内容●自分でもわけが分かりません。
8/26 | Voice in the Live(新宿/Ruido K4)――まさか再演があるとは |
特記事項なし。
風邪気味っぽい症状が治まらず、寝て過ごす。
見舞い。
仲間が入院している。見舞いに行かねばならない。退院してしまう前に見舞いに行かねばなるまい。
会社を早く抜け出して病院に向かう。旅先の話を聞かせてもらうと、やっぱり行きたくなる。入院したくはないけれど、かの国には行きたい。
帰りに串カツの店に入る。
特記事項なし。
ナウい本。
「ホワイトローズ」へ。67回め。
オーナーにいろいろ本を見せてもらう。なかなかナウい本を集めてらっしゃる。日本に来た人のための旅行案内の本、日本への旅行を宣伝する冊子、薬物の本。
この日は「ナウい」って32回ぐらい言った。
特記事項なし。
サッカーの試合が話題になると、にわかサッカー嫌いが増えてくる。ボクシングの試合で勝敗の判定がおかしいと話題になれば、にわかボクシング嫌いがあらわれる。ぼくは、生まれてからずっと、一生スポーツが嫌いだ。
京都駅前の「Midians」にはじめてお帰りしてみた。
店内は暗い。壁も天井も真っ黒で、小さなシャンデリアのようなランプがいくつか吊ってある。奥の席に座ったが、その真上のシャンデリアには蜘蛛の巣らしきものがあった。この蜘蛛の巣はわざとなのかうっかりなのか分からないけれど、あの蜘蛛の巣はそのままにしておいてほしい。
メニューもいちいち面白い。クリームシチューとクッキーをおいしくいただく。クッキーは注文されてから焼くというもので、時間がかかる。熱いクッキーを食べるというめずらしい機会を得た。
できたばっかりの店なのに、ミディアン(お嬢さんのことをこう呼ぶ)たちはずいぶん慣れているように見える。客入りはいいのだが、お嬢さんは6人ぐらいいて、給仕よりもご主人と話しこんでいるところが散見される。最初だけのサービスなのか、実はこれでもやっていけるのか。
かなり分かっている人が作った店のように見える。関西のメイド喫茶中毒者はこの店は見ておくべき。みう嬢とらんぜ嬢と写真を撮ってもらう。
ああ暑い。暑いのを通り越して熱い。背中が熱い。京都を抜け出して大阪に戻ってくる。
「ホワイトローズ」へ。68回め。
ホワイトローズとドールとかりん館とまーめいどから、メイドのお嬢さんたちが「オーサカキング」の収録で大阪城に行っているらしい。ホワイトローズからはめぐ嬢とみる嬢が行ったという。
いつもの常連たちも大阪城に向かったらしくて、MOさんと二人でぽかーんとする。ぼちぼち大阪城から人々が戻ってきたので、ぼくはまたお出かけする。
「めいどさんのいるリフレのお店」9回め。
今日はりんご嬢だった。「火曜サスペンス劇場」の最初の音楽のものまねをやったら、なぜかえらく感激されて「オーディション受けてください」と言われた。……いったい、何の。そうかそうか、りんご嬢のまわりには「火曜サスペンス劇場フラッシュバックテーマ」を歌う人はいなかったんであろう。ぼくも見たことはないけれど。
「ホワイトローズ」へ。69回め。
また戻ってくる。うどんを食べるようどんを。メイド喫茶でうどんて。夜中に2玉入りをすする。いまうどんが大流行中で、となりの席でも向かい側の席でもうどんをすすっている。今日は「ナウい」という言葉を16回ぐらい使った。
髪を切った。
髪を切りに行く。もう暑苦しくて汗で髪の毛がべったりと貼りつくので、短くしてみた。
難波の「マジックスパイス」に入る。「チキン」の「虚空100」を食べる。
しばらく食べていると甘くなってくる。野菜に含まれているひそやかな甘みを感じる。香辛料の辛さ、すっぱさ、甘さもしだいに分かってくる。100でも大丈夫じゃないか。
これから何か月かは100を食べてみよう。年内に200に進めるか。
「ホワイトローズ」へ。70回め。
