例の作家の人の舞台が予想以上に当たる。
なんだか予想外にでかいプロジェクトで、所属プロダクションの人が何人も手伝いに来ていた。初の有料公演でちいさなホールを満席にしたのだが、ふたを開けてみると赤字だったらしい。原稿で飯を食うことのできるのはいつの日か。
あたくしはというと。サターンの「ひみつ戦隊メタモルV」を買ってしまいそうです。大ピンチです。財布の中は6000円しかないのに。大冒険をしてしまいそうです。
カードを甘くみておりました。
面白い店はないかと電線屋に聞いてみる。京都の「ゲーマーズ」という店に連れていかれる。確かに妖しい。
60種類ぐらいあるのを集めるらしい。カードがここまで金の掛かるなものとは知らなんだ。ゲーム屋とかおもちゃ屋なんかにあるアニメやゲームのキャラクターの絵が描いてあるカードである。決してラムネもウェハースチョコもつかない、ただのカードである。
コレクターはこれを「箱」で買うわけである。わしがその昔うさぎしゃんチョコを集めていたときでもさすがに「箱」で買ったことはなかった。うさぎしゃんチョコの箱はB5サイズに厚さ8センチといったところ。60円のものが24個入りだから定価で1440円。
ところが、ところが。カードときたら。マグカップか何かが入っていそうなぐらいの小さな紙の箱が五千円ぐらいするんである。100枚ぐらい入っているのかも知れないが、おやつが入っていないので実にコンパクトなんである。真のコレクターはこの小箱が何個か入った段ボール箱を買い求めるそうである。
うさぎしゃんにもそんなカードがあったが、買わなかったことが少しだけ悔やまれる。ええ、ちょこっとだけ。ただ、うさぎしゃんの場合はグッズそのものが集めるのが大変な代物だったので、最初から手を出さなかった方がよかったかも、知れない。
どうせなら玩具への投資を薄くて高い本にでも回しておけば、という気がしないでもない。より後生に残りにくいものを保存することが使命なのだとしたら。
最後に「あすか120%」のアンソロジーを買って店を出る。二冊。
蒸し暑い。気温はさほど高くないのに、めちゃんこ暑い。
「児童(中略)法案」というのが随分やばいらしく。
絵も駄目だそうで。このさい実写はどうでもいいです。18歳未満を連想させる登場人物があんなことやこんなことをする絵を発表してはいかんそうで。このさいあんなことやこんなこともどうでもいいです。問題は絵に描かれた人物が何歳か、などということを法律でどうこう言おうということだ。絵の描き方について他人からどうこう言われる筋合いはないのに。
2次元の人物が何歳に見えるか、などという主観で判断して絵描きを刑務所に入れようなんざどうかしている。裸の男女の彫刻が駅前や大通りにあるような国なのに、絵をどうこう言おうなんて。日本の文化を破壊するに等しい。絵以外に日本が突出した分野なんてないだろうに。
どういうわけかプレイステーションのゲーム「プリズムコート」を買ってしまったので遊んでみる。
女子高の弱小バレーボールチームを立て直すおにいさんが一人。それがわしである。操作がしにくいのとCDの読み込みが多いのがちとアレだけれども。6時間ほど遊んでしまう。なんといいますか、生徒がちいとも勉強しない「卒業」てな感じで。陰のある登場人物やそこここに散りばめられた小さいイベントがそれを感じさせる。
話はいいと思うんですがね。操作がちょっとねえ。
「製造工程はみな自動化や。もう製造工程から離れてしもたから、ここいら辺はよう知らんねやけども。家電製品ちうたらプレス加工が多いわけや」「そら家電で鋳造はあまり見いひんけれども」「そや。あんまりないわな。プレス言うたら恐いねん。鉄板を力で打ち抜くねやからな。現場の人でここがない人は多かったんや。指がないことがプレス加工の職人の勲章みたいに言われとったんや」
「一人で作業するときはええねん。二人一組のときが危ない。金型の交換やなんやでこう潜り込んだりするわけや。ところが機械が大きいと反対側から見えへんねやな。頭から入ってるのに気付かんと、アホがスイッチ入れてまうわけや。ばしゃーん。これで三日間操業停止や」
「貧しかったわけや。中にはここをわざと落として、労災で食うていくような人もおったわけや。あんまり落とすと具合が悪いさかいに、ここら辺だけをな。今では考えられへんやろ。貧しかったんや。見たことはないねやけど、屋台で飯を頼むとな、犬の肉が出てきたりしてな」
