内容●[1]どれみさん[2]メテオさん[3]電波の受信
事業部の朝礼があったらしい。忘れて出社。手遅れ。
先週の棚卸しの書類はやっぱり間違いだらけだったらしい。金曜にずいぶんと迷惑をかけたらしい。でも反省のしようがない。いままで、印刷された資産の表にチェックを入れていくのが棚卸しだと思っていた。手書きの台帳を人力で検索して、さらに手書きの書類を付け足すなんてことを馬鹿馬鹿しくてやっていられない。
そりゃもう、金曜は仕事を休んでせらみゅを観に行くのだけが楽しみで、怒りが顔に出る程度にまでこらえて、やっていられない仕事をやってみたけれど、やっぱり間違いだらけだった。次も必ず間違う自信がある。もし明日怒られたりなんかしたら、鼻で笑ってしまうかもしれない。それが心配だ。反省しているように見せないと。
出社して、更衣室までの経路にある広い部屋で開発研究所の人たちがわんさか集まって朝礼をしている。わたしが通ろうとしている道が、演壇でしゃべっている人のそばなもので通らせてくれない。広い部屋の反対側から入って、皆の衆をじろじろにらみつけてなにか物珍しいものでも見るかのようにゆっくりと聴衆の間を通っていく。帰りはちゃんと前でなにかしゃべっているえらい人のそばを通っていった。ここで皆の衆を一望する。みんなこっちを見ている。いやーすごい。皆の衆はわたしではなくて演壇の人を見ているのだけれど。
そしていつものように外に出て、さっき入口で通せんぼしていた人のわきをすり抜けた。世の中の誰もが心の広い人間だと思ってくれるな。邪魔者め。
ついに会社でYahoo Auctionの入札をしてしまう。今日が落札の締切なので早く帰るつもりだったのだけれど、そうもいかなくなってしまったのでしかたがない。もう恐いものなんてあるかー。
全身がだるい。10時から会議なのにまだ書類ができていない。出社の途中でふらふらと放浪の旅に出かけたり家に戻ってきたり倒れたりするわけにはいかず。
致命的欠陥。主任が休みだから、会議ではわたしが設計者を代表して交渉したり報告したり怒ったり実演したりする。それで主任がどんな仕事をしているのかよくわかった。ある程度年を経ると開発から遠ざかっていくという道のりがはっきり見えた。案外その時期は早く来そうだというのに失望して、あと、長く職場にいたところでこの程度のことしかできないということにも失望した。
会議の最中にものすごく「コメットさん」の続きが観たくなり、家に帰ったら観ようと思った。家に帰ってきたら腰が痛くなってきたので寝る。
例の致命的欠陥につき、古い製品をたくさん検査する。この結果いかんによっては全数(中略)とかにもなろうというもの。品質管理から要員を一人もらったけれどこんなんじゃ足りない。ラインでやらないと駄目っす。無理っす。頭の中を「コメットさん」の最後の歌がぐるんぐるんしてくる。コバヤシ、まだ倒れるわけにはいかないっす。
昼の3時から夜の10時までかかった。コバヤシ、肉が食べたいっす。
遠くの空でたとえば飛行機が落ちたりなんかして、その中にたまたま日本人がいたりしてもあんまり気にならない方なのだけれども。けれども。遠くの国でイスラエル軍を撤退させようとする群集の中に撃たれた人がいて、その中に日本人がいたと知ったときにはちょっと心が動いた。
会社帰りに数人で暗い通りを歩いている。塀の向こう側に、すっかり散ってしまった桜の木が立っている。暗がりに、花びらがちょっとだけ残っているのが浮かんで見える。
A「ここの桜もほとんど散っちゃったねえ」
B「ホンマやなあ。花見できひんやん」
A「こんなところでやるんかいっ」
C「……まあ、一分咲きってところやな」
A「あははは」
B「なるほどなあ。うまいことを言う。言うなれば、たいの尾頭つきの片面を食べてしまったあとにくるっとひっくり返して、またたいの尾頭つきとして出すようなモンやな」
A「……え」
C「その例えは合うてるんか」
B「アカンか。やっぱりおれの感覚がずれてるんかなあ」
1分ほど考えてBがなにを言おうとしているのかが、Cであるわたしにもやっと分かった。もう散ってしまった桜に対してこれから満開に向かおうとする桜を指す「一分咲き」と表現したことと、たいの尾頭つきをひっくり返す行為の共通点としてBにはなにが見えたのか。[1]散りゆく桜と咲こうとする桜との間の時間の反転を空間の反転と同様にとらえようとしたこと、[2]時間をひっくり返して考えるだけで台なしのはずの桜で花見ができるような気がしてしまうことと、食べ残しのたいの尾頭つきもひっくり返せば裏面だけ見れば新品に戻るような気がすること、の2点だと理解した。
C「そうかなるほどなあ。4次元的に考えなアカンねんなあ」
B「でもな、時間をひっくり返すことは現実にありえへん」
C「時間をひっくり返すことは他に例えようがないから、空間座標の反転で例えようとしたんか」
B「せやねん。時間はいまの一瞬しかないんや。過去も未来もなくてな、人にとってはいまの一瞬だけがやな、」
C「……でもなあ、いまは暗いから一分咲きと葉桜の区別が付けへんだけやねんけどな」
B「それは言うたらアカンわ」
昼ごろ起きる。今日ぐらいしか遅れに遅れた自分の仕事をやっつけられる日がないので、出社せねばなるまい。でもぜんぜん会社に行きたくない。昨日までは、土曜に出社して取り戻せばいいと思っていたのに、今日になるとちいとも行きたくない。ぜんぜんさっぱり積極的に行きたくない。行きたくないので行かない。仕事は来週やればいいや。再来週から遠くに行ってしまうのでそれまでにやっつけたいのだけれど、無理なら無理でいいや。もう積極的に放棄。
第9話「はづきのキラキラ星」の巻。中山さんが入院する話。中山さんは矢田くんとはホンマに友達なんだなあと。はづきさんから見たら、矢田くんはちいとも親切じゃないしぶっきらぼうなのに、中山さんととても仲がいいのを見たら心配ですわな。はづきさんと矢田くんは言葉なんていらないぐらいよい仲なのかっていうと、そんなにうまくいくわけでもない。
また日本橋へ。
ディスクプラザにて。DVD「鋼鉄天使くるみpure&りぜるまいん体験DVD」、CD「コメットさんキャラクターソングコレクションIIコメット☆ソングス」、「コメットさんBGM集」[II]、「おさかな天国」(柴屋裕美)を買う。
ソフマップにて。ゲーム「アイドル雀士スーチーパイIII」を買う。
とらのあなにて。「コメットさん」の薄くて高い本を探す。メテオさんがエラいことになる関係の本を2冊見つくろう。
コメットさんの、わたしのまだ見ぬ新しい主題歌の「ミラクルパワー」という曲で、「みーらくるー、あいじゃーせーとあー」と何度も言っている。「あいじゃーせーとあー」とはなにか。わたしはこの部分を、
I just set up.
だと思っていたが、どうも
I just say "Etoile."
