末廣 誠
1959年、鹿児島生まれ。鹿児島大学及び桐朋学園卒業。指揮を秋山和慶、堤 俊作、H.レークナー各氏に師事。1991年、第4回フィッテルベルク国際指揮者コンクール優勝、第1位ゴールドメダルとオーケストラ特別賞を併せて受賞。その後、ポーランド放送交響楽団、シレジアフィルハーモニー管弦楽団など、主要なオーケストラに招かれ、常に高い評価を得ている。また、国立シレジア歌劇場で「トスカ」を指揮してヨーロッパでのオペラデビューを飾った。オペラ指揮者としての高度な手腕は熱狂的な評価を得て、同歌劇場の主席客演指揮者に就任、現在に至っており、活動の場は着実な広がりを見せている。
オペラからコンサートまで、高い水準の演奏を引き出す手腕は、その広範なレパートリーと併せて内外の多くの音楽家から賞賛をあびており、「真にプロフェッショナルな指揮者」(1996年ドイツ、チューリンガーアルゲマイネ紙)として、今後益々その活動は注目されている。
宮城フィルハーモニー管弦楽団(現仙台フィルハーモニー)、群馬交響楽団指揮者を経て、1996年6月、札幌交響楽団指揮者に就任、1999年6月までつとめる。都民交響楽団には1994年度から2005年度までに常任指揮者として在任。