「え。いぬって」「犬や。赤犬がええっちゅうてな」「……」「ほんまや。歳いった人は皆知ってる。新世界辺りにそんな店あった言うて」「犬て。牧場があるでもなし。食用にするほどおったん?」「そら。犬なんてなんぼでもおった」「野犬をとっつかまえてたん?」「そうや野犬や」「野犬かあ。赤犬てな犬はないけれども、赤いのがよかったんやろなあ」「そんなんでも食うてたわけや」
「それは歴史のあるもんなん? 明治からとか」「いや。もっと後や」「ああ。終戦直後かいな」「そやな。昭和20年から40年ぐらいやな」「そうか。犬てのは昔はようさんおったんやなあ」「昔は保健所がよう犬捕まえとった」
ポイントは「赤犬」である。このフレーズがおかしくてしょうがない。父上はワープロを叩きながら濃い話を続ける。
のりぽんさんが、せっかくあたくしの文章を引用してくださっているので、あたくしも引用しようじゃありませんか。
「どんなに満腹になっても時間がたてばお腹が空くように(^^;;;;
いろんなゲームの数々の女の子を乗り換えながら…(他意無し(爆))」
(ぽんぽん狂詩曲再会編(縮小版) 5/1より引用)
「なんで浮気すんねん」(訳:どうして浮気をするのか)という、あずまの自分自身への問いにも聞こえる。以前に「ちびうさちゃんと似たものを追いかけている」と書いたのだが、実はこのことをはっきりとは自覚していない。わたしが「ピンク髪で性格がとんがっていて声がふにゃふにゃでお嬢さま」なキャラが好きなのは、それがちびうさちゃんと似ているからではないかもしれない。単に、わたしに「ピンク髪で性格がとんがっていて声がふにゃふにゃでお嬢さま」なキャラを好む傾向があったから、なのかもしれない。今のところはっきりと分かってはいない。
ちびうさちゃん以外にも二次元の世界には上記の基準のいくらかを満たしてしまうキャラがいて、場合によっては好きになってしまうんである。どういうわけか後ろめたい。常にちびうさちゃんと比較してしまうのかもしれない。すごく後ろめたい。ちびうさちゃんは体温もあるし呼べば返事をしてくれそうな存在にまで成長した。ちびうさちゃんにどう思われるか気になる。だから後ろめたい。
その割にちびうさちゃん以外のキャラに関しては、好きだ好きだと言いながら数カ月で忘れてしまう。本当はここいらへんが後ろめたいはずなのだが、ちいともそんなことは考えない。実に後ろめたい。
まなちゃにておかざきさんの「赤犬のステーキとかいうフレーズがキン肉マンででてきたような…」という重要証言を得る。あたくしは反応があったことに気をよくして早速調査を開始した。過去の日本で赤い犬を食した人がいるらしい、という証言がwwwでいくつも見つかる。高僧に赤犬の肉を偽って食わせた、とか、犬の肉ですき焼きを作ると泡が出るのでわかる、だとか穏やかでない話も出てくる。調べているといろいろ出てきた。悋気の独楽(りんきのこま)という落語に「横丁の赤犬が出てきよって」というフレーズがある。別に取って食べるわけではない。ここにも「赤犬」という単語が出てくるではないか。
赤犬というのは単に赤い犬、と言うのではなく犬の種類を表す言葉なのかもしれない。先程の「高僧に赤犬の肉を……」という部分では、べつに犬の毛の色なんぞどうでもいいだろうにわざわざ「赤犬」と言っている。食用の犬として「赤犬」という種類の犬を認識していたのだろう。そして、それはおそらく、日本に古くからいる茶色の毛の犬のことではないかと。
「赤犬」という語は「あの店は赤犬の肉を食わしよる」などというふうにろくでもない使われ方をしたのではあるまいか。勉強しない子どもに「おまえ吉本行くか」と大阪の古い親が脅かしたように。哀れな赤犬。
一生「赤犬」という語は使わないかもしれない。
ろんさん曰く、終戦直後を描いた映画によく赤犬という語が登場するという。どうもこの語には暗いイメージがつきまとう。映画の中では「贅沢な食品」ということになっているらしい。こうなると食べてみたいではないか。韓国では古くから犬を食する習慣があるらしい。犬料理の店で、料理人に「これは赤犬か」と聞いてみるのも悪くない。たぶん通じない。
弟が「クーロンズゲート」を買ってくる。ああもう。どうして。「サクラ大戦」の古い方買って買ってって言ったのに。弟は「クーロンズゲート」で早速行き詰まったらしく、買ったことを後悔しかかっているらしい。心はちょっと揺らいで19ポイント。
「プリズムコート」を4分の3ぐらいまで進める。りっ、理央さんっ。……なんでもないです。
「プリズムコート」終了。ここ読んでらっしゃる方で「プリズムコート」やってらっしゃる方、いませんね?