だったらしい。「みーらくるー、あいじゃっせーとわー」に訂正。
前作の「ゴーイングLOVE」に引き続き「ラヴ・ハンタァー」がもうフォルテッシモたまりまへん。はー。メテオさん。メテオさんの女王さまっぷりがものすごく分かりやすい。言うことを聞く下僕どもに囲まれるさまは映画の「ムーランルージュ」みたいな分かりやすさ。
「鋼鉄天使くるみpure&りぜるまいん」大鑑賞会の巻。それぞれの第1話のみが入っているというもの。
まず「りぜるまいん」から。うううう。りぜるさんがもっと幼かったらなあ。なぜ主人公はりぜるさんと結婚せねばならないのか。りぜるさんに政府がかかわる理由とは。気にはなるけれど、騒々しくて面白くない。うー。
続いて「鋼鉄天使pure」へと。げぶぐほあっ。コスプレというか特撮というか。これって大丈夫なのか。これっていいのか。ここがそんなにエエのんかー。くるみさんの下手な歌に悶絶。「鋼鉄天使くるみ2式」は以前に挫折しているのだけれど、今回の「pure」はあまりのへんてこさゆえに観つづけることは可能かもしれない。
ふははは。「鋼鉄天使2式と花右京メイド隊」のDVDを買ってからもう1年も経つのか。
せらみゅのファン感謝イベントの切符の発売日なので買いに行く。チケットぴあに15分前から並んで9人め。ぷにケットの翌日の5/4(sat)11時開演。8列めが取れた。また左端。どうも本公演よりイベントのほうがチケットが取りにくい。なぜに。
いったん家に戻って、コメットさんの「ティンクルバトン」と「ラブリンバトン」を探す旅に出る。一番近くのおもちゃ屋さんに行ってみたら、店がなくなっていた。そういや1年ぐらい前にも同じところに行って同じように店がなくて困ったような気がする。しばらくおもちゃを買わなかったので忘れている。
駅前のモール街だとか大型のスーパーマーケットだとかに行ってもコメットさん商品が見つからない。ありそうでない。最近になって流行っているのかバトンは見つかるのだけれど、コメットさんのバトンが見つからない。
1軒のおもちゃ屋さんが消えてなくなろうとするところを目撃した。店の中には商品がほとんど残っていなくてすき間だらけだ。残った品物を半額だとか9割引きだとかで売っている。わたしの欲しがりそうなものはぜんぜんなかった。16年ぐらい前に「ドラゴンクエスト2」を5,500円で買って以来、ここで買い物をしたことはなかった。
大型のおもちゃ屋さんの「トイザらス」にも行ってみた。ここだけはお客がたくさん入っている。しかし、ここでもコメットさんのバトンは見つからない。ラバボーの小さな人形と、コメットさんの顔の描かれた風船のようなものだけが見つかった。大型店舗にさえ置いていないのだから、もうあきらめた。
Yahoo Auctionの出品と落札の有料化と関係があるのかないのか、しばらく目を離していた間にちびうさちゃんセル画がわんさか出品されていた。んなもんだからせっせと入札してせっせと落札する。今日一日だけで8点入札してしまった。
就職してからはじめて銀行残高を心配した。両親に旅行をプレゼントするのにお金がない。
第7話「キラキラにすむ妖精」の巻。川の妖精さんが倒れているのだけれどコメットさんは例によって星力が足りない。コメットさんが困ったときに誰を頼るか。メテオさんである。無理だとあきらめないでくれてよかったよかった。
メテオさんはコメットさんに負けたくないから必ず力になってくれる。でもコメットさんを助けたと思われたくないから、さんざんいやなことを言ってしまう。「素直じゃないボ」「そこがメテオさんらしいとこ」てな具合でメテオさんの素直じゃないところを理解しているようで、メテオさんを手のひらで転がして遊んでいるさまを妄想してげふんごふん。
メモ。藤吉さん一家の自動車、黄色いビートルは空冷エンジンの音をたてて走る。空冷エンジンにしたいんだったら古い方のビートルにしてほしいなあ。
第10話「修学旅行!! 班長はツラいよ」の巻。
[1]ハナちゃんが仕事をしている。班のみんなを楽しませようとぎりぎりまで交渉しようとする。子供も大人も成長するには負荷がいるのだなあ
[2]小竹くんはどれみさんといっしょの班になりたかったのだろうねえ
[3]林野くんがふつうにしっかりしてていい人になっているので、なんでも一人でやってしまう玉木さんを助けてあげてほしいなあと
[4]前日にハナちゃんが風邪で倒れる。責める玉木さんを大勢がまた責める。ハナちゃんは愛されている
[5]玉木さんも風邪で倒れる。ハナちゃんは当日までに回復して玉木さんは回復せず。一番の功労者であろうにあまりに哀れ
さかなさかなさかな魚を食べると。あたまあたまあたま頭がよくなる。昨日買ってきた「おさかな天国」のCDは、ずいぶん前に全漁連というところが出したCDとは別のものらしい。自主制作ではなく、メジャーデビューを果たしてしまったのだった。
「ラヴ・ハンタァー」の長台詞を勝手に記録する。なにかの役に立つかもしれない。世界の誰かが台詞がどんなのだったかと探しているかもしれない。
メテオ | 「まったく、今日はクリスマスだっていうのにこんなところに呼び出してどういうつもり、への6号。説明なさいったら説明なさい」 |
への6号 | 「メテオさま。大変です。兄さんがフォルテッシモなんですう」 |
メテオ | 「はー? なにとんちんかんなこと言ってんの、もうわかるように説明なさい」 |
ムーク | 「お騒がせして申し訳ありません。僭越ながらこのムークめがただいまの状況をご説明いたします。けんか中です。いやこれでは説明になっていませんなあ。クリスマスということでなぜかへの6号兄に呼び出され不機嫌な姫さまと困っているへの6号です」 |
(上記台詞にかぶせて以下の4行) | |
メテオ | 「んもー。この間にもコメットは瞬さまやみんなときっと楽しげにクリスマスを祝ってんのよ。いったい、どうしてくれんのったらどうしてくれ、る、の」 |
への6号 | 「な、な、な、なにするんです。やめて、苦しい」 |
メテオ | 「もう、早く、説明なさいいいいっ」 |
への6号 | 「痛い、いたっ、い、いやああああっ」 |
への6号 | 「……兄さん」 |
神也 | 「メテオさん。ぼくの気持ち、聞いてください。ミュージック、スタート」 |
(ドラムのばちをかんかん鳴らすところから曲が始まる。歌詞はCDの歌詞カードに書かれているので2分8秒まで省略) | |
神也 | 「ラーヴ、ハンタァ、ハンタァアアアアアっ」 |
メテオ | 「いやああああああっ」 |
(曲調が緊迫感を持ったものに一転) | |
神也 | 「メテオさん、メテオさん、メテオさん、メテオさああああん」 |
メテオ | 「いやー、寄らないで触らないでこっちこないでー」 |
への6号 | 「メテオさま、落ち着いてください。兄さんは悪気はないんです、ただちょっとメテオさんが好きなだけなんです。好きって悪いこと? わ、分かりませええん。うわー、メテオさま逆切れえええ。こういうときはどうすればよいのでしょう。(聴取不能)落ち着け(聴取不能)フェルマータスタッカート、タラッタラッタラッタラッ、わけ分かんないいいっ」 |