店があんまり暇そうなので、常連のご主人たちで、うろ覚えの絵を見せあったり、絵のしりとりをして遊ぶ。
まったく生産性のない、理想的な休日の過ごしかた。隠れた名店であるここを隠れ家に選んで半年。隠れ家にしては想定外に仲よくなったもんである。他の店では、常連客と仲よくなったことなんてなかった。
ここは、メイド喫茶地獄の罪人たちが集まってくる砂漠のオアシスである。ここではみんな油断していて、実によいと思う。
店を出て職場に荷物を取りに行く。明日のお出かけに持っていく荷物を集める。
東京で迷子だ。
東京である。朝っぱらから新幹線に乗って東京である。早めに家を出たので秋葉原に寄ってみた。
「くろすろーど」にお帰りせねばならんのだ。大阪の「めいどさんのいるリフレのお店」との間でスタンプラリーがあって、1往復して景品をもらう算段なのである。
しくじった。11時に着いたのだが、開店は11時ではなく10時45分なのである。もう予約が入って、始められるのが3時ぐらいになるというじゃないか。ああなんてこと。夕方にまた来ると言い残して立ち去る。
ああしまった。予約を入れておかないといけないじゃないか。電話で確認してあわてて戻ったらば、ちょうど予約のキャンセルがあっていまから入れるというじゃないか。こりゃびっくりだ。
「くろすろーど」1回め。
なんだかもう、メイドさんが驚くほどちゃんとしてる。こっちが恐縮するほど。平日の昼間でも客入りは常に埋まっているらしくて、大阪とえらい違いである。最後にお茶が出てくるのだが、これを断って自分の仕事に向かう。
仕事はうまくいったのだが、現場に行くまでに電車を間違えて遅刻してしまった。
夕方に、頼まれていたものを探しにいく。表参道にある小さな店を探す。まず、表参道に行くはずが、駅に近い竹下通りに入ってしまう。明らかに道を間違えているのが分かったので、軌道修正して右へ右へと進んでいくと住宅地に迷いこんだ。まっすぐではない道と坂道を経て、ついに行き止まりに達した。すでに、自分がどの方角を向いているのか分からない。
なんとか竹下通りに戻り、広い通りに出たところでまた右へ右へと進むと、また広い通りに出た。これが表参道っぽい。どこを見ても分からないけれど、表参道っぽい。ここからまた店を探す。事前に地図を用意してもらったのだが、距離が分からない。
表参道の長い坂道を2往復してしまった。やたらめったら大きい「表参道ヒルズ」を超えていいのか超えてはいけないのかが分からず、一度引き返したのが失敗だった。引き返したらまた原宿駅に着いてしまったじゃないか。
さんざん歩いて、見つけたのは小さな小さな店だった。あまりの小ささに、気づかずに通りすぎてしまい、また戻ってくる。
指から血が。
ワイヤーストリッパーをつかんだときに、刃の部分をつかんでしまった。
力を入れるほどに、交差したはさみの刃が閉まってきて、刃先が右手の中指を切り進んでいく。あわてて力を入れたら皮膚を通過して脂肪と筋肉の層に刃が入ってくる。少量の血が吹き出す。
もう片方の手ではさみを開いて、やっと指を取り出すことができた。ワイヤーストリッパーの刃のはしっこのほうにある、AWG10ぐらいの太い径の半円形の傷跡が残っていた。指紋の流れを無視して、実に鋭利に切れている。ティッシュペーパーを巻きつけ、押さえつける。けっこう痛い。
そうこうしているうちに終電の時間である。走って駅に向かう。指の血が止まらない。
携帯電話を置いてきたままに飛び出してしまった。走りすぎて、駅には4分も前に着いてしまった。
早起き。
昨日は指から血を吹き出した時点で働く気を失い、心細くなって家に帰った。
問題解決の糸口を見つけだすまでは帰らせたくなかったようなのだが、心細くなってしまってはもう駄目なのだ。その代わり、次の日の朝にはなんとかしないといけない。なので今度は早起きして職場で昨日の続きをやる。
