恒例のアレについて。寒さと失せものとの闘いの記録。
午前5時50分起床予定のところ、5時に目がさめる。寝たのが2時ぐらいなのに、なかなか優秀である。優秀すぎて困る。予定の時間までまた寝ようと思ったが、もうわたしの脳の中では祝祭は始まっており、再び眠ることはできなかった。
6時55分旅立ち。駅までちびバイクですっとばして7時10分の電車にすべりこむ。アレしてナニして8時07分ごろの新幹線に乗る。今回はビール付き。
ビールをぐびっとやってみたものの、やはし眠れない。飲んでも眠れないとはまた重症。眠くなってくるのだが眠れない。この新幹線の椅子の形状はなんとかならぬものか。椅子から身体が前方にずり落ちていくのを足で支えるかっこうになる。腰も痛い。ときどき目を開けてはぐびっと。気がつけば10時20分ごろに東京駅に着く。
さらにアレしてナニして11時にTWRの国際展示場駅に着く。会場の西側入り口の行列がまだはけていない。11時35分前進を開始。11時40分階段に進入。11時50分東館に到着。
今回は、前日から覚悟を決めていた。1日目はおねいさまに混じってデジモン02の本を買うのだと心に決めていた。そんなわけで、何度か引き返しそうになりながらもデジモンな空間に入っていく。結構人が多いのだけど、おねいさまばかりというわけでもなかった。賢ちゃんが出ているっぽい本ばかり選んで買う。酒のせいなのかなんなのか、立ち読みしたり買ったりすることに対して、さほど恥ずかしいとは思わなかった。どちらかといえば、
「ピンクの帽子、かわいいね」
と、売り子のおねいさまに言われたのがほんの少し恥ずかしかった。ピンク好きなんですよう、と言ったら、
「すごいねー、ふわふわだよー」
と言われた。ふあふあー。ここで、現実世界における恥ずかしさの感覚が戻ってきた。
「どれみパラダイス6」を求めて「メルヘンBOX」で行列していたら午後1時を過ぎてしまう。まなちゃの集合場所に行ってみたものの20分ほど遅刻。一様にピンクっぷりに反応がある。そういやピンクのシャツを着ていたんである。肩にはピンクのまきまき。頭にはピンクのふあふあ。ご主人にピンクのシャツのボタンで止めてあるすき間から、その下のピンク色の下着のシャツまでのぞかれる。いやん。こんな公共の場所で。
メンバー10人ほど。いつもの面々。最近顔を出してくれるbergerさんも来ていた。せっかく珍しいメンバーが来てくれたのに、つっつくのを忘れていて無念。なっちゃんってM. N.さんなのかと聞くのを忘れた。あさきっちもいた。仕事を休んで来たがその分休日出勤が増えるらしい。よかったような悪かったような。相変わらずの行列っぷりで、元気なんだか病弱なんだか。
とりあえず検閲される。デジモン本ばかり。わたしもろくに読んでいないのだけど読まれてしまう。ぽんさんはまだデジモンな世界に旅立っていないらしい。買うものがいろいろある人は大変である。
「こんなの、買ってどうすんの」
とご主人にいわれた。少し読んでおなかいっぱいらしい。増え続ける本は本棚のこやし、または、背負ってきた罪の記録。ロリとかショタな方面はとくに。捨ててはいかんのである。
うさだなおねいさん多数発見。みこうさだ。赤のはかまに丸いうさぎしっぽが付いている。珍しいものを見た。今後の予定を決めて解散。午後4時にTWRの東京テレポート駅に集合と決まる。終点の駅である。
2時ごろせらちゃの集合場所へ。then-dさんといさくさんに会う。ブツができたらしいので見せてもらう。聞いた通りの分厚さ。なかなか無茶をする。装丁はわたしの想像以上の出来だった。ハイテクよのう。完成までにいろいろはまったらしく、編集の苦労が分かった、と言われた。
意を決して西館に向かう。デジモンな本を買った勢いでアンジェリークな世界へレッツらゴウである。本を買うにはわりと勇気がいるが、その前にまずお金がいる。お金がなかったとしたらどうだろう。