神也 | 「メテオさん好きだあ」 |
メテオ | 「だから寄らないで触らないでこっち来ないでええっ」 |
への6号 | 「うわーメテオさまどこに行くんですかー。んーみんなも行方不明、ぼくはどこ、ここは誰、ぼくの名前はパニッくんんんっ」 |
(曲が一旦やむ) | |
メテオ | 「……はあ、冗談じゃない」 |
(ドラムが刻んで曲が復帰) | |
ムーク | 「ご無事ですか、いやあ、さすが姫さまもてますなあ。クリスマスといえばラブラブカップルシーズン、熱い愛の歌を捧げられるのもおつなものです」 |
メテオ | 「なに冷静に語ってるのよアンタなんとかしなさいよ」 |
ムーク | 「いかにわたくしめでもそれは無理というものです。姫さまの美しさ気品あふれる面立ち、その魅力隠せるものではございません」 |
メテオ | 「あはっ。あらそうかしら。おほほほほほ」 |
男声合唱 | 「メテオさまばんざーい、ばんざーい、ばんざーい」 |
ムーク | 「ほれこの通り」 |
メテオ | 「そうねっ。……ってぜんぜん役に立ってないじゃない。消えなさい。シュテルーンっ」 |
男声合唱 | 「あーれー」 |
(曲が一旦やむ。以下ドラムロールに合わせて神也の叫び) | |
神也 | 「ラーヴうう」 |
メテオ | 「来たっ」 |
神也 | 「ラーヴうう」 |
への6号 | 「兄さん」 |
神也 | 「ラーヴうう」 |
ムーク | 「くどいです」 |
神也 | 「ラーヴうう」 |
3人 | (息をのむ) |
神也 | 「ハンタァアアアアっ」 |
男声合唱 | 「おおおおおおっ(拍手) ばんざーい、ばんざーい、ばんざーい、ばんざーい」 |
メテオ | 「いやあああああっ」 |
男声合唱 | 「ばんざああああいっ」 |
男声合唱 | (男声合唱のハミング) |
ムーク | 「への6号兄貴、神也どの、クリスマスにもてないわが姫さまにこのようなすばらしい歌をプレゼントしてくださるとは、ムーク、感動いたしております。しかし、まあ、これ以上は言いますまい。カップルだらけのクリスマス、あなたも一人わたしめも一人、同志としてお察し申し上げます。えー、ごほん。突然ですがご清聴の皆さま、最後にご説明いたします。くどいくらいクリスマスと申しましたのは、このCD、クリスマスのCDだというのにクリスマスの歌が1曲しかないというわけで、強引にクリスマスの曲に仕立てた次第です。しかし、わたしめ、また歌わせてもらえなかった」 |
男声合唱 | 「らー、らららららららー。らららららららー、らーらー、らーらー。らー、らーらーらー(悲鳴のような叫びを帯びてくる)」 |
合唱 | (曲はフェードアウト、女声が加わりますます悲鳴のように)「らー、らららららららー。ららららららー。らーらー、らーらー。らー、らーらーらー(合唱もフェードアウト)」 |
曲と台詞が合っていて面白い。本気でいやがるメテオさんがもう。
んがああああ。あああああ。あああああ。どうしたら分かってくれますか。
ゆっくりごはんを食べている間にも時間が過ぎていった。林檎さんの起動が終わったころにちょうどちびうさがペガサスに乗っているセル画が落札されたらしい。いつの間にか7万円という値がついていた。落札できなくてよかったような気もする。欲しかったような気もする。
「はじめてのおいしゃさん」のデモ用の動画が出た。単機能に徹した前作の濃さとはちょっと印象が違う。なんだか、ふつーのえろいゲームにしか見えない。あいかわらず衣装に凝っているっぽいのはよい。
煙が出た。
なんだか急にちびうさちゃんセル画が放出されている。社内預金の引き出しまであと一歩。給料日まであと2週間。夏の賞与まであと3か月。破産までに数年。厚生年金の受給まで40年。
パルス電源の端子に触れてしまう。指先が香ばしい匂いをたてた。はんだごての先で焼いたような小さなこげ目ができた。
やっと古い方のPCにOSを入れる。会社のアレな人からFreeなLinuxのCDの3枚組を渡されてしまったのでこれはいい機会。こんなの。
1回め。キーボードの選択を誤っていて文字がうまく打てていないことに気がつく。キーボードの設定を直してインストール作業を続行する。キーボードの選択を誤った状態で入力したrootのパスワードが、いまとなっては入力することもできない。
2回め。インストール作業の最後にネットワーク経由でファイルの更新を行う。ここで「時間を計算中」と表示されたままちいとも動かなくなる。電源を切って強制的に再起動すると、Xが立ち上がらない。ここから手動で設定を変えていくことはわたしにはできない。
3回め。やっとまともにキーボードがさわれるようになる。日本語で書けることを確認。なんだ、標準的なインストールで日本語関係も入ってくるのか。
主記憶64MBではWMがすさまじく重い。窓を一つ出すのに何分もかかった。320MBにするとかなり改善されるが、それでもやはり重い。
ちびうさのセル画その24。なにがあったかは知らないけれど家族で一枚。
ちびうさのセル画その25。これまたなにがあったかは分からないけれど、いもを食べるうさぎさんと姫さま。
一日に缶コーヒーを2本も飲むと頭がおかしくなってくる。メテオさんのテーマ曲が52回ぐらい頭の中をぐるんぐるん。高笑いが聞こえてくる。この状態になると、わたしをわたしが監視しているのを感じるようになる。
右手でプローブを取りつけたあと測定器のボタンを押して左手で電源スイッチを入れるという、実験に必要な一連の動作をながめていた。すると、なにも意識せずにこの複雑な運動をしていることがふしぎに思えた。じいっと観察されていると、とたんに動きがぎこちなくなりそうに思えて恐くなったけれど、ぎこちなくはならなかった。なんてなめらかに動くのだろう。時間が経つほどに、わたしの内側と外側の時間の進みかたがずれてくる。内側のほうが速い。
はんだごてを左手に持っていた。いつの間にか、はんだごての先端部分を右手の中指の第1関節に突き刺していた。すごくいいにおいがした。
ちびうさのセル画その26。「スーパーズ」のころの最後の歌のときの絵だと思われる。いままでに買ったセル画の中でいちばん高い。
来週は納入しているブツの説明に行かねばならない。結局準備なんかほとんどできなかった。明日考えよう。そうしよう。眠い。頭が痛くなってきた。
ちびムーンのセル画にわたしより高い値をつけた人がいた。昼間に落札されていた。5万円を越えるとは思わなんだ。昼間に会社から入札すれば手に入れることはできたかもしれないけれど、ここまで高いとなると後悔もない。
朝からNHK教育TVの番組をたまたま観ていた。アラン・ケイが西海岸の小学校で計算機のことを教えていた。12歳ぐらいの生徒たちが「Squeak」というツールであれこれ作っている。彼らの作るものは物理法則を含むものあり、意外な演出を持つものあり。その昔「Alto」というでっかい計算機を、やはりこどもたちに触らせていたことだとか、とても面白かった。
