爆殺王女シャロン」以来、「生意気な姫さまがエラい目にあう話」を探してきた。「二次元ドリームノベルズ」と「二次元ドリーム文庫」には姫さまものは数あれど、ここまで生意気な姫さまのままで通すものはなかった。エラい目にはあわないけれど、ここに生意気な姫さま像の完成を見たのはめでたい。ここにいたるまで、ずいぶんな量を読んでしまった。
やっぱり、ここに書評をくわしく書くことはできそうにない。群集にまぎれて某巨大掲示板へ。もう一冊のうさ耳戦士はどうだろう。
犬。
どんぶりとうどんのセットを10分で食べるエマたん萌え(挨拶)。
駐車場の券をもらいに行くのを忘れていた。夕方に帰ってきたときに気がついたのだけれど、まだ間に合った。
昼間っから日本橋に出かける。くだんのメイド喫茶イベントをのぞいてきた。
前回よりも進行はずいぶんよくなった。前説、司会のアシスタント、影ナレーションでプロらしき人を使っていた。
構成は、店内の写真を見ながら話すもの、ジェスチャーゲーム、「100人に聞きました」形式のクイズという順。
みなさん思いのほか芸達者で、ジェスチャーがえらい面白かった。こんなの学園祭以来だ。で、例によって「CCOちゃ」と「Cafe萌え萌え」が汚れ役担当みたいになっていた。勝ったのは「e-maid」だった。
伏兵が「愛・桜館」で、キリカたむがすばらしかった。腰がくだけそうな声でこっ恥ずかしい台詞は言うし、ジェスチャーでは「犬」になるしでもう大変な活躍だった。彼女のやばさが、桜館にお帰りしたことがないであろう多数の人たちに伝わったことと思う。会場のほとんどの人にとって桜館は敷居の高い謎の空間であろうが、キリカたむを目撃したことでさらに謎が深まったに違いない。というぐらい、すばらしかった。
全体的に実にくだらなくて、よいと思う。勝ち負けがどうこうというよりもファンサービスみたいなもんだから、こういう分かる人にだけ分かる遊びでよいのである。
キリカたむの犬っぷりに気をよくして「愛・桜館」に行ってみた。8回め。
今日はひぃる嬢だった。素直すぎて、おじさん困った。
途中で、時間の都合でキリカたむに代わった。芝居とかやってる人なんだろうなあと思っていたがやっぱりそうらしく、声の人になりたいらしい。
わんだーらんどで本を探す。
昨日、とらのあなで見つからなかった本を探す。小説、竹内けん「ハーレムキャッスル」が1冊。
ゾンビ屋、いちご味。
神戸港のポートターミナルホールのイベントに顔を出した。「ゾンビ屋れい子」のれい子たんとサキがいるじゃありませんの。連載が終わってけっこう経つのに。サキがれい子たんの首をナイフでぎこぎこする萌え萌えな写真を、撮らせてもらうしかありんすめい。
たまには現場の照明を活かしたく、35mm/F1.4のレンズを1段だけ絞ってストロボを弱めて撮ってみる。こうすると被写界深度が狭いもんで、えらく難しい。ピントの山を探しあてられないのはスクリーンのせいなのか、わたしの視力のせいなのか。ゾンビ屋の写真は5段ぐらい絞ってストロボも強く発光させて硬い絵にしてもよかったような気もするし、あまり絞らずに窓からの光を活かして正解だった気もするし、つまりどっちも試すべきだった。
もうすっかりバカンス気分が行きすぎて、何事もほどほどにすませるくせがついている。さっさと引き上げた。
日本橋に移動する。一月ぶりに「Cafe Doll」にお帰りする。45回め。
なかなか会えないままになっていたさくら嬢にはじめて会った。なので、写真を撮ってもらう。
今日が開店初日の「キャンディパニックいちご味店」に閉店15分前に行ってみた。開店当初の3日間は正午から18時までなのである。
難波のソフマップのとなりのビルの4階まで階段で上がる。したらば、店の入り口の前の階段では3人並んで待っている。わたしで4人めだ。わたしまでは入ることができたのだけれど、これより後にお帰りした人は断られていた。
さっきドールにいた方が行列の最後尾にいたのでご一緒する。フロアは長方形で、ドールのフロアから禁煙席を除いたぐらいの広さ。テーブルは10脚ほど。内装はピンクと白が多いが、「キャンディ」と「いちご」への強い思い入れは感じられなかった。「らずべりードリーム」のときも驚いたけれど、あの殺伐とした空間によくもまあこの店を作り出したもんである。
