ベート・シェアリムのカタコウム(撮影 V.ソべリ)
カルメル山の南の周辺には、昔ユダヤ人の墓地があったカタコウムがあります。岩の中に掘ってある長い廊下の両端に、遺体を安置するための台があります。遺体が骨に枯れてしまったとき、その骨は石の棺に納めます。イエスさまが葬られた墓は、個人が持ってるものでしたけれども、それも、岩の中にほってありました。
イエスさまが葬られたことを、マリアたちはそばで見ていました。冷たい岩の中に置かれ、大きな石がふさがれたとき、「すべてが終わった」という婦人たちの悲しみを思わせるカタコウムです。
春の雨が地面をうるおすと、乾いていた土の中から一本ずつ赤、白、青のアネモネが芽を出します。神さまは美しい花を咲かせて、疲れた人々の心を喜ばせてくださるのです。
主イエスが甦られたのは、ちょうど春一番美しい季節でした。大自然も私たち人間と共に、復活を喜び讃美するようです。