財布がないのである。
キャッシュカードもクレジットカードも運転免許証も。これはまずい。相当まずい。then-dさんといさくさんのところまで行って、財布をなくしたことを報告。このあたりを探してみるが落ちていない。さらにまなちゃの集合場所のあたりまで行って捜索。見つからないので、誰かに届けられる可能性にすがることにする。そばにいた、西館への通路のあたりで人の流れを整理しているスタッフの人に、落とし物を届ける場所があるか聞いてみる。このまままっすぐ行って西館のアトリウムの案内で聞いてみよとの返事。
西館に向かう途中わたしの脳の中では、住友銀行とVISAと警察と、すぐに電話しないといけない相手先リストが頭の中に形成されていく。西館のホールの入り口の前の、だだっ広く天井の高いアトリウムの案内の人に聞いてみた。落としたものの説明を自分で紙に書いていく。それをスタッフに渡し、待つこと30秒。財布は東2ホールに届けられているといわれた。その紙を持って今度は東館に向かう。
まだ信じられない。似ているだけで他人のものかもしれない。黒の財布なんていくらでもあるのだ。でも、もし、本当にわたしの財布なのだとしたら、これはえらいことだと思う。東館と西館の間で連係しているというだけでも感心する。
また東館のスタッフの人に、財布を落としたのだけど誰かに届けられて云々と聞いてみる。ここは東1ホールですよ、とのお返事。ぐは。とっとこ歩いて隣の東2ホールへ。
東2ホールの案内で、先ほどの落とし物の紙を見せたら、あっさり出てきた。警察の証拠品のように、透明の袋に入れられた財布が出てきた。その中の運転免許証の写真が持ち主を特定する決め手になった。カードもお金も無事だった。何回も何回もお礼を言って、また西館に向かう。このお金、大事に使わねば。
途中、then-dさんといさくさんに財布が出てきたことを報告。すまんです。
西館は寒い。東館は暑いのだが、西館は冬である。
うろうろ歩いていればそのうち売り物の表紙の絵で、いまどこにいるのか分かろうってなもんである。素晴らしい検索性。アンジェリークな方面に着く。このあたりは結構人が少ない。緑さまな表紙をえんやこらと探して鋼×緑な地帯にたどりつく。人が少ないと買いものは楽なのだが、買いものは結構恥ずかしい。立ち読みして薄口なものを選んで5冊買う。
建物の外に出て少し本を読み返す。ぐほあっ。恥ずかしいぃぃっ。えろいのがちょっと混じっているよう。ショタなやおい本だけどなっ。
午後3時すぎに会場を出る。会場を出ると、左の方に観覧車が見える。きっと、あれだ。あのあたりにジョイポリスだのなんだのがあるはずだ。ひたすらゆりかもめの路線にそって歩いた。ゆりかもめの駅に着いた。観覧車は目前である。ゆりかもめの駅は青梅(あおみ)駅。こんな名前の駅は知らない。
きっと逆方向に歩いてきたのだ。そういや終点の駅だと聞いている。終点の駅は有明駅である。この時点で、目的地がTWRの東京テレポート駅だということを忘れている。
ゆりかもめに乗って有明駅で降りる。しばし待ってみるが人が来ない。ぽんさんに電話してみると、東京テレポート駅にいるという。それは何線なのかと聞いてみたら、そりゃりんかい線でしょう、と冷たく言い放たれた。りんかい線とはTWRの別名である。TWRの終点の駅は東京テレポートという駅であったか。そういえばそんな名前を見た記憶がおぼろげながらある。
えんやこらとTWRの国際展示場駅まで歩く。これまたどえらい大にぎわいでなかなか電車に乗れない。40分ほど遅刻してやっと東京テレポート駅に着く。
あと1回遅刻したら犬の刑だと宣告された。