テーブルには金ぴかのベルがあって、これを鳴らすとメイドさんがやってくる。フロアが狭い上に、初日で人数が多いのでものすごい早さでやってくるので驚いた。ぼくはいつもどおり、お約束のパフェを食べる。その名も「パニっ娘手作りパフェ」である。ああ、くすぐったい。ギャル度満載のノートにまたくすぐったくなる。このひみつの花園には入っていけねえ。
衣装は、水色で肩を出した形でめずらしいもの。あと黒と白の、いかにも「メイド」という感じの長いドレス、あと、なぜか「これが私の御主人様」の衣装の人もいた。水色のドレスの納入が間に合わなかったんだろうか。
最後まで店にいたもので、お出かけ時には6人のメイドさんに送りだされる。これまたくすぐったい。店のお嬢さんがたの写った写真がもらえた。
EOS 5D。
夏休み最後の日に「愛・桜館」にお帰りしてしまう。9回め。
今日はあやめ嬢だった。
今日は時間で追い出されずに奥の間に移動してみた。そこで常連の人にいろいろと聞いた。深入りすればするほどに、知らなくてもいいことを知る。わたしの気づかぬ間に辞めていたお嬢さんがいることを知った。
デジタル一眼レフカメラ業界における大事件が起きつつあって、どうもキヤノンが受光素子が35mmフルサイズの新製品を安価に出すらしいという噂があった。で、今日本当に「EOS 5D」が正式発表されてしまった。実売価格30万円ぐらいになりそうというから大事件である。
わたしは1.6倍画角のカメラしか使ったことがないから、いまとなっては35mmに特別なありがたみがあるわけじゃない。個人的には1.3倍画角でもよかった。でもまあ、レンズの集めた光の大部分を捨ててしまうよりは、なにかしらよさそうな気がするじゃないか。受光素子にとっては有利に働く一方で、レンズにとってはきびしい条件になる。
レンズの周辺部分の収差や光量がどうこうというのはわたしにはどうでもよさそうな気がするので、残るは受光素子の性能である。で、そういう部分の評価が分かってくるのはちょっと先になりそうだし、いま出ても買えないしというわけで、この事件に乗せられる日は先になりそう。
特記事項なし。
写真を整理していたら、こんな時間に。ぐはあ。
カレーを食べる。髪を切る。
休み中に髪を切りそびれていた。美容室に予約を入れて会社帰りに行ってくる。
洗ったり染めたり洗ったり切ったりする間、眠くてしょうがない。
ぽにゅぽにゅ(挨拶)。
冬あたりにナニしそうな本の目次が出た。こんなに対象者を限定したものを世に問おうとは。自分以外の人がページ構成を考えてくれるなんて。こんなのはじめてー。
自分の味覚があてにならないため、辛さの基準を必要としている。そのために定期的に「CoCo壱番屋」の「5辛」の辛さを確認している。
今日の会社帰りに食べに行ったが、ますます平気になってきた。これが辛いのだろうということは分かるのだが、汗をかいたりだとか舌がしびれたりだとかいったような反応を味わうことができなくなっている。
会員制。
ふんぬごわー。眠いのよったら眠いのよ。昼間の眠気がひどい。
いままで、日本橋のメイド喫茶について端から端までめぐってここに書いてきた。そして日本橋以外のものには目もくれなかった。もし家の近所にできたとしても、きっとお帰りできやしないだろう。日本橋のみに許されるような、なにやら秘されるべきものを感じている。
喫茶店ではないが、鶴橋に「天使メイドの館」という店ができた。明日開店で、当初は招待客を入れるという。夜のお店で酒も出す。そして「会員制」である。鶴橋で会員制であるよ。ああ実にあやしい。ぼくの危険物センサーが反応している。
「キャバクラのような過剰な接待はありません」とwebサイトに書いてあるから、そうじゃないのだろう。おねいさんのいる酒場。メイドバー、メイドスナック、メイド酒場。こういうのを専門用語でなんというんだ。
眠い。
今週は4日しか働いていないのに、なんという眠さ。
台湾までの飛行機代と宿代を払うためにな、お兄ちゃんは働かなアカンねん。あと、秋に出るカメラを買ってしまったら、もう貧乏人確定やねん。さらに135mmのレンズなんか勢い余って買ってしまうねん。
そうしよう。
