2.6.3がないので2.6.4b2を入れてみる。2.4.4-Jのような不安定さはないが、タブレットの検出の時間間隔が荒くなったようでペンを早く動かすと折れ線になってしまう。それでも実用にはなりそうなのでしばらくこれで使ってみることにする。
昨日家に帰ったらAdobe Publishing Colectionが届いていた。今日の朝から大物3つをインストールする。
Illustrator8が出たときには恐ろしく重いという評判だったがわたしのマシンではわりとまともな速さ。十分使える。これがまた。恐ろしく多機能なので。いままではへろへろっと手描き風の線を引くときはExpressionで、正確に引くときはIllustratorでという使い分けで考えてたけど、Illustratorもかなりそこいらへんの機能を取り込んでしまっていている。Expressionの方がまだ線は引きやすいように思うけど、下絵が置けないので。Expressionあやうし。
Photoshop5は深いUndoができるようになったのであまり神経を使わずに処理ができてよい感じ。能書きはいいから早く描けって感じですけど。リカさまの絵が滞っていてしばらく進まず。
昨日会社にわたし用の計算機が届く。ディスプレイはナナオの19インチでちょっと前に届いていた。で、計算機がエプソンのBTOのやつでPentiumIIIの500MHzである。わたしが選んだんじゃないけど。うーん。すごい。なんか速そう。使ってもよくわからないけど。メインメモリなんかECCの高いやつなんである。別に24時間連続運転でものすごい計算をするでなし。ファイルサーバやメールサーバに使うでなし。なんかもったいないなあ。メインメモリの内容が壊れるというわずかな可能性に出費をいとわないぐらいのミッションクリティカルなおしごとをするんだったら、まずOSにWindowsなんか使わないしなあ。わたしの使うOSはWindows98ですがな。なんか不釣合いだなあ。連続運転するような計算機にはホンマもんのWSを使うんでご心配なきよう。
う。これを書いていたら総務のおねいさまが背後に。
さっきのナナオのディスプレイの伝票の計算が変だったのを修正したんで、買った店の人に伝えておいてほしいと。はいはい。そういうわけでソフマップ法人営業部にお電話。電話は嫌いなんだけど社外におしごとで電話するのってなんか楽しいんである。電話で用件を伝えると向こうのおねいさまにたいそう感謝というか申し訳なさそうにされる。向こうはプロですから。どれぐらいプロかというと、用件が済むや、切り返してわたしの職場の夏休みがいつからなのか聞いてしまえるぐらいの営業のプロである。そんなわけで応対が非常に丁寧。わたしだって丁寧にしているつもりである。
会社では電話はものすごく丁寧な応対をするんだが、家にかかってくる電話はそうでもない。うっかり家で電話を取るとたいてい物売りか個人情報収集の専門家からなのだが、ときどきいるあの図々しい話し方の人たちはわざとやってるんだろうか。
新神戸オリエンタル劇場までペットボトル屋と二人でうさぎしゃんのミュージカルを観にいく。久しぶりですわ。二年だか三年だか前の夏に、チケットを取っておきながら行くのを忘れていて、せっかく関西で公演があったというのにその機会をふいにしてしまったのだ。それ以来関西での公演がなくしばらく観に行っていなかった。わたしは、その観に行けなかった公演と同じ場所を、あらためて訪れることとなった。
客層は意外にも小さな子供と母親が多い。4歳かそこらではセーラームーンは知らないと思うのだが、母親たちの趣味かもしれない。大きいともだちもちらほら。
はあうっとり。なんといいますか。毎年毎年杉良太郎の歌芝居を観に行くおばちゃんの気持ちがわかるなあ。かっこいいのだ。キャストが大山アンザと森野文子の出ていたころからはずいぶん変わって若返ってしまったけど、一人変わらない人がいる。キングエンディミオンだけは変わらない。この人が出てくると、ああこの舞台でいうところの「杉さま」なんだなあと思う。ちなみに「クレヨン王国」のトモロコフスキーの人。ちなみにまもちゃんとキングは別人で、もっと若い人が演っている。ちびうさとほたるちゃんも11歳と12歳で。はあよきかな。
今回は珍しく悪者のボスが男性だった。今までセーラームーンといえばたいてい女の敵は女といいますか、悪者のボスは女性だったのだけれど。悪者のボスが男性だと主人公の女の子とどうかなってしまいそうなもんだけど、今回のボスは冷酷無比。弱みを見せないで、観客が同情する余地のない悪者なんて珍しいなあ。なんだかよく分からない宿命のせいで最後まで救われないボスと最後に幸せをつかむ女幹部たち。全然強くない恋人と、強いうさぎちゃん。セーラームーンって性差をあいまいにすることで異性愛の枠を超えた愛情を描いていたと思うんだけど、今回は随分性差を露骨に出した感じ。
