あずまの日記。

1 feb(sun)

録り逃し。

あああああ。キューティーハニーの録画をまた忘れたやんかいさー。しかも最終回。

うさぎしゃんが終わってから録画は失敗ばかりである。わしの扱いもこんなのだが、テレビ局の扱いもよくない。土曜の夕方である。伝統ある土曜19時から追い出されてからは。変身女の子ものに将来はないのか。

2 feb(mon)

加齢の日。

プレゼントはピンク髪で声がふにゃふにゃな娘1年分でいいです。

1年前のわしの日記を見てみる。うさぎしゃん最終回を嘆き、一文字も書けていない卒論を心配していた。わしの好みから外れていくアニメたちを憂えてもいた。さらに値下げにより1年後にはNINTENDO64がプレイステーションの売り上げを凌駕する、という予想までしている。外れたが。

そんなわけでわしは23歳になった。

わしは今でもうさぎしゃんを追いかけているようだ。うさぎしゃん最終回の直後は代わりを探すつもりだったらしい。たとえば当時放送されていた魔法少女プリティーサミーのような。今にして思うのはうさぎしゃんの代わりなんてどこにもないということだ。

これからの1年。相変わらず特価1,980円のゲームを買ってきたり、古本のまんがを買ったり、絵を描いたりしているだろう。うさぎしゃんの代わりを探し続けるだろう。ちょびっと会社も回るだろう。

おとなになる、というのはどういうことなのだろう。

3 feb(tue)

バトラー。

久米宏の、生き物バンザイ!!
坂道を転げ落ちて油絵の具が応力分布ですか。
ひそひそ話をしていただろう ●2点

てな感じで謎の文字列をひたすら入力する遊び。それがパスワードバトラーである。仕事の合間にずっとやっていたのだが、めちゃんこ疲れた。

無題。

今さら言うのもアレだけど、脚本てのは難しいやね。人物の感情の動きは一本道ではなくて、一度引いてからまた押したりする。溜めて溜めて爆発、てなこともある。嘘もつけば人を傷つけたりもする。人物は時として作者から離れて勝手に動き回ったりもする。いまさら言うのもアレだけど、難しいんだわ。

4 feb(wed)

その1。

昨日帰ったらおもちゃ屋から会社案内が来ていた。お礼状ってどうやって書くんだ。面倒くさいなあ。で、会社説明回が今月の22日である。これは早い。

その2。

父上が今になってフロンのことを勉強している。会社で周りを見渡しても誰も教えてくれる人がいない。どちらかといえば教える側であるからして。とは言っても父上にはわけが分からん。というのでアルカン化合物のあたりからご教授差し上げる。あやふや。

その3。

某所に7000円を送金。わしは何もいわなかったが、郵便局のおねいさんはちゃんと5連用紙で処理してくれた。さすが枚*郵便局。わしと同じところへ送金する人も結構来るはずだし。

その4。

「スーチーパイアドベンチャーどきどきナイトメア」の発売日が近いというのに、別のゲームを買ってしまう。サターン版「ウィザーズハーモニー2」が2980円である。ピンク髪で猫耳の娘から電波が出ているらしく、わしは運良くまたは運悪く電波を受信してしまったらしい。

この安い値段は気になる。これは罠かも知れない。店のおっちゃんは安売りの商品ばかりを買っていく謎の青年を見てほくそ笑んでいるのかも知れない。でも。でも。

解説書の表紙というやつはCDの顔である。この絵がやけに白いのである。なんという手の込んでいないデザイン。何かあったのか、というぐらい妖しい雰囲気を漂わせているのである。妖しいものには目がない。加えて例のピンク髪の子。

わしは捨て猫を拾ったのかも知れない。

5 feb(thu)

レイくん。

てなわけで「ウィザーズハーモニー2」をやってみる。

剣と魔法の世界にある、冒険者を育てる学校でのおはなし。主人公は魔法サークル「ウィザーズアカデミー」の部長である。主人公は廃部寸前のウィザーズアカデミーの再建のため、まず部員の勧誘を始めた。

てなわけで遊んでみる。件の女の子をまず勧誘せねばなるまい。ピンク髪であり、しかも声はふにゃふにゃである。これをお読みの諸賢は覚えておかれたい。名はルミナ=ティンカーベルである。

しかし、この子の勧誘に失敗。のっけからこれである。一方で、かわいいおとこの子代表のレイくんをとっつかまえたので、よしとする。で、あーだこーだやっていたのだが、2回目の試験の成績が悪くゲームオーバーと相成った。なんとあっけない結末。

主人公は見たところ男性であるようだ。果たしてレイくんとラヴラヴになれるのだろうか。……ああいかん。そうじゃなくて、るーみぃ(仮称)を入部させるところからやり直さなければ。