これって、何回クリアしたら勘弁してもらえるのであろう。絵が。絵が全然貯まってないではないかー。ええもう。女の子ゲームにありがちな、一度観た絵を後から出せるというやつで、後日談のような台詞もある。手が込んでいるのはいいが、全部の絵が揃うのはいつの日か。
いやはや。良さそうじゃないですか。もう泣きそうなぐらいにいいじゃないですか。プリエンプティブなマルチタスクの実現がWindowsNTに遅れること5年だか6年だか。UNIXに遅れること……えーと、100年ぐらいか。これでやっと、Photoshopが立ち上がる間にメール見たり、という使い方ができるわけである。印刷のスプールの間、延々と待たされることもなくなるんである。
問題は、またOSが重くなるかも知れないことだ。わしにとってはりんごOSは使わない機能だらけだ。BlueBox(古いの)とCarbon(新しいの)とYellowbox(謎)とJava(例のアレ)のうち、Carbonだけ入れることができれば言うことなしなのだが。
最大の問題はおうちのまっくでは動かないことだ。
ああ。プリズムコートをお持ちでしたか。
岩崎さんからお手紙が。いやー、あれからもまだここを読んでくださってたんですね。ここは検索エンジンで見つからないようにしてあるんで、もう忘れ去られたかと思いましたが、見てらっしゃったとは。以上、世間話終わり。ふむふむ、滅多に観られないイベントもあるが、後日談の部分はキャラの数だけクリアすればいいんでないかい、とのこと。……そうですか。もうちょっとがんばってみます。
もしあたくしが就職していたら、来年の夏あたりに新しいまっくが買いたいなあ。てなわけで予想。1999年8月17日に、PowerMacG3のデスクトップ型で500MHzで動くやつの値段は200,000円より上か下か。もし下だったら買ってみよう。借金で。
明日は面接なんである。
某電気の面接なんである。研究の発表をするってんでOHPを作ったさ。発表の台詞はだいたい考えたさ。エントリーシートとかいう書類はまだ手をつけてないさ。面接で話す台詞はまとめてないさ。見学会に申し込むの忘れてたさ。明日雨が降らなければいいさ。
MacOS Xは1999年第3四半期に出荷予定ですか。
ということはあれですよ。あの仕様の複雑さからして2000年の第1四半期ぐらいまで出荷がおそらく伸びる。ということはあれですよ。急いでまっくを買うこたなくて、西暦2000年の春ぐらいにMacOS Xが最初っから入ったやつを買った方が楽ということで。とりあえずね、おうちのPowerMac 7200の10倍速いやつが同じ値段で買える日を待っているのですよ。うふふ。
昨日。面接と試験とあれとこれをする。
約束の時間が9時。受付に行ったのが8時58分。わーい。わーい。集まったのは6人。見渡すとわしがいちばん間が抜けていそうである。面構えが違う。
ええ。てっきり。物理とか英語とか化学とかの問題かと思いましたよ。ところが。なんですかこれは。
「あなたは友人と現地の案内人とでダイビングに行きました。海の底には見たこともない美しい魚が珊瑚礁の間を行き来しています。ふと周りを見渡すとさっきまでいた友人の姿がありません。あわてて海面に出ると空が暗くなっています。乗ってきたボートも友人の姿も案内人の姿もありません」
そんなこんなで無人島で3人で暮らすことになって、こんなときあなたはどうする、という筆記試験なのである。ここでわしは迷った。どこまで激しいことを書いていいのか、と。わしは、生きて行くのに必要なこと冷静に分析して書いた。ここでゲームブックのように分岐を作ったり、主人公が超常現象を起こしたりするものを書くのは人事の人に受けないに違いないのでやめた。時間もない。
