いろいろ調べた結果、とりあえず高価な300Bはあきらめてもちっと安い真空管で検討中。300Bを使ってて安いやつだとパチもんの球をつかまされてとんでもない音がしそうだ。ホンマもんの300Bは球一個で5万円ぐらいする。LとRで10万円。
SV-83という聞いたことのない球を使ったアメリカ製パワーアンプを発見。118,000円。概観はかなりアレだが設計も部品もいままで捜してきた中ではかなりいいものっぽいので、12万円は安い。高いけど。代理店に問い合わせてみる。98,000円で納期6週間とのこと。さっきと値段が違うんだけど。真空管アンプ業界の人は細かいことは気にしないのだろうか。妖しすぎ。
携帯できる電話機(以後携帯電話と呼ぶことにする)というやつは、わたしには近づいてはいけないもののような気がしていた。なんというか、携帯電話というやつはふつーなのだ。流行りの音楽を聞かない、というのとは違う「近づいてはいけない」という感じ。自民党に投票してはいけない、とかWindowsを使ってはいけない、というような切迫した感情だ。携帯電話を持つと、わたしはわたしでなくなるという感が強くあった。
まず携帯電話の事業者が電話機をばらまき続けるという、子供相手のような商売の仕方が気に食わない。小手先のアプリケーションの充実よりも、先にやらねばならないことがあるだろう。あと携帯電話の使用者といえば電車の中だろうと学校だろうと電子音は鳴るわ大声で話し続けるわというイメージがある。あと、どこへ行っても携帯電話を持てと言われる。どれもこれも気に入らない。こんなものを持った瞬間、わたしは最近の若者になってしまう。
そんなわたしが電話機を持ちました。端末が0円。ああおぞましい。半年以内に解約すると販売店に違約金30,000円を払うという約束で。通信事業者がツーカーホン関西という会社。あと何年持ちますかね。このピンクの端末のためにもつぶれないでおくれ。で、いまパソコンを買ってきたお父さんのようにいじくっている。やっと操作コマンド体系の葉から枝へ、枝から幹が見えてきたところ。さっきまでの悪口もどこへやら。操作の習得はパズルを解くようで楽しい。
2オクターブの間の単調な単音の並びで着信音を作ることができる。試しに、知っている曲を入力してみることにした。借り物の鍵盤ハーモニカで音を取りながら入力した。いま、わたしの電話の着信音は、最近流行りの「君が代」である。職場で控えめな音量で鳴った君が代は思ったよりスリリング。玩具としては結構楽しめる。いまわたしはハイテクなお父さんだ。
ああ。ぽんさんもおジャ魔女のカード買われましたか。箱買いで。わたしも家を出る時はおジャ魔女CDくらぶを買うつもりだったんですよ。どういうわけか店に着くと買ってはいけない方を選んでしまうんです。あたしの長年の習性で。で、えらい後になって、買いそびれたCDを中古屋で探したりして。グッズの道は険しく遠いですが、ともに歩みましょうぞ。罪深い国へようこそ。
どうもSV-83なアンプの値段は98,000円でよかったらしい。また問い合わせてみたら円高で値下げしたらしい。300Bなアンプでも同じぐらいの値段のを見つけたのだが、SV-83な方は真空管が安いぶん電源にお金が掛かってたり、プリント基板を使わないで手作業でケーブルをはんだ付けしてるのがよい感じ。で、予約してしまった。これで、知人からもらってきた推定20年もののアンプよりずっとクリアな音になるだろう。
あとアナログのプレーヤ。見知らぬ人の家の前に捨ててあったのを勝手に拾ってきてもう7年ぐらい使っている。推定20年もの。こいつの針をいいかげん交換しないと不安なんだけど、探すのが面倒くさい。いや、そもそも交換できるのだろうか。結局ターンテーブルと、アームと、針のついたカートリッジ一式まるごと買い替えてしまうような気がする。
ちなみに当時、プレーヤといっしょにPaul Mauriatの1976年の豪華3枚組のLPをもらってきたのだった。無断で。
