2〜3月にユダヤ人の「プリム」という祭りが祝われます。
ペルシアとメディアのクセルクセス王の時代には、その大臣のハマンはユダヤ人をねたみ、一人残らず彼らを滅ぼし殺そうと策略しました。それを聞いたユダヤ人は頭に灰をかぶり、嘆いていました。しかし、王妃のエステルとその親戚のモルデカイの勇気と知恵によりユダヤ人が助かり、ハマン自身が死刑にされました。このように迫害から解放されたユダヤ人は喜び祝い、その日をプリムと呼ぶようになりました。
1.ユダヤ人の歴史を息子に教える父親
プリムの日に、祝会がもたれ、学校や家庭では楽しいカーネバルが開かれます。旧約聖書のエステル記の話が読まれ、「ハマン」の名前のところで皆が鳴子のような木の板を鳴らして賑わいます。皆が贈り物を交換し、貧しい人に施しをする習慣も昔から守られてきました。
不思議なことには、この出来事が記されているエステル記には、神様の名前が出て来ません。しかしいつの時代にもこの話は迫害されているユダヤ人にとって、神様の助けと解放を約束し、励ましています。<V.ソベリ>
このレシピは聖書時代のものでありませんが、私たちもユダヤ人の自由をよろこび、プリムを祝いましょう。今年のプリムは3月9日〜10日です。
砂糖 150M
マーガリン 150M
卵 3個
オレンジジュース 75M
小麦粉 600〜700M
ベーキングパウダー 小さじ3
@砂糖とマーガリンを混ぜる
A卵とオレンジジュースを泡立てて、少しずつ@と合わせる
Bベーキングパウダーを粉に混ぜ、他の材料と合わせる
C生地を丸めてラップに巻いて冷蔵庫で冷やす
D生地を5@の厚さに延ばし、8〜10B位の丸い型でパイの皮を作る。
E皮の真ん中にリンゴ、あんずまたはプルーンのジャムを載せ、三方から横を上げて三角形の「耳」を作る。
200℃のオーブンできれいなきつね色になるまで焼く。