明らかにあたくしより就職が楽そうな大学の方々に混じって研究発表をする。理工系ばかりなのだがこれがまた。分野がバラバラである。他分野の人にも分からせる発表の技術と、他分野の発表でも聞いてそこそこ理解して気の利いた質問の一つもする能力を見られているらしい。それもたったの3分で発表をやれと言うんである。3分で理解しろと言うんである。とりあえず化学な発表はちいとも理解できなかった。で、ここは質問しておかないといけない。3回質問しておいた。わしの発表は絵で見せるものなのでまだ分かりやすいんじゃないかと思う。
ありがちなやつ。あと、性格を調べるやつ。とりあえず面白くない。
「基礎研究がやりたいですっ」とめちゃんこ強気に出た。研究のことを聞かれたらどれもこれも大風呂敷を広げておいた。「わたしはこれを2桁高速化します」と言ったら初老の紳士は「ソフトウェアの世界は2桁、なんて平気で言えるからいいなあ」と笑っていた。半導体や回路の世界では信じられんでしょうな。
無名の大学の修士の学生が基礎研究だなんて。自分で書いていて赤面しそうになる。無理だろうけどやりたいことは強く、大袈裟にでも言っておいた方がいいと思った。電気屋に来てまでCOBOLで住所データベースを作ったりする仕事はやりたくない。わしはこんぴた科学やソフトウェア工学が専門というわけではなのではないからプログラミングは、に・が・て・なの〜。落とされてもいいから、と思い強気に出てみた。研究職じゃなくてもいい。せめて画像、どうせならこんぴたグラフィクスに関わる仕事がいい。
「きみは割とふつうのことを書くんやねえ」と初老の紳士に言われちまいましたよ。さっきの謎の筆記試験でありますよ。そんなにつまんなかったですか。わしの解答はっ。しかもしかも。「自己実現」ってなんですか〜っ。最初に出したエントリーシートとかいう書類の設問を誤解していたらしく、面接の場でその事実を知らされる。心拍数低下体温低下。人工門脈に切り替えろっ。ドクターっ、冠動脈から出血しています。まずい。このままでは蓋ができん。
……はっ、いけない。意識が飛んでしまった。そんなわけで呆れ顔の初老の紳士に企業の技術者として目指す姿を語る。しどろもどろで。
帰りにピンクのサングラスを買う。2個。
MacOS 8.5Jは1998年第4四半期ですか。開発は順調みたいですな。
よほどのことがないと落ちるこたないでしょうとか言われておりますが、よほどのことがあるんだから。
もし某電機の試験で落ちてたら来年からうちのがっこからそこへ推薦はなくなってしまう、とかうちのがっこから院生を一人だけ送り込むんだからよほど変なやつじゃないと推薦で落ちることはない、とか言われ続けて数週間。就職課の人も先生もわしがあぶない橋を渡っていることを知らない。研究発表はそこそこうまく行ったらしい、ということしか知らない。
初老の紳士に将来を語らねばならなくなったときに、どういうわけか、どういうわけか、抑えていたものが出てきてしまった。ちびうさちゃんの姿がはっきりと見えてしまい、視野の中心にいた初老の紳士の顔から焦点がずれてしまった。台詞を考えていなかったため、数秒間でまとめて話さねばならないこの非常事態に絵が一度に数多く出てきてしまった。そうしてわしの将来はしどろもどろに。恥ずかしいことだ。
昨日の昼間、研究室にいたときに無性にそうめんが食べたくなった。家にそうめんが一袋あったのを思い出した。すぐさま家に帰ってそうめんを食べに帰る勇気もなく、そうめんへの憧れだけを温めていた。深夜に帰宅して、母が用意した食事を取る。しかしここ数日で大きくなったそうめんへの渇望はもう抑えられない。
あんまりわしがそうめんそうめんと言うものだから、弟が作ろうと言い出した。わしの遅い食事のあと、そうめんを茹でてみた。茹ではじめてからそうめんのつゆがないことに気付く。気付いてからかつおで出汁を取っても遅いので、例の粉末の出汁に頼ることにした。うさぎしゃんマグカップに醤油を入れて、粉を入れて、みりんも少し入れてみた。これを薄めて使う算段。
