2009/11/23(Mon)
◇ [日記]段階的禁酒
今年後半は諸般の事情により、前半と比べて月の収入が1~2万円減り、支出が4~5万円ほど増えてる。
当初はこれでも余裕ブチかましていたが、小型二輪ATの免許取得費用とアドレスV125がトドメとなり貯金がまっさらにヒィー。すっかり給料日まであと何日かを意識するように。まあ全然回らないようにはしてないので、ちょっと面白がってはいるんだけど。
で様々な支出をガリゴリ削っていたが、次に目を付けたのが酒代。量は飲まないとはいえ休肝日をのぞいてほぼ毎日なので月にウィスキー3~4本。約5~6千円の出費がある。
完全に習慣化していたので、減らすのも苦労するカナーとか思っていた。が三週間経過した今は三日に一度程度まで減った。やりゃできんじゃん。その間の新規購入はゼロ、ストックの日本酒・焼酎の消費でまかなえている。やろうと思えば今すぐゼロも可能そう。そこまではしないけど。精神状態を悪くしてもつまらんし、禁酒は健康などのためでなく支出をなくすためで、それは達成できてる。
以前、抗鬱剤を二ヶ月でほぼゼロに減らした俺に不可能はなかった。そいやタバコやめるときも全く苦労なかった。俺は対人関係にも趣味にも執着を持たないが、どうも薬物の依存もないようだ。
ただ家にあった古い酒を飲んでるせいかヘンに残ることがあってちょっと苦労はしている。あるいはウィスキーに慣れた身に日本酒や焼酎が合ってないのかも。コレ飲んだら次はどうするかなあ。大昔に陶器瓶に詰め替えた泡盛がまだある。こうすると「おいしくなる」と聞いていたのに以前なめたらマズくなってたから放置してたんだけど、うまく飲む方法があるかもしれない。あとはもらい物の発泡酒のミニ缶とワンカップみたいな日本酒。
このへんのストックを飲みきったあたりでアルコール完全ゼロになるように調整していこう。泡盛「瑞光」とコニャックXOが各一瓶あるけどこれは美味そうなので置いとく。
しかし最近の飲む日ってのが「寒くてたまらんから酒を飲んであったまる」みたいな飲み方になってるのはちょっと懸念。ロシアじゃないんだから。……いや、ガス暖房代よりウォッカ代のほうが安く済めばアリか?
◇ [軍]空自の次がF-35に決まったとか
結局そうなったのか。F-35かなーとは思ってた……5割くらいは。3割がタイフーン、1割がF-15系、1割が粘りでF-22を勝ち取るってなカンジ。
このコトに関してF-35の欠点を逐一あげている意見をそれはもう怒濤のようにあっちこっちで見かける。まあF-35の欠点難点はいっぱいあるのは確かだ。納入いつになるんだとか。それまでF-4保つのかとか。実際いくらだとか。ライセンス生産諦めるのかとか。性能半端そうとか。ヘルメットきもいとか。
でも「F-15系」「F-22」「タイフーン」といった機体を挙げて、「~にしなかった空自はアホ」みたいな意見はなんかなあ。そのへんもF-35に負けず劣らず欠点難点が山盛りじゃん。
F-35を最悪の決断とまで言い切る人も多いんだけど、この決定をした人はそこらへんの素人ブロガーや単なる兵器ヲタとは比べものにならないほどの情報と知能があるはず。「何故、防衛のプロフェッショナルがF-35に決定したのか」というのを想像するのがミリヲタの楽しみなんじゃなかろか。
て訳で以下そーいう想像。「タイフーンには日の丸がめちゃめちゃ似合わない」という、俺の中ではめちゃめちゃ有力な可能性は苦渋の決断でさておく。
まずF-35おさらい。アメリカが作ってる。空軍・海軍・海兵隊で共通のヒコーキにしようというムチャな*1計画。それどころかアメリカの同盟国、イギリス、イタリア、オーストラリア、オランダなどに輸出する戦闘機もコレにしようとしている。
ただし輸出のF-35に関しては開発費を出してくれた他国に「褒美としてF-35を買う権利をやる」というシステム。しかし日本は当初F-22が欲しいつってたのでF-35にはタッチしてなかった。F-35の基本コンセプトは安くて数そろえやすい系*2で、戦闘機としての性能はF-22より劣る。というか現行のF-16やA-10の代替になるので、基本は対地攻撃機。
このへんを踏まえて、えらい人がF-35にした理由を考えてみる。もちろんF-22がケラれた以上、欧州機のタイフーンや今更のF-15系を単純に嫌った消去法って感じは強くもあるんだけど。
日本は戦闘機生産技術のためにライセンス生産とゆー「設計図を全部もらって国内で作る」というのを重視していたが、F-35のライセンス生産はたいへん難しい。よってF-35導入決定はそのまんま戦闘機生産技術のピンチでもある。この面ではどう考えてもライセンス生産を含めた売り込みがあるF-15系やタイフーンが有利。前述の「タイフーンにしなかった空自はアホ」系の人が言ってるのはこのへん。