ずいぶんハイテクな電話機を買ったので、文字を送って遊んでみる。受信者の電話機が「スカイメール」という、ツーカーの中でのローカルな通信の約束事を理解してくれるかどうかで送信者の使い勝手が大きく変わる。
ツーカーとJ-PHONEの電話機はその約束事を理解してくれる。送信者の送ろうとする文字列を、電話機が通信の約束事にそって変換してから送ってくれる。一方通信の約束事の異なる電話機を持つ受信者に文字列を送るのは大変だ。ポケットベルあるいはページャと呼ばれる通信機に文字を送るために作られた約束事が、ほぼ統一規格のように携帯電話機でも用いられている。まさかわたしがモールス信号のごとき操作をすることになろうとは。
かな、数字、アルファベット、記号を二桁の十進数に置き換えて、この長い数字の列をごく原始的な周波数変調を施して送信する。0-9の数字の列に置き換えてしまえば、あとはプッシュホンの電話番号を基地局に送るときの例の音声信号に載せられる。
数字列を指で入力する間、回線は開きっぱなし。よほど入力に慣れていないと通信コストは結構な額となる。指でボタンを押すとボタンに対応する高さの音が出る。この音を基地局は耳をすまして聞き取って二桁を一組にまとめてから、かな、数字、アルファベット、記号の列に戻す。この作業はモールス信号を使った通信を連想させる。このハイテクな電話機ができない作業は人間がやらねばならない。人間が文字コードの変換をせねばならんとは。
こんなこと言ってるとおっさん呼ばわりされてしまう。
そういうわけで、ちょこさんの探しているどれみさんカードを1枚送りつけることが決定。この前えるぱれで送りつけ用に買ってきた、クレヨン王国の本もおまけに付けることにした。2年前にまなちゃでこの本を持っていると発言してしまったがために、当時えらくいろいろ言われたのだった。モンキー烈風隊/12 Habits。本当は久遠さんにも送りつけたかった。
朝から郵便局にてちょこさんへの荷物を発送。どうもさっきの本をぽんさんも欲しいらしい。古い本なのでえるぱれにはもうないのだ。いや、ひょっとしたら冊数が少なくなって、どこかに在庫処分みたいな形で固めてあるのかもしれない。もう一回探してみるか。いや案外秋葉原にあるかも。
こんどの賞与はいくらなのだろう。新入社員の賞与の算定ってどうやってるのかさっぱりわからん。あと一か月。賞与も退職金もいらないから給料を上げておくれ。会社がなくなる前に早く、早くお金をおくれ。いやほんとに。わたしが出ていくのが先か会社がお亡くなりになるのが先か。何年もかかって昇進したところで主任手当は7,000円。現在全財産20,000円。
ああしまった。来週の出張の旅費が結構かかるではないか。またもや給料日前には電車の回数券を買えなくなって、ちびちび切符を買う日々が続く。
ゲーム機のサターンを自分の部屋に持ってきて、とりあえずこれをCDプレーヤとして使うことにした。アンプにつないで、コントローラの操作で選曲する。テレビ画面がないので操作でやや苦労。聴きなれた音と違って、厚みのないスカスカの音で変な感じだが、まあ鳴らないよりはいい。こないだ買ってきたアンジェリークのドラマCDなんぞ聴いてみるかと。
「恋はPUSH & PUSH!」とか「惑わせないで聖少女」だとか営業の人泣かせな恥ずかしいタイトルのもの4枚。5枚シリーズなのだが途中の1枚が見つかっていない。
まあいいやと聴いてみる。恥ずかしすぎ。どうってことのない話で、ただ恥ずかしい。死ヌ。中学生ぐらいのおんなの子が買うのであろう。そう考えるほかないぐらい恥ずかしい。いろいろあるけど、ゼフェルとマルセルさまが仲良くなってくれてあたしゃうれしいですじゃ。げほごほ。アンジェのライバル、ロザリアは声だけだと全然お嬢さまじゃないんだな。なんか変。なんだかんだ言ってアンジェっていやな主人公だなあ。