無性に古いレコードを探したくなり心斎橋に出向く。アメリカ村と呼ばれる雑多な界隈をうろうろ。一軒目は不発。二軒目を探す。かすかな記憶をたどって三角公園のそばのVelvet moonという店までたどり着いた。四年前にこの店でFrance GallのLPを買ったのだ。
この店はどちらかというと濃い店だ。さっきの30年も前のフランスのアイドルのLPを新品で置いているような店なのだ。新品といっても復刻盤というやつで。この店は四年経っても相変わらず。France Gallの新品のLPをさらに三枚発見。なんせジャケットにはフランス語以外の言葉が一切書いていないので、どうやって三枚を品定めしたらいいのかよく分からないが、持ってるのと曲があまりかぶらないものを一枚買うことにした。
さらに。B.B.が。ベベがー。(B.B.=Brigitte Bardot) どっから仕入れてくるのか、B.B.の1964年のLPがあるじゃございませんか。これまたフランス語以外書いてないジャケット。B.B.の曲なんて知らないか覚えてないかのどっちかなのだが、いまとなっては珍しいものだし一枚ぐらい持っとこうと思い、買うことにする。さすがにホンマもんは中古で10,000円以上するので最近出た復刻盤の方を買う。二枚で6,000円も使ってしまった。三軒目でまだ欲しいのがあったがあきらめて帰る。
なんか、ロリータ趣味の原点がここいらへんにあるのではないかという思いがありまして。貧困、自動車、核実験、合成甘味料、退廃、プラスチック。1960年代の風俗がマイブームになる予感。ピンクのサングラスを大量に集めたりするのもその手始めということにしておこう。
ふとVelvet Moonの店員が袋に入れたチラシを見てみると。ライブハウスなんかのチラシが入っていることはよくあるけれど。なんじゃこれは。クラブなチラシが。おおおう。そんなそんなわたしに不釣り合いな。一晩踊り明かせといいますか。愛を語らえといいますか。で、よく読んでみると。
CLUB LOLITA 7 -- ロリータファッションコンテストを行いますので、女子も男子もかわいくしてきてね。8/26(thu) 23:00 start
ろ、ロリータですとなー。う、うううむ。23時にどんな人が集まるのだろう。気合いの入った高校生とかが来るのか。いやこの時間に18歳未満はまずいだろう……ってそういう問題じゃなくて。うむむ。この店も参加していて、このチラシ持参で500円引きなのか。いや、そうじゃなくて。店員は何を考えてこのチラシをわたしに渡したのだろう。うむむ。どう考えても不釣り合いですよ? わたくし。おっさんですよ?
仮説。
うう。店のお嬢さんは何を考えてたんだ。気になる。気になるけど、そこへ割って入っていくにもわたしはかわいくないし。次の日おしごとだし。着ていく服もないし。いやそういう問題じゃなくて。
感想。
France Gallの方は相変わらずおこさまな感じ。赤いリボンをつけてギターを抱えているラヴリーなジャケット。18歳ぐらいですかね。この頃だったら。曲もおこさま風味。それでいて時おり退廃を混ぜるあたりが、ホンマもんのおこさまではなくて大人がおこさまを演じてるんだってことを思い出させる。で、B.B.の方はやや壊れぎみ。何に逆らってるんですかね。政治が気に入らないのかアメリカが気に入らないのか。歌詞なんてどこにも書いてないうえにフランス語なもんでさっぱりわからないけど。
やはし新品の盤は音がいいさね。ただもうちょっと録音の質がよければねえ。低い方の音が出なさすぎ。
昨日。髪色をちょっと軽くしようとブリーチなんぞ買ってみるかと。しかしブリーチなら母上のを拝借できないかと考え気が変わる。アップルレッドのヘアマニキュアなんぞ買ってくる。家に帰るも母上のブリーチ見つからず。で、ヘアマニキュアをさっそく試す。黒に赤がかぶさって妖しい色になった。光の加減によって黒のような茶色のような赤のような。
ピンクのワックスも買ってきたんだけど、なんかうまく付いてくれない。髪の束を細く取って指でごりごりっと擦り付けても色がほとんど付かない。もっとたくさん付けるのかなあ。……ってこんなもんどういう局面で使うのかよくわからないけど。
今日。ピンクのサングラスを買う。1,500円。ピンクの帽子を買う。1,600円。天使の描かれたシャツを買う。1,980円。
明日から電線屋の車でしばらく旅行へゴー。某所へゴー。