昨日開店の「天使メイドの館」は、どうも「メイドバー」でいいらしい。
開店当初は合い言葉を言えば入れるらしいのだけれど、昨日はあんまり眠いわ、職場で測定が終わらないわでお帰りしなかった。やはり危険な匂いには勝てないので、今晩お帰りしよう。そうしよう。
もうたどり着くまでが大変であった。夜中の鶴橋の駅を出て、ものすごい数の焼肉屋を抜けて、商店街の細い通路に迷いこみ、これまた道がまっすぐじゃない住宅地に入りこむ。台北の路地や商店街を歩いたときを思い出した。どこを歩いても食べもののにおいがする。
着いてから分かったのだけれど、最初から広い通りだけを歩いていけばよかった。駅を出たあとどの道に出るかが運命の分かれ道だったようだ。
「天使メイドの館」1回め。
梅田なんかにありそうな、歓楽街の中にある小さな飲み屋なんかが集まったようなビルがあって、そのいかにもな一室にその店が入っていた。いかにもなカウンターやテーブルがあって、バーテンダーがいて、メイドさんがいる。ここで間違ってなかった。メイドと名がつけばとりあえずのぞきに行く。もう、どこまで行くねんという感じである。
土曜の夜の9時でさほど混んではいない。これが日本橋だったらエラいことになってたんじゃないかと店長は言う。カウンターに腰掛けて、はるき嬢やマコ嬢と他愛のない世間話をしながら酒を飲るわけである。酒が空いたらまた勧められ、飲めば飲むほどに思考が劣化してきて他愛のなさっぷりが加速する。前後不覚になりながらカラオケで2曲歌ってしまう。そばのお客さんには好評っぽかったので調子に乗りすぎた。のどが痛い。
「入店許可証」をもらってお出かけする。かばんを忘れたことに気がついてあわてて戻ってくる。そして終電で帰ってくる。飲みすぎて寝られない。
5Dをさわれない。
梅田のヨドバシカメラに行ってみた。
EOS 5Dがさわれやしないかと期待していたのだが、それらしいものは見あたらなかった。なのでパンフレットをもらってくる。そこに載っていた、「キヤノンデジタルハウス梅田」でさわれるんじゃないかと次なる期待をするわけだけれど、それと同時に、日曜と祝日は開いていないことも知る。
「愛・桜館」10回め。
今日はゆきの嬢だった。やはり日曜は混んでいる。
まだのどが痛い。
眠い痛い。
どうも一昨日は酔っぱらって、どえらいデスヴォイスを出していたに違いなく、まだのどが痛い。こんなことではアカンのである。ぼくには、行く先々で子門真人「ホネホネロック」を歌い続けるという目標があるというのに。
眠いのと痛いのとで早く帰ってくる。
東京に行くと、なにかしら遊んで、泊まって、またどこかで遊んで、カレーを食べて帰ってくるという流れでだいたい4万円のお金と、2日間という時間を消費する。
これだけあったらアナタ、ドールで店長の作るペペロンチーノを昼食に食べて、らずべりードリームでスタンプをもらって、桜館でたわいのない話をして、最後に天使の館で飲むという豪遊を2セットもやってまだお金が余るわけである。こうなったら1セットめと2セットめの間にフェアリーテールに行って、夜遅すぎて帰れないから難波で泊まって、翌朝はe-maidで朝食ときたもんだ。それだけの大金を使ってきたのか、わたしは。
このように言い聞かせて、昨日の仁美たむを観に行かなかったことを忘れよう。もう年末の有明まで、上京はしないような気がする。
眠い。
痛いのは少しましになった。眠いのはあいかわらず。
毎晩布団の中に入っていても、本当はほとんど眠っていないんじゃないかという不安はつきない。のどが痛かったり、暑苦しかったり、明日が遠足だったりだとかいろんな理由でもって眠れないままになっている日があるんじゃないか。「寝たふりをする」という、自分でも気づかなかった才能が開花しつつあるんじゃないか。もしくは、およそ6時間をなにもせずに過ごす方法を身につけてしまったのか。
困ったことに、眠っているのかそうでないのか、自分で確かめるすべがない。
ちょっと眠い。
今日はそんなに眠くなかった。でもちょっと眠い。
「愛・桜館」11回め。今日はあやめ嬢だった。
雅楽嬢と来夢嬢の出番が今日までだった。最低なものと最高なものを同時に見た。つまり最高である。
「ニコンようかん」は本当にあったんだ。