かように難しいゲームであったとは。ああ。wwwと攻略本のお世話になりそうだ。

6 feb(fri)

絶食1998。

頭がはっきりしない。今日は朝からなんにも食べていないのである。で、現在午後7時30分。

うぃは。

ウィザーズハーモニー2。ちと長いので以後うぃはと略すことにする。で、いろいろあって一昨日からやっていない。買ってきた日の夜、説明書のキャラ紹介を眺めながら思った。こりは禁断の世界なのでは、と。このおとこの子キャラの充実ぶりと来たらもうっ。

顧問のシリウスの兄貴がまた性格がよろしくない。この、主人公をうりうりっといたぶるあたりに新たな刺激を覚えましてよっ。……ああいかん。また文章が壊れてきた。

7 feb(sun)

土曜といえば。

研究室の2年上の先輩が久しぶりにいらっしゃる。しかし以下に書くことはその先輩のことではない。2年上の別の先輩のことである。この先輩に会う約束があったので研究室から早々に抜け出してきた。そのため研究室の方の先輩とゆっくり話をしたりすることはできなかった。

久々にお会いする。例の、副業で化粧品を売り歩いている人である。ラーメンをごちそうして頂いたのだが、この際だと思い以前から気になっていたことを聞いてみた。

あの。つかぬ事をお聞きしますが。
なに?
「あずきちゃん」の、どこいら辺がいいんですか?
……ああ。これは難しいなあ。
難しいんですか?
そうやなあ。素直で愛らしいところかな。
ああ。「あずきちゃん」の中ではあずきちゃんがいいんですね?
そうやなあ。
……恥ずかしいですねえ。わたし、そんなんよう言いませんわ。
ははは。恥ずかしいなあ。

先輩は性格にひかれたようである。決して髪を二つに束ねているから、だとか声がふにゃふにゃだから、などとはおっしゃらない。わたしはアニメ野郎じゃない人にちびうさちゃんが好きな理由を真顔で聞かれたらなんと答えるのだろう。

9 feb(mon)

関西弁。

うぃは2を初めからやり直す。レイくんは入部させられなかったが、なぞの関西弁の娘を捕獲したのでとりあえずよしとする。

ゲームでも芝居でもよくあるでしょ。へたくそな関西弁てのが。わしはこれがあんまり好きくないのだが、この娘のはよい。たぶん声の人は関西弁ネイティブの人ではないのだろうが、発音のイントネーションをそこそこ押さえている。名はミネア。ちょっとふにゃふにゃ。

で、今回は2学期の試験も突破。今度は体力+体調に気を付けたのが効を奏した。たぶん。のりぽんさんその節はありがとです。

ティアナ姉さん。最初にお会いしたとき、いきなりわたしを罵倒なさいましたね。あなたのことを美しいとは思いましたが、身体に触りたいとか、あなたの脚に踏まれたいとまでは考えてません。でも、そのとき汚い言葉でののしられてはじめて気付いたのです。わたしは美の前にひれ伏す奴隷なのだと。

……ああ。また浮気の虫が。

11 feb(wed)

旅立ち。

うぃは2の続きをやってみる。

……2時間後、一人寂しく旅に出る主人公の姿がそこにあった。

てなわけで3回目。今度は浮気しないことにする。

12 feb(thu)

お茶大臣。

研究室のお茶その他もろもろ購入で立て替えていたお金を計算したら8000円ぐらいあった。どうりで財布が寂しかったわけだ。てなわけで、その分を回収する。

かっこいい悪者の作りかた。

いやほんとに。メガレンジャーは格好いい。こないだの放送でシボレナの姐御が死んでしまい悲しい気分になる。ユガンデの兄貴がメガレンジャーと激しい戦闘をする部分のBGMがホルストの「惑星」である。1曲目の「火星」っていうのがまた泣かせるじゃないですか。なんたって灼熱の超戦士ですからな。

で、シボレナが、生みの親のおっさんの前で息絶えるときのBGMが、モーツァルトの「レクイエム」である。これまたくどいような気がするけど泣かせるじゃないですか。「レクイエム」を持ってきたことでシボレナさんの死を人の死としてではなく、モノの崩壊としてとらえることに成功したんじゃないかと思ったり思わなかったり。生みの親のおっさんの科学への信仰。そしてその殉教者がシボレナ姉さんというつながりがあるんじゃないかと思ったり思わなかったり。

ワル。

うぃはの3回目。ティアナ姉さんに加え、バティアの姐御を入れてみた。バティアさんは自称「ワル」である。……「ワル」ってあんた。それだけでギャグである。褐色の肌にめろめろ。せやから浮気はあかん言うたやろ?