……のだけど、途中で気がついてしまった。教室で使われている、ある機材がわたしが関っている機種にそっくりなのだ。いやどう考えても同じなのだ。気がついてしまうと、これこそ気が気ではない。コネクタだとか操作ボタンの位置だとか成形だとかどう見ても同じだった。いつ出荷されたものだろう。
画面が突如フリーズしたり、(中略)なことになったりしたら一大事だ。だってわたしは、来週これと同じ機能を持ったものを、別の西海岸の会社に売りに行くのだ。でも、たとえ問題が起こっても、TV番組でそういう部分が映るはずはないのだった。
会社で機材の準備。計算機ってこんなに重いものだったのか。あと部品の載っていない板が1枚。ケーブルが多数。テスターが1台。大量の紙。税関で止められないかが心配。大量破壊兵器の開発に使われないことを英語で説明させられたら困る。日本語で問われても困る。
夕方に帰宅。禁断症状が出たときのために、メテオさんの曲を持って行こう。会社の計算機に忍ばせておく。
まだ届いていないセル画があるので、飛行機が落ちると困る。どうかわたしを殉教者の仲間にしないでおくれ。
最後のあがき。かなり簡単そうな英語の本を買ってくる。「3語で話せる英会話」 ははは。こんなんでいいのか。よくは、ないけど。
なんだか忘れ物をしそうな気がする。東京ぐらいだったら手ぶらで行ってしまうくせがついているので、どうにも緊張感がない。旅券と飛行機の切符と計算機さえあれば、少々の忘れ物ぐらいなんとかなる。ああそうだ。カメラも入れておこう。ピンクの眼鏡も入れておこう。緊張感がないからかえって恐くなる。
うむ。ここを見られてしまった、らしかった。5年間隠し通せたわけだ。
うむ。もし飛行機がアレしたら、ここに書いたことが最期の言葉になるのかー。「コメットさん」のDVDをまだ最後まで観てないのが心残りだ、と墓標に刻んでくれ。んじゃ。
Kのつく空港にたどりつく。空港の使用料が世界一高いことで有名な、海上の空港。珍しく約束の時間の40分前につく。同行者1名あり。おねいさんに金属探知機でわたしの身体の表面をがさごそされてちょっとどきどき。
経済的な席ではなく、経営者の席に座る。これはすごいぞ。でかいぞ。食事の量がえらく多い。うっわー、ステーキだー。小さくて分厚いの。
10時間ほどぐったりと過ごす。夜がものすごい速さで通りすぎていく。地球の表面に立っていると1時間につきわたしの時間も1時間が過ぎていくのだけれど、飛行機の中にいるとわたしの時間が1時間過ぎるごとに、わたしの真下にある地球の表面では1時間半ほど過ぎていくというからこれまたふしぎ。
空の上で朝がきた。窓際の人が窓についているひさしを上げると、日の光がまっすぐ入ってくる。これは強い。窓の形の断面を持った、まっしろの棒である。目を閉じてもまっしろ。開けてもまっしろ。
昼間に飛び立って、朝にSとFのつく空港に到着する。路面電車が坂を上っていく、あの都市。「合衆国はあなたの訪問を歓迎します」と書かれた紙に入国目的だとか犯罪歴だとかを書いて入国管理の関門で渡すのだけれども、わたしの前の4人がみな書類の不備らしく後回しにされている。どきどき。わたしもあれこれ聞かれる。わたしの言語能力がいたらず、なかなか分かってくれない。
乗り継ぎのためにまた調べられる。金属を全部出せといわれて、まだポケットに小銭が残っていたのがいけなかった。ベルトを外さなかったのもいけなかったらしい。パンツを引っ張って中を見せろという。いやホンマに。おじさんに全身を調べられてちょっとどきどき。
いたるところに迷彩服の兵員が立っている。装備は自動小銃または自動拳銃、水筒、ブーツ、その他よく分からないけれど四角いかばん。わりとにこやかにしていてあんまり威圧感がない。こんな人の多いところでM-16を撃ったら、貫通してわりとエラいことになりそう。
いすで待っていたらときどき犬がほえるのが聞こえてくる。いちど大きな犬がごみ箱のにおいをかいでいるのを見た。いやはやすごいところへ来たモンであるよ。用足しに入った便所の広さだとか、動く歩道の幅の広さにちょっと感動する。わしらは米の国に来たのであるよ。
LとAのつく空港に到着。どうもさっきの空港よりもせせこましい感じがする。自動小銃を持った兵員は見なかった。ここで会社の人に迎えにきてもらう。販売の人がいるので助かる。
Cのつく街に移動する。ねずみの国に近いらしい。なんだか本格的に眠くなってきた。日本ではもう真夜中を通り越して朝なのだ。あまりおいしくない昼食を食べてホテルの自分の部屋に向かう。少し休む。量の多い夕食を食べる。寝る。起きる。寝る。起きる。
[1]昼。海老のすしとサラダ。
[2]夕方。牛肉の分厚いのとあとなにか忘れた。タルト。
[3]日本時間の深夜または米国西部時間の朝。ほうれん草のオムレツ、果物とヨーグルト。
[4]昼。モール街の食堂で食べたよく分からないどんぶり。あんまりおいしくない。
[5]夜はメキシコ料理。味はいいけど量が多い。
部屋はものすごくいい部屋。ダブルベッドが2台ある部屋をわたしだけで使う。わたしはいったい何者ですか。えらい人たちはこんなところに泊まっているのか。
こっちの時間で夜中の12時に目がさめる。また寝る。1時間おきにこれを繰り返す。もう眠いんだか眠くないんだか。
アレをしてナニをする。売り物の説明。相手の技術力は高いとみられ、説明が楽だ。
わたしの手作りの道具がある。基板の裏に紙を張って絶縁した粗末なコントローラーを見て、えらい人に「Oh, high technology.」と言われた。んゴ。
同行者の人は、子会社の倒産とともにいまの事業部にやってきたらしい。わたしのように外れくじを引いた一人だった。
[1]朝。ホテルのレストラン。ありがちなベーコンとかパンとか果物とか。
[2]昼。すしをおごってもらう。
[3]夕方。魚料理。またおごってもらう。いいのか。このときのオレンジジュースがおいしかった。
この日からネクタイをするのをやめる。ピンクのシャツで。
おしごとその1が終了。とりあえず、まず分解から。
実験室っぽい部屋でわたしのCubeとほとんど同じPCを見つけた。前面部分の加工がちょっと違った。これを使っている人は電源の冷却ファンの音がうるさいと言っている。やっぱり。
[1]朝。ホテルのレストランで以下略。
[2]昼。タイ料理をまたおごってもらう。
[3]夜。食べにいったピザがでかくて困る。8つに切ったうちのひとつを相棒に食べてもらう。あとひとつが残ったので部屋に持って帰る。胃の中でこのでっかくて分厚いピザが折りたたまれて押し込まれているのである。胃の内側から強い圧力で押すのを感じる。
約束の時間が迫ってきた。残った一切れのピザを部屋で食べ始めたのだけれど、全部食べる時間がなく途中で捨ててしまった。無念。
さて。問題のブツが届かない。空港で止められているらしい。前日にそう聞かされていたのだけれど、本当に期日に届かないとは。ブツが届かなかったおかげで、最高に財務の責任を取っちゃう人と話す機会を得た。うはー。ますます帰りたくなくなる。
やっと空港を飛び立ったものの、今日じゅうの到着は絶望的。明日になっても届くという保証はない。わたしたちはおしごとその2を残したまま帰るしかない。そして日本の職場はまだ開いていない。