茹で上がったのを水洗いして、ガラスの器に氷水と一緒に入れる。生姜をすり下ろすのを忘れていたので、わさびで代用。冷凍した刻み葱もある。かくして深夜12時の冷やそうめんの宴が挙行された。うまい。面の茹で加減も、いいかげんに作ったつゆも程良いではないか。すでに腹が膨れていたのでちと苦しかったが、うまいのですぐに食べ終わった。びっくりそうめんぱーてぃはこの夏のマイブームに決定である。
電器屋の面接の結果はまだかまだか。
昨日もまた夜にそうめんを茹でてみた。一度にたくさん茹でたら麺が局所的に固いままになってしまった。失敗である。
ぱげの引っ越しがしたいようなどうでもいいような。
最近また引っ越し病にかかってしまう。そろそろがっこからどっかのISPに引っ越そうかとか、とか言いながら放ったらかし。クレジットカードを作るのが面倒だとかなんとか理由を付けて先延ばしにしてばかり。研究室に置いているものなんで、ひっそりと闇の中に隠して一部の人にしか見せていないのだけれども、ときどきローカルな世界から外へ持って行きたい気がする。
外へ出すにあたって、このままではおどろおどろしい日記を中心とした暗黒の世界なのでちょっと考えないといけない。いろんなところとリンクしたり、絵なんかを定期的に掲載するようにして、もちょっとあか抜けたのにしようとか考えつつ放ったらかし。あと外へ持って行くには勇気がいって、古い友人とかがっこの人に見つかったら恥ずかしいやらおかしいやら。この日記にしてもうっかり免疫のない人が見てしまったら怯えて二度と来なくなるという代物なので、見られたくない人から逃れないとなあ。あ。就職してから同僚が見に来たらいやすぎ。
ああ。なんということでしょう。クレヨン王国を録り逃してしまったじゃありませんかっ。
とりあえず後半はなんとか録画したが、前半がっ。前半があぁぁ。わしのちびシルバーがあぁぁ。あたしよりもず〜っと性格が悪くて大暴れしてやんなっちゃうちびシルバーが。どうもうさぎしゃん以外のアニメは録り逃しが多くていけない。
一部で話題沸騰のなんちゃらテストですよ。
あなたのタイプ:うぬぼれ屋さんタイプ
相性のいいタイプ:甘え上手タイプ
……なんだそうで。甘えてくれなくていいです。ちびうさちゃんはそんなんじゃないです。もたもたしてると追いてっちゃうよっ。てな感じです。別におにいちゃ〜ん☆とか言われなくてもいいです。おとうさんはおまえをそんなふうに育てた覚えはないぞっ。甘ったれるんじゃないっ。自分で立ちなさいっ。そんなわけで同じ高さに立っている方がいいです。
弟がサターンのゲーム「サクラ大戦」の古い方を買ってきたのでやってみる。
時は20世紀初頭。東京市中を荒らす悪党がいる。蒸気機関と霊力を操るテロリストがいる。これは困ったというので、これまた蒸気機関と霊力を使って悪党と対峙する捜査機関が組織される。昼には舞台でスポットライトと羨望を浴びる、人呼んで帝国歌劇団とは世を忍ぶ仮の姿。夜には星の光と返り血を浴びる帝国華撃団となるのだ。わたしは大神一郎少尉。本日1200時をもって帝国華撃団隊長に任命された。
と、10年後に読んでも分かるように説明を入れておいて。
そうこう言っても女の子わんさかなゲームである。弟はわしに向かってアイリス(10歳)に転ぶに違いない、という。まだ、話が全然進んでないのでキャラに転ぶには至っていない。今のところよい感じである。さくらさんもマリアの姐御もアイリスも紅蘭もすみれ姉さんもすみれ姉さんもすみれ姉さんもいい娘じゃござりませぬか。相変わらずとんがった娘に弱いらしく。