職場についてひと休み。自販機で飲みものを買ったら、そのそばで寝ていた2人を起こしてしまった。ぼくよりも遅くまで働いていたであろう人たちなのに、ちょっと悪いことをした。なんとか始業の時間には解を出せた。
次。この結果を現場で確認しないといけない。また東京である。いますぐに行ってこいというのをなんとか断って、翌日にしてもらう。
有明のまんが大会に行けるのかかなり不安になってくる。
続・眠い話。
前日にさらに輪をかけて早起きだ。現場が駅から近いおかげで、朝一番の新幹線はなんとかまぬがれ、4本めに乗ることにした。
問題の解が使いものになりそうであることを確認し、また大阪に戻ってくる。こんなつまらない旅行はなかなかない。もう一人ついてきていなかったら、秋葉原に寄ったのに。
新幹線の行きの便では、そばの席に家族連れがいた。これがもうやかましくて、とても疲れた。子供はなぜ意味もなく「数」を数え出すのか。帰りの便ではやかましいのがそばにはいなかったので助かった。40分ほど意識を失っていた。
特記事項なし。
もうさんざんな一週間である。有明のアレには1日めは断念したけれど、2日めと3日めは行けることになった。
JR東海から中元の一つも届きそうなもんである。
少年まんがだ。
また新幹線に乗って東京に向かう。前日に携帯電話から予約していた便が、時間を20分も遅く覚えていた。直前になって時間を間違えていることに気がつき、予約を変更する。間に合ってよかった。
11時ごろに国際展示場に向かうと、すんなり正面玄関から入れた。「デスノート」のニア×メロの本を探して歩く。おほほほ。ときにお嬢さんの列に加わって並んで買うのが、ちょっぴり恥ずかしい。
のりぽんさんとカレーを食べにいく。下北沢の「マジックスパイス」に向かう。ぼくは「チキン」を食べる。旅先なので辛さは「虚空50」に抑えておいた。のりぽんさんは下から二番目の「瞑想」だった。
旅人には親切にしてくれるのか、ぷりん嬢がやたらといろいろ教えてくれる。二人して、のりぽんさんに辛いものを食べさせようとする。今後も下北沢に通って辛いものを食べるがいいのである。
のりぽんさんは秋葉原に向かい、すれ違いでthen-dさんがやってきた。
渋谷の喫茶店「Earl」でぼへーっと過ごす。ちょっとお高い喫茶店でぼへーっと過ごす。めずらしく、まんがの話をする。
さらに、パスタの大盛りも同額だという看板にひかれて、名前は失念したけれどごちゃごちゃした狭い通りの店に入る。しかたがないじゃないか。大盛りを食べるしかないじゃないか。
たらふく食べて別れる。宿に入りてニア×メロの本を読む。うくくく。
少女まんがだ。
1日めに参加できなかったので、もう最終日である。最後の日なので、とりあえずわけも分からずに端から端まで歩いてみることにした。
でも買ったものは偏っていて、少女まんがである。おどろおどろしい絵のものから、今様のかわいらしいものまで。今回は星園すみれ子「ピクニックatマウント・フジ」というおどろおどろしい絵本に、なんだかわたしの今後数年の読書を変えてしまいそうな勢いを感じた。夏目わらび「エルザ」もよかった。
あと「ぴちぴちピッチ」をいまも描いている最後の生き残りと思しき「陸奥屋」の本を買ってきた。
久しぶりに集まった面々でカラオケ屋さんに行く。歌はそっちのけで、馬鹿でかいハニートーストをつまむ。夫妻のお嬢ちゃんは少しづつしゃべるようになっていた。
まだ帰れる時間なので新幹線に乗って大阪に戻ってきた。鈍行列車の旅はまた延期だ。このままだと倒れてしまう。
ダーツの矢が刺さらない。
「めいどさんのいるリフレのお店」10回め。
今日もりんご嬢だった。彼女はどうして話のネタがつきないのか。すごい。
「ホワイトローズ」へ。71回め。
うどんの暖かいほうを「2玉」で頼むと、どんぶりが2つで出てくる。あまりの外観にしばし途方に暮れるが、食べはじめてみると案外すぐに食べられる。