ちょこさんにあいちゃんカードと問題の本は届いたらしい。まなちゃの「はむ」問題も忘れ去られようとしている。ちょこさんにはいま一度はむの真実を知っていただこう。久遠さんとぽんさんにも送りたかったのだが、えるぱれに本はもうなかった。
あずまのうらぱげ二年半ぶりの新企画案。なんだかあたしだけ話題についていけないのがくやしく、ゲームをやろうかなと。年末あたり一台PCを組む。で、世の中のピンク髪キャラなゲーム(女の子ゲーム限定)を月イチ程度で買って、評価を書こうかいなと。評論ではなくて、買おうとしている人への参考になるようなやつを。髪色に注目してなにか書けるといいなあ。
で、早速ソフマップの例のものすごい色彩の売り場を見てみたらばピンクな娘の描かれたパッケージは山のようにあるではないか。ちょっと待てと。なにがなんだかさっぱりわからん。
月刊誌e-Login12月号を買って読んでみる。ああ。例によってものすごい色彩。どこもかしこも肌色と髪の色。
企画が成立しそうかどうかの判断材料が雑誌というのがなんとも頼りないが、取っ掛かりとして便利なのは紙の雑誌であろう。新作ゲームのページを繰ってみる。ふむ。次から次へと大量に女の子ゲームが出ているということ。恋愛中心のものばかりでは決してないということ。広告をデータで入稿せずにカラープリンタの出力を入稿しているソフトハウスが結構あって、小さいところではQuakeXpressとかPostScriptのフォントとか買えないんだろうなあ……とか。その程度の動向はわかった。
ページを繰ってピンク髪キャラを検索する。ふむ。たしかにこの世界ではピンク髪なキャラはそこそこ生産されている。たしかにピンク髪キャラの新天地には違いない。で、ピンクなゲームの記事をよく見てみると、その、あの。タイトルがものすごく恥ずかしいんですけど。ようこそ、淫虐の花園へとか書いてあるんですけど。営業の人も大変さね。
例の場所に出張。就職してからわりと近くに住んでらっしゃるおかざきさんに会うことになったというおはなし。
19:00集合の予定で某駅に18:30到着。おかざきさんはもう来てらした。おかざきさんはすぐにわたしを見つけた。わたしは気付くのが少し遅れた。髪が長いと見つけられやすい。東洋民俗博物館にどどさんとわたしとおかざきさんとで行ったとき以来。2年ぶりである。
どこかでお食事大会にしようということで、しばらく駅のそばの商店街を歩いた。まだまだオトナの時間ではないが閉まっている店が結構多い。歩けば歩くほど閉まっている店が増えてくる。かなり歩いて、わたしたちは何が食べたいのかを改めて考えることにした。ピザが食べたいならピザ屋さんに、ビーフストロガノフが食べたいのならビーフストロガノフ屋さんに行きましょうと提案。ピザ、食べたいですね、てな話になる。19:30にパスタとピザの店に遭遇。中に入る。
店は地下にある。天井が高く、至るところに木材をあしらった店だった。わたしは「生ハムと木の子のピッツァ」を相棒は「6種類のチーズと生ハムのピッツァ」を注文した。どちらも生ハム入り。あれま。はむはむですね。そうですね。薄くて広い円形の生地だった。こういう本格的な生地はテレビでしか見たことがなかった。生地の上にはあまり具は載っていない。冷めてもチーズの味がおいしかった。
直径30センチはあろうピザをあっという間に食べてしまう。その間、おかざきさんの電話に文字メッセージを突然送ってきたという会ったこともない女の子について話していたが、ここには書かないことにする。さらにパスタを一皿ずつ注文。ちょっと量が多かったが、話しながら時間をかけて食べる。
このあたりの高校生のスカートが短いということについて話す。大阪がミニだとすればこのあたりはマイクロミニなんである。これを目の当たりにすれば東京の高校生だって大したことはない。どちらかといえば大阪でこの丈のスカートを着るのは、なんだか変なセンスの人なんであるが、このあたりでは違う。このあたりではひざ上20センチがふつうなのだ。……いや、そこまでは力説していない。
