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2005年4月14日 木曜日

流星号こと、我が愛車であるホンダ製AF27型50ccスクーターDio。
すでに購入から10年ほど経過し、メーターは二回転を超えてなお元気に走り回る、ホンダの発動機技術の優位性(とサスの耐久力のなさ)を体現するかのような名車である。
沢山の思い出がある。ポリに捕まった時も、走行中にトラックの幅寄せと激突した時も、50ccスクータでハイサイド転倒が可能なことを証明した時も(教訓:タイヤ空気圧は適正に)、膝の骨をブチ折った時も一緒だった。今までもそしてこれからも、我輩の足として舗装路を駆けるマイ相棒。
しかし最近は、乗らない日が二日も続いたらエンジンかけるのに一苦労するようになってきていた。
症状は一日一日確実に悪化し、それでも「セルを回す」「キックする」「セルを回す」「キックする」「キックする」という隠しコマンドを入力することで息を吹き返していたため、何ら問題とは思わずに乗り続けていた。
しかし先日我輩がふと風邪をひいて一週間ほど原付を放置し、その週明けにセルスイッチを押し込んだ時。
ンぎゅム。
一般的によくあるステキサウンドを奏でたが最後、エンジンは完全に沈黙。
焦らず騒がずキックを蹴り飛ばし、すでに勝手に戻らないキックレバーを手で戻してもう一度キック。合いの手のようにンぎゅム音も奏でながらキックキックキック。
五十回ほど蹴り飛ばし、十回ほどセルモーターを回してようやくエンジンが呼吸を始めたときには出勤時間まであと20分。
片道25分の道のりを、ワープ航法を駆使して駆け抜けつつ決心した。いいかげんバッテリ換えよう。

我輩はどうやら機械に詳しい人と思われてる気配があるが、自慢できるほどのメカオンチだ。
ホームセンターのバッテリコーナー。そこにあったのはGS製バッテリとユアサ製バッテリ。どーもユアサ製バッテリは買ってから付属の電解液を自分で注入するとか。
バッテリの電解液ってのは希硫酸で、極めて強い酸性の物質だ。濃度や温度によっては危険な代物になるし、身近(?)なところではちょっとの工夫で強力な火炎瓶等の材料に転用が可能。できればそういう危ないことはしたくないので、GS製バッテリを手にとり、凍りついた。高っ。GS製6,800円、ユアサ製は3,600円だというのに。
貧乏人は危険を冒すのがお似合いと言われた気分でユアサ製をレジに持っていく。
で、これ、商品に「レジ係員の皆さんへ。レジにてバッテリ液を入れさせてから売れ。液を入れないまま持ち帰らすのは違法」というラベルが貼ってあった。前述のように希硫酸は激物なので、毒劇物販売資格のない店の場合は当然、それそのものの形で売ってはいけないことになっている。
レジのおばちゃん、このラベルを見てしばらく悩んだ挙句、メンドくさくなったのかそのまま袋に入れて我輩に手渡した。ええんかコラ。

帰宅し、マンションの駐輪場で流星号のバッテリ交換にとりかかる。
どーもここらへんのマンションの家庭ではあんまりこういうコトを自分でやらないようで、原付をちょっと覗き込んでるだけで住人からマキシマムに怪訝な目で見られるが、気にしないことにする。階上から異様に興味津々に見ている子供は放置。オトナになったら君も希硫酸で遊べ。
ドライバを自宅まで取りに行くのが面倒なため、車載工具(100円ラジオペンチ一本)でターミナルのネジを回して現バッテリを外す。
バッテリすぐ近くのオイルタンクから何回かオイルを溢れさせてるため、ものすごいベットリっぷりだが気にしない。
そしていよいよ新バッテリに電解液注入。とここまで煽っておいて悪いが、驚くほどカンタン。
勇気を出して希硫酸ボトルを手にとり、蓋を取ってみたところ、最近のプリンタのインクみたくボトル口に封印がされていた。
その封印を手で剥がさずにボトルを直接あるべきところにぶっさすと勝手に封印が破られて中身が出てくる仕組みになってる模様。考えてるなあ。
説明通りバッテリにぐっさしボトルを挿すと、その中身がドクドクとバッテリに入っていく。いかにも化学反応してます、という怪しげな音と独特の硫酸臭。反射的にニタニタ笑ってマッドを演出した直後、慌てて周囲を見回したら誰も見てなかった。ヤバかった。
全てが入ってからボトルを抜く。気をつけて抜いたにも関わらず数滴が飛んで地面に落ちた。
これは服につけばあっというまに穴をあけ、肌につけば表面を溶かす代物。マンションの駐輪場に微妙なクレーターができてれば犯人は我輩だ。
「中身が完全に入ったら20分放っとけ」と書いてあるマニュアルを速やかに無視し、さっそく蓋をする。
蓋をもう入らない、という場所まで押し込んでから、ふと取り外したバッテリを見たら、全く同じ形状の旧バッテリでは蓋は作業中のソレよりさらに2cm近く押し込まれていた。バッテリ本体に埋まるほどに。おお、こんなに。
ラジオペンチをガンガン叩きつけて旧バッテリと同じくらいに蓋を押し込む。これ、このまま装着していざ転倒したら内部から希硫酸がドボドボこぼれたんじゃなかろうか。恐ろしい。というかマニュアルに書いといてください。