遊んでいてうれしくなるんだな。操作の細かいところまでよくできていて。話は戦いものがよく取り上げるであろう「一人を救うことが出来ない者が世界を救うことが出来るのか」という例によって例のごとくなテーマと、一筋縄で行かない登場人物の感情と、次から次へと起こる事件をまぜこぜにした話。まあこんなもんでしょう。とりあえずあたくしは泣かせる話に弱いので遊びながら泣きまくってますが、まあこんなもんでしょう。20世紀初頭のわりに言葉遣いがやけに新しいんじゃないか。とか、せっかく蒸気機関というあまり目にしないものを持ってきたのだからメカをもうちょっと丁寧に扱って欲しい、だとか気になる点はあるのだけれどもまあ、こんなもんでしょう。
こういうことを言っていると「熱機関が外燃機関を中心に発達したもう一つの世界」なんてものを考えてしまう。自動車も飛行機もみな外燃機関。外燃機関というのは熱エネルギーで湯を沸かして、水蒸気の圧力を運動エネルギーとして取り出すタイプの熱機関で、燃焼ガスそのものの膨張を利用する内燃機関とはちと違う。現実の世界では蒸気エンジンの自動車や機関車はたくさん作られていたのに、いつの間にか内燃機関に置き替わってしまった。けして外燃機関が石炭しか使えない図体の大きい機械というわけではないのに。もし外燃機関の研究開発が手をゆるめることなく続けられていたら、今ごろ原子力発電の安全性はずっと高くなっていたかも知れない。そんな視点から「サクラ大戦」のメカの考証がされていたらいいな、とふと思った。
出ちまいました。電気屋さんの内定。
なんか、あっけないですな。書類送って2週間後に面接。その1週間後に内定てのは。人雇うのにこんなんでいいんかいな。
おともだちにはあちくしは電気屋にだけは行かないだろうというイメージがあるらしく。あるいは周りにへんなとこに行くやつがいないので、あちくしに勝手に期待の目を向けられていたのかも知れず。学科の同期の連中はみなふつ〜のとこだし。誰も宇宙開発事業団とかNHK放送センターとかケンコーマヨネーズとか受けないし。学科の連中はへんなのが多かったのに。いざというときに何もできない、口だけの人間が揃っていたのかも知れない。
わしは丹羽文雄という作家は知らなかったけれども、すごいものを見てしまった。
丹羽文雄は私小説だとか人の煩悩を描く作風なんかで有名な作家らしい。昨日の夜中にテレビを見ていたら、白髪の男性が突然現れた。NHKのドキュメンタリーでその生きざまが取り上げられていたのだ。なんでも82歳の時にアルツハイマー型痴呆症と診断され、少しずつ少しずつ書けなくなったそうな。そんなこんなで12年。少しずつ少しずつ症状の進行を感じながら生きていく人の生きざまである。
久しぶりに訪問した奥さんを前にしても誰だか分からない。言葉を発するのにも一苦労で言葉を時間を掛けて選ぶ。あるとき、NHKのディレクターだかなんだかの人が「前の通りは桜がきれいですね」とゆっくりと話しかけた。なかなか言葉を発さない丹羽の口から堰を切ったように言葉が出る。「そうですか。それは気付かなかった。これは全くわたしの不注意だ。ありがとう。教えてくれてありがとう」 桜という語のイメージは失われずに記憶にとどまっていたのである。
「いくら考えたってしょうがない。人は妥協しないと生きてはいけないんだ。わたしはそんなに考えてはいないんだ。いつか思い出すよ。いくら考えたってしょうがないんだ」
わしが興味を持ったのは、脳の委縮が始まっていると知ってから、いつかこの病気のことさえも忘れてしまうときがくるということだ。自分を見つめている自分自身が崩壊していくさまを見ていくことになる。丹羽はこの病気とともに生きながら、全く書けなくなる瞬間を体験した。こんな口惜しいことがあるだろうか。