不意におかざきさんのかばんから、なにやら見なれた形状と色彩のものが。大学の後輩が卒業式の日にくれたらしい。ああ。ついに薄くて高いリカちゃんの本までもらっちゃいましたか。ん。よく見ると薄くて安いリカちゃんのぬりえだった。そして12色のクレヨンまで。クレヨンまでくれるとは。
もう後輩がことあるごとにいじめるんですよう。「おかざきさん、手、震えてますよ」って。とりあえずコップを持ってもらう。ふむ。派手に震えている。どうしてなんでしょね。副交感神経が強いんですよ。ん、副交感神経ってのは手を震わせるホルモンでも出すんですか。違いますよ。へえ、じゃあ、副交感神経が強いと確信するに至った症状が他にもあるんじゃないですか。そうですね、顔が絶えず笑ってる。えーっ、その顔は副交感神経のせいだったんですかっ。……あの、ギャグですよ? も、申し訳ないっ。
アイデンティティがないんですよ。りり夫さんに会ったときに「アンタはただのロリコンだと思っていたら、本当にそのとおりだった。アンタからロリコンを取ったら何が残るんだ」と言われちゃいましてね。んー、手が震えるのは副交感神経のせいなんです、絶対そうじゃ、と言ってしまう、そういうところがおかざきさんなんだと思うんですけどね。
21:30ごろ、店を出て駅に向かう。途中、おかざきさんは例のリカちゃんのひらっとふわっともうばっちりな「なかよし」を買っていたらしいと聞く。さらに家族に見つかってしまったと聞く。
駅で、なにか言い残したことはないですか、と聞いたらおかざきさんはかばんをがさごそ。さくらさんと変身さくらさんとともよさんとリカちゃんの人形が出てきた。お菓子の付属品である。これまた大学の後輩のプレゼントなんである。
さすがに店では出せなかったらしい。変身さくらさんとリカちゃんとではスカートのひらっとふわっと感が断然変身さくらさんの方がよかった。今回わたしはまったく妖しいものを持ってこなかったことが悔やまれる。電車が来た。そこで別れた。量の多いパスタで、まだおなかが張っていた。
16日から出張で例の場所へ。アレしてナニして17日に帰る。帰るときのおはなし。
バスの時間に合わせて会社を出てきたつもりが、やってきたのは逆方向のバスだった。駅まで向かうバスが来るまで30分。歩いても30分。バスだと190円。タクシーだと1,190円。これは歩くしかあるまい。
途中、大きな川が行く手を横切る。橋を歩いて渡る。数か月前にこの橋を自転車で渡ったときの恐怖がよみがえる。左には自動車。右には新幹線。柵の棒と棒の間から見えるのは遠い水面。足元は暗い。空気は冷たい。
左側の国道は道幅が狭いわりに交通量が多い。大型トラックが走るたびに橋は揺れる。右側を新幹線が走り抜けるたびに空気が揺れる。しだいに揺れの幅が大きくなってきた。橋の揺れが止まらない。なんだ、わたしの足が震えているんじゃないか。やっと橋の中心まできた。ここで橋から落っこちたら川岸まで泳ぎ着くことはできまい。
ここで持ち運べる電話を取り出す。いちが沙稀さんは、橋を渡るのが恐いからといって川を泳いで渡ると寒いですぞとおっしゃっていた。ふむ。わたしに泳がせたいのか、この人は。そうだ。この恐怖の実況中継を聞いてもらうことにする。橋を渡るまでの間恐怖を忘れるために話し相手になってもらうことにした。
はたして話し相手は電話に出なかった。電話器をにぎる手がかじかむので電話をさっさとしまう。途中、自転車がわたしを追い越していった。わたしは途中何度も何度も後ろを振りかえっていたので、容易に自転車の運転者に道を譲ることができた。もし、わたしが後ろに注意していなかったら。もし自転車の運転者が不慣れだったら。あの細い歩行者用の橋の上で、わたしは自転車の運転者とぶつかったかもしれない。きっと重心位置の高い自転車の運転者は衝撃で弾き飛ばされ、2.5秒間空の上で空気の弾力に感謝したのち、全身、とくに口と鼻と肺と胃とで水の恵みとはなにかを知るのだ。この寒い時期に。ああ神さま。なんという試練を。