その新バッテリを流星号に突っ込む。バッテリターミナルにバッテリグリスを塗れ、とか書いてあったけど、そんなもの普通持ってません。バッテリ本体についてたヌルヌルを指につけて適当にターミナルになすりつけて接続。
いよいよとばかりに流星号のセルを回したところ、ここ最近の最も元気がよかった時の倍くらいの回転数でモータが回りびびって手が離れた。
むしろ思う。今までよくあれでエンジンかかってたな。
しかし今更心配になってきた。マニュアルを無視して希硫酸注入後の20分放置をしなかったことに。
なんかガスが発生してたけれど、圧力が無闇に高まったりとかしてたらどうしよう。次に乗った時、何かの拍子で水素爆発とかするかも。
まあ幸いにしてバッテリは車体のわりと後ろのほうにあるので、爆発したら流星号は多分加速してくれる。ニトロっぽい加速装置を搭載した!(ただしいつ作動するかわからない)と思えばなかなかにカッコいいのではなかろうか。


4/15追記。
「20分放置を無視は危ないのでは。覇者さん一人が爆発で飛ぶならまだしも(失礼)通りがかりの子供の頭にバイクの破片が刺さり重態か死亡とかになったらシャレにならんのでは」というメールを受信。
我輩的要約。「アンタが死ぬのは別にいいけど、どっかの知らんガキが怪我したら許さん
素直すぎる意見ありがとうございます(T_T)

えー同じことを考える方から次々に「死ぬなら一人で死ね」と言わんばかりのメールが来たら凹みそうですので、不恰好ながらフォローしときます。
上はもちろん例によってメチャクチャに書いてるだけで、そんなことは起こりません。
爆発しても、その圧力はDioの場合、後方だけでなくメットイン空間にも抜けるため、左右方向には無害を保ちつつシートがまるで射出座席のように華麗に上方に吹き飛ばされるでしょう。
ていうか、水素ガスが発生するまでは嘘でないですが、バッテリなんか多かれ少なかれ水素出してます。
そもそも走行中は風が抜けるので、ガスが爆発する濃度まで溜まりません。危険なのはむしろ停車時に電力使ってる時や、液不足でバッテリ内部に空間がある時など。
希硫酸入れた後の20分放置はガス対策でなく、たぶんバッテリが安定電力を発生するまでの待機時間。なんとなく本職の整備の人らはこんなこと守ってない気がする。

あと個人的意見もヒトツ。こういう意見見るたびに思うのですが、なんで子供なんだろう。大人なら怪我してもいいのかな。


2005年4月10日 日曜日

近頃は「でぢたる家電」という代物がナウらしい。
長い間なにがデジタルだよケッ、と思っていたが、そろそろ色々と興味をそそるものも出てきてしまった。ここ半年でmp3プレーヤ、液晶モニタ、ハイブリッドレコーダといろいろ購入。せっかくなので、それらについての感想とかを書いてみる。
なんか最近こんな更新ばっかりだ。まあいいや。

