クレヨン王国が一つの節目にたどり着く。録画できなかったぽんさんに代わって言えば、新しい話になるんでしょう。あれは。ねこのメイドさんも出ることですし。ねこみみのメイドさんじゃないですよ。
シルバー王女は12の悪癖があるという触れ込みだけれど、ええ子ですわホンマに。おねぼうだろうとおしゃれ3時間だろうとええ子ですわ。本来の視聴者な方々にはそこいら辺を見て欲しかったなと。ちらかしぐせがあろうと、すぐ人のせいにしようとええ子はええ子であると。
シルバー王女12歳を祝う舞踏会から1年が経ち、クラウドの背が少し伸びる。シルバー王女の背も伸びるべきなのだけれど。ギャグまんがのネタが一つ減ったことが悔やまれるというかなんというか。
なんだかがっこの同期な方々が次々とほめぱげ作りを開始しておられ。よきかなよきかな。近くにいる友人たちの狭い世界の中ではたぶんわしが最初だと思うのだけれど、恥ずかしいので誰にも教えないまま過ぎ行く2年間。ええ。遠くのおともだちにはとっくの昔に見られているけれども、あんまり近くの方々に見られるのは恥ずかしくてね。誰か早く見つけやがれってんだい。ロボットは弾いてるけど。
いちが沙稀さんとこの某人気投票で、投票が5通ですか。見ている人の半分が投票して寄こしたんだから、まあこんなもんかなあ、と。もっと宣伝しとけばよかったかな、とも思うけれど。わたしがまなちゃのネタ投稿にコメントを付けだした頃には野望がありましてな。面白いコメントを付ければ投稿はどんどこ増えて、まなちゃは一大ネタ投稿王国に育つんじゃないかと。
よくよく考えればまなちゃのチャネル2は閉じた世界だったんですな。投稿者もコメント付ける人もどんどこ育ったけれど、人数は増えんのですな。なんでもランキングの頃のように大きなものにはなりようがなかったんですな。でもまあ。オフラインで面々と会ったりとかが続いてるんで、そんなもんかな、と。
閉じた世界でさえ反応があったのは5割。こう考えるとですな、閉じてない世界で何か呼びかけるってのは、すごく反応を期待しにくいものなのですな。森谷さんちのりり夫さんに本を頂いたけれど、もらうだけもらってりり夫さんのとこだけ読んでいない。知ってる人なのにこの無礼な態度ですから。でも読まなくていいと言われているから世の中分からないと言うか。見ず知らずの人に何かを訴えるのってアレですなあ。
ていうか、やつぁログ読んでないに違いないですから。深く考えないが吉。あたしはね、南国にお住まいのあなたのように問題にぶつかろうなんて思いませんね。もうおっかなくって。23時付近のログ読みませんもん。あたし自身が傷つくのが恐くて。ついうっかり読んじゃうと09/03[23:43]の自衛隊と国立大学の話に出くわしたりして。もう逃げてばかり。
何人かのまなちゃな人に実際にお会いしてそれはもうしつこくしつこく趣味なんぞを聞いて歩いており。本当は趣味が知りたいんじゃないんだな。深い話をすることで、わたしがどう思われているかを調べているんだな。で、チャットでのわたしの位置づけを確認しているんだな。ネタ投稿私見のことであれこれ聞くのも、わたしが書いてきた文章が面白いのかどうか確かめているんだな。そんなこんななので、わたし以外の人の日記の中でわたしの名を見つけたらうれしいんだな。
近々ネタ投稿私見が某氏と某氏に影響されてがらっと変わる予定。時間ばかりかかってうまくいかず。
無職、無職、無職、大学院生、芸人、芸人、作家の7人。芸人が一人増えた。勤めていた会社がつぶれたらしく労働者一人が無職になった。とりあえずもらった台本を読んで解散。その後芸人二人と作家は次の仕事に行ってしまう。
発売日以降すぐなくなった「ひみつ戦隊メタモルV」を発見。「ひざの上の同居人」とどっちにしようか迷う。迷っていると「ゆうわくオフィス恋愛課」が目に止まる。これはすごい。見れば見るほどくだらなさそうな雰囲気が伝わってくる。パッケージの裏側を見ているだけで肩が震えてくる。記述のほとんどにふりがなが打ってあるお子さま仕様なわりに「ん…ああっ」って台詞はないんじゃないかと。
