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ぴこていこく

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2005/11/02(Wed)

[日記]東芝ネオボールZはやくも老衰

以前は電源ON時は明るさ60%、30秒くらいで80%くらいにまで達してたのに、最近は電源ON時で40%、満足できる明るさまで1分くらいになってきた。なんか寿命が近そうな雰囲気。ってこれ導入したの半年前なんスけど。ナメとんか。

んー。よほど我が家のトイレと電球型蛍光灯の相性が悪いのかなー。

ウチのトイレ照明は天井にゴルフのホールみたいな穴がぼっこし開いており、その奥に電球ソケットという非常に熱がこもりやすい構造になってる。さらに照明と換気扇のスイッチが共通で、換気扇だけのためによく点けっ放しで放っておく。だからトイレの割に点灯時間は長いかも。でも電球型蛍光灯のメリットの一つは長寿命じゃなかったっけ。ふつーの電球とたいしてかわらん。

でも今更電球に戻りたくもない。まあこの時期はどってことないけど、夏に電球の照明は暑くてたまらん。蛍光灯にして一番のメリットはそれだったし、たまに点けっ放しにすることからもできれば消費電力も低いに越したことはない。もっと長持ちな電球型蛍光灯が欲しいなあ。

[デジカメ]Caplio R3の実写サンプル

誰もが期待していたように、いやどんな期待よりも上回るレベルで画質は無残なことになっている。

広角端は意外とマトモで28mmにしては周辺部まで描写できてるほうと俺は思う。歪みも少なめ。しかし望遠端の画像はものすごい状態。もはや何かの冗談としか思えない。デジタルズームしてんじゃねえのかコレ。リコーの光学的技術力の低さをまざまざと見せつけた。やってくれるぜ。

一目でわかる無残な画質比較:Caplio R3の無残画像がこれ。最近出た似たよーなスペックのCOOLPIX L1の同じ写真がこっち

いや……何の冗談ですか。いっくら画角広くて手ぶれ補正あるっつっても3万円ちょいのCOOLPIX L1と比べて、5万円弱のCaplioがこれだとちょっとギャグとしては面白すぎるなあ。

impressのレポートするリコーカメラはGR DIGITALでも「初回に出した画像が悪い意味でものすごい」という前科があり、今回も差し替えられるかも。しかしそれって製造管理力の低さの露呈でないですか。

あと別にいいんだけど、上から見た写真はどー見てもはしっこをペンチでつまんで曲げてあります。あなたはこのカーブにどんな思いを込めているのですか、とデザイナーに尋ねたい。

[デジカメ]DSC-T9のサンプル

ニュースリリースから抜粋しちゃうもんね俺。

高感度ISO640に対応。
(中略)
高感度撮影では、夜景や暗い室内でもフラッシュを使用することなく背景までも美しく撮影することができます。
さらに、感度が高くなるほど、発生しやすいノイズを抑えるために「クリアRAW NR(ノイズリダクション)」を新たに搭載しました。

いやさすがはソニー様の技術。新しく搭載した「ク・リ・ア・R・A・W・N・R」とかいう偉そうな名前の技術の実力はホントウにスゴイデスネー!クリアだもんなクリア。キミタチの脳もクリアしたい。

……もう一度自分が書いた文を読み返す俺。「これでISO640が本当に使い物になるならけっこう面白いかも」「面白いかも」「面白いかも」。ここまでダメだといっそ清々しい、というのは誉め言葉にならんでしょうか。ならんよなあ。最初から無理せずISO400くらいにしとけばいーのに。こんな絵を吐くカメラに誇らしげにロゴ載せるなんて安くなったのうカールつぁん。

ソニーはやっぱりソニーだった。

ところで最近わりと流行の高ISO感度設定カメラ。ISO感度ってナニ?という疑問をちらほら見たりするので解説してみる。間違ってるかも知れないけど。

スペック表にあるISO感度ってのは「CCDとかの映像素子が光を情報を変える効率が、銀塩フィルムで言ってISOナンボくらいか」*1ということで、デジカメに本来ISO感度なんてない。レンズ焦点距離の「35mm換算28mm相当」とかと一緒で、フィルムカメラのスペックに無理矢理当てはめた数字にすぎなかったり。まあそれはともかくとして。

ふつーのデジカメに搭載されてる映像素子のISO感度は、モノによって違うがだいたいISO50〜100位。今時はレンズ付きフィルムでも下手するとISO1600とかのフィルム突っ込まれてるのと比べたら、たいへん頼りない。

でも映像素子が吐く情報は所詮デジタルデータなので、演算処理でいっくらでもデータは増やせる。この処理をすることでデジカメのスペック表に「ISO100〜400」とか書けるようになった訳だ。ISO100のデータも4倍すればISO400になる。このDSC-T9の場合、ISO80のCCDを積んでるが、データを8倍するとISO640になるという仕組み。

しかしフィルムでもISO感度が高いものは「粒子が粗くザラザラして見える」という欠点があるように、デジタルデータを増幅した場合はいらんものまで増幅される。映像素子は信号以外の無意味な情報であるノイズも常に吐き出してる。ISO100の映像素子が吐き出したデータをISO400にすると、ノイズも4倍の存在感を持つ。そうしなければ気付かなかったようなノイズが気になるようになる。これが増感ノイズ。

なので今までのデジカメは「無理してISO400」程度だったんだけど、松下が始めた手ぶれ補正ブームへの対抗で富士フィルムが「元々ノイズがすげえ少ないCCD」を開発し、強引にISO1600を成立させてしまったため市場が大混乱を始めてしまった。

富士フィルムの場合、映像素子を自社で開発できるからこれが可能だった。でもふつーの会社はソニーか松下かシャープから買ってるので、富士のようにはいかない。今わりと色んな会社が採用してるのが、画素混合といわれる「数ドット混ぜて1ドットにする」手法。超乱暴に言うと、800万画素CCDの出力を単純に2x2の4ドットずつ足す。もちろん200万画素相当に減るが、かわりにISO感度が4倍になり、ノイズ量も1/4になる。実際にはもっと複雑な計算で500万画素相当くらいまでドットを稼ぐが、この方式は必ず「画素数が減る」という特徴がある。

ところがこのDSC-T9はISO640設定でも600万画素フルに使える。つまり画素混合じゃない。このCCDは新開発で、こうなると富士フィルムみたく「最初からノイズの少ないCCD」を期待するわけだ。しかし実際に出てきたのは実写データ見てもわかるように、ISO200を越えると途端にザワつきだすノイズ。これを専門用語では「ふつうのデジカメ」と言います。まー確かにISO400とか見ると健闘してるんだけど。

俺はこれなら、開き直ってノイズゴゲゴゲなISO800とかISO1600を堂々と出すリコーのカメラの方が使いやすいと思うし、潔い。今からでも広告からノイズの項目を削ってISO1600設定をつけたらソニーを漢認定したいがムチャですねすみません。

いちおう擁護もしておく。手ぶれ補正は本気で優秀。カメラマンがものすごい岩塊状物体でもないかぎり、手持ちで1/2とかのシャッター速度であれだけ撮れるカメラはそうない。

*1 でもその測定基準は実感としてけっこういいかげんな気もする。あんまり信用はできない。


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