でも当初はF-22希望してて、それがダメならF-35となると、ミリヲタが言っているほどライセンス生産にはこだわってないように見える。だったらどうすんだ、てのはわからないけど。
また、もっとも早く使えるタイフーンをさておいた(さておけた)というのも。タイフーンになる可能性の根拠は生産関連だけでなく、これから先ガンガン減るF-4EJの代替としてはコレしか間に合わないから。「どんなに早くても2015年くらい」のF-35だと遅すぎる言われていた。が、意外と早く調達できる目処があるのかもしれない。
逆にタイフーンをハズしたのは、「F-22がダメならF-35にした」というあたりからステルス性能を重視してそう。もちろんステルスがありゃ有利に決まってるけど、重要性は末端ミリヲタが想像しているよりも高くみられるなら、この点で大幅に劣るタイフーンは厳しい。あと空自は正直なところ対地攻撃機が欲しかったんじゃないかとも思っている。その点で言えばF-35が俄然イイカンジで、現状のタイフーン・トランシェ2は見劣りする。もっともF-22もこの点は期待できなかったけど。
いろいろ今後も経緯が楽しそうだ。「いつから調達を開始するのか」「どれくらいふっかけられるのか」といったF-35に関することから、「国内の戦闘機生産ラインをどうするのか」「タイフーンの売り先が減ったイギリスは次はどこに押しつけるのか」まで興味は尽きない。
2009/11/14(Sat)
◇ [ゲーム]『Steins;Gate』クリア
公式……だが見ないほうがいい。俺の持つ特殊能力が、この公式サイトには膨大な「ネタバレ地雷」が仕掛けられていることを見抜いた。これも『機関』の奴らの陰謀か! あ、そうそうエンディング制覇までのプレイ時間は俺の場合、34時間。
ものすごいSF大作。いやコレかつての名作『Ever17』がよく引き合いに出されてて「あははそりゃ大層だ」と思ってたら、本気すぎた。なにこれ。『Ever17』を楽しんだ人でこのゲームやってない人はちょっと勿体ない気はする。Xbox360を持ってない? 本作のためだけに本体(amazon)ごと買うのもアリでないか、とさえ思う。
むしろ序盤の敷居がやたら高い『Ever17』(やたら平凡ギャルゲ風)と比べると、本作は主人公の強すぎるアクと、プレイ開始後のほんの十分で激動する展開、そしてラジオ会館の屋上にアレが突き刺さったビジュアルのインパクトで一気にツカまれる。後はもう物語に引きずり込まれていくだけ。
物語は、それはそれはもう壮大な伏線と考証とハッタリに満ちていた。あらゆる細かい出来事が意味をもち、登場した時は些細だった違和感があとで牙をむく。緻密な設定に、それでいいのかと思わずツッコミを入れてしまうほどの大胆な仮説が絡み合って、今までにない舞台が作り出されている。ああもう迂闊にネタバレをしてしまうと相当もったいないので、ナニも書けない。
システムも興味深い。このゲームには選択肢は存在しない。主人公は携帯電話のみを持っており、そこからメールや通話をするかしないか、誰に対してするのか、で物語が分岐する。選択肢というゲーム的演出を排したことで、没入感はかなり高い。
いや敷居は高いんだ。特に、主人公である狂気のマッドサイエンティスト鳳凰院凶真の厨二病っぷりや2ch用語頻出という点。でも厨二病には説得力充分の必然性があり、さらに中盤以降むしろ鳳凰院凶真モードを都合よく駆使し場を取り繕うようになっていく主人公オカリンさんまじカッケー。んで2ch用語は作内でも痛々しいものとちゃんとされてる。なんだろう。そういうアイタタな部分も含めて、かなりナチュラルなんだな。
ギャグとシリアスの比率は絶品で、ニトロプラスはこうでないとな! しかし訓練されたエロゲヲタならご褒美なんだけど、次から次へと襲い来る絶望、それを苦労して乗り越えたその先にさらに立ちはだかる壁の無慈悲すぎる高さにノックアウトされる人も出そう。でも、そこを乗り越えるからこそカタルシス半端ねえ。
そのカタルシスを後押ししてるのが全体的な声の演技で、特に主人公は素晴らしすぎて音声スキップできずに困る。普段わりと声をトバし気味なんだけど、これを聞かないとか勿体なさ過ぎ。
難点は探すのも難しいけど、一部の伏線が回収されてないのはちょっと気になったかな。あと最後にかけて物語は広がるのではなく、収束し狭い範囲になっていくあたりには好き嫌いは出るかもしれない。『Ever17』はむしろ一気に広がるタイプだし。しかし範囲が狭くなるぶん速度はあがり、圧倒的な勢いで全部の伏線を回収していくスピード感はそれはそれで絶品だ。いい体験をした。
同シナリオライターによる『CHAOS;HEAD』もやろうかなあ。PC版もあるけどXbox版は追加シナリオがあるとかで、じゃあXbox版かな。しかしPC版は全年齢でXbox版がZ指定って珍しい気がする。