昨日帰ってきました。父上もわたしも早く会社から帰ってきたので珍しく家族といっしょに食事をした。ここで、母上にはじめてわたしの髪の色について指摘される。なぜ今ごろになって。いい色やねえと言われる。ちょっとうれしい。父上はなにも言わない。ただ、ピンクの帽子は「きっしょく悪い」「こんなんかぶってたら変な人」と父上と弟から不評。そこがいいのに。
いちが沙稀氏に犬に関する重要な資料を届けることになった。朝から計算機に向かって香山リカの着色をしていたばっかりに時間を忘れていた。約束の時間は電車の中でとうに過ぎている。
某駅に着く。いちが沙稀氏がいない。しばらく捜しまわるが見つからない。携帯通信機器の登録番号もわからない。氏はあきれて帰ったのだと判断し、わたしは直接いちが沙稀光子力研究所に向かった。
住宅地の少し奥まったところに光子力研究所は建っている。三か月前からまた少し工事が進んだらしく、地下のロケット発射坑は植物でより巧妙な擬装が施されていた。氏が出てくる。遅刻の言い訳をする。
いちが沙稀氏が金色に輝くドアノブをひねる。冷たい大理石の床を静かに踏みしめる。今日は犬のお出迎えはなかった。階段を登ると。出た。犬だ。わたしの手元を見ている。わたしの荷物がそんなに気になるのか、犬。
部屋に入って、さっそく犬に関する重要な資料を取り出す。もちろん、ここで「みるくぷりん。(専門用語)」を取り出しちらりと見せる冗談も忘れてはいない。わたしの旅行中に放送された「おジャ魔女どれみ」の録画を観せてもらう。
ピンクに関する意見の相違。
あ | 「ぽっぷ。ああぽっぷですよ。ぽっぷの時代が来ましたよ」 |
い | 「えー。でも赤ですよ?」 |
あ | 「ピンクですう」 |
い | 「赤いじゃないですか」 |
あ | 「わたしの家のテレビではピンク色なんですー。やろうと思えばこのテレビだって、わたしの指先一つでピンク色にできるんですよ?」 |
あとまなちゃのネタ投稿の今後について話し合う。あまりまとまった意見は出ず。いままで自分たちの作り上げてきたものを、つまらなくなったからと自分だけ逃げるのは後ろめたい、という意見にはだいたい同感。わたしもネタ投稿の流行に影響をいくらか与えたのだから。
氏の新企画「水影の間」についても話す。掲載を多くしたいのでボツにしたくない。しかしそれではコメントを付けにくい、という非常にありがちかつ難しい課題。関係者はちゃんと投稿するように。わたしも忘れてたのだが。
キーワード。金髪ポニーテール。眼鏡とキバを加えた娘。これらすべてを兼ね備えたキャラクター。描いてみようとしてすぐ断念。机に紙がたくさんあったので、蛍光イエローのインクでどれみさんたち三人をへろへろ描いてみた。蛍光イエローならスキャナーも通るまい。ところが氏はスキャンしたらしい。結構見えるらしい。ぐは。不覚。へろへろなのに。
いちが沙稀氏は夏のまなちゃオフに来れなかったことを残念がっておられる。冬はなんとか、と説得する。ぽんさんの電話がいちが沙稀氏のと同じASTELなのでAメールというのを送りつけることにする。あずまさんらいしゅうきねんいたずらめーる、だとかみそらーめんちゃーしゅーぬきで、だとか文面をいろいろ凝らすのだが、エラーを返す。ぽんさん側で受信できてないと想像される。
夜遅くなったのでわたしは帰ることにした。今日の犬は前二回よりも穏やかだ。犬に追い立てられるどころか、犬に先導されて階段を降りる。さようなら。大理石と金と犬。
Pagemakerで遊んでいたら印刷がしたくなった。プリンタはSCSIでつながっているので、青と白のMacで使えない。そんなわけで印刷だけのためにPagemakerを7200にも入れてみる。片方のマシンで使っている間はもう片方のマシンのPagemakerは立ち上がらないようになってるんだから、二台に入れても許してほしい心境。
で、去年途中で断念したまなちゃネタ投稿私見単行本のデータを印刷してみる。むう遅い。遅いだけならいいがPagemakerはよくお亡くなりになる。我慢ならないので青と白の方で印刷大作戦を挙行することになった。
そんなわけで近所の量販店で買っちゃいましたよ。AdaptecのUltra SCSIなカード。Mac用はものすごく高くて18,000円ぐらいしましたがな。あとケーブルをハイピッチ50ピンとハーフピッチ50ピンのどっちにすべきか非常に迷いましたがな。SCSIカードの箱に書いてあった「高密度50ピン」とはハイピッチ50ピンの日本語訳であるという推理が正解であった。
家に帰ってカードを挿す。青と白のMacでスキャナとプリンタが使えるようになった。めでたや。印刷してたらこんどはレーザープリンタが欲しくなってしまいましたわさ。