13 feb(fri)

ナイフにふた。

殺人事件をナイフのせいにする風潮は危険である。責任はナイフではなくそれを使う者にある、ということが忘れられようとしている。

最近何かと中学生が話題である。わしが気になって仕方がないのは今時の若者を育てた今時の親というのは自分自身の過去をどう思っているのか、ということだ。

いまどきのおっさんの若かりし頃、ナイフを持って歩いてたんじゃなかったか。外で虫や動物を殺して遊んでたんじゃなかったか。あなたがいつも気にしている子供の教育にとって、ナイフは悪いとお考えですか。それとも某女優の息子が覚醒剤を使ったとか、はたまた某女優が離婚しそうだ、なんていう情報に埋もれているあなた自身がすでに善悪の判断が付かない人と化しているのですか。

うぃは。

うぃは2をちょっとだけ進める。こんどはイベントがうまく行かなかったらやり直す、という必殺技を使っているのでえらく時間が掛かる。しかし以前に比べやたらとキャラとの相性は上がっていくのであった。これでこそおんなの子ゲームである。

のりぽんさんのとっても豊富な資料のおかげで、好きな子ばかりをとっつかまえている。で、現在のわしランキング。

  1. ティアナ姉さん
  2. バティアの姐御
  3. わしのレイくん
  4. ねこぐろーぶルミア
  5. 魔法少女ミネア

……てな感じである。ああレイくん。浮気者のわしを許して。だってみんな好きなんですもの。……だめですか。

14 feb(sun)

お子さん。

お子さんができたわけですよ。ずいぶん前にここに書いた、某1年上のがっこの先輩にお子さんが出来まして。年賀状に赤ちゃんの写真が載っているのを見てたまげたとですよ。あたしもこんなおっさんくさい年賀状(失礼)をもらう歳になるとは。てなわけで明日おうちにお邪魔する。おもちゃを持って行くべきか否か。

楽しみ楽しみ。

今日は新番組「みいファぷー」を録画している。……はずである。楽しみ楽しみ。で、先週なかった「フォーチュンクエストL」も今日はあるらしい。楽しみ楽しみ。

16 feb(mon)

やわらかい。

昨日。件の1つ上の先輩の家に遊びに行く。赤ちゃんですよ。赤ちゃん。15年後の未来からやって来たわたしの赤ちゃん、みらいちゃんではない。数ヵ月前に生まれた、できたての赤ちゃんである。

とりあえずクレヨン王国つうしんきを持って行く。別の某先輩(自称無職、または作家)もいろいろとおもちゃを持って来てらっしゃる。考えることが同じというのがなんともはや。しかし赤ちゃんにクレヨン王国つうしんきの面白さが分かるわけはなさそうなので、大人のおもちゃと化す。いい大人がさんざんクレヨン王国つうしんきで遊び倒した、ということは感慨深いものである。

で、肝心の赤ちゃんである。とりあえず軟らかい。めちゃんこ軟らかい。これがわしの忘れていた若い肌である。泣き声もまた軟らかい。毎日毎日聞いていたらうるさくてかなわないのだろうが、忘れかけていた音色である。この機会にしばらく会わなかった人たちに会えてよかった。

同期の某氏は会社を辞めるらしい。しかも辞めっぱなしらしい。

日記。

今日。某イベントの申込みを済ませる。今日が締切なのだが、今日の朝になって某カットを用意する。表紙の絵の使い回しだが、誰も気付くまいて。ドロー系グラフィクスは何かと使い回しができて便利である。で、某封筒を送るため郵便局で並んでいた。隣の列のおねいさんがわしのと同じ封筒を2つ持っている。なぜ2つなんだ。

17 feb(tue)

ノーパン。

今年の流行語大賞が「ノーパン」になったらいやだなあ。もう静かになったが、テレビも新聞もこの4文字を連呼していた。恥ずかしくてしょうがない。世の中には恥ずかしいものが好きな人だけがいるわけではあるまい。子供じみた世の中になっていくのは勘弁。

面接。

就職課のつまらない試験をすっぽかすこと数回というこのわしが明日、進路をどうするのかという面接を受けなければならない。これはすっぽかすと怒られる気がするので行ってみることに。おもちゃ屋さんがいいです、と言えばそれで済むような面接なのだろうか。

19 feb(thu)

日記。

髪を切る。6センチほど。

絵と音。

メガレンジャーの次にギンガマンというのが始まる。しかし。ギンガマンの衣装の格好悪いこと。しかし、予告で流れた「ぎんがま〜ん」てな曲が格好良かったので、そこに惹かれる。とりあえず観ておくことにする。

弟。

うぃは2。弟は順調にラヴラヴになっている様子。ああ。わしのレイくんまでもっ。

20 feb(fri)

