2005年8月の柿のたねニュース

今年も行ってきました!夏合宿特集 その1

8月6日、この日僕は3年振りに柿のたね夏合宿に参加した。

初の介護有りなので不安もまじえながら電車に乗った。この時はまだあんな出来事が起こるなんて自分も含め、参加者全員が予想もしなかっただろう。電車の中で日程を見ながら2日目の「生き物探せゲーム」と担当の「ナイトウォーク」に全力で行こうと思っていた。途中で花火も担当することになり、その日の夕食後に花火のセッティングをして皆で花火をやったが、打ち上げ花火はぐだぐだな結果に終わり来年への課題が一つ出来、来年はどうすれば良くなるかなんて考えながら夜更かし組と一緒に飲み、そんなことを考えながらこうして1日目の夜が更けていった。

2日目、この合宿の参加者全員の記憶に残るであろう行動を僕はやった。それは「生き物探せゲーム」での出来事だった。今回は質より種類だったので、これなら1位を取れると思い、意気込んだ。でも小さな網を持って行かなかったので魚は捕れなく、大型のカニやエビなどを捕っていて、ゲーム終了間際にエビを捕っていた岩の間の奥から体の長い生き物が出てきた。それは“ウツボ”だった。それを見た瞬間に僕は一瞬ひるんだ。その時、体と頭の中は真逆のことを考えていて、こいつを掴まえればこのゲームは1位は間違いないと思い、そのままためらう事なく掴んだが、頭ではなく胴体の部分を掴んでしまい腕を咬まれ、5cm弱の長さの傷が残ったくらいで済んだが、この夏一番の思い出になったことは、まず間違いない。

2日目のもう一つのイベント「ナイトウォーク」では少し後味の悪い終わり方をしてしまった。ナイトウォークと言っても名前を変えただけで肝試しだったのだが、何組かが通過して最後が初参加の子と父親の職場の同僚の子の二人が最後の組で、一番最後のポイントで泣いてしまい、その最後の脅かすポイントを作って泣かす原因を作ったのが僕なだけに少し申し訳なく思ってはいるが、肝試し的には大成功だったと思う。

今回の合宿を機に実行委員にもなり、積極的に柿のたねのイベントに参加したいと思う。

(高橋 廉)

ウツボ

ウツボ

分類:魚類ウナギ目ウツボ科

特徴:穴の中にいるときはおとなしいが、体全部を出して泳いでいるときは攻撃的なこともあるので注意を要する。


今回の合宿はいろんなことを実感しました。ひとつは、2日目のナイトウォーク。今までも、肝試しで泣いていたけど!?今年は物凄く怖くて、たっくさん泣いちゃいました。しまいには、自分より小さい子に『大丈夫?』と聞かれちゃいました。

ふたつ目は、ほんのちょっぴりお姉さんになれた気がしました。部屋では1番年上でした。小さい子が頼ってきてくれたことも嬉しかったし、大人が誉めてくれたのも嬉しかったです。 泣いたりしてまだまだ子供だな〜と実感し、小さい子の面倒をみれるようになって成長できたな〜と実感でき、今年の合宿は面白い思い出になりました。

(比氣さなえ)

ぼくは、8月の6,7,8日の三日間伊豆の田牛海岸という海に行きました。

イベントは、花火、スイカ割り、ナイトウォーク、生き物を探せゲームがありました。花火は、手持ち花火で、すごいのがあったので楽しかったです。

スイカ割りは、グループに分かれてやり、ぼくのチームは、ゆうしょうしました。ぼくも、割ろうとしたけど1回も当りませんでした。少しくやしかったです。

ナイトウォークは、ぼくは、その時、ねていて参加できませんでした。

生き物を探せは、スイカ割りと同じグループでやりました。ぼくのグループは、岩場で探しました。ぼくはあみなどを使い小さいエビやさかな、カニをつかまえました。僕の近くでやっていたお兄さんがウツボにかまれてけがをしていてびっくりしました。ぼくのグループは、さいかいでした。ざんねんでした。

その日の夜ご飯でその日にやった生き物を探せとスイカ割りの合計ポイントで2チームがゆうしょうしていてジャンケンで決めることになりました。そのジャンケンを僕がやることになったけど勝てました。うれしかったです。そして夜ご飯にアワビが付いてきました。だけどリーダーの人がほかのグループにほとんど分けてしまって、少ししか食べられませんでした。けどおいしかったのでよかったです。

2日目からぼくより小さい男の子が来ていて3日目は、めんどうを見ることになりました。少しつかれたけどたのしくあそべたのでよかったです。いろんなことがあったけど楽しかったです。

(「日本の宝」こと 比氣 佳光)

『障害者自立支援法案』廃案に!!

去る8月8日、衆議院解散を受けて、参議院で審議中だった『障害者自立支援法案』が廃案となりました。郵政民営化法案、アスベスト問題等により参議院の審議も実質的にストップしていた為、廃案は当然の結果とも言えますが、これでこの法案が完全に終わりになったわけではありません。

報道陣からの質問に対し、尾辻厚生労働大臣は衆議院総選挙後の秋の臨時国会で本法案を成立させるという意欲を見せています。

確かに総選挙の結果如何によっては、この法案がそのままの形で再度審議され、可決、成立することも十分に考えられます。

今回の衆議院解散、総選挙では「郵政民営化」問題ばかりがクローズアップされており、国民の関心も社会保障や福祉政策からは離れているのが現状です。このままでは年金問題同様、「改正」とは名ばかりの「改悪」が行なわれてしまいます。

各党から発表されているマニフェストでも障害者福祉に関わる記述はごくわずかであり、特に障害者が自立し、地域社会で生きるために必要な施策に触れているものはほとんどありません。

私たち国民が、今何が行なわれているかに関心を持ち、積極的に考え、そして声をあげていかなければならない時代なのではないでしょうか。

時既に遅しといった感も否めませんが、柿のたねでも今後は障害者福祉に関しての勉強会を企画していきたいと考えています。

まずは今回の騒動の原因となった『障害者自立支援法案』についての勉強会を予定しています。従来の制度の問題点も含め、厚生労働省が作成した『障害者自立支援法案』を知ることで、これからの障害者福祉政策を考え、障害者も健常者もともに生きる社会とは何なのかを一緒に考えていきましょう。

勉強会の詳細については次号の柿のたねニュースでお知らせしますが、10月中の開催を予定しています。

(さかな)