帯広教会テレホンサービス

こころの休憩室

帯広教会 古財克成牧師

No.066


 10月の終わりの日曜日のことでした。教会の礼拝の中で80才を迎えられた蜂谷 照さんが洗礼を受けられました。教会の長老の方々の仲間入りとなって「洗礼おめでとう。イエスさまのお友達の仲間入りですね」と皆から祝福されていました。

 蜂谷 照さんは娘さんの青木久美恵さんと一緒に日曜日の礼拝と木曜日の「聖書の学び」の時には体調が許すかぎり熱心に出席されています。

 静かにてを合わせ賛美歌の声に、語られる説教に耳を傾け「イエスさまは救い主です。ありがたいことです。信じます」と口にされる言葉は、すべてを言い尽くした信仰の証しそのもそだと思います。

 ご高齢の体で病床の夫金松さんの介護っをされる大西愛子さんや、日々のお仕事と受験期の子どもたちを持ち、お母さまのお世話をする大金よし子さん。ご両親のお世話にあたる青木久美恵さん。同じように多忙な日々を送られる方々がいらっしゃいます。

 言い知れないっご苦労もあることだろうなっと思いますが、明るい笑顔がたえません。「大変でしょうとよく言われますが、言いたいことを言い合い、時に喧嘩をしながら、まだ私にできることが、ここにあることを嬉しく感謝しています」と言う言葉に、そう言う自分を嫌うことなく、自分自身を本当に愛しているのだな。っと言うことがよく分かります。

 「隣人を自分を愛するように愛しなさい」と言う主イエスの言葉が新約聖書マタイによる福音書22章39節にあります。こんな自分が大嫌いと言いたくなる自分を自分が愛することを忘れがちになります。その時心は暗く沈んでしまいます。

 自分が愛されている時私達は少々の辛さに耐える力が湧いてくることを知っています。主イエスは「自分が自分を愛してごらん」と教えています。私達を愛しているからです。

 神さまの祝福とご健康を祈ります。お大事に。


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