まずmp3プレイヤ。……家電だろうかこれ。
当初は無難にiPod(非shuffle)を買うつもりで調査したところ、アレはパソコン系のファイル管理とは違った文化圏の製品ということがわかった。
我が家ではファイルサーバにアルバム単位でmp3を突っ込んであり、我輩はもちろんそれをそのままの形で持ち出したい。プレイヤ上でもフォルダで管理したい。専用ソフト等での転送は面倒でヤだ。
で、チョイスしたのがiAUDIO M3という代物。
買ったのはロングバッテリモデルのM3Lで、ノーマルより少し分厚くて重いが、連続再生で20時間以上電池が保つ。我輩の使用法では平均すると一日に30分ほどしか使わないため、何時の間にか電池が消耗していた時には驚いた。あまりに長持ちなため、これが電池で駆動するということを忘れていた。
二つのジョグダイアルを使う操作体系は変態だが、情報量がやたら多い液晶リモコンは実に便利。最近のmp3プレイヤは機能が多いので、この手の大型液晶は有り難い。液晶を外して機能を削ったどっかのシリコンプレイヤも見習え。
音質もなかなかのもの。iPodがmp3をmp3のまま出すとすれば、iAUDIOはmp3化で失った情報をテキトーに補完して出す感じ。ハッキリ言って嘘の音だが、耳に心地よい。さらに多彩な音質設定項目でどんなイヤホンでもそれなりに聴ける音にできる。内蔵エフェクタのヒトツであるBBEなんて我輩は十数年ぶりに聞いたよ。まだあったのか。
ちなみに上にある製品名のリンクは例によってamazonアソシエイトだが、そんなもんで買うよりもソフマップの店頭でカスみたいなイヤホンと一緒に購入しヘッドフォンキャンペーンの値引きを使う方が安いと思う。我輩はそれでM3Lを本体\29,800で購入した。
しかし俗称がロング兄さんてのはどうにかして頂きたい。なんか安めの香港チンピラでそんなのいそうだ。
(iAUDIO M3の広告が屈強なマッチョメンだったことから俗称「兄さん」。そのロングモデルだから「ロング兄さん」らしい)

次は薄型テレビ。
──を買うつもりだったが、現状の我が家の場合はテレビはリビングの隅に設置なため、別にCRTでも全然構わなかったりする。地上デジタルチューナ搭載機の値段が崩れてからで充分と判断。
(余談ながら電気屋とかが言ってる「6年後に今のテレビが使えなくなる」っていうのは大嘘で、地デジチューナを買ってケーブルで繋げば普通に使える。配線とリモコン操作がややこしくなるけど。あと地デジは視聴者のためでなく支配者側のための計画なので、必須の理由がなければ導入はしない方が得)
しかしフラフラとDELLのパソコン用液晶ディスプレイ(もちろんチューナ無し)に吸い込まれてしまう。
買った人も多いと思われるDELLの20インチ液晶、UltraSharp 2001FPという代物。我輩が注文した去年末は8万円程だったが先日5.5万円で売ってたりした。まー三ヶ月の差があるからいいけど。そしてまた値上がりしてるし。DELLはちょっと買い時を難しくし過ぎです。
このDELL液晶の素晴らしい点は輝度設定の幅。大抵の液晶は輝度が明る過ぎるのだ。超明るい照明の店頭で見るにはいいが、部屋で見るとまぶしいほど。DVD等で映画を見るべく部屋の照明を消したが最後、直視すらできないこともある。
液晶メーカのカタログに踊る数字は我輩に言わせれば片っ端から無意味で、店頭でのチェックではカタログには絶対書いてない「いかに暗くできるか」が最大のポイント。
そしてDELLのUltraSharp 2001FPは、輝度ゼロ(コントラストはDVI-Dの場合固定)にして色設定をRGB共に最低にすることで、もう電気屋なんかで見たらウンザリするほどのドンヨリカラーが実現でき、非常にナイス。もちろん明るい設定にもできるが、しません。
ちなみにこれは同居人からのクリスマス義理プレゼントである。
我輩は我輩で同居人に靴と鞄とmp3プレイヤ(上記とは別機種)を義理プレゼントしている。これは要するに自分で買うのは少し躊躇う金額の品物に対し、他人と結託して欲しいものをお互いにプレゼントし合うという工作。
多額のプレゼントをしたという架空の実績と、自ら欲しい高額商品の入手を両立できるのだが、冷静になってみると実はお互いに無駄遣いをしただけだ。