さらに「アンジェリークデュエット」が目に止まる。ライバル登場で恥ずかしさ倍増である。うう。いいなあ。
結局何も買わずに帰る。
クレヨン王国にいたずら天使シャカチックとユックタックの二人が登場というわけでして。おとこの子が二人もっ、などと鼻息を荒くしている場合ではなくてですな、クラウドがいなくなっているではありませぬか。クラウドがっ。
最初の歌にも出てこないではありませぬかっ。クラウドが剣を振りかざすシーンは天使が弓と矢をかざすシーンになっているではありませぬか。クラウドとシルバー王女が手を叩くシーンはシルバー王女と天使とプーニャに置き替わっているではありませぬかっ。
でも、クレヨン王国を観るわしを見た母上が「はあ……。うれしそうにしちゃって」としみじみつぶやいていたので、クレヨン王国はいい番組です。きっと。
天気がよいので旅立ちを決意する。バイクでちょこっと走ってみたくなったので江坂の東急ハンズで裁断機か何かをちょこっと見て、某氏の家の場所を確認して、日本橋で本でも見ていくかという往復60Kmだかの大冒険。
淀川の北側を通る。砂漠の中のハイウェイみたいな道をすっ飛ばす。前回電線屋に載っけてってもらったのに迷ってしまい、吹田市内の商店街みたいなところとかえんやこらと走る。迷ったあげくに江坂っぽい領域に進入。
東急ハンズに到着。到着。到着。到着はしたのだが、小さな看板に水曜日は閉店という宣告を受ける。うう。悔しいのでバイクを東急ハンズの自転車置き場に止めて探検することにする。
で、ネオジオランドでてけとーに遊ぶ。そのあと通りを歩いてみると某氏の証言を裏付ける光景が。固まって建つネオジオランドは以前から知っていたが、向かい合わせに建つ二軒のローソンを発見。さらに。さらにカレーハウスCoCo壱番屋を発見。
この隣に某氏が住んでいるらしいのだが、「隣」の解釈がいかようにもできる建ち方なので困ってしまってわんわんわわん。これ以上は書きますまい。CoCo壱番屋で4辛を食べて江坂を後にする。
で、御堂筋を南へ南へ下ってまいりますと(古い大阪弁で読むこと)、梅田、心斎橋、難波とあっさり着くかと思ったら着かんのですわー。梅田あたりでてんやわんや。新御堂筋は原付は走られへんのですー。なんだかんだで日本橋に着いたので、あにまにあでアニメタルのCDを買い、某古本屋で薄い本を買う。こんどは家に向かって出発する。
で、また淀川の北側をすっとばして帰るつもりが、流れ流れて163号線で帰ることに。163号線を延々走って奈良の方に突入することに。寒くて暗い生駒の山に突入することに。山道を駆け抜けるスリルを味わうことに。奈良先端大のそばを通るも友人を冷やかしに行く心の余裕はなく。で、寒い冒険の末に随分遠回りで枚方にたどり着く。
で、研究室に顔を出す。
例の二人の天使に出くわして以来、毎日毎日こないだのクレヨン王国のビデオを見ている。なんかこう、はにゃーんとして。ふにゃーとしてて。
ぽんさんに「目つきの悪いのはあずまさんがもらっていくんでしょうなあ」と日記に書かれてしまう。で、わしは「へへーんだ。わしは両方もらっちゃうもんねー」とよく分からないことを心の中でつぶやくのである。レナさんにも「離ればなれにしたら寂しがるじゃないですかー、だから両方ください」とか言ったことがある。くださいと言われてもなあ、という話はこっちへ置いといて。
ふと、なんで天使が二人一組なのかと思ったんですわ。天使の胸のペンダントは時計の針なんですわ。で、よく見るとユックタックが短針で、シャカチックは長針なんですな。だから、短針のユックタックの方がのんびりしていないといけない。時計の中に閉じこめられていたことともなんとなくつながる。矢を射るたびに空中で宙返りすることとも時計のイメージとなんとなくつながる、と。
そんなわけで二人は切り放せない関係らしいです。二人ともください。
獣人でない動物、交通事故、落語、水芸、日本舞踊、宇宙旅行、相撲、Javaプログラミング、3Dグラフィクス、半田付け、手品、先物取引、不治の病。