橋の揺れとわたし自身の震えにも慣れてきたころ、橋を渡り終えることができた。そして右側ではまた新幹線が走り抜けていく。どうして会社の建物を駅のそばに建ててくれなかったのか。まったく。これから乗る新幹線は、同じ川を逆方向に渡るというのに。
出張の帰り、橋を渡り終えてからのおはなし。
わたしはうさぎさん時計をなくして以来、時計を持ち歩かない、はずだった。電話器に時計が内蔵されているので、つい時計を見てしまう。時計を見れば新幹線があと3分で発車するとわかるのだ。橋を渡り終えてしばらくへっぴり腰で歩いていたわたしは駅まで走る。あと3分しかない。休みなく走る。小さな駅だ。入り口から改札まで10秒。階段を駆け上がる。階段の段の垂直な面に書いてある「かけ込み乗車は危険ですからおやめください」という文をたてつづけに13個ほど読んで、ホームに出ると目の前のグリーン車の扉をくぐる。
時計を見なければこんな目に遭わずに済んだというのに。あと30分待てば次の列車が来るというのに。まったくばかげている。走り出す新幹線の中でよろよろと、息は荒く、身分相応な席を探して歩く。自由席。禁煙。空席。着席。発汗。
なぜ、かくも素晴らしいめぐり合わせが。椅子に座ってからまずいことを思い出した。ああ神さま。急いで会社を出てきたのが悪かった。共用の計算機で使っていたメーラのメールボックスを消さずに出てきてしまったのだ。約100通のあまり他人に見られたくないメールが。翌日管理者の人に頼みこんで消してもらおうと画策。電話番号を確認する。汗が止まらない。
帰宅。新幹線の切符は前もって支給されているからいいのだが、それ以外の交通費と旅費とで財布はどんどこ軽くなり、残り全財産307円。おかしい。予定では3,000円残る計算だったんだけど。あ、そうそう。まだ給与振込用の口座に103円残っていた。
みっともない話だが、母上にお金を借りることにした。5,000円借りる。2,600円で電車の回数券を買う。残り2,707円。これだけあれば、明日のお食事会はなんとかなるだろう。明日はなんでもランキングの日だ。
つうわけで出張の旅費が早く出ないかなと。これが出ないとHDDが買えないし、美容室へも行けない。
いやーん。日記のメモを会社に置いてきてしまったので、ここ数日のことはまた来週に書くとする。
先日はむ本を送りつけたちょこさんから反撃が。クレヨン王国の天使な本が届く。きっと、天使な本だからあずまさんに送っちまえということなんでしょうな。これを選んだってことは。ともあれありがとうですよ。
天使が鬼畜なんじゃなくて(略)だったらよかったのになあ。そういうのないかなあ。ぷにケットにはあったのかなあ。ああ、わたしが鬼畜なのか。
昨日のできごとを簡単に。年々なんでもランキング関係者とも音信不通になってきた。今年はまなちゃのチャットはそこそこに、変わったところへ繰り出すかと。どどさんとわたしとでサトルさんのがっこの研究室を訪れてみた。草津のR大学理工学部へ。
サトルさんは実験中だった。恒温槽の液体があふれてしまって掃除を手伝ったのだが、あとにして思えばあの液体が水で本当によかった。あとは端末を占領してチャットに出てみたり。そんなときサトルさんに電話がかかってきて、電話の主はわたしを出せという。ご主人さまが「ちびうさっぽい耳かき」を入手したらしい。まだまだ、残っているのか。
あと、秘蔵の「引退」のリストを見ることができた。さすがなんでもランキング。60,000行もある。これを各種キーワードで検索するといとをかし。昔の恥ずかしい投稿がもう山のように。どんなくだらない投稿でも山のように集まれば価値が出てくる。まなちゃもいずれは。
そして結局この3人以上は集まらなかった。関東ではもうちょっと盛大に集まったようだ。また京都の王将に行ってお食事大会。そしていたずら電話大会となったのだった。きっと来年も関西では3人ぐらいしか集まらないだろう。当時の思い出にひたれるなら、それでいい。