で、ハイブリッドレコーダ。
正しく言えば違う。ハイブリッドレコーダは、HDDとDVDのドライブがついてるからこそのハイブリッド。
しかし二ヶ月ほど前に我輩の興味を引いたのはRD-H1だった。DVD-R未搭載でHDDだけ、という全然ハイブリッドじゃねえ男らしい製品。
「録画したものは他に移せず、見て消すしかない」という男らしい製品だけなら、シャープのGalileoやソニーのCoCoon等、実は他にもいろいろある。
が、このRD-H1のナイスな点は、HDDに録画した番組をLAN経由で他のDVD-R搭載RDシリーズに転送できること。男らしくない。が、素晴らしい。しかも有志によりそのプロトコルは解析され、非公式ながらパソコンにも転送できてしまう。元々LAN経由でPCから操作の大半が可能なRDシリーズ。もはや本体は押入れでも構わない。いやリビングに置くけど。
しかもたった3.2万円の価格で250GbyteHDDを積んでるのも、すでに家内総HDD容量がとっくにテラバイト超えてるほどのHDDマニアを喜ばせ殺す。もはや我輩のために作ったのではないかというほどのベストマッチで、すかさず購入ボタンを探した時はまだ予約受け付けすらしてなくてクリック空振り。
しかし店頭売りなし通販のみの限定1,000台なんていう完全に及び腰の東芝に対し、我輩的にはこれはヤバいと感じた。
連日バイト先に出勤、即、予約開始してないか確認という給料泥棒っぷりを発揮。そして3月9日ついに解禁された予約受付に、社長の目も気にせず怒涛の勢いで各種項目を埋め、注文確定ボタンを押したのは予約開始のおよそ3分後だった。
これは全然やりすぎではなく、届いたRD-H1の製造番号はすでに100番台。その日、1,000台の予約が埋まるまでたった二時間半の余裕しかなかったらしい。
で先日、この機械がようやく届いた。るんるん気分でRCAケーブルとLANケーブルで一人緊縛プレイをし、本体のネットワーク設定をしている時にふと気付いた。
もちろんこのRD-H1はテレビを録画するための機器だ。あらゆる手段で録画できるようにかなり手が加えられている。しかし我が家はテレビをほとんど見ない。
どうしようコレ。
とりあえず活用するために頑張ってテレビを見る生活をしてみるかな。なんか猛烈に手段に踊らされてる気がするが。

余談だが、このRD-H1が届いたその日のこと。
リビングに設置するべく、TV台にしている似非クタ(ELECTA以外のワイヤラックを我輩はこう言う)にガシガシと積み上げる過程にて、単なるAVセレクタ代わりに使ってるAVアンプの上にRD-H1を置いた時の違和感。
アンプとRD-H1との隙間がない。ていうか接触してる。ひょい、と持ち上げたRD-H1の下は、見事にぺったぺた。足(インシュレータ)がねえ。
積めないじゃないか。もちろんメーカーは「積むな」と言いたいんだろう。AV機器は独立して置くのが大前提。インシュレータはあくまでAV機器にとって機械的かつ電気的な害となる振動を抑えるためについている。
が、もちろん我輩のような一般人にはそんなことは関係なく、インシュレータとはいっぱいAV機器を積み上げる時に隙間を作ってくれる有り難い代物だ。
下に来るのがあまり発熱しない機器なら無視するところだが、ソニーのやっすいシアターシステム用のチャチなAVアンプとは言え、連続稼動するとけっこう熱くなる。天板にHDDレコを完全に密着させる勇気はなかった。
手近でインシュレータになりそうなものをいろいろと探す。
あまり大げさなものは困る。またガタつきも困る。コストがかかるものも困る。熱伝導性が高いのも困るし、加熱で変形したり筐体にへばりつくのもヤだ。そして、振動なんか遮断する必要は別に無い。
この撮影時、蓋を置いてるのは100円のアナログBSチューナ。映った。
そんな条件を呟きながらリビングを熊のように徘徊し、我輩はあるものに目を留めた。
ペットボトルの蓋。