日本の職場が開くのを待って連絡を取る。こっちの駐在員を使っておしごとその2を近日中にやっつけてもらうように依頼して、われわれは帰ることにする。
呼んでくれたタクシーがやたらとでかい。LINCOLNと書いてある。リンカーンですとなっ。いったいわれわれは何者ですか。後部座席に座って足が伸ばせるでかさ。空港のそばのホテルまでの高速道路を時速70マイルで走る。40分で$65かかった。ああしまった。値段って交渉で決まるんじゃないか。
ホテルのそばにいかにもな怪しい店がある。まあその、アレですわな。大人のおもちゃ関係のお店がある。その前の道を通り過ぎたあとも気になってしかたがない。どうもホテルのそばにはなにもないもので、いかにもなあやしい雰囲気につられてついふらふらと店に入ってしまう。こうして観光客用の罠にひっかかってしまうのだった。
説明によれば、あっちの扉から入るとおねいさんが裸体を披露してたりなんかするっぽい。中は見えないけれど。こっちの扉から入るとあんな商品やこんな商品があるっぽい。せっかくだから赤い扉を選ぶぜっ。というふうにはならず、おねいさんの裸体じゃない方に入る。
そこで見たものは。ばばーん。特殊な玩具とか書籍とかビデオとか。それだけだったら日本のそういう店とあんまり変わらないのだけれども。ここは合衆国であるからして。
なんかもういろんな意味でもうばっちりな書籍が壁にびっしりと置いてある。ばっちりなおねいさんの表紙の本が壁にそって置いてある。ある地点から急に色が変わる。突如としてひげをたくわえたおっさんの本に変わるんである。むむむ。筋肉アニキが寄り添う本だったり、あからさまに女装していると分かるアニキが甘えた顔で写っている表紙だったりもするんである。う、うーん。ばっちりだっ。ひとりで笑いをこらえる。なんという分かりやすさ。同性愛な方面の雑誌にしたって、日本で見たことのあるものはもうちょっと表紙は奥ゆかしいではないか。
ひとしきり笑いをこらえて売り場を移動する。こんどはビデオですよ。ビデオだヨ、全員集合ーっ。3組の男女が売り場をうろうろしている。ほほえましいんだかなんなんだか。いろんな意味でもうばっちりなビデオがたくさんあるのだけれども、ふつーじゃおもしろくない。しばらく探しているとあったあったありました。へんなのが。「Bonded and Tickled」というそのまんまの題名のものがあった。縛りとくすぐり。おねいさんが縛られて、鳥の羽根でくすぐられているの図。く、くだらんっ。うくくく。笑いの波の第2波がきた。しかし惜しいことにVHSテープは欲しくない。
またアニキな領域をひとしきり観察して、やっとDVDの置き場を見つけた。うー。少ない。その少ない商品の中に「Angels in the Courts」と「Welcome to the Pia Carrot」というのを発見。うははは。2次元商品は日本からちゃんと輸入されとりますわい。ああしまった。モザイクがあるのかどうか確認するのを忘れた。んで、またへんなのを見つけた。「Tickled Pink」というのがあった。くすぐられたピンク。なんて脳みそくすぐっちゃう題名だろう。
おっちゃんにガラスケースを開けてもらって、くすぐられたピンクを観察する。うーん残念。ピンク髪じゃないのか。いやいやそうじゃなくて。pinkってのは肌だとか粘膜を指すのだろうなあと。ふむ。DVDの箱の表側は、くすぐられてぎゃははと笑い転げるおねいさんの図。うくくく。馬鹿でいい。裏側は、なんかこうばっちりなあんな図やこんな図。うーん。これはどっちが本物なのだ。
裏側をよく見ると$60もするらしい。うわー。こりゃ高い。観光客用の罠だなあ。
[1]朝。ホテルの以下略。
[2]昼。日本料理屋で刺身。さっきの人におごってもらう。
[3]夜。ホテルのそばの店で、でっかいハンバーガー。
どうもこのホテルの部屋では自分の計算機をネットワークにつなぐことはできないらしい。そのかわり。TV画面でwebを見られるという。なもんだから、ワイヤレスなキーボードでがさごそと操作して、出張のために確保してあったwebなメールを見にいく。
んゴ。日本語が表示できない。なんじゃこらー。フォントがないのでしょうがない。$10もかかったのに。ああああ。
5時半起床。
さて。どうしてわたしの部屋にくすぐられたピンクがありますか。どうしてわたしは罠にはまっていますか。箱をばらばらにして、入っている紙を別の書類の中にはさんで。ディスクは計算機の中に入れておいて。箱は赤くて目立つので捨ててしまう。これでよしっと。
LとAのつく空港。こんどは小銭だとか電話だとかをあらかじめ出しておいたので、パンツの中まで調べられなかった。でも、足元をがさごそ調べられてくすぐったい。
SとFのつく空港。機が高度を下げて空港に近づいたときに、窓からでっかい橋が見えてきた。これがあの有名な金の門の橋かー。これから国際線に乗る人は人はこっちだと案内され、歩いたりエレベーターで上がったりしたのちに、空港の中をバスで移動する。空港の中ではしょっちゅう日本語が聞こえてくる。あと、しょっちゅう日本語の放送で誰かが呼ばれている。幸いなことにわたしの乗ってきた機は遅れなかったので、あずまさんは呼ばれずにすんだ。出国の前にまたいろいろあるのかと思ったらそうでもなかった。入国と違っていたって簡単。
んで、飛ぶ。これがまたいつまで経っても昼だ。太陽は赤道上を一時間あたり経度15度だけ進む。距離にして1,700kmほど進む。実際には赤道よりも北にいるからもっと遅い。んで、機はその太陽を時速800kmほどで追いかける。なもんだからなかなか夜にならない。まったく夜にならない。いつまで経っても昼である。酒がすぐに効いてくる。でも眠ることはない。
風が強い。いつも向かい風が時速100マイルほどで吹いている。こりゃ行きと帰りで所要時間が変わるのも無理はない。
[1]朝。ホテ(以下略)。
[2]昼1。スモークサーモンとサラダ。
[3]昼2。牛肉の分厚いのとじゃがいも、タルト。
国際的な日付の線を通過。あいかわらず昼間。最初に見えた日本の地面は伊豆あたりの島だった。次に和歌山が見えた。次に淡路島の上を飛ぶ。田んぼと民家を見て、ああここは日本なんだと。
Kのつく空港につくとまず、暑い。1週間でこんなに暑くなっていたのか。出発の時にはきれいな空港だと思っていたのだけれど、帰ってくるとどうにもごちゃごちゃしている。自動ドアの背が低いのを見て、ああここは日本だなと。いろんな色をした看板がたくさんぶら下がっていて、ああここは日本なんだなと。赤だの青だのの看板が全部自己主張していてどこを見たらいいのかわからない。
修学旅行帰りの生徒の短い制服のスカートを見て、ああここは日本なんだなと。
税関と入国審査をあっさりと通過する。米の国の空港の厳しさとは一転する。せっかく巧妙に工作したのにい。
駅までえんやこら。電車に乗ったり降りたり。この人の多さと、聴覚と視覚両方のやかましさでかなり疲れる。人が多いからうるさくなってしまうのと、あと、とにかく色がついているものが多い。