サトルさんと別れて、どどさんと近鉄線に乗る。わたしが「でじこのこべや」という派手なメーラが妙に使いたくなってしまい、その話ばかりする。X-MailerヘッダにDigikoMailerと書かれる、とまなちゃで聞いて以来妙に気になっている。ただそれだけのことなのだが、なんだかすごくいいもののような気がしてきた。
問題はWindowsでしか動かないことだ。何度もインストールしなおさないといけないWindowsでメールを扱う気は、どうしてもわたしには起きない。やはり使えない。でもでじこだにょ。そんな話ばかりしていたら、降りるべき駅を行き過ぎてしまった。次の駅に着いたので、わたしは電車を降りる。どどさんに「世界はでじこのために」と言い残してわたしは去った。まだ未練があるらしい。
あとになってまなちゃのログを読み返してみると、何人か珍しい人も来られていたようだ。これからもまた遊んでください。
なんでもランキング登録参加者のあずまと申します。
なんでもランキング終了以後、Sianさんのチャット(旧称"待避所2")に入り浸っております。
なんでもランキングの終わった1996年の夏頃から「対話」に出ていました。「ごめん、ちびうさ.....みやむ〜☆のことが好きなんだ」など「ちびうさ」を含む投稿が自分の代表作だと思っています。
あと、いつでしたか、水木さんが「対話」で写真を張ったりログに細工したりしてらしたことがあって、そのときにどういう経緯でか「寿司」に引っ掛けた駄洒落大会になって、わたしの「ここの回転寿司屋、トロいなあ」という駄洒落がなぜか水木さんに受けてしまったことを覚えています。
さて、終了から三年経って意見を求められるとは。「なんでもランキングと私」という昔懐かしい主題を思い出さずにはおれません。いま、この主題で作文を書くとすれば……。
わたしは「なんでもランキング」が終了してから、あらためてrank listを眺めてその内容の深さに感心したものです。現役で参加していた頃は票伸ばしに夢中で、一発ネタ投稿の価値に気が付いていませんでした。「私見」もろくに読んでいなかったことが悔やまれました。そして、こっそりと自分で「私見」らしきものを書きました。数人にだけ読まれたようです。今はSianさんのチャットに送られてくるネタ投稿の私見を書いている数人のうちの一人です。わたしの私見はあくまで内輪の人相手にしかやっていませんのであまり読まれてはいませんが……。
あれから3年。あのころの残党を中心に、ひっそりとネタ投稿と評価を続け、数人のネタ投稿者と私見の書ける人が育ったように思います。そのうちのいくらかに尽力できた、と勝手に自負しています。そろそろ、現役時代にネタ投稿の価値に気付かなかったことへの贖罪はできたのではないか、とも勝手に考えています。
現役時代に「集会」には全く参加したことがありませんし、私見も読んじゃいない。そんなわたしにとって、生まれて初めてチャットを体験した「対話」でたくさんの人に出会ったことが現役時代のもっとも強い印象でした。あれから3年経って、参加者のうちのごく一部、十人程度の方々とお会いしたり、Sianさんのチャットでのネタ投稿を眺めたりしているうちになんでもランキング自体の印象が変わってしまいました。その印象とはいろんな人と会った、というだけではなく、ネタがこうも人を結びつけるのか、ということです。
昨日、立命館大のサトルさんの研究室で6万行におよぶ「引退」ログを見る機会を得ました。この大量の投稿こそ、なんでもランキングの持つ圧倒的な人力の結晶だと思います。面白くもなんともない投稿やネタのかぶるものも多いですが、わたしは、量がすべてを圧倒すると感じました。計算機を使って検索してやれば、それはもう辞書のようにたいていの語句は見つかります。そして、その中から一つぐらいは面白いと思える投稿が見つかるものです。それにどういうわけか、文字コード順に整列した、大量の、それも少しずつ違うネタを読んでいると面白くてしょうがないのです。一つ一つはたいして面白くないのに。