先ほど見た観覧車をもう1度見ることになる。先ほどの青梅駅のすぐそばである。まったく、TWRの東京テレポート駅とゆりかもめの青梅駅はすぐそばなのであった。あの建物もこの建物もさっき見たもの。ここまでの移動に要した1時間30分ほどのうち、1時間は完全に無駄であった。
まず。待ちくたびれた人たちとわたしは空腹なのでなにか食べることにする。もうインド料理である。どういうわけだかインド料理である。ナンが食べたい。辛いのをゆっくりと食べる。店は金ぴかな感じ。窓の外は湾岸の夜景。そしてインドな感じのポップな音楽。こいつぁオトナの世界。天井にはくるくる回る羽根。ずうっと頭上に弱い風を浴びているのはちょっと辛い。
そのあとジョイポリスへ。ハイテク機器満載である。車の匡体に乗って、前方のでっかいスクリーンで前方の視野を見せられるものが面白かった。車の匡体はがったんがったん揺れ、加速運動をシミュレーションして、その場で上下左右に動く。回転もする。これに風を加えて結構リアルに車の運動を体験させる。久しぶりに仮想現実感にひたった。何年か前に、やはり加速運動を与える乗り物に乗ったことがあるが格段に進歩している。車は崖を落ちたり木にぶつかったり。こりゃあ面白い。
あと、巨大なブランコのような遊具で立ったまま揺られた。端部では高さ7メートルである。この恐さはただものではない。これに加えて、端部と中心部で、ブランコの半径方向を軸にして乗っている台が回転する。その操作は二人一組で行う。うまく回せば高得点である。
ぽんさんと二人で乗ってはみたが、恐くて目が開けられなかった。足下で行う台の回転の操作だけはなんとかがんばった。ものすごく恐かったが、得点はご主人-Viewさん組より少しだけ高かった。2軸の円運動を組み合わせると、想像がつかない刺激的な動きになる。このあとしばらくまっすぐ歩けなかった。
その他もろもろ。あれこれ遊んで帰る。
追記。二人一組で心理テストができるアトラクションがある。わたしがぽんさんと恋愛の相性を占ってみたところ54点だそうである。高いんだか低いんだか。同時に、ぽんさんがわたしとの結婚の相性を占ったら88点だったそうである。……うーん。
いつもの友人宅へ転がり込む。わたしはプリンを、相方はグレープフルーツのゼリーを食べる。
寝る前にこの日買った本を読んでみる。うう。恥ずかしい。恥ずかしさに悶え、声が出ないようにするのが大変だった。ナニっぽいものもあったが、お子さまが買えないほどにえろえろしいものではなかった。ともあれ、この友人に本の中身を見られたくないものである。
午前8時ごろ起床。しばし読書の続き。
9時50分旅立ち。相方には「AIR」というゲームの本を見つくろってきて欲しいといわれた。本人は来ないという。会社の方が楽しいらしい。そんな悪い子ちゃんには本は買ってきてあげない。これで、忙しくてどうしようもなくて会社に行かねばならんというのなら買ってくるのだけど、相方はそういうわけではない。ある程度の痛手の覚悟のない人には同人誌は向かないと思われるので、買ってあげない。おっきいおともだちに大人気なジャンルに飛び込むのがいやだというのもある。
10時。駅前の吉野屋で牛丼大盛を食べる。七味唐辛子をかけるのは控えめにして食べてみる。比較的健康状態もいいこのとき、冷静になって食べてみる。なかなか胃にやさしくない食べ物である。舌にもあまりおいしいと思えなかった。なんでこれをいままで喜んで食べていたのだろう。いままで牛丼ではなく七味唐辛子を食べていたのだなあ。
10時50分新宿駅。11時30分国際展示場駅。会場前には前日のような、入場待ち行列はなかった。のろのろとではあるが、わたしも一本の太い帯に乗って会場に吸い込まれていった。
今日の買いものはどれみさんである。
イベントでどれみさん本をあさるたびに、未知の作家の本に遭遇する。今回最大の発掘は「KELLY」のマジョハート先生本であろう。カタログのカットでもものすごい妖気を発していた。世の中は広い。迷わず購入。