紙の上に水色と赤を並べて置いたらなんだか目がちかちかする、みたいな組み合わせが視界のどこかで必ず起こっている。あんまり情報量が多いので眼鏡をかけていられない。べつに米の国の郊外と比較しているからではなくて、都市部でもやっぱりぜんぜん日本のほうがけたたましい。
電車はすぐに止まってすぐ走る。飛行機のようにはいかない。重たい荷物を抱えたままちびバイクにまたがって、狭くて混んだ道を走る。やっと帰宅。まだ外は明るい。
米の国はどんなんだったかと聞かれても困ってしまう。ごく一部分しか見ていないけれど、とにかくでかくて、めしが多いとしか。あと、オレンジジュースがおいしかった。
[1]まだ昼。鶏肉といものパイ。
[2]夕方。家に帰って肉と野菜を食べる。
朝はまず駐車場の予約券を取りに行く。帰国が間に合ってよかったよかった。朝っぱらからインスタントラーメンを食べる。この味っすよ。
昼ごろからちびバイクにまたがって走ってみる。大きな道路の交差点で信号を待っていると、どこを見たらいいのかわからなくなった。信号のほかにいろんなものが立っている。レストランの看板がぐるんぐるん回っているし、車はえらい密度で流れているし、電信柱がたくさん立っているし。
銀行でセル画の代金を送金する。残高が残り少ない。しばし買い物を抑えねば。そのあと電車で日本橋に向かう。
とらのあな。どれみさんの本と、メテオさんの本。
ディスクプラザ。CD「コメットさんベストソングコレクションまた逢う日まで」、「ウルトラアニメユーロビートシリーズパラパラMAX」、同じく[2]を買う。
ソフマップ。長崎みなみおねいさんのCDにひかれて「電脳妖精エルファン」を買いそうになったけれど、ここはぐっとこらえる。来週は「はじめてのおいしゃさん」がある。いやいや。いまなら身体の中の毒気が抜けてきたから買わなくてもがまんできそうな気もする。お金もない。
とらのあなのそばの喫茶店の入り口に「明日はビンラディンさんと密会するので休業します」と書いてあった。がふん。日本に来てるんだったらわたしも密会したい。
げっちゅ屋リアルショップが営業していた。狭っ。間口の狭さだけでなく、むしろあまりの奥行きのなさに感動した。奥行きがないことがわたしをおびえさせる。だってだって、中にいることが前の通りからまる見えなんである。会社の人に見られてまうやないですか。そんなわけで、わたしは店に入ることができなかった。
帰りにカレーを食べる。この味っすよ。
ふははは。ちゃんとくすぐられていた。ばっちり。この叫び声。
昨夜はどうにも起きていられなくなって、9時ぐらいに寝た。なもんだから朝の2時ぐらいに目が覚める。また寝る。また7時に起きる。
第8話「素敵なドレスづくり」の巻。
優衣さんのデザインは安易だと言われた。コメットさんの星力で優衣さんのウェディングドレスを街の人に見せてみたけれどどうにも評判がよくない。メテオさんの星力で街中の人に着せてみたけれどつまらない。
ウェディングドレスは本当に必要なときまで取っておきたいと景太郎パパは言う。それと優衣さんの意匠が安易だということと関係があるのかどうかはよく分からない。街中でほら素敵なドレスでしょうほら着てみてくださいと言われて、そう簡単に着ようとは思わないだろうということと関係があるのかどうかもよく分からない。ただ分かるのは、スケッチをもとにコメットさんが星力で実物を作ったおかげで、優衣さんがなにかに気づいたということだけだ。
またこの回では、パニッくんが、カスタネット星国特別秘密諜報部員への6号に任命されている。
第9話「雲のゆりかご」の巻。
今川瞬が登場する話。ケースケがコメットさんのことが気になってしまう一方で、コメットさんと瞬がいい感じっぽいのはどういうことですかー。
瞬がステージに現われるまでの間はメテオさんが時間をつないでいたわけだけれども、このへんがもうちょっと描きこまれていれば。メテオさんになにか歌ってほしかったし、迷惑だったとしても瞬からメテオさんへの感謝の言葉をあげたいではないか。メテオさんメテオさん。これだけがんばっても空回り。メテオさん。
ねーむーいー。脱力。仕事したくない病が再発。
雑用がたまっていた。
もう廊下をゆっくりとしか歩けないほどのやる気のなさっぷり。社内対抗死んだ目ランキングがあったらかなり上位に入れるに違いないほど。階段をまっすぐ歩けないほど。
出張の前に、某E社の製品をばらしているのを見てしまった。板を見て負けを悟った。出張先がまたうらやましい限り。自分の職場に帰ってきたらばこんどは新機種の開発に加えられて。
E社は現在経験者を採る予定はないのだった。でもなあ。長野県だしなあ。
あーつーいー。暑いアンド眠い。暑い、かつ眠い。記号で書くと暑い∩眠い。いやいや。眠いから体温の調節がおかしくなって暑いのか。暑いから暑いのと、眠いから暑いのとが適度な係数で足し合わされ、その暑さは暑さを内包する漸化式で表され、内側のわたしが暑いと思うほどに外側のわたしにはより暑いと感じられ、まあ、つまり暑い。そうだ暑い。暑い、ゆえに我あり。暑くて暑くて暑くて暑いぜ。
春眠が暁を覚えそうな勢いで眠いぜ眠いぜ眠くて寝るにゃの。キーボードを叩きたくないにゃの。会社では頭がおかしくなりそうだしゆっくりにしか歩けないし目はうつろだし。部屋に帰ってきたら眠いものだから届いたセル画の整理もできないままだしゲームで遊ぶ気がしないしどれみさんは2週間ぶんたまっているし。これって恋にゃのかしら。違います。時差ぼけです。んゴ。
こないだ買ってきたコメットさんのCDがいま2周め。なにをするでもなく、ただブラウン管をながめていて、もう3時間ぐらい経ってしまった。
出張手当というものがもらえるらしい。おかげで、はじるすのイベントとぷにケットの旅費はなんとかなりそう。問題は次の給料日の前にお金がないことだけだ。
そうこうしている間にもちびうさちゃんなセル画が出品されるので入札してしまう。いい絵は人気が高いのでいまのわたしには危険だ。値段が高くなってしまったら、こらえるしかない。ないものはしょうがない。しょうがない。借金はまずい。
通路を歩いていたら曲がり角の手前で重力の強さが変わった。身体にぐらっときた。おもしろいのでまた引き返して同じところを歩いた。またぐらっときた。おおおお。どんな仕掛けがあるのだろう。
はわわ。会社の階段をゆらゆらと登っていたら、踊り場の窓から飛び降りたくなる。仕事のあまりのアレさに感動を隠せなくなり、話す声から力が抜けてきた。今日は自覚症状が他覚症状に進行した最初の日。こういうのを五月病っていうのか。いやいやそうじゃない。ただ、このアレさに我慢ができるほど人間ができていないだけだ。ああ飲みてえ。炭酸飲料じゃなくてエチルアルコールを飲りてえ。怒りでもなんでもいいから勢いが必要だ。気分が沈むと窓から飛び降りそうになる。
同じ部署の人が亡くなった。風邪で休んで1週間後に亡くなった。なんとあっけない。ちょっと目が覚めた。飛び降りちゃだめだ。
残業手当108,727円。休出手当12,352円。アレしてナニして228,187円。