いままでSianさんのチャットに投稿されたネタの数が3年掛かりで5万弱。やはり面白いものばかりではありません。なんでもランキングよりもずっと参加人数が少ないのでネタの偏りもあるとはいえ、投稿も私見もここまで続いてほんとうによかったと思います。
ただ、わたしの力不足で不特定多数の人に読ませる私見など書けません。いつか、Sianさんのチャットに次から次へと新規の参加者が面白い投稿をしては去っていくようになる日、どこからともなくやってきた新規の参加者が、あなたの私見は面白いですね、と言ってくれる日。そのとき、わたしはなんでもランキングのネタ投稿の価値を理解するのです。そして、なんでもランキングを卒業できる日だと思っています。
思い入ればかり強くなってしまったもので、こんな勢い余った文章になってすいません。研究が順調ならそろそろ博士論文の時期かと思いますが、どうかお身体を大切になさいますように。ではまた。いつか。
昨日。給料日は早く帰る日なのでさっさと退社。日本橋でHDDを探すことにした。買うものは決まっていて、IBMのDPTA-371360。DPTAというのがIBMのATAなハードディスクの最新機種に共通してついている名前。その次の3はなんだかわからないけど共通の数字。7は毎分7,200回転。136というのが13.6GBの容量を表していて、最後の0はあってもなくてもよさそうな共通の数字。
木曜日は閉まっている店が多い。すっかり忘れていた。入ったことのないような妖しそうな店にも入ってみる。結局、一軒だけDPTA-371360を置いている店を見つけた。ゲーマーズの斜め向かいのT-ZONEで15,800円。まあ、値段はこんなもんだろう。
Macに載っける。ふたを開けてMaxtorの6GBのHDDの上に載っける。MaxtorのからIBMのにががっとコピー。二台で音色がまったく違う。Maxtorのはかぼそい金属音がする。IBMのはヘッドが動くとえぐるような、削るような。かん高い音ではなく、ぐぐっと空気を押し出すような振動を感じる。ちいさな素子の小さな動きに似合わない音がする。わりと心臓に悪い。回転音は地響きのよう。箱にちゃんと固定してないせいでがたつきがあるのだろう。
この機会なんでMac OS 8.6Jを古い方に残し、Mac OS 9Eを新しい方に移す。起動が早くなったような、変わらないような。重量級アプリケーションの起動が早くなったような、変わらないような。明日にでも測ってみるか。
5か月ぶりに髪を切ることにした。5か月ぶりにいつもの店に行く。
また5時間ばかしかけてわたしの髪にストレートパーマを施した。5か月前の処理の効果がまだ残っている。アイロンをがしがしあてる処理が実に楽になった。アイロンで髪を一束はさんで引っ張っても、もう首が痛くない。
一回目の洗浄のとき、シャンプーのにおいが気になった。このレモンの匂いには覚えがある。水道水の匂いと混ざりあったこの匂い。風呂場でかいだことのあるあの匂い。不自然な体勢で髪を洗われるに任せていたときに思い出した。
「バスマジックリン」の匂いである。ああ。聞きたい。このシャンプーの匂い、バスマジックリンに似てますねと言ってみたい。ママレモンではなくバスマジックリンなのがいい。なぜならママレモンよりもバスマジックリンの方が思い出される頻度が低い単語だからだ。言ってみたいがこらえてみる。バスマジックリンという語はかくも面白い単語だったのか。わたしの髪、いい匂いでしょ。シャンプーをバスマジックリンに替えたの。言いたい。笑いたい。全身を笑いの波が震わせる感覚を楽しんでみる。
髪を3センチほど切る。あと前髪を少し短くしてみた。