ダーツをやろうと誘われて「ミルクカフェ」へ移動する。10回め。
矢を投げても刺さらない。だからまったく面白くない。そこへ、すごい人があらわる。見ず知らずのぼくにていねいに教えてくれる。「ひじを動かさない」なんて言われても意味が分からず機嫌を損ねるぼくに対しても、あきらめずに教えてくれる。これで、刺さるようになった。
やっぱり今日はじめたばかりだという人がいて、ばんばんまん中に突き刺していく。ああなるほど、ダーツはダーツに向いている人がやるべきだ。ボーリングはボーリングに向いている人がやればいいのである。
がねーしゃさんの高価そうな矢を借りて投げたが、面白くない。ボーリングのように逃げ出したくならずにすんだのは、親切に教えてくれた見ず知らずの人のおかげだ。
たぶん、もうお帰りしない。遅くなったので終電がなくなって、途中からタクシーで帰る。
家から一歩も出なかった。
家から一歩も出ない。
家族が全員そろったので焼肉を食べた。
小さなピンクの腕時計、キティさんの時計。
おじさんは三姉妹に服を買ってやる。お前ら、なんで3人もおるねん!!
いろいろ大変だったらしく、もう、ここに書けないぐらい深刻に大変だったらしく、おじさんにできるのはこんなことぐらいだ。でも、お前たちはおじさんの大変さも知るべきです。ついでに、お父さんの大変さも知るべきです。
心斎橋の「サンリオギャラリー」の3階にキティさんの時計があった。前日に見つけてほしくてほしくてしょうがねえのである。「ハローキティ×Seiko Lukia」という腕時計がほしくてしょうがねえので、宵越しの銭は持たねえ江戸っ子のわたしは実物を見たら買っちまう予定ですねん。
るきあたんかわいいよるきあたん。文字盤に浮き出るキティさんの仕上げもよかった。でも、すでにこの時計と同じぐらいの金額が三姉妹の服に化けてしまったので、おじさんは見るだけで帰る。来月まで残っているかなあ。
星園すみれ子の本があった。
難波のわんだーらんど。まんが、星園すみれ子「創世記」があった。かなり探してしまったが、あった。もう買うしか。
とらのあなにやってきた。小説、伊吹泰郎 ゴーストラプソディ お嬢様は自縛霊!?」が一冊。
「ホワイトローズ」へ。72回め。
星園すみれ子「創世記」を読む。この素敵さを見せつけたく、とにかく読み続ける。キリカたむが興味を持ってくれたので読ませる。ちゃんとがっかりしてくれた。
テニミュを観にいく。
最近できた「くらら」にお帰りしてみた。1回め。
入口のそばのくぼんだ部分にある席に通されたのだけれど、ここからだと全体が見渡せない。メイドさんが見えないじゃないか。メイドさんの衣装はばらばらで、でもかわいかった。あと、たまごサンドをたのんで後悔した。ものすごく後悔した。
くだんの娘っ子三姉妹を連れて新大阪のメルパルクホールへ。「ミュージカル『テニスの王子様』Advancement Match六角」の巻。題名長っ。
娘っ子に聞いてみたところでは原作の漫画にものすごく忠実らしくて、台詞なんかもそのまま使われているらしい。こういうあたりは、分かっている方々にはたまらんのだろう。でも、ぼくはほとんど読んでいないので、そう思い入れがあるわけじゃない。でも、そんなぼくが観てもおもろかった。テニスラケットを持って、歌って踊っているというだけでもうぼくは。
以前せらみゅに足しげく通っていたころには、やっぱりわけの分からない力にねじ伏せられて、泣きながら見ていた。彼女たちは照明の力もあってまぶしくて、音楽もわたしの好みで、けっこう簡単にねじ伏せられてしまった。で、そういう体験をしてしまったものだから、テニミュにもある種の期待がわたしにはあって、少年たちを食い入るように見てしまう。
男声合唱には、なにやらわけの分からない力がある。楽曲はぼくの好みじゃないけれど、女声にない力がある。あんまし分かっていないので細かいことは書けない。
