2002年2月の柿のたねニュース

餅つき報告
♪あぁ〜学大は今日も雨〜だ〜たっ♪by cool five

年に一度のお餅つき、ワイガヤみんなで楽しんでおいしいお餅を堪能しながら、新しい春を迎えるはずだったのに(この日は節分)、私が担当をしたばかりにやっぱり雨が降ってしまいました。これで昨年春のバーベキューから屋外イベント3連荘で雨。そうすべて私が担当に絡んでいました。やっぱり雨男だったのね。金曜日に臼や杵を借りに行った時の天気予報はせいぜい曇り。よかったと胸をなでおろしていたのに…。

前日の準備の段階でどうするか考えたのですが、たいした降雨量ではないという事で、テントを張って決行しました。だって12kgのもち米どうすんのさ〜。あんこだって煮ちゃったし…。で、当日そんな悪天候の中集まっていただきました。総勢26名。みなさんほんとうにありがとう。

さて、当日の様子ですが、みんな元気ですね。やっぱりお餅つきは楽しくてやってよかったという感じでした。小学一年生のけいごくんは予想通り(?)、来るなり探検を始めてトイレのタンクに貼ってあった巨大ドラえもんシールがすっかりお気に入り。その後も2階にトイレを探しに行ったり(残念ですがありません)、竃に薪をくべてみたり(たまに違うものも入れてたなぁ)、とってものびのびと遊んでいました。中でも彼を虜にさせたのがFAX。みんなどうして機械が好きなんだろうと思うのですが、コピーを何度も取っていました。お母さんが気にして注意をすると、「あんまりコピーはレッドカード!」と自分で言って、でもその顔は全然懲りてないぞ!後日、本人に感想を聞いたらやっぱりそれが一番印象的だったみたい。でもお餅つきもちゃんととんとんしたよね。

もう一人の一年生ごうたくん。最初は寒かったのかとても静かだったけど、一度エンジンが掛かるともう全開状態。いっぱいおはなしもしてくれたし、好奇心旺盛で、みんながやっていた薪割にも挑戦。ナタで半分くらい割れ目が入った竹を車椅子に乗ったまま私が抱えていた石版の上でとんとん、見事に竹は真っ二つ。いやぁお見事!そして彼のテンションがマックス状態になったのは節分の豆まきを始めたあたり。鬼のお面におおはしゃぎ。お母さんに聞くところによると、家では鬼は内、などといっていたらしい。こらこらちょっと違うんじゃないかい。ずっと中で手伝ってくれていたお母さんがごうたくんの様子を見に来ると「お母さんあっちいけよ〜」。甘えたい時もあるけど自分の世界もちゃんと作っていて、いやなかなか頼もしい。でもあんまりお母さんに冷たくしちゃだめだよ。そのごうちゃんママが餅つきに挑戦。さすがに日頃ごうたくん の介助で鍛え上げられたその腰付きはなかなか筋がいいと評判でした。

前日から気になって確認の電話をかけてくれた寺山くんは俄然やる気まんまんで何度もついてくれていたし、細身のかおるさんはどうしてこんなにじょうずなんだろうと驚くほど力加減が絶妙。暁子さんいわく一番のつき手、たしかに納得。

みんなでついたお餅は家の中で御雑煮やからみ餅、あんこ餅などに変身してあっという間にみんなのお腹の中におさまって、翌日襲ってきた筋肉痛には日頃の運動不足を痛感させられましたがとっても楽しい1日でした。

でも天気がよかったらもっといっぱい人が集まって、もっと賑やかにできたのに、返す返す自分の雨男ぶりにがっくりきてしまいました。

来年は誰か担当を代わってくれ〜!

(チェリー)

第1回親の会報告

1月27日、12月2日に開催した就学時健康診断を考える集いの際、親達の情報交換の場所をつくっていこうかという話が出ました。とにかく、やってみよう。ということでその第1回目の報告です。

Eさんは、車椅子なので週2、3回親、2、3回の介助者での介助体制で学校生活を送っていますが。昨年の夏のキャンプ、1月に入ってのスキーで親がいない夜大泣きをしたようなことから、親の介助ということについて考える時期だと報告がありました。

Oさんからは、週3回の通級学級に通い、とりあえず座っていてくれたらということで学校へは廊下待機で介助についています。先生がいない間のみ様子を見に行っているとのことでした。

Hさんからは、週1回の親の介助、週1回のボランティア、残り3回の介助をHさんたち親の友人達10人位で介助をしてきまいした。1月20日過ぎから介助を廊下待機を試み始めました。

Hさんからは、来年度からの入学をめぐって学校、学務課、親での3者の話し合いが行われ、普通学級に通うことを宣言してきました。他の子達は1月10日に就学通知がでているが、まだ来ていない(後日電話で催促し送付された)。

どの報告も、介助体制、介助のあり方、学校との付き合い方に苦慮しているものであった。

「学校は何もしてくれない」実感にともなった感想である。そんな学校に子供を預けることが不安で親は仕方なく介助につくが、子供の学校生活の中で大切な子供同士の関係にとってそれは障害である。手のかかる子は障害を持っていない子も一杯いる。話し合いの中でこの感想は多く出された。「ここにいるべきでない子」という根強い排除の感覚をなんとか壊したい。そのためには親も迷惑だからという遠慮をなくしていくことが必要ではないでしょうか。そうでないと、学校の排除の手助けに過ぎない結果になってしまうことをもっと考えてみませんか。

次回(3/2)子どもの様子についても情報を交換したいと思っています。

目黒区教育委員会との話し合い

2月14日、目黒区教育委員会(伊藤学務課長)と話し合いを持ちました。主旨は、

  1. 親の介助をはずして行くための方法の検討
  2. 学校教育法施行令の改定内容の大枠が見えてきた所で、障害を持った子たちの就学のあり方について話し合いの場をもっていく

ということでした。

参加者から親の介助が子どもに与える影響、通級は問題ないが、普通学級での校長の態度がひどいなど現状の訴えがあり、エレベーター等のハードの整備について要求しました。

課長の回答は、法的基準がある以上それを無視することはできない。予算措置をとるためには、大意が整う必要がある。特殊教育を要望する人たちも沢山いる。国が、市区町村で判断しろというのならば国の予算措置がない限り無理だ。親の希望だけではなく本人の利益を考えると専門家の判断が必要だ。というだいたい今までの回答の繰り返しでした。

目黒区としての統合教育に対する考え方は示されずに行政的な処理に終わっています。考え方の突合せが必要であり、私たちも大意を作っていかねばならないと思いました。

(伊東)