ひみつ組織。

背後に巨大な悪の組織がある、と考えるのが妥当ではないかと。

証券会社の利益供与が取りざたされている国会議員が自殺した。被疑者の死亡により事件は闇に葬られる可能性が強まったのである。金策の怪しさに関しては五十歩百歩であろう他の自民党議員にも散々攻撃され、とかげのしっぽ切りにされようとしていたのは明白であった。しかし。まさか死んでしまうとは。

ありとあらゆる汚職を支配している悪の秘密結社がある、と考えるのは不自然だろうか。事件を闇に葬るためには被疑者を消してしまうのが最も有効なわけである。検察官に絶対に真実を話してはいけない、という忍者の掟のようなもので守られているのではないかと。

23 feb(mon)

学会で。

土曜日に京都女子大学を訪れる。

京阪七条駅から800メートルのところにあるらしい。しかし、駅で放っぽり出されたわしは、右も左も分からない。しかし。すぐそばの電柱に一条の光明が。

電柱の張り紙によると、京都女子大の演劇部の公演があるらしい。学校までの地図も載っている。これで迷わずにすむ。で、その芝居のタイトルが「ヤクルトなんかいらない」というらしい。飲料のことなのか野球チームのことなのか。観てみたくなってしまうわけであるが、ここでわしの本来の使命を忘れてはならないのである。CAD/CG研究会の学生発表会の聴講が使命である。わしの研究室の学部生も講演するわけでさ。

で、坂を登る。まだ登る。不安になってもまだ登る。すれ違うのは女子高校生と女子中学生ばかりである。小学生ともすれ違うが女性だけではない。

ちっとも女子大生らしき人物を見掛けないので不安になる。それでもまだ登る。女子高校生(以下略)の密度は次第に増えてくる。本当に大学なんてあるのか。

で、なんだかんだいって結局到着する。女子大生がいないのは授業がないからである。すれ違う高校生(以下略)は京都女子大の付属の学校の生徒なわけである。やはり女子大だけに付属の高校も中学校も女子校なのである。ただ、付属の小学校は共学であるらしい。道ですれ違う男性は小学生だけ、という女の園のような道中であった。

で、CAD/CG研究会の講演なのである。京都女子大の畠山先生という被服デザインなどをやっている方が、研究室の学生に毎年発表させているらしい。で、ちっともCAD/CG研究会と分野が違うのであるが、よほど発表の機会がないのであろう。

「ファッションの今後の展望としては、これまでの不健康なアムラーファッションはすたれ、自然を意識したクリーンでナイーブ、ヘルシーが支持される方向にあると思われる。」(平倉・渡辺、CAD/CG研究会学生発表大会'98論文集)

論文がこんな調子である。読んでいるだけで笑い出しそうになるのであるが、困ったことにわしは一連の発表の間はずっと司会者のとなりにいたのである。わしのボスに頼まれて急きょタイムキーパーになってしまったのである。例えば講演開始から8分と10分と13分にベルの音で合図をする、てな感じである。

はて困った。こんな係を引き受けてしまった以上講演者に質問をしたりすることもできない。これが心残りである。

24 feb(tue)

朝の一曲目。

せまる〜ショッカーっ。地獄の軍団〜。

工学部の研究室を訪れると、某氏がいきなり歌いだした。研究室のベッドで起き上がるやいなやである。今日の一曲目がこれである。毎日工学部の研究室に通っているとにぎやかそうだ。

25 feb(wed)

納期。

研究がかなりやばい状態である。「スーチーパイアドベンチャー・ドキドキナイトメア」の発売も近いと言うに。弟がプレイするのを横目で眺めているしかない。たぶん。

胃が痛い。コーヒーとココアにやられたか。

26 feb(thu)

懐かしのメロディ。

ひらけポンキッキでかかっていた曲が今になって妙に聴きたくなる。「きょうりゅうがまちにやってきた」と「おふろのかぞえうた」がめちゃんこ聴きたい。……てなわけで買い物がしたいのである。中古レコード屋に行きたいのである。が、最近それどころではないのであきらめる。

28 feb(sun)

研究室にて。

相変わらずデバッグ。相変わらず卒業論文の査読。加えて最終発表会の予稿の査読。

学部生の書いた最終発表会の予稿集の原稿を集めるのがわしの役目である。5通のうち期限に間にあったのが1通。4通が間にあわず。来年もうちの研究室に残る約1名は来年の今ごろきっと、印刷をしてくれる人に電話をして謝りたおすのである。締め切りを1時間延ばしてもらうために。

しかし1年前の中間発表で、わしの原稿がやはり締め切りに間にあわなかったということは内緒である。


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