この5か月の間に3種のふしぎな液体が変わったらしい。アイロンをあてたときに白い湯気が出なくなった。値段も少し変わった。500円高くなって8,000円になった。
コート一着とスーツ一揃えを買う。前者が19,000円。後者が10,000円。まあ安い。
二週間前にCDプレーヤの見積もりを請求したのにさっぱり連絡がない。催促してもだめ。いつまでサターンで聴けといいますか。同じ店でビデオデッキを注文したときは対応早かったのになあ。
木曜にHDDを買いに日本橋に行ったついでにアンジェリークのドラマCD「無限音階」を買ってきたのだった。毎日1枚聴いていて、4枚のうち3枚まで聴き終わった。アンジェリークが出てこないのに「アンジェリーク」とはこれいかに。前のシリーズとは大違いで、硬派な内容でちょいとびびる。女王補佐官ディアが珍しく感情を出してるのがよい感じ。あと丹下桜姉さんの声で「ロリコンの気のおにいちゃん」と言われてしまう。そりゃないぜお嬢ちゃん。
あらすじ。かなり地味なおとこの子、谷山くんは実は将棋が強い。父親は絵に書いたような将棋指しだったがプロになる道を断念した。母親は松竹新喜劇に出てきそうな絵に書いたようなお母さん。母親は自分たちの生活を滅茶苦茶にした将棋に恨みがある。そんなわけで谷山少年は将棋を指すことを許されない。ここを関先生とどれみさんが説得して、谷山少年の将棋大会の出場にこぎつける。というおはなし。
先週のどれみさんのみどころ。教頭と関先生が将棋を打っているところで、谷山くんが横から助言して関先生を勝たせるところ。みどころは、ここで関先生が喜びのあまり谷山くんをむぎゅっとするところでしょう。むぎゅっと。くはー。矢田くん以来ですよ。むぎゅっとするのは。関先生の出番が多くてどきどき。
あと、あいちゃんが絵に書いたような大阪人なので、将棋指しといえば坂田三吉を引き合いに出すんですわ。さすが天下茶屋から引っ越して来ただけのことはありますわ。そんなこと言ってもいまどきのみそら小学校の連中が坂田三吉を知っているはずもなく。
で、実は将棋の駒がバッドアイテムだったのだけれども、もうあからさまにバッドアイテムの処理が話の邪魔になっているのはどうかと。バッドアイテムが将棋を邪魔したから話が盛り上がるのだとはいえ、他にも方法はあっただろう。邪魔になっているのは作り手も心得ている。どれみさんたちは魔法で時間を止めてあっさり片付けてしまう。そこまでしてどれみさんたちに集めさせるバッドカードってなにものなんでしょね。
ああ。かなり。その。あの。気が重い。いま書いているのが、書いてはいけないプログラムだと教えられ、また自分でもそう思っていたコードを実際に書いてみたような代物なのだ。信号線の1本、フリップフロップの1個までCで書く。なおかつfor文とか構造体だとか高級な機能が使えない。すると、かくのごとくスパゲティの見本ができあがる。いやいや書いたコードをいやいやデバッグする。気が重い。
新しいコートを着て会社に行っている。さすがにコートを着ないと寒い。なんせ駅までバイクにまたがって国道を時速50キロで走るのだ。
厚手のものを買った。どうも重たい服は肩がこる。ふむ。大きい人は大変ですな。……ってなんの話か。
最近クレジットカードを紛失した。警察に行ったりVISAとカード会社に電話したりあれやこれや。誰かが拾って使う危険があるので、古い方のカードの支払いは停止させている。新しいカードが届くまで数週間かかる。この間の電話代その他の恒常的なカードの支払いはどうなるか。どうもカード会社の人が一つ一つチェックするらしい。それで、正当な支払いなのか誰か別の人が使ったのか、わたしに電話して確かめるらしい。
問題がある。販売店なりなんなりがクレジットカードでの買いものに対してカード会社に代金を請求するのは日が決まっている。それはだいたい月に一回なのだ。その日が何日なのかは店によって違う。誰かがわたしのカードでなにか買ったとしても、その請求日までわたしは気付かず仕舞いなのだ。