あたくしが一年前に書き始めた頃も同じようなことを考えていて、とりあえず誰も手を付けていなかったことをやってみた。歳をとって腰が痛いと嘆く老人がおんなの子アニメを語る、という謎な構成にしてみた。で、ファミ通の「ゲーム帝国」風の文章にしてそのまま雑誌に載っけられるようなものを心がけた。で、なんだかんだと毎日毎日十数回も誰かが見に来るので、ローカルな、ええ、果てしなくローカルな範囲では一応成功したのかなと思ってたり思ってなかったり。
で、ですな。いちが沙稀さんとかのりぽんさんがもっと自由に表現してるのを見て心が揺らぐのですな。キャラを複数登場させて会話させつつネタ投稿を評価するわけですわ。こうすると今まで机に張りついていたキャラを遠足を行かせたりできるわけですよ。
我慢できなくなって新シリーズを作ってしまったんですわ。で、これを作ってから、一人でも遠足に行かせるぐらいのことはできたことに気がついたり。今さら後へは引けないので、誰もやっていない分野をさんざん食い散らかしておこうかなと。とりあえずキャラに、まだ誰も手を付けていないであろうおばあさんと少年を入れてみたと。とりあえず拷問とか突然空中から炎があがったりとか変なのを入れてみたと。
キャラが複数になったせいでなかうまく行かないのだけれど、まあ、変なことをわんさか入れておけばあとから見たときになにかの道しるべになるかなと。それだけのことです。
また例の面々で集まる。街中やお寺でビデオを撮ったり某所で練習をしたり。わしはというと某氏(漫才師)の髪が2つのおだんごに結われているのが気になってしょうがない。あんまりじいっと見ていると変に思われそうだけれど、じいっと見てしまう。よく見ると、それはおだんごではない。
二つに束ねた髪の束をそれぞれ下へ引っ張って、数センチのところでまた上へ折り返してバレッタで留める。この折り返しの部分がまん丸なのでおだんごに見えるんだな。はあ。おだんごですよ。
帰りに、別の某氏(無職、別名パートタイム労働者)の髪の色が会うたびに変わっていくので、今度は髪をピンクに染めてはどうかと言ってみたら「ピンクは、なんかイヤ」とあっさり言われてしまう。なんかイヤですか。そうですか。
この某氏は4年前に、山ほどあるうさぎしゃんシールの中からどの娘が好きなのかとわしに聞いたのだ。わしがちびうさちゃんが好きだと言ったらば「うわー。ろりろりー」とつぶやいたのだった。まだ覚えているのだろうか。
昨日はおだんごではなかった。短い三つ編みを逆さに留めて、つのみたいにしてあった。
ヘアマニキュアの青と毛初めのオレンジが混ざりあう。洗うたびにそのバランスが変わって髪が赤くなっていく某氏。ところどころにピンクの髪も混ざる。特に前髪に多く含まれている。
「なんか、だんだんぴんくになってるような」
「何回も切ってるから、ここの長さまでピンクなんはおかしいねん」
「な、ナチュラルぴんくっ」
「そうやねん。ちびうさになれるわ」
「ち、ちびうさのこと覚えてたん……」
「自分のイメージってちびうさやもん」
「う、これまた変なイメージを」
本当にぴんくの髪が生えているんではなく、おそらく皮膚か毛根に残った色素が生えてくる髪に染み込むのだろうと本人が言う。最後の台詞は本心ではない。ちびうさを覚えていてくれたことはすごくうれしかったのだが、ここでちびうさへの愛を叫ぶのはためらわれたのだ。ためらわなくてもよかったのに。
設計製造ソリューション展ってのを見に南港のインテックス大阪へ出向く。わしの胸にはボスの入場証が。一般客とは違う入場証である。なんかすごい。とにかくすごい。この入場証がある人はなんだかえらい人なのである。おやつとサンドイッチとオレンジジュースを出されてしまう。
買いもしない製品の説明をしてもらったりして、その場を去る。帰りに駅ビルの中のサングラス屋さんに寄る。その店は本当にサングラスしか売ってないんである。そこで「やすいっ」「超お買い得」の文句に惹かれて2個1,680円のピンクのサングラスを買う。ただ、そのとき買ったうちの一個が、どうも以前に買ったことがあるような気のする形なのだ。本で同じのを買ったことは何回もあるが、サングラスで同じものを買ってしまったのなら、それはそれで愉快である。
