2007年2月の柿のたねニュース

みんなでついたお餅つき……美味しかったよ!




今年も恒例の餅つきを行いました。常連さん、初めての方、通りがかりの方も含めて40人以上が参加しました。

20年以上続けてきたので、準備はそれなりに戸惑うことなくできるようになり、最初から参加しているメンバーはそれなりにつき方も格好がついてきました。

邦彦さんも格段にうまくなり、200回つきました。ここ数年毎年参加してくださっている方々(目の見えない方や聴こえない方もいらっしゃいます)も楽しんでくださったのではないかと思います。

さて今年のホープは小学生でした。剣道をやっているというだけあって、腰が入っていて、大人顔負けのビシッとよい音が響いていました。お兄ちゃんにつられて、今年小学校に上がるという弟さんも、がんばっていました。つき手が足りない今日この頃(今までのうまいつき手が日曜に仕事などで最近は来られないことが多いのです)、今後も期待していますね。

実は餅つきは、杵の重さをどれだけ餅米に伝えられるかということにかかっています。腕の力でないのです(あの細い、かおるさんがかなりの名手だったりします)。杵を持ち上げて、餅米の真ん中に落とすだけ、そしてうまくいくとビシッ(またはドーン)というよい音がします。さあ、皆さんも来年は挑戦してください(1年目はうまくいかなくても、継続するとうまくなりますよ)。

最後に、最近料理に意欲的な優子さんがゴーヤチャンプルを作ってくれました。お餅の後に、今までとは違う味を楽しめて、とてもおいしかったです。

(今年はお酒が出なかったな〜と思っている さとこ)

2月4日、ひもんや公園の中を通り柿のたねに行きました。

そしておもちつき大会がはじまりました。

泉水さんがもち米をふかしてくれたので小さいきねでペッタンコペッタンコとかけ声をかけながらつきました。

その次に、大きなきねを持ってつきました。

私は、きなこもちと、大根おろしもちと、納豆もちをたべました。おいしくておいしくて自分でついたおもちはほっぺがおちそうでした。

みんなみんなおいしそうに食べていました。

帰りに、あんもちと、きなこもちをおみやげにもらいました。

じゅげむじゅげむの言葉をいった男の子やみゆきちゃんも来てくれてとても嬉しかったです。

(山西里和)

政務調査費報告その2

昨年9月・11月の区議会での追求と、10月末「目黒オンブズマン」による住民監査請求によって、目黒区議会の議員政務調査費不正使途問題は、注目と報道がつづいている。

不適正支出を指摘され返還を行った議員は、公私の判断の難しい「グレーゾーン」などと弁明しているが、問題になった家賃(自己所有・身内への支払い)などは論外だ。2年前の監査請求や独歩の会の攻勢により「身内への家賃・人件費の支払いは×」と申し合わせていたのに、自民数名が改めていなかった不正使途だ。公明党6名が総辞職したのは、都議選・区長選などの支出の公職選挙法違反が明るみにでたからだ。「税金で選挙」の実態は他の自治体でも浮かびあがってくるのではないか。

目黒区では、設置された議会直属の第三者の調査期間で2月末に提言が出されるが、さほど厳しい結果は期待できない。1月19日の「どうするんだ、議員政務調査費不正使途問題」の報告・討論会の参加者など、複数の区民グループから区長・議長に対して憤りをこめて、半額(現在月額17万円)カットなどの要求書も出されている。「独歩の会」意向も同様だ。いったんは廃止でもよいと思う。なにしろ、金額が23区はとびぬけて高い。90年代に根拠なくお手盛りアップがされてしまった。その上与党側は「調査活動」「広報活動」などが不活発なため、飲食費や私費流用にとめどがない。

「無所属・目黒独歩の会」を結成してから3年余。「会派とは認めぬ」という多数派のいやがらせも、今回やっとくずれた。そして政務調査費問題は、「目黒ショック」と呼ばれるほど、領収書添付・公開をしていなかった16区の議会のほとんどで領収書添付の義務づけが実現されそうなところまで、波及した。都議会も公開を迫られ、国会議員の政治資金管理団体の事務所費問題も焦点をあてられた。不正・疑惑・汚職かくしの議会の改革をはかる、という一致点で集まったことの成果は大きかったと思う。

まだまだある、議員特権。費用弁償(出席報酬)、議長・副議長報酬、委員長・副議長報酬、諮問機関(会派議員のみ)委員ポスト等、与党議員割り当ての監査委員、議員表彰、そして海外視察等(今期半数弱参加)、見直しを要する国内行政視察、などなど。議会内の多数決で改革はとどこおったまま。各地のオンブズマン活動にくわえて、「なくそう議員特権キャンペーン」の市民と無所属議員が共同行動を起こすなど、活発化している。

政務調査費問題、また1月には「目黒無防備平和条例」の制定をもとめる区民の直接請求にもとづく臨時議会が開かれ、たくさんの傍聴者がおしかけてくれ、驚いたりあきれたり、はげましていただいたり、だった。社会保障費の削減、福祉施策の後退の議案に、すべて無前提で賛成してきた与党勢が本気で姿勢を正すのか、3月の区議会を、注視していただきたい。

議会・議員に直接的なこうした問題はある意味で見えやすい。医療や介護、障害者福祉(自立支援法)の転換・改定にあたっては、そのつど多額のシステムの購入費や改修費に自治体の経費がつぎこまる。また、健康づくりや介護予防をぶちあげては、トレーニング機器や医療機器の整備に流れてゆく構造があり、非常に不透明だ。IT関連は、従来のハコモノと違って、表に出にくい新たな「公共事業」の形なのだと思う。これでは福祉の利用者や現場の人員や人件費へのしわよせはとまらない。こんな政治のからくりも、これからじっくりと調査して、追及していきたいと思う。

(佐久間)