会社の計算機がアレしたためWindows 95を入れなおす。これが思いのほかうまくいかない。Explorerが動かないから再インストールせよと言われ、それに従う。これを数回繰り返す。それでもうまくいかないからHDDをまっさらにして入れなおす。こんどはドライバのCDがないので困ってしまう。ネットワークの設定もなんだかよく分からない。カードのドライバもない。絶望。他の人の計算機にせっせとOSを入れねばならないのもがっかりだけれども、他の人の計算機を台なしにしてしまったことにもがっかりできる。
多臓器不全だったそうだ。たくさんの人が通夜に行った。わたしはその人とほとんど面識がないから行かなかった。あと、こんな服装では会社の人の集まりには行けない。その人の顔も思い出せないけれど。
そして、はじいしゃを買いに行けずにまたがっかりした。
これだけ問題がアレしてきたら、さすがに逃げ出すことを考えたくなる。
まず日本橋へ。
わんだーらんど。もりしげ「花右京メイド隊」[5]初回限定バージョン卓上イラスト集つき、征海未亜「東京ミュウミュウ」[4]を買う。
ソフマップ。ゲーム「はじめてのおいしゃさん」、CD「はじめてのおんがくかい」を買う。カードで払う。
ディスクプラザ。コメットさんのDVD-BOX[2]を買いたいけれど、ちょいと旅費がやばいっぽいので思いとどまる。連休明けにお金が残っていれば買おう。
新世界の商店街。おもちゃ屋さんでコメットさんのバトンを探してみる。2軒回ったのだけれど、どちらもかなりヘヴィな取りそろえ。「クレヨン王国」の商品がまだあった。「ファンファンファーマシィ」の「タピスのルーペ」がなにげなく置いてあったりする。すげえ。
「うたう! 大龍宮城」の「紅のバトン」を発見したときにはなにやら熱いものがこみあげてくる。「Theかぼちゃワイン」の「すてきなエルちゃんGo Goチアガール」というのを見つけたときにはもうなにがなにやら。コメットさん商品はあまり見つからない。コメットさんの人形、かばんのようなもの、あとコメットさんの胸にぶら下がっているコンパクトのようなものを見つけた。しかしバトンは見つからない。
帰り道で、明日の切符を買う。こんどは飛行機で行く。やっぱりカードで払う。帰りの新幹線の代金もきっとカードで払うしかあるまい。
買ってきたブツをご開帳の巻。花右京メイド隊のイラストの微妙なえっちさ加減がまた。なんで本文をもっとえっちくできませんか秋田書店。
んで。次はこれですよこれ。いままで聞いたことのないとっても萌え萌えなキャラクターボイス入り! さあ、楽しいおるすばんのはじまりです♥ なんか見覚えのある絵だと思ったら「はじめてのおるすばん」じゃないか。んゴ。どうもまちがえて前作を買ってしまったらしい。冗談ですかどっきりカメラですか夢はなに色ですか。
領収書にもちゃんと「はじめてのおるすばん」と書いてある。いや困った。カードで払っているので、わたしは買ったものとその値段を確認して、署名をしているはずなのだ。いや困った。でもまあ、交換してもらえるかもしれないのでまたソフマップへ戻る。
また日本橋へ。
ソフマップに行ってみる。同じ場所に同じ店員さんがいた。領収書を見せて「はじめてのおるすばん」と「はじめてのおいしゃさん」を間違えて買ったのだと言ってみた。しばし待つ。どうも交換は可能であるらしい。
「『おいしゃさん』と『おるすばん』を間違えて買っちゃったんだって」
「おーい。『おいしゃさん』一つ持ってきて」
そんな台詞のやりとりが聞こえてくるのがまた恥ずかしい。そうかそうか。この店では「おいしゃさん」で通じるのだな。支払い処理の変更をどうしたらいいのかといったようなことで別の人を呼んだりなんかして時間がかかったけれど、まあとにかく同じ値段で交換をしてもらえた。ソフマップザウルスのみなさんにありがとうなのであった。
携帯電話部門が赤字だなんて記事を読むと泣けてくる。ウチの会社の電話屋さんは元気だけれど、ひとたび大きな不具合が出たらすぐにそうなる。どれだけ忙しく働こうがもうからないんだからしょうがない。ひるがえって。あたしの部署ときたらもう。危なっかしくて書けやしない。
両親が欧州に出かけていった。わたしと弟からのプレゼント。ありがちなところを見に行って、ありがちなものを食べてきてくだされ。
はじるすよりちょっと変化がついたようなないような。冒頭で痛がってくれる。
朝5時起床。前日は遅くまではじいしゃで遊んでいたので眠い。
7時45分発の飛行機でえいやっと9時ごろ羽田空港へ。店でぼそぼそとパンをかじっていたらぽんさんから電話がある。
10時ごろ浜松町。浜松町の駅でたまたま東芝のビデオデッキの広告を見つけてじいいいっと見ていた。A-HD2000という製品は2種類の色が用意されていて、片方が茶色っぽい色でもう片方が銀色だ。んで、正確には「ヴィンテージレッド」と「ヴァージンシルバー」というらしい。ヴァージンシルバーですよ。銀無垢ですよ。本名はマーガレットですよ。睡眠時間2時間ですよ。
東京都の産業と貿易を振興していそうな名前の建物のそばの店で朝ごはん。本をもらう。あいかわらずプロレス好きだったり目が悪かったり。お変わりないようである。あと「東京ミュウミュウ」の玩具のCMの女の子についてはアレだという見解らしい。ああ見たい。あと、あなたのおなかにご奉仕するにゃんなのが観てえ。桃宮いちご12歳。あなたのおなかにご奉仕するにゃん。ああ。観たい。
10時50分ごろ会場前の行列に加わる。会場前の長い長い行列はほとんど「しおりとさおりのおるすばんしよっ」の参加者らしかった。会場に入れるんだろうか。
んゴ。会場内はなんという人口密度。空気が重い。有名どころにはすでに長蛇の列ができているようなので近づけない。近づけそうなところから順番に見て回る。ざっと見て回ったころにはもう売り切れが出はじめる。なんもんだから、もうてけとーに買い集めてみる。
昼ごろぽんさんと別れる。わたしは居場所を見つけてまったり過ごす。しおりたんがいた。でも透けてないDeath!! バニーまいなたんと猫耳ゆうなたんの組が、いつの間にか体操服なさおりしおり姉妹に変わっていた。あと、えーと。パジャマ姿も見た。
某F-P-L氏がいたので特殊漫画を描いてもらう。いつか再評価される日が来るはず。汚すぎて読めないけど。まったりとこのまま最後まで過ごす。詳細は省略。疲れた。あと、最後のじゃんけん大会で、閃光丸さんのスポーツ新聞のパロディをもらう。がふん。さっき買ったのに。
はじるす祭りに関ってきたと言って過言ではなかろうEFAさんとかkagamiさんとか。あとMU-6さんとか。webな人のみ記述。んで、いつの間にかえらい人数となって13人。秋葉原に移動する。んで飲みに行くかと。
その前に「郵便局班」「えろゲ班」「みなみ班」の3つぐらいの班に分かれて買い物に行く。三番目がおもしろそうなのでついていく。まずLAOXホビー館だったかそんな名前の店。「紙の江古田シスターズ」がたくさん置いてある。これが問題の書籍かー。みなみおねいさんの写真が満載ではないですか。写真がもはや痛々しいほど。これも祭りの一環なのか、みんな買っていく。んで、後日のサイン会の券をもらっていく。母さん、東京は怖いところです。わたしもあまりのナニさに欲しくなったけれど、荷物が増えるので買えない。