あと「おジャ魔女どれみ」と「あずまんが大王」をくっつけた「おジャ魔んが女王」の表紙が目をひいたので買った。「ジョジョの奇妙な冒険」とくっつけた「おジャ魔ジョジョれみ」の続きが出たらしいが、あっという間に完売したらしく買えず。
机を回って「あいこまつり」の営業をしている人がいた。背の高いおんぷっちがいた。お子さまサイズのおジャ魔女はついに見ることができなかった。
結構買ったつもりなのだけど、数えてみると夏よりかなり冊数が落ちている。あまり捜し回る気合がなく、えろえろ方面まで手が延びなかった。これから2月に「ぷにケット」が、そして3月に「あいこまつり」があるからあせることはない。
「ジャン研」の「Jangkeng」という本を買ってしまう。表題がしつこいぐらいに主張するように、ジャンケンの本である。わたしの目の前で、他の参加者とジャンケンをして勝つのを見てしまった。これを買えばあなたもジャンケンで勝ってウハウハの人生なんだそうである。今日の勝率を見ると7割か8割ほど。香具師の雰囲気に押されて買ってしまった。
午後3時。いつもの場所に集合。
どどさんとぽんさんの荷物の重さを確認。ああ。なぜ。こんなになるまで。
また検閲大会。わたしのはえろいのはほとんどない、はずだった。件のマジョハート先生本が意外や意外、ナニなことになる本だったのでお父さんびっくりである。でもまあ、これぐらいなら、とご主人から有罪は免れる。よく見てみたら、2冊合わせて先生総受本(専門用語)だった。はわわ。魔女さんしか出てこない本というのもまた珍しい。
ぽんさんはおジャ魔女方面はまったく回れなかったらしい。
また買いものの続き。結局ふらふらしているだけでほとんど買えず。途中でピンクのマフラーを落っことしてしまった。気づいてすぐにそばの案内に行ったらすでに届けられていて、その場で受け取れた。早っ。これで落とし物2回目。ごめんなさいー。
午後4時に集合。その場にいた人たちでご飯を食べに行く。わたしはパスタを頼んだ。パンの人あり、飲み物の人あり。
店は混んでいる。よく見ると店内で薄い本を読んでいる人がちらほらと。いやーん。5時ごろに店を出る。約束では新宿に5時半から6時の間ということになっている。
これまたTWRは混んでいる。なかなか電車に乗れない。それでもえんやこらとTWRと京葉線を乗り継いで新宿に着く。中央東口に向かう途中、階段を間違えること1回。
なんだかみなさん5時半に来たらしく、お待たせしたらしい。加えて、居酒屋への道で迷ったりはぐれたり。
居酒屋到着。すぐに去ったthen-dさんといさくさんには申し訳ない。もっと聞きたいこととかあったはずなのだけど。
とりあえずピンクっぽいカクテルを2つ飲んでみる。かき氷がわんさと乗っているのがなかなか来なくて少し怒った。あのときは、まだ氷を作っているだとか、注文が厨房に伝わっていなかったのだとか、カクテルに使うピンクの実をアフリカまで採りに行っているのだとか、そういう説明を求めていたのだと思う。ときどきわたしの怒りをおさえようとちょっかいを入れてくれた人たちには、こわい顔しかできず申し訳ない。そしてお詫びとともにフローズンパッション到着。今世紀最後のかき氷をありがとう。拍手。なんでやねん。お子さまでごめんよ。
で。段ボール箱を開けられたり、食べものが毒味されてわたしのところになかなか来なかったり。店の中で本を出すときはこっそりやらないとー。恥ずかしい写真を回されたり。いま「まわす」を「輪姦す」と変換するんじゃないかとどきどきしてみたけど、そんな単語は辞書に入っていなかった。