置いてみると異様にしっくり。四つの規格が揃ってるし、重みで僅かに変形するためか安定度も悪くなく、ほどよい隙間が精神安定上とてもいい。しかしAV機器としてこの扱いはどうか。
一気に機器から立ち上るオーラがびっくりするほど安っぽくなった。


2005年4月5日 火曜日

前回の更新に引き続き、デジカメの話題。今回もアソシエイトばっかりなので、踏みたくない人は別の手段で飛んでくだされ。
その前に、amazonでOptio 43WRが売ってないと思ったのはどうやら間違いだった模様。売ってました。Optio WPと900円しか差がない(4/5現在)あたりワカってるね!と褒め称えたい。
わざわざ探してウチのアソシエイトになるようにして購入してくれた人に心の底からの感謝を。
ちなみにOptio WPを買った人はゼロですエクセレント。

今回は手ぶれ補正とゆー技術について。
こないだ近所の電気屋に行った際にデジカメコーナーで、頭悪そうなおっさんが店員に横柄な態度で「手ぶれ機能ついてるカメラくれ」と言っていた。手ぶれしてどうする。店員もすかさず気を利かせて手ぶれ補正なし製品を薦め「痙攣しながら撮ればいいです」とか言えばいいのに。
こういう感じで、そもそも機能の名前すら覚えてない人間が気にするほどまでに最近のカメラと言えば手ぶれ補正が一つのトレンドになっている。
実際のところ、馬鹿でかくないカメラでこれを実現してるのは今現在は松下製だけなんだけど、そのDMC-FX7があまりに売れ過ぎてるんですっかり手ぶれ補正なんて「ついてて当然」というレベルにすら思える。
しかし我輩はこの手ぶれ補正が一般的にそこまで不可欠な代物とは思えない。
確かに手ぶれ補正はテキトーに撮ってもそれなりに撮れるが、そもそもテキトーに撮らなければいいわけだし。
デジカメは普通のカメラよりブレ易いと言われるのはみんなエロ写真しか撮ってねえに違いない。暗い屋内で、プロポーションを正確に描写するため少し望遠寄りにし、アングルに凝るために液晶でフレーミング、さらに肌の質感を出すためにノーフラッシュでISO100以下の設定で撮ってるだろう貴様ら。
その上、パソコンの全画面で見たりする。大抵のPC画面は写真のサービスプリントよりでかいため、サービスプリントで目立たなかったブレも相対的に目立つし、むしろ肝心なところ(どこ?)を拡大して見たりすればもう1ドットのブレさえも、ああチクショウハッキリ見えねえじゃねえかよふざけんな金かえせ!
つまり健全な写真を健全に撮ってる限りは、巷で言われてるほど手ぶれ補正にこだわる必要はない、と我輩は思っている。手ぶれ補正カメラに群がる奴らはつまり、みんなエロ猿だ。汚らわしい。我輩にも見せろ。

手ぶれ補正が便利なのは否定はしない。
テキトーに撮れるという余裕分をめいっぱい使って、極限状況で撮れる。画質を重視した低感度設定や絞り込んだ設定が選べる。人の頭越し等の撮影時にカメラを高く掲げても撮れる。薄暗い雰囲気をそのまま写しこみたい時には相当役に立つし、DMC-FZ5やらDiMAGE Z5といった超望遠カメラについてる手ぶれ補正は有効だ。
我輩はPowerShot S1 ISという超望遠ズーム機を持っている。これはおそらくダイビング用の純正ハウジングがある唯一の手ぶれ補正デジカメで、身体から遥かに離した場所で構えても、ものすごい水流に揉まれながらでも、泳ぐ魚に並走しながらでさえマトモに撮れるため、撮影可能タイミングが激増した。
しかし手ぶれ補正は万能でない。デジカメを選ぶ第一要素にするのは如何なものか、とは思う。
ブレは上下、左右、前後への移動、およびヨー、ロール、ピッチの傾き方向の複合からなっているのに、ミノルタは上下左右の移動ブレのみの補正(個人的には超望遠機でこの補正方法が適正とは思えない)で、ミノルタ以外はピッチ、ヨーの傾きのみの補正する。他のズレに関しては無力だ。
さらに、手ぶれ補正はシャッター速度を早くするワケじゃないので、当然だが被写体は止まってくれず、動くものを撮れば盛大にブレブレとなる。
モノ撮りならともかく、子供やペット、エロ活動中写真のような動くものを撮りたい人(ペットの子供のエロ活動中写真というマニアックな代物でもよい)は、まだ見ぬ被写体ぶれ補正カメラが必要だ。具体的にはレンズの横に被写体ぶれ補正メカがあって、シャッター半押しで被写体に電撃や麻酔弾を出すとか。特許申請はしないので、実現待ってます>各社

