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■ラジオレポ■

ニッポン放送
「ラジオ・チャリティー・ミュージックソン」
-中居正広パーソナリティ-
“エンディング木村から中居への手紙・他”レポ

1996年12月24日〜25日(24時間)OA
レポ・・・ゆうかさん
--------------番組の最後に木村さんが来て、中居さんへ宛てた手紙を読みました--------------


9年前、僕はSMAPという、一台のバスに乗りました。
そのバスのなかで、友達と知り合った。僕は15歳。一番年下の香取慎吾というやつはまだ小学生だった。
そんな友達と交代交代でバスを運転しながら、ずっと走ってきた。すごく、長い道だった。すごい速さで、景色がかわっていった。
バスが途中で道を間違えたり、ガス欠になって止まったり、皆でバスを降りて手で押したこともあった。 皆たまにバスをおりていくこともあったけれど、必ずまたバスに戻ってくる。みんな戻ってくるときは、必ず新しい何かを見つけて帰ってきた。それを見るたび、友達がライバルに感じることもあったし、たのもしく感じたりすることもあった。

僕もバスをおりたときは、いろんな友達と出会ったし、いろんなことを教わった。友達は、年とともにかわっていく。でも恋人は別れてしまえば恋人じゃあないけれど、友達は、何年ぶりに会っても、まだ友達でいられる。
友達は、自分で解らないところを解ってくれている。いい自分も悪い自分も知ってくれている。だから、自分が自分でやっていける。 自分のまわりを見渡せば、いつもいろんな友達がいてくれる。
今も目の前に9年前SMAPというバスの中で知り合った友達が頑張っている。ずっと同じバスに乗ってきた奴にこんなことをいうのは照れるけど、これからも親友として、悪友として、SMAPとしてやっていこうぜ。

ベストフレンド 中居正広へ 。木村拓哉。

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二人で握手。

中居「こんな、照れくさいことはないですよ、ねえ、日ごろやっぱり、あのう〜変な話、悪い話もしますし。先ほど木村くんも言いましたように、親友でもあり、悪友でもあり。ねえ、僕らもSMAPというグループは9年やってきまして、来年で10年目を迎えるわけですが、ほんとにいろいろな経験をして、いろいろな苦しみも、楽しさも、悔しさも、涙も全部ともにメンバーとここまできたんで。
まあこれも、メンバーだけじゃなくね、ほかのスタッフの皆さん、ほかの友達や、いろいろな周りの人にすごく支えられてきた上での今ですから。
なんかほんと木村君とは、こういう話をしたことがないんでなんか恥ずかしいっていうかですね」

木村「いきなり、手紙読み出したら、まわりシーンとなっちゃって」

中居「そうだよ〜、ピアノまで流れちゃって」

木村「だれが、弾いてるんだって感じだけれど」


【中居君からのメッセージ】
「今回24時間、ラジオチャリティーとしてやらさせていただいて、ぼくの実力とか、ぼくが頑張っているとかでなく、ほんとにSMAPのメンバーとしてここまでこれたから、スマップの一員だからこそ、僕がこういう形で、パーソナリティとしてやらさせていただけたと思います。
今まで9年間、男の子も女の子も、上の人も下の人も、いろんな人と出会い、いろんな刺激をうけて、そして今、やっとここまでたどりついたわけです。
皆さんにも、いろんな友達がいて、いろんな人と携わっていると思います。 愛情とか優しさとかっていうのは、もちろん、自分が味わいたいんです。皆そうなんです。皆自分がおいしい思い、やさしい、喜びたいんですけれども、それ以上にもっと自分が大人になるために、愛とか、優しさっていうのを、求めるものじゃなくって、注ぐものっていうのかな、皆に注げるくらいの余裕の持てる人間になっていただきたいなと、思っております。
ぼくもですね、今後、今までの活動の中で、とにかく、一人二人、今以上沢山の人に喜んでいただければなと、楽しんでいただければなと。
ぼくなんかも、こういうSMAPとして、こういう立場に神様から授かったと思います。 ぼくなんかの行動や発言が、たくさんの人に影響を与えたり、刺激をあたえたりしているわけなんですから。
今後ともですね、だからぼくなんか、1対何十、複数の方ですから、その複数の方が、ぼくなんかに注目してくれる人たちが、もう100人になっても、10人になっても、ねえ、5人になっても、決してそれが一人になっても、その一人の為に、ぼくなんかを思ってくれる人の為に、喜んでもらう為に、頑張りたいと思います。
今回は、ほんとこんな沢山のゲストの方、そしてスタッフの方、心から感謝したいと思います。
そして、リスナーの方、ささいなお金がこんなに9千万以上ものお金になりました。これで目の不自由なかたへの、音の出る信号機が、また、日本にですね一つづつ増えていくと思います。
これで、人間同士がですね、手をつないで、人間ひとりじゃあ結局なんにもできないですからね。ひとりじゃあなんにもできないです。ぼくも一人じゃあ、なんにもできないです。今まで、いろんなひとに、支えられてやってきました。
ですから、皆さんも一人だけで、悩んだりしないで、皆いますから、皆と手を結んで、みんなと肩を組んで生きていってほしいと思います。
ほんとに、24時間皆さんどうもありがとうございました。
最後にもう一度「ベストフレンド」を歌って、お別れしたいと思います。
みんな大丈夫?まだ歌えるかな?

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「ベストフレンド」が流れ歌う。

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