で、その後通りがかった別の店でものすごいピンクのサングラスを発見する。今まで見たことのないような方向のデザインのものだ。女性用にしてはレンズがでかい。紛れもない新種なので買いたかったがもう2,000円も出す余裕はないのであきらめる。
昨日買ったピンクのサングラスと同じものをすでに持っていたかもしれないってんで、部屋のサングラスを調べる。だが、見つからないのである。7月29日に難波の地下街で買ったものと似ている気がするのだけれど、そのとき買ったはずのものが見つからないのだ。こうなるとサングラス専用の収納場所を用意しないと収集物の管理ができない。いっそのこと、店にある例のくるくる棚が欲しいところだ。部屋が20畳ぐらいあったら棚ぐらい置けるのだけれど、そうは行かない。
今度の公演もなんとか終わる。出来はまあ、あんなもんだろう。ギャグに対してちゃんとつっこまないと笑いがこないのがちょっとアレだけど。作家の会社の人がいろいろ手伝ってくれる。チケット切りも照明もやらなくていい。ちょっと前までは考えられないほど楽ちんで。ちょうど3つ下の階で吉本興業のシェイクダウンのライブがあったのがちょっとアレだけど。
クレヨン王国を見る。ははあ。来週はクラウドが出てきますか。次回予告を見ていると背が高い。そのためか、どうもクラウドがかわいくないのだ。あたしゃもっとやわらかそうな方がいい。
派手に風が吹いている。研究室から見下ろすと、自転車置き場の屋根の薄い板が一枚一枚ひっぺがされるのが見える。実に壮観。この板が近所のおうちにさくっとすっ飛んでいって迷惑なことになってやしないかとどきどき。
土曜日に後輩が来てくれていたので久しぶりに会ったのだが、印刷屋の仕事を3カ月で辞めたらしい。わしの周りの労働者の方々がやたら退職する。次はわしの番だと言われている。そうなのか。
で、土曜は朝までカラオケ絶叫大会と相成り、いつものように6時間ばかし絶叫する。カラオケ屋を出ると朝日がまぶしく映る。不意にアーケード街に騒音が響く。車やでかバイクの列がけたたましい音を立てて走っているのだ。連中が走り去るまでそこに立ってその列をにらみつけていた。こんな朝早くだというのに結構人がいて、みなぽかんとそこに立っていた。よく見ると皆こわい顔をしている。百台ばかし走っていたんじゃないか。
道頓堀のごちゃごちゃした空間をぺたぺたと無言で歩く。商店街に足を踏み入れて数歩。すごい。何カ月か前にも同じことを同じ時間に同じ場所で叫んだだろう。見るがいいこの光景を。空き缶を。たばこの吸殻を。発泡スチロールのたこ焼きの容器を。新聞紙を。誰かの胃の中にあったらしい物体を。マクドナルドの紙コップを。わしのそばの誰かが夢の跡、とつぶやいた。ごはんを食べたり飲んだり吐いたり歌ったりお泊まり会をしたり叫んだり笑ったりするとき、人は足元を見ないのだろうか。
ギターをざんかざんか弾きながら歌う青年の前にも。段ボールの家に住まうおっさんの前にも。時折甲高い声をあげる女性のハイヒールの側にも。道頓堀の橋を渡ったとき、風に舞う白いものを見た。これは見覚えがある光景だ。そういえば秋葉原というところは昼間っから風で白いものが舞い上がっていた。こんなときわしは笑う。どうしようもない気分になって笑う。このどうしようもない世界の一員であることを実感して笑う。
わたしはまなちゃの投稿者や私見書きの中から、とんでもない文章書きが出てきやしないかと密かに眺めているのですが。まあ十年も続ければすごい人が出てきますよ。碧さんぐらいの野望を持った人も出てきますよ。某カレーの国の人は私見書き始めてから数カ月で随分面白い文章になりましたし。わたしはとりあえず各種へんてこな文を書き散らしておくので、後から来た人が「わしならこうするのに」と思って何か新しい文体でも開発してくれたらうれしいなと。ただそれだけなんですけど。