というテキストを書いてたのが今年のアタマくらいなんだけど、そんなことを言ってるうちに超高感度を売りにしたFinePix F10が出てきてしまった。普通のカメラと比べて1/8くらいのシャッター速度が楽勝で選べ、手ぶれ補正以上の手ぶれ補正だけでなく、電撃も麻酔弾もナシで被写体も止めて撮れる。ダイバー的には純正ハウジングもあるのが魅力。
ハッキリ言ってその高感度撮影以外にはなんにも特徴がなく、これで同社の同コンセプトな銀塩コンパクトNATURAみたいな割り切り過ぎレンズとか載ってれば我輩今ごろ即座に気絶購入のうえ布教活動もしていたというのに。
なにせNATURAのレンズは24mm単焦点のF1.9。超広角の超明るいレンズで「あらゆる状況でとりあえず撮る」のに最強。あまりに凄まじくて写したくないものまで全部写る。人間を撮るには全く向かず、モノを撮るにも全く向かないワケがわかんねえ代物で、富士フィルムには是非こういう嫌がらせのようなカメラをデジカメを実現していただきたい。


2005年4月3日 日曜日

圧倒的不評の不定期連載、パソコンマニア以外おいてきぼりシリーズ。
記述が理解不可能なのがイヤならアナタもパソコンマニアになればいいのよ、という態度。

メモリモジュールの価格が現在暴落している。
最近、後輩邸のネットワーク環境を がんばってフラグを立てるために 親切な先輩として改善作業をしているが、そのついでにメインメモリを足したい、という要求があった。
後輩のPCの今までメインメモリが256Mbyte、さらにオンボードビデオ使用でWindowsXPを動かしているという状況について先日けっちょんけっちょんのボロクソのメタメタに貶してみたところ、たいへんにショックを受けさせてしまったらしい。
それはいいのだが、後輩PCが現在256Mbyte+今回512Mbyteを足すことで、合計768Mbyte。
我輩のメイン使用機のメインメモリは現在512Mbyte。いやサブ機のエロサブには1Gbyte積んでるけど、メイン機が負けてる。許せん。というわけで我輩も足すことに決定。

後輩を伴って、地元の電気街にメモリを買いに出かける。狙いはもっとも暴落中のPC3200 512Mbyte。
秋葉あたりなら4千円を割っているが、ここらでは4.7千円。いちおう妥当か。
自分の分と後輩の分をまとめてレジで注文しようと財布を出したとき、昨夜、この予定を聞いた同居人きゃさりんが発した不吉な笑顔が脳裏に浮かんだ。
深夜のリビングで奴はニタリと我輩が今まで4回しか買ったことがないDDR-SDRAMの初期不良に5回ヒット(交換したものにさらにエラーが出た回を含む)したことがあるのを指摘。悪霊が現世にいたら絶対こんなのに違いないという口ぶりで、きっと呪われているんだ、次に買うメモリもエラーチェックをすると赤い文字がいっぱい出てくるんだ、と呟いていた。
ていうか一緒に来てアンタが購入してくれや死神。金なら出すから(T_T)
そもそも送料を考慮してもこちらより安い秋葉店舗の通販で買わないのは、メモリエラーの際にすぐに交換するため、というチキンな理由によることは後輩に伏せておく。

後輩邸の用事はスムーズに終了した。
ネットワーク環境の改善というのは、無線LAN環境の導入だ。先日この後輩邸にウチで余ってた無線LANブロードバンドルータを持参したところ、ADSLモデムがまさかのPPPoA接続。ブリッジ接続に失敗、二段ルータ作戦失敗、無線LANブロードバンドルータのWAN側殺し作戦失敗し無残に敗退した。
今日はそれを見越して、他に何の機能もない無線LANアクセスポイントと10BASEのバカHUBを持参している。なにせモノがシンプルなため、30分で終了し、あっさり無線経由でこのサイトに接続完了。というかなんでウチはこんな代物がぽんぽん余ってるんだろう。
で後輩PCをひん剥いて、狭い隙間に強引に手を突っ込んでメモリをぶちこむ。ついでにカスなビデオカードもねじ込んでおく。
あっさりと両方すんなり認識し、memtest86も完走。やればできるんじゃん我輩のメモリ運。いやPC2100規格のマザーにPC3200挿したぶん、多少のエラーはお目こぼししてくれたのかも知れないが。