何の話をしたのかあんまり覚えていない。ぽんさんとデジモンの本かなにかの話をしていて「おとこの子どうしがくっついたり離れたりするような話が」というくだりを聞いて「くっつくというのはいいけど、くっついたり離れたりって言うととたんにやらしくなりますね」とかなんとかそんな話。どどさん1日で88冊新記録。キサキチさんありす幼稚園。ダークサイドここにあり。向こうの方ではもちっと明るいことになっていたような気もする。
居酒屋を出て夜の街へ。新宿は、夜の街の中の夜の街なので刺激が強い。もう変なものがなんでもある。「癒し系お姉さまエステ」と書いてある立て看板を、おっちゃんがずうっと持って立っている。食堂のお品書きに「かやくめしうどん」と書いてあって解読に時間がかかったときのような、そんな感じを受ける。「癒し系お姉さま/エステ」なのか「癒し系/お姉さま/エステ」なのか。それ以前にエステってなにさ。いやそんなことはどうでもいいのだ。とりあえず「癒し」と「系」は流行の単語なのだということを実感した。今後の流行によって、いずれは「生意気系女王さまエステ」が登場するのかもしれない。だからエステってなにさ。
コナミのゲーセン、チルコポルトへ。ショーウィンドウにときメモ2のでっかい人形2体が。和服仕様。ああ。東京は恐いところです。射撃のゲームで遊んでみるがぜんぜん進まず。200円でこれだけしか遊べんとは。情けない気分をお金で買うことができるのは、音ゲーだけではなかった。プレイしている間だけはすごく楽しいのだけど。
そのあとでっかい機械で小さな集合写真を撮って別れる。よいお年を。
友人宅に戻る。桃の味のするワインを開けてもらう。飲み切れず。
飲み残しのワインをちょこっとあおって、正午ごろ旅立ち。12時20分にVie de Franceという店に入る。パンをかじってスープをすする。12時30分ペットボトル屋から電話があり1/4の観劇の予定を決める。12時50分電車に乗る。
高田馬場でこんどはゲーム屋(現パチスロ屋)から電話。移動の予定を話している最中に電話の電池が力尽きる。さらばゲーム屋。午後1時20分山手線に乗る。1時48分品川駅から快速アクティに乗る。気がつけばこんな時間。
もっと早く出ておくべきであった。寄り道ができんではないか。がったんごっとんと東海道線を突き進み、1時59分川崎、2時11分終点の熱海に着く。早っ。ここからあとが遅い。
浜松についたのが午後5時40分。静岡県恐るべし。品川から浜松の手前までずっと座れなかった。静岡県恐るべし。なんとなく駅を出てごはんを食べに行く。街へ繰り出す気合も時間もなく、駅ビルの食堂街のそば屋に入る。うな重とそばのセットを食べる。うう。うなぎはもっといい店で食べたかった。
6時20分豊橋行きに乗る。来た来た。やっといすがクロスシートになった。向い合わせのではなくて転換クロスシート。そして、そこに座れた。これがJR東日本とJR東海の違いなんだろうか。6時55分豊橋着。7時大垣行き新快速に乗る。
来た来た来た。新快速ですよ新快速。おそらくは名鉄との競争のためにあれこれ速そうな名前をつけるのだろう。片手支持の集電装置が載っかっている新型車両だった。これまたクロスシートに座れた。8時25分大垣着。
大垣まで来て時刻表がすごいことになっているので驚いた。立ち往生している人がいる。逆方向の電車を待つ人が電話をしている。各駅停車があと3時間ぐらいないのである。時刻表を見ると、区間快速と快速と新快速ばかり。マイナーな駅に止まる電車が滅多に来ないのである。競争というのはかくのごとく行われる。
で、米原行きが8時49分に来た。この24分の待ち時間を考えるに、新快速という速い乗り物に乗った意味はまったくなかったようである。大垣までの利用客にはいいのだろうけども、大垣から米原の区間は別世界なのでJRと名鉄との競争はわたしにはあまり利便性はもたらさないのである。