土曜に研究室の集まりを休んじまいまして。で、月曜に研究室に来ると誰もいないのですよ。うーん。なんだか得体の知れない取り残されたような感じが。ま、そのあとボスがやってきたのですが。みんなでうまいものでも食ってんじゃないか、とかそういうのじゃなくてですね、早い話がいま作ってるモジュールの開発が遅々として進まないことがわたしの心を不安にさせてるってだけの話でさあ。
日曜日に電線屋について行く。くずはモールの汽車の広場へ行く。栗林みえが来るという。家からそんなに遠くないところに来るってんだから、こりゃ見に行かねばという田舎のおばちゃんのような感覚で見に行ったですよ。えーと。栗林みえって誰やねんとか思いつつ、電線屋について行ったのだが電線屋はちゃんとCDを持っているではないか。曲を車の中で聞く。
そうかそうか。ときめきの映画とかCDとかに出た人だっけか。電線屋はすごいなあ。かくして高校生アイドルの、小さなステージでしゃべって歌うひとときが始まる。あの狭い空間にお兄さんがてんこもり。おじいさんもおばさんもおねいさんも混じっている。望遠レンズがずらずら。「ハンブルクの街はおれの88ミリ砲で守るっ」とでも言わんばかりである。ああ。アイドルって感じやねえ。
とりあえずおにいさんに混じって曲に合わせて叫び声を入れておいた。若いなあ。栗林みえ。どうでもいいけど電線屋は元気だなあ。あ。日曜は金月真美を一緒に見に行くんだった。
こう仕事のあるときに限って日記がどんどこ長くなるのはいかがなものかと思いつつ。全然関係ないのだけれど、くずはモールの汽車の広場にはその名の通り蒸気機関車が置かれているんである。昨日はD51型機関車の51号機を久しぶりにまじまじと眺めたのだけれど、これがまた。見ていて飽きないんだわ。この60年前に作られた機関車ときたら、なんという部品点数の多さであろう。リベットとネジの本数だけでも気が遠くなる。最近の設計者なら絶対やらないようなデザインなんである。今だったら金型でがっしゃんこと押せばできる加工を、太いH型鋼の組み合わせで作ったりするんである。
部品の一つ一つが分厚く太い。しかもちらほらと鋳鉄の部品があったりするわけである。こりゃ重いに違いない。おそらくは強度は今ほど精度のいい計算などなくて、職人の勘のようなもので鋼板の厚みを決めていたのだろう。溶接は強度の必要な部分には使えなかったのだろう。加速するたびに無数の接合部がきしむ音がしたに違いない。この機関車が動きだしやしないかと思うだけでどきどきする。ところが、30年ばかし前にはこの機械は走っていたのである。貨車を引いて250万キロ走ったんである。なんとなくこの機関車を動かしてみたい衝動に駆られる。動かしたからといってどうなるものではないけれど、50年前の零式艦上戦闘機を今になって動かそうという人の気持ちが分かった。こんな走る奇跡みたいな機が動いたら愉快じゃないか。
昨晩サトルさんが「ちびうさをくれる」ってんで高槻までお出かけ。はて。どんなちびうさであろう。渡された紙袋には大きく平べったい箱が。果たしてそれは「セーラームーンのひらがなレッスン」と書かれたプレイディアのソフトであった。ちょっとちょっと。わしにプレイディア本体を買えってことですか。もう一箱に望みを託すも、それもまたプレイディアのソフトであった。うさぎしゃんスーパーズのロゴが入っているので、スーパーズのグッズと言えばそうなのだけど。本体ってまだ売ってるのか。
一時間半も駅前で立ち話をして今後の予定など聞いてみたり。で、分かれる。帰りに古本屋さんに寄り道して帰る。
家に帰ってさっそくひらがなあそびを開ける。ムーンカレイドスコープ[1]型専用コントーラー付きである。うーん。いい感じ。音も出る。いまのわしにできるのはそれだけだ。本体を探さねば。プレイディアは妖しいコンテンツが出てもぐっとこらえて買わなかったのに。この期に及んで必要になるとは……。
脚注[1]:うさぎしゃんスーパーズにおけるスーパーセーラームーンの武器。ちびうさとの合体技ムーンゴージャスメディテーションに使う
あずまにおっしゃりたいことがありましたら お手紙ください