原作通りだというのだけれど、六角中学校との対戦がすぐ終わってしまうのが残念。試合のない選手もいる。
あと、忍足(青髪眼鏡)と向日(赤いおかっぱ頭)が並んで立つ場面でちょっといけないものを感じた。これはなんだ。話にほとんどからまない氷帝学園のテニス部員に萌え萌えしておけという指令なのか。娘っ子と観にいくとあれこれ親切に教えてくれるのだが、不純物も混じっている気がする。
あと、忍足と向日が並んで立つ場面でちょっといけないものを感じた。これはなんだ。話にほとんどからまない氷帝学園のテニス部員に萌え萌えしておけという指令なのか。娘っ子と観にいくとあれこれ親切に教えてくれるのだが、不純物も混じっている気がする。
駅前の駐車場で気がついた。バイクの鍵がない。
もうバスはない。タクシーもなかなか来ないので、あきらめて歩いて帰った。道に迷わなかったので30分で着いた。
たまには趣味を押し付ける。
「ホワイトローズ」へ。73回め。
勝手に本棚に置いてきた「創世記」の置き場所が変わっていない。だれも手に取らなかったか。また読みはじめる。
「めいどさんのいるリフレのお店」11回め。
今日もりんご嬢だった。りんご率高し。
「ホワイトローズ」へ。74回め。
どうにもメイドさんの反応が悪いので、オーナーがひまそうなときに星園すみれ子「創世記」を渡す。木曜にキリカたむがいたときに、オーナーはこの本を気に入ると言ったら、オーナーは変な人だけどこういうのは好みじゃないだろうと言う。で、本人に渡してみたらえらく気に入っていた。
みのる嬢はよさそうな反応があった。みさ嬢に見せたら、がっかりしていた。
日本橋なのに。
「ホワイトローズ」へ。75回め。
難波へ行く前にまずは寄る。電車の中で、メルシャン「ギュギュッと搾った。完熟パイナップルのお酒」を飲ってしまい、すでに熱っぽい。桃は荷重55パーセントに落とされたのに、パイナップルは75パーセントなのだ。
星園すみれ子を一通り読んで、お出かけする。
難波の「マジックスパイス」へ。
久しぶりに「チキン」の「虚空150」を食べる。去年食べたときにはずいぶんな衝撃だったのだけれど、いま食べてみるとふつうの早さで食べられる。でも、顔からいろんな液体が出てくるのは相変わらずだった。
わんだーらんどで、星園すみれ子「創世記」をまた探す。本棚にはわたしの買ったあとに1冊ぶんのすき間ができている。在庫がないか調べてもらったけれど、なかった。2冊仕入れてはくれないのだ。
とらのあなもゲーマーズにもなかった。青林工藝舎の本が置かれていないので、こりゃ仕入れていないのだ。在庫を調べてもらおうという気も起きなかった。
しばし歩いて難波のジュンク堂にはあった。とらのあなにはたいていのまんががあると思っていたのだが、そうでもなかった。ぼくが日本橋に行く理由はなんだったのか。星園すみれ子「創世記」、林家志弦「ストロベリーシェイクSweet」を買う。
「ホワイトローズ」へ。76回め。
自分用を買ったので、先週から置いている星園すみれ子「創世記」は回収せずにこれからも店に置いておくことにした。
めぐ嬢の反応がよかった。別に持ってきた丸尾末広「少女椿」を、見覚えがあるという。ホンマかいな。アニメ版をTVで観たのだという。聞いてみると、アニメ版を知らないと言えないようなことを答えるので、彼女はアレを観たのだ。TVでやるとは信じられん。
あとオーナーに、バイクのエンジンの話を聞く。
見つからない。
久しぶりに労働すると、夏休みの前にはこんなことに毎日耐えていたのかと思う。こんなにあったのか新製品は。
リプトンの炭酸な紅茶は見つからず。こうなったら通り道にあるコンビニエンスなストアーに全部寄ってやろうじゃないか。そして、帰り道でもやっぱり見つからない。
眠い。
久しぶりに働いているからなのか、眠くってしょうがない。