わしは62歳で死ぬ予定だけれども、ついうっかり健康に生きてしまった場合、何らかの原因で物忘れが今より格段に激しくなることが予想される。わしが最後まで覚えているものは何だろう。きっとそれが心象風景というものなのだろう。会社のことも学校のことも、ちびうさちゃんのことも忘れて、きっと幼い頃に住んでいた小さな借家だとか、家にあった空気で膨らませる「魔女っ子メグ」の絵が描かれたプールだとか、わしがひっくり返して遊んでいたテレビだとかの記憶なのだろう。
そうなる前に塩化カリウムの注射か9ミリパラベラムの弾の発射で亡きものになる予定……だったのだが崩壊していく自分自身というのはそれはそれで興味深い。痴呆症と診断されたら薬だか計算ドリルだかなんだかで、できるだけ症状を抑えるようにして少しでも長生きするのも悪くない。この日記を読み返して赤面するのも悪くない。
一部で話題沸騰なのでなんか載っけてみました。例の検査結果。
【診断結果】
No.17あなたのタイプ:うぬぼれ屋さんタイプ/相性のいいタイプ:甘え上手タイプ
【LQ】
(標準) |
| 100 | |
A<自己愛情認知力> |
| 123 | |
B<恋愛感情制御力> |
| 98 | |
C<恋愛前向き楽観力> |
| 139 | |
D<恋人共感力> |
| 101 | |
E<恋愛関係維持力> |
| 115 | |
平均LQ |
| 115 |
あなたは人並み以上の恋愛能力を持っています。
【概略】
あらま。なんですかこれは。「あなたは人並み以上の恋愛能力を持っています。」ってホンマですか。ホンマですか。多分嘘だと思いますがホンマですか。じゃあ、ブラウン管の向こう側とこっち側の間でもなんとかなりますか。なりませんか。
なんだか。Cからして楽観的な人物らしいです。それは間違いないです。もう自信を持って。えっへん。で、Aからして自分のラヴラヴ感情を把握しているらしいです。この日記はたびたび女の子2次元キャラで壊れとりますが、なんか一応恥ずかしい状況は把握してるらしいです。次から次へと壊れとりますが。ええもう。で、検査の項目というのが就職の試験を受けていると受けさせられるやつと似たり寄ったりで。会社が受験者のこんな結果を持っているなんていうのがまた。恥ずかしいやら何やら。
ところで「あなたのタイプ」と「相性のいいタイプ」がくの〜さんと一緒らしく。これまたびっくり。
奈良のゲーセンでレイアースのプライズものを発見。いまどきレイアースである。ルーレットで当たりが出たら鉛筆1本。大当たりだと2本。やれ「風ちゃんがまだそろってない」だの「アスコットがあるのにカルディナ姉さんがまだ出てない」だとか言いながら延々ルーレットを回し続ける。もう大当たりだけを狙って眠くなった脳でルーレットを回し続ける。
賞品 | 本数 |
ひかる | 2 |
海ちゃん | 2 |
風ちゃん | 3 |
3人 | 9 |
カルディナ姉さん | 5 |
アスコット | 6 |
アルシオーネの姐御 | 6 |
わんわんイノーバ | 4 |
エメロード姫 | 7 |
プレセアさん | 3 |
クレフ | 2 |
空が明るくなったころ、脳の性能の限界を感じてやめた。電線屋と某後輩の助けもあって鉛筆4ダースと1本を獲得。見本にあったザガートのおっちゃんのがまだ揃っていない。「キラキラえんぴつ」もない。
鉛筆はふだん使わないので獲得したところでどうなるものではないのだが、つい。現在ゲーセンにレイアースの鉛筆の機械を置いているところは日本でここだけであろうということと、機械の中身が空になっても永久に補充されることはないであろうことと、もうこの店には一生来ないだろうということと、種類のあるものを揃えるということの欲望が重なって千円札を何枚もつぎ込んでしまった。その場の快楽のために。
そのとなりにはいまどき初代うさぎしゃんのカードが出るルーレットがあったのだが、あまりに当たらないので途中であきらめたのだった。いいのかこれで。初代はちびうさちゃんが出てないし、まあいいや。