9時25分米原着。おーそーいー。本日中に家に着くのか不安になってくる。9時39分新快速に乗る。これが速い速い。めっちゃ速い。快速アクティに乗ったとき感じたあの危機迫る速さを思い出す。もうがったんごっとん揺らしながら走る。駆動車ではなく牽引車に乗ったのだけど、音がすごい。んごー。んごー。こんなのに乗っていると、在来線特急の存在意義に疑問を覚える。
で。なんだか走りがだんだんマイルドになっていく。もっと飛ばしてくれよう。間に合わんじゃないか。10時29分京都着。そこから絶妙に乗り継ぎがよく、自宅に着いたのが11時30分。なんとかなった。
恥ずっ。どういうわけだか恥ずかしい。世の中に着替え中に撮られた写真ほど恥ずかしいものがあろうか、いやない。あと遅刻が多かったのが心配。わたしが。どうにも気合不足である。
今回はゲーセンではなく入るだけでお金がかかる電脳テーマパーク「ジョイポリス」に行ったり、インド料理の店でまったりしてみたりと、貧乏学生のころとは違って豪華なことをやってみた。個人的には、おねいさん向けの本を集めたりもしてみた。そうやって新しい刺激を味わってしまったけれども、新しい刺激の追求はいずれ限界が来る。でも来年もまた遊びたいな、とも思う。
購入物の分析結果を以下にまとめる。購入冊数は50冊で質量約5kg。購入に要した金額は推定約25,000円であった。ただし、紙媒体としての本という体裁をとったもののみを計測する。印刷および製本の手法は問わない。以下にジャンル別の冊数とアレな冊数に関してまとめる。アレな本であるかどうかの判断については以下の基準を用いる。
[1]18歳未満購入禁止と明記、あるいは販売時に宣言されているものについては必ずアレな本と判定する
[2]前項でアレな本と判定されなかった場合で、かつ、ナニな場面があった場合の判定は以下のように定める。ナニの描写が軽微で、ナニをアレする場面、あるいはナニそのものが直接的に画面に描かれない場合はナニな本に含めない。描写が軽微でない場合は18歳未満購入禁止と著者に宣言されていなくともナニな本とする
[3]判定において性別、年齢、種族などの個体情報は一切用いない
この基準で50冊の本を判定した結果が以下の表である。ジャンル項目「デジモン02」と「アンジェリーク」について、本によってはナニな場面が散見されたが細かく分析した結果、基準[2]を適用してナニな本には含めなかった。
ジャンル | 冊数(割合) | アレな内数(割合) |
どれみさん | 23(46%) | 3(13%) |
デジモン02 | 15(30%) | 0(0%) |
うさぎしゃん | 4(8%) | 0(0%) |
アンジェリーク | 4(8%) | 0(0%) |
クレヨン王国 | 2(4%) | 0(0%) |
その他 | 2(4%) | 0(0%) |
合計 | 50(100%) | 3(6%) |
デジモン本はほぼ賢ちゃんな本で、ほぼ大×賢ときたもんだ。アンジェリークはすべて鋼×緑。いや困ったね。このあたりは薄口に見えたものを選んだおかげで、18歳未満は買えないというほどのものは含まれないだろうと判断された。今回はずいぶんアレな率が下がった。やはし女性向け方面ではまだまだわたしに照れがあるのかもしれない。ナニなどれみさん本をあまり買わなかったのも影響した。あまり探さなかったこともあるが、ナニなどれみさん本自体が減っているのかもしれない。
また、ジャンル項目「その他」の2冊は恋愛ゲーム評論の本と、ジャンケンの勝率について考察した本がそれぞれ1冊である。後者はコミックマーケットの定義するジャンルにおいて、「ゲーム(電源不要)」とするべきなのか「その他」とするべきなのか興味を持つところである。
購入冊数50冊というのは、去年は2日間で25冊だったことを考えれば、まあがんばった方かもしれない。1日目に20冊近く買っているというのは、新しい世界が見えたみたいで今後が心配ではある。