げっちゅ屋リアルショップにはじめて連れていかれる。こんなところにあったのかー。狭っ。みなみおねいさんのCDを買ってみる。あまりのやる気のなさに感動しわたしも買ってみる。みんな買っていく。300枚限定らしいのにこの普及率の高さはいったい。でも、こうやって売れていけばおねいさん商品がまた出るかもしれんではないか。これも祭り。
飲み。13人で「ひよこや」に押しかけてみる。メイドさんっぽい人に無理だと言われる。ぎゃふん。居酒屋に移動する。
恐いもの知らずのF-P-L氏に、kagamiさんがふつーの大事さを説くという珍しい論戦が繰り広げられたのであった。kagamiさんは2次元と3次元はぜんぜん違うという立場らしい。「亞里亞にだったら……見せてもいいけど」「聖書とガンダム」などの名言を残す。F-氏の名言はとてもここには書けず。この人は面白すぎるので今後も観察しつづけねば。
わたしが9時18分の新幹線で帰らねばならないのでお開きに。さらば。
急いでいたので新幹線の運賃を現金で払ってしまった。まずい。午前1時に部屋に戻る。
さて。あの盛況っぷり。祭りはホンマもんだったと思いたいのだけれど、はじるす本目当てではなくて単に特定の作家の本が欲しいっていう人も多いだろうからなんとも難しい。隣でやっていた「君が望む永遠」関係の即売会と、上の階でやっていた「Happy Lesson」のそれよりもずっと人を集められたことだけは確かだった。
きっと、ママンの時代はもうちょっと先なのだ。あと、これまた上の階でやっていた書道の展示会に迷惑をかけていないかちょっとどきどき。
まず「ぷにケット」の日の飛行機の切符を買う。早い時間のしか取れなかったので、また5時起きである。
一昨日は日本橋。昨日は秋葉原。そして今日は日本橋。
とらのあな。問題の本を発見。買ってしまう。「紙の江古田シスターズ」の単行本。これを買ったのはわたしの意思が決めたのか。それとも。
ディスクプラザ。DVD「スーパーヒロイン図鑑」[IV]を買ってしまう。お金がないのに。特撮戦隊ものの女性キャラの映像を集めたものっぽい。ロビーナさんの写真に敗北。
「すきスキお兄ちゃん」を買うんすか。……いやいや、なにも言うまいて。
ヒロイン図鑑。メガレンジャーからガオレンジャー、カブタックからロボコンまで。あと、クウガとアギトも含む。女性キャラの重要な場面だけを切り取って山盛りなので、話がさっぱり分からず。メガレンジャーとカブタックは観ていただけあってよく覚えていた。
歴代の悪の女幹部が一望できて楽しい。悪者の最期の瞬間もてんこ盛り。悪者は敗北するとどういうわけか爆発する。また爆発する。爆発爆発。編集が必ずしも古いフィルムから順につながれているわけではないので、さっき爆発した悪者がまた出てきたりする。なもんだから、わたしは笑ってはいけないところで笑ってしまう。
最近は悪者にもかっこいいテーマ曲があったりなんかするので、CDで聴いてみたりするとまた味わい深し。「ガオレンジャー」のツエツエさんのかっこいい曲を聴いてかっこいいイメージを持っているのに、DVDを観てみたらばぜんぜんかっこよくないんである。中間管理職。
母上から電話がある。帰ってくるらしい。欧州に行ってもう帰ってくるとは。と思ったらわたしの勘違いで欧州になんか行ってなかったんである。両親で母上の実家に行っていたらしい。欧州行きはもっと先だった。んゴ。
第11話「奈良! 運命の再会」の巻。
修学旅行の話。久しぶりにFLAT4が登場する。どれみさんは暁くんのことがいまでも好きらしく、これが小竹少年には面白くない。小竹少年の、どれみさんのことが気になってしょうがねえあたりがついにはっきり描かれる重要な話。
風邪で倒れた玉木さんがもう回復して奈良まで追いかけてきている。朱雀門を開けて登場。いったいこの人は何者ですか。なんかもう自家用の飛行機で追いかけてきそう。買い物に行く場面で、誰が誰と買い物に行っているかがわりと重要。寺院の二人とか、矢田-藤原とかは既知なんでいいとして。林野-長門とか。長谷部-工藤とか。あと、玉木×ももこ(専門用語)とか。そっかー。玉木さんって奈良まで追っかけてきてももたんを拉致するぐらい好きなのかー。すげー。わたしの中では麗香さまとおんぷたんでどれみさんを取り合うことになっていたのだった。妄想。
んで。小竹少年はどれみさんを誘おうとしてもうまくいかない。あー。くすぐったい。
第12話「京都! 終わらない夜」の巻。
ハナちゃんが修学旅行先で赤ちゃんの姿に戻ってしまった。マジョリカに助けを乞うでもなく自分たちでなんとかするという話。そこでいろいろあって。
ハナちゃんに化けたどれみさんが、小竹少年に相談を持ちかけられるところで恥ずかしさが最高潮に達する。きたきた来ました。どれみさんしか知らないようなことをハナちゃんの姿でいっぱいしゃべってしまう。
どうして小竹少年はどれみさんに意地悪ばかりするのか。幼なじみならではの大昔の恥ずかしい出来事が原因なのではなくて、ただ「どじみって、こう、いじめたくなるじゃん」とだけ説明される。ハナちゃんの姿をしたどれみさんに真意が伝わっているのかいないのかはっきりしないけれど、少し前の、どれみさんが関せんせいに励まされている場面での台詞と掛かっていると思われるので、小竹少年はどれみさんが好きだってことが伝わっているといいなあ、と思うしかない。残念ながらどれみさんにはその気はないのだけれど。
産寧坂で、バナナの皮でどれみさんを転ばせてしまって謝るかわりに自分も転んで見せるあたりもくすぐったい。ああ。くすぐったい。
第13話「むつみの引退宣言!」の巻。
プロレスラーのキャンディ伊藤の引退をきっかけに工藤さんがレスラーへの夢にあきらめそうになるという話。工藤さんの過剰に女の子っぽくなるあたりがもう。その一方で、戦いに挑むときの、短いスカートのすそをたくしあげてパンツの下から入れて止めてあるかっこうがもうっ。
クラスの誰もプロレスの練習相手になってくれない。おジャ魔女たちが「強いレスラー」に変身しても歯が立たないほど工藤さんは強い、らしい。本当にそれだけかしら。工藤さんが「女の子だから」なんだとおんぷっちは説明する。
まあ確かにそうなんだけれども。長谷部くんとか矢田くんあたりの方が本当は強いんだろうなあと思う。やっぱり。この数年の間に工藤さんにはどうしようもないぐらいに性の差が出てくると思うんだわ。弱い人もいるけど。
ハーフじゃないけどキャンディ伊藤。苗字は地味ねキャンディ伊藤。なんだかすごいテーマ曲だった。CDには入るんだろうか。
郵便局に行く。午後2時40分。郵便局の窓口でお金の扱うのは3時までなので、大急ぎで書類を探し出して郵便局に行く。有価証券7,000円と請求書9,600円を清算する。これで身軽になった。平日は会社に行っているものだからなかなか郵便局に行けずずっと先延ばしになっていた。あと財布の中の米ドルを円に戻さねばならんのだけれど、3時までに銀行に行けそうにないのであきらめる。それにお札の検査は時間がかかる。