教会で私たちは今「四旬節」を歩んでいます。この40日間私たちは静かに祈りながらイエスさまの十字架を偲んでいます。このようにしてイースターを迎える心の準備をしています。
ゴルゴタを思わせるエルサレムの丘
エルサレムの古い城壁の外側に、巡礼者が「ゴルゴタ」と呼んでいる丘があります。主イエスが十字架につけられた場所は別のところにあったと見られますが、この岩山は福音書が描いている「されこうべ」に似ています。昔ローマ人は死刑にされた強盗達を市民が見ている前で丘につれて、あざ笑って十字架につけたことが想像できるところです。
イバラのかむりに血潮がしたたる
子供のころ、この花がうちに咲いていました。「イバラのかむりにイエスさまの尊い血が流れている」と母が教えました。春、受難週の頃この花はエルサレムにも咲いています。主イエスが、十字架上で嘲られ、私たちの罪の罰を受けられたことを思わせます。
「あなたのために流された主イエス・キリストの血です。」聖餐式の時このみ言葉は私たちに唱えられます。イエスさまの苦しみと死によって、罪の罰であった十字架は、救いと命のしるしに変わりました。
教会で私たちは今「四旬節」を歩んでいます。この40日間私たちは静かに祈りながらイエスさまの十字架を偲んでいます。このようにしてイースターを迎える心の準備をしています。<文責・写真
V. ソベリ>