眠くなると暑くなってくる。自分自身が熱いからなのか、身体の表面の温度を検出する感覚が狂って暑いと感じているだけなのかよく分からないのだけれど、とにかく暑くなってくる。
ぽかぽかするとまた眠くなってくる。眠くなってくると、意識は覚醒とぼんやりの境界面を泳ぎだして、変なことを不連続に思いついて、また消える。
眠くなるとぽかぽかしてくる。まったく、どうしろというのか。平日は部屋に戻ってもパソコンの電源を入れないようにして、全力投球で寝ているというのに。
辛いふりかけ。
あいかわらずリプトンの炭酸入りのアレが見つからない。お父さんの入れ歯ぐらい見つからない。
毎日会社帰りに寄り道して探しているのだが見つからない。今日はそのかわりに99円の店で辛いふりかけと、辛いお茶漬け海苔と、辛いラーメンがあったので買ってきた。
「七味唐辛子ふりかけ」の上に「PURE LIFE」と書いてあるのが、なんだか今様な表示でくすぐったい。奥さんも今日からピュアー・ライフだ。
特記事項なし。
駅で電車を待っている。人が線路に立ち入った影響で電車が遅れているのだという。
人が立ち入るとはどういうことか。鉄材を求めて少年少女が線路をひっぺがしに来ているわけではないとすれば、電車にぶつかったら「人身事故」で、ぶつからなかったら「線路内に立ち入り」なんだろう。
毎週一回ぐらいは人身事故で電車が遅れるのに出くわす。そのたびにまた一人死んだか、と思う。
人に迷惑をかけるような死にかたをしやがってと非難する向きもあるけれど、ぼくはそういうふうには思わない。相手はもう死んでいるのだ。新聞の死亡記事を見ては、無事に死んだと知って安堵する。死ねなかった人には、この世をうらんでくれるなと思う。
こんな夜更けに大声で騒ぐ声がする。若い連中が駅のホームから、連れの荷物を線路の上に放り投げようとしている。
シャツの背中に私立高校の名前が書いてある。「水泳部」のユニフォームらしい。啓光学園水泳部。これがラグビー部だったら有名すぎてだれかが通報したのかもしれないが、水泳部だし無防備でもいいのだろう。
線路内の立ち入りには、案外、こんなお手軽な原因もあるのかもしれない。電車は動き出してまた止まる。こんどは「お客さまどうしのトラブル」だそう。
特記事項なし。
土曜に休日出勤が入るかもしれない、ということはずいぶん前から分かっていた。昼の3時に会社を出れば6時に新宿に着くから、ライブはなんとかなりそうだと思っていた。
めでたく、休日出勤の話はなくなった。これで秋葉原に寄れる。
VitL。
またもや新幹線でえんやこら。朝っぱらから秋葉原である。
「くろすろーど」2回め。
午前10時55分。もうすでに待ち時間がでている。すごいな秋葉原は。しかししかし、スタンプラリーの2往復のためなら待ちます、待ちますとも。
今日もりん嬢だった。また足の裏の痛いところを淡々と責められる。
でかいハンバーガーがあると聞いていた「Cafe & Dimension」へ。1回め。
でかっ。会社から電話がかかってきた。地下で電波が弱いのでぎこちないことになった。
265さんから聞いていた輸入雑貨の店「ワタベ商店」を見つけることができたので入る。
お菓子と炭酸入りのぶどうジュースを買う。これが今日の昼食。入口でメイドさんがいた。いったいここはなんの店なのか。彼女は白板にどくろの絵を描いている。どうも辛いソースの瓶に描いてある、あのどくろっぽい。
あと、店頭にぶら下がっているTシャツにひかれて、間口の狭いあやしげな店に入る。
雑誌「ワンダーJapan」[2]、「Emily the Strange」の黒いTシャツとメモ帳。
万世橋のそばにある「St. Grace Court」というカフェまでやってきた。1回め。
教会風の店で、ウェイトレスを「カフェシスター」と呼ぶ。カフェシスター!! 衣装がえっらいかわいいじゃないか。さっきの雑誌を読んで過ごす。残念ながらあまり静かな場所ではなかった。このけたたましさも、さすが秋葉原じゃないか。