そして、端的に言えば、自分用のメモリはやたら難航した。
というか我輩の運の悪さというか同居人の呪いじゃないかと思う。挿して起動しようとしたらマザーがエラー・ビープ音を出して沈黙。我輩は蒼白。
挿すメモリスロットを変更しても現象は変わらず、指がケース内部のコネクタなどでボロボロになった挙句、最後に元の状態に戻して起動してもエラー吐いた時点で我輩の顔色は蒼白を通り越して紫外線を発していた。
落ち着け我輩。ピー・ピ・ピ・ピ、というビープタイミングを確認もせずにメモリエラーと決め付けてたが、別のPCで調べなおしたらビデオカード認識エラー。マザーのエラービープ音パターンなんか覚えてねえよ我輩。挿さりにくいメモリをゴソゴソやってるうちに、ビデオカードが浮いてた、というオチ。くそ。
ビデオを挿しなおして起動したら無事にBIOSが合計1Gbyteのメモリを認識。取り急ぎmemtest86を走らせ、無事に完走を確認。
この時点で勝ったような気分でWindowsを起動。とりあえずマウスを認識しない。うん、これはたいへんよくあることですね、とイヤに晴れやかな笑顔で一人呟く。
一割ほどオーバークロックで動作させてたベースクロックを戻して様子見。それでもイマイチ認識率は低く、起動後に一回、挿し直しが必要だったりする。けれど、まあこれはガマンできる。
もうヒトツの問題と比べれば。

音がマトモに鳴らない。具体的には鳴ってはいるが、凄まじいノイズがヴァリヴァリ入る。
いっそ全く鳴らないほうがわかりやすいのに、半端に鳴ってるのが胡散臭い。サウンドカードの出力を全ミュートすると完全に止まるが、最小ボリュームで鳴らすと盛大に入ることからアナログ的でなくデジタル的な不具合となる。しかしPCIバスのほかのカードは無事に動いてるのがむしろ不気味。Windowsのサウンドまわりがソフト的に壊れたと推理するも、件のメモリを抜くと正常に動く。
同居人の呪いがこんなところまで!
こういう場合のPC自作の基本は「できることはなんでもやってみる」。
3本あるメモリスロットのどこに今までのメモリと追加メモリの2本を挿すか、を試行錯誤。
もちろんシングルチャネルのマザーのどこに挿しても論理的には一緒だが、電気的には異なることがある。合計6パターンのどれかで動けば我輩の勝ち、どのパターンでも動かなければ負け。
1度目は現在のパターンで、すでに失敗している。最初の挿しなおしでも状況は変わらず、相変わらずうるさいノイズが耳障りだ。
3度目のチャレンジでは、むしろノイズは激しく変化。しかし変化があったということに我輩はむしろ希望をもった。
そして4度目の挑戦でノイズは完全に消えた。勝利!
ベースクロックを元のように一割増しにしても安定動作を続けている。我輩は何のトラブルもなかったかのような手つきでケースを閉め、誰も見てないのにまるで最初からこういう状態であったかのような振る舞いで椅子に着席した。
それなもんでいいのだろうかPC自作。

というわけで、メイン機もエロサブと同じよーに1Gbyteメモリになった。我輩はけっこう使い方が荒いので512Mbyteだと無理があったんだよなあ。いや厳密に言うと1Gbyteでも足りないことはあるけど、ずいぶん減った。究極を目指すとキリがないので、現在はこんなもんだろう。
しかも、いつかまた突然嵐のノイズが襲ってくるかも知れないというスリルも同時に味わえてお得マキシマム。後でエラーが出たらモジュールは割って踏みにじって火にくべよう。あと同居人も一緒に火にくべよう。それくらいやれば呪いも浄化されるだろう。


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