リプトンの炭酸の紅茶を探しながら、新宿に移動する。新宿のサンリオの店で、キティさんの高い時計と再会する。ああ欲しい。
新宿の「Ruido K4」までやってきた。原宿の「Ruido」と間違えなくてよかった。本当によかった。「Voice in the Live 2006」の巻。
番組が終わってからずいぶん経ってしまったが、「ぴちぴちピッチ」の出演者の、土屋実紀、石塚さより、小島めぐみ、小暮英麻の4人が歌をやるという。なんだか悪者のにおいのする4人組が歌をやるというからもう来るしかないじゃないか。「Voice in the Live」が帰ってきた。
土屋の演じる医者が、赤い眼鏡でエロかったのでよいと思う。石塚は少年なのがやばかった。あと石塚が、寸劇で小暮演じるところのお嬢さんをツンデレに演出した功績は記録しておかないといけないのである。
今日のえまたん。途中の寸劇で、こじまめがピンクのメイドさんになっていた。そしてご主人さまがエマさまだった。ぼくはエマさまがメイド(オレンジ色)になるべきだと。なるべきだと去年から訴えているのだがエマさまはメイドになってくれない。
他の悪役を押しのけて、南極海の姫さまがいちばん悪者っぽい。あと、エマさまが、挨拶で「やるわよ」とおっしゃったので、「やってー」と叫んでみたが、彼女がなにをやるつもりだったのかはいまも分からないままである。彼女はぜんぜん食べてないのだとぼくも思っていたのだが、たくさん食べてあの体型なのは、切実に効率が悪いと思った。
新幹線に間に合わず、夜行バスで帰る。
卒業式。
「ホワイトローズ」へ。77回め。
廃虚布教用に「ワンダーJapan」[2]を置いていく。
難波の「マジックスパイス」へ。「チキン」の「虚空100」を食べる。体調に合わせて、あんまし辛くないものにする。
「ホワイトローズ」へ。78回め。
ゆぅひ嬢の卒業式だった。店鋪の内装や制服の意匠から立ち上げたという初期メンバーの、最後の一人である。彼女は服飾デザイナーとして動き出しているそう。
特記事項なし。
母上に、顔が変わっていると言われた。鏡を見てみると、顔が丸い。あんたは誰だ。東京から戻ってきてから顔がむくんでいたらしい。あんまり眠いんで、夕方で会社を出る。おとなしく家で寝る。
特記事項なし。
辛いお菓子を食べる。
265さん(通称)がうまいと言っていた、赤唐辛子のお菓子が届いた。1枚目の写真である。一緒に写っているびんは、キウイのジャムである。
唐辛子を油で揚げてある。クミンで味付けしてあるので、カレーのようなにおいがする。
か、辛い。かなり辛い。そりゃ唐辛子だから辛いに決まってる。決まってるのだが、ぼくは、もっとマイルドなのを想像していたのだ。こんなの、かなり唐辛子である。まぎれもなく唐辛子である。唐辛子とクミンの香りが生々しい、辛いお菓子だ。
ちょっとずつしか食べられないので、これを一袋ぜんぶやっつける自信がない。やっつける前に湿ってさくさく感がなくなりそうだ。二袋買ってあるので、片方はどなたかにあげます。
あと、顔があいかわらず丸いままなので、母上に似てきた。幼少より母親にそっくりだと言われてきたが、横幅まで似てしまってはまずい。
アクエリアス。
何人かで集まって9月下旬に「マジックスパイス」で「アクエリアス」を食べに行くことになった。
いままで本当に長かった。マジックスパイスに誰かを連れていっては、辛いものを食べたり食べさせたりしてきた。下北沢で食べた虚空(25)から始まり、50、150に進んでまた100に戻り。ここ3年ほどのぼくの生きざまなのである。
あんなに辛い150をふつうの早さで食べられるようになるのにずいぶん時間がかかった。あと150と200に慣れたら向こう側に逝きます。先生さようなら、みなさんさようなら。